プロミシング・ヤング・ウーマン
プロミシング・ヤング・ウーマン | |
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Promising Young Woman | |
監督 | エメラルド・フェネル |
脚本 | エメラルド・フェネル |
製作 |
エメラルド・フェネル トム・アッカーリー ベン・ブラウニング アシュリー・フォックス ジョシー・マクナマラ マーゴット・ロビー |
製作総指揮 |
グレン・バスナー キャリー・マリガン アリソン・コーエン ミラン・ポペルカ |
出演者 |
キャリー・マリガン ボー・バーナム アリソン・ブリー クランシー・ブラウン |
音楽 | アンソニー・ウィリス |
撮影 | ベンジャミン・クラカン |
編集 | フレデリック・トラヴァル |
製作会社 |
フィルムネイション・エンターテインメント ラッキーチャップ・エンターテインメント |
配給 |
フォーカス・フィーチャーズ パルコ/ユニバーサル映画 |
公開 |
2020年12月25日 2021年7月9日(限定公開)[1] 2021年7月16日 |
上映時間 | 113分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $17,192,816[2] |
『プロミシング・ヤング・ウーマン』(Promising Young Woman)は2020年のアメリカ合衆国のスリラー映画。監督はエメラルド・フェネル監督の長編デビュー作で、出演はキャリー・マリガンとボー・バーナムなど。世の中のゲスな男たちに鉄槌を下す「復讐の天使」となった女性を描いている[3]。
ストーリー
[編集]カサンドラ・トーマス(キャシー)は極めて優秀な女性で、誰もが彼女には輝かしい未来が待っていると確信していた。ところが、医学部在籍中、親友のニーナが同級生のアルにレイプされるという事件が発生した。ニーナは周囲に被害を訴えたものの、誰からも信じてもらえなかったことに絶望し、自殺してしまった。この出来事にショックを受けたキャシーは医学部を中退し、それ以来、近所の喫茶店でバリスタとして働いていた。彼女には学生時代の明るさや覇気は最早なく、両親の元で毎日を無為に過ごしているかに見えた。
しかし、キャシーの夜の顔は昼のそれとは全く違うものだった。夜になるや、キャシーは復讐の鬼へと変貌し、女性を性欲のはけ口としか思わない男たちに制裁を加えていった。そんなある日、キャシーはかつての同級生(ライアン)と期せずして再会した。これをきっかけに、キャシーは忌まわしき過去を清算する覚悟を決めた。
キャスト
[編集]※括弧内はNetflixにて配信された日本語吹替。
- カサンドラ・トーマス(キャシー): キャリー・マリガン
- ライアン・クーパー: ボー・バーナム(中川慶一[4])
- マディソン・マクフィー: アリソン・ブリー
- スタンリー・トーマス: クランシー・ブラウン
- スーザン・トーマス: ジェニファー・クーリッジ
- エリザベス・ウォーカー: コニー・ブリットン
- ゲイル: ラバーン・コックス
- ジェリー: アダム・ブロディ
- ジョー: マックス・グリーンフィールド
- ニール: クリストファー・ミンツ=プラッセ
- ポール: サム・リチャードソン
- ミセス・フィッシャー: モリー・シャノン
- ジョーダン: アルフレッド・モリーナ(クレジット無し)
- トッド: アンジェラ・チョウ
- アル・モンロー: クリス・ローウェル
- メイクアップビデオのチュートリアルのホスト: エメラルド・フェネル(クレジット無し)
製作
[編集]2019年1月31日、キャリー・マリガンの出演が決まったと報じられた[5]。3月26日、本作の主要撮影が始まった[6]。29日、ボー・バーナム、アリソン・ブリー、コニー・ブリットン、アダム・ブロディ、ジェニファー・クーリッジ、ラバーン・コックス、モリー・シャノン、マックス・グリーンフィールド、クリストファー・ミンツ=プラッセ、サム・リチャードソンの起用が発表された[7]。4月、アンジェラ・チョウとクランシー・ブラウンがキャスト入りした[8][9]。12月20日、アンソニー・ウィリスが本作で使用される楽曲を手がけるとの報道があった[10]。2020年4月3日、キャピトル・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[11]。
公開・マーケティング
[編集]2019年2月13日、フォーカス・フィーチャーズが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[12]。12月12日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[13]。2020年1月25日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された[14]。10月10日、本作のオフィシャル・トレイラー第2弾が公開された[15]。
当初、本作は2020年4月17日に全米公開される予定だったが[16]、新型コロナウイルスの流行が拡大したことを受けて、公開スケジュールから引き上げられた。10月、本作の全米公開日が2020年12月25日に再設定された[17]。
評価
[編集]本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには48件のレビューがあり、批評家支持率は92%、平均点は10点満点で7.54点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「大胆不敵かつ啓発的な作品であり、その題材もタイムリーなものである。『プロミシング・ヤング・ウーマン』はエメラルド・フェネルにとって幸先の良い監督デビュー作となり、キャリー・マリガンにとってはキャリアのハイライトとなった」となっている[18]。また、Metacriticには14件のレビューがあり、加重平均値は74/100となっている[19]。なお、本作のCinemaScoreはBとなっている[20]。
出典
[編集]- ^ “『プロミシング・ヤング・ウーマン』1週間早い先行上映が決定、7月9日より東京・大阪TOHOシネマズにて”. THE RIVER. (2021年6月22日) 2021年6月22日閲覧。
- ^ “Promising Young Woman” (英語). Box Office Mojo. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “プロミシング・ヤング・ウーマン”. WOWOW. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “僕は主人公が偶然再会する医大時代のクラスメイト、ライアン役(#ボー・バーナムさん)の吹替を担当。”. 中川慶一 @nakagawakeiich1の投稿 2024年11月8日閲覧。
- ^ Wiseman, Andreas (2019年1月31日). “Carey Mulligan To Star In FilmNation, LuckyChap Thriller ‘Promising Young Woman’ — EFM” (英語). Deadline.com 2020年10月19日閲覧。
- ^ Fennell, Emerald [@emeraldfennell] (2019年3月26日). "Day 1 of "Promising Young Woman"!!!" (英語). X(旧Twitter)より2020年10月19日閲覧。
- ^ N'Duka, Amanda (2019年3月29日). “Bo Burnham To Star Opposite Carey Mulligan In ‘Promising Young Woman’; Alison Brie, Adam Brody, Connie Britton + More” (英語). Deadline.com 2020年10月19日閲覧。
- ^ N'Duka, Amanda (2019年4月2日). “‘Hell on Wheels’ Star Angela Zhou Joins ‘Promising Young Woman’; Ron Funches Cast In ‘Sylvie’” (英語). Deadline.com 2020年10月19日閲覧。
- ^ N'Duka, Amanda (2019年4月8日). “Clancy Brown Boards ‘Promising Young Woman’ At Focus Features” (英語). Deadline.com 2020年10月19日閲覧。
- ^ “Anthony Willis Scoring Emerald Fennell’s ‘Promising Young Woman’” (英語). Film Music Reporter. (2019年12月20日) 2020年10月19日閲覧。
- ^ “‘Promising Young Woman’ Soundtrack Album Announced” (英語). Film Music Reporter. (2020年3月9日) 2020年10月19日閲覧。
- ^ Fleming, Mike Jr (2019年2月13日). “Focus Boards Carey Mulligan Thriller ‘Promising Young Woman’” (英語). Deadline.com 2020年10月19日閲覧。
- ^ “PROMISING YOUNG WOMAN - Official Trailer HD - This Christmas” (英語). YouTube. Focus Features (2019年12月12日). 2020年10月19日閲覧。
- ^ Siegel, Tatiana (2019年12月4日). “Sundance Unveils Female-Powered Lineup Featuring Taylor Swift, Gloria Steinem, Abortion Road Trip Drama” (英語). The Hollywood Reporter 2020年10月19日閲覧。
- ^ “PROMISING YOUNG WOMAN - Official Trailer 2 HD - This Christmas” (英語). YouTube. Focus Features (2020年10月10日). 2020年10月19日閲覧。
- ^ Bell, BreAnna (2019年12月11日). “Carey Mulligan Gets Revenge in ‘Promising Young Woman’ Trailer” (英語). Variety 2020年10月19日閲覧。
- ^ Sharf, Zack (2020年10月9日). “‘Promising Young Woman’ Trailer and Release Plan: Carey Mulligan Finally Enters Oscar Season” (英語). IndieWire 2020年10月19日閲覧。
- ^ "Promising Young Woman". Rotten Tomatoes (英語). 2020年10月19日閲覧。
- ^ "Promising Young Woman" (英語). Metacritic. 2020年10月19日閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (2020年12月27日). “‘Wonder Woman 1984’ Hits $16.7M At Domestic B.O. In Face Of HBO Max Release; Record For Pandemic, But 84% Lower Than First Pic’s Opening” (英語). Deadline.com 2021年2月25日閲覧。
外部リンク
[編集]- Promising Young Woman - フォーカス・フィーチャーズ
- 映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』公式サイト - PARCO Movie(株式会社パルコ)
- 映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』公式 (@PywJapan) - X(旧Twitter)
- 映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』公式 (@pywjapan2021) - Instagram
- プロミシング・ヤング・ウーマン - allcinema
- プロミシング・ヤング・ウーマン - KINENOTE
- Promising Young Woman - IMDb