中野区立図書館
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中野区立図書館(なかのくりつとしょかん)は東京都中野区が1948年(昭和23年)3月から都知事の許可を受けて順次設置している公共図書館群。
概要
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- 図書館職員数
- 中央図書館長:1名
- 職員:26名(内、司書(補)資格者:5名)
- 再任用:2名
- 合計:29名
沿革
[編集]年表
[編集]- 1948年(昭和23年)3月 - 都知事の許可を受け「中野区立図書館」と名称を決定。
- 1948年(昭和23年)12月 - 中野区立図書館の発足、中野区立桃園第三小学校の校内に、米占領軍民間教育情報部リーディングルームと併せて蔵書3,000冊で設置。
- 1949年(昭和24年)12月 - 米占領軍リーディングルームの閉鎖、所蔵図書・所蔵雑誌(292誌)は、中野区立図書館に移管。
- 1950年(昭和25年)10月 - 中野区立第九中学校の敷地内に新館を建設、蔵書5,363冊に。
- 1952年(昭和27年)11月 - 中野区立文化会館の敷地内に移転
- 1957年(昭和32年)3月 - 一部の図書に限り、館外への貸出を開始。
- 1957年(昭和32年)10月 - 一般開架書架を設置。
- 1958年(昭和33年)6月 - 平日午後8時までの夜間開館を開始。
- 1962年(昭和37年)12月 - 中野区中野二丁目の現在地に新館を、中野区制30周年記念事業として建設開始。
- 1963年(昭和38年)12月 - 新館落成、蔵書収納能力10万冊となる。
- 1964年(昭和39年)2月 - 団体貸出を開始。
- 1964年(昭和39年)5月 - 一般開架書架に「母親コーナー」を設置
- 1966年(昭和41年)7月 - 参考資料室を設置。
- 1968年(昭和43年)1月 - 本町図書館が開館。蔵書収納能力、2万冊。
- 1969年(昭和44年)7月 - 野方図書館が開館、野方青年館と併設。蔵書収納能力3万冊。
- 1974年(昭和49年)10月 - 貸出点数と貸出日数を個人貸出を2冊7日から5冊14日に、団体貸出を50冊50日から100冊90日に増加。
- 1975年(昭和50年)4月 - 電話による図書の貸出サービスネットワーク開始。
- 1978年(昭和53年)10月 - 南台図書館を開館、蔵書収納能力5万冊。
- 1978年(昭和53年)10月 - 移動図書館「ブックさん」を運行開始。保有冊数3万冊、8ヶ所にステーションを設ける。
- 1979年(昭和54年)5月 - 鷺宮図書館を開館、鷺宮地域センターと併設、蔵書収納能力5万冊。
- 1979年(昭和54年)10月 - 移動図書館のステーションを8ヶ所から11ヶ所へ。蔵書保有冊数6万冊。
- 1980年(昭和55年)10月 - 野方図書館においてコンピュータシステムが本稼動。
- 1980年(昭和55年)11月 - 視覚障害者を対象に、郵送で録音テープの貸出「声の読書室」を開始。
- 1981年(昭和56年)6月 - 身体障害者を対象に、本を自宅に配送する、宅配サービスを開始。
- 1981年(昭和56年)9月 - 貸出対象者範囲を隣接区5区(新宿、渋谷、杉並、豊島、練馬)の在住者にも拡大。
- 1982年(昭和57年)2月 - 南台図書館にコンピュータシステム導入。
- 1982年(昭和57年)12月 - 鷺宮図書館、本町図書館にコンピュータシステムを導入。
- 1984年(昭和59年)4月 - 移動図書館の2時間ステーションを1ヶ所から6ヶ所に増設し、出動を週4回に増加。
- 1984年(昭和59年)4月 - レコードの貸出対象を中学生までに拡大、隣接区の居住者にも貸出を実施。
- 1984年(昭和59年)7月 - 東中野図書館を開館、東中野保育園と併設。
- 1985年(昭和60年)5月 - 6つの区立図書館全館を毎日巡回する巡回車の運行開始。
- 1986年(昭和61年)2月 - 江古田図書館を開館、蔵書収納能力5万冊
- 1987年(昭和62年)2月 - 中野図書館がコンピュータ化
- 1988年(昭和63年)6月 - 上高田図書館を開館、上高田児童館と併設、蔵書収納能力5万冊
- 1990年(平成2年)4月 - 中野図書館が移転のため閉館。
- 1990年(平成2年)7月 - 中野図書館が規模を縮小して移転開館。蔵書収納能力3万冊。
- 1992年(平成4年)10月 - 中野区立図書館全館オンライン化に向けて、4図書館(中野、南台、鷺宮、上高田)をオンライン化。
- 1993年(平成5年)4月 - 教育委員会から図書館へフィルムライブラリーが移管。
- 1993年(平成5年)6月 - 中野図書館が新中央図書館開館準備のため閉館。
- 1993年(平成5年)7月1日 - 中央図書館設置条例改正。
- 1993年(平成5年)10月29日 - 中央図書館開館
- 1993年(平成5年)10月 - コンピューターで8館をオンライン化で結び、利用者開放端末機による検索の開始。文献資料検索システム稼動により区政資料センターなどとのオンライン化。
- 1997年(平成9年)4月 - 中野区立図書館則一部改正中野区立図書館則一部改正
- 1998年(平成10年)11月 - コンピューターの更新利用者端末機の改善。
- 1999年(平成11年)4月 - 館内整理日の変更「月末の日」から「月の最終金曜日」に
- 1999年(平成11年)5月 - 開館50年を記念した「中野区立図書館五〇年」を発行
- 2000年(平成12年)10月 - メールカーによる団体貸出を全小学校に配送可能とした。
- 2000年(平成12年)11月1日 - 祝日のうち5月5日、11月3日を開館することに決定する。
- 2001年(平成13年)4月 - 視聴コーナーの廃止、ビデオ編集室・レーザーディスク視聴設備廃止。野方青年館の廃止に伴い、青年館学習室等を野方図書館会議室とした。
- 2002年(平成14年)11月1日 - 上映権付ビデオテープの貸出を個人貸出まで拡大。
- 2003年(平成15年)12月1日 - 貸出・予約点数を図書10冊、視聴覚資料5点に改訂、予約件数も同様
- 2003年(平成15年)12月 - 図書館ホームページ開設、インターネットによる蔵書検索開始。
- 2004年(平成16年)4月 - 中野区立図書館則を改定し、区立図書館全館の窓口業務を委託。日曜祝日開館の実施、定期休館日を月曜と木曜の2つにグループ化。開館時間の見直し。
- 2004年(平成16年)12月 - 中央図書館視聴覚コーナーに公衆無線LANコーナーを設置。
- 2005年(平成17年)7月 - インターネット予約、電話応答・FAX情報サービスの開始。インターネット予約に伴う、受取館での貸出資料の拡充。
- 2007年(平成19年)4月 - 図書館業務委託の拡大に伴い、中央図書館のレファレンス業務等を委託
- 2007年(平成19年)10月 - 鷺宮図書館の耐震工事に伴い、鷺宮体育館内に仮設窓口を設置
- 2008年(平成20年)3月 - 鷺宮図書館の耐震工事が完了、図書館運営の再開
- 2013年(平成25年)4月 - 指定管理者による管理運営を開始
- 2021年(令和3年)4月20日 - 地域開放型学校図書館として、中野区立美鳩小学校内に中野区立中央図書館美鳩小学校分室(美鳩ライブラリー)、中野区立中野第一小学校内に中野第一小学校分室(中野第一ライブラリー)、中野区立みなみの小学校内にみなみの小学校分室(みなみのライブラリー)を開館。
- 2021年(令和3年)10月31日 - 本町図書館、東中野図書館を統合のため閉館[1]
- 2022年(令和4年)2月1日 - 複合施設「みらいステップなかの」内に中野東図書館が開館[2]
図書館一覧
[編集]情報は2021年4月1日現在のもの(中野東図書館は開館時[3]、中央図書館分室は2023年4月1日現在[4]のもの)。
- 中央図書館
- 野方図書館
- 南台図書館
- 鷺宮図書館
- 江古田図書館
- 上高田図書館
- 中央図書館みなみの小学校分室(みなみのライブラリー)
- 開館日:2021年(令和3年)4月20日
- 住所:東京都中野区弥生町4-27-11(中野区立みなみの小学校内)
- 開館時間:10:00 - 19:00
- 施設規模:198平方メートル
- 休館日:毎週月曜日、水曜日、金曜日(祝日及び中央図書館の休館日以外の学校長期休業期間中を除く)
- 蔵書数:2,412冊
- 閲覧席:15席
- 中央図書館美鳩小学校分室(美鳩ライブラリー)
- 開館日:2021年(令和3年)4月20日
- 住所:東京都中野区大和町4-26-5(中野区立美鳩小学校内)
- 開館時間:10:00 - 19:00
- 施設規模:148平方メートル
- 休館日:毎週月曜日、水曜日、金曜日(祝日及び中央図書館の休館日以外の学校長期休業期間中を除く)
- 蔵書数:2,495冊
- 閲覧席:17席
- 中央図書館中野第一小学校分室(中野第一ライブラリー)
- 開館日:2021年(令和3年)4月20日
- 住所:東京都中野区本町3-16-1(中野区立中野第一小学校内)
- 開館時間:10:00 - 19:00
- 施設規模:132平方メートル
- 休館日:毎週月曜日、水曜日、金曜日(祝日及び中央図書館の休館日以外の学校長期休業期間中を除く)
- 蔵書数:2,378冊
- 閲覧席:20席
- 中野東図書館
-
南台図書館
-
上高田図書館
-
中野東図書館(みらいステップなかの)
脚注
[編集]- ^ なかの区報 2021年10月5日号
- ^ 中野坂上交差点近くに新区立図書館 子どもフロアは声出しOK、飲食スペースも - 中野経済新聞、2022年2月3日
- ^ 中野東図書館の開館について - 中野区立図書館、2021年12月28日
- ^ 地域開放型学校図書館中央図書館分室一覧 - 中野区立図書館、2023年4月1日
- ^ a b c 「図書館が生まれた」『図書館の学校』、公益財団法人図書館振興財団、2022年6月16日、29頁、ISSN 2187-3593。