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2015年[[第53回世界卓球選手権個人戦]][[蘇州市|蘇州]]大会で、38年ぶりとなる混合ダブルス銀メダルを獲得する<ref>[http://www.jtta.or.jp/kyoka/daihyo.html ⽇本代表/国際卓球⼤会参加選⼿]</ref>。 |
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2015年、 [[馬龍]]、[[許昕]]、[[樊振東]]と世界4強選手のうち3人が出場し非常にハイレベルな大会となったジャパンオープンで、1回戦では大会時[[ITTF世界ランキング|世界ランキング]]19位の[[鄭栄植]]、2回戦では大会時世界ランキング11位の[[唐鵬]]、そして準々決勝では大会時世界ランキング5位の日本のエース水谷に勝ち進んできた大会時世界ランキング16位の[[朱世爀]]といった、世界ランキング10位代の強豪選手を3人連続で破り、準決勝では大会時世界ランキング1位の馬龍に勝利して勝ち上がった中国選手の[[尚坤]]に劇的な勝利を収め、決勝では[[許昕]]に敗れたものの、6人の中国選手と世界のトップ選手が出場する中で大会時世界ランキング30位の吉村が準優勝にまで割り込むという、異例の成績を残した。 |
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2015年ジャパンオープン後の世界ランキングは自己最高となる20位にまで上がり、世界ランキングで[[村松雄斗]]、松平を追い抜き水谷、[[丹羽孝希]]に次ぐ日本人で3番目となった。2015年9月の世界ランキングでは18位と国内選手では3番目を維持したことから、9月19日に[[2016年リオデジャネイロオリンピック]]の3人目の代表に決定した<ref>[http://www.daily.co.jp/newsflash/general/2015/09/19/0008411447.shtml 卓球男子団体代表候補に吉村真晴を選出] - デイリースポーツ、2016年3月11日閲覧</ref><ref>[https://www.ait.ac.jp/news/detail/0001753.html 男子卓球部 吉村真晴選手 2016リオ五輪出場内定!] - 愛知工業大学、2016年3月11日閲覧</ref>。 |
2015年ジャパンオープン後の世界ランキングは自己最高となる20位にまで上がり、世界ランキングで[[村松雄斗]]、松平を追い抜き水谷、[[丹羽孝希]]に次ぐ日本人で3番目となった。2015年9月の世界ランキングでは18位と国内選手では3番目を維持したことから、9月19日に[[2016年リオデジャネイロオリンピック]]の3人目の代表に決定した<ref>[http://www.daily.co.jp/newsflash/general/2015/09/19/0008411447.shtml 卓球男子団体代表候補に吉村真晴を選出] - デイリースポーツ、2016年3月11日閲覧</ref><ref>[https://www.ait.ac.jp/news/detail/0001753.html 男子卓球部 吉村真晴選手 2016リオ五輪出場内定!] - 愛知工業大学、2016年3月11日閲覧</ref>。 |
2020年8月11日 (火) 09:40時点における版
吉村 真晴 |
- 全日本選手権 シングルス 2011
- 全日本選手権 混合ダブルス 2014
獲得メダル |
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吉村 真晴(よしむら まはる、1993年8月3日 - )は、茨城県那珂郡東海村出身の日本の卓球選手。右シェーク両面裏ソフトドライブ型。ITTF世界ランキング最高位は15位。段級位は7段。琉球アスティーダ所属。
人物
父は日本人、母はフィリピン人であり、名前の真晴(マハル)はタガログ語で『愛する』を意味する言葉である[2]。弟の吉村和弘、吉村友斗も卓球選手であり、和弘は2014年の全日本卓球選手権大会のジュニアの部で優勝、2017年の同大会一般の部シングルスで準優勝などの成績を残している。
卓球には幼稚園児当時から興味を持ち始め、小学校入学と同時に始めた。吉村の父親が元卓球選手で地元東海村でジュニア世代専門の東海クラブを指導していたことから、吉村も父の指導により厳しく鍛えられた。
小学校は東海村立白方小学校、中学校は宮城県多賀城市の秀光中等学校へ進学、中学校3年時に山口県山口市の野田学園中学校へ転校、その後に野田学園高等学校に進学した。
高校3年生となった2011年になると、2月のジャパントップ12卓球大会に出場し張一博を準決勝で下して決勝に進出、決勝戦で水谷隼の前に敗れはしたが準優勝を果たすと、アジアジュニア卓球選手権男子シングルスで日本人選手として初優勝を飾り世界ジュニア卓球選手権では男子シングルス/男子ダブルス3位の好成績を挙げるなどの躍進ぶりが際立った。
2012年1月に開催された全日本卓球選手権大会では準々決勝で森本耕平、準決勝で松平健太を破り決勝進出を決めると、決勝では前年のジャパントップ12で敗れた水谷と対戦、試合はファイナルゲームの3-3まで縺れ込む互角の展開となった。しかしエッヂ、サーブミスで流れが水谷に傾き10-7でマッチポイントを握られて瀬戸際まで追い詰められたものの、そこでタイムアウトをとった吉村は後がない状況の中、今まで出したことのないミドルトスサービスからの速攻で再び流れを呼び込み5本連取し、ゲームカウント4-3で勝利を収め高校生として2人目の全日本王者に輝いた[3]。
2012年4月からは愛知工業大学へ進学した。
2012年、第51回世界卓球選手権団体戦ドルトムント大会、2013年第52回世界卓球選手権個人戦パリ大会の日本代表に選出された。
2015年、スペインオープンで初のプロツアー大会優勝を果たす。
2015年第53回世界卓球選手権個人戦蘇州大会で、38年ぶりとなる混合ダブルス銀メダルを獲得する[4]。
2015年、 馬龍、許昕、樊振東と世界4強選手のうち3人が出場し非常にハイレベルな大会となったジャパンオープンで、1回戦では大会時世界ランキング19位の鄭栄植、2回戦では大会時世界ランキング11位の唐鵬、そして準々決勝では大会時世界ランキング5位の日本のエース水谷に勝ち進んできた大会時世界ランキング16位の朱世爀といった、世界ランキング10位代の強豪選手を3人連続で破り、準決勝では大会時世界ランキング1位の馬龍に勝利して勝ち上がった中国選手の尚坤に劇的な勝利を収め、決勝では許昕に敗れたものの、6人の中国選手と世界のトップ選手が出場する中で大会時世界ランキング30位の吉村が準優勝にまで割り込むという、異例の成績を残した。
2015年ジャパンオープン後の世界ランキングは自己最高となる20位にまで上がり、世界ランキングで村松雄斗、松平を追い抜き水谷、丹羽孝希に次ぐ日本人で3番目となった。2015年9月の世界ランキングでは18位と国内選手では3番目を維持したことから、9月19日に2016年リオデジャネイロオリンピックの3人目の代表に決定した[5][6]。
2016年の世界卓球では団体戦のメンバーに選ばれ銀メダルを獲得した。3月のカタールオープンではオリンピックを見据えた丹羽とのダブルスで馬龍(世界ランク1位)/許昕(世界ランク3位)の中国ペアを破る金星を挙げ、8月のリオデジャネイロオリンピックでは日本男子初となる団体での銀メダル獲得に貢献した[7]。9月に結婚した事を発表した[8]。2017年4月に長女が誕生した。 2017年6月の第54回世界卓球選手権個人戦では丹羽孝希と組んだ男子ダブルスで銅メダル、石川佳純と組んだ混合ダブルスでは1969年ミュンヘン大会の長谷川信彦&今野安子組以来の世界選手権の優勝を果たした[9]。
2017/18シーズンはロシアリーグのUMMCでプレーしている。
2019年の第55回世界卓球選手権個人戦は当初出場予定が無かったが、張本智和が怪我をしたために急遽石川佳純との混合ダブルスに出場した。決勝で敗れるも銀メダルを獲得し、3大会連続の混合ダブルスでのメダルとなった[10][11]。
Tリーグの1stシーズンはT.T彩たまに所属し、2ndシーズンから琉球アスティーダに移籍した[12]。
戦績
- 全国高等学校総合体育大会卓球競技大会(2010年)
- 男子ダブルス 優勝(平野友樹ペア)
- ジャパントップ12卓球大会(2011年)
- 男子シングルス 準優勝
- 第51回大阪国際招待卓球選手権大会
- 男子シングルス 優勝/男子ダブルス 準優勝(有延大夢ペア)
- ITTFジュニアサーキット・スペインジュニア&カデットオープン
- ジュニア男子ダブルス 優勝(吉田雅己ペア)
- 世界ジュニア卓球選手権大会(2011年)
- 団体 準優勝/男子シングルス 3位/男子ダブルス 3位(丹羽孝希ペア)
- 全国高等学校総合体育大会卓球競技大会(2011年)
- 卓球・男子シングルス 3位/男子ダブルス 優勝(有延大夢ペア)
- アジアジュニア卓球選手権大会(2011年)
- 男子シングルス 優勝/男子ダブルス 準優勝(酒井明日翔ペア)
- 全日本卓球選手権大会(2012年)
- 男子シングルス 優勝
- 第25回卓球アジアカップ(2012年)
- 男子シングルス 準優勝
- スペインオープン(2015年)
- 男子シングルス 優勝
- 世界卓選手権個人戦 (2015年)
- 混合ダブルス 準優勝(石川佳純ペア)
- クロアチアオープン(2015年)
- 男子シングルス 優勝
- ジャパンオープン・荻村杯(2015年)
- 男子シングルス 準優勝
- リオデジャネイロオリンピック(2016年)
- 団体銀メダル
- 全日本卓球選手権大会(2017年)
- 混合ダブルス 準優勝(石川佳純ペア)
- ジャパントップ12卓球大会(2017年)
- 男子シングルス 準優勝
- 第23回アジア選手権(2017年)
- 男子団体 3位/男子ダブルス 3位(丹羽孝希ペア)
- 男子ダブルス 3位(丹羽孝希ペア)/混合ダブルス 優勝(石川佳純ペア)
- 中国オープン(2017年)
- 男子ダブルス 優勝(上田仁ペア)
- ブルガリアオープン(2017年)
- 男子ダブルス 優勝(上田仁ペア)
- 混合ダブルス 準優勝(石川佳純ペア)
- 第24回アジア選手権(2019年)
- 男子団体 3位/男子ダブルス 3位(戸上隼輔ペア)
成績
この節の加筆が望まれています。 |
※最高成績
シングルス
ダブルス
- ITTFワールドツアーグランドファイナル ベスト8(2016)※丹羽孝希とのペア
混合ダブルス
団体戦
ITTF世界ランキング
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014年 | 118 | 108 | 106 | 91 | 85 | 81 | 60 | |||||
2015年 | 57 | 59 | 61 | 43 | 43 | 30 | 20 | 20 | 18 | 18 | 18 | 21 |
2016年 | 21 | 24 | 19 | 21 | 15 | 19 | 22 | 21 | 23 | 24 | 24 | 27 |
2017年 | 28 | 27 | 28 | 30 | 30 | 32 | 37 | 31 | 25 | 30 | 25 | 27 |
2018年 | 23 | 21 | 20 | 22 | 25 | 30 |
Tリーグの成績
年 | 所属チーム | 背番号 | 種目 | 試合数 | 勝利 | 敗戦 | 種目 | 試合数 | 勝利 | 敗戦 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018-19 | T.T彩たま | #1 | シングル | 11試合 | 4勝 | 7敗 | ダブルス | 3試合 | 1勝 | 2敗 |
2019-20 | 琉球アスティーダ | #17 | シングル | ダブルス |
受賞
脚注
- ^ 吉村真晴LIMITED EDITIONバタフライ
- ^ 水谷止めた! 高校生吉村が初優勝/卓球 日刊スポーツ 2012年1月23日閲覧参照
- ^ 全日本卓球:吉村、2人目の高校生王者 水谷の6連覇阻む 毎日新聞 2012年1月22日閲覧
- ^ ⽇本代表/国際卓球⼤会参加選⼿
- ^ 卓球男子団体代表候補に吉村真晴を選出 - デイリースポーツ、2016年3月11日閲覧
- ^ 男子卓球部 吉村真晴選手 2016リオ五輪出場内定! - 愛知工業大学、2016年3月11日閲覧
- ^ 水谷の金星で歴史的勝利に迫るも、日本は銀メダル - 卓球王国WEB、2016年8月20日閲覧
- ^ リオ卓球団体銀・吉村真晴が一般人女性と結婚「卓球選手として、人間として更に成長」 - デイリースポーツ、2016年9月10日閲覧
- ^ “吉村真晴、石川佳純組が混合ダブルス優勝…日本勢48年ぶり金”. スポーツ報知. 報知新聞社. (2017年6月3日) 2017年6月4日閲覧。
- ^ 石川佳純&吉村真晴、3大会連続メダル確定…大会直前に緊急再結成もさすが金ペア - スポーツ報知、2019年4月26日閲覧
- ^ 石川&吉村真組 中国ペアに敗れ準V…60年ぶり日本勢同一ペア連覇ならずも「この結果は誇りに思いたい」 - スポニチ、2019年4月26日閲覧
- ^ 吉村真晴、琉球アスティーダ入団会見 「チームの勝利のために全力でプレー」 - Rallys、2019年8月15日閲覧
関連項目
- 小野立夢 - 吉村真晴同様に父が日本人で母がフィリピン人の選手、2017年の世界選手権にフィリピン代表で出場。