国鉄ツ2000形貨車
国鉄ツ2000形貨車 | |
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基本情報 | |
車種 | 通風車 |
運用者 |
鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道 |
所有者 |
鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道 |
種車 | カ1000形 |
改造所 | 国鉄工場 |
改造年 | 1933年(昭和8年) |
改造数 | 86両 |
消滅 | 1954年(昭和29年) |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 7,830 mm |
全幅 | 2,414 mm |
全高 | 3,416 mm |
荷重 | 10 t |
実容積 | 26.5 m3 |
自重 | 7.4 t - 8.3 t |
換算両数 積車 | 1.6 |
換算両数 空車 | 0.8 |
走り装置 | 一段リンク式 |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 3,962 mm |
最高速度 | 65 km/h |
国鉄ツ2000形貨車(こくてつツ2000がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した有蓋貨車(通風車)である。
概要
[編集]ツ2000形は、1932年(昭和7年)度に国鉄工場にてカ1000形(86両)から改造され生まれた10 t積み通風車である。合計86両(ツ2000 - ツ2085)が改造製作された。種車となったカ1000形の車番は順不同である。
各工場の製造数は以下のとおりである。
大宮工場 15両(ツ2000 - ツ2014)
大井工場 5両(ツ2015 - ツ2019)
名古屋工場 5両(ツ2020 - ツ2024)
長野工場 5両(ツ2025 - ツ2029)
金沢工場 10両(ツ2030 - ツ2039)
鷹取工場 15両(ツ2040 - ツ2054)
吹田工場 5両(ツ2055 - ツ2059)
後藤工場 5両(ツ2060 - ツ2064)
幡生工場 5両(ツ2065 - ツ2069)
盛岡工場 5両(ツ2070 - ツ2074)
土崎工場 5両(ツ2075 - ツ2079)
苗穂工場 6両(ツ2080 - ツ2085)
塗色は、黒であり、全長は7,830 mm、全幅は2,414 mm、全高は3,416 mm、軸距は3,962 mm、自重は7.4 t - 8.3 t、換算両数は積車1.6、空車0.8、最高運転速度は65 km/h、車軸は10 t短軸であった。
改造より約20年後に「老朽貨車の形式廃車」の対象形式に指定され、1952年(昭和27年)6月26日通達「車管第1232号」により告示された(当時の在籍車数は79両であった)。1954年(昭和29年)2月3日に最後まで在籍した1両(ツ2042)が廃車となり同時に形式消滅となった。
参考文献
[編集]- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)