「伊丹駅 (JR西日本)」の版間の差分
65行目: | 65行目: | ||
** [[4月25日]] - [[JR福知山線脱線事故]]の影響で列車の停車が無くなる<ref name="sone44"/>(みどりの窓口のみ営業)。 |
** [[4月25日]] - [[JR福知山線脱線事故]]の影響で列車の停車が無くなる<ref name="sone44"/>(みどりの窓口のみ営業)。 |
||
** [[6月19日]] - 福知山線復旧、脱線事故後55日ぶりに営業を再開<ref name="sone44"/>。 |
** [[6月19日]] - 福知山線復旧、脱線事故後55日ぶりに営業を再開<ref name="sone44"/>。 |
||
* [[2011年]](平成23年)[[3月8日]] - [[ |
* [[2011年]](平成23年)[[3月8日]] - [[運行管理システム (JR西日本)#JR宝塚・JR東西・学研都市線システム|JR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム]]導入。[[接近メロディ]]導入。 |
||
* [[2018年]](平成30年)[[3月17日]] - [[駅ナンバリング]]が導入され、使用を開始。 |
* [[2018年]](平成30年)[[3月17日]] - [[駅ナンバリング]]が導入され、使用を開始。 |
||
2020年8月21日 (金) 09:05時点における版
伊丹駅 | |
---|---|
駅舎 | |
いたみ Itami | |
◄JR-G51 猪名寺 (1.9 km) (2.1 km) 北伊丹 JR-G53► | |
所在地 | 兵庫県伊丹市伊丹一丁目15-20[1] |
駅番号 | JR-G52 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 福知山線(JR宝塚線) |
キロ程 |
5.8km(尼崎起点) 大阪から13.5 km |
電報略号 | イタ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
24,937人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1893年(明治26年)12月12日[1] |
備考 |
直営駅[1] みどりの窓口 有 |
伊丹駅(いたみえき)は、兵庫県伊丹市伊丹一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅である[1]。駅番号はJR-G52。
概要
大阪国際空港(伊丹空港)の西側に位置し、駅前からは唯一伊丹側から空港に向かう公共交通機関・伊丹市営バスも乗り入れている。
アーバンネットワークのエリアに属しており、「JR宝塚線」の愛称区間に含まれている。みどりの窓口が設置されている直営駅(宝塚駅の被管理駅)。自動券売機は全てタッチパネル式で、みどりの券売機もある。ICOCAの利用も可能(相互利用ICカードはICOCAの項を参照)。
歴史
- 1891年(明治24年)
- 1893年(明治26年)12月12日 - 摂津鉄道の駅として再開業[2]。伊丹駅 - 池田駅(現在の川西池田駅)の開業[2]により、中間駅となる。一般駅。
- 1897年(明治30年)2月16日 - 阪鶴鉄道が摂津鉄道を合併[2]。阪鶴鉄道の駅となる。
- 1907年(明治40年)8月1日 - 阪鶴鉄道が国有化され、帝国鉄道庁の駅となる[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定[2]。阪鶴線所属駅となる[2]。
- 1912年(明治45年)3月1日 - 線路名称改定[2]。阪鶴線福知山駅以南が福知山線となり、当駅もその所属となる[2]。
- 1979年(昭和54年)7月1日 - 貨物の取り扱いを廃止、北伊丹駅に移管。旅客駅となる。
- 1981年(昭和56年)4月1日 - 橋上駅舎化。
- 1986年(昭和61年)3月3日 - 荷物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる[2]。
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 路線愛称の制定により、「JR宝塚線」の愛称を使用開始。
- 1992年(平成4年)11月1日 - みどりの窓口営業開始。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[4]。
- 2005年(平成17年)
- 日付不明 - 駅改装工事(JR西日本のNextStationPlanの一環)が行われる。
- 4月25日 - JR福知山線脱線事故の影響で列車の停車が無くなる[2](みどりの窓口のみ営業)。
- 6月19日 - 福知山線復旧、脱線事故後55日ぶりに営業を再開[2]。
- 2011年(平成23年)3月8日 - JR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム導入。接近メロディ導入。
- 2018年(平成30年)3月17日 - 駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を有している[1]。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。
ホームは島式2面4線への拡張が可能な構造となっている。ホーム間の移動は跨線橋を使う。これは、将来当駅から大阪国際空港まで鉄道線を延ばす構想(後述の将来の構想も参照)があるためで、外側の用地は現在駐輪場などに使用されている。
エスカレーターは4基、エレベーターは2基設置されている。ホームの長さは10両編成対応(220m)だが8両編成分だけホームをかさ上げしたため、実質8両対応といえる。
駅構内にはキヨスクのほか、小規模な画廊『美術ギャラリー伊丹』がある。キヨスクは2005年4月にリニューアルされた。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | JR宝塚線 | 下り | 宝塚・三田方面 |
2 | 上り | 尼崎・大阪・北新地方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
ダイヤ
特急列車はすべて通過するが、その他の営業列車はすべて停車する。
日中時間帯の停車本数は1時間あたり8本で、快速(「丹波路快速」を含む)と普通列車がそれぞれ4本ずつ停車する。
大阪行きの快速列車は、当駅を出ると尼崎を経てわずか2駅で大阪駅まで到達できるため、大阪市内へのアクセスが充実している。
朝ラッシュ時の大阪方面は本数が非常に多く、また朝晩は東西線に直通する列車もある。
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は24,937人で、JR西日本の駅の中では37番目に多い[5]。この内、福知山線内では2位(1位は宝塚駅、3位は川西池田駅)。
福知山線は長い間、単線非電化の地方ローカル線であったため、当駅も国鉄時代から大都市近郊の駅としては乗降客の少ない駅であった(改札口も常時開放はされておらず、列車到着時刻の前に改札を開始する列車別改札だった)。しかし、1981年の複線電化・1987年の国鉄分割民営化・1997年のJR東西線直通運転の開始を経て、利便性が大幅に向上したことに加え、2000年代に駅周辺で大規模な商業開発が進展したことにより大幅に乗降客が増加し、近年ではJR西日本の各駅の乗車人員ランキングで上位50位以内に入るようになった。
当駅の西には阪急伊丹線の伊丹駅があるが、当駅に比べるとやや利便性が劣ること[6]や、阪神・淡路大震災により阪急の駅が仮設駅舎で営業している間にJR東西線が開業してJRの利便性が上がったこと、大規模な商業施設の撤退などで阪急伊丹駅周辺の都市機能が相対的に低下していることなども利用客増加の要因として挙げられる。
「兵庫県統計書[7]」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 12,061 |
1996年 | 12,011 |
1997年 | 14,014 |
1998年 | 15,385 |
1999年 | 15,530 |
2000年 | 16,139 |
2001年 | 16,820 |
2002年 | 18,849 |
2003年 | 20,851 |
2004年 | 21,670 |
2005年 | 19,784 |
2006年 | 22,282 |
2007年 | 23,026 |
2008年 | 23,589 |
2009年 | 23,102 |
2010年 | 23,288 |
2011年 | 23,361 |
2012年 | 23,693 |
2013年 | 24,190 |
2014年 | 23,916 |
2015年 | 24,255 |
2016年 | 24,285 |
2017年 | 24,879 |
2018年 | 24,937 |
駅周辺
中央口
中央口からはペデストリアンデッキが延びており、イオンモール伊丹に直結している。
- イオンモール伊丹(旧 ダイヤモンドシティ・テラス→イオンモール伊丹テラス)
- イオンスタイル 伊丹(旧 ジャスコ→イオン)
- TOHOシネマズ伊丹(旧 伊丹TOHOプレックス)
- その他のテナントについてはイオンモール伊丹を参照のこと。
西口
- 阪急電鉄伊丹線・伊丹駅(西へ徒歩約14分)
- 駅前広場 - 時計塔とエスカレーターがある。
- 有岡城址
- タクシー乗場
- 文化施設
- 商業施設
- アリオI・II[8]
- 関西スーパーマーケット・アリオ店
- ニトリ伊丹店
- 伊丹有岡スイミングスクール
- アリオI・II[8]
- 金融機関・企業・その他
北口
- 阪神運転免許更新センター(北へ徒歩3分)
- バスターミナル
- 大阪国際空港(伊丹市営バスに乗り換え)
東口
- 兵庫障害者職業能力開発校
- 日本フレックス工業
- 小西酒造(本社・工場)
- 神津大橋
バスターミナル
停留所名は西口バスターミナルが「JR伊丹」、東口(イオンモールの西側)が「イオンモール伊丹」(市バスは「イオンモール伊丹テラス」) 阪急バスは「JR伊丹」停留所を経由しない路線が「イオンモール伊丹」停留所を発着している。
伊丹市営バス
JR伊丹 停留所
- 1のりば(阪急伊丹経由)
- 2のりば(阪急伊丹経由)
- 2系統 荒牧バラ公園行き(大鹿口・スポーツセンター前経由)
- 13系統 山田行き(大鹿口・市役所前経由)
- 14系統 昆陽里行き(大鹿口・市役所前経由)
- 3のりば(阪急伊丹経由)
- 1系統 荒牧バラ公園行き(小井内・西野経由)
- 4系統 JR中山寺行き(小井内・西野経由)
- 7系統 鴻池東(小井内・西野経由)
- 4のりば(阪急伊丹経由)
- 3系統 荒牧バラ公園行き(伊丹病院住友前・サンシティ経由)
- 5系統 JR中山寺行き(裁判所前・伊丹病院住友前経由)
- 17系統 西野武庫川センター前行き(裁判所前・昆陽池公園前経由)
- 18系統 西野武庫川センター前行き(札場辻・伊丹病院住友前経由)
- 20系統 松ヶ丘行き(裁判所前・伊丹病院住友前経由)
- 24系統 サンシティ行き(裁判所前・伊丹病院住友前経由)
- 5のりば(26系統以外は阪急伊丹経由)
- 6のりば
- 22系統 岩屋循環(神津経由)
- 23系統 岩屋(クリーンランド廻り)循環(神津経由)
- 24系統 東部循環(森本・岩屋経由)
- 30系統 三師団・交通局前行き(総監部前経由)
- 31系統 山本団地行き(総監部前経由)
イオンモール伊丹テラス 停留所
- 平日のみ運行
- 24系統 サンシティ行(JR伊丹・阪急伊丹・裁判所前経由)
- 24系統 阪急伊丹行(JR伊丹経由)
阪急バス
JR伊丹 停留所
- 3番乗り場
- 6番乗り場
- 70系統 伊丹北ノ口・伊丹中央経由 伊丹営業所前行き(土日祝日のみ、1日1便)
イオンモール伊丹(JR伊丹東口) 停留所
将来の構想
当駅と大阪国際空港をJRで結び、大阪駅まで乗り入れる「JR福知山線分岐線構想」や、兵庫県がLRTを同区間に設置する案などがあったが、採算の取れる見込みがなく、実現される可能性は低くなっている。
隣の駅
脚注・出典
- ^ a b c d e f g 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、100頁。ISBN 9784343006028。
- ^ a b c d e f g h i j k l 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 44号 福知山線・播但線・加古川線・姫新線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月30日、10-11頁。
- ^ a b 川辺馬車鉄道乗客貨物運賃収入表 伊丹市史第5巻p422 (1970)
- ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
- ^ 上位50駅の乗車人員(平成30年度1日平均)
- ^ 阪急伊丹線には大阪・神戸方面への直通電車がなく、塚口で乗り換えが必要となる。また、JRにおける神戸方面への乗り換え駅である尼崎駅には一部の特急とその他の全営業列車が停まるのに対し、阪急塚口駅には昼間に優等列車が停まらないことから、所要時間もやや長い。
- ^ 兵庫県統計書
- ^ イトーヨーカドーによる同名のショッピングセンターとは関係がなく、所在地の住所「有岡」にちなんだ名称。