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ちょこバス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ちょこバス専用車両(日野・ポンチョ)

ちょこバスは、東京都東大和市が運営するコミュニティバスである。2003年2月1日運行開始。愛称は「ちょこっとお出かけ」「ちょこっと小さめ」から命名された。西武バス小平営業所が運行受託している。

概要

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交通空白地域の解消や市役所へのアクセスを目的として、2003年2月1日に運行開始された。

多摩都市モノレール線上北台駅を起終点として、市内を循環する路線「循環ルート」が設定されている。両方向循環となっており、それぞれ「外回り」「内回り」と呼ばれる。2016年9月までは東大和市役所が起終点であった。

2015年2月23日より新路線として、西武拝島線東大和市駅から起終点の東大和市役所を経由して、西武拝島線多摩都市モノレール線玉川上水駅を結ぶ「往復ルート」の運行が開始された。

2015年2月23日のダイヤ改正で、朝晩と昼で異なるルートを改め、運行時間帯は常に同じルートとなった。現在の循環ルートは、ダイヤ改正前の朝晩ルートである。

始発は6時台、終バスは21時台と比較的営業時間が長いため、朝夕時間帯には通勤通学客の利用も見られる。

朝夕60分・日中90分間隔の運行で、その理由は多摩湖の湖畔地区(北側丘陵地)の経路が小型バスでも対向が困難なほど狭隘で、湖畔地区で対向しないようにダイヤを設定しているためである。

運賃は全線均一で、2015年2月23日の運行ルート改正にあわせ、これまでの大人100円から大人180円(IC175円、子供半額)に改定された。同時にPASMOSuicaといった交通系ICカードが利用可能となった(バス利用特典サービス対象外)。東京都シルバーパスは利用できない。車内で専用回数券や一日乗車券を発売している。

沿革

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  • 2003年(平成15年)2月1日 - 運行開始。当初は停留所45か所、終日60分間隔。
    • 当初の経路:上北台駅 - 奈良橋市民センタ - 湖畔 - 武蔵大和駅入口 - 江戸街道 - ハミングホール - 東大和市役所 - 上北台駅
  • 2009年(平成21年)9月1日 - 運行経路を時間帯別に、ダイヤを朝夕60分間隔、日中90分間隔に変更。
  • 2015年 (平成27年) 2月23日 - 「循環ルート」と新たに玉川上水駅 - 東大和市役所 - 東大和市駅を結ぶ「往復ルート」の終日2ルート運行開始。運賃を大人100円から180円へ改定。
  • 2016年 (平成28年) 10月1日 - ダイヤ改正。往復ルートに『総合福祉センター「は~とふる」』停留所を新設および『市民体育館』停留所を『東大和市ロンドみんなの体育館(戦災建造物「変電所」)』停留所に改称。循環ルートの起終点を『上北台駅』に変更および『みのり福祉園北』停留所を『立野東公園南』停留所 に改称[1]
  • 2017年(平成29年)9月1日 - 往復ルートのダイヤ改正予定[2]

現行路線

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2016年10月現在の運行経路。

※循環ルート、往復ルート並走停留所

循環ルート

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  • 上北台駅 - 中北台 - 上北台団地東 - 東大和四中南 - 東大和八小北 - 立野東公園南 - 都立東大和高校南※ - 東大和市役所※ - 東大和市役所入口※ - 中央二丁目※ - 東大和病院 - 南街入口 - ハミングホール北 - 都営向原アパート※ - 仲原四丁目 - 仲原三丁目 - 消防署 - 江戸街道 - 東大和六小北 - 清水六丁目 - 上砂台 - 清水大橋 - 庚申街道 - 清水集会所 - 武蔵大和駅入口 - 清水観音堂 - 清水一丁目 - やまと苑 - 多摩湖堤防下 - 狭山一丁目 - 湖畔 - 湖畔集会所 - 東大和公園入口 - 二ツ池公園 - 奈良橋川 - 奈良橋市民センター - 郷土博物館入口 - 八幡通り - 芝中団地北 - 芝中団地中央 - 上北台駅

往復ルート

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  • 東大和市駅 - 南街四丁目 - ハミングホール - 都営向原アパート※ - 東大和病院北 - 中央二丁目※ - 東大和市役所入口※ - 東大和市役所※ - 都立東大和高校南※ - いちょう通り - 東大和グリーンタウン - 南街 - 東大和市ロンドみんなの体育館(戦災建造物「変電所」) - 総合福祉センター「は~とふる」 - 玉川上水駅

過去の路線

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朝晩ルート

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2015年2月22日までのルート。現行の循環ルートの前身。

  • 上北台駅 - 芝中団地西 - 芋窪 - 奈良橋市民センター - 湖畔 - 武蔵大和駅入口 - 清水六丁目 - 東大和六小北 - 東大和病院 - 南街三丁目 - 上北台団地東 - 上北台駅

昼間ルート 

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2015年2月22日までのルート。

  • 上北台駅 - 四ツ街道 - 芋窪 - 奈良橋市民センター - 湖畔 - 武蔵大和駅入口 - 清水六丁目 - 東京街道団地中央 - 東大和六小北 - 東大和病院 - 市役所 - 南街 - 桜街道駅 - 上北台団地東 - 上北台駅

運行開始時のルート

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2003年2月1日運行開始当初のルート。停留所45か所、終日60分間隔。

  • 上北台駅 - 奈良橋市民センタ - 湖畔 - 武蔵大和駅入口 - 江戸街道 - ハミングホール - 東大和市役所 - 上北台駅

車両

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点検時に使用される西武バス塗色の共通予備車(日野・ポンチョ)
過去のちょこバス専用車両(三菱ふそう・エアロミディME(CNG仕様))
過去の西武バス塗色の共通予備車(日野・リエッセ)

小型車の専用車両が使用される。ただし整備や点検などの場合は、西武バス塗装のコミュニティバス共通予備車(日野・ポンチョ)が代走することがある。

現行車両

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過去の車両

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脚注

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  1. ^ 第1回東大和市地域公共交通会議 Archived 2016年10月19日, at the Wayback Machine.
  2. ^ 平成29年9月1日にちょこバスのダイヤ改正を実施します (PDF) - 東大和市公式サイト、2017年8月15日、同日閲覧
  3. ^ バスジャパンハンドブックシリーズ R51 西武バス』BJエディターズ、2004年1月1日発行。ISBN 4-434-04071-5
  4. ^ バスラマ・インターナショナル No.77』「特集:小型CNGバスの新しい動き」ぽると出版、2003年4月25日、ISBN 4-89980-077-0

関連項目

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外部リンク

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