国鉄ツ1形貨車
表示
国鉄ツ1形貨車 | |
---|---|
基本情報 | |
車種 | 通風車 |
運用者 |
鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道 |
所有者 |
鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道 |
旧形式名 | ツワ22500形 |
改造年 | 1928年(昭和3年) |
改造数 | 48両 |
消滅 | 1950年(昭和25年) |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 6,370 mm |
全幅 | 2,515 mm |
全高 | 3,467 mm |
荷重 | 10 t |
実容積 | 22.0 m3 |
自重 | 6.3 t - 6.9 t |
換算両数 積車 | 1.6 |
換算両数 空車 | 0.8 |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 3,048 mm |
最高速度 | 65 km/h |
国鉄ツ1形貨車(こくてつツ1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した10 t 積みの通風車である。
概要
[編集]ツワ22500形は1916年(大正5年)にワ19110形 から50両が改造され誕生した形式である[1][2]。
1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正によりツワ22500形 48両はツ1形(ツ1 - ツ48)に形式名変更された。
側面、妻面それぞれ上下2か所のよろい羽目式の通風孔を備え、屋根には水雷形通風器4個を装備した。
車体塗色は黒一色であり、寸法関係は、全長は6,370 mm、全幅は2,515 mm、全高は3,467 mm、実容積は22.0 m3、自重は6.3 t - 6.9 t である。
戦後の1950年(昭和25年)に「第二次貨車特別廃車」の対象形式に指定され、5月20日通達「車工第376号」により告示された。(当時の在籍車数は3両であった)同年に最後まで在籍した車両が廃車になり形式消滅した。
脚注
[編集]- ^ 鉄道院運輸局貨物課「通風車の試運轉成績に就て」『煖房冷蔵協会誌』1号、煖房冷蔵協会、1918年4月、182-196頁。doi:10.11501/2267120 。 192ページにワ19110号形9トン有蓋貨車改造の図面あり
- ^ 鐵道囑托 河村尊雄「通風車の話」『水産界』 36巻、415号、1917年4月、44-46頁。doi:10.11501/3353112 。1916年1月に50両製造、とある
参考文献
[編集]- 「貨車略図 明治四十四年 鉄道院」1990年、復刻 鉄道史資料保存会
- 貨車技術発達史編纂委員会 編「日本の貨車―技術発達史―」2008年、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊