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「三波伸介の凸凹大学校」の版間の差分

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2020年11月28日 (土) 23:59時点における版

三波伸介の凸凹大学校
ジャンル バラエティ番組
企画 千代田企画
出演者 三波伸介
岸本加世子
金井克子
ずうとるび
ほか
製作
プロデューサー 常田久仁子
制作 テレビ東京
(開始当時は東京12チャンネル)
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1977年10月5日 - 1982年12月22日
放送時間水曜 20:00 - 20:54
放送分54分
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三波伸介の凸凹大学校』(みなみしんすけのでこぼこだいがっこう)は、テレビ東京(開始当時は東京12チャンネル)ほかで放送されたバラエティ番組である。

略称は「凸凹大学校」。制作局のテレビ東京では1977年10月5日から1982年12月22日まで、毎週水曜 20:00 - 20:54に放送。

概要

司会の三波伸介が校長役を、レギュラー陣とゲストが生徒役を演じながら、数々のゲームやコントに挑戦していた番組である。テレビ東京唯一の三波の冠番組で、収録は改築前の山野ホールで行われていた。テーマ曲は「めだかの学校」の替え歌で、出演者全員で合唱していた(ゲストは歌の途中で、ゲストを紹介する歌詞に合わせて入場していた)。

NHK総合の「水曜ドラマ」、日本テレビ学園ドラマTBS刑事ドラマ[1]フジテレビ時代劇銭形平次』といったドラマ群や、テレビ朝日の『水曜スペシャル』としのぎを削り、テレビ東京の番組としては異例の視聴率15%を記録する人気番組となった。

なお、京阪神では、当初はKBS京都サンテレビが同時ネットを行っていたが、テレビ大阪の開局後には同局でのネットへ移行した。東海3県では岐阜放送三重テレビが同時ネットを行い、名古屋テレビも毎週日曜 15:00 - 15:55に遅れネットを行っていた。この地方の系列局であるテレビ愛知は、本番組の終了後に開局したためにネットしていない。

三波の急逝と番組の終了

1982年12月8日[2]、三波が自宅で倒れ、解離性大動脈瘤破裂の病因により、52歳で急逝。三波の死により、本番組は打ち切りとなった。12月15日は、三波が亡くなる20時間前に収録されたVTRやNHKフジテレビから提供された出演映像とともに、レギュラー陣や親交のあった人物が思い出を語り合う番組構成の追悼特集「特別企画・さようなら三波伸介さん」を放送。当時テレビ東京への出演が全く無かった萩本欽一も異例の出演を果たし、三波との思い出を語った。最後はレギュラー陣が嗚咽を漏らしながら号泣し、遺影の三波に感謝と別れを告げた。翌週22日は最終回として「今日でお別れ・三波伸介の凸凹大学校」のタイトルで放送[3]。これをもって5年3カ月の歴史に幕を下ろした。なお、一部番販ネット局は遅れ幅や年内で終了という兼ね合いのためか、最終回までネットせずに打ち切った局もある。

番組内容

エスチャー(1時間目)

制限時間内に1人が、三波から出される「お題」(例:歌謡曲・映画・漫画などの題名、歌手・俳優の名前など)を絵で表現し、他のメンバーが解答者となって、そこから連想する答えを解答するゲームコーナー。「絵」+「ジェスチャー」にちなんで命名された。2チーム対抗戦形式で、正解数の多いチームが勝ちとなる。

ずうとるびの江藤博利が描く怪生物(獣・鳥・虫など、何を描いても同じにしか見えない)がかなり人気の的だった。あまりに直接的な絵や文字・数字等はNGとされ、特に人物名を答える問題では毎回三波が「似顔絵を描いてはいけません」と言っていた。無論口に出してしまうのも許されなかったが、おすぎが途中解答の一部を叫んだため、三波が手に持つ「ハリセン」で頭を思い切り叩かれていたことがある。

凸凹コント集

3本ほど行われていた。このコントには司会の三波も参加していた。後期には「テレビにらめっこ」に変わった。

ベンチャー

ベテラン芸人を講師に招き、持ちネタを披露してもらうとともに、ツービートをはじめとする生徒(出演者)もその芸に挑戦。講師は主にトニー谷東八郎大館章などが務めた。

ドン・チャー(2時間目)

「ベンチャー」の後継コーナー。ゲームが始まる直前、三波から「お題」(例・頭に「こ」がつく芸能人の名前、ざらざらしている物、東海道・山陽新幹線の駅名、オリンピックで行われる競技など)が出され、制限時間内に校長を模した人形が爆発するまで次々に口答していく。持っている人形が爆発してしまった解答者はそこで失格で退場となり以後のお題に参加できなくなる。また、明らかに「お題」に添っていない言葉を発した者も、三波の判定で同じく失格とされた。後に『スーパーイントロ大作戦!』(『クイズ・ドレミファドン!』の特別番組)でも行われていた。由来は、爆発する音の「ドーン」+「ジェスチャー」から。

主な出演者

スタッフ

⭐︎

  • TD:鈴木孝
  • VE:前盛善加
  • カメラ:近藤誠
  • 音声:石川清明
  • VTR:川戸修次
  • 編集:水村麿
  • 照明:豊沢勝美
  • 音響効果:松井洋幸
  • デザイン:高橋幸夫

⭐︎

放送局

ネットは放送当時のもの。

放送対象地域 放送局 系列 備考
関東広域圏 テレビ東京 テレビ東京系列 1981年9月までは東京12チャンネル
大阪府 テレビ大阪 1982年3月の開局時から
岩手県 テレビ岩手 日本テレビ系列
福島県 福島中央テレビ
広島県 広島テレビ放送
北海道 北海道放送 TBS系列
新潟県 新潟放送
島根県鳥取県 山陰放送
長崎県 長崎放送
宮城県 仙台放送 フジテレビ系列
長野県 長野放送
静岡県 テレビ静岡 土曜日午後に2週程度の遅れネット
富山県 富山テレビ放送
岡山県・香川県 岡山放送
愛媛県 テレビ愛媛
福岡県 テレビ西日本
佐賀県 サガテレビ
沖縄県 沖縄テレビ放送
中京広域圏 名古屋テレビ放送 テレビ朝日系列
山形県 山形放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
大分県 テレビ大分 日本テレビ系列
フジテレビ系列
テレビ朝日系列
岐阜県 岐阜放送 独立UHF局
三重県 三重テレビ放送
滋賀県 びわ湖放送
京都府 京都放送 1982年2月まで
兵庫県 サンテレビジョン
奈良県 奈良テレビ放送
和歌山県 テレビ和歌山

ローカルセールス枠での放送につき、提供クレジットはネット局ごとに異なっていた。

脚注

  1. ^ 噂の刑事トミーとマツ』など。
  2. ^ 奇しくもこの日は水曜日であり、本番組の放送日であった。番組自体はテロップを挿入して予定通り放送した。
  3. ^ 『朝日新聞』1982年12月22日付朝刊、24面。
  4. ^ 1982年4月14日放送分「ずうとるび遂に解散・涙、涙のフィナーレ」にて。
  5. ^ ツービートの降板時は、漫才ブームが終息に向かっていた時期でもあった。そのため、ビートたけしは番組内で行われた「卒業式」の冒頭で「グスン、グスン、ゴックン、レギュラーがまたひとつ減る」などと嘆いていた。
東京12チャンネル → テレビ東京 水曜20:00枠
前番組 番組名 次番組
ビックリ大集合!
(1976年1月 - 1977年9月28日)
※金曜20:00枠へ移動
三波伸介の凸凹大学校
(1977年10月5日 - 1982年12月22日)
水曜大特バン
(1983年1月19日 - 1983年3月23日)