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ファイナルファンタジーシリーズには、以下の外伝的作品もリリースされている。 |
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* [[聖剣伝説]] ~ファイナルファンタジー外伝~ ([[アクションロールプレイングゲーム|アクションRPG]] / GB, S!) |
* [[聖剣伝説]] ~ファイナルファンタジー外伝~ ([[アクションロールプレイングゲーム|アクションRPG]] / GB, S!) - 派生シリーズとして聖剣伝説シリーズがある。 |
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* [[ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト]] (RPG / SFC) |
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* '''タクティクスシリーズ ([[シミュレーションロールプレイングゲーム|シミュレーションRPG]])''' |
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* '''コンピレーション・オブ・ファイナルファンタジーVII''' |
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** [[ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII]] ([[アクションゲーム|アクション]] / PS2) |
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** ''[[クライシス コア ファイナルファンタジーVII]] (アクションRPG / PSP)'' - 2006年発売予定 |
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* '''ファイナルファンタジーXII 派生作品''' |
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* '''[[ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジーXIII]]''' |
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*: FFシリーズのキャラクターが多数登場する他、魔法、アイテムの名前などFFシリーズと共通する要素が多い。 |
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*: FFシリーズと[[ドラゴンクエストシリーズ]]のスタッフが結集した「ドリームプロジェクト」による作品。バトルシステム (ATB Ver.2) や魔法・アイテムの名前などFFシリーズと共通する要素が多い。 |
*: FFシリーズと[[ドラゴンクエストシリーズ]]のスタッフが結集した「ドリームプロジェクト」による作品。バトルシステム (ATB Ver.2) や魔法・アイテムの名前などFFシリーズと共通する要素が多い。 |
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* [[ゼノギアス]] (PS) |
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*: 『FFVII』の複数あったストーリー原案のうち、廃案になったうちの1つを別のタイトルとした作品。このためこの作品は「裏FFVII」と呼ばれている。『FFVII』で主人公のクラウドが「ゼノギアス…」と言うシーンがある。世界観はFFシリーズとは全く異なる。 |
*: 『FFVII』の複数あったストーリー原案のうち、廃案になったうちの1つを別のタイトルとした作品。このためこの作品は「裏FFVII」と呼ばれている。『FFVII』で主人公のクラウドが「ゼノギアス…」と言うシーンがある。世界観はFFシリーズとは全く異なる。 |
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『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』以降([[2003年]]4月1日以降)のソフトは、[[スクウェア・エニックス]]より発表発売されている。 |
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』以降([[2003年]]4月1日以降)のソフトは、[[スクウェア・エニックス]]より発表発売されている。 |
2006年11月1日 (水) 09:23時点における版
ファイナルファンタジーシリーズ (英字はFinal Fantasy series、略称はFFシリーズ、ファイファンシリーズ) はスクウェア(現スクウェア・エニックス)が開発するテレビゲームのシリーズ作品である。ジャンルはコンピューターRPG。CGアニメ、アニメでも展開されている。
名称について
ファイナルファンタジーシリーズの「ファイナル」は、それまでのスクウェアの業績が芳しくなく、制作者たちの間でもおそらく最後の作品になるであろうということで付けられた名称である。しかしその予想に反してヒットし、同社の看板作品となった。その後はファイナルには「究極」という意味も持たせている。
一般的に用いられる「ファイナルファンタジー」の略称はFF(エフエフ)である。「ファイファン」(特にFC時代はこう呼ばれていた)という略語も存在する。その背景として、以前FFとは、ファイナルファンタジーシリーズだけではなく、カプコンから発売されたファイナルファイトシリーズを指すことも多く、ファイナルファンタジーシリーズと区別する為に「ファイファン」と呼ばれた。
概要
日本では、ちょうど並行するようにシリーズが展開してきたこともあって、エニックス(現スクウェア・エニックス)が発売するドラゴンクエストシリーズ(DQ、ドラクエ)と双璧をなすシリーズであるとよく言われるが、世界的にはファイナルファンタジーシリーズの方が有名である。
日本のゲーム市場においては、ドラゴンクエストシリーズ、ポケットモンスターシリーズと並びきわめて大きな影響力を持つシリーズであり、FFシリーズの第4作目、第7作目、第10作目の発売と同時に、それぞれスーパーファミコン、プレイステーション、プレイステーション2という当時の「次世代ハード」が爆発的に普及した。特に1996年の「『FFVII』をプレイステーションで開発する」というスクウェアの発表は、プレイステーションが据え置き型ハードの主流を確立するきっかけになった。
販売について
『FFVII』をソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーションで開発したことをきっかけに、スクウェアとNINTENDO64の任天堂は険悪な関係になった。これ以後、長らくスクウェアは任天堂のハードでFFシリーズを開発しなかったが、2002年頃から関係が改善し、外伝的作品『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』や『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』を任天堂のハードで発売した。
2005年10月、『FFIV アドバンス』のゲームボーイアドバンスでの発売を発表すると共に "Finest Fantasy for Advance" というキャッチフレーズで「携帯機移植プロジェクト」を開始した。『FFV』、『FFVI』の移植も行われており、これらが発売されればニンテンドーDS1台で『FFVI』までを遊べるようになる。
シリーズ作品の特徴
シリーズ作品の中では共通の世界観として、あらゆる力の源である「クリスタル」を中心とする世界が描かれる事が多い。「クリスタル」にあたる位置に「魔石」(VI)や「マテリア」(VII)等があてられる場合もあるが、その基本的な役割に大きな変更はない。ただ、最近の作品では「クリスタルを中心とした世界」の枠にとらわれず、作品ごとに多彩な世界が描かれる傾向にある。
ドラゴンクエストシリーズとは異なり、ストーリー上の直接的なつながりを持つ作品はX・X-2以外には無く、第1作‐III‐V間や、II‐IV間のように間接的なつながりを暗示するものもあるが、これらにおいても、あくまで古い作品のストーリーは、新しいものの中で伝説、逸話として語られるにとどまっている。
ただし一部の人物名、キーワード、デザインの中には、シリーズ共通のものもあり、シド(人名)、飛空艇、チョコボ、ビッグス&ウェッジ、ギルガメッシュ、ポーション、ギル(通貨単位)などは代表的な例である。シドは老人であったりヒゲオヤジだったり、作品ごとに容貌、役回りは異なるものの飛空艇発明家として登場することが多い。ほか、ほぼ全作品にバハムートと呼ばれる屈強な竜が登場するが、本来竜ではないこの怪獣を、日本で竜のイメージとして新たに定着させたのもこの作品によるところが大きい。
ハード環境の進展に応じて、ATB(アクティブタイムバトル)やアビリティシステムなど、常に新たなシステムを試みている。これは小改良のみで基本的なシステムの変更が無いDQやポケモンとは異なる特徴である。また、美麗かつ大規模なグラフィック、映画のようなストーリー演出と、徐々に広がる世界のスケールの壮大さも本シリーズの魅力である。積極的にムービーやボイスを利用する演出も他の大作RPGシリーズとは異なる。しかし一方で、プレイヤーのストーリー進行の自由度が失われているという見方もある。
また『IV』から現在まで使われているタイトルロゴには、毎作品、物語のテーマとなる絵が配置されている(後に第1作~『III』もリメイク版で発表された)。
またタイトルロゴは、天野喜孝氏が描いている。 FFならではの“世界観”と他会社等の“既存のシステム”を応用して製作される外伝作品も多い。
他の作品から影響を受けたネタとパロディ
- 飛空艇
- 浮遊大陸
- ミッドガル
- SF映画「ブレードランナー」。これはスタッフが認めている。
- ダークナイト、ゴルベーザ、ジャッジ
- SF映画「スターウォーズ」のダースベイダー。仮面の下の正体が実は身内というパターンが常に守られている。
主人公の名前
本シリーズでは基本的に、一作品につき一人の主人公が存在するが、各作品ごとに年齢も性格も生い立ちも異なる。多くの作品において、デフォルトで名前が存在しているがプレイヤーが変更することも可能である。
- ファイナルファンタジーI - デフォルト名なし(1人の「主人公」は存在せず、パーティの4人が「光の戦士」として同列に扱われる)
- ファイナルファンタジーII - フリオニール(マリアもガイもパーティから外れることがなくレオンハルト以外の3人は最初から最後まで一緒に行動するが、先頭に立って画面上に表示されるのは常にフリオニールである)
- ファイナルファンタジーIII - 光の戦士(DS版でルーネスが主人公格として扱われているが、公式発表の主人公は光の戦士四人である。FC版では1人の「主人公」は存在せず、パーティの4人が同列に扱われる)
- ファイナルファンタジーIV - セシル
- ファイナルファンタジーV - バッツ
- ファイナルファンタジーVI - ティナ、ロック、セリスをはじめとする14名(1人の「主人公」としては設定されておらず、全ての仲間が同列に扱われる)
- ファイナルファンタジーVII - クラウド
- ファイナルファンタジーVIII - スコール
- ファイナルファンタジーIX - ジタン
- ファイナルファンタジーX - ティーダ
- ファイナルファンタジーX-2 - ユウナ
- ファイナルファンタジーXI - デフォルト名ランダム(名無しの状態でEnterすると「Derke」等ランダムで表示される)
- ファイナルファンタジーXII - ヴァン
- ファイナルファンタジーXIII - 名前不明
- ファイナルファンタジーヴェルサスXIII - 名前不明
- ファイナルファンタジータクティクス - ラムザ
- ファイナルファンタジータクティクスアドバンス - マーシュ
ゲームシステム
コンピュータRPGとしては、主人公とその仲間を操作して、モンスターとの戦闘を繰り返し経験値やそれに類するポイントを蓄積してパワーアップしつつ、徐々に行動範囲を広げていき最終的に架空世界の危機を救う、といった典型的なものである。しかしながら、新作を出すたびにその時代における革新的なシステムを提示しており、その事がこのシリーズをゲーム業界有数のタイトルに押し上げてきたといえる。
成長システム
基本的にレベルを上げる事で成長するが、「ジョブ」・「スフィア」といった要素のポイントを貯め、アビリティを習得して行く事が中心になっている作品もある。作品ごと独自のシステムについては、各作品のシステムの節を参照。
- レベル制 - 『II』『X』以外で登場。経験値をためることによってレベルを上げるシステム。基本的にこれを上げればキャラクターは強くなる。例外的に『VIII』では敵のレベルも上がる。また『XI』では強くなると、弱い敵からは経験値が入らなくなる。
- ジョブシステム - 『I』『III』『V』『タクティクス』『X-2』『XI』で登場。ジョブ(職業)に転職(変身)し固有の特殊技能を使用できるようになったり、能力値が変化する。各シリーズの登場ジョブは様々である。
- 熟練度システム - 『II』に登場する成長システム。キャラクターの戦い方や行動の内容によって熟練度が蓄積され、使った各魔法や武器、盾のレベルが上がる。そのほかのステータス上昇もある。
- アビリティシステム - ジョブ固有の能力、ないし特殊な能力をプレーヤーの好みに合わせて装着・解除できるシステム。
- 魔石システム - 『VI』に登場する「魔石」を使用したシステム。魔石を装備することにより、それに対応した召喚獣を召喚することができるほか、魔石固有に設定されたアビリティを習得することができる。
- マテリアシステム - 『VII』に登場する「マテリア」を使用したシステム。マテリアごとに固有のアビリティが設定されており、それを武器や防具の空きスロットに装着することによってその能力を引き出すことが出来る。また、マテリアは戦闘を重ねることで成長する。
- ジャンクションシステム - 『VIII』に登場するGFを使用する成長システム 。魔法を敵キャラから『ドロー』というコマンドで入手したり、アイテムから精製するなどして作り、それを力や魔力などの各パラメータに装着することによってキャラを強化する。
- 装備アビリティシステム - アクセサリシステムの発展型。レベルアップの成長をカスタマイズしたり、装備に存在するアビリティを習得するシステム。『IX』の項目を参照。
- スフィアシステム - 『X』に登場する「スフィア」を使用した成長システム。スフィア盤という巨大な双六盤のようなボードの上を、戦闘で稼いだスフィアレベルを消費しながら進んでいく。各コマには力を上げたり魔法を習得したりと、様々な効果が設定されているので、それに対応したスフィアを使ってアビリティを入手していく。
- ライセンスシステム - 『XII』に登場する成長システム。魔法や装備は、例え所持していてもそれに対応するライセンスを持っていないと使用・装備ができない。そこでこのライセンスボードを使ってライセンスを習得し、キャラを成長させていく。基本的にはスフィア盤に似ているが、こちらはどこに何のアビリティがあるのかが見えないため、手探りで進んでいかなければならない。
戦闘
本シリーズの戦闘シーンは、ドラゴンクエストシリーズなどに代表されるプレイヤー視点の形式と対照的に、『FFVI』までの2D作品では、戦闘はプレイヤーサイドと敵サイドが向かい合い、その様子を横から眺めるという「サイドビュー形式」、『FFVII』以降の3D作品ではカメラアングルがめまぐるしく変化しながら戦闘の様子が映し出される形式となっている。
各キャラクターは打撃や魔法など、様々な手段で戦闘を進めていく。魔法についての詳細はファイナルファンタジーの魔法形態の項目を参照のこと。各キャラクターの行動順序は、作品によってそれぞれ以下のようなシステムで決定される。
- ターン制 - 第1作から『FFIII』で登場。味方が全員コマンドを入力すると「1ターン」が始まり、概ねすばやさの高い順に行動する。
- ATB(アクティブ・タイム・バトル) - 『FFIV』から『FFIX』、『FFX-2』で登場。敵味方とも時間経過とともにゲージ(見えない場合もある)が溜まってゆき、そのゲージが溜まった者から行動を決定・開始できるというシステム。ファイナルファンタジーシリーズの戦闘の顔ともいえる。なお、ATBは当時業界初の新システムで、スクウェア(現スクウェア・エニックス)は特許を取得している。
- CTB(カウント・タイム・バトル) - 『FFX』で登場した独自のシステム。これについては『FFX』の項目を参照。
- RTB(リアル・タイム・バトル) - 『FFXI』で登場。入力コマンドが即時に行動に反映される。ただし魔法などには効果発動までに待機時間が存在する。
- ADB(アクティブ・ディメンション・バトル) - 『FFXII』で登場。フィールド画面(移動画面)と戦闘画面とが一体化している。詳しくは『FFXII』の項目を参照。
- 敗北条件 -味方全員が戦闘不能及び石化、ゾンビ(Ⅴ、Ⅵのみ)など。シリーズにより多少違いがあるが主な条件は以上である。
- 勝利条件 -敵モンスターの全滅及び特定の敵を撃破。ミッションなどもありそれぞれミッションの成功条件が勝利条件になることもある。
基本用語
作品に関連して頻繁に登場する用語で、独自の意味を持つもの。
- クリスタル - 不思議な宝石。作品によって複数種が登場する場合と、全世界で単一である場合とがある。世界中のありとあらゆるものを支える存在。
- ギル - 通貨単位。
- ポーション - HPを回復するアイテム。上位に「ハイポーション」「エクスポーション」等がある。2006年にサントリーが、ファイナルファンタジーXII ポーションとして商品化した。
- エーテル - MPを回復するアイテム。上位のものに「エーテルターボ」等がある。
- エリクサー - 一人のHP・MPを完全回復するアイテム。この効果を味方全体に及ぼす「ラストエリクサー」もある。
- 飛空艇 - はるか上空を高速で移動する乗り物。多くの場合は物語終盤で登場する。
- シド - シリーズを通して登場するキャラクターの名前。『FFII』から登場している。各作品で設定は違うものの、なんらかの形で主人公達に協力する。時にはプレイヤーキャラクターである事もある。下記の飛空艇に関わっている事も多い。シドがプレイヤーキャラクターである作品は、『FFIV』『FFVII』『FFタクティクス』。余談だが、『FFI・IIアドバンス』では村人の話の中でルフェイン人の先祖だとされている。
- ハイウィンド - 画面上にはほとんどの場合登場しないものの、『FFII』『FFIV』『FFV』『FFVII』に登場する名前。空にちなむキャラクターに付けられている。『FFVII』では飛空艇の名前でもある。
- チョコボ - 『FFII』から登場した、大型の鳥のような生き物。移動に利用できる。「クエッ」と鳴く。さまざまな形で人間と共存している。本シリーズのマスコット的存在となっている。
- モーグリ - 『FFIII』から登場した(『FFIV』を除く)、小型の白い妖精。「クポー!」と鳴き(『FFIII』を除く)、作品によっては人間の言葉をしゃべる。人目を避け隠れ住む場合がほとんどだが、『FFIX』や『FFXI』などでは、世界規模の独自の文化を形成し人間と共存する。
- ジョブ - 特殊な能力を持つ職業のこと。第1作、『FFIII』『FFV』『FFXI』に登場するが、各作品ごとに扱いが大きく異なる。例「戦士」「黒魔道士」
- アビリティ - 何らかの方法で習得した特殊な能力や技。自分自身の装備枠の許す限り設定しておける。
- たたかう - いわゆる「打撃」のこと。武器または素手で攻撃する。最も基本的なアビリティとも言える。
- 召喚獣 - 召喚士がアビリティで「召喚」することによって現れる強大な存在。人、獣、竜などさまざまな形状で現れ、通常の魔法では得られない絶大な効果を発揮する。同シリーズには「幻獣」「GF(ガーディアン・フォース)」といった言葉もあるがそれらも召喚獣の別称と考えても良いと思われる。
- 戦闘不能 - HPが0である状態。倒れてしまい、行動することができなくなる。ファミコン版『III』以前では当時の他のRPG作品同様「死亡」表現であったが、『FFIV』以降はこの表現に変更された。システム的には「死亡」とほぼ同じ。
- セーブポイント - 『FFIV』以降に登場する。フィールドマップ以外でプレイ経過を記録したり、テントを張って休息したりできる地点である。特殊な結界・物質であるが、『FFIX』ではモーグリがこの役割を代行している。
主なモンスター
第1作から『XII』までの12作品のうち、過半数である6作品以上に登場しているもの(五十音順)。多くのキャラクターの名前がギリシャ神話、聖書、童話、各宗教などから引用されている。
シリーズ作品一覧
※FC=ファミリーコンピュータ、SFC=スーパーファミコン、GC=ニンテンドーゲームキューブ、Wii=Wii(ウィー)、PS=プレイステーション、PS2=プレイステーション2、PS3=プレイステーション3、Xb360=Xbox 360、GB=ゲームボーイ、GBA=ゲームボーイアドバンス、DS=ニンテンドーDS、PSP=プレイステーション・ポータブル、WS=ワンダースワン、WSC=ワンダースワンカラー、Win=Microsoft Windows、i=iアプリ、EZ=EZアプリ (BREW)、S!=S!アプリ
※斜体は未発売の作品
メインタイトル
- ファイナルファンタジー (FC, MSX2, WSC, PS, i, EZ, S!) - MSX2版は、マイクロキャビンが移植・販売
- ファイナルファンタジーII (FC, WSC, PS, i, EZ, S!)
- ファイナルファンタジーI・II (FC) - 第1作と『II』をほぼそのまま1本のカセットに収録
- ファイナルファンタジーI・IIアドバンス (GBA) - 第1作と『II』をリメイクし1本のカセットに収録
- ファイナルファンタジーIII (FC, DS)
- ファイナルファンタジーIV (SFC, PS, WSC)
- ファイナルファンタジーIV イージータイプ (SFC)
- ファイナルファンタジーIVアドバンス (GBA)
- ファイナルファンタジーV (SFC, PS)
- ファイナルファンタジーVアドバンス (GBA)
- ファイナルファンタジーVI (SFC, PS, GBA)
- ファイナルファンタジーコレクション (PS) - 『IV』『V』『VI』のセット
- ファイナルファンタジーVIアドバンス (GBA)
- ファイナルファンタジーVII (PS, Win) - Win版は日本国外版のみ発売(日本でも発売されたがメッセージなどは英語のまま)
- ファイナルファンタジーVII インターナショナル (PS)
- ファイナルファンタジーVIII (PS, Win)
- ファイナルファンタジーIX (PS)
- ファイナルファンタジーX (PS2)
- ファイナルファンタジーX インターナショナル (PS2)
- ファイナルファンタジーX-2 (PS2) - 初のシリーズ内続編
- ファイナルファンタジーX-2 インターナショナル+ラストミッション (PS2)
- ファイナルファンタジーXI (PS2, Win, Xb360) - シリーズ初のオンライン専用ソフト
- 拡張データディスク「ジラートの幻影」
- 拡張データディスク第2弾「プロマシアの呪縛」
- 拡張データディスク第3弾「アトルガンの秘宝」
- ファイナルファンタジーXII (PS2)
- ファイナルファンタジーXIII (PS3)
- ファイナルファンタジーヴェルサスXIII (PS3)
外伝・外伝的タイトル
ファイナルファンタジーシリーズには、以下の外伝・外伝的作品もリリースされている。
- 聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~ (アクションRPG / GB, S!) - 派生シリーズとして聖剣伝説シリーズがある。
- ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト (RPG / SFC)
- ファイナルファンタジー (1994年、OVA) - 『FFV』の200年後の設定
- ファイナルファンタジー (2001年、映画)
- FF:U ~ファイナルファンタジー:アンリミテッド~ (2001年、テレビアニメ)
- タクティクスシリーズ (シミュレーションRPG)
- ファイナルファンタジータクティクス (PS)
- ファイナルファンタジータクティクスアドバンス (GBA)
- クリスタルクロニクルシリーズ (RPG)
- ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル (GC) - ゲームボーイアドバンス使用により複数人プレイ対応
- ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー (Wii)
- ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト (DS)
- コンピレーション・オブ・ファイナルファンタジーVII
- ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン (2005年9月14日、OVA) - 『FFVII』の続編
- Before Crisis ファイナルファンタジーVII (アクションRPG / i) - FOMA900i 以降専用
- ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII (アクション / PS2)
- ダージュ オブ ケルベロス ロスト エピソード ファイナルファンタジーVII(携帯アプリ)
- クライシス コア ファイナルファンタジーVII (アクションRPG / PSP) - 2006年発売予定
- ラストオーダー ファイナルファンタジーVII (2005年9月14日、OVA) - 『FFVII AC』限定BOX「ADVENT PIECES: LIMITED」に付属
- ファイナルファンタジーXII 派生作品
- ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジーXIII
- ファイナルファンタジーアギトXIII (携帯アプリ)
チョコボシリーズ
- チョコボの不思議なダンジョンシリーズ (ローグライクゲーム)
- チョコボの不思議なダンジョン (PS)
- チョコボの不思議なダンジョン2 (PS)
- チョコボの不思議なダンジョン for WonderSwan (WS)
- チョコボレーシング ~幻界へのロード~ (レースゲーム / PS)
- チョコボスタリオン (育成シミュレーション / PS)
- チョコボコレクション (PS) - 『レーシング』『スタリオン』と新作『ダイスDEチョコボ』のセット
- はたらくチョコボ (開拓シミュレーション / WS)
- チョコボランド (ボードゲーム / GBA) - 『ダイスDEチョコボ』のリメイク作品
- どこでもチョコボ (i)
- チョコボdeモバイル (ミニゲーム集 / EZ)
- チョコボと魔法の絵本 (アドベンチャー / DS)
関連作品
- ベイグラントストーリー (ロールプレイング・アドベンチャー / PS)
- FFシリーズには含まれないが、『FFT』、『FFTA』、『FFXII』とは同じ世界観を共有している。
- エアガイツ (対戦型格闘ゲーム / AC, PS)
- アーケード版では『FFVII』のクラウドとティファが、PS版ではアーケード版に登場するキャラクターに加えヴィンセント、ユフィ、セフィロス、ザックスがゲスト参戦する。
- キングダムハーツシリーズ (PS2, GBA)
- FFシリーズのキャラクターが多数登場する他、魔法、アイテムの名前などFFシリーズと共通する要素が多い。
- ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート (ボードゲーム / PS2, PSP)
- FFシリーズのキャラクター達がドラゴンクエストシリーズのキャラクターと共に登場している。
- クロノ・トリガー (SFC, PS)
- FFシリーズとドラゴンクエストシリーズのスタッフが結集した「ドリームプロジェクト」による作品。バトルシステム (ATB Ver.2) や魔法・アイテムの名前などFFシリーズと共通する要素が多い。
- ゼノギアス (PS)
- 『FFVII』の複数あったストーリー原案のうち、廃案になったうちの1つを別のタイトルとした作品。このためこの作品は「裏FFVII」と呼ばれている。『FFVII』で主人公のクラウドが「ゼノギアス…」と言うシーンがある。世界観はFFシリーズとは全く異なる。
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』以降(2003年4月1日以降)のソフトは、スクウェア・エニックスより発表発売されている。
『魔界塔士Sa・Ga』などGBでのサガシリーズ3部作は、日本国外ではシリーズ名称が "Final Fantasy Legend" となっていたため、「ファイナルファンタジー外伝」に属するとされる事がある。なお、『聖剣伝説』シリーズの2以降、『ロマンシング サ・ガ』以降のサガシリーズは「ファイナルファンタジー外伝」とはされていない。
FFファンによって、シリーズの女性キャラクターが総登場する恋愛シミュレーションゲーム『ファイナルファンタジーメモリアル~プレリュード~』が作られ、インプレス等の一部のニュースサイトでも取り上げられた。[1]
スタッフ
- 坂口博信 - FFシリーズの生みの親。歴代作品のプロデューサー・ディレクターなどを数多く務める。
- 植松伸夫 - FFシリーズのBGMの作曲を手がける。
- 天野喜孝 - イメージイラストなど
- 北瀬佳範 - VI・VII・VIIIのディレクター。X・XIIIのプロデューサーなど。
- 野村哲也 - キャラクターデザインなど
- 野島一成 - VII・VIII・X・XIIIのシナリオライター。
- 寺田憲史 - 第1作~IIIのシナリオライター。
- 伊藤裕之 - FFのゲームデザイナー。ATB、アビリティ、アクセサリシステム等の生みの親。
- ナーシャ・ジベリ - 初期のメインプログラマー