「上郡駅」の版間の差分
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 改良版モバイル編集 |
|||
69行目: | 69行目: | ||
* [[2006年]](平成18年) |
* [[2006年]](平成18年) |
||
** [[3月18日]] - [[寝台列車|寝台特急]]「[[出雲 (列車)|出雲]]」の廃止に伴い、[[鳥取駅|鳥取]]方面の利便性を向上する為、「[[瀬戸 (列車)|サンライズ瀬戸]]・[[出雲 (列車)|出雲]]」が停車。 |
** [[3月18日]] - [[寝台列車|寝台特急]]「[[出雲 (列車)|出雲]]」の廃止に伴い、[[鳥取駅|鳥取]]方面の利便性を向上する為、「[[瀬戸 (列車)|サンライズ瀬戸]]・[[出雲 (列車)|出雲]]」が停車。 |
||
** [[10月1日]] - [[ |
** [[10月1日]] - [[運行管理システム (JR西日本)#JR京都・神戸線システム|JR京都・神戸線運行管理システム]]導入。 |
||
* [[2007年]](平成19年)[[3月18日]] - [[駅自動放送]]を更新。 |
* [[2007年]](平成19年)[[3月18日]] - [[駅自動放送]]を更新。 |
||
* [[2008年]](平成20年)[[11月22日]] - バリアフリー化工事の完成に伴い、新跨線橋及び[[エレベーター]]の運用を開始。 |
* [[2008年]](平成20年)[[11月22日]] - バリアフリー化工事の完成に伴い、新跨線橋及び[[エレベーター]]の運用を開始。 |
2020年8月21日 (金) 09:03時点における版
上郡駅 | |
---|---|
上郡駅(2014年10月6日) | |
かみごおり Kamigōri | |
所在地 |
兵庫県赤穂郡上郡町大持170-1(JR西日本) 兵庫県赤穂郡上郡町大持110-2(智頭急行) |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) 智頭急行 |
電報略号 | カミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
(JR西日本)-2018年- 3,077人/日(降車客含まず) |
乗降人員 -統計年度- |
(智頭急行)-2018年- 498人/日 |
開業年月日 | 1895年(明治28年)4月4日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 山陽本線(JR西日本) |
キロ程 |
89.6km(神戸起点) 大阪から122.7 km |
◄有年 (6.5 km) (12.8 km) 三石*► | |
所属路線 | ■智頭急行智頭線 |
キロ程 | 0.0 km(上郡起点) |
(4.8km) 苔縄► | |
備考 |
共同使用駅 両会社とも直営駅[1][2] JR駅舎にみどりの窓口 有[3] 両会社は別駅舎で中間改札有 |
上郡駅(かみごおりえき)は、兵庫県赤穂郡上郡町大持にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・智頭急行の駅である[1]。
概要
JR西日本の山陽本線と、智頭急行の智頭線が接続する駅であり、後者は当駅が起点である[1]。当駅を経由して鳥取方面へ向かう特急列車は当駅から智頭線に入るため、当駅で乗務員交代が行われる。
山陽本線では兵庫県で最西端にあり、岡山県との県境にほど近い位置にある[1]。京都・大阪方面からの新快速・普通列車(西明石以東は快速)の運行は当駅までであり[1]、アーバンネットワークの路線図には当駅までしか描かれていない。近畿統括本部(神戸支社)が管轄する最西の駅であり[注釈 1]、境界標は船坂トンネルの神戸側の出入口付近に設置されている。
JRの駅は直営駅であり[1]、相生駅の管理下に置かれているが、地区駅として駅長が配置されている。ICOCAはJRのみ使用可能[1][注釈 2]。ICOCAのチャージで智頭急行に乗ることはできないが、2020年4月1日よりクレジットカードや交通系電子マネーの決済による乗車券購入を開始した。
終戦直後には当駅発の定期長距離列車が存在していた。宮脇俊三の『時刻表昭和史』によると昭和20年9月号には当駅始発・青森行きの普通「507列車」の設定がされており、当駅を6時59分に出発して終着の青森駅には翌日の17時06分の到着(所要時間は34時間7分)であった。この列車は1950年(昭和25年)の急行「日本海」の列車番号に引き継がれた。
なお、隣の三石駅との駅間距離12.8kmは山陽本線の駅間距離で最長である。
歴史
- 1893年(明治26年)9月18日 - 大鳥圭介が兵庫県知事に上郡村への新停車場設置を請願。
- 1895年(明治28年)4月4日[1] - 山陽鉄道の有年駅 - 三石駅間に当駅が新設され、旅客・貨物の取り扱いを開始。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により官設鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となる。
- 1913年(大正2年)4月1日 - 上郡村が町制施行して上郡町(第1次)となり、所在地表示が兵庫県赤穂郡上郡町大持になる。
- 1955年(昭和30年)3月25日 - 上郡町(第2次)成立に伴い、所在地表示が兵庫県赤穂郡上郡町大持になる。
- 1959年(昭和34年)9月22日 - 山陽本線の当駅までの区間の電化が完成。
- 1972年(昭和47年)3月15日 - 貨物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1994年(平成6年)12月3日 - 智頭急行智頭線が開業。乗換駅となる[2]。
- 1997年(平成9年)11月29日 - 特急「いなば」 が、当駅でスイッチバックする方式で運転開始。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)3月18日 - 駅自動放送を更新。
- 2008年(平成20年)11月22日 - バリアフリー化工事の完成に伴い、新跨線橋及びエレベーターの運用を開始。
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)3月13日 - ダイヤ改正に伴い、寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」が当駅には停車しなくなり、通過となる[4]。
- 2011年(平成23年)7月1日 - 駅前広場築造工事完成。ロータリーの運用が開始。
- 2015年(平成27年)3月12日 - 入線警告音の見直しに伴い、接近メロディをJR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」の音質見直し版に再び変更する[5]。
- 2018年(平成30年)
- 2020年(令和2年)
駅構造
地平駅舎の有人駅[1]。みどりの窓口[3]及び自動券売機、自動改札機が設置されている。智頭急行駅舎内の中間改札にも簡易型自動改札機が設置されている。長年ICOCA等のカードは利用できなかったが、2014年よりICOCAが利用できる飲料の自動販売機が設置され、2018年9月15日から鉄道の利用にも「ICOCA」が、200km以内のICOCAに対応している駅との間で、使用できるようになった。[8]バリアフリー化工事の完成により、新しい跨線橋の運用を開始し、合わせてエレベーター[1]の利用も始まっている。改札外に飲料の自動販売機があり、2番のりば・3番のりばホームには待合室[9]と飲料の自動販売機がある。智頭急行線改札内にも飲料の自動販売機がある。また、トイレは、1番のりばホーム及び改札外に多機能トイレが設置されている。売店は改札外にあったが閉店した[10]。智頭急行線駅舎内(改札外)には水洗式トイレがある。
のりば
12両対応の島式2面4線のホームを持つ。1番線が上り本線、2番のりばが中線、3番のりばが下り本線という構成[11]。山陽本線の貨物列車は、上りは1番のりば、下りは3番のりばを通過する。智頭急行線ホームは2・3番のりばホームの西側の切り欠き部にあり[1]、智頭急行駅舎・中間改札で仕切られている。智頭急行線には独自の跨線橋がJR上郡駅舎の岡山寄りにありJR改札を通らずに利用できる[1][9]。また、2番のりばは当駅で折り返しとなる新快速・普通列車と当駅でスイッチバックを行う特急「スーパーいなば」が使用する。智頭急行線の普通列車は智頭急行のホームを使用する[1]。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
JR線のりば[9] | ||||
1 | 山陽本線 | 上り | 姫路・大阪方面 | 主に岡山方面から、京都行きの特急含む |
2 | 主に折り返し始発 | |||
□特急「スーパーいなば」 | 鳥取行き/岡山行き | 両方向ともこのホーム | ||
3 | 山陽本線 | 下り | 岡山・三原方面 | |
□特急「スーパーはくと」 | 鳥取・倉吉行き | |||
智頭急行線のりば | ||||
■智頭線(普通列車) | 大原・智頭方面 |
本項ではJR西日本公式サイトの全域路線図[12]の表記に従い、岡山方面を黄緑色ので表記しているが、2016年3月および2017年3月ダイヤ改正の時点の実際の旅客案内では運賃表[注釈 3]を除いて、アルファベットなしの緑(■)[注釈 4]で表記されていた。
原則として岡山・鳥取方面からの相生・姫路方面行きは1番のりば、姫路駅・相生駅 - 当駅間の区間系統の折り返しは2番のりばを使用するが、毎日7時台の当駅始発大阪・京都方面行き(西明石駅からは快速)は1番のりば、18時台と21時台の岡山方面発姫路行きは2番のりばを使用する。
3番のりばの隣にホームのない下り待避線(4番線)も敷設されていて、貨物列車の待機用などに使われている。その隣には留置線も敷設されていて、夜間滞泊に使われている。
ダイヤ
JR山陽本線
- 日中時間帯は姫路・三ノ宮・大阪方面が1時間あたり2本、和気・瀬戸・岡山方面が1時間あたり1本停車する。朝の当駅始発・深夜の当駅止まりで姫路・三ノ宮・大阪方面への「新快速」・「普通」(西明石駅から「快速」)が上り4本、下り3本設定されており、始発は5時台で、最終着は日付を超える。この方面での最長列車は、米原経由近江塩津行きの新快速も存在する(土曜・休日朝6時台後半)が、米原行きが中心である[注釈 5]。新快速・快速は8両編成で運行されている。ただし、それ以外の時間帯の大阪・京都方面の列車は赤穂線播州赤穂方面に直通するため、当駅に乗り入れる列車は相生駅または姫路駅で折り返す列車が中心となっている。
智頭急行線
- 普通列車は、大原・智頭行きが大半であるが、8時台の1本は、因美線に乗り入れて鳥取行きで運転される。2018年ダイヤ改正後は鳥取発上郡行きの普通列車は1日2本ある。
利用状況
「兵庫県統計書[13]」によると、2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員(JR西日本)は3,077人である。
近年の1日平均乗車人員(JR西日本)は以下の通りである。
JR西日本 | |
---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
2000年 | 3,447 |
2001年 | 3,428 |
2002年 | 3,340 |
2003年 | 3,309 |
2004年 | 3,344 |
2005年 | 3,331 |
2006年 | 3,272 |
2007年 | 3,255 |
2008年 | 3,180 |
2009年 | 2,954 |
2010年 | 2,952 |
2011年 | 2,954 |
2012年 | 3,002 |
2013年 | 2,958 |
2014年 | 2,949 |
2015年 | 3,069 |
2016年 | 3,073 |
2017年 | 3,112 |
2018年 | 3,077 |
近年の1日平均乗降人員(智頭急行)は以下の通りである。
年度 | 1日平均乗降人数[14] |
---|---|
2018年 | 498 |
駅周辺
公共機関
教育機関
- 兵庫県立上郡高等学校
- 上郡町立上郡中学校
- 上郡町立山野里小学校
金融機関
運輸関係
- ウエスト神姫・上郡町コミュニティバス「上郡駅」停留所
- 国道373号
- 兵庫県道5号姫路上郡線
- 兵庫県道28号上郡末広線
- 兵庫県道90号赤穂佐伯線
- 兵庫県道236号上郡停車場線
その他
- 安室川
- 駅の東側には、有料駐車場(1日単位貸し)が数カ所ある。
路線バス
- ウエスト神姫
- 上郡町コミュニティバス『愛のり号』[15]
- まちなか循環ルート(右回り・左回り)(月~土曜日運行)
- 上郡駅 - 町役場 - 生涯学習支援センター - イオンタウン - 上郡駅)
- 高田台ルート(月~土曜日運行) 上郡駅 - 髙田台循環 - 上郡駅
- 国光ルート(火・木・土曜日運行) 上郡駅 - 国光公民館
- まちなか循環ルート(右回り・左回り)(月~土曜日運行)
- 東備西播定住自立圏『圏域バス』(ウエスト神姫に運行委託)
- 上郡ルート (日曜及び年末年始運休・1日2往復のみ)
- 赤穂市民病院
- 上郡ルート (日曜及び年末年始運休・1日2往復のみ)
- 播磨科学公園都市圏域定住自立圏圏域バス「てくてくバス」
- 事前予約型乗合タクシー『ほほえみタクシー』[17]
隣の駅
※両事業者の路線を直通する特急「スーパーはくと」「スーパーいなば」の隣の停車駅は列車記事を参照。
注釈
- ^ 隣の三石駅以西は岡山支社の管轄
- ^ 上郡町内で他にICOCAが利用できる公共交通機関は、上郡駅停留所に乗り入れる、ウエスト神姫の上郡駅 - 県立大附属高校・粒子線医療センター便、上郡駅 - 上郡ネオポリス便、上郡駅 - 播州赤穂駅 - 赤穂市民病院便がある。(PiTaPaも同様)
- ^ 2016年3月改正時に東姫路駅・摩耶駅の開業に対応するため岡山支社・米子支社・福知山支社・近畿統括本部のラインカラーと路線記号を反映させたものに交換されている。
- ^ 路線記号導入以前の岡山支社の管内の運賃表や時刻表の停車駅案内に合わせたものである。
- ^ 理由は、米原駅より先の北陸本線におけるホーム有効長の関係で途中の駅での増結・切り離し作業を要するのと、さらに北陸本線#新快速・快速でも触れている通り、そちらに入ると、12両編成の列車の停車に対応している駅が1駅も存在しないため(長浜駅までであれば8両編成は停車できるが、さらにその先敦賀駅までにかけては4両編成までしか停車できない)。
- ^ 2006年に開催されたのじぎく兵庫国体の成年女子バスケットボール会場であり、当時上郡駅から会場へシャトルバスが運転された。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、64頁。ISBN 9784343006028。
- ^ a b 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、228頁。ISBN 9784343006028。
- ^ a b “上郡駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2014年11月8日閲覧。
- ^ 平成22年春ダイヤ改正について (PDF) [リンク切れ]西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年12月18日(「4.特急の停車駅を変更します」の項より)
- ^ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します
- ^ JR西日本ニュースリリース
- ^ 上郡駅及び智頭駅 クレジット等取扱い開始について (PDF)
- ^ JR西日本HPニュースリリース
- ^ a b c “上郡駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2014年11月8日閲覧。
- ^ 店舗一覧
- ^ “上郡駅│構内図:JRおでかけネット”. www.jr-odekake.net. 2020年5月14日閲覧。
- ^ “JR西日本全域路線図” (PDF). JRおでかけネット. 2016年4月21日閲覧。 (PDF)
- ^ 兵庫県統計書
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2019年9月2日閲覧
- ^ コミュニティバス「愛のり号」
- ^ 上郡町HP
- ^ 上郡町HPより