東大和市立図書館
東大和市立図書館【全体用】 Higashiyamato City Library | |
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施設情報 | |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 東大和市 |
管理運営 | 東大和市 |
開館 | 1984年(昭和59年)4月15日 |
所在地 | 東大和市(1館2分館) |
統計情報 | |
蔵書数 | 476,167点(2018年時点) |
貸出数 | 715,466点(2018年) |
条例 | 東大和市立図書館条例 |
公式サイト | https://www.lib.higashiyamato.tokyo.jp/ |
備考 | 人口 85,266人(2020年4月1日現在) |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
東大和市立図書館(ひがしやまとしりつとしょかん)は、東京都東大和市にある公共図書館。中央図書館、桜が丘図書館、清原図書館からなる。運営は東大和市による。
沿革
[編集]前史
[編集]1954年(昭和29年)7月、東京都立図書館の移動図書館むらさき号が東大和市(当時の大和町)へ巡回を始めた。1970年(昭和45年)頃から市民の中に図書館建設のための動きが芽生え始める。東大和市は1971年(昭和46年)に図書館建設基金積立を開始。公民館講座やPTA読書会を端緒に次々と文庫活動が開始した。
略年表
[編集]- 1977年(昭和52年)1月20日 - 移動図書館「みずうみ号」巡回開始[1]。
- 1984年(昭和59年)4月15日 - 中央図書館開館[1]。
- 1993年(平成5年)7月1日 - 桜が丘図書館開館[2]。
- 2007年(平成19年)1月19日 - 清原図書館開館[3]。
利用案内
[編集]利用登録が可能なのは、東大和市に在住・在学・在勤している者、隣接市(東村山市・立川市・武蔵村山市)在住者である。図書・雑誌・CD等合計12点、2週間貸出できる。
開館時間
[編集]- 中央図書館
- 水曜日から金曜日 10:00-19:00(2階フロアは17:00まで)
- 土日月曜日・土日の祝日 : 10:00-17:00
- 桜が丘図書館・清原図書館
- 10:00-17:00
休館日
[編集]- 中央図書館・桜が丘図書館
- 火曜日、館内整理日(毎月第3木曜日)、祝日(平日)、年末年始、特別整理期間
- 清原図書館
- 月・火曜日、館内整理日(毎月第3木曜日)、祝日(平日)、年末年始、特別整理期間
施設
[編集]中央図書館
[編集] 東大和市立中央図書館 Higashiyamato City Central Library | |
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中央図書館 | |
施設情報 | |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 東大和市 |
管理運営 | 東大和市 |
建物設計 | 坂倉建築研究所 |
延床面積 | 2,689 m2 |
開館 | 1984年(昭和59年)4月15日 |
所在地 |
〒207-8585 東京都東大和市中央3-930 |
位置 | 北緯35度44分41.6秒 東経139度25分37.2秒 / 北緯35.744889度 東経139.427000度座標: 北緯35度44分41.6秒 東経139度25分37.2秒 / 北緯35.744889度 東経139.427000度 |
統計情報 | |
蔵書数 | 332,441点(2018年時点) |
貸出数 | 471,860点(2018年) |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
建物
[編集]面積・構造
[編集]- 敷地面積:23,041m2
- 延床面積:2,689m2
- 構造:鉄筋コンクリート造、地下1階、地上2階
- 収容可能冊数:165,000 冊
- 設計:坂倉建築研究所
2階 | レファレンス室、視聴覚室、会議室、書庫、事務室 |
1階 | 一般開架室、児童開架室、おはなしのへや、対面朗読室、移動図書館書庫 |
地下1階 | 機械室 |
受賞歴
[編集]- 「呼吸する壁」
- 中央図書館建築は、省エネルギーに配慮し、自然採光・自然通風を積極的に取り入れている特徴がある。 特に空調に関しては、自然の法則を利用した室温調整ができる構造になっている。強い西日を遮断する大きな中空壁を設置し、中空壁とトップライトガラス部分の太陽受熱を、夏季には吹抜け上部に溜まる熱と一緒に外部へ排出し、冬季には吹抜け部分の暖房上昇熱とともに回収し1階開架室で再利用する仕組みである。 以上のような、壁を起点にした熱循環の考え方は、「呼吸する壁」と名付けられている[6][7]。
桜が丘図書館
[編集]米軍大和空軍施設跡地に建設された桜が丘団地に開設された、初の分館。 市役所の集会所、児童館を併設した複合施設「桜が丘市民センター」の2階にある。周辺には、都営や東京都住宅供給公社・都市再生機構・民間によるマンションが多数立ち並ぶ。
基礎情報
[編集]- 開館:1993年(平成5年)7月1日
- 所在地:東大和市桜が丘3-44-13桜が丘市民センター2階
- 専有面積:353m2
- 構造(桜が丘市民センター全体):鉄筋コンクリート造、地上2階
- 蔵書数:52,341点(2018年)
- 貸出数:115,327点(2018年)
清原図書館
[編集]東京街道団地の建替事業に伴い開設された。市役所の出張所、集会所、老人福祉館を併設した複合施設「清原市民センター」にある。隣接した東大和市立第三小学校と連携した児童サービスに力を入れている。
基礎情報
[編集]- 開館:2007年(平成19年)1月19日
- 所在地:東大和市清原4-1 清原市民センター
- 専有面積:530m2
- 構造(清原市民センター全体):鉄筋コンクリート造、地上1階
- 蔵書数:91,385点(2018年)
- 貸出数:128,279点(2018年)
移動図書館みずうみ号
[編集]中央図書館開設に先立つこと7年前から運行を開始した。当初8か所であったステーションは最大13か所まで増えた。その後の各図書館整備により令和2年度現在、水曜日午後に5か所のステーションを隔週で巡回している。「どんぐりころころ」がテーマ曲である。図書館職員には「みずうみ号」利用者だった者も多い。通常運行のほか、市内小学校などの求めに応じて、読書旬間行事に学校へ向かい貸出を行うこともある。また2011年(平成23年)に発生した東日本大震災の復興支援として、同年5月から10月まで宮城県石巻市に派遣された[8]。
基礎情報
[編集]- 運行開始:1977年(昭和52年)1月20日
- ステーション名:多摩湖畔自治会集会所前/上北台団地東側/蔵敷公民館/向原市民センター/清水神社境内
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『東大和市立中央図書館開館30周年記念誌』 2014, p. 67.
- ^ 『東大和市立中央図書館開館30周年記念誌』 2014, p. 68.
- ^ 『東大和市立中央図書館開館30周年記念誌』 2014, p. 69.
- ^ “受賞作品検索 | BCS賞 | 日本建設業連合会”. www.nikkenren.com. 2020年5月21日閲覧。
- ^ “25年賞受賞作品|JIA25年賞|JIAの建築賞|JIA 公益社団法人日本建築家協会”. www.jia.or.jp. 2020年5月21日閲覧。
- ^ 「東大和市立図書館 図書館だより」平成23年夏 2011.
- ^ “Higashiyamato Municipal Central Library at sakakura associates”. 2020年5月21日閲覧。
- ^ 「東大和市立図書館 図書館だより」平成24年冬 2012.