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小林誠 (イラストレーター)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小林 誠(こばやし まこと、1960年7月13日 - )は、日本のモデラー (模型)イラストレーター、メカデザイナー、漫画家アニメ監督。代表作に『ドラゴンズヘブン』『迷宮都市』『未来兵器AS』『ICE』などがある。東京都出身。イラストレーター・アニメ監督の小林治は実弟。

経歴

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1980年代半ばに雑誌「ホビージャパン」誌上で数々のオリジナルデザインによるフルスクラッチ製作を行い、注目を集める。『機動戦士Ζガンダム』や『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場するモビルスーツ (MS) 群[注釈 1]を手がけ、これらのデザインワークによってアニメファン・メカファンへの知名度が急上昇し、ガンダム世界を独自に解釈・展開した作品群を模型誌で多数発表した。これらのMS群は他のデザイナーの手によって作画用にクリーンナップされたものが多いが、自身によって描かれるコミックやイラスト、そして模型では、よりオリジナルに近い独特のアレンジが施されている。その中でも、ジ・Oとバウンド・ドックは『ガンダム』から離れて世界観の異なる諸作品にも「GEO(NEOGEO)」や「ガンプ」としてスター・システム的に登場している。

『ドラゴンズヘブン』の脚本家、鴻上育世は妻である。元アシスタント韮沢靖竹谷隆之らがいる。

『Ζガンダム』以前には、グンゼ産業が発売した『特装機兵ドルバック』のプラモデルシリーズでボックスアートを手がけたほか、同社発行の冊子『ドルバックニュース』で模型作例などを担当しており、一部の作例は雑誌広告などでも使用された。本人のX(旧Twitter)上の発言によれば、有井製作所(現マイクロエース)の『超時空要塞マクロス』の初期のプラモデルシリーズの開発にも参加していた。

元々立体物やコミック、イラストといったものを複合させた作品群においてはセルフプロデュース・セルフディレクションを行いながら活動を続けていたが、1990年代以降はアニメーション演出の分野にも活動の幅を広げており、監督作品としては秋元康と組んで制作した『シックスエンジェルス』や『ICE』といった作品が挙げられる。また、『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』(ディレクターズカット版)には監督代行、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』には副監督としてそれぞれ参加している。本作品以降商業作品への参加は途絶えたが、近年(2023年)都内の区民交流施設の『敬老祭』において『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士Zガンダム』のメカニックをオマージュした新作イラストを発表している。立体物としては松本零士作品にお馴染みの『海賊船アルカディア号』をオマージュした大型模型アルカダイン(以前は幻影号と呼称)を展示した。

作品

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オリジナル模型企画

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漫画

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アニメーション

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その他

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脚注

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注釈

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  1. ^ マラサイジ・Oバウンド・ドックガザCΖΖガンダムなど。
  2. ^ 造形作業に使用していた竹谷の工房の近所に住んでいたことから手伝いに訪れていた[4]

出典

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  1. ^ LAST EXILE”. GONZO公式サイト. 2016年5月16日閲覧。
  2. ^ SAMURAI 7”. GONZO公式サイト. 2016年5月15日閲覧。
  3. ^ ラストエグザイル -銀翼のファム-”. GONZO公式サイト. 2016年5月16日閲覧。
  4. ^ 「GODZILLA VS BIOLLANTE staff Message 萩原篤 萩原晶」『ゴジラVSビオランテ コンプリーション』ホビージャパン、2015年12月16日、58頁。ISBN 978-4-7986-1137-2 
  5. ^ 日野自動車、東京オートサロン2019および大阪オートメッセ2019に 「日野プロフィア」、「日野レンジャー」を出展”. 日野自動車 (2019年1月7日). 2019年1月14日閲覧。

外部リンク

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