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「山崎製パン」の版間の差分

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* [[中原丈雄]]:ヤマザキゴールドシリーズ
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* [[山賢人]]:[[ランチパック]](2019年1月 - )
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=== 歴代CM出演タレント ===
=== 歴代CM出演タレント ===
* [[スージー・ポーマン]]
* [[スージー・ポーマン]]

2020年8月2日 (日) 22:25時点における版

山崎製パン株式会社
Yamazaki Baking Company, Limited
ファイル:Yamazaki Baking company logo.svg
本社(ヤマザキ岩本町ビル)
種類 株式会社 (日本)
市場情報
東証1部 2212
1966年11月上場
略称 山崎、ヤマザキ、ヤマザキパン、山パン ザキヤマパン
本社所在地 日本の旗 日本
101-8585
東京都千代田区岩本町三丁目10番1号
設立 1948年6月21日
業種 食料品
法人番号 4010001008806 ウィキデータを編集
事業内容 パン菓子・米飯類等の製造・販売など
代表者 代表取締役社長 飯島延浩
資本金 110億1,414万3千円
(平成29年12月31日現在)
売上高 連結:1兆531億6,400万円
単体:7,449億2,200万円
(2017年12月期)
営業利益 連結:300億8,700万円
単体:229億2,500万円
(2017年12月期)
経常利益 連結:321億4,300万円
単体:264億2,700万円
(2017年12月期)
純利益 連結:306億6,400万円
単体:178億1,100円
(2017年12月期)
純資産 連結:3,457億4,200万円
単体:2,977億300万円
(2017年12月31日現在)
総資産 連結:7,473億2,200万円
単体:5,607億3,600万円
(2017年12月31日現在)
従業員数 連結:19,109人
(2017年12月31日現在)
決算期 12月31日
主要株主 飯島興産株式会社6.85%
財団法人飯島記念食品科学振興財団5.67%
(2012年12月31日現在)
主要子会社 ヤマザキビスケット(株) 80%
(株)不二家 53%
(株)東ハト 95%
(株)ヴィ・ド・フランス 100%
関係する人物 飯島藤十郎(創業者、初代社長)
飯島一郎(第2代社長)
飯島延浩(第3代社長)
外部リンク 山崎製パン
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山崎製パン株式会社(やまざきせいパン)は、東京都千代田区岩本町に本社を置く日本最大の製パン企業。世界でもメキシコに本拠を置き北米南米に展開するグルポ・ビムボに次ぎ第2位の規模である。

概要

パンの国内シェアは約4割である。子会社にヤマザキビスケット、不二家、東ハトがある。『おいしさと品質で毎日を応援します。』を企業スローガンと定めている。

創業当時は食糧管理制度下で製パン業が厳しく統制され、創業者の飯島藤十郎はすでに別団体でパン製造に関わっていたため飯島名義では許可が下りず、義弟の「山崎」名義で許可を得た。商号が「山崎製パン」となったのはこの経緯による。

青森県に山崎製パンの十和田工場が所在してヤマザキブランドの商品も流通し、全国向けCMも放送されている。十和田工場は山崎製パンが地元製パン会社「栄作堂」を吸収合併以後、工場を十和田工場として稼動したものである。また青森県では工藤パン秋田県ではたけや製パンに一部商品の製造・販売を委託しており、両県ではそれぞれ地元企業商品として扱われる。工藤パンは青森県内の大手パン製造事業者で、県内販売される「ヤマザキ」商品の大半を製造する。青森県内では同社の愛称「くどぱん」が著名。たけや製パンは秋田県内の大手パン製造事業者で、県内販売される「ヤマザキ」商品の大半を製造する。工藤パン同様、秋田県内では同社の愛称「たけやパン」が著名である。四国では一部商品の製造を子会社「高知ヤマザキ」(高知県高知市)へ委託している。一方、沖縄県には工場が所在せず、輸送コストなどの理由によりスイスロールなど一部商品を除き販売していない[1]

海外にも進出しており、2020年現在、タイマレーシアシンガポール中国ベトナムインドネシアアメリカフランス香港台湾以上の国と地域で商品展開をしている[1]

太陽マーク

シンボルマークで社章でもある「太陽マーク」は、万物の太陽の源、明るい太陽のように食卓の光となる願いを込め、また自然への感謝と仕事への誇りの気持ちを込め、伸びゆく企業を象徴するということから、創業者の理念を具現化したものである。

沿革

個人経営のヤマザキ取扱店舗・1970年代に展開していた提携ショップの一例

飯島藤十郎千葉県船橋市本町のマツマル製パン(出浦正之助と出浦退蔵が創業。現在、三菱UFJ銀行船橋支店が所在する場所にあった)で修行し、1948年に千葉県市川市で前身となる「山崎製パン所」を開設した。当時は配給小麦の製パン加工委託をコッペパンから始め、後にロシアパンなど菓子パンも製造している。

1949年に一般消費者向けの和菓子洋菓子製造を開始。1955年ナイロン包装のスライス食パンを商品化した。

1963年9月、千葉製粉傘下の川口パンを買収し「山崎製パン千葉工場」(1973年11月に本体に吸収合併)に商号変更した[注 1][2][3]

1966年6月、山崎製パン大阪工場を設立して関西に進出[注 1][2][3]

1970年10月にアメリカ合衆国ナビスコ社(現・モンデリーズ・インターナショナル)、ニチメン(現・双日)と合弁で菓子製造販売会社「ヤマザキナビスコ」を設立する。

1971年4月、西日本近畿中国四国九州)の製造・販売各社を「株式会社関西ヤマザキ」に合併するが、1986年1月に本体に吸収合併されて解散、直営化した[4]

1977年に直営コンビニエンスストアサンエブリー」(後年「ヤマザキデイリーストア」と統合、現在は「デイリーヤマザキ」)を設立し、パン以外の多角的経営も行なう。

1983年、「ヴィ・ド・フランス」としてベーカリーカフェ事業開始。フランスの製粉会社グラン・ムーラン・ド・パリ社と技術導入提携を行ない、山崎製パンの事業部としてスタート。2001年には山崎製パンから分社化し、株式の100%を山崎製パンが保有する完全子会社となっている。

2006年7月19日に、当時経営再建中だった東ハトユニゾン・キャピタルバンダイナムコホールディングスなどが保有していた株式の大半を買い取る形で子会社化した[5][6]

2007年2月5日に、消費期限切れ原料を使用した商品出荷の発覚後に生産停止している不二家の救済策として、衛生管理などの業務支援を発表し[7]、後に不二家と資本提携して2007年4月に関連会社化、2008年11月に連結子会社化している。

2013年7月1日コンビニエンスストアを運営する当社連結子会社の株式会社デイリーヤマザキを吸収合併し、社内カンパニーのデイリーヤマザキ事業統括本部としてコンビニの経営に本格参入した(秋田地区青森地区については、引き続きエリアフランチャイザーのパン会社が担当する)。

2016年2月12日、ヤマザキナビスコがモンデリーズ・インターナショナルとのライセンス契約を終了するのに伴い、9月1日付で、新社名「ヤマザキビスケット株式会社」に移行すると発表。モンデリーズ社のライセンス製品である、リッツオレオプレミアムクラッカーチップスアホイ!の4商品のうち、日本終売となるチップスアホイ!を除く3商品についてはモンデリーズの直営日本法人「モンデリーズ・ジャパン株式会社」に製造・販売権を委譲する。チップスターなど、ヤマザキナビスコのオリジナル商品は今後「ヤマザキ」ブランド(最終的には「YBC」ブランドとなった)で継続して販売するとともに、上記4商品に代わる新製品の製造を計画している[8]。その後「リッツ」に代わるクラッカーの新ブランド名を「ルヴァン」、「オレオ」に代わるココアビスケットの新ブランド名を「ノアール」とすることを発表し、社名変更の日から順次、発売を開始した。

自社輸送と災害対応

自家用トラックを保有して独自の自社輸送網を築いており、配送トラック車両は自社持ちのため自家用登録白ナンバーで、車体裾に「製パン業」と表記されている。車体に描かれシンボルマークとして知られる「スージーちゃん」(本名はスージー・ポーマン)は、1966年当時東京在住の3歳女児[9]である。ヤマザキナビスコがナビスコと提携を止めてヤマザキビスケットになってからは、ヤマザキビスケット社製品の写真だけを荷台に描いたものも使用している。

1973年7月、当時の最新工場の武蔵野工場の全焼(同年12月に再稼働)をきっかけに危機管理に注力し、のちに農林水産省の意向もあり、災害時の対応に力を入れるようになった。

阪神・淡路大震災東日本大震災熊本地震の際には、全社を挙げ被災地域に支援食糧を供給した[10][11]。前述した自社による物流網の堅持には、危機管理に対応する目的があるとされる[12]

2014年2月の首都圏の大雪や2018年2月の北陸地方の大雪では、立ち往生して身動きできなくなった配送トラックに搭載され、販売店への納品が不可能と判断されたパンを、沿線の避難所や立ち往生した他の運転手に配布する対応がされた[13][14]

店舗展開

直営店

詳細は公式サイトを参照。

コンビニ展開・小売契約業態

ヤマザキショップ・ヤマザキスペシャルパートナーショップは、もともと山崎製パン直営のミニコンビニ形式だったが、2013年7月1日付で株式会社デイリーヤマザキが山崎製パン本社に合併・統合されたことに伴い、実質的にはデイリーヤマザキの小型サテライト店舗となっている。なおデイリーヤマザキの店舗がない沖縄県を除く道県にはヤマザキショップはあるが、沖縄県は唯一山崎製パン運営のコンビニ店舗が存在しない。

ヤマザキ春のパンまつり

1981年に開始されている販売促進活動の一環で、「白いお皿のキャンペーン」として例年2月 - 3月頃より開催される。季節感を考慮して北海道地区は一箇月遅く開始する。対象商品に点数シールが貼付され、25点分のシールを収集するとヤマザキ商品取扱店で景品交換される。なお、デイリーヤマザキではパンの他におにぎりや惣菜、弁当も対象商品となっている。

景品となるフランスアルク社製の白いガラス皿は、オパール加工[注 2]されたガラスを通常ガラス比3 - 5倍強度に強化した全面物理強化ガラスで、電子レンジ調理も可能だがオーブンや直火は使用できない。年によりオーバレートや小鉢など形状は異なり、それぞれに愛称が付与されている。割れにくいだけで割れないわけではない。

2007年以降のキャンペーン概要
開催年 点数シール添付期間
()内は北海道地区
プレゼント商品名
()内は形状
2007年 2月1日 - 4月30日(3月15日 - 5月31日) 白いスクエアプレート(長方形平皿)
2008年 3月1日 - 5月15日 白いおしゃれ小鉢(小鉢)
2009年 3月1日 - 5月10日 白いおしゃれ小鉢(小鉢)
2010年 2月1日 - 4月30日(3月1日 - 5月31日) 白いオーバルディッシュ(楕円形平皿)
2011年 2月1日 - 3月18日(3月1日 - 3月18日)
4月25日〜6月7日(4月25日 - 7月8日)
白いスマイルディッシュ(円形平皿)
2012年 2月1日 - 4月30日(3月1日 - 5月31日) 白いモーニングボウル(円形直径14センチメートル高さ5.3センチメートル)
2013年 2月1日 - 4月30日(3月1日 - 5月31日) 大きなモーニングボウル(円形直径18センチメートル高さ4.8センチメートル)
2014年 2月1日 - 4月30日 (3月1日 - 5月31日) 白いフレンチボウル(円形直径16.5センチメートル×高さ3.5センチメートル)
2015年 2月1日 - 4月30日 (3月1日 - 5月31日) 白いモーニングディッシュ(円形直径19センチメートル×高さ2.9センチメートル)

2011年は4月30日、北海道地区は5月31日に終了予定が、東日本大震災の影響により3月18日以降休止[15]後に、4月25日から6月7日、北海道地区は7月8日まで「『白いお皿プレゼント』キャンペーン」として再開され、同年の「春のパンまつり」点数シールと台紙は移行して用いている[16]。2012年は予測数量を超える需要により期限内の景品交換に不足が発生し、増産の上で7月以降に配布[17]している。

主な商品

食パン

  • 新食感宣言
  • ロイヤルブレッド(旧・サンロイヤル)
  • 芳醇
  • 超芳醇
  • ダブルソフト(2015年12月までは秋田県のみ後発の沖縄黒糖入り(期間限定商品)を除き未発売となっていた[注 3]
  • ダブルソフトゴールド(秋田県のみ未発売[注 4]
  • スィートバター風味ブレッド(北海道のみ)
  • やわらか食パン(北海道のみ)
  • ふんわぱり食パン(2015年12月までは秋田県のみ未発売となっていた[注 5])北海道発売なし。
  • モーニングスター(秋田県、北海道のみ未発売)
  • 国産小麦食パン(秋田県、北海道のみ未発売)
  • ユアクイーンリッチブレッド(秋田県、北海道のみ未発売)
  • 十二穀ブレッド(北海道取り扱いなし
  • レーズン好きのレーズンブレッド 北海道取り扱いなし
  • レーズン好きのレーズンブレッド
  • ゴールドソフト(厳選した上級小麦粉を使用し、バター、卵、生クリームなどを加えて焼き上げた贅沢なプレミアム系食パン。月2回限定製造商品)

調理・菓子パン

キャラクターパン

菓子類・その他

大手量販店向けPB製品(製造所固有記号は独自のものになる)やコンビニ向け製品も製造している。

なお毎年6月京都工場で製造されて近畿地区で販売する水無月がある。

一部コンビニ向け製品も製造している。

なお飲料は自社工場ではなく静岡の提携工場で製造されている。

パン類はセブン-イレブンの「セブンプレミアム」や、イオンの「ベストプライス食パン」など、一部プライベートブランド商品も受託生産している他、各種量販店向け商品として、表面は無記載で裏側にJANコード、商品種別、原材料消費期限製造所固有記号、社名、本社住所など法令記載事項のみ記された透明包材に封入された商品や、通函=工場内では通称「バンジュウ」と俗称される工場出荷時の社名入り樹脂製コンテナに並べた状態で数量割引して販売される商品もある。

関連会社

グループ会社(五十音順)

ほか

協力会社

[要出典]

  • 鈴木運送株式会社
  • 月寒運輸株式会社
  • サン物流旭川株式会社
  • 道東運輸株式会社
  • 日章運輸株式会社
  • 鴻池運輸株式会社  
  • ダイセーグループ各社
  • 丸進運輸株式会社

製造所固有記号

黒糖コッペパン 上がYSE=仙台工場製 下がYMK=松戸第一工場製

山崎製パンは国内に27箇所の直営工場のほか複数の関連会社を有し、各商品の製造工場は製造所固有記号として[18]消費期限と列記で商品包材に印刷されている。 なお、食品表示法の改正で、一部の商品には「山崎製パン株式会社 伊勢崎工場」のように、工場名と住所が直接記載されたものもある。2019年1月4日製造・出荷分より製造固有記号の表示が廃止され、パッケージ裏面に実際の製造所の表示が記載された。

自社工場

製造者 山崎製パン株式会社」と記載されているもの。

子会社・協力会社工場

販売者 山崎製パン株式会社」と記載されているもの。

他「S12Y」「S16Y」などと記載された製品がある。

なお量販店向けPB製品は、セブン&アイの「セブンプレミアム」など一部を除き、上記とは別の製造所固有記号を使用し、同社製造ということも伏せられている。

過去の報道

添加物問題

1992年国際連合食糧農業機関「FAO」と世界保健機関「WHO」の合同委員会であるコーデックス委員会「CODEX ALIMENTARIUS COMMISSION」が臭素酸カリウムイニシエーターおよびプロモーターとなる可能性を発表したことを受け、厚生省は山崎製パンの商品に臭素酸カリウム溶液を用いることを控えるよう要請し、同社はこれに従い使用を自粛していた。

2003年厚生労働省から定量分析限界の技術向上に伴う新たな公定法が通知され、正常な製パン工程を遵守するならば焼成後のパンに臭素酸カリウムの「残存は検出されない」[19]知見を得て、2004年に同小麦処理剤を用い製造する商品を発売[19]している。

FAO/WHO合同食品添加物専門家会議「FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives (JECFA)」は「臭素酸カリウムの小麦処理剤としての使用は適切でない」[20]との評価を、1992年と1995年の会議では変えていない。

山崎製パンは2014年2月より臭素酸カリウムの使用を中断した[21]。これは近年の臭素酸カリウム使用に関する批判を受けてではなく、技術が向上し、臭素酸カリウムを使用しなくても国産小麦をふっくらと焼き上げる事が可能となったためとしていた。その後、2020年3月1日出荷分より角型食パンの一部ブランドに限り臭素酸カリウムの使用を再開した[22]

箸フォーク問題

2017年5月11日、デイリーヤマザキへのフォークの仕入れ代などについて、本来は加盟店が支払うべきところを、弁当などの納入業者に負担させたのがのぞましくないとして、公正取引委員会から勧告を受けた[23]

誤解を招く商品名と原材料欄

2018年11月から2019年10月に山崎製パン札幌工場が製造、ファミリーマートが販売された食パン「バター香るもっちりとした食パン」の原材料欄にはバターもち米粉が表示されていたが、実際には使用していなかった。消費者庁は2020年3月30日、食パンの商品名が不適切で景品表示法に違反していたとして、山崎製パンとファミリーマートに再発防止策などを求める措置命令を行った[24]

広報活動

オフィシャルスポンサー

テレビ・ラジオ提供番組

放送時間はJST表記。

テレビ

テレビ(過去)

テレビ提供番組の移り変わり

  • 日本テレビ系:「お昼のワイドショー」の複数社筆頭スポンサーとしてヤクルト本社日本文化センター(放送当時日本文化センターの転送電話受付のない地域ではローカル企業に差し替えていた地域あり)と一緒に1曜日のスポンサーを務めていたが、1982年1月に「土曜トップスペシャル」の複数社スポンサーへ提供枠移動後は日本テレビ系土曜夜8時枠のスポンサーで現在に至る。その他には上記の通り、よみうりテレビ制作の「木曜ゴールデンドラマ」にも提供していた時期もある。しかし、系列地方局の中にはローカル番組で独自にCMを出稿している地域も多い。
  • テレビ朝日系:1980年代まではスポットCMや子会社であるヤマザキナビスコのCMを多く提供していたが、1990年代に入りいくつかの番組のレギュラースポンサー(例:『キンキンのとことん好奇心』や『せきらら白書』など)についてから提供番組が増え、その後2002年頃より「土曜ワイド劇場」の21時台複数社提供の1社に付いている。これ以外にも時々水曜21時枠の刑事ドラマまたは木曜ドラマに付くことがあるが、これは『土曜ワイド劇場』が特番編成などで休止の場合の週替わり枠が多かった。しかし、2017年1月4日の年頭会見[注 9]を受けて2017年3月25日・26日放送の「二夜連続ドラマスペシャル」を最後に15年続いてきた『土曜ワイド劇場』枠から撤退している。2017年4月からは基本的に同局水・木の21時台連続ドラマの番組提供に移動している[注 10][注 11]
  • TBS系:その昔平日朝ワイドの複数社として提供していたりなどから1980年代に『クイズ100人に聞きました』の複数社スポンサーに付いて以降提供番組を移り渡りながら一部番組の単発も含め現在に至る。なお、「ニューイヤー駅伝』の主催・筆頭スポンサーは1994年から毎年提供している。
  • テレビ東京系:『日高義樹のワシントンリポート』の番組スタート以来筆頭複数社として提供していたが、その後継番組にも筆頭複数社として提供していた。しかし、その番組の終了後は『おはスタ』の第2部に当たるパートの筆頭複数社の1社として現在に至る。
  • フジテレビ系:全国ネットの提供番組は未だにないものもフジテレビ・東海テレビ・関西テレビなどローカルで番組提供がある。ただし、2009年以降毎年開催されている『東京マラソン』のフジテレビ制作に当たる年は全国ネットでCM出稿している。

ラジオ

ラジオCMでは最後にサウンドロゴが流れるが、JFN系列の時報CMでも使われた時期がある。2013年9月現在、ニッポン放送で平日14時の時報CM[注 12]を放送している。文化放送でも2013年頃より日曜日の7時 - 9時、正午、13時で時報が流れている(ただし、「全日本大学駅伝」や「横浜国際女子マラソン」で本来の時報CMが流れない場合は後日時報なしのスポットCMで穴埋めされる)。 STVラジオでは、平日の午後3時と土曜日の正午に、同社札幌工場の社員による時報CMが放送される。

ラジオ(過去)

CM出演タレント

(2019年1月現在)

  • 松たか子食パン全体、ロイヤルブレッドの他、春のパンまつりやクリスマスケーキのCMにも長年出演している。
  • 酒井美紀:ダブルソフト
  • 山寺宏一:薄皮ミニパンシリーズ:テレビCM(声のみの出演)、2018年の春のパンまつり対象商品テレビCM最後の皿告知映像部分と2018年の春のパンまつり専用テレビCMの抽選でもう1種類当たるお知らせ部分(声のみ出演)、薄皮つぶあんぱん:ラジオCM
  • 中原丈雄:ヤマザキゴールドシリーズ
  • 芦田愛菜中華まん(2017年10月 - )
  • 山﨑賢人ランチパック(2019年1月 - )

歴代CM出演タレント

コラボレーション

脚注

注釈

  1. ^ a b この時の企業買収や設立を当時の経営者である飯島藤十郎が取締役会の承認を得る事無く行い、更に山崎製パンとの資本関係も殆ど無い別会社(競合会社)の扱いとするなどして、山崎製パンに損害を与えたとして、後年飯島に対し、山崎製パンの経営陣から商法競業避止義務違反などの疑いで訴えられるというお家騒動(山崎製パン事件)が発生した。
  2. ^ オパールガラスのこと。ガラスの不透明化加工の一つ。繊維加工法のオパール加工やガラス強化法とは異なる。
  3. ^ その理由は同社の「ダブルソフト」をたけや製パンの技術提携で製造した「グルメソフト」が販売されていたが、2016年1月より秋田県内でも正式にダブルソフトの製造・販売が開始され、以後は「グルメソフト」と併売される。
  4. ^ その理由は同社の「ダブルソフトゴールド」をたけや製パンの技術提携で製造した「プレミアムグルメソフト」が販売されているため。
  5. ^ その理由は同社の「ふんわり食パン」をたけや製パンの技術提携で製造した「もちっとやわらか(食パン)」が販売されていたが、2016年1月より秋田県内でも正式にふんわり食パンの製造・販売が開始され、以後は「もちっとやわらか」と併売される。
  6. ^ 提供開始初回はテレビ朝日系が「ミステリースペシャルおかしな刑事」、2回目は木曜ミステリー警視庁捜査一課長2・初回2時間SP」にそれぞれ提供していた。
  7. ^ 提供開始初回は「警視庁捜査一課長2・初回2時間SP」の遅れネットにて提供。
  8. ^ 緊急取調室初回拡大」により提供開始。
  9. ^ 2017年4月22日・4月23日より土日夜20:54-「サタデーステーション」「サンデーステーション」を開始するとの発表
  10. ^ 同枠が水曜の場合『あいつ今何してる?』や『くりぃむクイズミラクル9』の各SP時、木曜の場合『木曜ミステリー』の拡大版や『ミステリースペシャル』放送時でもそれぞれ番組提供となっている。
  11. ^ ただし、福井放送やテレビ宮崎の系列局外へのネット時は穴埋め番組対応が出来ない場合臨時未ネットの日もあり。
  12. ^ 首都圏にある製造工場従業員や社員が、お薦め商品やキャンペーン等の告知と「ヤマザキパンが2時をお知らせします」とのアナウンスした後時報が流れる。
  13. ^ 以前は『高嶋ひでたけの特ダネラジオ 夕焼けホットライン』→『上柳昌彦 ごごばん!』→『ザ・ボイス そこまで言うか!』→『草野満代 夕暮れWONDER4』内。
  14. ^ 2012年9月までは『上柳昌彦・山瀬まみ ごごばん!フライデースペシャル』、2012年10月 - 2015年3月までは『テリー伊藤のフライデースクープ そこまで言うか!』、2015年4月 - 2018年9月までは『金曜ブラボー。』、2018年10月 - 2020年7月初旬までは『大橋未歩 金曜ブラボー』内。
  15. ^ 2018年10月以降は金曜日のみ「街角ステーションPlus 噂を求めてどこまでも」として放送。
  16. ^ 以前は月曜日 - 金曜日の14:50頃の放送だった。

出典

  1. ^ a b ヤマザキ「春のパンまつり」、40年続く“春に白いお皿”スタイルが愛される理由”. 週刊女性PRIME(2020年3月8日作成). p. 4. 2020年3月12日閲覧。
  2. ^ a b 損害賠償請求事件 東京地裁昭51(ワ)4464号・同53(ワ)11599号 昭56・3・26民8部判決
  3. ^ a b 黄清渓・商法研究会 (1988年7月). 慶應義塾大学法学研究会: “〔商法二八四〕. 別会社の買収・新設による代表取締役の委任義務違反 : 山崎製パン事件第一審判決 (東京地裁昭和五六年三月二六日判決)”. 慶應義塾大学. 2019年5月19日閲覧。
  4. ^ 会社沿革”. 山崎製パン株式会社(2018年5月作成). 2019年5月17日閲覧。
  5. ^ 株主異動のお知らせ”. 株式会社東ハト(2006年7月3日作成). 2019年11月10日閲覧。
  6. ^ 食べるM&A パン業界の巨人、山崎製パンが見せた製菓業界への“進撃””. M&A Online(2017年6月16日作成). 2019年11月10日閲覧。
  7. ^ 山崎製パン株式会社からの食品安全衛生管理体制の整備の支援等について” (PDF). 不二家 会社・IR情報 株主・投資家の皆様へ IR関連ニュース 2007年. 株式会社不二家 (2007年2月5日). 2013年7月20日閲覧。
    株式会社不二家に対する食品安全衛生管理体制の整備の支援等について”. 山崎製パン 会社情報 ニュースリリース 2007. 山崎製パン株式会社 (2007年2月5日). 2012年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月20日閲覧。
  8. ^ ライセンス契約終了に伴う商号変更等のお知らせ(2016年2月12日 同日閲覧)
  9. ^ ヤマザキのトラックに描かれている女の子は実在の人物ですか?”. 山崎製パン 商品に関するお問合せ Q&A(よくあるご質問と答え). 山崎製パン株式会社 (2003年). 2013年7月20日閲覧。
  10. ^ 鈴木広行 (2016年4月26日). “山崎製パンはなぜ、災害時の緊急食料支援に強いのか (自社工場も被災 それでもそつなく緊急食料支援)”. ダイヤモンド・オンライン. 2018年5月1日閲覧。
  11. ^ 鈴木広行 (2016年4月26日). “山崎製パンはなぜ、災害時の緊急食料支援に強いのか (山崎パンが素早く復旧できた理由 準備が「想定通り」に生きた)”. ダイヤモンド・オンライン. 2018年5月1日閲覧。
  12. ^ 鈴木広行 (2016年4月26日). “山崎製パンはなぜ、災害時の緊急食料支援に強いのか (「火事場の馬鹿力」を発揮 非常時の組織力、結束力は極めて強い 仙台工場の復旧に向けての対応も早かった。)”. ダイヤモンド・オンライン. 2018年5月1日閲覧。
  13. ^ 鈴木広行 (2016年4月26日). “山崎製パンはなぜ、災害時の緊急食料支援に強いのか (大雪で絶賛された「神対応」 株主総会でも話題に)”. ダイヤモンド・オンライン. 2018年5月1日閲覧。
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  21. ^ 山崎製パン「添加物バッシング」の真相 カビにくいのはなぜ? 臭素酸カリウムは?
  22. ^ 小麦粉改良剤「臭素酸カリウム」による角型食パンの品質改良について
  23. ^ 山崎製パンが“下請けいじめ” 公取委が勧告 NHKニュース 2017年5月11日
  24. ^ ファミマ、山崎製パンに措置命令 「バター香る」、実は使用せず―消費者庁”. 時事通信 (2020年3月30日). 2020年3月30日閲覧。

関連項目

外部リンク