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奥村遊機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
奥村遊機株式会社
OKUMURA Yu-Ki Co.,Ltd.
本社(2014年9月)
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
466-0064
愛知県名古屋市昭和区鶴舞二丁目2-18
北緯35度9分11.8秒 東経136度54分56.9秒 / 北緯35.153278度 東経136.915806度 / 35.153278; 136.915806座標: 北緯35度9分11.8秒 東経136度54分56.9秒 / 北緯35.153278度 東経136.915806度 / 35.153278; 136.915806
設立 1957(昭和32)年6月
※創業は1947(昭和22)年
業種 機械
法人番号 6180001008044 ウィキデータを編集
事業内容 パチンコ機の開発・製造・遊技場の経営
代表者 破産管財人 西脇明典
資本金 1,000万円
売上高 335億円(平成8年5月期)
133億円(平成26年5月期)
従業員数 168名(男152名、女16名)
主要子会社 奥村販売株式会社
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奥村遊機株式会社(おくむらゆうき)は、愛知県名古屋市昭和区に本社を置いていたパチンコ遊技機メーカーである。

1957年6月設立。パチンコ機は「OKUMURA」、「モナコ」のロゴやブランド名を冠することもある。

CR機全盛になっても稀な存在である現金機を積極的に販売し、甘デジスペックとして発売された現金機を“ワールド”として展開していたことなど、業界内で独自の地位を築いていた。

概要

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売上高が最盛期の平成8年には335億円から倒産した平成26年には133億円と落ち込んでいた。晩年はヒット作に恵まれず2期連続の赤字となり、債務超過が続いたため経営継続を断念したとされている。

『ドリームX』・『マジカルランプ』・『CRヤジキタ[注 1]』といった人気機種こそ排出し、当社と契約した外部版権では、『うる星やつら』や『笑ゥせぇるすまん』が主力で、『2002 FIFAワールドカップ[注 2]』や『サイボーグクロちゃん』といった意外なタイアップも存在した。廃業の際、外部版権のパチンコ化権に関しては『うる星やつら』はニューギン[注 3]に、『笑ゥせぇるすまん』はサンセイアールアンドディ[注 4]が改めて契約した。『バジリスクシリーズ』に関しては、サンセイアールアンドディからリリースされていた過去があり、倒産の引き金になる程の不人気だったこともあり、次の契約先が見つからず、止むなくパチスロで主力版権としているユニバーサルエンターテインメントが力を入れていない副販ながら権利を保有することとなり、パチンコでも同社としては初めての専用枠でリリースする程の人気を得ることになった。

パチンコ機

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旧要件機

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主要機種のみ掲載。

2000年以前

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2000年以降

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現行基準機

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機種名 発売年月 備考
CRうる星やつら2 2005年1月 初の新基準機
CRスパルタンX 2005年2月
CR黄金ハンター 2005年4月 大当たりラウンド中のBGMはLINDBERGの「今すぐKissMe」が流れる。
CR華牌・井出洋介の華麗なる麻雀 2005年7月
CRひらけ!こぶ茶バンド 2005年8月 普通機タイプ
CR新・弥次喜多 2005年9月
CR笑ゥせぇるすまん3 2005年11月
CR浮浪雲 2006年2月
CR解体屋ゲン 2006年6月
CRこぶ茶バンド・地球防衛隊編 2006年7月
CRはね物マジンガーZ 2006年9月 羽根モノタイプ
CRマジンガーZ対グレートマジンガー 2006年11月
CR研ナオコ・歌は宇宙を救う 2007年2月 新枠採用
CRスペースインベーダー 2007年4月
CRうる星やつら3 2007年5月
CRコータローまかりとおる 2007年7月
CR大阪プロレス 2007年10月
CRそれいけ!こぶ茶バンド 2007年11月 直撃大当たり搭載の羽根モノタイプ
CR愛と誠 2007年12月
CRうちのタマ知りませんか? 2008年1月 機種名のアニメとさとう珠緒のWタイアップ
現金機スペックあり(業界最後のデジパチ現金機)
CR天空歌舞伎 2008年3月 全面液晶機
CRクッキングパパ 2008年4月
CR42.195キロ 2008年5月 一般電役タイプ
Aエンブレム3 2008年7月 普通機タイプ
CRなにわの大統領赤井英和 2008年8月
CRA片山晋呉 VS Dr.タイフーン 2008年10月 甘デジ専用機種
CR闘牌伝説アカギ 2008年11月
CR笑ゥせぇるすまん 2009年5月 シリーズ第4弾
CRマジカルランプ・レジェンド 2009年7月
CR THE BLUE HEARTS 2009年10月
CR弥次喜多3 2010年2月
CR華牌II 「ミスター麻雀」小島武夫の戦略 2010年3月
CRアチこーこー 2010年6月
CRカミカゼファイター 2010年9月
CRAマジカルサマナー 2010年9月 甘デジ専用機種
CR NINJA GAIDEN 2010年11月 新枠「星波」導入
CRうる星やつら Forever Love 2011年3月
CR弥次喜多外伝 2011年6月
CR PACHINKO天 天和通りの快男児 2011年8月
CRスカルキング 2011年9月
CR南国麻雀 2011年11月
CRでーじアチこーこー 2012年1月
CR宇宙をかける少女 2012年2月
CR笑ゥせぇるすまん〜欲望の大都会〜 2012年5月 シリーズ第5弾
CR NINJA GAIDEN 2 2012年7月
CR闘牌伝説アカギ2 死闘編 2012年9月 Wアタッカー機種
CR黄金ハンター〜伝説のいちごソード〜 2012年12月
CR暴君の竜 ティラノキング 2013年2月
CR B・B 2013年4月
CR戦国DASH 2013年5月
ぱちんこCR天 天和通りの快男児II 2013年8月
ぱちんこCR遊砲RUSH 2013年9月
CR Dororonえん魔くんメ〜ラめら 2013年11月
ぱちんこCRバジリスク 〜甲賀忍法帖〜 2014年2月
ぱちんこCRサイコメトラーEIJI 2014年3月
CRうる星やつら 電撃LOVE ATTACK 2014年5月 新枠「クリスタルエッジ」導入
ぱちんこCR三姫繚乱〜麗しき闘い〜 2014年7月
ぱちんこCRマジカルハンター 2014年10月
ぱちんこCR怪物くん デーモンの剣 2015年2月
ぱちんこCRアミーゴ DE そーる 2015年3月 本社における最後の機種

関連会社

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脚注

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注釈

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  1. ^ この機種を初代としたメインシリーズ名は「弥次喜多シリーズ」で、初代の現金機版も「弥次喜多」が付けられていた。
  2. ^ 厳密には大会マスコットの「スフェリックス」とのタイアップで、機種名も最後に付けられた商標マークの「TM」も含まれていた。
  3. ^ 以前のパチスロ化権はサミーグループが保有していたが、当社の廃業前後から新機種をリリースしていなかったため、権利が自動消滅。パチンコで契約しているメーカーが改めて契約することで開発が復活した。
  4. ^ パチスロ化権は三洋物産が当社の廃業前から保有。

出典

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外部リンク

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