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「第68回菊花賞」の版間の差分

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== レース施行前の状況 ==
== レース施行前の状況 ==
[[第74回東京優駿]]を制した[[ウオッカ]]は、[[第12回秋華賞]]に出走し、[[2004年]]以来3年ぶりにダービー馬不在で行われた。
[[第74回東京優駿]]を制した[[ウオッカ (競走馬)|ウオッカ]]は、[[第12回秋華賞]]に出走し、[[2004年]]以来3年ぶりにダービー馬不在で行われた。


第56回[[ラジオNIKKEI賞]]を制した[[ロックドゥカンブ]]などは、後述の第61回[[セントライト記念]]を経て本競走に出走。
第56回[[ラジオNIKKEI賞]]を制した[[ロックドゥカンブ]]などは、後述の第61回[[セントライト記念]]を経て本競走に出走。

2021年11月10日 (水) 00:30時点における最新版

映像外部リンク
2007 菊花賞
レース映像 jraofficial(JRA公式YouTubeチャンネル)による動画

2007年10月21日に施行されたの第68回菊花賞について記述する。

レース施行前の状況

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第74回東京優駿を制したウオッカは、第12回秋華賞に出走し、2004年以来3年ぶりにダービー馬不在で行われた。

第56回ラジオNIKKEI賞を制したロックドゥカンブなどは、後述の第61回セントライト記念を経て本競走に出走。

前年の2歳王者のドリームジャーニー、第74回東京優駿2着のアサクサキングス第67回皐月賞を制したヴィクトリー、第41回共同通信杯など重賞3勝を制したフサイチホウオー、第14回青葉賞を制したヒラボクロイヤル、第55回京都新聞杯を制したタスカータソルテ、当年の阿寒湖特別を制したホクトスルタンなどは、後述の第55回神戸新聞杯を経て本競走に出走。

その他の路線からは、第47回京成杯を制したサンツェッペリンは第53回オールカマーで9着後に、第42回京都大賞典で3着となったアルナスラインらが出走した。

トライアルの結果

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第61回セントライト記念
着順 競走馬名 騎手 タイム 着差
1 ロックドゥカンブ 牡3 柴山雄一 2:12.0
2 ゴールデンダリア 牡3 柴田善臣 2:12.2 1馬身1/4
3 スクリーンヒーロー 牡3 木幡初広 2:12.7 3馬身
第55回神戸新聞杯
着順 競走馬名 性齢 騎手 タイム 着差
1 ドリームジャーニー 牡3 武豊 2:24.7
2 アサクサキングス 牡3 四位洋文 2:24.8 1/2馬身
3 ヴィクトリー 牡3 岩田康誠 2:25.1 2馬身

出走可能頭数18頭に対し22頭の出馬投票があった。トライアルで優先出走権を獲得した上記の6頭のうちゴールデンダリアとスクリーンヒーローは怪我のため出走を回避した。優先出走権を持つ4頭と収得賞金上位12頭の計16頭と、収得賞金900万円の6頭のうち2頭が抽選により出走となった。10月18日に行われた抽選の結果、ウエイクアイランド、エーシンダードマンの2頭が抽選を突破し、サンライズマックス、タガノファントム、トーセンアーチャー、マルモコウテイの4頭が非当選馬として出走できなかった。

出走馬と枠順

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枠番 馬番 競走馬名 騎手 オッズ 調教師
1 1 ヒラボクロイヤル 牡3 武幸四郎 29.7(11人) 大久保龍志
2 ウエイクアイランド 牡3 幸英明 118.2(17人) 堀宣行
2 3 ブルーマーテル 牡3 田中博康 83.6(15人) 菅原泰夫
4 ロックドゥカンブ 牡3 柴山雄一 3.5(1人) 堀宣行
3 5 エーシンダードマン 牡3 角田晃一 39.5(12人) 大久保龍志
6 コートユーフォリア 牡3 川田将雅 164.7(18人) 岡田稲男
4 7 タスカータソルテ 牡3 福永祐一 23.6(10人) 藤原英昭
8 マンハッタンスカイ 牡3 小牧太 52.8(13人) 浅見秀一
5 9 サンツェッペリン 牡3 松岡正海 18.9(8人) 斎藤誠
10 アサクサキングス 牡3 四位洋文 8.4(4人) 大久保龍志
6 11 フサイチホウオー 牡3 安藤勝己 11.2(5人) 松田国英
12 アルナスライン 牡3 和田竜二 11.4(6人) 松元茂樹
7 13 ローズプレステージ 牡3 秋山真一郎 64.8(14人) 橋口弘次郎
14 デュオトーン 牡3 藤田伸二 21.8(9人) 池江泰寿
15 ベイリングボーイ 牡3 渡辺薫彦 112.9(16人) 田所清広
8 16 ドリームジャーニー 牡3 武豊 5.5(2人) 池江泰寿
17 ホクトスルタン 牡3 横山典弘 12.7(7人) 庄野靖志
18 ヴィクトリー 牡3 岩田康誠 6.7(3人) 音無秀孝

負担重量は南半球産のロックドゥカンブが55kg[1]、他は57kg。

レース展開

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スタート後、ハナを奪ったのはマンハッタンスカイで、2番手にホクトスルタン、その後ろにサンツェッペリンヴィクトリーアサクサキングスと続き、フサイチホウオーロックドゥカンブは中団、ドリームジャーニーは最後方からの競馬となった。その後正面スタンドに入るあたりでホクトスルタンが先頭に立つ。

そのままレースは進み、最後の3コーナーで、ドリームジャーニーが一気に先団へ。1番人気ロックドゥカンブは内に入り仕掛けのタイミングが遅れた。直線では、逃げたホクトスルタンが一瞬抜け出すも、アサクサキングスとアルナスラインが交わし、2頭の叩き合いとなった。

内を突いたロックドゥカンブは3着まで。ドリームジャーニーも最後に追い込んではきたものの、5着となった。デュオトーンが不利を受けて審議になるも降着までには至らず、コートユーフォリア騎乗の川田将雅騎手に、制裁として過怠金の処分となった。

レース結果

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着順 枠番 馬番 競走馬名 タイム 着差
1 5 10 アサクサキングス 3:05.1
2 6 12 アルナスライン 3:05.1 アタマ
3 2 4 ロックドゥカンブ 3.05.3 1馬身1/2
4 3 5 エーシンダードマン 3.05.5 1馬身1/2
5 8 16 ドリームジャーニー 3.05.6 1/2馬身
6 8 17 ホクトスルタン 3.05.7 1/2馬身
7 7 13 ローズプレステージ 3.05.7 クビ
8 6 11 フサイチホウオー 3.05.8 1/2馬身
9 4 7 タスカータソルテ 3.05.9 クビ
10 1 1 ヒラボクロイヤル 3.05.9 クビ
11 3 6 コートユーフォリア 3.06.2 1馬身3/4
12 7 14 デュオトーン 3.06.4 1馬身1/4
13 2 3 ブルーマーテル 3.06.5 1/2馬身
14 5 9 サンツェッペリン 3.06.8 1馬身3/4
15 4 8 マンハッタンスカイ 3.06.8 クビ
16 8 18 ヴィクトリー 3.07.8 6馬身
17 7 15 ベイリングボーイ 3.09.3 9馬身
18 1 2 ウエイクアイランド 3.09.5 1馬身1/4

脚注

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  1. ^ 日本中央競馬会競馬施行規程第73条