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「トライアルカンパニー」の版間の差分

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** [[12月13日]] - [[人工知能|AI]]に加え、日本初の無人店舗化を実現した「トライアル Quick 大野城店」がオープン<ref>[https://www.trial-net.co.jp/contents_file/contents_files/loader/0/Topic/81/file/562bab1e3fcda1387c92e2635c3d87c8ed21bcc7/default/NewsRelease_20181211.pdf NEWS RELEASE 株式会社トライアルカンパニー 2018年12月11日]</ref>。
** [[12月13日]] - [[人工知能|AI]]に加え、日本初の無人店舗化を実現した「トライアル Quick 大野城店」がオープン<ref>[https://www.trial-net.co.jp/contents_file/contents_files/loader/0/Topic/81/file/562bab1e3fcda1387c92e2635c3d87c8ed21bcc7/default/NewsRelease_20181211.pdf NEWS RELEASE 株式会社トライアルカンパニー 2018年12月11日]</ref>。
* [[2019年]]
* [[2019年]]
** [[1月24日]] - 実店舗に導入するAIカメラの量産を開始した。製造は[[中華人民共和国|中国]][[深セン市]]にある工場である<ref>[https://trend.nikkeibp.co.jp/atcl/contents/watch/00013/00217/ 【特報】九州のスーパーがAIカメラメーカーに トライアルが量産 Nikkei Business]</ref>。
** [[1月24日]] - 実店舗に導入するAIカメラの量産を開始した。製造は[[中華人民共和国|中国]][[深市]]にある工場である<ref>[https://trend.nikkeibp.co.jp/atcl/contents/watch/00013/00217/ 【特報】九州のスーパーがAIカメラメーカーに トライアルが量産 Nikkei Business]</ref>。


== 不祥事・事件 ==
== 不祥事・事件 ==

2020年6月20日 (土) 09:23時点における版

株式会社トライアルカンパニー
Trial Company, Inc.
種類 株式会社
略称 TRIAL、トライアル
本社所在地 日本の旗 日本
813-0034
福岡県福岡市東区多の津1-12-2
トライアルビル
設立 1981年7月(株式会社あさひ屋)
(創業:1974年4月)
業種 小売業
法人番号 1290001009110 ウィキデータを編集
事業内容 郊外型総合販売店の経営、食品・生鮮食品・家庭用品・衣料品・家電製品の販売、コンピュータソフト・流通システム開発
代表者 永田久男(代表取締役会長)
楢木野仁司(代表取締役社長)
資本金 21億2335万300円
売上高 3,452億円(2018年3月期)
営業利益 49億9800万円(2018年3月期)
純利益 48億8700万円(2018年3月期)
純資産 263億円(2018年3月期)
総資産 1,423億円(2018年3月期)
決算期 3月20日
主要株主 株式会社トライアルホールディングス 100%
主要子会社 関連企業の項目を参照
外部リンク www.trial-net.co.jp
テンプレートを表示
メガセンタートライアル南アルプス店(2016年6月)
スーパーセンタートライアル手稲店(2011年6月)
トライアルマート和白店(2010年11月)
トライアル咸安店(咸安バスターミナル内)(2015年5月)

株式会社トライアルカンパニー(英称:Trial Company, Inc.)は、小売業IT物流商品開発製造などを手がける[1]福岡県福岡市東区に本社を置くIT企業である[2]

ディスカウント業態を中心に事業展開しているが、創業期はソフトウェア構築およびパソコン販売が主力事業であり、主に流通業向けのITシステムを開発していた。現在もソフトウェア開発専門の子会社を所有しており、国内全店舗の営業支援・業績分析を担当している。[3]

日本国内の店舗数は2018年5月時点で205店舗。日本国外では2005年韓国慶尚南道に出店したハマン店を皮切りに韓国で6店舗を展開している。

また小売り以外の事業として、2011年8月、大分県玖珠郡九重町に「長者原温泉トライアル温泉郷」を設立。リゾート施設「久織亭」と、素泊まり専門旅館「虎の湯」の両施設を運営している。

店舗の特徴

スーパーセンター」型店舗を主力に展開。一店舗あたりの規模は概ね3,000平方メートル以上。従来は経費削減のため居抜き物件を積極活用する場合が多かったが、2013年以降は4,000平方メートル前後の新設店舗を集中的に出店するなど店舗の標準化と多店舗化を進めている[4]

また2018年からは、「流通情報革命」をスローガンとし、福岡を中心にスマートスーパーを展開している。AI(人工知能)を搭載した数百台のカメラを用いて、人や商品の動きをリアルタイム追跡するシステムや、レジ業務および支払い動作を省略するタブレット端末搭載のスマートレジカート導入[5]、スマホアプリに決済システムを統合させるなど[6]、ITとスーパーマーケットを融合させる事による店舗の無人化を積極的に進めている[7]

2018年8月時点でほとんどの店舗で24時間営業が行われている。

企業の特徴

ITの取り入れに力を入れており、従業員に業務アプリを入れた専用モバイル端末を配布する、顧客に発行しているポイントカードから購買データを収集するといったことも行っている[8]

アイランドシティ店では、700台のカメラを設置し、顧客の動きや商品棚の解析を行うと共に、セルフレジ機能とタブレット端末を搭載した「スマートレジカート」を100台以上導入して、売り上げ向上と販売作業、精算作業の効率化を図っている[8][9]。カメラの画像は、カメラ側で輪郭線抽出処理を行うことで、顧客のプライバシー保護に配慮した運用となっている[9]

トライアルカンパニー本社構内には、社員向けの実験店舗「トライアル ラボ店」があり、新技術による実証実験を行っている[9]

店舗業態

公式サイト上はディスカウントストアトライアル以下の業態は「小型店」として集約されている[10]。看板は通常青色・紺色系統だが、業態によって異なる。

現行のロゴは「TRIΛL」表記だが、開業時期が比較的古い店舗は旧ロゴ(「TRiAL」の「i」の点が五ツ星マーク)が掲げられている。

  • スーパーセンタートライアル
    • トライアルの主力となるスーパーセンター業態。主に売り場面積1,200坪(約4,000m2)の店舗を中心に、1,000-2,000坪(3,300-6,600m2)前後の広さで展開。
    • 熊本県内の店舗は「スーパーセンタータイヨー」名義で太陽企業グループによるフランチャイズ出店だったが、2008年11月に開店した八代店(熊本県八代市)以降は「トライアル」名義の直営店舗も出店。「タイヨー」名義の店舗のロゴは旧ロゴに準じたデザインとなっている。
    • 2016年4月21日付で25店舗を、同年9月21日付で28店舗を子会社の株式会社トライアルスーパーセンターへ順次運営移管。また、福岡県の2店舗(筑後店・上三緒店)は子会社の株式会社トライアルメガセンターへ運営移管した。
  • メガセンタートライアル
    • 2006年より開始した主に売り場面積2,000坪(6,600m2)以上の広さで展開している大型業態で、特にインテリアや生活雑貨の取り扱いが拡充されている。2018年5月時点で北海道・茨城県・埼玉県・千葉県・滋賀県・福岡県・大分県・熊本県・宮崎県に展開する。
    • 2016年4月21日付で宮崎県の日向店を、同年9月21日付で埼玉県の神保原店と福岡県の新宮店を子会社の株式会社トライアルメガセンターへ順次運営移管した。
  • トライウェル
    • 食料品を取り扱うディスカウントドラッグストア業態。2018年5月時点で茨城県・栃木県・千葉県・福岡県に展開しており、子会社の株式会社トライウェルが運営している。
  • ディスカウントストアトライアル
    • トライアルで最初に運営が開始されたディスカウントストア業態。衣食住を揃えた店舗から300坪(990m2)に満たない小型店舗も存在する。また、看板は赤系統が主体となっている(通常の紺色の店舗もあり)。2018年5月時点で北海道・福島県・茨城県・群馬県・山梨県・奈良県・福岡県・熊本県・大分県に展開する。
    • 2016年4月21日付で大分県の豊後高田店を、同年9月21日付で奈良県の田原本店を子会社の株式会社トライアルスーパーセンターへ順次運営移管した。
  • バラエティストアトライアル
    • 「ディスカウントストアトライアル」とほぼ同業態で、株式会社ナカヤから継承された店舗。店舗看板は通常のロゴと全く異なるデザインで、赤系統を主体にカタカナ表記で「(ディスカウントストア)トライアル」と表記される。2018年5月時点で福島県にのみ3店舗(方木田店・大槻店・郡山富田店)を展開。
  • トライアルマート
    • 食料品を中心とした取り扱いを行っている業態。2018年5月時点で福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・山梨県に各1店舗ずつ展開している。
  • ネバフッドマーケットトライアル
  • スーパーマーケットトライアル
    • 「トライアルマート」同様の食品スーパー業態で、以前は「食鮮館」という名称だった。看板は「ネバフットマーケットトライアル」同様、緑色となっている。2018年8月時点で田村店(福岡県福岡市早良区)のみの展開である。
  • ドラッグ&フレッシュトライアル
    • 「トライウェル」同様に食料品や医薬品を取り扱う業態で、看板は緑系統。2018年5月時点で山口県・福岡県・佐賀県にて展開する。
    • 2016年4月21日付で佐賀県内の2店舗(伊万里店・上峰店)を、同年9月21日付で福岡県の粕屋店を子会社の株式会社トライアルスーパーセンターへ順次運営移管した。
  • トライアルQuick
    • 「家事の時間”Save"できる店」をコンセプトに運営する小型店舗。
    • 2018年12月13日、1号店となる大野城店がオープン。プライスカードの完全電子化、200台のAIカメラなど最新鋭の技術を投入し、日本初夜間(22時 - 5時)無人店舗として営業[11](バックヤードには若干名のスタッフが勤務し、未成年の飲酒・喫煙防止のための年齢確認等に対応)。

モバイルアプリケーション

トライアルお買い物アプリ
開発元 トライアルカンパニー
初版 1.0 / 2018年11月2日 (6年前) (2018-11-02)
最新版
1.6.0 / 2019年7月17日 (5年前) (2019-07-17)
対応OS iOSAndroid
対応言語 日本語
サポート状況 開発中
種別 決済システム
公式サイト iOS版
Android版
テンプレートを表示

トライアルカンパニー公式の「トライアルお買い物アプリ」には、会員カード、クーポン発行、商品の読み取り・決済といったレジ機能などが統合されている。レジ機能に関しては、一部の店舗で導入されているタブレット端末付きのスマートレジカートと同等の機能を有している。これはスマートフォンのカメラを用いて商品のバーコードを読み取り、小計を出す事ができる。会計する際は、画面に表示された2次元バーコードを、スマートレジカート専用ゲートの読み取り機にかざすだけで、一瞬で会計、決済が完了し、電子レシートが発行されるシステムとなっている。その一方、店舗の登録などができない、機能の利用に会員登録を求められるなどの理由で酷評の声も多数寄せられている。

運営店舗

現在運営している店舗

2018年5月現在、九州地方に82店、中国地方に18店、近畿地方京都府和歌山県を除く)に19店、中部地方岐阜県愛知県)に3店、甲信越地方山梨県のみ)に4店、関東地方東京都を除く)に46店(内8店は子会社のトライウェルが運営する店舗)、東北地方秋田県山形県を除く)に12店、北海道に21店、日本国外(韓国)に6店(慶尚南道4店、慶尚北道1店、全羅南道1店)の合計211店舗を営業している。


吸収合併による屋号変更した店舗

北海道恵庭市にあったトライアル恵庭店(2008年9月18日 - 2015年7月5日閉店[12])。左側はシネマコンプレックス恵庭・東宝シネマ8(2000年7月8日 - 2015年5月31日閉館)。

北海道の店舗で、恵庭、苫小牧、手稲、上磯、厚別、藤野、篠路、伏古の各店は、旧子会社のカウボーイと業務提携した際に屋号を変更した店舗である[13]

  • このうち、篠路店はカウボーイ時代に長崎屋ラパーク篠路店を居抜きした店舗である。
  • カウボーイの1号店かつ本店格だった伏古店の2階にはトライアルの北海道オフィスが置かれている。
  • 厚別店は当初1号館、2号館と併設して大きく2つの建物となっていた。その後、24時間営業への変更に伴い今までの駐車場を宅地として売却し、2号館を解体し駐車場に変更した。
  • 2015年に恵庭店、藤野店は閉店、篠路店も移転のために2018年に閉店している(後述)。

特筆すべき店舗

トライアルマート西那須野店
トライアルマート西那須野店(那須塩原市西大和)
JR西那須野駅近くのショッピングセンター「そすいスクエアアクアス」内。とりせん西那須野店跡地の敷地だが、一度店舗を取り壊した後に[14]新築している。居抜き以外で他会社が新築したショッピングセンターの核店舗となるのは初。2009年9月17日開店。
スーパーセンタートライアルアイランドシティ店(福岡県福岡市福岡東区)
トライアルとパナソニックがそれぞれ開発したスマートカメラを計700台を設置、トライアルとRemmoが共同開発したタブレット決済機能付きレジカートなど、ITテクノロジーを取り入れた「次世代型」を意識した店舗。2018年2月14日開店[15][8]

過去に存在した店舗

スーパーセンタートライアル大田原店(2014年5月閉店、2017年12月にオープンした店舗とは別の店舗)
  • トライアル塩川店(福島県喜多方市)- ロックタウン塩川内(現在のイオンタウン塩川)にあった。
  • トライアル棚倉店(福島県棚倉町)- ナカヤ棚倉店跡にあった。現在はアミューズパーク棚倉。
  • トライアルマート 薬師台店(東京都町田市)- 2007年2月28日閉店。現在は相鉄ローゼン
  • トライアルマート 朝倉店(福岡県朝倉市)- 甘木店開店に伴って2008年3月9日閉店。旧タイホー朝倉店。
  • トライアルディスカウントコンビニ 宇美光正寺店(糟屋郡宇美町ポプラ跡)- 閉店日不明
  • スーパーセンタートライアル 八女店(旧店舗、福岡県八女市)- 1.5km先へ新築移転に伴い、2009年7月5日閉店。八女寿屋百貨店跡にあった。建物は解体され、現存しない。
  • スーパーセンタートライアル 名取店(旧店舗、宮城県名取市)- 東北1号店(福島県を除く)。2011年3月の東日本大震災により損壊を受け閉店。2代目店舗は2016年10月19日にベイシア電器仙台南店跡地へ居抜き出店。
  • スーパーセンタートライアル 結城店(茨城県結城市) - 2012年3月11日閉店。
  • トライアルマート 本庄店(埼玉県本庄市)- 2012年3月20日閉店。本庄BLALA内にあった。
  • メガセンタートライアル 鹿島店(佐賀県唐津市) - メガセンター業態1号店として、ウイングシティ跡地に開店。2014年1月19日閉店。市内には2017年7月26日にスーパーセンタートライアル鹿島店が開店。
  • ディスカウントストアトライアル 基山店(佐賀県三養基郡基山町)- ダイエー基山店→西鉄ストア基山店→マイキッチン基山店→食品バラエティストアチマキング基山店を経て開店したが、2014年2月閉店。
  • スーパーセンタートライアル 大田原店(栃木県大田原市)- 大田原サティ跡・建物は東野交通所有。2014年5月11日に閉店。その後中田原工業団地内に2代目店舗を新設し、2017年12月13日に再出店した。
  • スーパーセンタートライアル 富丘店(北海道札幌市手稲区) - 旧コープさっぽろ富丘店→旭友ストアー札幌富丘店。星置店開業に伴い2014年8月24日閉店。
  • スーパーセンタートライアル 藤野店(北海道札幌市南区)- 旧カウボーイ店舗。2015年6月28日閉店。後継テナントとして近隣の東光ストア藤野店が2015年11月27日に移転。
  • スーパーセンタートライアル 千葉みなと店(千葉県千葉市中央区) - 旧ビバホーム→ヤマダ電機。2015年6月28日に閉店し店舗は解体された。跡地はマンションとファミリーマート千葉みなと店。
  • スーパーセンタートライアル 恵庭店(北海道恵庭市)- 旧カウボーイ店舗で、トライアル北海道1号店。2015年7月5日閉店。同市内には2017年12月6日にスーパーセンタートライアル恵庭島松店として再出店。
  • スーパーセンタートライアル 久世橋店(京都府京都市南区) - 関西第1号店で、京都府唯一の店舗だった。2016年1月3日閉店。店舗は解体され、現存しない。
  • メガセンタートライアル 出雲店(島根県出雲市) - 旧出雲サティジャスコ出雲パラオ店跡。2016年2月14日閉店。2017年2月1日にスーパーセンタートライアル出雲白枝店として移転オープン。旧店舗は解体された。
  • スーパーセンタートライアル 児島店(岡山県倉敷市) - 2016年10月23日閉店。
  • トライアルマート 八王子店(東京都八王子市) - 2017年2月5日閉店。茶色系統の看板が特徴だった。当店閉店により東京都から店舗は無くなった。
  • スーパーセンタートライアル 下妻店(茨城県下妻市) - 2017年8月20日閉店。
  • スーパーセンタートライアル 唐津店(佐賀県唐津市) - 2017年9月10日閉店。建物の老朽化のための閉店で、同地で建て替えを行い、2019年2月13日に再出店[16]
  • スーパーセンタートライアル 名取美田園店(宮城県名取市) - 旧「だてもん市場」跡。閉店した初代名取店の後継店舗。2017年8月27日閉店。
  • スーパーセンタートライアル 武雄店(福岡県武雄市) -オサダ武雄本店跡[17]、2018年1月7日閉店、2018年1月31日にスーパーセンタートライアル武雄富岡店として移転。
  • スーパーセンタートライアル 柳川店(福岡県柳川市) - スーパーセンター業態の1号店で、閉店時点で最古参店舗であった。2018年2月11日閉店。同年3月7日にスーパーセンタートライアル 柳川西蒲池店として移転。
  • メガセンタートライアル 神保原店(埼玉県児玉郡上里町)- 旧ジャスコ神保原駅前店跡・2018年4月28日閉店。同年6月27日にメガセンタートライアル上里店として移転オープン。
  • スーパーセンタートライアル 篠路店(北海道札幌市北区) - 旧カウボーイ店舗で、上記の通りカウボーイ時代に長崎屋ラパーク篠路店跡を居抜き出店した店舗。2018年8月26日に閉店し、同年12月5日にスーパーセンタートライアル屯田店として移転オープン。旧店舗跡にはMEGAドン・キホーテが2019年3月22日に開業。
  • トライアル盛岡青山店(岩手県盛岡市) - かつてトイザらス盛岡店が存在し撤退後の盛岡市青山のテナントビル1Fに入居する形で出店していたが、2019年12月8日に閉店。同年より新築工事を行っていた滝沢市牧野林地区へ翌年2020年1月29日スーパーセンタートライアル滝沢店として新築移転オープン。

沿革

  • 1974年4月 - 福岡市博多区住吉にて「あさひ屋」創業。
  • 1981年7月 - 「株式会社あさひ屋」設立。
  • 1984年
    • 社名を「株式会社トライアルカンパニー」に変更。
    • 家電量販店「エレビット」開店(1991年撤退)。
  • 1992年
    • 10月 - ディスカウントストア「トライアル」1号店(南ヶ丘店)開店。
  • 1993年
    • 4月 - 本社を福岡市中央区高砂に移転。
  • 1996年
    • 10月 - スーパーセンター進出(柳川店を増床)。
  • 1998年
    • 11月 - 株式会社ナカヤと業務提携し、福岡県外に初進出(福島・方木田店)。
  • 2002年
    • 関東初進出(埼玉・江南店)。
  • 寿屋民事再生法申請に伴い、跡地に大量出店。
  • 2003年
    • 8月 - 本社を現住所に移転。
    • 11月 - 甲信越地区に初出店(南アルプス店)。
  • 2004年
    • 7月 - 中国地区に初出店(宇部店)。
    •  9月 - トライアルマートを初出店(福重店、和白店)。
    • 2004年 - オサダの事実上の倒産により、跡地に大量出店。
  • 2005年
  • 2006年
    • 5月23日 - 新形態「メガセンタートライアル」を初出店(鹿島店)。
    • 8月2日 - 関西初進出(久世橋店)。
  • 2008年
  • 2009年
    • 2月3日 - SAPジャパン株式会社との間で、包括的・戦略的協業体制の構築・推進に関する合意。
    • 6月5日 - 株式会社カウボーイの第三者割当増資を引受け、出資比率を69.19%とし、連結子会社化。
  • 2010年
  • 2011年8月3日 - 大分県九重町の阿蘇くじゅう国立公園に温泉リゾート施設「トライアル長者原温泉郷」内に「虎之湯」、「久織亭」の2つの温泉宿泊施設を開業。
  • 2013年3月4日 - ドラッグストア「トライウェル」事業を、経営迅速化を目的に株式会社トライウェルに吸収分割。
  • 2014年12月10日 - 広島県1号店としてスーパーセンタートライアル大竹店(大竹市)を開店。この出店により中国地方全てに店舗を展開。
  • 2015年
    • 3月21日 - 「スーパーセンタートライアル」や「メガセンタートライアル」の店舗内で展開するベーカリー事業(インストアベーカリー)を完全子会社の株式会社トライアルベーカリーへ吸収分割により承継[18]
    • 4月10日 - 店舗開発や工事営繕業務を関連会社の株式会社トライアル開発へ委託[19]
    • 9月18日 - 単独株式移転により純粋持株会社となる株式会社トライアルホールディングスが設立され、当社は同社の完全子会社となる[20]
    • 9月21日 - 当社の事業のうち、一部店舗の生鮮事業を完全子会社の株式会社トライアルフレッシュシステム(現・株式会社メガ生鮮)へ、本部事務(総務・経理・新店購買・品質管理・リスク管理・コールセンター)を完全子会社の株式会社トライアル・シェアードサービスへ、情報システム事業を完全子会社の株式会社ティー・アール・イーへそれぞれ吸収分割により承継[20]
    • 12月 - 鹿児島県鹿児島市に鹿児島県1号店となる東開店をオープンし、九州全域での出店を達成する。
  • 2016年
    • 4月21日 - 小売店舗の運営事業のうち、中小型のスーパーセンター・ドラッグ&フレッシュ・ディスカウントストア計28店舗を完全子会社の株式会社トライアルスーパーセンターへ、大型のスーパーセンターとメガセンター計3店舗を完全子会社の株式会社トライアルメガセンターへそれぞれ吸収分割により承継[21]
    • 6月 - 当社子会社だった株式会社ティー・エル・エス、株式会社トライアル開発、株式会社トライアルシェアードサービスの3社が株式会社トライアルホールディングスの子会社となる。
    • 9月21日 - 小売店舗の運営事業のうち、中小型のスーパーセンター・ドラッグ&フレッシュ・ディスカウントストア計30店舗を完全子会社の株式会社トライアルスーパーセンターへ、メガセンター2店舗を完全子会社の株式会社トライアルメガセンターへそれぞれ吸収分割により承継[22]。これにより、株式会社トライアルスーパーセンター運営店舗が58店舗に、株式会社トライアルメガセンター運営店舗が5店舗となる。
    • 10月 - 当社子会社だった株式会社明治屋が株式会社トライアルホールディングスの子会社となる。
  • 2017年6月 - 当社子会社だった株式会社ティー・アール・イーが株式会社トライアルホールディングスの子会社となる。
  • 2018年
    • 2月14日 - AIを導入したスーパーセンタートライアルアイランドシティ店がオープン。
    • 2月21日 - 子会社の株式会社CRAST(旧・株式会社トライアルプラネット)を吸収合併。グループのプロセスセンターを直営化する[23]
    • 8月21日 - 完全子会社の株式会社トライアルスーパーセンターが株式会社トライアルオペレーションズに商号変更される。
    • 9月21日 - グループ内の組織再編が行われ[24]
      • 完全子会社のトライアルオペレーションズが株式会社トライアルメガセンターを吸収合併。これにより、小売事業が株式会社トライアルオペレーションズへ集約され、運営店舗が63店舗となる。
      • 完全子会社のメガ生鮮が当社および完全子会社の株式会社トライアルオペレーションズ、株式会社トライウェルの生鮮事業を吸収分割により承継し、グループ内の生鮮事業を集約。
    • 11月1日 - 「トライアルポイントカード」でのポイント利用終了に伴い、「トライアルプリペイドカード」への移行を完了。
    • 12月13日 - AIに加え、日本初の無人店舗化を実現した「トライアル Quick 大野城店」がオープン[25]
  • 2019年

不祥事・事件

不適正表示

2008年12月、不適正な表示を行ったとして、農水省よりJAS法に基づく指示を受けた[27]

また、トライアルプライベートブランドの食品にて、製造過程で成分表示にない小麦が混入していたことが判明。健康被害はないとされているが、2011年7月30日に自主回収を行った[28]

店長・従業員・契約する警備員による恐喝事件

2010年4月、万引きした男性から50万円を恐喝したとして、トライアル倉敷店の店長・副店長および警備保安会社「新日警サービス」(本社:福岡県福岡市中央区。2013年12月26日福岡地方裁判所にて破産手続開始決定)に所属する警備員の3人が恐喝容疑で岡山県警に逮捕された。逮捕理由は、2009年11月13日にパソコン用品(1377円相当)を盗んだ男性と兄に対して「刑務所に入ってもらう。お兄さんも仕事ができなくなる」、「約1年前から1日3回来店している。被害額は1回1千円として、1年で109万5千円になる。これは会社の方針だ。払えなければ刑務所に入ることになる」などと脅して翌日現金50万円を受け取ったことである[29][30]。岡山県警はトライアルカンパニー本社や新日警サービスなどの関係先を家宅捜索した。

店長ら3人は、調べに対し「本社の指示で被害弁償を要求した」との供述をしており[30]、本社でも個人の利益のため(私腹を肥やすため)に行ったものではなく、万引きの被害が大きいことと万引き防止のために、被害額相当額ではなく人件費や逃走による破損した場合の施設費の賠償費などを含めた損害賠償の請求をマニュアルを持って指示し、過去の余罪分まで請求することは指示していない、得た金銭は本社に送られているとの発表をしている[31][32]

26日に岡山県警は、別の2人に対する恐喝容疑(約700円と約2000円の商品に対して、それぞれ約10万円)でも3人を再逮捕した[33]

2011年3月15日、岡山地方裁判所倉敷支部にて店長に懲役1年6ヶ月執行猶予3年、副店長と警備員に懲役2年執行猶予3年の判決が言い渡された[34]

その他の事件

2010年6月18日に栃木県のスーパーセンタートライアル宇都宮店の駐車場で、女性の自殺遺体が発見され、死後半年以上も経過していたこともあり、トライアルの駐車場の管理体制の甘さが指摘された[35]

関連企業

社名の後の(HD)は株式会社トライアルホールディングスの子会社

  • 国内
    • 株式会社ティー・エル・エス(HD) - 物流事業
    • 株式会社トライアルクイック(旧・株式会社トライウェル) - 小売事業
    • 株式会社トライアル開発(HD) - 店舗開発代行事業
    • 株式会社メガ生鮮 - 生鮮小売(精肉、鮮魚、青果、惣菜)事業
    • 株式会社トライアル・シェアードサービス(HD) - 本部事務シェアードサービス事業
    • 株式会社ティー・アール・イー(HD) - 情報システム事業
    • 株式会社トライアルオペレーションズ(旧・株式会社トライアルスーパーセンター) - 小売事業
    • 株式会社トライアルフィナンシャルサービス(HD) - 電子マネー事業
    • 株式会社明治屋(HD) - 惣菜製造・飲食事業
  • 海外
    • 株式会社トライアルコリア (TRIAL KOREA) - 韓国における小売事業
    • 煙台創迹軟件有限公司 (TRE CHINA) - 中国におけるシステム開発・バックオフィス事業
    • 上海翔迹企業管理有限公司 (TTC) - 海外貿易事業

かつて存在した企業

備考

脚注

  1. ^ 事業内容 トライアルカンパニー
  2. ^ アクセス トライアルカンパニー
  3. ^ 日経スペシャル「ガイアの夜明け」2012年10月9日放映、日経MJ 2013年10月18日
  4. ^ 日経MJ2013年10月18日、チェーンストアエイジ 2013年9月15日号、ダイヤモンドフリードマン社
  5. ^ 流通情報革命を目指すトライアルカンパニー・パナソニック・Remmoが連携 革新的な”スマートストア”のオープンを発表
  6. ^ 夜間の無人運営を可能にしたスマートストアが登場 2018年12月13日
  7. ^ NewsRelease トライアルQuick 大野城店オープンリリース 2018年12月11日
  8. ^ a b c 土肥義則 (2018年6月20日). “700台のカメラを設置して、スーパーの「トライアル」は何を分析しているのか (1/6)”. ITmedia. 2018年8月19日閲覧。
  9. ^ a b c 大河原克行 (2018年2月23日). “日本版Amazon Go!? トライアルがスマートストアの実店舗営業と自動会計の実証実験を開始”. インプレス. 2018年11月16日閲覧。
  10. ^ 事業内容,株式会社トライアルカンパニー 2017年1月3日閲覧。
  11. ^ トライアル/福岡に夜間無人営業、スマホ決済導入「クイック 大野城店」”. 流通ニュース. 2018年12月23日閲覧。
  12. ^ “トライアル恵庭店 7月5日閉店へ”. 苫小牧民報. (2015年6月4日). http://www.tomamin.co.jp/20150626356 2015年7月22日閲覧。 
  13. ^ "株式会社トライアルカンパニーとの業務提携契約の締結に関するお知らせ" (PDF) (Press release). カウボーイ. 29 August 2008. 2015年7月22日閲覧
  14. ^ すっかりきれいになった旧とりせん跡地 西那須野ファンクラブ そすいネット情報局 2008年9月24日
  15. ^ トライアル/スマートレジカート・スマートカメラ導入の次世代店舗流通ビジネス(2018年2月15日)2018年8月19日閲覧
  16. ^ トライアル唐津店が新装開店 セールにぎわう”. 佐賀新聞 (2019年2月14日). 2019年8月28日閲覧。
  17. ^ スーパーセンタートライアル武雄店Open トライアル 2007年8月1日
  18. ^ "ベーカリー事業分割のお知らせ" (Press release). 株式会社トライアルカンパニー. 21 March 2015. 2016年11月21日閲覧
  19. ^ "店舗開発業務・工事営繕業務の委託のお知らせ" (Press release). 株式会社トライアルカンパニー. 10 April 2015. 2016年11月21日閲覧
  20. ^ a b "グループ組織再編のお知らせ" (Press release). 株式会社トライアルカンパニー. 21 September 2015. 2016年11月21日閲覧
  21. ^ "店舗運営子会社分社のお知らせ" (Press release). 株式会社トライアルカンパニー. 21 April 2016. 2016年11月21日閲覧
  22. ^ "子会社の異動に関するお知らせ" (Press release). 株式会社トライアルカンパニー. 21 September 2016. 2016年11月21日閲覧
  23. ^ "吸収合併のお知らせ" (Press release). 株式会社トライアルカンパニー. 21 February 2018. 2018年6月4日閲覧
  24. ^ "子会社間の組織再編に関するお知らせ" (PDF) (Press release). 株式会社トライアルホールディングス. 21 September 2018. 2019年1月26日閲覧
  25. ^ NEWS RELEASE 株式会社トライアルカンパニー 2018年12月11日
  26. ^ 【特報】九州のスーパーがAIカメラメーカーに トライアルが量産 Nikkei Business
  27. ^ 農林水産省「株式会社トライアルカンパニーが販売した小豆、大納言小豆及び大正金時の不適正表示に対する措置について」
  28. ^ お客様へお詫びとお知らせ(商品の自主回収について) トライアル 2011年7月30日
  29. ^ 万引き男性を恐喝容疑、「Gメン」ら3人逮捕 読売新聞 2010年4月5日
  30. ^ a b 万引き男性から恐喝 容疑の店長ら「本社の指示で…」 朝日新聞 2010年4月7日
  31. ^ 弊社倉敷店従業員逮捕の件 トライアル 2010年4月7日
  32. ^ 弊社倉敷店従業員逮捕の経緯 トライアル 2010年4月10日
  33. ^ 他の万引き客からも恐喝容疑 スーパー店長ら3人再逮捕 朝日新聞 2010年4月26日
  34. ^ 山陽新聞2011年3月16日
  35. ^ 宇都宮の大型商業施設駐車場車内に女性遺体 死後数カ月? 下野新聞 2010年6月18日

関連項目

外部リンク