「007 スカイフォール」の版間の差分
m セクションリンク切れの修正 |
m Bot作業依頼: ソニー・ピクチャーズ関連スタジオの改名に伴うリンク変更依頼 (コロンビア ピクチャーズ) - log |
||
20行目: | 20行目: | ||
* [[ダンジャック]] |
* [[ダンジャック]] |
||
* [[メトロ・ゴールドウィン・メイヤー]] |
* [[メトロ・ゴールドウィン・メイヤー]] |
||
* [[コロンビア |
* [[コロンビア ピクチャーズ]] |
||
* [[ユナイテッド・アーティスツ]] |
* [[ユナイテッド・アーティスツ]] |
||
}} |
}} |
2021年8月17日 (火) 23:56時点における版
007 スカイフォール | |
---|---|
Skyfall | |
監督 | サム・メンデス |
脚本 |
ニール・パーヴィス ロバート・ウェイド ジョン・ローガン |
原作 | イアン・フレミング |
製作 |
マイケル・G・ウィルソン バーバラ・ブロッコリ |
製作総指揮 | アンソニー・ウェイ |
出演者 |
ダニエル・クレイグ ハビエル・バルデム レイフ・ファインズ ナオミ・ハリス ベレニス・マーロウ ベン・ウィショー ロリー・キニア オーラ・ラパス アルバート・フィニー ジュディ・デンチ |
音楽 | トーマス・ニューマン[1] |
主題歌 |
アデル 「スカイフォール」 |
撮影 | ロジャー・ディーキンス |
編集 | スチュアート・ベアード |
製作会社 | |
配給 |
ソニー・ピクチャーズ・リリーシング ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
公開 |
2012年10月23日(ロンドン・プレミア) 2012年10月26日 2012年11月9日 2012年12月1日 |
上映時間 | 142分58秒[2] |
製作国 |
イギリス アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $200,000,000[3][4] |
興行収入 |
$1,108,561,013[4] 27.5億円[5] |
前作 | 007 慰めの報酬 |
次作 | 007 スペクター |
『007 スカイフォール』(原題:Skyfall)は、2012年のスパイ映画で、イーオン・プロダクションズが製作する「ジェームズ・ボンド」シリーズの第23作目にあたる。監督はサム・メンデス、脚本はニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ジョン・ローガンが務め、アデルが作詞・作曲した主題歌「スカイフォール」が使用されている。ダニエル・クレイグが架空のMI6諜報員、ジェームズ・ボンドを演じる3作目の作品である。
1962年に『007は殺しの番号』で始まったシリーズの50周年記念作品として、2012年10月23日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでプレミア上映され[6]、英国では10月26日、北米では11月9日、日本では12月1日に公開された。IMAXカメラでの撮影はされていないが、IMAXシアターで上映される初の「ジェームズ・ボンド」映画となった。アカデミー賞2回、BAFTA賞2回、グラミー賞2回など、数々の賞を受賞した。全世界での興行収入が10億ドルを超えた14番目の作品であり、「ジェームズ・ボンド」作品としては唯一の記録となった。歴代興行収入第7位、英国での興行収入第1位、シリーズの興行収入第1位、ソニー・ピクチャーズとMGMの両社内での全世界での興行収入第1位、2012年の興行収入第2位を記録した。
あらすじ
「007」をコードネームに持つMI6のエージェント、ジェームズ・ボンドは新人女性エージェントのイヴとともにトルコでの作戦に参加していた。その最中、MI6の工作員たちが殺され、各国のテロ組織に潜入している全てのNATOの工作員の情報が収められたハードディスクが奪われた。ボンドはディスクを取り戻すべく、実行犯であるフランス人傭兵パトリスを追跡する。イヴはパトリスに照準を合わせようとするが、ボンドと列車の上で格闘しているため射撃できない。MI6部長・Mの指令により彼女が発砲すると、銃弾はボンドに当たってしまう。ボンドは峡谷に落下し行方不明となり、パトリスは逃亡を果たす。
数カ月後。ボンドは公式に死亡が認定され、Mは情報漏洩の責任を問われて、情報国防委員会の新委員長であるギャレス・マロリーから引退を勧められる。それは事実上の更迭勧告だった。その提案を拒絶するMだったが、その直後にMのコンピュータが何者かによってハックされる。さらにMI6本部も爆破され、6人の職員が死亡、他にも大勢の負傷者を生んだ。このニュースは僻地で秘かに過ごしていたボンドも目にするところとなり、ボンドはロンドンに戻る。古い地下壕を利用したMI6新本部に入り、00(ダブルオー)要員への復帰テストに臨むボンドだったが、成績は惨憺たるものであった。復帰に懐疑的なマロリーの意見を一蹴し、Mはボンドの職務復帰を承認する。ボンドは自身の肩に残っていた弾丸の破片からパトリスを特定し、新任の兵器開発課長・Qから装備を受け取ってパトリスの向かう上海へ赴く。
上海でボンドは格闘の末にパトリスを倒したものの、雇い主が誰なのかを聞き出す事に失敗。パトリスの所持品にあったカジノのチップを手掛かりにボンドはマカオへ向かう。
その頃、ハードディスクにあったNATO工作員のうち5名の氏名がインターネット上に公表され、毎週さらに5名ずつ公表していくという予告がなされる。
カジノでボンドはパトリスの仲間らしい謎の女性・セヴリンに接触。ボンドから情報を引き出そうとしつつも何かに脅える様子のセヴリンに、ボンドは雇い主を殺すつもりがあるなら手伝うと持ちかける。セヴリンを監視する男たちの襲撃を撃退したボンドは、セヴリンの船で共に雇い主のいる廃墟の島に向かうが、船上でセヴリンともども囚われの身となる。
島ではパトリスとセヴリンの雇い主、ラウル・シルヴァと対面する。シルヴァは自らとボンドを「共食いの果てに最後に残った2匹のラット[注釈 1]」に例える。元MI6エージェントであったシルヴァは、中国への返還を控えた香港支局勤務時に、任務の枠を外れた形で中国の情報を得ようとしたため、当時の上司Mが中国当局へ通報。中国当局に捕らわれイギリス側に見捨てられたことで、Mを深く恨んでいた。そしてこの島にサイバー犯罪の拠点を作り上げ暗躍していたのだった。シルヴァはボンドが心身共に現場復帰に適さない状態にありながら、Mがそれを隠していたことを告げる。だがボンドは「私の趣味は『復活』だ」とそれを一笑に臥す。シルヴァはセヴリンを危険に晒した射撃ゲームでボンドを試そうとする。結果セヴリンはシルヴァに殺されるが、ボンドは一瞬の隙を突きボディガードたちを倒し、シルヴァを捕らえることに成功する。
シルヴァはロンドンのMI6新本部に拘禁された。対面したMは、シルヴァがかつて彼女に見捨てられた際、敵による拷問のさなか毒物で自決を図ったが果たせず、崩壊した素顔を見せられるが冷たく突き放す。Mは彼女の責任を問う公聴会が開かれるウェストミンスターへと向かう。
一方、Qとボンドはシルヴァのコンピューター端末を解析しようとするが、端末に仕組まれていたプログラムがMI6のシステムに侵入してシルヴァの拘禁が解かれ、まんまと脱走されてしまう。シルヴァは部下に助けられながら地下鉄に逃げ込み、ボンドの追跡を振り切りM襲撃の態勢を整える。
公聴会ではMが糾弾の矢面に立たされ、ダブルオーセクションの解体まで取り沙汰されていた。マロリーは批判の言葉を並べる大臣を制すると、Mに発言を促す。Mは未だ世界には国でもなく地図にも載らない危険な勢力が存在し、その「影」と戦う組織が必要なのだと静かに説く。Mの亡夫がかつて親しんでいたアルフレッド・テニスンの「ユリシーズ」をMが引用し終えた刹那、シルヴァと手下たちが議場に躍り込んでくる。激しい銃撃戦になり、MI6の護衛員や議場警備の警察官が次々と倒れるが、間一髪のところで駆け付けたボンドがマロリーやイヴとともに、シルヴァとその配下の攻撃を退ける。
Mを護衛しつつ公用車で連れ去ったボンドは途中、公用車から自身のボンド・カー[7]に乗り換え、スコットランド・グレンコウの荒野にある今は住む者のない彼の生家「スカイフォール」へ向かう。ボンドはシルヴァを誘い込む為、Qに電子的に跡を残して置くよう指示する。幕僚主任のビル・タナーとともに手段を講じるQの前にマロリーが現れるが、彼はボンドの目論見を見抜いた上でそれを黙認、効果的なアドバイスまで与えるのだった。
「スカイフォール」でボンドとMは、ボンド家の猟場管理人であるキンケイドの協力のもと、ありあわせの材料で作ったいくつもの罠を家中に仕掛け、シルヴァの到来を待つ。3人はシルヴァの送り込んだ第一襲撃グループは撃退したが、その最中にMが銃弾を受けて重傷を負う。シルヴァ本人が第二襲撃グループを引き連れてヘリコプターで到来し、ボンドはMとキンケイドを「スカイフォール」から離れた礼拝堂の方角へとつながるトンネルに逃がす。シルヴァの指示を受けたヘリコプターからの攻撃によってDB5が大破させられるも、ボンドは生まれ育った家屋をガスボンベとダイナマイトで爆破し、第二襲撃グループの大半とヘリコプターを撃退する。一時呆然となったシルヴァはトンネルから地上へ出たMとキンケイドの存在に気付き、後を追って礼拝堂に向かう。トンネルを抜け出たボンドはMたちのもとに急ぐがシルヴァに阻まれ、抵抗するが凍った湖の中にシルヴァの手下とともに消える。
礼拝堂にたどり着いたシルヴァはMに銃を突きつけ、共に死ぬことを強要する。そこへボンドが到着、シルヴァにとどめを刺し「自分が最後のネズミだ」と告げる。だがMの傷は深く、もう助かる見込みはなかった。「私は1つだけ正しかった」とつぶやき、Mは息を引き取る。
Mの葬儀後、イブはボンドにMI6本部勤務となったことを告げ、改めて自己紹介し、本名(マネーペニー)を明かす。新たなMとなったマロリーは次の任務を指示し、ボンドは「喜んで」と受諾するのだった。
キャスト
ショーン・コネリーが初代ジェームズ・ボンドを演じると発表されてから50周年となる[8]2011年11月3日、ロンドンのコリンシア・ホテルにて記者会見が開かれ、『スカイフォール』のキャストが公式に発表された[9][10][11]。
- 演 - ダニエル・クレイグ
- トルコでのミッション中、Mの強引な命令によって負傷し、行方をくらますが、MI6本部が襲撃を受けたことを知り帰還する。本作では、彼の生家「スカイフォール」が登場する。
- 直刃剃刀などアンティークな物を使用することを好み、トム・フォードのスーツを着用している
- M
- 演 - ジュディ・デンチ
- MI6のボス。トルコでのミッション中、イヴへ下した射撃命令によりミッションが失敗した上にボンドを失う。さらには情報を奪われただけでなくMI6本部が破壊されてしまい、周囲から引退を迫られている。
- そんな中、帰還したボンドを再雇用して再びミッションに参加させる。
- デンチによるMは7作目であり、今作のラストでMが殉職する為、デンチ最後のMとなる[12]。
- なお、彼女は前2作で姿を見せていた夫(※演者不詳)について、審問会の場面で言及した際に故人とことわっている。
- ラウル・シルヴァ(本名:ティアゴ・ロドリゲス)[13]
- 演 - ハビエル・バルデム
- 本作の悪役。MI6を恨み、復讐を企てるサイバーテロリスト[14][15]。バルデムはシルヴァを「悪役」以上と説明し、またクレイグは「非常に重要な関係」を持っていると述べた[16]。バルデムはキャラクターのために異なった外観を探し出すことを検討し、メンデスとの協議の結果、金髪に染め上げた[17]。一部の批評家からはウィキリークス創始者のジュリアン・アサンジとの類似が指摘された[18][19]。MI6に所属していた経験を生かし、MI6本部のネットワークにたやすく侵入し工作員の情報を漏洩させた他、本部の空調を操作してガス爆発を起こすなどの攻撃を仕掛ける。
- かつてMの下で活動していた非常に優秀な工作員であったが、取引によって敵国に引き渡され拷問を受けた。これがきっかけでMを恨んでいるものの、彼女を「ママ」と呼んだり、終盤では自らの手でMを殺すために部下に対して手を出さないよう言明するなど、単なる憎悪にとどまらない異様な執着を見せる。拷問を受けた際、奥歯に隠した青酸カリで自殺を試みたものの死ねず、成分のシアン化水素の影響で上歯の大多数と左の頬骨を失っており、常時入れ歯を装着している。物語終盤では深傷を負ったMに銃を突きつけ、共に死のうと図るが、駆けつけたボンドにナイフを投げつけられ、それが背中の急所に当たり絶命した。
- ギャレス・マロリー[20]
- 演 - レイフ・ファインズ
- 元イギリス陸軍中佐の政治家。ヘレフォード連隊(SAS)に所属していた経歴もあり、IRAとの戦闘経験も豊富な人物。現在は英国政府のIntelligence and Security Committee(情報国防委員会)の委員長を務め[21]、MI6を規制する権限を持つ政府エージェントとしてMやボンドを厳しく監視しつつも、事件解決に的確なアドバイスを与えていく[22]。本作のラストでMに就任する。ファインズは「本当に楽しい」以外役について詳しいことは言えないと答えた[23]。
- イヴ[24][25][26]
- 演 - ナオミ・ハリス
- ハリスのキャラクターはまず、ボンドと密接に連携するMI6のフィールドエージェントのイヴの名で登場する。当初、ハリスがミス・マネーペニーを演じるというメディアの憶測はハリス自身によって否定されていた[27][28][29][30]。ハリスはキャラクターを「自分をボンドと同格と思っているが、実際は彼よりも格下である」と説明した[31]。
- トルコのミッションと、マカオへの潜入においてボンドと行動を共にするが、冒頭のミッションではボンドを誤射してしまう。
- セヴリン[32][33]
- 演 - ベレニス・マーロウ
- マーロウはこの役割を「グラマラスでエニグマティック」なキャラクターであると説明し[31]、『007 ゴールデンアイ』の悪役のゼニア・オナトップ(演: ファムケ・ヤンセン)からインスピレーションを得て演じている[34]。
- キンケイド[35]
- 演 - アルバート・フィニー
- スカイフォールの番人[36]。製作側はシリーズ50周年でショーン・コネリーをこの役でカメオ出演させることを検討し、彼に接近したが、「コネリーはボンドなのだから、他のキャラクターでカムバックするのは不自然だった」ということで立ち消えとなった[37][38][39]。
- Q[40]
- 演 - ベン・ウィショー
- Qの登場は2002年の『007 ダイ・アナザー・デイ』以来であり、ダニエル・クレイグ主演版では初登場となる。演じるベン・ウィショーは4代目のQとなった。
- これまでのQに比して非常に若い年齢で、黒縁の眼鏡を着用し、ボンドによると「ニキビの目立つ若者」。ペン型爆弾など、かつてのシリーズに登場した武器を「古い」と一蹴し、本人認証機能を備えたワルサーPPKと発信機というシンプルな装備をボンドに与える。
- 「装備は無傷で(in one piece)返してほしい」と初対面のボンドに言い放つ。
- ビル・タナー
- 演 - ロリー・キニア
- Mの補佐を務めるMI6の幕僚主任(Chief of Staff)。前作から続投しており、出番は前作よりも増えている。
- パトリス
- 演 - オーラ・ラパス
- 「口数が少なく」「暴力を愛する」フランス人の傭兵[41]。
- クレア・ダワー
- 演 - ヘレン・マックロリー
- イギリスの政治家[42][43]。マックロリーはサム・メンデスが個人的に彼女に連絡を取ってオファーした後にキャストに加わった[44]。
他に、イェンス・ハルテンがハビエル・バルデムのキャラクターの共犯者を演じると報じられた[45][46]。ベン・ロイド=ホームズ(Ben Loyd Holmes)はツイッター上で本作への出演を認めた[47]。ギリシャのモデルのトニア・ソティロポロスは、セヴリン役のオーディションを受けて落ちたが、別の役にキャスティングされたことを明かした[48]。
日本語吹替
役名 | 俳優 | 日本語吹替[49] |
---|---|---|
ジェームズ・ボンド | ダニエル・クレイグ | 藤真秀 |
M | ジュディ・デンチ | 谷育子 |
ラウル・シルヴァ | ハビエル・バルデム | 内田直哉 |
ギャレス・マロリー | レイフ・ファインズ | 原康義 |
イヴ | ナオミ・ハリス | 杉本ゆう |
セヴリン | ベレニス・マーロウ | 岡寛恵 |
キンケイド | アルバート・フィニー | 稲垣隆史 |
Q | ベン・ウィショー | 川本克彦 |
ビル・タナー | ロリー・キニア | 白熊寛嗣 |
パトリス | オーラ・ラパス | セリフなし |
クレア・ダワー | ヘレン・マックロリー | 寺内よりえ |
ドクター・ホール | ニコラス・ウッドソン | 佐々木敏 |
BBCニュースキャスター | ヒュー・エドワーズ(本人役) | 福田信昭 |
CNNニュースキャスター | ウルフ・ブリッツァー(本人役) | 中村浩太郎 |
フロアマネージャー | チョーイ・ベイ | 天田益男 |
審問委員 | バート・シーザー | 野中秀哲 |
両替係員 | イェニス・チョン | 木下紗華 |
船長 | ミロラド・カポー | 中川慶一 |
ヴァネッサ | エリーズ・デュ・トワ | 田中晶子 |
ボディガード | タンク・ドン | かぬか光明 |
警官 | ベン・ロイド=ホームズ | 長島真祐 |
Qのアシスタント | カート・エジアイアワン | 新田英人 |
運転手 | スチュアート・マルキャスター | 荒井聡太 |
諜報部員2 | 槇原千夏 | |
乗客E | 遠藤純平 | |
乗客F | 古川裕隆 | |
演出 | 清水洋史 | |
翻訳 | 松崎広幸 | |
監修 | 酒井俊之 | |
製作 | 東北新社 |
製作
企画
『スカイフォール』の製作は、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)の財政難のために2010年の間は中断されていた。2010年12月21日にMGMの再建の目途が立つとプリプロダクションが再開され、そして翌2011年1月、MGMとイーオン・プロダクションズ(イオン・プロ)より、2011年後半より製作を開始し、2012年11月9日公開を予定していることが公式発表された。その後MGMとソニー・ピクチャーズは、イギリスとアイルランドでの公開日をアメリカ合衆国の11月9日より2週間前倒しとなる10月26日に変更した[50]。製作費は『慰めの報酬』の2億ドルから下がって1億5000万ドルである[51]。
本作は『007 ドクター・ノオ』から始まる『007』シリーズの50周年記念事業の一部となる。プロデューサーのマイケル・G・ウィルソンによると、50周年のドキュメンタリー映画も製作される[8]。本作は『007』シリーズとしては初めてとなるIMAX上映が行われる[52][53]。
タイトル
2011年8月、セルビアの新聞『ブリツ』誌上にて「『007』23作目の題は『Carte Blanche』となり、ジェフリー・ディーヴァーの小説『007 白紙委任状』を原作とする」と書かれていると、複数のニュースサイトが報じた[54]。8月30日、イーオン・プロダクションズは、「新しい映画は『Carte Blanche』ではなく、ジェフリー・ディーヴァーの小説とも何の関係もない」という公式声明を出した[55]。
2011年10月3日、MGMとソニー・ピクチャーズにより、「jamesbond-skyfall.com」、「skyfallthefilm.com」を含む15個のドメイン名が登録されたと報じられた。これにより、映画のタイトルは「Skyfall」になるという仮定にメディアは至った。これらの報道に対し、イオン・プロ、ソニー、MGMは特に反応しなかった[56]。
翌11月の記者会見にて、『Skyfall』という題は正式に発表された。共同プロデューサーのバーバラ・ブロッコリは、このタイトルは「映画の中で明らかにされるいくつかの感情的なコンテキストがある」と述べた[57]。
スタッフ
『スカイフォール』を監督するサム・メンデスは『慰めの報酬』の公開直後にプロジェクトへの参加契約を済ませており、MGMの財政難騒動の間には「コンサルタント」となっていた。メディアでは、メンデスは演技を重視してアカデミー賞を獲得するために脚本からアクションシーンを削るだろうと憶測された[58]。しかしながらメンデスは、予定されているアクションシーンは映画において重要な部品であると述べ、報道を否定した[8]。過去にアカデミー監督賞を受賞したことのある監督が007シリーズを監督するのは史上初である。また、メンデスは『ロード・トゥ・パーディション』でもクレイグと組んだことがある。
脚本は元々、ピーター・モーガンへ依頼されていたが、MGMの経営危機問題で映画の製作がストップしていたことにより降板し、最終的に執筆することとなったのは『007』シリーズの常連脚本家であるニール・パーヴィスとロバート・ウェイドに、ジョン・ローガンを加えた面々となった[59][60][61]。2011年9月、モーガンは最終的な脚本は彼のアイディアに基づいていると述べた[62]。
撮影監督は、『ジャーヘッド』、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』でもメンデスと組んだロジャー・ディーキンスが務める[63]。ディーキンスが撮影でアリ・アレクサカメラを使った[64]。プロダクション・デザイナーにはデニス・ガスナーが続投し、衣装デザイナーにはジャイニー・テマイム、第二班監督にはアレクサンダー・ウィット、スタント・コーディネーターにはゲイリー・パウエル、特殊効果監修にはクリス・コーボールド、視覚効果スーパーバイザーにはスティーヴ・ベッグと、これまでの『007』のスタッフが起用された。[65]
タイトル・シークエンスではダニエル・クラインマンが『カジノ・ロワイヤル』以来デザインに復帰[66]。本編スタッフと別に撮影監督をリドリー・スコット作品で知られるジョン・マシソン(クレジット無し)が、CGIはフレームストア社が担当した。
ロケーション
2011年4月、サム・メンデスとバーバラ・ブロッコリはロケ地探しのために南アフリカを訪れた[67]。8月にプリプロダクションに移ると、撮影はインドで行われ[68]、一部場面はニューデリーのサロジニ・ナガール地区[69]やゴア州とアフマダーバードの間の鉄道で行われると報じられた[70]。製作スタッフはコンカン鉄道を封鎖する許可を得るのに難航していた[71]。『ダークナイト ライジング』や『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』も同様の問題に直面していた[72]。その後インド当局によりいくつかの制限が追加された上で許可が下りたが[73]、結局製作スタッフはインドで撮影しないことに決めた[74]。撮影にはイスタンブールのコンスタンティノープル競馬場[75]、アヤソフィア博物館、フェトヒイェ、アダナ近くのヴァルダ鉄道橋が浮上し[76]、国内で3ヶ月費やされると予想された[77]。
メンデスは中国が映画に登場し、上海や他多数の国々で撮影することを明かした[8]。2012年2月1日、パイン・ウッドスタジオのセットのダニエル・クレイグが映った公式画像が初公開された[78]。2012年4月の報道では、長崎県の端島(通称:軍艦島)での撮影が報じられたが[79][80]、安全性を考慮して現地でのロケ撮影は行われず、実際には端島でのロケハンで撮影された写真をもとにロンドン郊外にセットを建造し、そこで撮影がなされた[81][82]。作中ではマカオ海岸沖の架空の島の場面に設定された[83]。上海のホテルで泳ぐ場面はロンドンで撮影された[84]。映画のフィナーレはスコットランドアーガイルのダントルーン城で撮られる予定であったが[85]、撮影開始直後に中止された[86]。その場面は代りにグレンコーで撮影された[87]。スコットランドにあるボンドの家族の家のスカイフォールは、サリー州Hankley Commonで[88]合板と石膏を使ってフルスケールモデルの建物が築かれた[89]。
撮影
主要撮影期間は133日間を予定していた[64]。撮影は2011年11月7日に開始され[90][91]、ロンドン周辺の[8][92]、サザーク (Southwark) 、ホワイトホール、ナショナル・ギャラリー[93]、スミスフィールド、聖バーソロミュー病院[94]、カナリー・ワーフ[95]、エネルギー・気候変動省[96]、チャリング・クロス駅、グリニッジの旧王立海軍大学で行われた[97]。ヴォクスホール・ブリッジは、ヴォクスホール・クロスのMI6本部の爆破を撮影するために通行禁止にされた。巨大なレプリカの建物を実際に爆発させた『ワールド・イズ・ノット・イナフ』とは異なり、『スカイフォール』ではポストプロダクション時にデジタルで爆発が加えられる[98]。
製作は2012年3月にトルコに移り、5月6日まで撮影が続くことが報じられた[99]。アダナでの格闘シーンのリハーサル中、トルコ人のティーンエイジャーのグループが現場に忍び込み、その後警備員に捕らえられるという事件が起こった[100]。4月にはイスタンブールのスパイス・バザール、イェニモスク、帝国郵便局、コンスタンティノープル競馬場、カパルチャルシュなどが撮影のために封鎖された[99]。報道によると、撮影地の店主たちは封鎖期間中に営業をすることもできたが、あまり業績がよくなく、そしてその結果代わりに補償として1日につき750リラ(418米ドル)が支払われた[99]。都市でオートバイ・チェイスを撮影した際、製作者は建物に損害を与えたという批判に晒された。マイケル・G・ウィルソンは、撮影の期間中は複製を作って本物と入れ替え、終了したら元に戻していると説明した[101]。
音楽
作曲家には、前作までのデヴィッド・アーノルドに代わり、これまでサム・メンデス作品を手がけてきたトーマス・ニューマンが起用された[1]。アーノルドは、自分が2012年ロンドンオリンピックの開会式で作曲家としてダニー・ボイルに協力しなければならなかったからだとコメントしている[102]。
2012年10月、イギリスのシンガーソングライターのアデルがポール・エプワースと共に主題歌の「スカイフォール」を書き、録音を済ませたことが発表された[103][104]。曲は『007 ドクター・ノオ』から50周年となる「ジェームズ・ボンド・デイ」の2012年10月5日、午前0時7分(BST)にオンラインで公開された[105]。また、主題歌候補としてミューズ (バンド)が「スプレマシー」を歌っているが選考で敗れた[106]。
公開と反応
プレミア上映は2012年10月23日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた。上映にはウェールズ公チャールズとコーンウォール公爵夫人カミラが出席した[107]。
興行収入
『007 スカイフォール』の全世界での興行収入は11億856万ドルに達した[4]。
イギリスでは公開から40日目に、イギリス国内の累計興行収入が1億5000万ドルを記録し、それまでの歴代1位であった『アバター』を超え、イギリス歴代興収1位となった[108]。最終的な興行成績は1億6237万ドル。
北米では『007』シリーズとしては史上最大となる3505館で封切られ、公開初日に3080万ドル[109]、初週末には8780万ドルを売り上げ、『007』シリーズとしては最高の滑り出しとなった[110]。 累計興行成績は3億416万ドルを記録し、2012年公開作品の4位、007シリーズとしては歴代1位の成績をマークした[4]。また、チケット代のインフレーションを考慮しても『007 スカイフォール』は『007 サンダーボール作戦』 『007 ゴールドフィンガー』に次ぐ3位の成績をマークする華々しい結果となった[111]。
日本では『007』シリーズ史上初めて日本語吹替え版を同時上映する事が決定し[112]、2012年12月1日にTOHOシネマズ日劇他584スクリーン(日本語字幕355、日本語吹替え229)で公開され[113]、初日2日間で動員39万8754人、興収4億5463万9650円という、ダニエル・クレイグ主演の『007』シリーズとしては最高のオープニング成績を記録し、初登場1位となった[114]。2013年1月6日時点で興行収入は24億円を突破し、ダニエル・クレイグ主演の『007』シリーズとして最高のヒットを記録[115]し、ピアース・ブロスナンが5代目ジェームズ・ボンドとして主演した『007』シリーズの興行収入をも超えた。なお、MGMは、本作と『ホビット 思いがけない冒険』の成功により、破産状態から見事脱却した。
批評家の反応
『007 スカイフォール』は、批評家から主に肯定的な評価を受けた。レビュー集約サイトのRotten Tomatoesでは232件で91%の支持を集め、平均点は8.2/10となった[116]。有力媒体のレビューから得た評価を数値化し、加重平均値を出すMetacriticでは、43件のレビューで81/100を記録した[117]。『デイリー・テレグラフ』の映画レビュアー、ロビン・コリンズは、『007 スカイフォール』は「常に大胆な、しばしばまぶしい」と述べ[18]、アクションシーンにも触れ、「ユーモアと暖かさがいっぱい」と評した[18]。『タイムズ』のケイト・ミューアは、「偉大な英国のブルドッグの映画だ...古典的なボンドへの凱旋」と述べ[118]、「007の復活、そして最高の1本として残るだろう」と考えた[118]。ロジャー・イーバートは星4つの満点を与え、「この数年間で最高のボンド映画」と評価した。イーバートがボンド映画に星4つを与えたのは『カジノ・ロワイヤル』以来である[119]。
第86回(2012年度)キネマ旬報読者選出外国映画ベスト・テン第10位。
受賞とノミネート
賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
---|---|---|---|
英国アカデミー賞 | 英国作品賞 | マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ、サム・メンデス | 受賞 |
助演男優賞 | ハビエル・バルデム | ノミネート | |
助演女優賞 | ジュディ・デンチ | ノミネート | |
編集賞 | スチュアート・ベアード | ノミネート | |
撮影賞 | ロジャー・ディーキンス | ノミネート | |
作曲賞 | トーマス・ニューマン | 受賞 | |
プロダクションデザイン賞 | デニス・ガスナー、アンナ・ピンコック | ノミネート | |
音響賞 | ノミネート | ||
アカデミー賞 | 撮影賞 | ロジャー・ディーキンス | ノミネート |
作曲賞 | トーマス・ニューマン | ノミネート | |
音響編集賞 | パー・ハルバーグ、カレン・ベイカー・ランダース | 受賞 | |
歌曲賞 | 「スカイフォール」 アデル、ポール・エプワース |
受賞 | |
録音賞 | スコット・ミラン、グレッグ・P・ラッセル、スチュアート・ウィルソン | ノミネート |
007シリーズがオスカーを受賞したのは1964年の『007 ゴールドフィンガー』の第37回アカデミー賞の音響編集賞、1965年の『007 サンダーボール作戦』の第38回アカデミー賞の特殊視覚効果賞以来3度目で、47年ぶりの受賞となった。ノミネートは1981年の『007 ユア・アイズ・オンリー』以来31年ぶりとなる。
英国アカデミー賞で007シリーズが受賞したのも1963年の『007 ロシアより愛をこめて』の撮影賞以来であり、英国作品賞受賞はシリーズ史上初の快挙である。
テレビ放送
回数 | テレビ局 | 番組名(放送枠名) | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日本テレビ | 金曜ロードSHOW! | 2015年12月4日 | 21:00 - 22:54 | 114分 | 11.5%[120] | 『007 スペクター』の公開を記念するかたちで地上波初放送された(二ヶ国語放送 / 文字多重放送 / データ放送)[121]。 放送時間は114分であり、枠に合わせてオープニングなどがカットされた。 |
- 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
脚注
注釈
- ^ ラットは実験動物やペットとして使われるネズミの一種だがスパイや裏切り者を意味する隠語として使われる場合もある。
出典
- ^ a b “Newman On Board For SKYFALL”. 007.com (Eon Productions). (9 January 2012) 10 January 2012閲覧。
- ^ “Skyfall”. 全英映像等級審査機構 (2012年10月12日). 2012年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月12日閲覧。
- ^ Harlow, John (2011年5月2日). “More than a word from 007's sponsors”. The Australian. 2011年8月10日閲覧。
- ^ a b c d “Skyfall”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年6月2日閲覧。
- ^ 2013年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ "James Bond 23 movie title confirmed as 'Skyfall'" on DigitalSpy, retrieved 3 November 2011
- ^ http://www2.astonmartin.com/en/heritage/james-bond
- ^ a b c d e James Bond : Premières informations officielles sur Skyfall. Pure People. 3 November 2011.
- ^ “Skyfall, the next James Bond film, has plenty going for it”. Guardian (2011年11月3日). 2011年11月3日閲覧。
- ^ “James Bond 23 to be called 'Skyfall'”. Daily Telegraph (2011年11月3日). 2011年11月3日閲覧。
- ^ “James Bond 'Skyfall' Press Conference”. Digital Spy (2011年11月3日). 2011年11月3日閲覧。
- ^ Coyle, Jake (9 November 2012). “Judi Dench On Skyfall & Her Reign As M”. The Huffington Post. 11 November 2012閲覧。
- ^ MI6-HQ (7 April 2012). “Javier Bardem Speaks”. Mi6-hq.com. 7 April 2012閲覧。
- ^ “The Secrets of Skyfall”. Epix (5 October 2012). 6 October 2012閲覧。
- ^ “Skyfall, James Bond, review”. London: The Daily Telegraph (24 October 2012). 18 October 2012閲覧。
- ^ Garibaldi, Christina (10 April 2012). “Daniel Craig Talks 'Bigger, Better' Bond On 'Skyfall' Set”. MTV (Viacom) 10 April 2012閲覧。
- ^ Martinovic, Paul (30 September 2012). “Javier Bardem on 'Skyfall': "I don't want to see my funny hair"”. Digital Spy 1 October 2012閲覧。
- ^ a b c Collin, Robbie (26 October 2012). “007: a superhero for our times; its action scenes are dazzling as ever, but the latest Bond is also full of humour and warmth”. The Daily Telegraph (London): p. 33
- ^ Gilbey, Ryan. “How James Bond villains reflect the fears and paranoia of their era”. The Guardian (ロンドン)
- ^ Crowther, Jane (11 April 2012). “Daniel Craig talks Skyfall: On-set report.”. Total Film (Future Publishing Ltd.) 13 April 2012閲覧。
- ^ “Film Synopsis”. Empire. (15 September 2012) 16 September 2012閲覧。
- ^ “IGN Has Seen the Skyfall”. IGN Movies (IGN). (16 April 2012) 17 April 2012閲覧。
- ^ Vineyard, Jen (2011年11月7日). “Ralph Fiennes Teases Blofeld Role In New Bond Film 'Skyfall'; Talks Shakespearean Adaptation Of 'Coriolanus'”. The Playlist (indieWire). オリジナルの2011年11月10日時点におけるアーカイブ。 2011年11月8日閲覧。
- ^ “'Skyfall' director Sam Mendes addresses racial profiling of Bond films”. Electronic Urban Report. (18 October 2012) 24 October 2012閲覧。
- ^ “Naomie Harris on winning Moneypenny role in James Bond movie Skyfall”. The Sun (London). (21 October 2012) 24 October 2012閲覧。
- ^ Official Skyfall Cast list – Rotten Tomatoes. Retrieved 24 October 2012.
- ^ Naomie Harris confirmed as 'James Bond 23's Miss Moneypenny 8 July 2011 at DigitalSpy. Retrieved 3 November 2011
- ^ Naomie Harris set to bring Miss Moneypenny back in Bond 23 11 July 2011, The Guardian (London). Retrieved 3 November 2011
- ^ Naomie Harris confirmed to play Moneypenny in 'Bond 23' 7 August 2011 at The Grio. Retrieved 3 November 2011
- ^ “Moneypenny 2011: First black actress to get role was brought up by single mother and bullied at her London school”. Daily Mail (London). (4 November 2011) 19 January 2012閲覧。
- ^ a b YouTube
- ^ “Daniel Craig returns as James Bond in new movie Skyfall”. The Sydney Morning Herald. (2011年11月4日) 2011年11月4日閲覧。
- ^ Lawless, Jill (2011年11月4日). “Next Bond title revealed: ‘Skyfall’”. Chicago Sun-Times. オリジナルの2011年11月5日時点におけるアーカイブ。 2011年11月4日閲覧。
- ^ Simon Reynolds and Tom Mansell (26 March 2012). “'Skyfall': Bérénice Marlohe talks Bond girl Severine - video - Movies News”. Digital Spy. 5 April 2012閲覧。
- ^ Douglas, Edward (16 April 2012). “Bond Week: From the Set of Skyfall”. ComingSoon.net (CraveOnline) 17 April 2012閲覧。
- ^ Douglas, Edward (16 April 2012). “Bond Week: From the Set of Skyfall”. ComingSoon.net 17 April 2012閲覧。
- ^ “Sam Mendes says cameo was discussed”. empireonline (2012年11月7日). 2017年6月10日閲覧。
- ^ Ryan, Mike (5 November 2012). “Sam Mendes, 'Skyfall' Director, on Bringing Humor Back to James Bond & Flirting with the Idea of Casting Sean Connery”. The Huffington Post. 2012年11月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。28 November 2012閲覧。
- ^ “『007 スカイフォール』のサム・メンデス監督、ショーン・コネリーのカメオ出演を検討していた”. シネマトゥデイ (2012年11月8日). 2012年11月30日閲覧。
- ^ “Ben Whishaw cast as Q in new James Bond film Skyfall”. BBC.co.uk (BBC). (25 November) 25 November 2011閲覧。
- ^ Eff, Tora (13 April 2012). “James Bond set-besøg i Adana” (Danish). Kino 15 April 2012閲覧。
- ^ James Bond [@007] (2011年11月8日). "There are two new additions to the cast of Skyfall: Helen McCrory and Ola Rapace". X(旧Twitter)より2019年8月14日閲覧。
- ^ James Bond [@007] (2011年12月5日). "Latest #SKYFALL cast news: Helen McCrory will be playing a British Member Of Parliament called Clair Dowar..." X(旧Twitter)より2019年8月14日閲覧。
- ^ Williams, Andrew (2 December 2011). “Helen McCrory: Working with Martin Scorsese on Hugo was amazing”. Metro.co.uk (Associated Newspapers) 3 December 2011閲覧。
- ^ “Second Swede to appear in new Bond blockbuster”. thelocal.se (The Local Europe AB). (13 March). オリジナルの2012年3月19日時点におけるアーカイブ。 21 March 2012閲覧。
- ^ “Ännu en svensk i nya Bond-filmen”. Svd.se (Svenska Dagbladet). (12 March) 21 March 2012閲覧。
- ^ Ben Loyd Holmes [@benloydholmes] (2012年3月25日). "@indywoodFILMS @survivorsmovie yea I was lucky enough to be in BONES. Great team on the show. Gave also just completed my bit in SKYFALL". X(旧Twitter)より2019年8月14日閲覧。
- ^ MI6-HQ Copyright 2011 (7 November 2011). “Meet James Bond's new girlfriend, to be played by Greek actress Tonia Sotiropoulou in 'Skyfall' :: Skyfall - Bond 23 (2012) - The 23rd James Bond 007 Film :: MI6”. Mi6-hq.com. 5 April 2012閲覧。
- ^ “007 スカイフォール”. ふきカエル大作戦!!. 2012年12月1日閲覧。
- ^ “Bond 23 Release Dates Confirmed”. MI6-HQ.com. 5 June 2011閲覧。
- ^ Harlow, John (2 May 2011). “More than a word from 007's sponsors”. The Australian 10 August 2011閲覧。
- ^ Skyfall Worldwide Release dates Archived 2012年11月30日, at WebCite, at Skyfall official website, retrieved 12 November 2011
- ^ Sam Mendes' 'Skyfall' First James Bond Film on Imax Screens, via The Hollywood Reporter, retrieved 23 February 2012
- ^ “Serbian to play cello in Bond movie”. Blic Online. 2011年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月31日閲覧。
- ^ “EON Productions officially deny bogus 'Carte Blanche' title rumours”. MI6-HQ.com. 2011年8月31日閲覧。
- ^ Thompson, Paul (2011年10月7日). “007 now has a name! The new troubled James Bond film will be called Skyfall”. The Daily Mail 8 October 2011閲覧。
- ^ James Bond 23 press conference: Daniel Craig on 'Skyfall' at DigitalSpy, retrieved 3 November 2011
- ^ “Bond 23 axes the action, targets an Oscar”. GamesRadar+ (2011年10月25日). 2011年11月4日閲覧。
- ^ McNary, Dave (2011年1月11日). “Bond to return with Daniel Craig, Sam Mendes”. Variety. 2011年1月11日閲覧。
- ^ “New James Bond film starring Daniel Craig is announced”. BBC (2011年1月11日). 2011年1月11日閲覧。
- ^ “Bond 23 confirmed: Daniel Craig back as 007 in new film”. Guardian (2011年1月12日). 2011年1月13日閲覧。
- ^ “Daniel Craig's 'James Bond 23' retains Peter Morgan plot idea - Movies News”. Digital Spy (2011年9月8日). 2011年10月8日閲覧。
- ^ “Rog-er Deakins confirms James Bond 23 involvement”. MI6-HQ.com (2011年5月1日). 2011年5月1日閲覧。
- ^ a b Patches, Matt (1 May 2012). “'Skyfall': Hollywood.com Visits the Set of Bond's Latest Mission”. Hollywood.com. オリジナルの2012年12月6日時点におけるアーカイブ。 2 May 2012閲覧。
- ^ "Eon Productions, Metro-Godlwyn-Mayer Studios and Sony Pictures Entertainment Announce 7th November is Start of Production", 3 Nov 2011, via Sony Pictures website, retrieved 12 Nov 2011
- ^ Title designer Daniel Kleinman returns to 007 to direct the 'Skyfall' sequence, his sixth James Bond film :: Skyfall (2012) :: The 23rd James Bond 007 Film :: MI6
- ^ “Bond 23 Location Scouting In South Africa”. MI6-HQ.com (2011年4月6日). 2011年4月6日閲覧。
- ^ “Bond will be shot in India”. Hindustan Times (2011年7月30日). 2011年10月8日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “Latest James Bond film to be shot in India”. Timesofindia.indiatimes.com. 2011年10月8日閲覧。
- ^ “Bond going off track in India?”. Timesofindia.indiatimes.com. 2011年10月8日閲覧。
- ^ MI6-HQ Copyright 2011 (2011年8月30日). “India negotiations continue for shooting Bond 23 railway and train stunts :: Bond 23 (2012) - The 23rd James Bond 007 Film :: MI6”. Mi6-hq.com. 2011年10月8日閲覧。
- ^ “Unbonding with India?”. Timesofindia.indiatimes.com (2011年8月30日). 2011年10月8日閲覧。
- ^ MI6-HQ Copyright 2011 (2011年8月31日). “Information and Broadcasting Ministry of India green-lights Bond 23 to shoot in the country :: Bond 23 (2012) - The 23rd James Bond 007 Film :: MI6”. Mi6-hq.com. 2011年10月8日閲覧。
- ^ “Bond could have shot”. Timesofindia.indiatimes.com. 2011年10月8日閲覧。
- ^ “007 James Bond to return to Turkey”. Medasist International (2 September 2011). 10 September 2011閲覧。
- ^ “Adana's old bridge to host James Bond”. Hürriyet Daily News. Anatolia News Agency (Doğan Media Group). (22 December 2011) 22 December 2011閲覧。
- ^ “Bond to visit Adana!”. Sabah English (Ahmet Çalık). (26 December 2011). オリジナルの2012年4月26日時点におけるアーカイブ。 2 January 2012閲覧。
- ^ “First official picture from Skyfall revealed”. Eon Productions, and Metro-Goldwyn-Mayer (1 February 2012). 1 February 2012閲覧。
- ^ Douglas, Edward (11 April 2012). “Bond Week: Four New Skyfall Photos!”. CraveOnline 12 April 2012閲覧。
- ^ “Skyfall Preview and Pics”. IGN. (12 April 2012) 12 April 2012閲覧。
- ^ 「007最新作 悪の本拠地のモデルは長崎県の軍艦島だった」『週刊文春』2012年11月22日号、p.162
- ^ 「007最新作に軍艦島」『AERA』2012年12月17日号、p.37
- ^ Lovece, Frank (7 November 2012 online; 9 November 2012 print). “'Skyfall' James Bond still stirs series principals”. Newsday (ニューヨーク)
- ^ Fear, Bob. “James Bond takes a dip with Virgin Active”. London: Virgin Active. 29 November 2012閲覧。
- ^ “Scotland's oldest inhabited castle to star in next James Bond movie”. The Daily Record (25 September 2011). 8 October 2011閲覧。
- ^ MacLarty, Leanna (17 November 2011). “James Bond movie bosses change mind about filming at Scots castle”. STV 18 November 2011閲覧。
- ^ “Photo Gallery – Location filming in Glencoe, Scotland with Daniel Craig and Judi Dench in 'Skyfall'”. Mi6-hq.com (10 February 2012). 5 April 2012閲覧。
- ^ Lefley, Jack (26 March 2012). “Blown Skyfall High”. Evening Standard (ロンドン): p. 11
- ^ “Skyfall's secret lies in the Highlands”. The Herald (Glasgow): p. 11. (15 October 2012)
- ^ James Bond [@007] (2011年11月7日). "8.45am, 07/11/11: 'Action!' was called for the first time on the 23rd James Bond movie, Skyfall. We are officially go!". X(旧Twitter)より2019年8月14日閲覧。
- ^ Holmes, Matt (7 November 2011). “SKYFALL Begins Filming First Scene In Grotty Toilet”. WhatCulture 7 November 2011閲覧。
- ^ "Skyfall: James Bond press conference (full, unedited)", 3 November 2011, via YouTube
- ^ “Filmagens de 007 - Skyfall na trafalgar square”. Jamesbondbrasil.com. 5 April 2012閲覧。
- ^ “Galeria de imagens do primeiro dia de filmagens de Skyfall 007”. Jamesbondbrasil.com. 5 April 2012閲覧。
- ^ By Gaynoir_ Ilona Gaynor+ Add Contact. “Skyfall | Flickr - Photo Sharing!”. Flickr. 5 April 2012閲覧。
- ^ Gregory Barker [@GregBarkerMP] (2011年12月3日). "Prepping 4 #COP17 at #DECC & discovered filming new James Bond here next week! Sad 2 miss but #Durban genuinely about saving the world". X(旧Twitter)より2019年8月14日閲覧。
- ^ Stephens, Neil (5 January 2012). “No, Mr Bond; I expect you to die”. Footprints of London (WordPress). オリジナルの2012年1月16日時点におけるアーカイブ。 7 January 2012閲覧。
- ^ “Photo Gallery: Vauxhall Bridge Filming”. MI6HQ.com. (17 February 2012) 20 February 2012閲覧。
- ^ a b c “James Bond film crew to close part of Istanbul”. Hürriyet Daily News (Doğan Media Group). (9 April 2012) 10 April 2012閲覧。
- ^ “CINEMA-TV - Teens infiltrate James Bond set, film fight scene”. Hurriyetdailynews.com (12 March 2012). 5 April 2012閲覧。
- ^ “Istanbul Press Conference”. MI6HQ.com. MI6HQ.com (23 April 2012). 3 May 2012閲覧。
- ^ DavidGArnold [@DavidGArnold] (2012年1月10日). "@tenpig I agree.but I didn't turn it down to do the Olympics....it's Sams choice and I think the right choice for him". X(旧Twitter)より2019年8月14日閲覧。
- ^ Cochrane, Greg (1 October 2012). “Skyfall: Adele confirms James Bond theme song”. BBC News 2 October 2012閲覧。
- ^ "Adele to sing theme to new James Bond film Skyfall", ITV.com, retrieved 1 October 2012
- ^ “Skyfall Official Theme Song News Release to Coincide with Bond's 50th Anniversary”. 007.com (1 October 2012). 1 October 2012閲覧。
- ^ BBCを英語で読む「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(8)
- ^ “Skyfall: Daniel Craig at world premiere in London”. BBC Online (London). (Skyfall: Daniel Craig at world premiere in London)
- ^ “「007 スカイフォール」旋風続く 「アバター」抜きイギリス歴代興収1位に”. 映画.com. 2013年3月4日閲覧。
- ^ Subers, Ray (10 November 2012). “Friday Report: 'Skyfall' Soars on Opening Day”. Box Office Mojo. 13 November 2012閲覧。
- ^ “Franchises: James Bond”. Box Office Mojo. 13 November 2012閲覧。
- ^ “James Bond”. box office. 2013年3月4日閲覧。
- ^ “007シリーズ、史上初の日本語吹き替え版製作決定!50年の歴史で初”. シネマトゥデイ (2012年10月18日). 2012年12月2日閲覧。
- ^ "『007 スカイフォール』 オーストラリア、ニュージーランドも初登場第1位! 全米2億ドル突破! 全米&世界興収が、シリーズ史上最高記録樹立!" (Press release). ソニー・ピクチャーズ. 26 November 2012. 2012年12月2日閲覧。
- ^ “『007』が初登場トップ!ダニエル版ボンド史上最高のオープニング記録!【映画週末興行成績】”. シネマトゥデイ (2012年12月4日). 2012年12月8日閲覧。
- ^ “『007 スカイフォール』世界興収10億ドル突破!『007』シリーズ史上最高ヒットを記録”. シネマカフェ (イード). (2013年1月7日) 2019年8月15日閲覧。
- ^ “Skyfall”. Rotten Tomatoes. 2012年11月12日閲覧。
- ^ “Skyfall”. Metacritic. 2012年11月12日閲覧。
- ^ a b Muir, Kate (13 October 2012). “Bond's resurrection is one to die for”. The Times (London): p. 4
- ^ “Skyfall :: rogerebert.com - Roger Ebert - Chicago Sun-Times” (7 November 2012). 11 November 2012閲覧。
- ^ https://www.videor.co.jp/data/ratedata/backnum/2015/vol49.htm
- ^ 「TVステーション」(ダイヤモンド社)関東版2015年24号 71頁
関連項目
外部リンク
- 007 スカイフォール - ウェイバックマシン(2013年3月2日アーカイブ分)
- 007 スカイフォール - allcinema
- 007 スカイフォール - KINENOTE
- Skyfall - オールムービー
- Skyfall - IMDb