Google Guava
作者 | Kevin Bourrillion and Jared Levy (Google Collections Library) [1] |
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開発元 | |
最新版 |
31.0.1
/ 2021年9月27日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | Java |
対応OS | クロスプラットフォーム |
サポート状況 | Active |
種別 | ユーティリティ・コレクションライブラリ |
ライセンス | Apache License 2.0 |
公式サイト |
github |
Google Guavaとは、オープンソースのJavaライブラリで、Javaのプログラミングで共通して使われるユーティリティライブラリをまとめたもの。主にGoogleのエンジニアによって開発されている。
概要
[編集]Google Guavaは、主に三つのコンポーネントにわけられている。
- 共通メソッドや振る舞いを簡潔に実装するための基本ライブラリ。
hashCode
などの実装や前提条件チェックなどのコード量を減らすことができる。 - 標準ライブラリのJava Collections Frameworkへの拡張。以前はGoogle Collections Libraryと呼ばれていた。
- その他のユーティリティライブラリで、関数型プログラミング、キャッシュ、区間オブジェクト、ハッシュなどをサポートする。
JDK 1.5でJavaに総称型が導入されたが、標準のコレクション・フレームワークは十分な機能を有しているとはいえず、また代表的なユーティリティ・ライブラリであるApache Commons Collectionsは、後方互換性を維持するために総称型への対応を行わなかった。こうした状況に対処するため、GoogleのエンジニアであるKevin BourrillionとJared Levyが社内の「20%ルール」を使い、総称型をサポートしつつ高機能なコレクションクラスを提供するGoogle Collections Libraryを開発した[1]のが、Guavaの先駆けである。そのため、Guavaのコレクションフレームワークはライブラリの中でも特に強力で、マルチセット、マルチマップ、双方向マップ、不変コレクション型などの多種多様なクラスが実装されている。また、デザインやコードの監修には、ベストセラーEffective Javaの著者ジョシュア・ブロックや、Javaの並列プログラミング用標準ライブラリを策定したダグ・リー(en:Doug Lea)などが関わっていた。[1]
Sonatype社の調査によれば、2012年4月時点で、Apache Commonsのプロジェクト群などに次いで、Guavaは12番目に人気なJavaライブラリとなっている。[2]
関連項目
[編集]- Apache Commons:Apacheソフトウェア財団により開発されているJavaのユーティリティライブラリ群。
- Google Guice:Googleによって開発された、Java用の依存性の注入ライブラリ。
脚注
[編集]- ^ a b c Wielenga, Geertjan (2007年10月23日). “What is the Google Collections Library?”. Javalobby. 2013年2月3日閲覧。
- ^ O'Brien, Tim (2012年5月14日). “Google Guava Shows Strong Growth in April”. Sonatype. 2013年2月3日閲覧。
外部リンク
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