「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」の版間の差分
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|放送枠=[[日本テレビの深夜アニメ枠|火曜24:50枠]] |
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2021年5月20日 (木) 09:35時点における版
この項目には暴力的または猟奇的な記述・表現が含まれています。 |
アカギ | |
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ジャンル | 麻雀漫画 |
漫画 | |
作者 | 福本伸行 |
出版社 | 竹書房 |
掲載誌 | 近代麻雀 |
発表期間 | 1992年4月号 - 2018年3月1日号 |
巻数 | 全36巻 |
話数 | 全306話 |
アニメ:闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜 | |
原作 | 福本伸行 |
総監督 | 佐藤雄三 |
シリーズ構成 | 高屋敷英夫 |
キャラクターデザイン | 梅原隆弘 |
音楽 | タニウチヒデキ |
アニメーション制作 | マッドハウス |
製作 | 日本テレビ |
放送局 | 日本テレビ |
放送期間 | 2005年10月4日 - 2006年3月28日 |
話数 | 全26話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』(アカギ やみにおりたったてんさい)は、福本伸行による日本の麻雀漫画。『近代麻雀』(竹書房)で1992年4月号から2018年3月1日号(同年2月1日発売)まで、隔号(月1)連載された。
概要
同著者作品『天 天和通りの快男児』からのスピンオフとして、同作の登場人物である“伝説の雀士”赤木しげるの高い人気を受け、彼を主役としその若き日の伝説を築き上げていく姿が描かれた作品。他の作品同様、その人気の理由は人間の内面を事細かな心理描写をもって表されているところにあり、福本作品の中で最長連載記録を打ち立てた(単行本数は『賭博黙示録カイジ』シリーズの方が多い)。2017年2月時点でコミックスの累計発行部数は1200万部を突破している[1]。
心理描写が作品の中心ということだけあって、時に遅々として物語が先に進まないこともある。著者の福本はテレビアニメ版のガイドブック上でのインタビューで「短くしたいと思っている」と語っていたものの、「鷲巣麻雀編」に至っては、作品内の設定では半荘6回の勝負であるが、決着に20年近くを費やした。2013年には決着を思わせる決定的な局面を迎えたものの、舞台は「地獄」に移り、鬼退治編に突入。麻雀は完全に中断され、地獄の屈強な鬼たちと、鷲巣たち亡者とのコミカルな戦いが約1年にわたり描かれ続けた。その後、鷲巣が地獄の幻想から目を覚まし闘牌が再開されたオーラスは約3年を費やした。「近代麻雀」2017年4月1日発売号掲載回で、序章を含めると20年に渡った「鷲巣麻雀編」が決着した。なお、担当編集者は長期連載の途中で離れていった読者の存在を認める[2]一方で「面白いアイデアを積み上げていった結果」であり、引き延ばしではないと述べている[3]。
福本は講演会において「鷲巣戦の後もストーリーは続けていく」との旨を発言しており、鷲巣戦終了がすなわちアカギ完結ではないことを示唆していたが、2017年2月12日に、この時点で残り11回が最終章であること、2018年2月1日発売号掲載回において最終回とすることが宣言され[4]、実際に完結した[5]。ただし、シリーズの完全終了というわけではなく、「近代麻雀」編集部によると「不定期に連載の続きを発表して行く用意はある」としている[2]。近代麻雀2019年5月1日発売号において、『天 天和通りの快男児』・『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』の続編となる『闇麻のマミヤ』の第0話が掲載された[6]。近代麻雀2019年7月1日発売号より本格連載開始。
あらすじ
中学生編(1-3巻)
極道の竜崎と賭け麻雀をしていた南郷は負けがこんでいた。そんな時、雀荘に一人の中学生が現れる。不良少年同士のチキンランを生き残り、ここに来たという少年・赤木しげるを、流れを変えたい南郷は迎え入れる。流れが変わりテンパイまで持ってきたものの、対戦相手のテンパイの気配を感じて降りようとした時、赤木から「死ねば助かる」と言われたことから開き直って打ち出すと、途端に勝ち始める。南郷は赤木に何かを感じて、赤木に代打ちを任す。非凡な才能を発揮した赤木は、竜崎や代打ちの矢木圭次を倒すと、さらに倍プッシュを要求する。そこで赤木を追ってきた刑事・安岡が仲介に入り、川田組若頭。黒崎が呼んだ盲目の代打ちの市川と対決することになる。
浦部編(4-7巻)
赤木が消えて数年。代打ちを探していた川田組組長川田は安岡から赤木を紹介される。しかし、その赤木は偽物で、本物は工場で働いていた。赤木はニセアカギと対決することになり、圧倒的才能をみせつける。ニセアカギとの戦いで金を得た赤木は工場の同僚にカモられた治を救う。そんな時、川田組でニセアカギと藤沢組の代打ち浦部との対決が行われようとしていた。
仲井編(6巻 51話 - 7巻 56話)
赤木が治の元から消えてから数ヶ月。治は雀荘に通っていた。その時に居た仲井は赤木を求めて居場所を治に尋ねる。
鷲巣編(7巻 57話 - 35巻)
東京都内で、血が抜かれた若者の死体が多く発見される不可思議な連続怪死事件が起こる。それは現代の王と称される鷲巣巌の命をかけた賭け麻雀の結果であった。犠牲者の中にはニセアカギも含まれていた。仰木と安岡は血液を賭けた麻雀をおこなう鷲巣巌を倒そうと、赤木を探す。
手本引き編(36巻)
鷲巣麻雀から3年後、赤木は偶然の入る余地のないギャンブル・手本引きで大勝していた。
メディアミックス
1995年に柏原崇をアカギ役として起用した『闘牌伝アカギ』(とうはいでんアカギ)、続いて1997年に同じく柏原崇がアカギ役を務めた『雀魔アカギ』(じゃんまアカギ)以上2作がVシネマ作品としてリリースされ、2005年には『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜』(とうはいでんせつアカギ やみにまいおりたてんさい)として日本テレビほかにてアニメが放送された。さらに1996年にはVシネマ版、2002年には漫画版、2006年にはアニメ版、それぞれを元にしたコンピュータゲームが制作・発売された。2015年7月から9月まで鷲巣麻雀編がテレビドラマ化、日テレアックスオンが制作し、BSスカパー!で放送された[7]。
また、鷲巣を主人公にしたスピンオフ作品『ワシズ -閻魔の闘牌-』が原恵一郎によって漫画化。『近代麻雀オリジナル』(同社刊)にて、2008年7月号から2013年12月号まで連載された後、同誌の休刊に伴い『近代漫画』(同社刊)に移籍されて2014年6月号から11号まで連載された。
登場人物
「声 -」は、テレビアニメ版の声優、「演 -」 は、ドラマ版/Vシネマ版で演じた俳優を表示。
主要人物
- アカギ / 赤木しげる(あかぎ しげる)
- 声 - 萩原聖人、演 -本郷奏多(ドラマ)/柏原崇(Vシネマ)
- 本作の主人公。常軌を逸した雰囲気を漂わせる白髪の男。
- ギャンブル全般において異常なまでの勝負強さを発揮し、対戦相手から「悪魔」「ブラックホール」などと銘打たれる天才博徒。ここぞという場面で好牌を引き当てる天運の強さを持つが、運任せの勝負をする事は決してなく、常に自分の能力のみを頼みとして勝負事に挑む。対戦相手の心理的な弱点を見抜く力に長けている。
- 中学生時代からチキンランに身を投じるなど、数々の修羅場をくぐり抜け、裏社会で伝説を築き上げてきた生粋のアウトロー。また、上記の経歴ゆえにゴロツキを一蹴するほど腕っぷしも強いが、さすがに多勢のヤクザ相手には敵わない。
- 基本的に掴みどころのない飄々とした性格だが、どこか義理堅い一面もある。事実、理由はどうあれ自分を匿ってくれた南郷をはじめ、身代わりとなって「歓迎会」へ参加した治、窮地を救ってくれた安岡・仰木らに対し、恩義を返そうとする描写が見受けられる。
- 初登場時の1958年で13歳の少年期、再登場した6年後の19歳、さらに1年後の20歳で青年期の姿が描かれる。鷲巣麻雀編後のエピローグではさらに3年後の23歳の姿が描かれた。
- 南郷(なんごう)
- 声 - 小山力也、演 -駿河太郎(ドラマ)/尾藤イサオ(Vシネマ)
- 『中学生編』における語り部。アカギが裏世界に足を踏み入れる発端を作った人物。
- 株の損やギャンブルで300万円(現在の貨幣価値で3000万円)の借金を背負い、借金返済するためにヤクザ相手に命がけの勝負をしていた際、アカギと出会い命を救われた。作中で様々な狂人・異才が登場する中、最も常識的な人間臭さが目立つ。
- アカギが市川に勝利したことで借金返済に加え、400万円という大金を手に入れる。しかし、そこで自身とアカギとの勝負師としての違いに気づき、それ以降ギャンブルから足を洗う覚悟をする。
- 6年後、石川の頼みでアカギと再会を果たし、ニセアカギとの賭けに立ち会う。
- 安岡(やすおか)
- 声 - 玄田哲章、演 - 神保悟志(ドラマ)/寺田農(Vシネマ)
- 『中学生編』および『浦部編』における狂言回し。暴力団と密接なつながりがある悪徳刑事。
- 元々はチキンランの捜査を行っていたが、その過程でアカギの博才に興味を抱く。それ以降、対局場を用意するなどサポート役に回る。博才に関しては並だが、アカギの作為・勝負の本質にいち早く気がつくなど、南郷や仰木に比べて達観的な面が目立つ。
- 6年後に再登場した際は、金儲けのためにニセアカギを仕立て上げるが、浦部に惨敗したためコンビ解消を余儀なくされる。
- さらに後の鷲巣編では、倉田組の賭場に強行し、アカギの窮地を救うという人情に篤い面を覗かせた。その後の鷲巣麻雀では、アカギの下家に回ってサポート役を担う。しかし、アカギの意図を読み損ね、結果的に足を引っ張ることもあった。鷲巣麻雀に勝利したことで、分け前として1億円を獲得した。
- 『ワシズ』にて、若き日の安岡らしき人物が登場している。また、原作・アニメでは刑事を続けているが、Vシネマでは昭和34年時点で刑事職を辞している。
- 仰木武司(おおぎ たけし)
- 声 - 二又一成、演 - 田中要次(ドラマ)
- 『鷲巣編』における狂言回し。山東組傘下・稲田組の若頭。
- 元々は、鷲巣に高レート麻雀の相手となる若者を紹介する「従順な羊」だった。しかし、鷲巣の弱体化と安岡の誘いから鷲巣に牙を向け、鷲巣の全財産5億円(現在の貨幣価値で約50億円)を奪うため、アカギを刺客として鷲巣麻雀に送り込む。その際、アカギの10倍レート要求をフォローしたため、アカギが敗れて死んだ場合は自分の腕一本を落とすという取り決めを鷲巣と行っている。
- 常にアカギの背後で鷲巣との勝負を見守っているが、アカギと鷲巣の奇想天外な打ち回しに動揺、一喜一憂する場面も多く、二人の闘牌に理解が追い付かないことが多い。上記の腕一本の際も迷うことなく承諾するなどアカギに命を預ける腹が決まっているように見えるが、5回戦開始前にアカギが血液破棄を取り決めてまで勝負を続行しようとした時には、理解できずに心の中でアカギを罵倒した。
- 鷲巣の命まで奪うつもりはなく、鷲巣の血抜きが1900ccに達する際には金で済まそうとした。鷲巣麻雀に勝利したことで、分け前として1億円を獲得した。
- ドラマでは、アカギの死後に墓参りをする老年期の姿が描かれた。
暴力団・代打ち
川田組
- 竜崎(りゅうざき)
- 声 - 中田浩二、演 -六角慎司(ドラマ)/小木茂光(Vシネマ)
- 川田組のヤクザ。麻雀による素人殺しを生業としており、相当の打ち手と噂される。
- アカギの初となる対戦相手。借金を賭けて南郷と勝負をしていたが、代打ちに入ったアカギの並外れた才能に圧倒され、代打ちの矢木に後を託す(アカギ曰く「圧力を背景にして、手のすくんだ相手をとってきた二流の打ち手」)。
- 原作では、市川戦にも同席している。
- 丸メガネ
- 声 - うすいたかやす
- 竜崎の弟分。坊主頭でロイド眼鏡をかけ、図形の柄の入ったシャツを着ているのが特徴。
- 南郷、アカギとの対局では竜崎の上家に座っていた。アカギがイカサマの役満であがったときに制裁しようとしたが、刑事である安岡が見物していたため竜崎に止められる。
- 竜崎よりも先にアカギが勝ち続けることに危機を感じて矢木を呼ぶ事を提案するが、その時はメンツを優先していた竜崎に激昂され殴られる。
- 矢木圭次(やぎ けいじ)
- 声 - 高木渉、演 -眞島秀和(ドラマ)/松重豊(Vシネマ)
- 川田組が囲っているプロの代打ち。竜崎の代打ちとしてアカギと対局する。
- 登場時のセリフこそアカギを軽く見ていたもののすぐに考えを改めたり、アカギの初心者故の欠点をすぐに感づくなど、「電流走る」と例えられるように鋭い洞察力を持つ。
- 勝負の前、アカギに対し「負けた方が、金の代わりに指を1本切り落とす」という脅しをかけたが、意図を察したアカギは全く意に介さず、加えて同じ条件を要求し返されてしまう。勝負が始まるとアカギに優位を取られ、念の入ったイカサマを仕掛けて反撃するものの、そのアカギにイカサマをし返されて1戦を落としてしまう。その後は完全に翻弄されて敗北。後にすぐ市川戦が始まったため、その後の消息や指が切られたかなどは不明。
- ドラマ版においては、アカギとの敗戦後にアカギを刃物で襲うも、川田組から拳銃を入手していたアカギを殺すことはできなかった。その後修業の旅に出たとされる。
- 黒崎(くろさき)
- 声 - 内田直哉
- 川田組の若頭。アカギとの対決のために市川を用意した。対決前にアカギに寝返るよう交渉を行うが実質的に拒否され、アカギが交渉の対価として要求してきた拳銃を譲渡する。その拳銃はアカギが不良グループとの決着をつけるために使用された。
- 市川(いちかわ)
- 声 - 田中秀幸、演 -鹿賀丈史(ドラマ)
- 川田組の代打ちである盲目の老人。「裏世界で5本の指に入る」と囁かれる実力者。
- 矢木戦の5日後に竜崎の代打ちとしてアカギと対局する。自身が過去に行ったロシアンルーレットによる拳銃の暴発により盲目となった後、それにより研ぎ澄まされた聴力に加え、徹底的な合理的思考と、自分のツモ山を完全に記憶し自在にすり替えるイカサマを武器に、アカギと死闘を繰り広げる。
- 盲目であるため、同卓者がそれぞれ牌を捨てる際に何の牌を捨てたのか声に出さないと把握できず、その後の場の状況も自身の記憶のみになるため、河から牌を拾う等のイカサマに対して為す術がないという弱点がある[注 1]。しかし市川本人はツモ牌を自分の前の山に積まれた牌のいずれかと全く音も立てずにすり替えるほどの高度な技術を持つため、市川相手にイカサマを仕掛けるという事は、普段は格下相手には自重しているイカサマを解禁する口実を与えてしまう事にもなり、単に市川が看破できないイカサマを使う事は市川に対して優位に立つ事には繋がらない。
- アカギも対局中にそうやってイカサマを仕掛け、市川にイカサマを解禁する口実を与えてしまう事になった[注 2]が、最終的には合理性を無視し、市川の思考もイカサマも保険も全て見切って仕掛けられたアカギの罠にかかって敗北。黒崎からは「アカギには今後一切及ばない」という烙印を押された。
- モデルは俳優の天本英世。『天』の続編である派生作品『HERO -逆境の闘牌-』にも登場している。アカギと対局したときからの時間の経過を考えれば市川本人であるはずがないとひろゆきも考えたが、その真偽は明らかにされなかった。
- ドラマでのオリジナルシーンにおいて、鷲巣との邂逅が描かれた。市川の「金以外のもっと震い出すものを賭けてはどうか」「麻雀はなまじ見えるほうが恐ろしい」という言葉が鷲巣に天啓を与えたという描写がなされた。
- ニセアカギ / 平山幸雄(ひらやま ゆきお)
- 声 - 佐藤銀平、演 - 藤岡信昭(ドラマ)
- 安岡が仕立て上げた「偽物のアカギ」。アカギとよく似た風貌をしているが、本物と違って根は小心。
- 常人離れした記憶力と計算力を持ち、アカギとは違った意味での天才。だが、当のアカギ本人からは「凡夫」と評価され、本物のアカギと再会した後の安岡からも「天才ではあるが所詮は俺たちでも努力すればたどり着ける延長線上でしかない」と評される。計算や確率に依存しすぎたその性格が災いし、浦部戦にて惨敗。後に鷲巣麻雀で悲惨な最期を遂げ、ついにアカギ本人と対局することはなかった。
- 原作では、生きた姿が描かれたのは浦部戦が最後であり、再登場は山中に半分埋められた死体というむごい形だった。アニメでは、鷲巣による回想の形だが、鷲巣麻雀で致死量付近まで血液を抜かれ朦朧としながら牌を切って倒れる姿や、血液を抜かれながら「やめろー!死にたくない!」と絶叫する場面が描かれた。
- 川田(かわだ)
- 声 - 川久保潔、演 - 中尾彬(Vシネマ)
- 川田組の組長。安岡の紹介により、ニセアカギを組の代打ちとして迎え入れる。
- 当初は「そこそこの相手とのそこそこのレート勝負」で危なげなく安定して勝利を重ねるニセアカギを高く評価していたが、浦部という格上との極高レートの対局ではニセアカギに勝負師にとって重要な「今一時の気持ち」の欠如を見出し、浦部の対戦者を本物のアカギに変更する。
- 石川が全く理解できなかったアカギの不可思議な打ち筋を少なからず見抜くなど洞察力が高い。
- 石川(いしかわ)
- 声 - 福田信昭
- 川田組の若頭。アカギが市川を倒した伝説の夜に居合わせた人物で、ニセアカギの真贋の判定をした。
藤沢組
- 浦部(うらべ)
- 声 - 風間杜夫、演 - 古田新太(Vシネマ)
- 藤沢組の代打ち。関西出身者。反っ歯が特徴。
- 当初、ニセアカギ戦でいかにも弱そうに装っていたが、それはすべて演技であった。レートを倍増していって最終的に負けを取り返す、豪腕の麻雀打ちだった。ニセアカギと治はまるで寄せつけなかったが、アカギには危険を前にすると立ち止まって様子を見る“保留の麻雀”の本質を見抜かれ、そこに付け込まれて7万点のリードをひっくり返され敗北。
- 結局3200万の負債に加え、手の指全てを潰されるという凄惨な制裁を食らう。その報復として傷が癒えたあとでの再戦をアカギに要求したが挑発され「殺したろか」とまで口走って激昂するも、「今すぐに半荘一回勝負。勝てばアカギが借金を肩代わり、敗れたら両手首から先を貰い受ける(切断する)」という条件の前に諦める。
- アカギのいう所、「結局浦部は命までかけられる博徒ではないからこそ“保留”の麻雀をし続けるだけの人間で死ぬまで本当の怒りを持てる人間ではない」と断言される。
- 藤沢(ふじさわ)
- 声 - 家弓家正
- 藤沢組の組長。白髪の角刈り頭が特徴。
- 川田が賭けを反故にせぬよう現場に立ち会う。
稲田組
- 山中(やまなか)
- 声 - 大塚芳忠、演 - 水橋研二(ドラマ)
- 山東組傘下・倉田組の賭場で、丁半博奕の賽振り(壷振り)を務める。角刈りと両方の二の腕から肩越しまで入った刺青が特徴。
- 卓越した洞察力から全ての客の心理を読み切り、目を意図的に操作することによって大勝を許さない。いわばこの賭場の神であったが、遥か上を行くアカギの心理的誘導によって翻弄される。積み重なった負け分を補填するためアカギに最後の勝負を強要するが、ここでも目を読み切られる。
- 苦肉の策として強硬手段に出るも、仰木の介入で不発に終わり、組に多額の不利益をもたらしてしまった。
- 倉石(くらいし)
- 声 - 原康義
- 山東組傘下・倉田組の代貸。角刈りと厚唇が特徴。
- 丁半博打で連勝するアカギに対して危機感を覚えており、連敗によりアカギを逆恨みした壷振りや組員の暴挙を黙認していたが、踏み込んできた安岡、仰木に現場を押さえられる。仰木に「この細事を組長に知られることは恥」と諭されてアカギを引き渡す。
一般人
沼田玩具工場
- 野崎治(のざき おさむ)
- 声 - 佐藤雄大
- アカギの同僚。ソバカスが特徴。
- 毎月の給料日、川島ら3人に給料をタカられており、アカギの入社後も再びタカられている。しかし、「麻雀をしたのは自分だ」として他人に責任転嫁しなかったため、アカギにその態度を見込まれ、給料を取り戻してもらった。
- アカギの退社時、彼と共に工場を辞めて浦部との代打ちにも同席。しかし、その直後に出くわした仲井から「アカギがどれほど別格であるか」を語られ、同行することを止められた。
- 手本引き編で再登場し、アカギの身の回りの世話を焼こうとする。
- アニメ版では、仲井が未登場になったため、浦部戦後の帰り道でアカギが「本当の勝負はできない」と語るのを聞いているシーンが最後の登場となった。
- 名字は手本引き編で判明。
- 現代を舞台にした『闇麻のマミヤ』で老人の姿で再登場している[注 3]。アカギから薦められていたラーメン屋を営んでおり、マミヤの連絡役であるが、本人は足を洗っている。
- 川島(かわしま)
- 声 - 黒田崇矢
- アカギの先輩社員。丸眼鏡をかけている。
- 毎月の給料日、「歓迎会」と称した悪徳麻雀の主宰者。同僚である田原と古谷の3人で結託し、さらにイカサマをも用いて新入社員の給料を巻き上げている。
- 「歓迎会」ではカモにした新入社員だけを一方的に負けさせるのではなく、3人のうち自身も負け役になって悪印象を緩和する役を担当している。
- しかし、歓迎会の後に現れたアカギとの賭けに完敗し、全財産を失ってしまう。その後、会社を辞めたアカギの前に現れ、暴力で脅しをかけて取り戻そうとするが、あっさりと返り討ちに遭ってしまう。
- 田原(たはら)
- 声 - 三宅健太
- アカギの先輩社員。小太りな体型。
- 「歓迎会」では、アガリ役を担当している。アカギとの賭けに乗った川島に注意を促すなど、慎重な一面も見受けられる。
- 明らかに逆恨みな川島と関節を鳴らした古谷と違い、制裁されずアカギから「後片付け」を頼まれている。
- 古谷(ふるや)
- 声 - 中村悠一
- アカギの先輩社員。長身でスポーツ刈り。
- 「歓迎会」では、アガリ役を担当している。血の気が多く、イカサマを用いたアカギに鉄拳制裁を加えようとする。
その他
- タケル
- 声 - 不明
- アカギとチキンランで競った少年。アカギより少し年上。
- 仲間と結託して自分が勝つように仕組んだチキンランでアカギを陥れようとする。しかし、アカギの「ブレーキを踏まずアクセルを踏んだまま海岸に自動車ごと突っ込む」という想定外の手段に気を取られて車から脱出し損ねた上に中途半端にブレーキを踏んだため、海岸の岩場に転がり落ちてしまい生死を彷徨う。辛うじて一命は取り留めたものの、右足を複雑骨折して生涯松葉杖の必要な身となった。
- タケルの仲間
- 声 - 三宅健太、中村悠一、奈良徹
- 3人いるが、それぞれ名前は不明。年齢は10代。チキンランでタケルが勝つように仕組むも、本番でアカギが予想外の行動を取ったために失敗に終わり、タケルが重体に追い込まれてしまった。そのことを逆恨みして報復を決行し、角材でアカギの頭部に重傷を負わせるが、アカギに川田組から譲渡された拳銃を発砲されて返り討ちに遭い、「今すぐ俺から離れろ」という言葉に屈して引き下がることになった。原作ではアカギに直接制裁を加えた男が両足に計2発食らい、他の2人も1発ずつ貰うが、アニメでは前者のみが銃撃された。
- 仲井純平(なかい じゅんぺい)
- 雀荘などで得た金銭で生計を立てている男。強かでさっぱりした性格。九州弁を喋る。
- アカギの噂を聞きつけ、通し(自他の手牌を通報しあうイカサマ)を用いて彼に勝負を挑むも、敗北。アカギの力の本質を悟り、アカギについて行こうとする治を引き止めた。
- アニメ版では未登場。
鷲巣一派
- 鷲巣巌(わしず いわお)
- 声 - 津嘉山正種、演 - 津川雅彦(ドラマ)
- 裏主人公。アカギが「自分と同類」と認めた唯一無二の大敵。1965年8月の時点で75歳。
- 戦後の日本を裏から支配し、巨万の富を築いた闇の帝王。卓越した先見性と頭脳、そして何より神懸かり的な「剛運」を有し、「昭和の怪物」という異名を持つ。戦前は内務省の官僚で特高に携わったが、ミッドウェー海戦を機に日本の敗戦を予見し退職。敗戦による日本の有り様を目の当りにしその後の人生を勝ちと定め覚醒する。戦後経営コンサルタント会社「共生」を設立、内務省時代に掴んだコネやスキャンダルを駆使して戦後の日本復興に多大な功績を残すと共に絶対的な権力と巨財を築き上げ、国家を闇から牛耳る「王」となった。しかし老いと死への絶望から狂い、「鷲巣麻雀」を仕立てて若者の命を弄び、それにより若者が敗れ死に絶える様を見ることを最高の愉悦とするようになった。
- 不敗の経歴に見合うだけの雀力を持つが、並外れた天運を持つアカギにですら「運だけ比べたら話にならない」と言わしめるほど、圧倒的な「剛運」による好配牌と神懸かり的なその打ち筋は、アカギとは対極的に「太陽」、「ホワイトホール」と銘打たれる。その運気はアカギの「闇」と形容される強運だけが、鷲巣の「剛運」をかろうじて捻じ曲げることができ、わずかな勝機を見出すことができるという。
- 合計1900ccに達する採血に際しては、金だけで済まそうとする白服や仰木に対し、血を抜かずに取り決めを反故にすることこそ鷲巣巌の死であると断じて血を抜かせた。結果、血抜きの影響で昏睡状態に陥るが、地獄で大暴れする幻想を見た後、奇跡的に復活。アカギに自身の最強を証明すべく最後の勝負に挑む。
- 復活してからはいかなる状況でも冷静さを失わず、剛運を超えたさらなる高みへと到達。この段階からはアカギは鷲巣を最強と明言するなどはるか格上の存在として認識しており、アカギが人の領域ならば鷲巣はもはや神そのものと評される。鷲巣麻雀の最終局面において自身の勝利を確信するも1900ccの流血と勝負の長期化により昏睡し、部下たちの輸血という違反行為により勝負に敗北する。うやむやに終わってしまったとも言える勝負の結果に納得せず、アカギとの再戦を願ってアカギを探し続けている。
- 『天 天和通りの快男児』での赤木の回想にも登場している。また鷲巣の過去をメインにしたスピンオフ作品『ワシズ -閻魔の闘牌-』の主人公でもある。
部下
鷲巣配下の者たちは、稲田組の黒服と区別するために白スーツを着ている。
- 岡本(おかもと) / 吉岡(よしおか)
- 声 - 三宅健太、演 - 郭智博(ドラマ)
- 鷲巣の部下の一人。鷲巣配下のリーダー的存在。
- 対局中、常に鷲巣の真後ろで様子を見守っている。いざとなれば鷲巣に助言をするが、アカギと鷲巣の対局レベルについていけていない感があり、助言が逆に鷲巣の神掛かった直感を曇らせる展開が多々ある。鷲巣に仕えて十数年という発言がある。アカギとの対局前に鷲巣の不興を買い、杖で殴られたために額に打撲痕があるのが特徴。アニメでは包帯をしている。
- 単行本8巻で鷲巣に「岡本」と呼ばれていたが、単行本11巻のナレーション部分では「吉岡」と呼ばれている(8巻、11巻ともに初版で確認)。だが、単行本18巻 - の人物紹介では岡本と表記されている。
- アニメ版では吉岡、ドラマ版では岡本で統一されている。
- 鈴木(すずき)
- 声 - 森川智之、演 - 笠原秀幸(ドラマ)
- 鷲巣の部下の一人。鷲巣麻雀において、鷲巣のサポート役として下家に回る。
- 対局中は自分のアガリは眼中になく、ひたすら差し込み用の牌を揃えることに従事する。地味で目立たないが、サポート役としては優秀。鷲巣の意図を配下の誰よりも理解し、打牌したこともある。
- 『ワシズ -閻魔の闘牌-』では、元特攻隊員で先身性と頭の切れる逸材だった所以から、勢力を広げる前の鷲巣がその類い希な資質に目をつけ、配下にする過程が描かれた。当時のあだ名は「ハヤブサ」(日本陸軍の戦闘機・隼のパイロットだったため)。
- 田中(たなか)
- 鷲巣の部下の一人。鈴木・岡本を除く白服の中では比較的多い登場数だが、目立った言動は少ない。鷲巣の後ろ(岡本の左)で対局の様子を見守っている。
- 長らく名前は不明だったが、244話にて鷲巣に名前を呼ばれ判明。
- 酒井(さかい)
- 鷲巣の部下の一人。作中での描写は少なく、明確な立ち位置は不明(鈴木の後ろの場合が多い)。
- 仰木の腕が落とされかけた際に、身動きがとれぬよう捕まえていた一人。箱下用点棒を管理する場面もあった。
- 長らく名前は不明だったが、244話にて鷲巣に名前を呼ばれ判明。
- 山田(やまだ)
- 鷲巣の部下の一人。作中での描写は酒井以上に少なく、明確な立ち位置は不明。
- 仰木の腕が落とされかけた際に、身動きがとれぬよう捕まえていた一人。
- 長らく名前は不明だったが、244話にて鷲巣に名前を呼ばれ判明。
鷲巣麻雀
「鷲巣麻雀編」で設定された、「アカギ」作中におけるオリジナルの麻雀ルール。基本的なルールは以下の通り。
- 面子は鷲巣と対戦者が対面同士、そしてそれぞれのサポート役が各1名ずつ下家に入って計4人。2対2のタッグ戦となるため、互いにサポーターとの間でのコンビ打ちが認められており、責任払いも無し。
- 同種牌4牌中3牌がガラス牌で、全員に牌が何なのかわかるようになっている。
- 洗牌は半自動卓で行われ、山は積まず配牌やドラ、ツモ(リンシャン牌含む)は卓の中央の穴から取り出す。盲牌を防ぐため皮の手袋を右手に着用する。ドラ表示牌は卓の隅に設置された、牌を4個まで収められる専用の台に置かれる。
- 配牌の後に親がもう一牌引き、その牌をドラ表示牌とする。単行本17巻第149話以降はドラ表示牌を最初に引いた後に配牌を行っている。裏ドラやカンドラはそれぞれ通常の麻雀と同様のタイミングで引く。カン裏があるかどうかは不明。
- 山がないことによる不要な混乱を避けるため、 暗カン明カンがいくらあろうと、捨て牌の合計が70牌で流局。
- 複数同時ロンは頭ハネ。これにより、例えば鷲巣が対戦者に対して直接ロンしても、鷲巣の上家である対戦者側サポーターも同時にロンした場合は無効となる。
- 鷲巣は現金、対戦者は血液を賭ける。レートは通常血液10cc=10万円=1,000点で、持ち点は各20万点(成人男性の平均的な流出致死血量が2000ccのため)。血液は和了時や半荘終了後の精算時、点数に応じ取り戻す事が出来る。
- 鷲巣と対戦者の間で直接点棒の授受があった場合、それとは別に同額の血液または現金を授受する特殊な祝儀が存在する。ツモやロンなどの通常のアガりによる点棒移動はもとより、出したリーチ棒が結果的に鷲巣または対戦者に渡った場合も含まれる。チョンボやノーテンによる罰符も同様。
- 罰符についてはノーテン・チョンボいずれの場合も通常の点棒支払いに準じる。ノーテンの場合、仮に鷲巣と対戦者のサポーターがテンパイしていて対戦者がテンパイしていない時はサポーターとの授受を優先できるため、支払う義務は無い(逆の場合も同様)。
- 2万5000点持ちの3万点返し。半荘終了ごとに精算となる。終了時それぞれ10-30の順位ウマと、トップにはオカとしてさらに2万点が加算される。そして、鷲巣と対局者との点差に応じ、血や金を支払う。生き残るか鷲巣の持ち金を全て奪えば対戦者の勝ち、奪った金を得る。死に至るまで血を失えば対戦者の負けである。対戦者が負けた場合、それまでに得た金は全て没収される。
- 支払うのが鷲巣である場合は金を、対戦者が支払う場合は血液で支払う。ただし、鷲巣から対戦者に支払われる時、既に抜かれた血液があった場合、金の代わりに血液を戻す事を選んでも良い(金と血液の組み合わせでも可)。
- 勝負は半荘6回。トップのアガリ止めあり。
- メインとなるのはあくまで鷲巣と対戦者の勝負であるため、互いのサポーターが箱割れしても勝負は続行する。その場合、黒い点棒(箱下棒)で箱下精算を行う。
加えて、アカギとの勝負においては、以下の取り決めが追加された。
- レートを10倍に上げる(血液2000cc=2,000万円=2万点)。
- 半荘2回が終わるたび、続行か打ち切りかを鷲巣が決められる。
- アカギが奪われた血液は全て戻すことなく破棄する(5回戦開始前)。
- 誤ロン、誤ツモがあった場合、チョンボの満貫払いはアカギ・安岡のアカギ陣営ならアカギの血液を、鷲巣・鈴木の鷲巣陣営なら鷲巣の残金を、それぞれ満貫の点数分支払う(6回戦開始前)。
- アカギが鷲巣に順位で上回れぬ場合、その精算は金でなく必ず血液で支払う(6回戦開始前)。
- 6回戦途中で鷲巣は資金が底を突いたため、アカギ同様に精算には血液を用いるようになった。レートはアカギと同じく100cc=100万円=1000点である。
プレイヤーが盲牌防止用の手袋を装着しているため、ツモを行う際に指先の感触では牌の表裏を判別出来ない筈だが、それによって非透明牌の表側が他家に見えてしまうなどのアクシデントは劇中では発生していない。
鷲巣麻雀のルールをそのまま出来る牌は、2003年に市川屋が“三透牌”として開発、販売開始した[8]。 また、アニメ放送開始の2005年10月から他社が「闘牌伝説 アカギ麻雀牌」の廉価バージョンを発売開始したが、こちらは当初著作者の版権を得ていなかった。
また、セガネットワーク対戦麻雀MJ4 Evolutionにおいて、「ガラス牌ルール」として、同様に同種牌4枚中3枚がガラス牌となったルールにおいてプレイ可能なモードが登場する[注 4]。
アニメのDVD特典映像用に実際にプレイされた際は、透明牌を2枚に減らして撮影された。
書誌情報
- 福本伸行『アカギ 闇に降り立った天才』 竹書房〈近代麻雀コミックス 〉、全36巻
- 「神域の闘牌」1992年4月24日発売、ISBN 4-88475-574-X
- 「異端の闘牌」1992年12月9日発売、ISBN 4-88475-620-7
- 「狂躁の闘牌」1993年9月29日発売、ISBN 4-88475-673-8
- 「哲理の闘牌」1994年6月27日発売、ISBN 4-88475-723-8
- 「狂瀾の闘牌」1995年4月17日発売、ISBN 4-88475-799-8
- 「逆理の闘牌」1996年1月27日発売、ISBN 4-8124-5005-5
- 「業火の闘牌」1997年7月10日発売、ISBN 4-8124-5138-8
- 「羅刹の闘牌」1998年4月27日発売、ISBN 4-8124-5193-0
- 「鬼神の闘牌」1999年2月27日発売、ISBN 4-8124-5281-3
- 「入神の闘牌」1999年11月27日発売、ISBN 4-8124-5333-X
- 「活眼の闘牌」2001年8月27日発売、ISBN 4-8124-5544-8
- 「夜叉の闘牌」2002年1月26日発売、ISBN 4-8124-5616-9
- 「死魔の闘牌」2002年6月27日発売、ISBN 4-8124-5670-3
- 「魔窟の闘牌」2003年3月27日発売、ISBN 4-8124-5792-0
- 「捻転の闘牌」2004年2月27日発売、ISBN 4-8124-5917-6
- 「邪気の闘牌」2004年9月27日発売、ISBN 4-8124-6022-0
- 「激浪の闘牌」2005年6月7日発売、ISBN 4-8124-6187-1
- 「曲折の闘牌」2006年2月27日発売、ISBN 4-8124-6436-6
- 「震駭の闘牌」2007年1月17日発売、ISBN 978-4-8124-6549-3
- 「悪霊の闘牌」2007年7月17日発売、ISBN 978-4-8124-6711-4
- 「決死の闘牌」2008年4月26日発売、ISBN 978-4-8124-6820-3
- 「魔境の闘牌」2009年2月17日発売、ISBN 978-4-8124-7035-0
- 「克己の闘牌」2009年10月5日発売、ISBN 978-4-8124-7165-4
- 「急転の闘牌」2010年6月11日発売、ISBN 978-4-8124-7287-3
- 「死地の闘牌」2011年7月27日発売、ISBN 978-4-8124-7640-6
- 「狂熱の闘牌」2012年7月17日発売、ISBN 978-4-8124-7744-1
- 「闇漠の闘牌」2013年7月17日発売、ISBN 978-4-8124-8344-2
- 「生滅の闘牌」2013年12月10日発売、ISBN 978-4-8124-8469-2
- 「彼我の闘牌」2015年3月2日発売、ISBN 978-4-8019-5202-7
- 「回天の闘牌」2015年8月1日発売、ISBN 978-4-8019-5335-2
- 「憤怒の闘牌」2016年5月16日発売、ISBN 978-4-8019-5521-9
- 「隘路の闘牌」2016年9月26日発売、ISBN 978-4-8019-5636-0
- 「妖異の闘牌」2016年12月15日発売、ISBN 978-4-8019-5704-6
- 「坩堝の闘牌」2017年4月15日発売、ISBN 978-4-8019-5908-8
- 「慟哭の闘牌」2017年11月1日発売、ISBN 978-4-8019-6094-7
- 「掉尾の闘牌」2018年6月27日発売、ISBN 978-4-8019-6308-5
- 『アカギ 悪魔の戦術』 著:福地誠 (近代麻雀コミックス 竹書房)闘牌の解説本。
- 1999年5月17日発売、ISBN 4-8124-5282-1
- 2000年7月27日発売、ISBN 4-8124-5420-4
- 2001年7月27日発売、ISBN 4-8124-5539-1
関連書籍
- 『アカギ ざわ・・ざわ・・』 アンソロジー…2011年8月10日初版発行、ISBN 978-4-8124-7641-3
アカギ ざわ・・ざわ・・ アンソロジーコミック 執筆者一覧 50音順 頁数 備考 いがらしみきお 2 4コマ 伊藤黒介 4 伊藤誠 2 4コマ 岩谷テンホー 2 大井昌和 4 大和田秀樹 2 おーはしるい 4 押切蓮介 4 甲斐谷忍 3 片山まさゆき 4 カラスヤサトシ 4 神原則夫 4 喜国雅彦 4 桐島いつみ 2 CLAMP 4 桑田乃梨子 4 こいずみまり 4 4コマ こしばてつや 4 西原理恵子 4+2 2作品、巻頭カラー4P 山東ユカ 4 4コマ 志名坂高次 4 師走冬子 4 4コマ 鈴木ツタ 4 鈴木マサカズ 4 高橋のぼる 4 田中圭一 4+6 2作品 田中琳 with 栖賀まゆ 4 張慶二郎 4 柘植文 4 トニーたけざき 20 浜田ブリトニー 2 4コマ 前田治郎 4 みずしな孝之 2 4コマ 三ツ森あきら 2 4コマ 村田ひろゆき 4 福本伸行 2 あとがき
Vシネマ
飯田譲治が製作総指揮を担当、監督を舞原賢三が、アカギ役を柏原崇が務めた。
闘牌伝アカギ
1995年製作・発売。
- スタッフ
- 製作・発売:竹書房
- 原作:福本伸行
- 製作総指揮:飯田譲治
- 製作:高橋一平
- 監督:舞原賢三
- 脚本:田辺満
- 音楽:池頼広
雀魔アカギ
1997年製作・発売。
- スタッフ
- 製作・発売:竹書房、タキコーポレーション
- 原作:福本伸行
- 製作総指揮:飯田譲治
- 企画:伊藤明博、山地浩
- 監督:舞原賢三
- 脚本:田辺満
- 音楽:池頼広
テレビアニメ
『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜』と題して、2005年10月4日から2006年3月28日まで日本テレビほかの深夜に放送された。全26話。福本作品では初のアニメ化。現在はDVD-BOX2巻(DVD4枚x2・計8枚)にまとめられ発売中。2007年11月13日より、GyaOにてネットで初めて配信された。
基本的にストーリーは原作と同じだが、10年以上かけて連載された作品を26話に収めて放送したため、原作にあった台詞や場面が一部省略されている。いわゆる深夜アニメはほとんどが視聴率1 - 2%という中で、4%前後という高視聴率を記録したが、原作も完結していないため、最終話は勝負の途中(5回戦目直前)で終了した。
ストーリーや麻雀のルール上、おかしな描写が散見できることから製作上のツメの甘さも指摘されている。近代麻雀に掲載された萩原聖人のインタビューで、萩原が第1話を確認したときに、牌描写のミスでアカギがフリテンになっていたことをスタッフに指摘して修正されたとの暴露話があった。なお、このような事態になったのは、制作に携わった韓国人スタッフが麻雀を理解していなかったためとの証言が近麻誌上にある。対戦相手が驚愕したときの顔面が曲線状にゆがむ表現など、原作の特徴を非常に忠実に再現している。福本漫画の代名詞とも言える傍観者の心理的なざわめきを表現した書き文字「ざわ…ざわ…」は通常再現されていなかったが、最終話で遂に「ざわ…」の文字が使われた。
麻雀を得意とする実写系の俳優が数多く出演している事もあり、DVDボックスでは原作者・福本と主な出演者が実際に普通のマージャンや鷲巣麻雀(鷲巣麻雀は福本未参加)を行った特典映像ディスクが付属されていた。本作を放送したCS系放送局・日テレプラス&サイエンス(現・日テレプラス)ではダイジェスト版が放送された。
2007年1月1日早朝(番組表上では2006年12月31日の放送に組み込まれている)、日本テレビでのみ全話を各勝負ごとにまとめて約130分に再構成した総集編『超アニメ!!闘牌伝説アカギ2006特別版』が放映された。番組の随所にはアカギ役の萩原聖人がナビゲーターとして登場、本放送当時の心境を語りつつ、各勝負の状況を解説した。
なお、同じ福本作品で同じ会社からアニメ化されることとなった『逆境無頼カイジ』の主人公伊藤開司も萩原が担当している。また、同作に登場する兵藤和尊も津嘉山が担当している。
2014年からはファミリー劇場で『逆境無頼カイジ』と共に再放送されている。
声の出演
ゲスト出演
- 丸メガネ - うすいたかやす(1 - 3話)
- 宮内組長 - 藤本譲(5 - 7話)
- 黒崎(黒服) - 内田直哉(4 - 7話)
- 川島 - 黒田崇矢(8 - 10話)
- 藤沢組長 - 家弓家正(10 - 13話)
- 山中 - 大塚芳忠(14話)
- 倉石 - 原康義(14話)
スタッフ
- 原作 - 福本伸行
- 監督 - 佐藤雄三
- 監督助手 - 田中洋之
- シリーズ構成 - 高屋敷英夫
- キャラクターデザイン - 梅原隆弘
- 色彩設計 - 大野春恵
- 美術監督 - 横松紀彦
- 撮影監督 - 奈良井昌幸、Jung,Hee-mok、Oh,Seong-ha
- 編集 - 寺内聡
- 音楽 - タニウチヒデキ
- 音響監督 - 本田保則
- プロデューサー - 中谷敏夫、田村学、丸山正雄
- アニメーションプロデューサー - 篠原昭、白井勝也
- アニメーション制作 - マッドハウス
- 製作著作 - 日本テレビ、バップ、フォアキャスト・コミュニケーションズ
主題歌
- オープニングテーマ「何とかなれ」
- 歌 - 古井戸
- オープニングとAパートの間で映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のテレビコマーシャルがオンエアされた。この両作は年代設定が昭和32年ごろで、建設中の東京タワーが背景に登場しているという共通点を持つ。
- エンディングテーマ
-
- 「アカギ」(第1話 - 第13話)
- 歌 - マキシマムザホルモン[注 5]
- 「S.T.S.」(第14話 - 第26話)
- 歌 - アニマルズ
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 闇に舞い降りた天才 | 高屋敷英夫 | 佐藤雄三 | 伊藤智彦 | Kim,Dong-joon | 梅原隆弘 | 2005年 10月4日 |
2 | 資質の覚醒 | 筆安一幸 | 田中洋之 | Kim,Gi-du | 10月11日 | ||
3 | 異端の策略 | 鹿島典夫 | 繁田亨 | 高田晴仁 | 10月18日 | ||
4 | 本物の無頼 | 浦畑達彦 | 増原光幸 | 長崎健司 | Jang,Kil-yong | 梅原隆弘 高田晴仁 |
10月25日 |
5 | 裏切りの絶一門 | 伊藤智彦 | Kim,Dong-sik | 梅原隆弘 | 11月1日 | ||
6 | 悪漢の資質 | 田中洋之 | Kim,Gi-du | 11月8日 | |||
7 | 無邪気な悪鬼 | 増原光幸 | 島崎奈々子 | Kim,Dong-joon | 11月15日 | ||
8 | 復活の前兆 | 広田光毅 | 高橋敦史 | 若林漢二 | Jang,Kil-yong | 11月22日 | |
9 | 天才の真贋 | 鹿島典夫 | 繁田亨 | 高田晴仁 | 11月29日 | ||
10 | 逆襲の予告 | 筆安一幸 | 芦野芳晴 | 池田重隆 | Kim,Dong-sik | 12月6日 | |
11 | 絶望への布石 | 坂田純一 | 中村亮介 | Kim,Gi-du | 梅原隆弘 | 12月13日 | |
12 | 偶機の魔法 | 浦畑達彦 | 新留俊哉 | 島崎奈々子 | Kim,Dong-jun | 高田晴仁 | 12月20日 |
13 | 風雷の軌道 | 青山弘 | 若林漢二 | Kim,Dong-sik | 梅原隆弘 | 12月27日 | |
14 | 羅刹の新章 | 高屋敷英夫 | 高橋敦史 | 四辻たかお | Jang,Kil-yong | 高田晴仁 | 2006年 1月3日 |
15 | 逢魔が時 | 浦畑達彦 | 増原光幸 | 池田重隆 | Oh,Eun-soo Kim,Dong-sik Jang,Kil-yong 高田晴仁 |
梅原隆弘 | 1月10日 |
16 | 破滅の闘牌 | 筆安一幸 | 田中洋之 | Jang,Gil-yong Son,Gil-young |
高田晴仁 梅原隆弘 |
1月17日 | |
17 | 異才の証明 | 広田光毅 | 島崎奈々子 | Kim,Dong-jun | 高田晴仁 | 1月24日 | |
18 | 呪縛の牌姿 | 新留俊哉 | 中村亮介 | Jang,Hee-kyu | 梅原隆弘 | 1月31日 | |
19 | 鬼神の昏迷 | 坂田純一 | 山内東生雄 | Kim,Hyeon-joon Kim,Dong-jun |
高田晴仁 | 2月7日 | |
20 | 希望と愚行 | 浦畑達彦 | 若林漢二 | Oh,Eun-soo Jang,Gil-yong |
梅原隆弘 | 2月14日 | |
21 | 一縷の幻想 | 筆安一幸 | 伊藤智彦 | 池田重隆 | 2月21日 | ||
22 | 作為の足枷 | 島崎奈々子 | Kim,Dong-jun | 高田晴仁 梅原隆弘 |
2月28日 | ||
23 | 剛運の威力 | 広田光毅 | 青山弘 | 佐藤雄三 田中洋之 若林漢二 |
Jang,Hee-kyu | 梅原隆弘 | 3月7日 |
24 | 魔物の意思 | 芦野芳晴 | 山内東生雄 島崎奈々子 |
Kim,Dong-sik | 梅原隆弘 高田晴仁 |
3月14日 | |
25 | 殺意の誘惑 | 高屋敷英夫 | 田中洋之 | Jang,Kil-yong Kim,Dong-sik |
3月21日 | ||
26 | 狂気と闇と… | 佐藤雄三 | 3月28日 |
日テレ雀ニック
日テレ雀ニック(にっテレじゃんニック)はアニメの本編終了後、1分間放送されたミニコーナー。アニメ公式サイトでもこのコーナーの動画を配信している(よみうりテレビでは当初放送されていなかったが、第13話から放送されるようになった)。オーディションで選ばれた白雀ニック(岡村麻純)、發雀ニック(松木櫻子)、中雀ニック(今野陽佳)の3人でアカギのプロモーションや麻雀のイメージアップを目指す活動をしていた。
主な内容は、雀ニックが雀荘に入ってアカギをプロモーションしたり、アカギに出演している声優のインタビューなど。前半は雀ニックが実際に麻雀をする回もあったが、後半はアカギグッズなどの宣伝が多かった。
原作との相違点
- 矢木が吸う煙草の銘柄がしんせいに変更されている。
- 矢木との対局前に、不正が発覚した場合は腕を一本取るという取り決めがカットされている。
- 黒崎(黒服)が市川に対しタメ口で話している(原作では「先生」と呼び、敬語で話している)。ただし、原作でも3巻の対局途中で黒崎は市川に対しタメ口で話し、市川は彼に敬語を使っている。
- 浦部戦でアカギが和了を放棄した後の南二局一本場が省かれている。
- 浦部戦後はすぐに鷲巣編が始まるため、仲井は未登場。
- 鷲巣の部下である岡本の名前が、吉岡に変更されている。ただし、原作でも単行本11巻のナレーションで「吉岡」と呼ばれているシーンが一度だけある。
- 岡本(吉岡)が額に包帯をしている。
放送局
放送局 | 放送日時 | 放送期間 | 備考 |
---|---|---|---|
日本テレビ | 火曜 24:50 - 25:20 | 2005年10月4日 - 2006年3月28日 | 製作局 |
札幌テレビ | 金曜 26:35 - 27:05 | 2005年10月7日 - 2006年4月21日 | |
中京テレビ | 月曜 25:59 - 26:29 | 2005年10月17日 - 2006年4月24日 | |
よみうりテレビ | 月曜 25:43 - 26:13 | 2005年10月24日 - 2006年4月10日 | MONDAY PARK 第1部 |
日テレプラス&サイエンス | 水曜 24:30 - 25:00 他 | 2006年2月1日 - 7月3日 | CS |
MONDOTV | 火曜 21:00 - 21:30 他 | 2011年10月4日 - 12月27日 | CS 2話連続放送。再放送あり。 |
日本テレビ 火曜24:50枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
闘牌伝説アカギ 闇に舞い降りた天才
|
テレビドラマ
『アカギ』(アカギ)は、同作品を原作としたテレビドラマ。BSスカパー!で2015年7月17日から9月18日まで、毎週金曜夜21時より放送された[注 6](全10話 1話あたり約1時間。第1話は未加入者でも無料で視聴出来る)[9]。
原作における「鷲巣麻雀」編をそのままドラマ化する形で制作されたが、「地上波や他の有料BS局では出来ない、スカパー!ならではの尖ったドラマを作る[10]」というプロデューサーの制作方針に則り、通常のドラマには良くある初心者向けへの配慮的演出(例:「鷲巣麻雀編」に至るまでのストーリーダイジェスト付加、麻雀のルールを適宜説明するなど)は極力廃し、全10話のドラマを、ひたすらアカギと鷲巣の麻雀対決に費やす展開がなされた。当時原作が完結していなかったため勝負は6回戦南二局までを描写し、最終回は勝負のあとアカギが鷲巣邸から立ち去るシーンで締めくくられた。
Crunchyrollによって、150の国と地域に配信されることが決定[11]。
続編『アカギ「竜崎・矢木編 /市川編」』は、BSスカパー!で2017年10月13日から11月10日まで放送された[12]。全5話。
さらなる続編『アカギ〜鷲巣麻雀完結編〜』は、BSスカパー!で2018年5月25日から6月8日まで放送された[13][14]。第1弾で展開された「鷲巣麻雀」編の続きから完結までが描かれた。全3話。
キャスト(テレビドラマ)
- 赤木しげる - 本郷奏多[9]
- 鷲巣巌 - 津川雅彦[9]
- 仰木武司 - 田中要次[9]
- 安岡 - 神保悟志[9]
- 鈴木 - 笠原秀幸
- 岡本 - 郭智博(第一作)
- ニセアカギ - 藤岡信昭
- 山中 - 水橋研二
- 南郷 - 駿河太郎
- 竜崎 - 六角慎司
- 矢木圭次 - 眞島秀和
- 市川 - 鹿賀丈史
スタッフ(テレビドラマ)
- 原作 - 福本伸行
- 脚本 - 田辺満
- 音楽 - 牧戸太郎
- ナレーション - 田中良典
- アシスタントプロデューサー - 奥田由美、大河内聡子
- ラインプロデューサー - 堀尾星矢
- プロデューサー - 長内敦、伊藤裕史
- 監督 - 岩本仁志
- 主題歌 - 湘南乃風「DON’T BE AFRAID」(第一作、第二作)[9]「国士無双」(第三作)[14]
ゲーム
闘牌伝アカギ(ゲーム)
1996年にマイクロネットからPlayStation用・3DO用ソフトとして発売。Vシネマ版を元にしており、ゲーム中ではVシネマの映像をそのまま使用している。
アカギ 〜闇に降り立った天才〜
2002年12月12日にディースリー・パブリッシャーからPlayStation 2用ソフトとして発売(開発は、童)。漫画を元に製作されており、アカギ役を草尾毅、ナレーションを池田昌子が担当。2004年10月14日にSIMPLE2000シリーズ Ultimateとして廉価版が発売されている。鷲巣はエンディングに一瞬だけ登場する程度の扱い。
闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜
2006年3月3日にカルチャーブレーンからゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売。アニメを元に製作されている。ストーリーモードでは対局開始時にミッションが提示され、達成できないとゲームオーバーになる。また、配牌や自摸牌の流れが再現されている局がある。例を挙げると、ストーリー序盤で三元牌が2枚ずつ配牌される局があり、相手の捨て牌をわざと鳴かずに見逃すと、警察の乱入で対局が中断されている隙に牌をすり替えて手牌が大三元四暗刻聴牌になっているという、原作通りのイベントが発生する。危険牌にカーソルを合わせた時、牌の上に「ざわ」という文字を出すことで絶対に振り込まないという部分を再現している(相手の捨て牌からの予測機能ではなく、100%当たり牌)。
闘牌伝説アカギDS 〜闇に舞い降りた天才〜
2007年8月9日にカルチャーブレーンからニンテンドーDS用ソフトとして発売。ゲームボーイアドバンス版と同様、アニメを元に製作されている。内容はほぼ同様だが、GBA版になかった鷲巣麻雀が入っている、卓と手牌が別々の画面で同時表示される、イベントシーンがフルボイスになっているなど、DSの機能を活かしつつ改良されている。チーム戦では2キャラ同時に操作し、コンビ打ちができるようになっている。
アカギ鷲巣麻雀
この節の加筆が望まれています。 |
2014年3月5日にイマジニアからスマートフォン向けサービス「auスマートパス」で配信。3D麻雀アプリ。
関連商品
麻雀牌
- 三透牌(さんとうはい)[8]
- 販売:市川屋
- 2003年より発売開始。鷲巣麻雀ができる日本製麻雀牌。手袋、ドラ表示台、専用卓は付属していない。
- 闘牌伝説 アカギ麻雀牌
- 販売:(有)せいらく
- 2006年より専用牌として発売開始。
テレビアニメ
- 闘牌伝説アカギ DVD-BOX 覚醒の書
- 2006年3月24日発売、1 - 13話収録
- 特典映像『夢の闘牌・アカギ杯グランプリファイナル』(約135分)(参加者:福本伸行/萩原聖人/風間杜夫/玄田哲章)※通常の麻雀
- 闘牌伝説アカギ DVD-BOX 羅刹の書
- 2006年5月24日発売、14 - 26話収録
- 特典映像『鷲巣麻雀最強位決定戦』(約122分)(参加者:萩原聖人/津嘉山正種)※鷲巣麻雀ルールによる一対一勝負
パチスロ
- アカギ〜永続の闘牌〜
- 2008年10月、藤商事より発売
パチンコ
その他の商品
- 大戦乱!!三国志バトル - gloopsがMobageで提供しているソーシャルゲームに2014年8月より期間限定で描き下ろしカードが登場した。
- 戦国大戦 - セガのアーケードトレーディングカードゲームに2014年9月以降稼働のバージョン3.0より赤木しげると鷲巣巌がそれぞれ真田幸村と徳川家康に扮した描き下ろしカードが登場した。声優はアニメ版とは異なる。
- アーケードゲームのセガネットワーク対戦麻雀MJ[15]・麻雀格闘倶楽部[16]でそれぞれコラボレーション大会が開催された。
脚注
注釈
出典
- ^ “アカギ:「カイジ」作者の人気マージャンマンガ 27年の歴史に終止符へ”. MANTANWEB. (2017年2月12日) 2020年12月22日閲覧。
- ^ a b 麻雀マンガ「アカギ」はなぜ終了するのか 「近代麻雀」編集部の真意
- ^ アカギ:福本伸行のマージャンマンガ 誕生と長期連載の理由
- ^ 「カイジ」作者の人気マージャンマンガ 27年の歴史に終止符へ
- ^ 「アカギ」完結、27年の連載に幕!ドラマ新作は5月から&過去シリーズを再放送
- ^ “「アカギ」完結から1年、福本伸行の新作第0話が近代麻雀にサプライズ掲載”. ナタリー (2019年5月1日). 2019年5月21日閲覧。
- ^ 「アカギ」が7月から連続TVドラマ化!血液を賭ける鷲巣麻雀描く,コミックナタリー,2015年5月21日
- ^ a b 市川屋. “三透牌”. 2013年10月26日閲覧。
- ^ a b c d e f “ドラマ「アカギ」主演は本郷奏多!鷲巣巌役・津川雅彦と生死を賭けて麻雀!”. シネマトゥデイ (2015年6月9日). 2015年6月10日閲覧。
- ^ “ドラマ「アカギ」は全10話ずっと麻雀シーン”. ナタリー(株式会社ナターシャ) (2015年6月23日). 2015年6月23日閲覧。
- ^ “本郷奏多主演ドラマ「アカギ」150の国と地域に配信決定!”. 映画.com (2015年7月27日). 2015年7月27日閲覧。
- ^ “アカギ:実写ドラマ続編が10月に放送決定 主演は再び本郷奏多”. Mantan-web (2017年7月28日). 2017年7月29日閲覧。
- ^ “ドラマ「アカギ〜鷲巣麻雀完結編〜」が制作決定、放送は2018年”. コミックナタリー (2017年9月21日). 2017年9月21日閲覧。
- ^ a b “ドラマ「アカギ〜鷲巣麻雀完結編〜」5月25日(金)より放送決定!” (2018年2月1日). 2018年2月2日閲覧。
- ^ 大会情報 | セガネットワーク対戦麻雀 MJ5 R EVOLUTION(アカギCUP)
- ^ eAMUSEMENTサイト 麻雀格闘倶楽部 ZERO 「アカギコラボ」開催!! Archived 2016年8月29日, at the Wayback Machine.