「同級生 (ゲーム)」の版間の差分
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: 1995年に発売された[[メイクソフトウェア]]による[[アーケードゲーム|アーケード]]用[[脱衣麻雀]]シリーズ。本作のキャラクターが登場する。後に1996年にSSに桜木舞以外のキャラクターを入れ替えた『SPECIAL』が発売された<ref>{{Cite web|url=https://www.famitsu.com/games/t/14829/|title=麻雀同級生スペシャル (セガサターン)|website=ファミ通.com|publisher=KADOKAWA Game Linkage|date=1996-03-29|accessdate=2021-05-30}}</ref>。 |
: 1995年に発売された[[メイクソフトウェア]]による[[アーケードゲーム|アーケード]]用[[脱衣麻雀]]シリーズ。本作のキャラクターが登場する。後に1996年にSSに桜木舞以外のキャラクターを入れ替えた『SPECIAL』が発売された<ref>{{Cite web|url=https://www.famitsu.com/games/t/14829/|title=麻雀同級生スペシャル (セガサターン)|website=ファミ通.com|publisher=KADOKAWA Game Linkage|date=1996-03-29|accessdate=2021-05-30}}</ref>。 |
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; 同級生麻雀 |
; 同級生麻雀 |
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: [[ユーメディア]]による[[PlayStation (ゲーム機)|PlayStation]]用麻雀ゲーム<ref>{{Cite web|url=https://www.jp.playstation.com/software/title/slps00673.html|title=同級生麻雀 - ソフトウェアカタログ|website=プレイステーション® オフィシャルサイト|publisher=Sony Interactive Entertainment LLC|date= |accessdate=2021-05-30|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190717085553/https://www.jp.playstation.com/software/title/slps00673.html|archivedate=2019-07-17}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.famitsu.com/games/t/16554/|title=同級生麻雀 (PS)|website=ファミ通.com|publisher=KADOKAWA Game Linkage|date=1997-01-17|accessdate=2021-05-30}}</ref>。本作のキャラクターが登場する点では『麻雀同級生』と似ているが、作品自体は別物。 |
: 1997年に発売された[[ユーメディア]]による[[PlayStation (ゲーム機)|PlayStation]]用麻雀ゲーム<ref>{{Cite web|url=https://www.jp.playstation.com/software/title/slps00673.html|title=同級生麻雀 - ソフトウェアカタログ|website=プレイステーション® オフィシャルサイト|publisher=Sony Interactive Entertainment LLC|date= |accessdate=2021-05-30|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190717085553/https://www.jp.playstation.com/software/title/slps00673.html|archivedate=2019-07-17}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.famitsu.com/games/t/16554/|title=同級生麻雀 (PS)|website=ファミ通.com|publisher=KADOKAWA Game Linkage|date=1997-01-17|accessdate=2021-05-30}}</ref>。本作のキャラクターが登場する点では『麻雀同級生』と似ているが、作品自体は別物。プレイヤーは『同級生』の主人公となり14人の美少女たちと麻雀で対戦することができる。麻雀は4人打ち形式で行われる。主人公とヒロイン以外のメンツは本編でおなじみの恋敵の面々からランダムに選ばれる。彼らを交えての勝負に勝つとイベントが発生する。他にも女の子のいそうな場所に移動することでもイベントが発生する。麻雀に誘ったりデートに誘うことで仲を深めて、エンディングで告白を受けることがゲームの目的となる。<ref>{{Cite book|title=PlayStationMagazine No.2|date=1997年1月31日|year=1997|publisher=株式会社徳間書店|page=169}}</ref> |
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; 雀級生 〜コスプレ★パラダイス〜 |
; 雀級生 〜コスプレ★パラダイス〜 |
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: エルフによる[[ゲームボーイ]]参入第1弾の麻雀ゲーム。本作と『下級生』から選抜されたキャラクター達を相手に勝利すると、[[コスプレ]]をさせることができる。 |
: エルフによる[[ゲームボーイ]]参入第1弾の麻雀ゲーム。本作と『下級生』から選抜されたキャラクター達を相手に勝利すると、[[コスプレ]]をさせることができる。 |
2021年8月9日 (月) 11:25時点における版
ジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム |
---|---|
対応機種 |
PC-9801(PC98) DOS/V X68000(X68k) FM TOWNS(TOWNS) Windows95/98/Me/2000/XP(Win) Windows2000/XP(DMM) PCエンジン(PCE) セガサターン(SS) |
開発元 |
エルフ(DOS/X68k/TOWNS/Win/DMM) フライト・プラン(PCE/SS) |
発売元 |
エルフ(DOS/X68k/TOWNS/Win) NECアベニュー(PCE) NECインターチャネル(PCE/SS) DMM(DMM) |
発売日 |
1992年12月17日(DOS/X68k/TOWNS)[1] 1995年11月23日(PCE) 1996年8月9日(SS) 1999年8月27日(Win) 2007年3月1日(DMM) |
レイティング |
18禁(DOS/X68k/TOWNS/Win/DMM) 18歳以上推奨(PCE/SS) |
キャラクター名設定 |
可(DOS/Win/DMM) 不可(PCE/SS) |
エンディング数 | ヒロインの人数+バッドエンド1 |
セーブファイル数 |
1(DOS/X68k/TOWNS) 1 - 8(Win)[注 1] 8(DMM) |
メディア |
フロッピーディスク(DOS/X68k) CD-ROM(TOWNS/Win/PCE/SS) |
画面サイズ |
640*400 4bit(DOS) 768*512 4bit(X68k) 640*480 4bit(TOWNS) 640*480 16bit以上(Win/DMM) |
BGMフォーマット |
FM音源(DOS/X68k/TOWNS) PCM(Win/DMM) |
キャラクターボイス |
なし(DOS/PCE/DMM) 主人公以外フルボイス(SS/Win) |
CGモード | あり |
音楽モード |
なし(DOS/PCE/SS) あり(Win/DMM) |
回想モード | あり(Win/DMM) |
メッセージスキップ | なし |
オートモード | なし |
備考 | DMM版以外はロットアップ |
『同級生』(どうきゅうせい)は、1992年12月17日にエルフから発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム[1]、および、そのシリーズやそれを原作とした関連商品群である。
夏休みのナンパを題材とした本作は、ヒロインたちの問題に向き合いながら結ばれていく物語であり、性描写中心だった当時のアダルトゲームの在り方を変える一作となった。
また、1995年1月にはシリーズ第2作の『同級生2』が発売され、1994年5月に発売された恋愛シミュレーションゲームの『ときめきメモリアル』との相乗効果もあり、恋愛ゲーム市場が一気にブレイクした[2]。
家庭用ゲーム機へも移植されており、1995年11月23日にPCエンジン(PCE)版が、1996年8月9日には『同級生if』のタイトルでセガサターン(SS)版が発売されている。さらに、1999年8月27日にはWindows(Win)版が各種リメイクの上発売され、2007年3月1日には、内容をPC98版『同級生』準拠に戻したWindows2000/XP対応の『同級生オリジナル版』がDMM公式サイトからダウンロード販売形式で発売された。
2021年2月26日には、FANZAGAMESによるリメイク版が発売された[3]。
内容
本作の基本シナリオは夏休みの前半部分をナンパ資金調達のアルバイトに明け暮れた主人公が、8月10日から8月31日までの間に街や学園をナンパして回るというものであるが、話が進むにつれ、各ヒロインが持つ悩みやコンプレックスといった問題に主人公が向き合っていくという恋愛ドラマや青春ドラマが待っており、「どうして主人公はヒロインに好かれ、セックスに至るのか?」という問いへの回答が提示される。
本作のゲームシステムは、町内マップを自由に移動しながらゲームを進めていく。本作には、シミュレーションゲームのように時間の概念があり、建物などに入ったりイベントが発生することで時間が経過し、キャラクターとのエンカウントは特定の時間帯でないと発生しない。このシステムにより、プレイヤーはあたかも実在の町の中を自由に行動して、ヒロインたちとの接触を優先する以外にも、登場人物たちを怒らせたり呆れさせたりする「おバカなこと」や「猥談」をしたり、調べるモードで背景の建築物やモブキャラクターをクリックすると現れる「突拍子もない選択肢」につきあって時間を潰しているかのような気分も味わうことができる。[独自研究?]こうしたゲームシステムは、ファミリーコンピュータ ディスクシステムの『消えたプリンセス』(イマジニア)など、過去に類例が見られるものの、本作以前にはほとんど知られていなかった[要出典]。逆に本作以降では良く似たゲームが登場している[注 2]。
ヒロインを含めた他キャラクターとの会話システムには、普通に表示される会話テキストに対しマウスをクリック、もしくはキーボードを叩いて読んでいく通常タイプの他、『DE・JA II』などで採用されていた、グラフィックの各所へ移動させるとシナリオと用途に応じた形状に変化するアイコンをクリックして進める特殊タイプが搭載されている。
登場人物
- 声優名はPCE/SS/OVA/RD(ラジオドラマ)/麻雀(麻雀同級生)/同麻(同級生麻雀)/リメイクの順。Win版では非公開につき、記載しない。未登場および声無しは「-」で表記。
- 年齢はDOS版当時のもの。Win版ではソフ倫の規制改正のため設定されていない(詳しくは、コンピュータソフトウェア倫理機構の項を参照)。
- 主人公
-
- ゲーム版:たくろう(デフォルト。姓は不明)
- 小説版:辻村 詠(つじむら えい)
- OVA版:諸岡 わたる(もろおか わたる)
- ラジオドラマ版(以降はRD版と省略):拓朗(姓は不明)
- 声:- / - / 岩田光央 / 成田剣 / 岩田光央 / -
- 年齢:18歳 / その他の設定は不明
- 先負学園(さきまけがくえん)3年生。両親の仕事の都合で親元を離れ、一人暮らしをしている。勉強はやればできるのに嫌いなため、成績は悪い。破天荒な性格であることに加え、女たちをナンパすることが好きである。腕っ節が強い上に決断力にも富み、人を身分や肩書きでなく本質で見ることもできるため、次第にヒロイン達を惹き付けていく。
- 小説版では、両親の事故死後に親戚中をたらい回しにされた結果、叔父の家に住む。ゲーム版の主人公より性的に流されやすい。最終的には舞と結ばれ、結婚を前提に同居する。叔父は主人公以上の変わり者で、家を空けることも多い。
- RD版では舞との関係が進展しないことに悩んだり、舞の留学を「自分を避けるため」と思い込む一面も描かれている。
主人公と同級生のヒロイン
- 桜木舞(さくらぎ まい)
- 声:國府田マリ子 / 同左 / 高橋美紀 / 同左 / 同左 / 國府田マリ子 / 橘まお[4][5]
- 年齢:18歳 / 身長:158cm / スリーサイズ:83/56/86(cm) / 血液型:A
- 本作のメインヒロイン。水泳部所属だが、各種の稽古事が忙しく、部には滅多に顔を出さない。良家のお嬢様である一方、学園のマドンナ的存在として見られることをよく思っていない。健二とは、家同士の付き合いがある。
- 小説版やWin版では、芯が強く気丈な性格であり、小説版では主人公(辻村詠)と結ばれる。
- 田中美沙
- 声:小野寺麻理子 / こおろぎさとみ / 同左 / 同左 / 同左 / 同左 / 猫村ゆき[5][4]
- 年齢:18歳 / 身長:158cm / スリーサイズ:79/55/80(Win版では82/55/82)(cm) / 血液型:B
- 陸上部に所属する期待のエースで、「陸上部のバンビちゃん」の異名を持つ。男勝りかつ勝気な性格で男のような言動が目立つが、実は純情でひたむき。運動神経抜群でかなりの努力家。親友(美穂)の恋路を応援しようとナンパ師の主人公に詰め寄るが、次第に自分自身が主人公に惹かれてゆくことに気付き、友情と愛情との板挟みに苦悩する。
- 舞を超える一番人気になったため、後の『同級生2』でも攻略可能ヒロインとして再登場する。Win版『同級生』では『同級生2』へ無理なく繋がるよう、エンディングが変更された。
- 黒川さとみ(くろかわ さとみ)
- 声:小野綾子 / 同左 / 高田由美 / 同左 / 同左 / 根谷美智子 / 蒼乃むすび[5][4]
- 年齢:18歳 / 身長:163cm / スリーサイズ:83/58/85(Win版では83/58/87)(cm) / 血液型:O
- 主人公とは中学生の時からの腐れ縁で、何でも言い合える友人。ショートカットの髪型と相まって、美沙以上にボーイッシュな雰囲気を漂わせている。学校の体育倉庫で寂しげな彼女と会うことが多い。主人公行きつけの喫茶店「OTIMTIM」でアルバイトをしており、看板娘として知られている。ただし、店内でも破天荒で知られている主人公に対しては客とは見なさず容赦しない。健二と付き合っているが、現在は疎遠。健二が舞を狙っていることには薄々気付いており、彼と同様に舞を狙っている主人公との間で微妙な立場に立たされる。
- Win版では幼馴染の間柄となったが、エンディングはCGも含めてDOS版とそう変わらない。セックス描写が未遂に終わるヒロインの一人。
- RD版では、健二ではない他の男性と付き合っている。また主人公と肉体関係にもならない。
- 仁科くるみ(にしな くるみ)
- 声:笠原留美 / 同左 / 及川ひとみ / 同左 / 芳野美樹 / 笠原留美 / 北大路ゆき[4]
- 年齢:18歳 / 身長:156cm / スリーサイズ:80/56/81(Win版では83/56/84)(cm) / 血液型:A
- 坂上一哉の彼女。厳格な両親に育てられており、純粋で恋愛にも奥手と少々幼い。同学年の主人公を先輩と呼ぶことが時々ある。一哉とは清らかな恋愛関係を築きたいが、早く肉体関係を持ちたい一哉との考えの違いから関係が疎遠になっている。恋人との関係を改善するため、主人公に一哉の態度が冷たくなってきている事を相談したことがきっかけで、彼に惹かれていく。EDでは普通のプレイでは満足できないHな身体に開発される。
- DOS版開発当初は下級生だった[要出典][注 3]。Win版では名実共に下級生になった。PCE版のエンディングには彼女自身の二面性を強調している。
- RD版では一哉との関係が進展せず、主人公との関係も薄い脇役となっており、彼女をメインとしたエピソードも無い。
- 鈴木美穂(すずき みほ)
- 声:丹下桜 / 同左 / 麻見順子 / 同左 / 芳野美樹 / 丹下桜 / 小波すず[5][4]
- 年齢:18歳 / 身長:154cm / スリーサイズ:78/56/80(Win版では79/56/80)(cm) / 血液型:A
- 放送部の部員で、主人公のことを以前から気に掛けている。性格は引っ込み思案で赤面症、容姿もくるみ以上に幼い。花が大好きなことから、先負駅前の花屋でアルバイトをしている。美沙とは親友。
- Win版では、セックス描写が未遂に終わる。
- RD版では、舞と対に位置するもう1人のヒロインであり、主人公と肉体関係にも至る。
- 『同級生2』では、物語の舞台である八十八町へ引っ越し、しかも親友である美沙の台詞に名前が出てくる。
主人公と同級生でないヒロイン
- 芹沢よしこ(せりざわ よしこ)
- 声:井上喜久子 / 同左 / 嶋村薫 / 勝生真沙子 / 高乃麗 / 井上喜久子 / 夏峰いろは[4]
- 年齢:25歳 / 身長:164cm / スリーサイズ:85/60/87(Win版では89/60/87)(cm) / 血液型:O
- 先負学園の公民科(倫理社会科)教師で、主人公のクラス担任。非常に生真面目な性格で、恋愛よりも仕事を優先してきたため、男性経験は少ない。主人公とは反りが合わないが、根はあくまでも生徒思いで、主人公の将来を本気で心配する中で次第に理解を深めてゆく。主人公が学園の女の子たちに人気があることを知っており、彼女たちの変化については些細なことも見逃さない。
- Win版では、大幅に変更を加えられた他のヒロインとは違ってイベントCGを一部差し替えられただけであり、シナリオも大半はほぼDOS版のまま。
- RD版では、恋人が居た。
- 斎藤亜子(さいとう あこ)
- 声:草地章江 / 同左 / ? / - / かないみか / 草地章江 / 柚原みう[4]
- 年齢:20歳 / 身長:165cm / スリーサイズ:85/59/91(cm) / 血液型:O
- 先負駅前にある薬局兼実家の「蓬莱堂」(小説版では「斎藤薬局」)の薬剤師(Win版では店員[注 4])。非常に真面目で一途な性格。ボブカット(おかっぱ)がトレードマークで姉に劣らない美人であり、来客を中心に美人姉妹との評判も高いが、控え目で気弱、子供っぽいと見られることにコンプレックスを感じている。恋愛に対しても男性恐怖症に近いものを持っているが、一度好きになった相手にはすべてを捧げて尽くすタイプで、嫉妬深い。EDでは主人公好みのHな身体に調教される。
- Win版では、DOS版経験済みプレイヤーへの台詞ネタが存在する。また、EDの内容がDOS版とはまったくの別物になっている。
- 斎藤真子(さいとう まこ)
- 声:萩森侚子 / 同左 / 安藤ありさ / 同左 / 萩森侚子 / まるたまり / 風音[4]
- 年齢:23歳 / 身長:167cm / スリーサイズ:89/61/90(Win版では92/61/90)(cm) / 血液型:O
- 先負学園の校医(Win版では養護教諭[注 5])で、亜子の姉。保健室と薬局にいることが多い。常にブラウスとタイトスカートの上に白衣を羽織っている。また、日々の業務の中でも亜子のことは常に気遣っており、休日には蓬莱堂の店番に入ることもある。
- 包容力のある人柄からも学園生には絶大な人気があり、相談に訪れる者は男女を問わず後を絶たないが、誰に対しても良き相談相手でいようとする自制心から、性的な欲求不満に陥っている。DOS版ではあるイベントをきっかけにそれが暴走し、自分から主人公を襲う形で肉体関係を持つが、Win版ではその展開が大幅に変更されている。その後に発売されたDMM版ではDOS版に準じた展開に戻されているが、それゆえにグラフィック上では弊害も生じることとなった。詳細は#移植版・リメイク版を参照。
- 正樹夏子(まさき なつこ)
- 声:深見梨加 / 同左 / 引田有美 / - / 根谷美智子 / 深見梨加 / 歩サラ[4]
- 年齢:21歳 / 身長:166cm / スリーサイズ:85/58/86(Win版では88/58/88)(cm) / 血液型:O
- デザイン系の専門学校に通っている専門学校生で、先負駅前のブティックでアルバイトをしている。主人公とのセックスの際にもそれ相応の大胆な面を見せるものの、普段の性格は古風で落ち着いており、芯の強い所もある。くるみとの関係が冷え込んでいた一哉が目を付けた女性でもあるため、本編開始直後、主人公はダシに使われる形で一哉から紹介されることとなる。
- 小説版では、かつて主人公と出会っており、彼の回想において初めて肉体関係を結んだことが明かされている。
- Win版では、豊かな母性を持っていると設定されており、先述した要素のほとんどがそれを強調したものへ変更された。エンディングについては、他のヒロインのような極端な変更は加えられていない。
- 田町ひろみ(たまち ひろみ)
- 声:水谷優子 / 同左 / - / 岩坪理江 / 水谷優子 / 同左 / 白月かなめ[4]
- 年齢:20歳 / 身長:156cm / スリーサイズ:81/60/85(Win版では84/60/87)(cm) / 血液型:O
- 主人公宅の近所にある会社「藤田製作所」の従業員。藤田製作所には先負学園の卒業生が数多く勤めていることから、同僚に主人公の噂を聞かされて興味を抱き、偶然を装って出会いを果たす。基本的には明朗快活な性格をしているが、コスプレイヤーかつオタクだった過去に自分同様の冬彦と付き合っていたことには今でもコンプレックスを感じており、世間一般における恋人のような白昼堂々のデートをしてみたいという願望を持っている。趣味は彼氏の冬彦と様々なコスプレでHをすること。言葉遣いもやや幼い。EDでは主人公とのコスプレHを楽しんでいる。
- Win版ではやよいの友人であり、主人公とのセックス描写も大胆に徹していたDOS版とは異なるものとなっている。
- 真行司麗子(しんぎょうじ れいこ)
- 声:渡辺菜生子 / 同左 / - / - / 水沢潤 / 田中敦子 / 御苑生メイ[4]
- 年齢:25歳 / 身長:163cm / スリーサイズ:83/60/85(Win版では86/60/87)(cm) / 血液型:A
- 主人公のアパートの隣家に住む主婦で、おっとりした性格をしている。日本華道の家元を務める夫は帰宅しないことが多いため、自宅で孤独に過ごしており、日常の買い物くらいしか外出することはない。庭を掃き掃除している時は、自室の窓を開けた主人公と目線が合うこともしばしば。勢いに任せて主人公と1回だけの約束で過ちを犯すが、それ以降は他のヒロインと違って毎日でもHができる。
- 小説版では、身体だけを求めて自宅を訪れる主人公に抗えず不倫を繰り返す。その後、健二が主人公の素行調査に雇った探偵に淫らに喘ぐ姿を覗かれ、不倫現場の証拠写真を撮られる。主人公との不倫関係の日々はDOS版でのそれを終盤まで続けたパターンが反映されている。
- PCE版のエンディングはDOS版とはかなり毛色の異なる内容であり、Win版のエンディングに至っては完全に別物になっている。
- 佐久間ちはる(さくま ちはる)
- 声:豊嶋真千子 / 同左 / - / - / 根谷美智子 / 豊嶋真千子 / 藤崎紗矢香[4]
- 年齢:19歳 / 身長:164cm / スリーサイズ:88/59/86(Win版では91/59/88)(cm) / 血液型:AB
- 主人公の近所の一軒家に住んでいる、家事手伝い兼フリーターの女性。面識は皆無であり、先負駅前の路上でナンパされて知り合う。水商売のアルバイト経験を持っているうえに少し意地っ張りで、主人公の1歳年上でしかないにもかかわらずやたらとお姉さんぶるが、本質は家庭的で、一旦惚れた後はとことん尽くすタイプ。
- 小説版では、アルバイト先の少し先輩に当たる同僚として主人公と知り合う。主人公とのセックス描写はDOS版でのそれがほぼ反映されたものだが、途中からは小説版オリジナルの展開となり、翌日まで延々と愛し合う姿が描かれる。
- Win版では、ナンパされる以前から主人公のことを気に掛けていたという設定へ変更され、エンディングは変更点に見合った平凡ながらも幸せなものとなった。
- 成瀬かおり(なるせ かおり)
- 声:永島由子 / 同左 / - / - / 水沢潤 / 永島由子 / 水野七海[4]
- 年齢:20歳 / 身長:162cm / スリーサイズ:85/58/86(Win版では84/57/89)(cm) / 血液型:B
- 矢吹町[注 6]のキャバクラ「Cat's eye」にてレイラという源氏名で勤務している女性。矢吹町の高級賃貸マンション「矢吹町レジデンス」に一人暮らし。普段の言動は乱暴ではないが、派手な化粧は店以外でも常時欠かさず、主人公と街中で会った際にも猥褻な単語や言い回しを平気で口にする。そのうえ、主人公とのセックスの際には自分からむしゃぶりつき、手馴れた性技を駆使しながら有利に進めていくなど、一見は下品な好き者だが、酒に酔った際には「純愛したい」と本音をもらしている。
- DOS版発売当時は隠しキャラクター扱いになっていたが、原画集以降は普通に扱われるようになった[要出典]。
- 小説版では、好き者の面のみが強調されており、主人公とのプライベートセックスを楽しむべく自宅へ招こうとする。
- Win版では、DOS版同様に好き者らしいところを見せながらも、エンディングでは普通の女性としての幸せを掴む。
- RD版では昔主人公が片想いしていた異性として、名前のみ登場する。
- 草薙やよい(くさなぎ やよい)
- 声:高橋美紀 / 同左 / - / - / 平松晶子 / 高橋美紀 / 手塚りょうこ[4]
- 年齢:20歳 / 身長:166cm / スリーサイズ:89/57/88(Win版では92/57/89)(cm) / 血液型:B
- 先負町にある「登渡り医院」の泌尿器科に勤務している看護師[注 7]。薄化粧ながらも、派手な容姿をしている。また、口数が少ない。
- DOS版では当初、かおり同様に隠しキャラクター扱いであり[要出典]、藤田製作所にいる友人が誰なのかは明確に描かれていなかったが、Win版では口数が増えたうえに性格もやや小悪魔的なものへ変更され、藤田製作所にいる友人はひろみという設定になった。
コンシューマ版オリジナルヒロイン
PCE版とSS版の両方に登場。
- 桜木京子(さくらぎ きょうこ)
- 声:柳瀬なつみ / 同左 / - / -
- 年齢:16歳 / 身長:156cm / スリーサイズ:82/55/83(cm) / 血液型:A
- 舞の妹で、姉のことを「舞ちゃん」と呼ぶ。行動的で好奇心も旺盛である。姉を狙う主人公を見定めるべく主人公に近付くが、自分も彼に惹かれてゆく。テニス部所属。
- 実は舞の没案が元となっている[要出典]。DOS版発売当時から、パッケージイラストやデータファイルで姿だけは確認できたため、パソコン通信のBBSなどで話題となった[要出典]。
- PCE版ではデートイベントが作成されず、ほぼオマケ扱いであったが、SS版では専用シナリオも用意された。
- 高野みどり(たかの みどり)
- 声:鈴木真仁 / 同左 / - / -
- 年齢:18歳 / 身長:162cm / スリーサイズ:84/60/86(cm) / 血液型:AB
- 主人公の同級生で、手芸部所属。大人しく人見知りの激しい性格で、クラスでも目立たない存在。主人公に憧れているが、いざ目にすると逃げ出してしまう。
- PCE版ではあまりに悲惨な扱いのままエンディングを迎えるため、SS版では救済できるようにシナリオが修正されている[要出典]。黒縁眼鏡をかけていることもある。
- 堀真純(ほり ますみ)
- 声:平松晶子 / 同左 / - / -
- 年齢:21歳 / 身長:164cm / スリーサイズ:87/59/87(cm) / 血液型:B
- 先負警察署交通課に務めている女性警察官。幼馴染である主人公に対しては姉のように接しているが、機動隊向きの腕っ節から「先負町最強の婦警」と呼ばれている上に少々酒乱の気もあるため、破天荒な主人公も彼女にだけは頭が上がらない。夏休みの後半から登場する[6]。
男性陣
後年の泣きゲーと異なり[要出典]、男性キャラの一部は主人公の恋愛の障害として存在する。主人公が攻略に失敗したヒロインは、エンディング直前に彼らの彼女になるという結末を迎える。
- 坂上一哉(さかがみ かずや)
- 声:古川登志夫 / 同左 / 二又一成 / 同左
- 主人公の悪友。くるみと付き合ってはいるが、彼女の奥手ぶりに疎遠となりつつあり、新しい恋に生きようと夏子に目を付けた。
- OVA版では夏子に恋人として見てもらえないまま、くるみとヨリを戻そうとして失敗する。OVA版『同級生クライマックス』では文化祭を経て恭子と付き合う。
- 相原健二[注 8](あいはら けんじ)
- 声:古谷徹 / 同左 / 速水奨 / -
- 主人公の同級生。相原グループの御曹司であり、舞の家とは付き合いも深い。水泳部所属。主人公とは舞を巡る恋のライバルである一方、さとみに好意を寄せられている。
- SS版では、さとみの件で主人公と殴り合いになる場面が追加された。この場面では格闘術を嗜んでいることや、さとみに対して冷淡になった理由も一哉の口から聞かされる。
- 小説版ではチーマーを使い、主人公に対し妨害行為を行う。お互いの利害一致などがあったとはいえ当初はさとみとも両想いであり、肉体関係に至った経緯もDOS版とは異なっている。セックスの際にさとみが主人公の名前を呼んでしまったことで、彼女のとの行為が乱暴なものとなり、それを強姦と誤解した主人公と殴り合いになってしまう。ただしさとみに対する自身の想いが本気だと気づいた後は彼女への態度を謝罪するため、自身の行為を悔い改める努力を見せる。その後のさとみとの交際は順調となっており、主人公からも自分自身を映す鏡のような存在として悪印象は払拭されている。
- OVA版でも主人公と対立する役回りに当たるが、OVA版『同級生クライマックス』ではかなり関係が改善したらしく文化祭で行う美人喫茶のため親に頭を下げてまで本格的な喫茶店運営のため奔走する。コーヒーの濃さについては客の健康を第一と考え一哉と対立するなど、性格的な面で掘り下げられた描写となっている。
- 間太郎(はざま たろう)
- 声:千葉繁 / 同左 / - / -
- 主人公の同級生。その姓名から、主人公にはマタロウと呼ばれ、からかわれている。典型的なガリ勉タイプで、恋愛とは縁が遠いものの、実は美穂に密かな好意を寄せている。シナリオが進むにつれ、奇抜な言動をとるようになる。
- 冬彦(ふゆひこ)
- 声:佐藤浩之 / 同左 / - / -
- ひろみの元彼氏であるオタクの男性。ひろみに自分の好きなキャラのコスプレさせてHするのが趣味。ひろみへの未練が捨てきれず、彼女と仲良く話す主人公を敵視している。
- マスター
- 声: ? / ? / 玄田哲章 / -
- さとみがアルバイトをしている喫茶店「OTIMTIM(オティムティム)」のマスターであり、本名は不明。ゲーム版ではどれにもグラフィックは存在しないが、OVA版ではスキンヘッドのサングラスという、厳つい外見とは裏腹に性格はややオカマっぽい、気の優しいおじさん。
制作
美術
本作は、「卒業」という仮タイトルのもと、冬休みのナンパをモチーフとした企画からスタートした[要出典]。 キャラクターの初期デザインも冬服で設定されていたため、その名残として一部のキャラクターの衣服が真夏に不相応な服装で描かれている[要出典]。
本作のキャラクターデザインと原画は、『卒業 〜Graduation〜』(1992年 ジャパンホームビデオ)を手掛けた竹井正樹が担当した[7]。 元々アニメーターだった竹井は、自分のやってきたスタンダードの縦横比との違いに苦労したが[8]、アダルトゲームのグラフィック向上に貢献したことで、後に多くのゲーム原画家を生み出すきっかけにもなった。『Kanon』などの原画で知られる樋上いたるは、本作をきっかけにゲーム業界入りしたと明言している[要出典]。
開発
本作は、1989年にエルフから発売された『ぴんきぃぽんきぃ』の流れをくむナンパゲームとして開発されており[9]、街を歩き回ってナンパする行為をPC画面で表現するために、フィールド移動が採用された。本作がナンパゲームとして開発されたという名残は、実行ファイルの名前である「nanpa.exe」[2])や、一部のキャラクターの設定などにも存在する。
開発期間中、ゲームシステムをデザインした蛭田昌人が、竹井の絵を見るうちにヒロインをただナンパしてセックスさせるだけでは勿体無いと思い、ヒロインの数を減らして個々にストーリー性のあるシナリオを付加させた結果、「恋愛ゲーム」になった[2][10]。これは蛭田自身も意図しておらず、ゲーム雑誌のインタビューの中で「購入者から『同級生はナンパゲームじゃなくて恋愛ゲームなんだ』と言われて初めて気が付いた」と語るに至った[要出典]。
デバッグ作業の時点では、全ての家に入ることができた上、全ての家に住人の台詞と表札が用意されていた[11]。しかしゲームプレイに時間が掛かり過ぎることや、序盤から難しくなり過ぎるという懸念から、基本的にはヒロインの自宅のみ主人公が入ることができるという仕様に落ち着いた[11]。これについて蛭田は「ワケの分からないゲームになった。」と評している[12]。
その後、購入者の声を受けてPC98版の時点から「恋愛ゲーム」と定義され、ストーリー性やドラマ性を強化して開発された『同級生2』が大ヒットしたことから、エルフは本作をWindowsへ移植する際にシナリオやエンディングを大幅に差し替え、『同級生2』以上に恋愛ゲーム色の強い内容へとリニューアルを施した。そして後年のDMM版では、PC98版準拠のものとWindows版の2種類を発売している。
移植版・リメイク版
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 販売元 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 同級生 | 1995年11月23日 | PCエンジン | フライト・プラン | NECアベニュー | |
2 | 同級生if | 1996年8月9日 | セガサターン | フライト・プラン | NECインターチャネル | PCE版からの移植。 |
3 | 同級生 | 1999年8月27日 | Windows95/98/Me/2000/XP | エルフ | エルフ | |
4 | 同級生オリジナル版 | 2007年3月1日 | Windows95/98/Me/2000/XP(XP/Vistaの64bit版を除く) | エルフ | DMM | |
4 | 同級生 リメイク | 2021年2月26日 | Windows8.1/10 | エルフ | FANZA GAMES |
コンシューマ版
- PCエンジン(PCE)版
- 開発はフライト・プラン、移植に際しての差し替え分原画は竹井正樹が担当。バッドエンド用エンディングテーマに山下達郎作曲の『さよなら夏の日』が起用されたことでも、話題を呼んだ[要出典]。
- ちなみに開発の際、DOS版の雰囲気をできるだけ損なわないようにとのNECアベニューによる指示には、多数の下請け開発会社がPCEのスペックや開発技術の関係上応えにくいとして音を上げたという逸話が残っている[要出典]。
- セガサターン(SS)版
- 名称は『同級生if』(どうきゅうせいイフ)。PCE版からの移植で、開発は同じくフライト・プランが担当。PCE版とは違い、SSの高スペックにより容量に余裕ができた分[要出典]、CGもサウンドもDOS版以上に向上された。こちらも差し替え分原画は、竹井正樹が担当。
- 音声はPCE版の流用ではなく、全てが録り直されている[要出典]。
Win版
DOS版発売から7年経ち、Win版『同級生2』もすでに発売されていたことから、Microsoft Windowsへの移植に当たっては、「恋愛ゲーム」として作り直すべくシナリオをはじめとしてヒロインの性格付けやスリーサイズ設定などが大幅に見直された。特にセックスシーンのカットやエンディングの差し替えなどが顕著で、シナリオ面においてDOS版とは別物になっている。グラフィックはWindows用に彩色し直され、射精差分の追加、フルボイス化、I・S・P・Zシステム(一度選んだ選択肢はパパも絶対迷わないシステム)の搭載でゲーム全体の難易度を下げるなど、時代の趨勢に合わせた様々な変更も施されている。後年には、DMMで独占ダウンロード販売されるようになった。
DMM版
DMM版は、『同級生オリジナル版』という題名で独占ダウンロード販売された。開発はエルフが担当しており、ゲームシステム・画面構成・大半のCGは、Win版を2007年時点の規定に適合するよう手直しがされている。シナリオはDOS版のものへ戻され、Win移植の際に削除や差し替えに遭ったシーンも、DOS版の原画から描き起こした新CGを補填することで復活した。ただし、CGの手直しは規定へ適合させる程度にとどまっており、Win版のシナリオに合わせてDOS版から変更された表情には手が加えられていない。そのため、セックスシーンを中心にヒロインの台詞と表情が合致しなくなった部分が散見される[注 9]。音声は無い。
同級生 リメイク
本作のリメイク版にあたる『同級生 リメイク』はFANZA GAMESから発売され、開発にはシルキーズプラスが協力した[13]。オリジナル版のシステムをもとにした「クラシックモード」に加え、選択肢による好感度の上下を可視化するなどして遊びやすくした「イージーモード」[14][3][注 10]や、シーン鑑賞モードなどが追加されており、ヒロインの音声もフルボイス化されている。また、豪華版にはWindows 8.1/10に対応した初代『同級生』が収録されている[15][16]。
リメイク版のプロデューサーであるFANZAGAMESのヤス(松田泰明)は、もともと本作のファンであり、エルフの『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がリメイクされたことが本作のリメイクのきっかけの一つとなったと、BugBugによるインタビューに答えている[17]。また、ヤスは現在のユーザーにも美少女ゲームの古典である本作を遊んでほしいという気持ちが強かったと同時に、システム面を変更する必要があったために現行OS対応ではなくリメイクを選んだとも述べている[17][5]。一方、ヤスは大元が大作だったゆえに物量が多くて開発期間が長くなってしまったと、美少女ゲーム専門のニュースサイト・E-ROADとのインタビューの中で振り返っている[5]。
シナリオはWin版をベースとしており、2020年時点の倫理的に問題がある部分のみの調整にとどめられている[18]。シナリオを改変すると登場人物の言動に疑問や矛盾が生じてしまうおそれがあることから、ヤスはシナリオをそのまま使いたいと考えており、それに合わせようと世界観も1990年代を基準とした[17]。前述の問題上どうしても改変が必要な場面については、外部のライターが担当した[17]。
また、社内からはヤスの意図を理解したうえで「エンディングの後にHシーンを追加してほしい」という声も寄せられていたが、追加シーンが取ってつけたものになってしまうことに加え、蛭田のシナリオから乖離してしまうという懸念から、Hシーンの追加は行われなかった。同様の理由から、コンシューマ版の追加キャラクターも登場させなかった[17]。原画には、初代のデザインの意図を理解したうえで現代的にアレンジできるという理由から、すめらぎ琥珀が起用された[17]。
制作発表が2020年10月23日の0時に予告無しで行なわれたためもあり、同日のTwitterにて「同級生リメイク」というワードがトレンド入りしたことがまもなく報じられている[16]。また、美少女ゲーム業界内でも発表への反響は大きく、関係のあるデバッグ会社から連絡が来ることもあったとされている[17]。
リメイク版のキャンペーンとして、豪華版の購入者を対象としてた原作開発当時に用いられた竹井正樹による生原画を抽選で30名にプレゼントする企画が実施された[19][20]。これについてプログラマ兼ライターの岩崎啓眞は原作を「ゲーム史上に燦然と輝くメルクマーク[注 11]の一つ」と高く評価したうえで、「権利元の歴史意識を疑う企画と言わざるを得ない」と苦言を呈している[21]。一方、ヤスはこの企画への賛否を予想して制作チームと相談し、「リメイクがなければ倉庫で眠っていた物」「(ユーザーに)大事に扱ってもらえれば幸せ」という思いで実施に踏み切っており、原作スタッフにも快諾されている[20]。
2021年4月1日には、フロッピーディスク版を19194545年12月17日に発売予定であるとの告知ページが公開された[22]が、当然ながらこれはエイプリルフールのネタであり、まもなくネタばらしのツイートが出された[23]。
OVA版
『同級生 夏の終わりに』のタイトルで、ケイエスエスがピンクパイナップルレーベルで製作。レンタルビデオ版が先行流通(全2巻、2話ずつ収録)後、シーンを一部追加したセル版が発売された(全4巻、1話ずつ収録)。セル版にシーンが追加されるという手法は、後にアニメのDVDの販売手法として継承されることとなる。
ヒロインは美沙・さとみ・くるみ・舞の4人で、シナリオは一部オリジナルが挟まれるが、大筋は原作となったDOS版に沿った形で進行する。4人以外はサブキャラに留まっており、ひろみ・麗子・ちはる・やよい・太郎・冬彦は登場しない。
Dr.POCHIはOAV化にあたり、本作を選んだ理由として、原作を実際に購入後にプレイし、あるアニメに似ていて、主人公に「あたる」と付けたらピッタリはまったため、OAVにしても、はまるんじゃないかと考えたからで答えている[24]。
後日談として、秋の学園祭を描いた完全オリジナルストーリー『同級生クライマックス』が発売された(全2巻。1話ずつ収録)。前作ヒロイン4人の間で主人公が卒業までの期間限定ハーレム状態を満喫する中、美沙がメインヒロインを務める。また、本作のみのオリジナルヒロインである島本恭子が登場し、前作でくるみに去られてしまった一哉を救済する。さらには『同級生2』のメインヒロインである鳴沢唯も登場し、物語の橋渡し役としてゲストを務めた[注 12]。
なお、発売当時はメーカー自主規制による15禁だった[注 13]が、後のDVD化の際には18禁として販売された。
OVA版オリジナルヒロイン
- 島本 恭子(しまもと きょうこ)
- 声:山口由里子
- 『同級生クライマックス』に登場。主人公達のクラスの学級委員長で、「ヒスめがね」というあだ名で呼ばれている。自分の容姿にコンプレックスを抱いており、普段は眼鏡に両三つ編みという地味な容姿だが眼鏡を取ると素顔は美人。最後は一哉と結ばれる。
スタッフ
- 原作:蛭田昌人
- 企画プロデュース:Dr.POCHI、天地悠大、浅賀孝郎
- 製作プロデューサー:岩川広司、高島和光、越中おさむ
- 監督:よしもときんじ、高瀬節夫、小林孝志(『同級生クライマックス』のみ)
- 脚本:富田祐弘
- キャラクター原案:竹井正樹
- キャラクターデザイン:音無竜之介、奥野浩行、佐藤淳(『同級生クライマックス』のみ)
- 作画監督:音無竜之介、奥野浩行、佐藤淳(『同級生クライマックス』のみ)
- エンディングテーマ:「Wake up to your love」
- 作詞:TOMOMI
- 作編曲・歌:Tomas UNIT
- アニメーション制作:Triple X
- 製作:ケイエスエス、ピンクパイナップル
小説版
- 同級生 -もうひとつの夏休み- - 1994年12月10日初版発行 / ISBN 4-8470-3115-6 C0295
- 同級生 -星空の記憶- - 1995年12月30日初版発行 / ISBN 4-8470-3174-1 C0295
- 同級生 -きっと、忘れない夏- - 1997年5月10日初版発行 / ISBN 4-8470-3210-1 C0295
全3巻とも、原作:蛭田昌人、著:中山文十郎、表紙・口絵イラスト:竹井正樹、挿絵:珠梨やすゆき、発行:ワニブックス。内容は、DOS版を原作としているために舞がメインヒロインではあるものの、一部シーンを除いてオリジナルストーリーとなっており、3年生の夏休み以前のエピソードなども描かれている。また、夏子・亜子・ちはる・麗子・かおりといった他ヒロインの描写にも気が配られているが、一部のヒロインは設定がDOS版とは異なる。成年指定こそ無いものの、セックス描写は全巻に盛り込まれているが、ヒロインの中には主人公とのセックスへ至らない者も存在する。
なお、作者の中山はこの時点ではほとんど無名であったが、後に『まほろまてぃっく』の原作者として知られることになる。中山は本作を「『ナンパな男が女の子を食いまくる』ゲームでは決してない」と定義しており[要出典]、そのこだわりが作中にも色濃く発揮されている。
1997年5月13日付けのトーハンによれば、完結篇『きっと、忘れない夏』は週間ベストセラー新書部門で第1位を記録したとのこと。
小説版オリジナルヒロイン
- 青木 さやか(あおき さやか)
- 主人公の隣のクラスに籍を置いている同級生。あだ名は「あろちゃん」。成績優秀な優等生と非の打ち所が無いように見えるが、実は八百屋の主人や学園教師など、複数の男性と性的な関係を結んでいる。作者曰く、「ゲーム版のオマケを再現したキャラ」とのこと[要出典]。
- 井上 和美(いのうえ かずみ)
- 美沙の後輩で陸上部所属の1年生。「2代目バンビちゃん」と評されているショートカットヘアの美少女で、美沙とは良き先輩後輩の仲。
関連商品
書籍
- 同級生原画集
- 辰巳出版より1993年7月5日第1刷発行、定価2000円(本体1942円)。竹井正樹によるカラー原画を収録している他、ゲーム本編の解説や攻略法、スタッフインタビューも掲載している。ゲーム同様こちらも大ヒットし、アダルトゲームやそのメーカーの原画集やビジュアルファンブックが出版されることが付き物になるという、大きな流れを作った[要出典]。
- エルフ監修公式ゲームガイド
- 辰巳出版より発行。エルフのデビュー作である『どきどきシャッターチャンス』から、発行当時の最新作である『ワーズ・ワース』までの作品を解説。『同級生』シリーズに関しては解説の他、OVA版のキャラクター設定や、PC98版『同級生2』の第一報も掲載している。
- 同級生 ORIGINAL ANIMATION VIDEO
- ケイエスエスより発行。OVA版全話の解説やキャラクター設定を掲載。
ゲーム
- 麻雀同級生
- 1995年に発売されたメイクソフトウェアによるアーケード用脱衣麻雀シリーズ。本作のキャラクターが登場する。後に1996年にSSに桜木舞以外のキャラクターを入れ替えた『SPECIAL』が発売された[25]。
- 同級生麻雀
- 1997年に発売されたユーメディアによるPlayStation用麻雀ゲーム[26][27]。本作のキャラクターが登場する点では『麻雀同級生』と似ているが、作品自体は別物。プレイヤーは『同級生』の主人公となり14人の美少女たちと麻雀で対戦することができる。麻雀は4人打ち形式で行われる。主人公とヒロイン以外のメンツは本編でおなじみの恋敵の面々からランダムに選ばれる。彼らを交えての勝負に勝つとイベントが発生する。他にも女の子のいそうな場所に移動することでもイベントが発生する。麻雀に誘ったりデートに誘うことで仲を深めて、エンディングで告白を受けることがゲームの目的となる。[28]
- 雀級生 〜コスプレ★パラダイス〜
- エルフによるゲームボーイ参入第1弾の麻雀ゲーム。本作と『下級生』から選抜されたキャラクター達を相手に勝利すると、コスプレをさせることができる。
- 同級生〜Another World〜
- 2016年よりDMM.comがブラウザゲームとして配信している18禁恋愛ポーカーバトルゲーム。『同級生』『同級生2』『下級生』『下級生2』のクロスオーバー作品[29]。
その他
- ポスタードリーム
- バンプレストより制作・発売されたプライズゲームマシン。3桁のデジタル数字のスロットが付いており、コインを入れると数字が回転、数字の下に3つ並んだボタンを押して回転を止める。数字が揃うとポスターが出てくる。『同級生2』とカップリングのポスターが入手できた。
- また、『下級生』にはゲームセンターで遊べるミニゲームとして収録されており、『同級生』と『同級生2』のカップリングポスターを入手可能。ポスターの絵柄には、実物と同じ物が使われている。
- 同級生恋愛専科
- 文化放送とラジオ大阪にて1996年10月から1998年10月まで放送されたラジオ番組。『同級生』『同級生2』『下級生』のラジオドラマを放送した。
- パーソナリティはショッカーO野とこおろぎさとみ。ラジオ番組としては珍しく、番組そのものがアニメ化(実際はアニメと実写の混合)された。なお、このアニメはOVA版『同級生2』のおまけ的作品で、単品でもリリースされた。ビデオソフトには、『DQ7』(ドーキューセブン)なる特撮作品も収録。
文化放送 毎週日曜日 25:00 - 25:30 枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
尾崎・ターザンのロボタッグ!!
(1994年10月 - 1996年10月6日) |
同級生恋愛専科
(1996年10月13日 - 1998年4月5日) |
|
文化放送 毎週日曜日 25:30 - 26:00 枠 | ||
尾崎・ターザンのロボタッグ!!
(1997年10月12日 - 1998年4月5日) |
同級生恋愛専科
(1998年4月12日 - 10月4日) |
ラジオ・スーパーロボット魂
(1998年10月11日 - 1999年4月4日) |
反響
本作は、登場する複数のヒロインがそれぞれ個別に持つシナリオをなぞりながら恋愛関係を深めていく恋愛ゲームのシステムと、竹井正樹によるキャラクターデザインおよび原画は、それまでのセックス描写中心であったアダルトゲームの在り方を変えた画期的なものであり[10]、パソコン(PC)向けアダルトゲーム史上初の10万本を超えるヒット作となった[要出典]。
本作の在り方は、以後のアダルトゲームにも影響を与えている[1]。ビジュアルアーツ代表の馬場隆博は、本作について「(前略)それまで「場所」に紐づいていたシナリオを「キャラクター」に紐づけた作品として画期的でした。キャラクターにシナリオを紐づけることで、より人物を掘り下げることができるようになったんです。これは衝撃的でしたね。」と2019年の電ファミニコゲーマーとのインタビューの中で話している[1]。
非アダルトゲームの分野においては、コナミが『ときめきメモリアル』の開発に当たって本作を参考にしており、藤崎詩織らをはじめとする同作のヒロインのキャラクター性は、本作のヒロインである舞の影響を受けている[要出典]。
オリジナル版(PC98版~DMM版)に対する評価
書籍『美少女ゲームマニアックス』に収録されているコラム「エロゲー今昔物語」において、筆者の大澤良貴は、「[前略]複数のヒロインを好きに選んで持っていけるという真の意味での"キャラ萌え"を開放し、イベントの串団子風の連続的なフラグの立て方でストーリーを進める画期的なゲームシステム、[中略]美しいグラフィックなど、ヒットする条件をすべて兼ね備えた作品であった」と評価しており、本作がアダルトゲームが一般のPCゲームとは別の市場を確立した作品であると述べている[30]。 また、同書籍に収録されている「影の主役? 主人公たちの挽歌」という別のコラムにおけるベスト主人公ランキングでは、本作の主人公であるたくろうが2位にランクインしている[31]。 同コラムの選者は「ケンカが強くて優しくて、それでいて嫌味がない」というキャラクター像が異性に受け入れられやすいとし、ありきたりになってしまったのも本作の主人公が模倣されてきたゆえだろうと推測している[31]。
リメイク版に対する反響・評価
E-ROADはリメイク版の体験版について、イラストをうまくリメイクできたと評価すると同時に、プレイしていてタイムスリップをしたような感覚を味わったと述べており、主人公の言動は今(2021年1月時点)見ればちょっと危ない人とも受け取れると評した[5]。
ライターの神山小道は、萌えゲーアワードに寄せたレビュー記事の中で、リメイク版についてはHシーンがヒロイン1人につき1つ程度ながらも底抜けにエロティックであり、キャストの演技も自然だったと評価している[3]。
備考
- エルフファンクラブ会報Vol.38には、エルフの鬼畜キャラクター・臭作が『同級生』の世界を徘徊するというミニゲーム『同臭生』が収録されている。すでにメーカーにも在庫は無く入手は困難だったが、DMM版『同級生2』に収録された。
- シリーズ第3弾の『同級生3』は、1997年発売の『電撃姫』において竹井が制作作業が進んでいる発言をたびたび行い[32]、1999年以降も同誌のエルフ特集号などでキャラクター設定などが公開されたにもかかわらず、発売されることはなかった。
脚注
注釈
- ^ ゲーム進行に伴い、8まで増加。
- ^ 中でも家庭用ゲームへの移植という当時の恋愛ゲームブームの時期が重なる 『EVE burst error』 は、主人公の破天荒さや調べるモードでのおふざけなどの雰囲気が非常に良く似ている。[独自研究?]
- ^ 製品版で主人公を「さん」付けで呼び、先輩とも呼ぶことがあるのはその名残[要出典]。
- ^ 日本国内においては、大学薬学部卒業に満たない20歳では国家試験の受験資格が無く、薬剤師免許を取得済みであることはありえないため(詳細は薬剤師#薬剤師資格や薬剤師国家試験を参照)。
- ^ 日本国内においては、大学医学部卒業に満たない23歳では国家試験の受験資格が無く、医師免許を取得済みであることや、校医に就くことはありえないため(詳細は医師国家試験を参照)。
- ^ 読みは「やぶきちょう」。同じ漢字で実在する町とは無関係である。
- ^ 現実には20歳の看護師は存在しない(詳細は看護師国家試験を参照)。看護師業のうち、20歳でも就けるのは准看護師である。
- ^ OVA版では「相原 健児」。
- ^ 真子を例に挙げると、DOS版で主人公を誘惑するシーンがWin版では主人公の暴走を諭すシーンに変更されたため、シナリオだけがDOS版のものへ戻されたDMM版では、沈痛な面持ちで誘惑してセックスに至るという、チグハグな描写になってしまっている。
- ^ E-ROADとの発売前インタビューの時点では「ノーマルモード」と呼ばれていた[5]。
- ^ 原文ママ。これに該当するカナ書きの単語は存在しないため、文脈から「指標」などを意味するドイツ語の単語「Merkmal」(メルクマール)のカナ書きにおける誤記とうかがえる。
- ^ ただし、OVA版『同級生2』第10章では、唯が八十八学園転入前の制服だったので、時系列的に乱れが生じている。
- ^ 当時の日本ビデオ倫理協会には15禁の規定は無く、本作は一般作としての規定内だった。
出典
- ^ a b c d “「Kanon」や「CLANNAD」「Angel Beats!」など…「泣きゲー」からアニメ原作まで、美少女IPを仕掛け続けた28年! ビジュアルアーツのユニークなブランド戦略と経営思想を馬場隆博社長に聞いてみた (1ページ目)”. 電ファミニコゲーマー (2019年11月5日). 2019年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月6日閲覧。
- ^ a b c ゲームサイド編集部 (著) 2013, p. 7.
- ^ a b c “【レビュー】『同級生リメイク』は、オリジナル版ファンも大満足の神ゲーだった”. 萌えゲーアワード (2021年3月29日). 2021年5月30日閲覧。
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- ^ 週刊ファミコン通信 no.357. 株式会社アスキー. (1995年10月20日). p. 57
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- ^ a b “美少女ゲームの金字塔「同級生」がまさかの復活! 「同級生リメイク」発売決定”. GAME Watch (インプレス). (2020年10月23日) 2020年10月23日閲覧。
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- ^ 高野秀夫 編『同級生 ORIGINAL ANIMATION VIDEO』ケイエスエス、1997年4月27日、90頁。ISBN 4-87709-127-0。
- ^ “麻雀同級生スペシャル (セガサターン)”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (1996年3月29日). 2021年5月30日閲覧。
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- ^ 「エロゲー今昔物語 」、『美少女ゲームマニアックス』,p69.
- ^ a b 「影の主役? 主人公たちの挽歌」、『美少女ゲームマニアックス』,p29.
- ^ 1997年1月発売『電撃姫 Vol,1』p.81、あるいは同年6月発売『電撃姫 Vol,2』p.92
参考文献
- 高橋栄造 (編)『同級生 原画集』辰巳出版〈アソコン・ブックス〉、1993年7月5日。ISBN 9784886412010。
- ゲームサイド編集部 (著)『アドベンチャーゲームサイド Vol.1』マイクロマガジン社〈GAMESIDE BOOKS〉、2013年8月9日。ISBN 9784896374360。
- 『美少女ゲームマニアックス』キルタイムコミュニケーション、2000年9月10日。ISBN 4-906650-65-1。
- 「影の主役? 主人公たちの挽歌」、28-29頁。
- 大澤良貴(2000).「エロゲー今昔物語」、66-69頁。
関連項目
- 同級生2 - 本作の2年後を舞台にした続編。
- 下級生 (ゲーム) - 本作と対を成す人気を博した作品。
- 下級生2 - 下級生の続編。ただし、キャラクター、舞台は一新されている。
- 本シリーズと同じく、主人公がフィールドを移動する度に発生する時間経過が、恋愛フラグにも影響するゲームシステムを用いている他社作品
外部リンク
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