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「東大和市」の版間の差分

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'''東大和市'''(ひがしやまとし)は、[[東京都]]の[[多摩地域]]北部に位置する[[市]]。
'''東大和市'''(ひがしやまとし)は、[[東京都]]の[[多摩地域]]北部に位置する[[市]]。



2021年1月18日 (月) 23:47時点における版

ひがしやまとし ウィキデータを編集
東大和市
東大和市旗 東大和市章
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 東京都
市町村コード 13220-9
法人番号 3000020132209 ウィキデータを編集
面積 13.42km2
総人口 83,617[編集]
推計人口、2024年12月1日)
人口密度 6,231人/km2
隣接自治体 東村山市武蔵村山市立川市小平市
埼玉県所沢市
市の木 ケヤキ
市の花 ツツジ
東大和市役所
市長 和地仁美
所在地 207-8585
東京都東大和市中央三丁目930番地
北緯35度44分43.3秒 東経139度25分35.4秒 / 北緯35.745361度 東経139.426500度 / 35.745361; 139.426500
東大和市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

東大和市位置図

― 区 / ― 市 / ― 町・村

地図
ウィキプロジェクト
東大和市域のランドサット衛星写真

東大和市(ひがしやまとし)は、東京都多摩地域北部に位置する

地理

北部に狭山丘陵村山貯水池を擁する、人口約8万人のベッドタウン。 市の西部に多摩都市モノレール線が南北に通り、南端に沿って西武拝島線が通る。表玄関にあたる南街には青梅街道が、また市の中央を東西に新青梅街道が走っている。

第二次世界大戦中まで市の南部(現在の桜が丘)には、軍需工場日立航空機立川工場があり、戦後GHQに接収され大和駐屯地がつくられた。返還後の土地には昭和28年頃から平成12年まで小松ゼノア立川工場(昭和40年から平成12年までは本店も同所に在った。現在は全て埼玉県川越市に移転済み)が在り、他は有地、公有地として公園や教育・福祉関連施設、公団住宅などが建設されている。

東大和市駅から青梅街道沿いの南街という地域は、そもそも日立航空機で働く従業員の為の社宅や学校、商店などを開発した地域である。当時地元民の集落が狭山丘陵付近にあったことから地元民から見て南にある街ということから南街(みなみまち)と呼んでいたものがいつの間にか南街(なんがい)と変わり現在の地名になった。

大規模な都営住宅が多く、近年その建て替えや旧農地の宅地への転用などにより、現在も人口は増加傾向にある。主な農産物は狭山茶や多摩湖梨など。

隣接している自治体

歴史

市名の由来

  • 村制施行時に、それまで政争が盛んだった6村が「大いに和して」一つになるという意味から「大和村」と名付けられた。
  • 市制施行時、神奈川県大和市やほぼ同時期に市制施行する埼玉県和光市と区別するために京の大和市という意味から「東大和市」と名付けられた。

人口

東大和市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 46,173人
1975年(昭和50年) 58,464人
1980年(昭和55年) 65,553人
1985年(昭和60年) 69,881人
1990年(平成2年) 75,132人
1995年(平成7年) 76,355人
2000年(平成12年) 77,212人
2005年(平成17年) 79,353人
2010年(平成22年) 83,068人
2015年(平成27年) 85,157人
2020年(令和2年) 83,901人
総務省統計局 国勢調査より

昼夜間人口

2018年の夜間人口(居住者)は85,157人で、市外からの通勤者と通学生および居住者のうちの市内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は68,474人である。昼夜間人口比率は約0.8で、夜間に比べて昼の人口は約17,000人減る。平成30年国勢調査によれば、東京都特別区部への通勤・通学者は7,679人で約9%である。[1]

通勤者・通学者で見ると、市内から市外へ流出する通勤者は24,640人、市外から市内へ流入する通勤者は9,494人と通勤者では市外へ出る通勤者のほうが多く、学生でも市内から市外に出る通学生は3,157人、市外から市内へ入る通学生は1,572人と学生でも昼は市外へ流出する人数のほうが多い。[2]。なお、国勢調査では年齢不詳の者が東京都だけで16万人おり、この項の昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので数字の間に若干の誤差は生じる。

町名

東大和市では、住居表示に関する法律に基づく住居表示は実施されていないが、多摩湖を含めて全域に亘って町名を整理する方法(町名整理)により、住所整理が実施されている。原則として、地番は旧町時代のものが使用されているが、土地区画整理事業などが施行され換地処分が行われた区域等では、地番整理がなされている。

東大和市役所管内(76町丁)
町名 町名の読み 町区域新設年月日 住居表示実施年月日 住居表示実施前の町名等 備考
多摩湖一丁目 たまこ 1979年2月1日 未実施
多摩湖二丁目 1979年2月1日 未実施
多摩湖三丁目 1979年2月1日 未実施
多摩湖四丁目 1979年2月1日 未実施
多摩湖五丁目 1979年2月1日 未実施
多摩湖六丁目 1979年2月1日 未実施
芋窪一丁目 いもくぼ 1973年5月1日 未実施
芋窪二丁目 1973年5月1日 未実施
芋窪三丁目 1973年5月1日 未実施
芋窪四丁目 1973年5月1日 未実施
芋窪五丁目 1973年5月1日 未実施
芋窪六丁目 1973年5月1日 未実施
蔵敷一丁目 ぞうしき 1977年2月1日 未実施
蔵敷二丁目 1977年2月1日 未実施
蔵敷三丁目 1977年2月1日 未実施
奈良橋一丁目 ならはし 1976年11月1日 未実施
奈良橋二丁目 1976年11月1日 未実施
奈良橋三丁目 1976年11月1日 未実施
奈良橋四丁目 1976年11月1日 未実施
奈良橋五丁目 1976年11月1日 未実施
奈良橋六丁目 1976年11月1日 未実施
湖畔一丁目 こはん 1976年2月1日 未実施
湖畔二丁目 1976年2月1日 未実施
湖畔三丁目 1976年2月1日 未実施
高木一丁目 たかぎ 1975年2月1日 未実施
高木二丁目 1975年2月1日 未実施
高木三丁目 1975年2月1日 未実施
狭山一丁目 さやま 1975年9月1日 未実施
狭山二丁目 1975年9月1日 未実施
狭山三丁目 1975年9月1日 未実施
狭山四丁目 1975年9月1日 未実施
狭山五丁目 1975年9月1日 未実施
清水一丁目 しみず 1974年8月1日 未実施
清水二丁目 1974年8月1日 未実施
清水三丁目 1974年8月1日 未実施
清水四丁目 1974年8月1日 未実施
清水五丁目 1974年8月1日 未実施
清水六丁目 1974年8月1日 未実施
上北台一丁目 かみきただい 1977年8月1日 未実施
上北台二丁目 1977年8月1日 未実施
上北台三丁目 1977年8月1日 未実施
桜が丘一丁目 さくらがおか 1974年2月1日 未実施
桜が丘二丁目 1974年2月1日 未実施
桜が丘三丁目 1974年2月1日 未実施
桜が丘四丁目 1974年2月1日 未実施
立野一丁目 たての 1978年2月1日 未実施
立野二丁目 1978年2月1日 未実施[† 1]
立野三丁目 1978年2月1日 未実施
立野四丁目 1978年2月1日 未実施
中央一丁目 ちゅうおう 1977年8月1日 未実施
中央二丁目 1977年8月1日 未実施
中央三丁目 1977年8月1日 未実施
中央四丁目 1977年8月1日 未実施
南街一丁目 なんがい 1980年10月1日 未実施[† 1]
南街二丁目 1980年10月1日 未実施[† 1]
南街三丁目 1980年10月1日 未実施[† 1]
南街四丁目 1980年10月1日 未実施[† 1]
南街五丁目 1980年10月1日 未実施[† 1]
南街六丁目 1980年10月1日 未実施[† 1]
仲原一丁目 なかはら 1981年9月1日 未実施[† 1]
仲原二丁目 1981年9月1日 未実施[† 1]
仲原三丁目 1981年9月1日 未実施[† 1]
仲原四丁目 1981年9月1日 未実施[† 1]
向原一丁目 むこうはら 1981年9月1日 未実施[† 1]
向原二丁目 1981年9月1日 未実施[† 1]
向原三丁目 1981年9月1日 未実施
向原四丁目 1981年9月1日 未実施
向原五丁目 1981年9月1日 未実施
向原六丁目 1981年9月1日 未実施
清原一丁目 きよはら 1981年9月1日 未実施
清原二丁目 1981年9月1日 未実施
清原三丁目 1981年9月1日 未実施[† 1]
清原四丁目 1981年9月1日 未実施
新堀一丁目 しんぼり 1981年9月1日 未実施
新堀二丁目 1981年9月1日 未実施
新堀三丁目 1981年9月1日 未実施[† 1]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 町名地番整理実施区域

行政・議会

市長

議会

東大和市議会
  • 定数:22人
  • 任期:2019年5月1日 - 2023年4月30日[3]
  • 議長:中間建二(公明党
  • 副議長:蜂須賀千雅(自由民主党
会派名 議席数 議員名(◎は代表者)
公明党 5 ◎佐竹康彦、東口正美、木戸岡秀彦、荒幡伸一、中間建二
自由民主党 5 ◎中村庄一郎、蜂須賀千雅、根岸聡彦、木下富雄、森田博之
日本共産党東大和市議団 3 ◎尾崎利一、森田真一、上林真佐恵
興市会 3 ◎大后治雄、二宮由子、関田貢
やまとみどり 3 ◎床鍋義博、中野志乃夫、大川元
正和会 2 ◎関田正民、和地仁美
無所属 1 実川圭子
22
東京都議会
  • 選挙区:北多摩第一選挙区(東村山市、東大和市、武蔵村山市
  • 定数:3人
  • 任期:2017年7月23日 - 2021年7月22日
  • 投票日:2017年7月2日
  • 当日有権者数:253,335人
  • 投票率:52.42%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
関野杜成 43 都民ファーストの会 39,492票
谷村孝彦 54 公明党 32,773票
尾崎あや子 58 日本共産党 23,500票
北久保眞道 64 自由民主党 22,415票
鈴木龍雄 48 民進党 11,166票
山内章明 64 無所属 1,521票
衆議院
議員名 党派名 当選回数 備考
木原誠二 自由民主党 4 選挙区
宮本徹 日本共産党 2 比例復活

経済

イトーヨーカドー東大和店

多摩地域の、旧田無市(のちの西東京市の母体)を入れて西多摩郡奥多摩町を除いた29市町におき、2000年の地価公示価格を分析すると、東大和市のみが特異的に地価の高低差が大きいということがわかった[4]

工業

商業


農業

  • 狭山茶(市内で3軒の農家が生産している)
  • 多摩湖梨(養蚕の桑畑を梨栽培に転換)
  • 東京りんご(東京りんごブランド発祥)

姉妹都市・提携都市

住宅団地

  • 都営東京街道団地 : 立川都市計画事業(一団地の住宅施設)
  • 東京都住宅供給公社大和芝中団地 - 昭和46年 : 立川都市計画事業(一団地の住宅施設)

公共機関

  • 警察 - 警視庁東大和警察署が同市と武蔵村山市を管轄する。
  • 消防 - 東京消防庁第八消防方面本部北多摩西部消防署が同市と武蔵村山市を管轄する。
  • 電話 - NTT東日本-東京西村山大和交換局
  • 都市ガス - 東京ガス
  • 電力 - 東京電力

公共施設

文化施設

東大和ロンドみんなの体育館
(東大和市民体育館)
  • 東大和市民会館(ハミングホール)
  • 東大和市立郷土博物館-プラネタリウムを併設
  • 東大和市立中央図書館
  • 東大和市中央公民館
  • 東大和市狭山公民館
  • 東大和市蔵敷公民館

スポーツ施設

  • 東大和ロンドみんなの体育館(東大和市民体育館)
  • 東大和市ロンドみんなのプール(東大和市民プール)
  • 東大和市ロンド桜が丘フィールド(桜が丘市民広場)
  • 東大和市ロンドテニススクエア(上仲原公園テニスコート)
  • 東大和市ロンド上仲原野球場(上仲原公園野球場・陸上競技場)

複合施設

  • 東大和市桜が丘市民センター(児童館、図書館、集会所)
  • 東大和市南街市民センター(公民館、児童館、学童保育所)
  • 東大和市上北台市民センター(公民館、児童館、学童保育所、老人福祉会)
  • 東大和市奈良橋市民センター(児童館、学童保育所、福祉センター、地区会館)
  • 東大和市向原市民センター(児童館、学童保育所、老人福祉会、地区会館)
  • 東大和市清原市民センター(老人福祉会、地区会館)
  • 新堀地区会館
  • 清水集会所
  • 芋窪集会所
  • 仲原集会所
  • 湖畔集会所

健康・医療施設

  • 東大和市立保健センター
  • 東大和市総合福祉センター は~とふる

公園・緑地など

東京都立東大和南公園
多摩湖・全景 (中央の山は富士山
  • 東京都立東大和公園(狭山丘陵の雑木林をそのままにした自然公園)
  • 東京都立東大和南公園(在日米軍大和駐屯地跡地の一部を造成した。玉川上水駅から徒歩5分)
  • 東大和市立狭山緑地(多摩湖南側の丘陵雑木林、近くに東大和市立郷土博物館がある)
  • 多摩湖<村山貯水池> - 奥多摩湖と並ぶ東京都水道局が管理する多摩川水系の人造湖。春の桜の季節は行楽客が多く訪れる。

教育

小学校

中学校

高等学校

専修学校

学校教育以外の施設

交通

鉄道路線

バス

ちょこバス
  • 都営バス
  • 西武バス
  • 立川バス
    • 立22 - 立川駅〜玉川上水駅入口〜村山団地
    • 立23 - 立川駅〜玉川上水駅〜村山団地。土日祝日のみ立川駅北口行終バスは玉川上水駅から急行扱いで立川駅まで直行する。
    • 玉10 - 玉川上水駅〜村山団地
    • 玉12 - 玉川上水駅〜村山団地〜武蔵村山病院〜イオンモール
    • 玉13 - 玉川上水駅〜上北台駅〜芋窪。本数僅少。土曜・休日運休。
  • コミュニティバス
    2003年2月に運行開始した。日野・ポンチョで上北台駅を起終点として循環する。西武バスに委託。料金は一律100円。
    • 武蔵村山市 MMシャトル - 市域最寄りの鉄道駅である上北台駅、玉川上水駅に乗り入れている。


道路

文化財

2020年現在、市内には国登録有形文化財が4件、東京都指定文化財が2件、東大和市指定文化財が32件存在する[5]

国指定

  • 旧吉岡家住宅の主屋兼アトリエ、蔵、中門、長屋門(吉岡堅二の屋敷。2017年(平成29年)5月2日登録)

都指定

  • 蔵敷高札場1603年(慶長8年)に建てられた、都内に残る2箇所の内の1つ、蔵敷停留所に隣接している。1922年(大正11年)8月に指定文化財、1930年(昭和5年)に東京府史跡に指定。)
  • 豊鹿嶋神社本殿(市内で最も古い由緒を持つ神社、本殿は室町時代に建築された都内最古の神社建築1964年(昭和39年)11月21日に指定文化財指定。)

市指定

旧日立航空機立川工場変電所 (都立東大和南公園内)
なお、この地に東京瓦斯電気工業があったことを示す「ガス電通り」というバス停が市道である桜街道に2020年(令和2年)現在も存在している。
  • 清水観音堂(狭山三十三観音霊場15番目の札所)
  • 三光院(狭山三十三観音霊場16番目の札所)
  • 霊性庵(狭山三十三観音霊場17番目の札所)
  • 雲性寺(狭山三十三観音霊場18番目の札所)
  • はやし堂(狭山三十三観音霊場19番目の札所)
  • 蔵敷太子堂跡
  • 慶性院の境内にある水天像
  • 芋窪庚申塔

など。

出身・ゆかりのある著名人

芸能

スポーツ

文化人

諸分野

東大和市を舞台とした作品

  • ららマジ - スマートフォン向けゲームアプリ。多摩湖や東大和市役所などが作中背景として使用されている。

脚注

  1. ^ 東大和市『統計東やまと 平成29年版』 p.40 平成31年1月17日閲覧。
  2. ^ 東大和市『統計東やまと 平成29年版』 p.38-39 平成31年1月17日閲覧。
  3. ^ 任期満了日(定数)一覧 | 東京都選挙管理委員会
  4. ^ 田原拓治 『賃料【家賃】評価の実際』 清文社 2001年 pp.144-146.
  5. ^ 東大和市の文化財”. 2020年7月19日閲覧。

関連項目

外部リンク