「Google Pay」の版間の差分
Visaのタッチ決済(デビットカード)にRevolutを追加 タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
|||
13行目: | 13行目: | ||
| リポジトリ = |
| リポジトリ = |
||
| プログラミング言語 = |
| プログラミング言語 = |
||
| 対応OS = [[Android]] 5.0以降<br />[[Wear OS|Wear OS by Google]] |
| 対応OS = [[Android (オペレーティングシステム)|Android]] 5.0以降<br />[[Wear OS|Wear OS by Google]] |
||
| エンジン = |
| エンジン = |
||
| 対応プラットフォーム = |
| 対応プラットフォーム = |
||
24行目: | 24行目: | ||
{{URL|https://pay.google.com/about/}}}} |
{{URL|https://pay.google.com/about/}}}} |
||
'''Google Pay'''(グーグル ペイ、旧:'''Pay with Google'''、'''Android Pay''')は、[[Google]]が[[開発]]・提供する[[Android]]端末向けの[[電子商店街|オンラインショッピング]]・[[非接触型決済]]用[[アプリケーションソフトウェア]]である。 |
'''Google Pay'''(グーグル ペイ、旧:'''Pay with Google'''、'''Android Pay''')は、[[Google]]が[[開発]]・提供する[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]端末向けの[[電子商店街|オンラインショッピング]]・[[非接触型決済]]用[[アプリケーションソフトウェア]]である。 |
||
== 概要 == |
== 概要 == |
||
236行目: | 236行目: | ||
| status = |
| status = |
||
| programming language = |
| programming language = |
||
| operating system = [[Android]], [[iOS]], [[World Wide Web]] |
| operating system = [[Android (オペレーティングシステム)|Android]], [[iOS]], [[World Wide Web]] |
||
| platform = |
| platform = |
||
| size = |
| size = |
2020年9月6日 (日) 09:35時点における版
開発元 | Google LLC |
---|---|
初版 |
Android Pay:2015年9月11日 Google Pay:2018年1月8日 |
最新版 |
2.105.290968460
/ 2020年1月27日 |
対応OS |
Android 5.0以降 Wear OS by Google |
対応言語 | 多言語 |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | オンライン決済システム |
ライセンス | プロプライエタリ・ソフトウェア |
公式サイト |
pay |
Google Pay(グーグル ペイ、旧:Pay with Google、Android Pay)は、Googleが開発・提供するAndroid端末向けのオンラインショッピング・非接触型決済用アプリケーションソフトウェアである。
概要
2015年9月のGoogle I/Oにて、Google Payの前身「Android Pay」がアメリカ合衆国でリリースされた[1]。
2018年2月に、非接触型決済システムのAndroid Payと、オンラインショッピング用決済システムのGoogle ウォレットが統合され、名称がGoogle Payに改名された[2]。
販売者側がGoogle Pay API for Passesに申し込んでアクセス権を付与され、Google Pay API for Passes Merchant Centerアカウントを作成することで、このAPIを使用してポイントカード、ギフトカード、クーポン、搭乗券、イベント チケット、交通機関の乗車券をユーザーが使用できるようにできる。
年表
2015年9月11日、アメリカ合衆国にてAndroid Payサービスを開始。
2018年2月、Android PayサービスとGoogle ウォレットが、Google Payに統合された。
2018年3月23日、音声AIアシスタント「Googleアシスタント」と「Google Pay」を使った個人間の送金が可能となり、まずはアメリカ合衆国のAndroidおよびiOSのGoogleアシスタントで可能になった。[3]
2018年7月10日、アメリカ合衆国にて個人間送金サービス「Google Pay Send」を決済サービス「Google Pay」に統合し、Google Payで個人間送金を可能にした。[4]
2018年10月9日、日本版で「Google Payトークンサービス」モバイルペイメント規定に基づくQUICPay+/iD決済に対応した。
2019年11月14日、日本版で一部のVisaデビットカードをGoogle Payに登録することで、NFC/EMV Contactless仕様によるVisaのタッチ決済がAndroidスマートフォン上で利用可能になった。[5]
各国での展開
開始日 | |
---|---|
アメリカ合衆国 | 2015年9月11日 |
イギリス | 2016年5月18日 |
シンガポール | 2016年6月27日 |
オーストラリア | 2016年7月13日 |
香港 | 2016年10月20日 |
ポーランド | 2016年7月13日 |
ニュージーランド | 2016年12月1日 |
アイルランド | 2016年12月7日 |
日本 | 2016年12月13日 |
日本仕様のGoogle Pay
日本向け仕様のGoogle Pay(および前身のAndroid Pay)は、FeliCa決済/おサイフケータイが利用可能な事が特徴である。基本的には日本向け仕様のスマートフォンに「おサイフケータイ」機能を搭載したもの(Android 5.0以降)で利用可能となる。ただし、日本国内でもGoogle Payを利用したNFC/EMV Contactless仕様による決済も可能となっており(2019年11月現在、一部カードのみ)、この場合は「おサイフケータイ」機能を搭載しないスマートフォンでも利用可能である[6]。
概要
日本ではAndroid Payとして2016年12月よりサービスを提供開始した。当初は楽天Edyだけの対応であった[7]。
日本でのサービスはAndroid Payに引き続き「おサイフケータイ」機能をベースとしたものであり、QUICPayもしくはiD対応店舗でのクレジットカード決済ならびにSuica・nanaco・楽天Edy・WAONでのプリペイド決済に対応する。
なお、Google Pay上のSuicaは、(Apple Payと同様に)Google Pay独自仕様により提供されるものであるため、おサイフケータイ対応機種で「モバイルSuica」により提供されるものとは機能や仕様が一部異なる[8][注 1]。
Google Payトークンサービス
「Google Payトークンサービス」モバイルペイメント規定に基づく。2018年10月9日にGoogle PayによるQUICPay / QUICPay+ 決済を提供開始した。当初は登録可能なカードイシュアはKyash、ジャックス、JCBの3社だけであった[9]。また同様にGoogle PayによるiD決済が開始された(「対応ブランドは対応するサービス」参照)。
QUICPay / iD 決済のいずれもGoogle Payトークンサービス・モバイルペイメントにより実現されている。そのため前掲の同規定が適用され、Google Payに登録したクレジットカードが、当該スマートフォンの盗難、紛失などにより不正使用された場合は、補償の対象外となる場合がある[10][11][注 2]。
また、日本仕様のスマートフォンに搭載の「おサイフケータイ」機能により提供されるQUICPay決済 / iD決済機能とは機能や仕様が一部異なる[注 1]。
対応するサービス (FeliCa)
プリペイド型
QUICPay
クレジットカード
QUCIPay+
デビットカード
プリペイドカード
iD
クレジットカード
- JFRカード (大丸松坂屋カード) - Mastercardブランドを除く[23]
- JP BANKカード[24]
- VJAグループ
- ペルソナカード[25]
- 三井住友カード - JCB/AMEXブランドを除く[26]
- ライフカード - AMEXブランドを除く[27]
デビットカード
プリペイドカード
- Visaプリペ(三井住友カード)[29]
対応するサービス (NFC/EMV Contactless)
NFC/EMV Contactlessに登録できるカード(日本国内発行)は、2020年3月現在、以下のデビッドカードのみである。Apple Payのように、Felica(iD/QUICPay)と二重登録可能なカードは存在しない。
Visaのタッチ決済
デビットカード
ポイントカード
Android Pay時代より引き継ぎ、さまざまな店舗のバーコード式ポイントカードについて、カード番号を入力、登録する事により、ポイントカードとして光学式読み取りが可能となる。
一般のバーコード規格のものであれば殆ど対応可能であるが、QRコードその他特殊なポイントカードや磁気式ポイントカードには対応できない。
また、店舗によっては、このウォレット式のバーチャルポイントカードの利用を認めず、物理的ポイントカードの提示を求める場合もある。
以下のサービスは、Google Payへの対応が、プレスリリースとして発信されているもの、またはホームページに記載されているものである。
搭乗券
Google Pay API for Passesを使用することで、Google Payユーザーは、クラウドにアクセスできるAndroid搭載モバイル端末で、保存済みの搭乗券を表示したり使用したりできるようになる。このユーザーには、利用予定のフライトの最新状況を知らせる通知が送信される。
旧バージョン (Android Pay)
ここでは、Google Payに統合される以前のAndroid Payの特有事項について記載する。
日本版のAndroid Payは日本向け以外の仕様のスマートフォンに搭載されたおサイフケータイをベースとする専用版であり、日本向け以外の他国版のAndroid Payや、おサイフケータイ機能を搭載しないスマートフォンとの互換性はない。Android 4.4以降の機種が必要である[34]。決済(電子決済)に利用する場合は、近距離無線通信(NFC)とHCEに対応している必要がある。また、日本の電子マネーを利用する場合は、おサイフケータイ機能を搭載している必要がある。
対応サービス
- 電子マネー
- ポイントプログラム
日本仕様以外のGoogle Pay
この節の加筆が望まれています。 |
日本向け仕様以外のスマートフォンにおける非接触型決済では、NFC/EMV Contactlessによるものが主流であり、以下のサービスが利用できる。
各ブランドクレジットカード
この節の加筆が望まれています。 |
交通機関カード
Google Payアプリから以下のチケットを購入することができる。(日本国内から購入可能)
- Las Vegas Monorail(ラスベガス、米国)[35]
- myki(メルボルン、オーストラリア)[36]
- Hop(ポートランド、米国)
- MCAT - マナティ(フロリダ州)
- Mrtro Transit - カラマズー(ミシガン州)
- San Joaquin RTD - ストックトン(カリフォルニア州)
搭乗券
- ユーロスター(欧州)
旧バージョン (Android Pay)
この節の加筆が望まれています。 |
旧バージョン (Google ウォレット)
開発元 | |
---|---|
初版 | 2011年5月26日 (US only) |
対応OS | Android, iOS, World Wide Web |
公式サイト |
www |
Google ウォレット(英語: Google Wallet)は、手数料無料でモバイル端末やPCから送受金を行う、Googleが開発したP2P電子決済サービスである。
インストール後にアカウントと既存のデビットカードまたは口座に接続し、アプリ(Android 4.0以降、iOS 7.0以降[37] )またはGmail経由で利用する。
2018年2月にGoogle Payに統合されている。
サービス
送金時には対象のメールアドレスまたは電話番号を入力し、受信側が引き出す際には口座にその電話番号やメールアドレスをリンクする必要があるが、アカウントを持っている場合は直接アカウントに入金される。アカウントが作成されると、2つの銀行口座に接続できる。[38] Google PlayかApp Storeで無料でダウンロードした後、管理用暗証番号4桁を設定する。[39]
ビジネスモデル
利用者には課金されず、入出金限度額がトランザクションや一定の期間内に設定されている。以前はデビットカード使用時に2.9%の手数料を課したが、2016年5月2日に撤廃した。[40]
振込があれば即利用可能であり、アカウントと口座が接続されていればATMからその場で引き出せる。引き出し時にも勘定額が即座に反映される。
脚注
注釈
- ^ a b Google Payアプリをインストールしていないおサイフケータイ対応スマートフォンでも、モバイルSuica、QUICPay や iDの決済機能は搭載できる。詳細は各端末等の仕様を参照のこと。
- ^ スマートフォンに登録できる「スマホデビット」カード等の多くは、同様に「Google Payトークンサービス」モバイルペイメント規定が適用され同様に補償の対象外となる。各銀行ごとのバーチャルデビットサービス規定のうち、「Google Payトークンサービス」モバイルペイメント規定を参照のこと。
- ^ ただし、全ての銀行のJCBデビットカード(物理カード)が対応しているわけではない。また、銀行によってはバーチャルデビットカード(いわゆる「スマホデビット」)として提供する場合もある。
- ^ a b 端末によっては対応しない、または対応時期が遷延したものもあった。
出典
- ^ https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/720833.html
- ^ Nieva, Richard; Bennett, Brian (8 January 2018). “Google merges payment platforms under Google Pay brand”. CNET (CBS Interactive) 8 January 2018閲覧。
- ^ “「Googleアシスタント」で個人間送金が可能に(まずは米国で)”. ITmedia NEWS. 2020年2月26日閲覧。
- ^ “Google Payで個人間送金、米国でスタート”. ITmedia NEWS. 2020年2月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g “Visaデビットカードが「Google Pay™」に対応 | Press Release”. www.visa.co.jp. 2019年11月24日閲覧。
- ^ ASCII. “FeliCa無しのスマホでもタッチで支払い!? Google Pay+Visaデビットカードで使う”. ASCII.jp. 2019年11月27日閲覧。
- ^ “Apple Payに続いて、グーグル「Android Pay」が日本上陸――楽天Edyのみの対応は「妥協の産物」なのか、それとも…”. ITmedia Mobile. 2019年11月27日閲覧。
- ^ “JR東日本:モバイルSuica>Android端末をご利用のお客さま>Google Pay”. モバイルSuica:JR東日本. 2019年8月9日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2018年10月9日). “「QUICPay」がGoogle Payに対応”. ケータイ Watch. 2019年8月9日閲覧。
- ^ 各カードの「Google Payトークンサービス」モバイルペイメント規定。例としてゆめカードでは、「同規定」第4章第15条[1]。JCB QUICPay/JCB Contactless等では、「同規定」第4章第15条[2]など。
- ^ ただし、三井住友カードにおいては、盗難、紛失などによる不正使用に対する補償制度がある。同社「Google Payモバイルペイメント特約(クレジットカード用)」第14条(会員保障制度)を参照。
- ^ a b c d "楽天、「楽天ポイントカード」と「楽天Edy」が「Android Pay™」に対応" (Press release).
- ^ a b "電子マネー「nanaco」が「Android Pay™」に対応" (PDF) (Press release).
- ^ a b "「WAON」の"Google Pay™"対応開始について" (PDF) (Press release).
- ^ a b "SuicaがGoogle Pay™に対応しました" (PDF) (Press release).
- ^ "ジャックス 本日より店舗でGoogle Pay™の対応開始" (PDF) (Press release).
- ^ a b c “JCB、本日より店舗でGoogle Pay対応開始”. JCB グローバルサイト. 2019年12月25日閲覧。
- ^ "イズミグループ「株式会社ゆめカード」からのお知らせ 2019年4月10日(水)よりGoogle Pay™への対応開始" (PDF) (Press release).
- ^ “Google Pay対応開始について|楽天カード”. 楽天カード. 2019年12月25日閲覧。
- ^ “「じぶん銀行スマホデビット」を提供開始”. じぶん銀行. 2019年12月25日閲覧。
- ^ “「Kyash」Google Pay™に対応開始!Google Payを利用したお支払いも2%還元 - Kyash NEWS”. news.kyash.co. 2019年12月25日閲覧。
- ^ “【LINE Pay】Android™対応端末で「QUICPay™」対応開始 | ニュース | LINE株式会社”. LINE Corporation. 2019年12月25日閲覧。
- ^ “大丸松坂屋カードとGoogle Pay”. JFRカード. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “Google Pay の概要 | JP BANK カード WEB”. wwws.jp-bank.japanpost.jp. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “Google Payの概要 | ペルソナSTACIAカード”. クレジットカードはペルソナ。関西圏ならポイントも一層おトク。. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “三井住友カード、クレジットカードの Google Pay™ 対応を開始!|ニュースリリース一覧|会社案内|クレジットカードの三井住友カード株式会社”. クレジットカードの三井住友VISAカード. 2019年12月25日閲覧。
- ^ "ライフカード株式会社 Google Pay 国内店舗での取扱い開始について" (PDF) (Press release).
- ^ “三井住友カード、Google Payに対応!|ニュースリリース一覧|会社案内|クレジットカードの三井住友カード株式会社”. クレジットカードの三井住友VISAカード. 2019年12月25日閲覧。
- ^ "プリペイドカード『Visa プリペ』をリニューアルし、さらに安心・便利に" (PDF) (Press release).
- ^ "北國 Visa デビットカードの Google Pay 対応開始ならびにキャンペーン開催について" (PDF) (Press release).
- ^ a b "モバイルdポイントカードについて" (Press release).
- ^ a b "Android PayのモバイルTカード" (Press release).
- ^ “「Google Pay™」に対応した国内線モバイル搭乗券サービスを開始します。 - JAL”. www.jal.co.jp. 2019年11月24日閲覧。
- ^ “Android Pay の設定”. 2017年4月21日閲覧。
- ^ “Google Pay with Las Vegas Monorail” (英語). Las Vegas Monorail. 2019年11月24日閲覧。
- ^ Victoria, Public Transport. “Mobile myki” (英語). Public Transport Victoria. 2019年11月24日閲覧。
- ^ “Google Wallet”. google.com. 2016年2月8日閲覧。
- ^ “Add a bank account - Wallet Help”. support.google.com. 2016年2月8日閲覧。
- ^ “Set up your Wallet app - Wallet Help”. support.google.com. 2016年2月8日閲覧。
- ^ “Fees, limits & transfer times - Wallet Help”. support.google.com. 2016年4月16日閲覧。
関連項目
外部リンク
- Google Pay - サービス概要ページ。
- 日本 : Google Payでご利用可能なお支払い方法