「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」の版間の差分
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2021年3月21日 (日) 00:10時点における版
レイダース /失われたアーク《聖櫃》 | |
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Raiders of the Lost Ark | |
インディ・ジョーンズの模型 | |
監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
脚本 | ローレンス・カスダン |
原案 |
ジョージ・ルーカス フィリップ・カウフマン |
製作 | フランク・マーシャル |
製作総指揮 |
ジョージ・ルーカス ハワード・G・カザンジャン |
出演者 | ハリソン・フォード |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
撮影 | ダグラス・スローカム |
編集 | マイケル・カーン |
製作会社 | ルーカスフィルム |
配給 |
パラマウント映画 パラマウント映画/CIC |
公開 |
1981年6月12日 1981年12月5日 |
上映時間 | 115分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $18,000,000[1] |
興行収入 |
$384,140,454[1] $242,374,454[1] |
配給収入 | 13億8000万円[2] |
次作 | インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 |
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(レイダース/うしなわれたアーク、英: Raiders of the Lost Ark)は、1981年のアメリカ映画。アドベンチャー映画。『インディ・ジョーンズ シリーズ』の第1作である。
概要
「レイダース」のレイダーとは、盗賊のこと。「失われたアーク」とはモーセの十戒の書かれた石板を納めた「聖櫃・契約の箱」のことであり、ユダヤの秘宝の一つ。
米アカデミー賞視覚効果、編集、美術、音響賞を受賞。またスピルバーグ監督が『未知との遭遇』に続く2度目の監督賞ノミネート、作品賞、撮影賞、作曲賞にもノミネートされ、ジョージ・ルーカスは『アメリカン・グラフィティ』『スター・ウォーズ』に継いで、三作品目がノミネートされた事になる。
制作費1800万ドルという中規模予算の作品ながら、世界興行収入3億8000万ドルの大ヒットを記録し[1]、1984年には続編として『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)が公開、シリーズ化に至った。なお、欧米ではビデオ化の際に『Indiana Jones and the Raiders of the Lost Ark』と改題され、以降のシリーズとメインタイトルの統一がなされたが、日本では公開当時の邦題のまま変更されていない。
ストーリー
舞台は1936年。プリンストン大学で教鞭を執る高名な考古学者インディアナ・ジョーンズ教授(インディ)は、愛用のハットと鞭を手にして秘境や遺跡を探検する冒険家であり、世界中の宝物を探して発見するという凄腕のトレジャーハンターでもあった。
南アメリカの森からホビット族の追跡を感じながらチャチャポヤンの遺跡へ向かうところから始まる。トラップを熟知し、くぐりぬけゴールデンアイドルを手に入れるが、遺跡を出るとルネ・ベロックからゴールデンアイドルを奪われ、更にホビット族からの追跡が続く所がオープニングとなっている。
ある日、陸軍諜報部よりインディの下にナチス・ドイツがタニスの遺跡を発見して聖櫃(アーク)の発掘に着手したという情報が舞い込む。また情報部が傍受したドイツ軍の電報によれば、聖櫃の在り処を示す重大な手がかりラーの杖飾りはインディの恩師であるアブナー・レイヴンウッド教授の手にあるという。何としてでもナチスより先に聖櫃を手に入れろとの依頼を受け、インディは聖櫃の争奪戦に臨む。その頃、インディのライバルでもあるフランス人考古学者ルネ・ベロックは、ドイツ国防軍聖櫃発掘部隊の指揮官であるヘルマン・ディートリッヒ大佐と共に、エジプト・カイロ近郊のタニス発掘現場へと送り込まれていた。
インディはアブナーの日記を手がかりに、一路ネパール・ヒマラヤ山脈奥地の寒村へと向かう。アブナーの娘であり、かつてインディの恋人でもあったマリオン・レイヴンウッドが営む酒場を訪れるが、既にアブナーは死亡していた。マリオンも今やインディに協力的ではなく、また明日来るようにと言ってインディを追い返すが、直後にインディを尾行していたゲシュタポのエージェントアーノルド・エルンスト・トートらが酒場に現れ、マリオンに杖飾りを渡すように強要する。トートはマリオンの目を火かき棒で焼き潰そうとするも、間一髪でインディが現れてこれを阻止。炎に包まれた酒場での銃撃戦の中、トートは炎に炙られていた杖飾りを見つけて拾い上げるものの、手のひらに火傷を負い、あまりの苦痛に杖飾りを手放して店を飛び出してしまう。結局、店は焼け落ちて、杖飾りを取り戻したマリオンはインディと共にエジプトへと向かうのであった。
カイロに到着したインディは、友人の発掘王サラーを頼りにタニス発掘の情報を集める。しかし、ディートリッヒの部下に襲撃を受け、マリオンがトラックの爆発に巻き込まれてしまう。その上、既にドイツ軍が杖飾りを入手していることを知る。実はディートリッヒらに合流したトートの火傷痕から複製されたのだが、杖飾りは両面そろって初めて正しい発掘場所を示す為、片面しか得ていないドイツ軍は未だに聖櫃が隠された「魂の井戸」の特定には至っていない。
次の日、インディとサラーはエジプト人採掘者に紛れてタニス遺跡の発掘現場へと潜入し、本物の杖飾りを用いて「魂の井戸」の場所を突き止め、さらに生きたまま捕えられているマリオンを発見する。そして密かに発掘を行い、ついに「魂の井戸」と聖櫃を発見するも、明け方になってベロックらに現場を見つかってしまう。インディは聖櫃を奪われた上、マリオンと共に「魂の井戸」に閉じ込められてしまう。
「魂の井戸」からインディとマリオンは脱出して、脱出した先の飛行場で聖櫃をタニスからベルリンへ空輸される準備に取り掛かっているところを目撃し、輸送機に紛れ込もうとするが、整備士に見つかり乱闘になる。マリオンはパイロットを気絶させるが、輸送機に閉じ込められてしまい、さらに輸送機が動き出し、回り始めてしまう。インディが屈強な兵士と争ってる所にドイツ軍の援軍がやって来て、マリオンが輸送機の機銃で応戦するが、その際燃料の保管場所にも命中して爆発、さらに輸送機の翼に当たって給油車から漏れたガソリンに引火してしまう。激闘の末、インディと格闘した兵士は輸送機のプロペラに引き裂かれ、インディは輸送機の扉を銃撃してマリオンを救出し輸送機が爆発する前に脱出、タニスから聖櫃の空輸を阻止することに成功する。
ベロックらは計画を変更し、カイロで聖櫃を空輸することに変更し、テントに隠れていたインディとマリオンを発見したサラーはそれをインディに伝える。ベロックらは聖櫃を積んだトラックと共にカイロへと向かうが、馬で追跡してきたインディはトラックごと奪い、カイロでサラーの用意したガレージに身を隠す。インディとマリオンは聖櫃と共にイギリス行き貨物船バンツー・ウィンド号に乗り込みエジプトを脱出した。しかし翌朝にはUボートが現れ、ディートリッヒ率いるドイツ兵の臨検を受けて再び聖櫃は奪還され、マリオンも捕えられてしまう。一方のインディは、船長が「海に始末した」と偽ってドイツ兵の目を欺いてくれた隙に、Uボートの外側にしがみ付いていた。
聖櫃を積んだUボートはギリシャ・クレタ島の秘密基地に到着し、陸に上がったインディは警備兵の制服を奪う。ベロックが儀式の再現を提案すると、当初ディートリッヒはユダヤの儀式だとして反対したものの、空の箱を総統に届ける訳にはいかないと説得され、渋々ながらこれを認める。儀式を行うべく聖櫃を運搬している最中、再びインディは襲撃をしかける。ロケットランチャーを手にしたインディはマリオンを返さなければ聖櫃を破壊すると脅迫するものの、考古学を愛するインディが聖櫃を攻撃できるはずがないと踏んだベロックは交渉を拒否。捕えられたインディはマリオンと共に柱に縛り付けられ、彼らの目前でついに儀式が開始された。
ところがベロックが聖櫃のフタを開くと砂が入っているばかりである。ディートリッヒは激怒し、トートは嘲笑したが、直後に精霊が飛び出してドイツ兵たちの間を飛び回る。すぐさまインディはマリオンに目を閉じるように言って自らも目を閉じる。やがて精霊は恐ろしい姿に豹変し、聖櫃から飛び出した雷撃がドイツ兵を串刺にした。そして、聖櫃から上がる炎でディートリッヒは干からび、トートはドロドロに溶け、べロックの頭は破裂した。天まで届いた聖櫃からの炎が収まり、インディとマリオンがようやく目を開けると、もはや人の気配はなく、聖櫃だけが残されていた。
その後、インディはワシントンにて陸軍諜報部への報告を終えるが、担当者たちが聖櫃の真価を理解しなかったことに失望を憶える。そんなインディを慰めるため、マリオンは共に街へと向かう。そして聖櫃は木箱の中に鍵をかけた上で厳重に保管され、「安全な場所」、すなわち無数の木箱が並ぶ政府機関の秘密の地下倉庫(エリア51)のいずこかに隠されたのであった。
スタッフ
- 製作総指揮:ジョージ・ルーカス / ハワード・G・カザンジャン
- 製作:フランク・マーシャル
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 原案:ジョージ・ルーカス / フィリップ・カウフマン
- 脚本:ローレンス・カスダン
- 撮影:ダグラス・スローカム
- 編集:マイケル・カーン / (ジョージ・ルーカス ※アンクレジット)
- 美術:ノーマン・レイノルズ
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- VFX:ILM
- VFXスーパーバイザー:リチャード・エドランド
- 提供:パラマウント映画 / ルーカスフィルム・リミテッド
登場人物
主要人物
- インディアナ・ジョーンズ(インディ)(Indiana Jones)
- 主人公。有名な考古学者にして冒険家。蛇は生まれつき大嫌い。
- マリオン・レイヴンウッド(Karen Allen)
- かつてシカゴ大学で教鞭を執っていたアブナー・レイヴンウッド教授の娘であり、またインディのかつての恋人。ネパールで酒場を営んでいた。アークを見つける鍵となる「ラーの杖飾り」を父から譲り受けており、インディと共にエジプトへ向かう事となる。かなり酒に強い。
- サラー(Sallah Mohammed Faisel el-Kahir)
- インディの友人で、エジプトの発掘王。ディートリッヒ率いるドイツ国防軍聖櫃発掘部隊によって発掘作業に徴用されており、採掘に関する情報をインディに与えるなど、エジプトでの活動を支援する。
- ファヤー(Fayah)という妻がおり、9人の子供を授かっている。家族は劇中にも登場している。
- マーカス・ブロディ(Marcus Brody)
- 大学の副学部長で、インディの友人であり上司。博物館の館長でもある。
- ルネ・ベロック(René Emile Belloq)
- フランスの考古学者で、インディのライバル。インディとは違って狡猾な現実主義者で、苦労して手に入れた宝を横から奪っていく、イエナのような男でもある。聖櫃を求めてナチスと組んではいるものの、内心では考古学に無知なディートリッヒやトートを軽蔑しており、同じ理由からアドルフ・ヒトラーも見下している。マリオンに好意を抱いており、しばしばディートリッヒやトートの手からマリオンを遠ざけようとする。
- アーノルド・エルンスト・トート(Arnold Ernst Toht)
- ゲシュタポのエージェント。常に黒いレインコート姿で薄笑いを浮かべており、荒手の拷問を得意とする。ラーの杖飾りを手に入れるべく、マリオンの酒場に現われるが、火事の火によって高温になった杖飾りに触れたため右手に火傷を負い、紋章の跡が刻まれる。ナチスの古参党員らしく、襟には黄金ナチ党員バッジが確認できる。
- ヘルマン・ディートリッヒ(Herman Dietrich)
- ナチス・ドイツの聖櫃捜索隊の司令官。所属・階級はドイツ国防軍大佐。聖櫃を狙いベロックと手を結び、卑怯な手段も使うものの、純粋な考古学者としての探究心を持ち、好意を抱いているマリオンに対していささか甘いベロックとは対照的に、考古学には一切の興味も敬意もなく、ユダヤ教の信仰である聖櫃に対しては嫌悪感すら抱いていており、ヒトラーからの任務を完遂する事が関心事の全てである。なお、小説版では親衛隊将校アイデル(映画では未登場)の横暴な態度や大物ぶる姿勢を指して「黒い制服に身を包んだ道化」と評するなど、ヒトラーに忠誠を誓いながらも、親衛隊や党の上層部を嫌悪する描写がある。
その他の人物
- サティポ(Satipo)
- インディと共にチャチャポヤンの遺跡に向かった2人組の1人。鞭を使って通過する道の先で石の壁が閉じようとしている時にインディからゴールデンアイドルを受け取った直後に態度は豹変し、鞭を捨てて一人で脱出を試みるがトラップによって串刺しにされた。
- バランカ(Barranca)
- インディと共にチャチャポヤンの遺跡に向かった2人組の1人。地図を見るために立ち止まったインディを背後から殺そうとするも、鞭で返り討ちに遭い逃亡。その後、遺跡から脱出したインディの前に再び現れた。しかし、ペロックが率いるホワイト族に毒矢を放たれ既に事切れていた。
- ジョック・リンゼイ(Jock Lindsey)
- インディの友人で、水上飛行機のパイロット。ホワイト族に追われたインディを助けた。レギーという名のヘビを飼っている。
- マスグローブ(Col. Musgrove)
- アメリカ陸軍情報部大佐。同僚のイートンと共にインディにアークを探索するよう依頼する。
- イートン(Major Eaton)
- アメリカ陸軍情報部少佐。ナチスがアークを探索していることを知り、インディにアークを探索するよう依頼する。
- リーガン(Regan)
- マリオンの酒場でマリオンと酒の飲み比べをした相手。かなり酒には強かったが、彼女には負けた。
- みすぼらしいネパール人(Ratty Nepalese)
- トートの手下の1人。マリオンの店で銃撃戦が始まってからはテーブルに隠れながら短機関銃を撃ち続けていた。インディが暖炉を撃ちこぼれた酒に点火して身体にも火がついてしまい、最終的にインディに頭を撃ち抜かれた。
- オットー(Otto)
- ゲシュタポのエージェント。トートの手下として共にマリオンの店を訪れた。銃撃戦が始まって以降、殴り合っているシェルパとインディを共に殺せという命を受けて殺そうとした。しかし、反逆したシェルパによって銃殺された。
- ジャイアント・シェルパ(Giant sherpa)
- トートの手下の1人。子分の中では奮闘し、インディを追い詰めたが幾度かの殴り合いで倒され、燃え盛るマリオンの店に放置された。
- 粗野なモンゴル人(Mean Mongolian)
- トートの手下の1人。銃撃戦の最中、背後からマリオンに棒で殴られ気絶。復帰した後はインディに銃を向けたが、背後にいたマリオンに撃たれ死亡する。
- モンキー・マン(Monkey Man)
- ナチスに雇われたサル使い。ペットのオマキザルを使って、カイロに訪れたインディとマリオンを監視していた。その後、ナツメヤシに毒を盛りインディを殺そうとしたが、オマキザルがそれを食べてしまい失敗に終わる。
- カイロ・ソードマン(Cairo Swordsman)
- ナチスに雇われた剣士。マリオンとはぐれたインディの前に剣を振り回しながら現れた。しかし、インディは近接戦をすることはなく、リボルバー一発で勝負をつけた。
- イマム(Imam)
- サラの知人であるカイロの老人。ラーの杖飾りの古代文字を翻訳し、アークの正確な位置を測定した。
- ゴブラー(Gobler)
- ドイツ国防軍少佐。ディートリッヒの副官。タニスの発掘現場の監督の補助を行い、アークを乗せたトラックを護衛する車両の運転をしていた。インディとのカーチェイスの末に、インディに乗っ取られたトラックに車ごと押し出され、同乗していた中尉(Lieutenant)、中尉(Gunner)とともに崖から落ちていった。
- ジャーマン・メカニック(German Mechanic)
- フライングウィングの整備士の一人。部下の整備士がインディと格闘をしている際に、上半身裸となりインディと格闘に挑むも、最後はフライングウィングのプロペラに切り裂かれ死亡した。
- セカンド・ジャーマン・メカニック(Second German Mechanic)
- フライングウィングの整備士の一人。インディと格闘し気絶したが、上司の整備士がインディと格闘中に、起きあがりガソリンが漏れ出ている事に気づいて脱出した。
- パイロット(Pilot)
- フライングウィングの飛行士。インディと巨漢の整備士が格闘している際にルガーを取り出したが、マリオンに車輪止めで殴られ気絶し操縦席に倒れた。その際に、エンジンが動きだし、様々な連鎖を引き起こし、最後は気絶したままフライングウィングの爆発により死亡した。
- タフ・サージャント(Tough Sergeant)
- ドイツ国防軍軍曹。トラックの運転手や仲間の兵士たちが次々と放り出されるなか、運転席に座ったインディを放り出そうと奮闘。左腕に傷を負わせることに成功したが、インディがトラックに必死にしがみついたため放り出され、ボンネットにしがみついたもの落下し、轢死した。
- 金髪の運転手(Blond Driver)
- ベロックやトート、ディートリッヒを乗せた車の運転手および伍長。アークを乗せたトラックを奪ったインディを追いかけたが、取り逃がしてしまう。
- サイモン・カタンガ(Simon Katanga)
- 貨物船バンツー・ウィンド号の船長。サラーの友人。
- モーラー(Mohler)
- ゲヒムヘヴンに配置されたナチスの士官。ベロックの指示により祭壇の準備を行い、ベロックやディートリッヒ達が到着後、彼らとともに儀式場へ歩いていった。その後は不明。トニー・フォーゲルが演じた。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
---|---|---|---|---|
ソフト版 | 日本テレビ版 | WOWOW版 | ||
インディアナ・ジョーンズ | ハリソン・フォード | 村井国夫 | 内田直哉 | |
マリオン・レイヴンウッド | カレン・アレン | 土井美加 | 戸田恵子 | 土井美加 |
ルネ・ベロック | ポール・フリーマン | 石田太郎 | 田口計 | 石田圭祐 |
アーノルド・エルンスト・トート | ロナルド・レイシー | 樋浦勉 | 内海賢二 | 横島亘 |
サラー | ジョン・リス=デイヴィス | 小林修 | 遠藤純一 | |
ヘルマン・ディートリッヒ | ヴォルフ・カーラー | 千田光男 | 阪脩 | 高越昭紀 |
マーカス・ブロディ | デンホルム・エリオット | 中村正 | 宮川洋一 | 有本欽隆 |
イートン | ウィリアム・フットキンス | 池田勝 | 今西正男 | 島香裕 |
マスグローブ | ドン・フェローズ | 嶋俊介 | 北村弘一 | をはり万造 |
サティポ | アルフレッド・モリーナ | 秋元羊介 | 野島昭生 | 河野裕 |
バランカ | ビック・タブリアン | 千田光男 | 平林尚三 | |
サイモン・カタンガ | ジョージ・ハリス | 大塚明夫 | 天地麦人 | |
ゴブラー | アンソニー・ヒギンズ | 津田英三 | 藤城裕士 | |
イラム | トゥッテ・レムコフ | 丸山詠二 | 千葉順二 | |
ファヤー | スアド・メソウディ | 竹口安芸子 | 巴菁子 | |
大男 | パット・ローチ | 島香裕 | 斉藤次郎 | |
整備士 | グレン・ランドール・Jr | 原語音声 | 小島敏彦 | |
2人組のドイツ兵 | ? | 広瀬正志 堀内賢雄 |
||
学生 | 堀越真己 大門夏子 |
|||
役不明又はその他 | 田原アルノ 幹本雄之 森一 佐々木みち代 佐藤ユリ 大谷育江 |
下山吉光 白熊寛嗣 樋渡宏嗣 田村健亮 松田健一郎 井上悟 中嶋佳葉 長谷瞳 真堂圭 | ||
演出 | 蕨南勝之 | 佐藤敏夫 | 福永莞爾 | |
翻訳 | 木原たけし | |||
選曲 | 東上別府精 | |||
効果 | 遠藤堯雄 桜井俊哉 |
|||
調整 | 東北新社スタジオ | 小野敦志 | 大浦伸浩 スタジオ・ユニ | |
録音 | ||||
制作進行 | 小柳剛 古川直正 |
梅原潤一 植田剛司 | ||
リライト | 山門珠美 | |||
制作 | 東北新社 | |||
解説 | 水野晴郎 | |||
初回放送 | 1985年10月4日 『金曜ロードショー』 (21:02-23:24) 本編ノーカット ※第一回放送作品 |
2009年7月18日 WOWOW191ch (16:00-18:00) 本編ノーカット |
- シリーズの出自に相応しく007シリーズを複数手掛けた吹替版スタッフと、MとQ役を長年務めた声優に情報部員役を配して作られた日本テレビ版は、村井国夫がハリソン・フォードを吹き替えた最初の作品。この作品以後、日本テレビ制作のハリソン・フォード作品の吹き替えは村井に定着した。
- 日本テレビ版吹替は一時、初回放送時のノーカット版マスターテープが権利元から行方不明になっていたものの[3][4]、2017年に制作会社の倉庫から発見され、同年12月7日にシネフィルWOWOWにて、久々のノーカット放送が実現した。
- ソフト版はVHS、DVD、BDに収録。
- BDでは吹き替えを内田直哉で統一するために、ソフト版と共にWOWOW版も収録された。
フリーテレビ放送履歴
回数 | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 放送局 | 番組枠 | 吹替 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1985年10月4日 | 21:02-23:24 | 142分 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 日本テレビ版 |
2 | 1987年12月25日 | 21:02-23:21 | 139分 | |||
3 | 1989年1月14日 | 21:02-22:54 | 112分 | フジテレビ | ゴールデン洋画劇場 | |
4 | 1990年7月14日 | |||||
5 | 1992年1月3日 | 21:00-23:22 | 142分 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | |
6 | 1993年4月23日 | |||||
7 | 1995年6月3日 | 21:02-22:54 | 112分 | フジテレビ | ゴールデン洋画劇場 | |
8 | 1997年2月16日 | 21:02-22:54 | 112分 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | |
9 | 1999年9月24日 | 21:03-22:54 | 111分 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | |
10 | 2003年1月9日 | 21:02-22:54 | 112分 | テレビ東京 | 木曜洋画劇場 | |
11 | 2004年5月22日 | 21:00-23:49[5] | 169分 | フジテレビ | プレミアムステージ | |
12 | 2008年6月22日 | 21:30-23:24 | 114分 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | |
13 | 2017年10月28日 | 21:00-23:10 | 130分 | フジテレビ | 土曜プレミアム | WOWOW版 |
14 | 2018年4月4日 | 19:40-21:54 | 134分 | BSジャパン | シネマクラッシュ | 日本テレビ版 |
15 | 2018年8月15日 | |||||
16 | 2020年6月2日 | 22:00-23:54 | 114分 | BS朝日 |
視覚効果
『新たなる希望』で一度解散した視覚効果チームはインダストリアル・ライト&マジックとして再結集。『帝国の逆襲』の次作が『レイダース』となった。視覚効果監督はリチャード・エドランド。現在は映画監督となったジョー・ジョンストンがSFXシーンの絵コンテを担当。インディがアメリカを発つ際に乗る飛行艇、追跡シーンでジープが転落する崖、ラストの薄暗い倉庫などマット・ペインティングも効果的に使われた。
終盤のディートリッヒ、トート、ベロックが死ぬ場面はクリス・ウェイラスによる特殊メイクアップ効果。それぞれの俳優の頭部から型取りされたモデルを、(1)真空ポンプで潰す・(2)熱で溶ける様子を低速度で撮影・(3)ショットガンで破壊という手段で作られた。(3)の効果はデヴィッド・クローネンバーグ監督の『スキャナーズ』でも使われている。
キャスティング
当初、インディの役はトム・セレックが予定されていたが、セレックは当時テレビを中心として人気が絶頂で、テレビシリーズ(『私立探偵マグナム』)の仕事を選んでこの役を断り、結局ハン・ソロ役としてでしか世界中では知られていなかったハリソン・フォードが演じる事となった[6]。
ヒロイン・マリオンの役には、デブラ・ウィンガーをスピルバーグは望んだが、「私は演技を必要としないような作品には出演しない」と断られ、スピルバーグは激怒したという。また、スピルバーグは当時交際していたエイミー・アーヴィングにもマリオン役を打診している。オーディションにはショーン・ヤングも参加していた[7]。またダイアン・キートンも候補になっていた。
映画全篇でセリフは13行しか与えられていないものの、ドイツ語の「死」に聞こえる名前の通り、恐怖感を煽るゲシュタポのアーノルド・エルンスト・トート[8]少佐を演じたロナルド・レイシーは英国で舞台演出や演技コーチも務めたベテランである。オランダ時代のポール・バーホーベン作品やテレビシリーズ『シャーロック・ホームズの冒険』のショルトー兄弟役(『四つの署名』)[9]などでも知られ、『最後の聖戦』ではセリフもクレジットも無いがハインリヒ・ヒムラー役で顔を見せている。1991年没。2度の結婚でもうけた子供2人も俳優になった。
『ショコラ』や『スパイダーマン2』に出演したアルフレッド・モリーナは本作が映画デビュー作品である。ペルーでインディが乗る飛行艇のパイロット=ジョック役を演じたフレッド・ソレンソンは、10年以上を経た後『ジュラシック・パーク』のハワイ・ロケがハリケーンで頓挫した際に奇遇にも空港に居合わせ、スピルバーグ率いる撮影チームのハワイ撤退を助けた。ILMの視覚効果監督デニス・ミューレンがインディを尾行し飛行艇に乗るスパイ役で数カット映る。この役は脚本段階ではトートと同一人物だったが、無名のゲシュタポだったトートが名前のある役に昇格したために別人となっている。
エピソード
- 制作初期のエピソード
- 『スター・ウォーズ』を監督したジョージ・ルーカスが、興行的失敗の可能性を感じハワイに逃避していた時、『未知との遭遇』の撮影を終え休暇を取っていたスティーヴン・スピルバーグが合流。『007シリーズ』のような作品を作りたいと言うスピルバーグに「それならこんなアイデアがあるよ」とルーカスが明かしたのが、この『レイダース』である。製作はルーカスフィルムで行い、ハワイから帰った半年後に正式にスピルバーグに参加を依頼、スピルバーグは監督を引き受けた[10]。
- ルーカスが『アメリカン・グラフィティ2』と『帝国の逆襲』の製作、スピルバーグは『1941』監督が決まっていたので企画そのものは一時棚上げとなったが、延期した間にスピルバーグがローレンス・カスダンの脚本『Oh!ベルーシ絶体絶命』を発掘、『帝国の逆襲』の脚本家リイ・ブラケットの死で危機に陥ったルーカスにカスダンを紹介、「ヒトラーのオカルト趣味」という実在の要素を盛り込んだフィリップ・カウフマンの原案も含めて、ルーカスのプロットをカスダンが映画用に脚本化する事になった。
- インディーの名前
- 当初スティーヴ・マックイーンの『ネバダ・スミス』に因んだ[11]主人公の名前「インディアナ・スミス」はスピルバーグの「平凡過ぎる」という意見から「ジョーンズ」に変更[12]。「インディアナ」はルーカスの愛犬の名前でもあり、シリーズ第3作でこのエピソードが活用された。
- 短期間での撮影
- スピルバーグはそれまで予算や日程をオーバーする傾向があったが、本作では撮影前に絵コンテを描いて第2班に任せる場面(トラックの追跡)を選定。撮影スタジオは低コストで済むという理由からイギリスで行い、セットやロケ地のミニチュアを作らせて撮影方法や機材を検討するなど入念に準備し、4回以上テイクを重ねず1日平均40シーンも撮影するというハイペースを維持。エジプトのシーンを撮影中ハリソン・フォードが体調を崩し(ジョン・ウー作品にも負けないと豪語する)三日月刀とムチの決戦を演じられなくなった際に「銃で撃つ」アイディアを用いるなど撮影ペースを停滞させないよう常に心がけた結果、配給のパラマウントに申し入れていた撮影予定を12日節約した[13]。
- コストマネージメントの感覚はプロデューサーとして経験を積んでいたルーカスから学んだものとも言えるが、本作の撮影開始を延期してまで取り組んだ『1941』が興業的に惨敗を喫した教訓とも無関係ではないと思われる。ルーカスはスピルバーグに「絶対に予算オーバーしないこと、撮影スケジュールを厳守する」という条件を付けた。「もし守れないなら、いつでも私と交代させる。」と話していた。
- 野外ロケ
- エジプトの野外ロケはチュニジアで行う事が早々に決まった。ルーカスが『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で訪れており土地勘があったためである。エジプトの場面以外にも儀式のためにアークを運搬する途上の谷が『新たなる希望』でR2-D2が彷徨っていたタトゥイーンの谷と同じ場所である。
- チュニジアでの野外ロケ中は、撮影スタッフに現地の食事による食中毒(細菌性赤痢)患者が続出する事態が発生した。この作品にアラブ人剣士役として参加した英国人スタントマンのテリー・リチャーズは、ハリソン・フォードとの決闘シーンのために数週間に渡り三日月刀を用いた訓練を行っていたが、決闘シーンの最初のカットを撮影した直後にハリソン・フォードも赤痢を患ってしまい、予定された振り付けでの殺陣が行えなくなった為、「登場直後に回転拳銃で射殺される」というユーモラスな役回りに同意せざるを得なくなってしまった。しかし、結果としてこのシーケンスは本作でも屈指の名シーンとなり、後にPLAYBOY誌が選出した「全ての映画で最も印象的なシーン」では5位に選出、テリー・リチャーズが演じた無名の剣士は本人のキャリアでも最大の当たり役として認知されるようになり、後には「カイロ・ソードマン」としてレゴブロックで商品化されるほどの知名度を得る事になった[14]。
- なお、「ジョーンズとアラブ人剣士の決闘」シーケンスは、第2作『魔宮の伝説』でも「二人組のインド人剣士との対決」シーケンスとしてセルフパロディが行われているが、『魔宮の伝説』では作中でハリソン・フォードが回転拳銃を紛失してしまっていたため、本作の予定稿であった「三日月刀と鞭の対決」が実現する事となった[15]。
- 害虫との闘い
- 冒頭の洞窟に入る場面ではタランチュラ、アークの眠る「魂の井戸」の場面では無数の毒蛇がインディたちを脅かす。撮影スタッフはゴム製の長靴と手袋で身を固め、コブラを含む蛇六千匹を配置した撮影では血清と医者も待機した。動物に脅かされる場面は第2作では大量の虫、第3作では大量のネズミが登場するほか、「何故インディは蛇が苦手なのか?」という疑問にも第3作で回答がなされた。これらから、毒性もある害虫を、全て本物を使っている事が分かる。
- ハエ
- ベロックを演じたポール・フリーマンがアップで台詞を喋るシーンで、その口元にハエが止まってしまうアクシデントがある。そのハエはフリーマンの口に中に入り出てこないので、あたかもそのまま食べてしまったかのように見えるが、実際の所はハエは口から出て飛び去っている。あえてコマを少しカットして食べてしまったかのように演出したのである(英語版ではわざわざハエの羽音まで音響効果で付けている)。
- 複数作の契約
- パラマウント・ピクチャーズはこの作品を製作するにあたって、『インディ・ジョーンズ』の5作品製作の契約を結んだ。その内、スピルバーグとハリソン・フォードは3作の契約をしている。
- 同性愛の告白エピソード
- 序盤、講義の終了後に男子学生からリンゴをプレゼントされてインディーが困るシーンがある。これはリンゴが「同性愛者の愛の告白」に使用されるためである。それをマーカスがくすねるが、演じたデンホルム・エリオットは両性愛を公言している。
- ドイツ語訛り
- ネパールでの銃撃戦、長身でシリーズ常連となったパット・ローチ(後半インディと殴り合いになるドイツ人兵士と二役)が演じたシェルパとインディが揉み合いになり、トートは部下に二人まとめた射殺を指示。「Shoot him(奴を撃て)」という台詞に部下が一瞬戸惑うのは、トートのドイツ語訛りで「Showtime」とも聞こえるからである。
- 『最後の聖戦』でも訛りを活用したシーンがある。その後、炎にあぶられた「ラーの杖飾り」をトートが拾い上げ火傷をする。手に残った火傷の痕から杖飾りが複製されるという展開は、逆にインディの聖櫃発見に繋がるが、手を火傷するシーン自体は後に『ホーム・アローン』にパロディとして使われる事になった。本作の日本テレビ吹替版で火傷した手を雪に突っ込み「ああ気持ちいい!」と言わせていたところ、『ホーム・アローン』でも同様「ああ気持ちいい!」と言わせて原典からの継承となった。原音はどちらもうめき声だけで台詞になっていない。
- デジタル修正
- 90年代に出たワイドスクリーン版レーザーディスクのためのリマスターでも音響効果が再編集されていたが、DVD化に際してフィルムの傷や埃が除去された上、幾つかの場面がデジタル修正された(冒頭の遺跡からインディが脱出する際のトンネルを転がるシーンの大石についた棒と、「魂の井戸」で撮影時に立てられていた安全用のガラスにインディと向かい合ったコブラが映るシーン)。
- Uボート
- 作中に登場するドイツ潜水艦Uボートは、ドイツ映画『U・ボート』の撮影に使われたものを借用した。また、基地も『U・ボート』と同じくフランスのラ・ロシェルに現存する実物でロケを行っている。Uボートに泳ぎ着いたインディは、潜望鏡にしがみついて海を渡ったという設定で、実際にそのシーンが撮影されたが、本編ではカットされている[16][17]。
- スター・ウォーズのパロディ
- 冒頭に登場する複葉機の胴体に書かれた機体番号は「OB-CPO」、即ち『スター・ウォーズ』のオビ=ワン・ケノービとC-3POに掛けたものだが、「OB」はペルーの機体記号でもある。また、「魂の井戸」の中で、インディとサラーが聖櫃を持ち上げるときに、インディ側の柱を見ると、C-3POとR2-D2の姿が彫られている。
- 追跡シーン
- インディが聖櫃の載ったトラックを奪いドイツ軍が追いかけるシチュエーションにおける、テリー・レナードらによるスタントは、『駅馬車』が参照された。スピルバーグの絵コンテに基づく撮影は、フォード自身により演じられたシーンも含め8週間が費やされた。レナードは1994年の『マーヴェリック』で第2班監督を務め、やはり『駅馬車』にそっくりのスタントを演出している。
- 他作品への影響
- スピルバーグは『未知との遭遇』に続き、友好的な異星人を主人公に据えた映画を作ろうと考え、当時フォードと交際していた脚本家のメリッサ・マシスン(2人は本作公開後の83年に結婚)をチュニジアに呼んでアイデアを話した。またマシスンによって脚本化された『E.T.』は、『レイダース』終了後製作に入り、82年に公開され記録的な大ヒットとなった。しかし、同時にハリソン主演の同年公開SF映画『ブレードランナー』を、興行的失敗に追い込むことにもなった。
- 人種差別的な描写
- 映画の途中、アラブ系の人種を粗野で野蛮に描いていると、公開当時に鑑賞していた映像作家のUsama Alshaibiが指摘している[18]。
小説
- レイダース "失われた<聖櫃>"(キァンベル・ブラック著、早川書房、1982年11月30日出版、360円)
脚注
- ^ a b c d “Raiders of the Lost Ark (1981)” (英語). Box Office Mojo. 2010年4月10日閲覧。
- ^ “日本映画産業統計 過去配給収入上位作品 (配給収入10億円以上番組) 1982年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年4月10日閲覧。
- ^ そのため、2012年のザ・シネマ放送時にはやむを得ずカット版を放送した。
- ^ “吹き替え担当者よりご報告”. ザ・シネマ. 2018年10月14日閲覧。
- ^ 日朝首脳会談に伴う臨時ニュースにより一時中断(21:18-22:13)
- ^ 『スター・ウォーズ』以降ハリソンへの出演依頼は急増し、ギャラも上昇したが、ハン・ソロに似た役柄はもう演じたくないと考え、役柄の幅を広げたい意向をルーカスに伝えていた(デール・ポロック『スカイウォーキング』)
- ^ Imdb
- ^ フルネームは小説版より
- ^ ソフト版吹替でトート役を担当した樋浦勉は『四つの署名』でもレイシーの吹き替えに起用された。
- ^ 劇場公開時のパンフレットより。スピルバーグは実際に『007』シリーズの監督をしたいと希望していた事があり、'70年代後半にプロデューサーのアルバート・R・ブロッコリに「一作監督させて欲しい」と頼んで断られたという(2012年11月27日映画.comの記事などによる)。
- ^ Imdbの「トリビア」より。
- ^ 筈見有弘『スピルバーグ』(講談社)では「語呂が悪いから」としている
- ^ 劇場版パンフレットにはパラマウントにわざと撮影予定を多めに伝えていたという記述あり。
- ^ Hayward, Anthony (July 9, 2014). “Terry Richards: Stuntman who battled four James Bonds, Luke Skywalker and Rambo and was famously shot dead by Indiana Jones”. インデペンデント
- ^ Joss Whedon Is Right About 'Indiana Jones And The Temple Of Doom' - ハフポスト
- ^ [1]
- ^ Raiders Of The Lost Scenes – Simon Dunn
- ^ ドキュメンタリー『American Arab』(アメリカ、Kartemquin Educational Films製作、2013年)