「西宮駅 (JR西日本)」の版間の差分
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2020年8月21日 (金) 09:09時点における版
西宮駅* | |
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北口駅舎(2007年3月、改称後) | |
にしのみや Nishinomiya | |
◄JR-A51 甲子園口 (2.5 km) (1.5 km) さくら夙川 JR-A53► | |
所在地 | 兵庫県西宮市池田町9-3[1] |
駅番号 | JR-A52 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 東海道本線(JR神戸線) |
キロ程 |
571.8km(東京起点) 大阪から15.4 km |
電報略号 | ニシ |
駅構造 | 高架駅(盛土上) |
ホーム | 2面4線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
20,897人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1874年(明治7年)5月11日[1] |
備考 |
直営駅[1] みどりの窓口有 * 2007年に西ノ宮駅から改称[1]。 |
西宮駅(にしのみやえき)は、兵庫県西宮市池田町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である[1]。駅番号はJR-A52。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。なお、地元では、同名の阪神電気鉄道の阪神本線の西宮駅と区別するため、「J西」と呼ばれる場合もある。
歴史
江戸時代より西宮神社の門前町、西国街道・中国街道の宿場町、そして貿易港・漁港として栄えた西宮は人口も多かったため、鉄道黎明期より駅が置かれたが、東海道本線が阪神間を直線で結ぶルートを取ったために、駅は開業時市街地から離れた農村の中にあった。また線路が通過することで南北方向の交流が絶たれ、人の流れは東西方向が中心に変わったといわれている。その後、東海道本線に続いて明治 - 大正期に並行して阪神本線と阪急神戸本線が開通し、それぞれの路線に優等列車が停車する西宮駅と西宮北口駅が設けられたことで、客は主にこれら3駅に分散するようになった。そのような事情もあって、1934年に隣接して開業した甲子園口駅の乗降客数は当駅よりも多かった。
当駅は開業以来、駅名を「西ノ宮」としてきた[1]。旧国鉄の前身にあたる工部省鉄道寮が「東京の人には読めないから」という理由で、同時に開業した三ノ宮駅とともに「ノ」を入れたとも言われるが、これは所在地の地名表記とは異なるものであった[2]。このため西宮市より駅名改称の要望が出されていたが、2007年3月18日のさくら夙川駅の開業を機に、駅名を現在の「西宮」に改称した。西宮市側としては、改称時期を隣接のさくら夙川駅の開業に合わせて費用を減らすとともに、駅周辺整備にほぼ同額を投じた実績などをアピールしたことで、最終的に駅名改称にかかる費用負担分は約50万円で落ち着いた[3]。なお、一方の三ノ宮駅に関しては2016年2月26日に三宮駅への改名要望書をJR西日本に提出した[4]ものの、JR西日本側から特段の動きはない。
現在はすべての快速列車が停車するが、以前は通過していた。1957年に東海道本線の快速停車駅を増やすことが検討され、隣の芦屋駅と当駅で新規停車駅をめぐって争いが繰り広げられ(鉄道と政治#停車駅争奪戦を参照)、この時は複々線の内側(電車線)を走る快速列車は芦屋駅、外側線(列車線)を走る快速は当駅に停車させることで決着を見た。2002年3月23日には内側線ホームの12両対応への改築完成で平日朝晩の快速が停車するようになり、2003年12月1日の改正で快速が毎日全列車停車するようになった[5]。これに加えて駅周辺の開発が進んだことで、甲子園口駅との乗降客数の差は急速に縮み、2005年度には逆転した。ちなみに、JR神戸線内で市名の駅で新快速が停車してないのは、当駅のみである[6]。
駅前の国道2号(阪神国道)上には1926年から1975年まで都市間路面電車である阪神国道電軌→阪神国道線(併用軌道線)が走っていた。同線の国鉄西ノ宮駅最寄り電停は「西宮駅前」で、国鉄駅と異なり「ノ」が入っておらず、また阪神電気鉄道の路線でありながら「西宮駅前」の電停を阪神西宮駅前ではなく当駅前としていた(なお、阪神西宮駅前には「西宮戎」電停があった)。この2つの電停は阪神国道線廃止後に阪神電鉄バス尼崎神戸線(現在の阪神バス尼崎芦屋線)に引き継がれ、「西宮駅前」バス停については、当駅南口前にロータリーが完成した後に「国道JR西宮駅前」に改称され、これに加えてバスはロータリー内の「JR西宮駅前」バス停にも乗り入れるようになった。なお、いずれのバス停も、当駅が「西ノ宮駅」と称していた当時から「西宮駅」と表記されていた。
年表
- 1874年(明治7年)5月11日 - 官設鉄道の大阪駅 - 神戸駅間の開通と同時に西ノ宮駅として開業[1]。旅客・貨物の取り扱いを開始。
- 1895年(明治28年)4月1日 - 線路名称制定。東海道線(1909年より東海道本線)の所属となる。
- 1924年(大正13年)4月 - 駅舎改築(木造平家建)。それ以前の駅舎の西方にあたる[7]。
- 1944年(昭和19年)11月15日 - 阪神武庫川線の当駅 - 洲先駅間の貨物線が開業(西ノ宮駅 - 甲子園口駅間は官設鉄道と阪神との並行区間)。
- 1949年(昭和24年)3月 - 西宮市の請願により北出口開設[7]。
- 1958年(昭和33年) - 阪神武庫川線の当駅 - 洲先駅間の貨物線の営業が休止(1970年に廃止)。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 貨物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 路線愛称の制定により、「JR神戸線」の愛称を使用開始。
- 1995年(平成7年)
- 1997年(平成9年)2月16日 - 現在の駅舎に改築(3代目)。エレベーター、エスカレーター設置。自動改札機、電光掲示板導入。JR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」導入。
- 1998年(平成10年) 3月14日 - 外側線の快速を全列車停車にする。
- 2002年(平成14年)
- 3月23日 - 内側線の平日朝晩の快速が停車するようになる。
- 7月29日 - JR京都・神戸線運行管理システム導入。
- 2003年(平成15年)
- 2007年(平成19年)3月18日 - 西宮駅に改称[1]。駅自動放送を更新。
- 2015年(平成27年)3月12日 - 入線警告音の見直しに伴い、接近メロディをJR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」の音質見直し版に再び変更する[8]。
- 2018年(平成30年)3月17日 - 駅ナンバリングが導入され、使用を開始する[9]。
駅構造
島式ホーム2面4線(12両編成対応)を有する高架駅になっている[1]。改札口は地上より一段下にあるため、地下改札の趣がある[1]。南北双方から出入り可能[1]。
直営駅(芦屋駅の被管理駅)。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCA・提携ICカード利用可能駅である。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 線路 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | JR神戸線 | 下り | 外側線 | 三ノ宮・姫路方面 | 平日朝の快速の一部 |
2 | 内側線 | ||||
3 | 上り | 尼崎・大阪・京都方面 | |||
4 | 外側線 | 朝の快速の一部 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。
- 当駅に停車しない特急・新快速・貨物列車は、1・4番のりばを通過していく。後述の列車を除き、停車列車は2・3番のりばに入るため、1・4番のりばは停車列車のない時間帯は列車通過用としてロープで閉鎖されている。ただし、事故などでダイヤが乱れている場合、ダイヤ調整のため内側線を走行する快速列車が外側線を走ることがある。
- 1番のりばに停車する三ノ宮・姫路方面行きは、平日ダイヤで朝に運転される快速のみで、土曜・休日ダイヤで1番のりばに停車する列車はない。
- 4番のりばに停車する大阪方面行きは、平日ダイヤの朝ラッシュ時のすべての快速と、土曜・休日ダイヤの朝の大阪行きの快速のみである。
- 駅構内の両端(1番のりばの南側と4番のりばの北側)に待避線があり、待避する貨物列車など(不定期)がある。
ダイヤ
日中時間帯は1時間に12本(快速が4本、普通が8本)停車する。朝ラッシュ時は本数が多くなる。
利用状況
「兵庫県統計書[10]」によると、2018年度の1日平均乗車人員は20,897人である。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1999年 | 16,059 |
2000年 | 16,735 |
2001年 | 17,241 |
2002年 | 17,483 |
2003年 | 18,097 |
2004年 | 18,823 |
2005年 | 19,521 |
2006年 | 20,447 |
2007年 | 20,196 |
2008年 | 20,237 |
2009年 | 19,454 |
2010年 | 19,483 |
2011年 | 19,584 |
2012年 | 19,736 |
2013年 | 20,285 |
2014年 | 20,129 |
2015年 | 20,604 |
2016年 | 20,845 |
2017年 | 21,002 |
2018年 | 20,897 |
駅周辺
コープデイズなどが入る複合商業施設が並ぶ。
北口
南口
路線バス
バス停は、南口については全て駅ロータリー内にあるが、北口については1番・2番のりばはロータリー内、3番・4番のりばは道路上にある。また、南口は1番は降車専用(事実上の欠番)となっている。
- 北口・南口ともに、土地区画整理事業によるロータリー完成までは道路上の停留所(北口は現在の3番・4番のりば、南口は現在の国道JR西宮駅前停留所)が駅への最寄の停留所となっていた。
- 北口の3番・4番のりばは、ロータリー完成後は用途を失ったため、さくらやまなみバスが運行開始するまで長期間休止していた。のち暫くはさくらやまなみバス専用ののりばとして稼働していたが、現在は阪急バスのうち夙川台線が3番のりばに、西宮北口行きまたは西宮北口経由が4番のりばに移されている。
北口
- 「JR西宮」停留所
- 1番のりば(ロータリー)
- 2番のりば(ロータリー)
- 阪急バス
- 阪神バス
- 西宮北口線・西宮山手線(循環)・鷲林寺線(循環) 阪神西宮行き
- 3番のりば(道路上)
- 阪急バス
- 4番のりば(道路上)
南口
- 「JR西宮」停留所(リムジンバス)/「JR西宮駅南口」停留所(阪神バス)
- 1番おりば
- リムジンバスのりば(※番号表示はない。1番おりばと共用)
- 2番のりば
- 阪神バス
- 3番のりば
- 阪神バス
- 西宮浜手線(マリナパーク線) 阪神西宮経由マリナパーク方面行き
- 尼崎芦屋線 阪神芦屋行き
隣の駅
かつて存在した路線
- 阪神電気鉄道
- 武庫川線(貨物専用区間)
- 西ノ宮駅(現・西宮駅) - 武庫大橋駅
- ※当該区間は阪神の列車は運行されておらず、国鉄の貨物列車のみが使用していた。
注釈
- ^ a b c d e f g h i j k l 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、17頁。ISBN 9784343006028。
- ^ “JR西ノ宮駅、なくなる「ノ」 市名とズレ、解消に130年”. 朝日新聞 (朝日新聞大阪本社): p. 9(夕刊). (2007年3月17日)
- ^ “阪急、21日「神戸三宮」駅に改称 一方で変わらぬJR”. 神戸新聞NEXT. (2013年12月19日) 2016年2月14日閲覧。
- ^ “JR「三ノ宮駅」の「ノ」が消える?神戸市が要請”. 神戸新聞NEXT. (2016年2月27日) 2016年6月11日閲覧。
- ^ a b 「鉄道記録帳2003年12月」『RAIL FAN』第51巻第3号、鉄道友の会、2004年3月1日、24頁。
- ^ 同様の例で琵琶湖線では栗東駅、JR京都線では向日町駅、長岡京駅、茨木駅、吹田駅も市名の駅で新快速が停車しない駅でもある(そもそも吹田駅は快速も停車せず普通列車のみ停車)
- ^ a b 『西ノ宮駅100年の歩み』(1974年5月、国鉄西ノ宮駅)鉄道博物館ライブラリー所蔵
- ^ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します
- ^ 近畿エリアの12路線 のべ300駅に「駅ナンバー」を導入します!
- ^ 兵庫県統計書
- ^ 阪神甲子園駅を経由する。