「HEART STATION」の版間の差分
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| Released = [[2008年]][[3月19日]](※配信は3月26日) |
| Released = [[2008年]][[3月19日]](※配信は3月26日) |
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| Recorded = [[2006年]]1月 - 2008年2月(シングル曲含む)<br />文化村スタジオ<br />EMIミュージック・ジャパン・スタジオ |
| Recorded = [[2006年]]1月 - 2008年2月(シングル曲含む)<br />文化村スタジオ<br />EMIミュージック・ジャパン・スタジオ |
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| Genre = [[J-POP]]<ref name="QQQ">{{Cite web |url=https://rateyourmusic.com/release/album/%E5%AE%87%E5%A4%9A%E7%94%B0%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%AB/heart-station-1/|title= HEART STATION By 宇多田ヒカル [Hikaru Utada]|work= RYM|accessdate=2020-10-19}}</ref><br>[[ダンス・ポップ]]<ref name="QQQ" /><br>{{仮リンク|アート・ポップ|en|Art pop}}<ref name="QQQ" /> |
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| Genre = [[J-POP]] |
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| Length = 56分54秒 |
| Length = 56分54秒 |
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| Label = [[EMIミュージック・ジャパン]]<br />(現:[[Virgin Music|Virgin Records]]) |
| Label = [[EMIミュージック・ジャパン]]<br />(現:[[Virgin Music|Virgin Records]]) |
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| Producer = 宇多田ヒカル<br />三宅彰<br />[[宇多田照實]] |
| Producer = 宇多田ヒカル<br />三宅彰<br />[[宇多田照實]] |
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| Reviews = * ''Rolling Stone Japan'' {{Rating|5|5}} [http://www.rollingstonejapan.com/?p=1191 link] |
| Reviews = * ''Rolling Stone Japan'' {{Rating|5|5}} [http://www.rollingstonejapan.com/?p=1191 link] |
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| Chart position =*週間1位([[オリコンチャート|オリコン]]) |
| Chart position = |
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*週間1位([[オリコンチャート|オリコン]]) |
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*2008年3月度月間1位(オリコン) |
*2008年3月度月間1位(オリコン) |
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*2008年度上半期4位(オリコン) |
*2008年度上半期4位(オリコン) |
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*2008年度年間5位(オリコン) |
*'''2008年度年間5位'''<small>(オリコン)</small> |
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*'''2008年度年間1位'''<small>([[iTunes]] Japan)</small> |
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*登場回数55回(オリコン) |
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*1位([[ビルボード|ビルボードジャパン]]) |
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『'''HEART STATION'''』(ハート・ステーション)は、[[2008年]][[3月19日]]に発売、同年[[3月26日]]に[[音楽配信]]開始された[[宇多田ヒカル]]の5th[[スタジオ・アルバム|アルバム]]。 |
『'''HEART STATION'''』(ハート・ステーション)は、[[2008年]][[3月19日]]に発売、同年[[3月26日]]に[[音楽配信]]開始された[[宇多田ヒカル]]の5th[[スタジオ・アルバム|アルバム]]。 |
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== 背景 == |
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[[2007年]][[10月23日]]、宇多田は自身のウェブサイトを更新し、日本語のアルバムと英語のアルバムを同時に制作していることを明かした<ref>{{Cite web |url= https://web.archive.org/web/20170218170525/http://www.utadahikaru.jp/from-hikki-bn/j/2007/004877/index.php|title= コムギ|date= 2007/10/23|accessdate=2020/10/17}}</ref>。[[2008年]][[1月15日]]、自身5枚目となるニューアルバムを同年[[3月19日]]にリリースすることを発表<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/4973|title= 宇多田ヒカル、ニューアルバムは3月19日発売|date= 2020/01/15|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>、同月28日にはアルバムタイトルも発表された<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/5179|title= 宇多田ヒカルの新作タイトルは「HEART STATION」に決定|date= 2020/01/28|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>。[[2月20日]]、20thシングルとなる「[[HEART STATION/Stay Gold]]」のリリースと同時にニューアルバムの収録内容が明かされた<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/5617|title= 宇多田ヒカル5thアルバムはヒット作満載の13曲|date= 2008/02/20|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>。アルバム発売に先駆け[[3月3日]]より、アルバムのリード曲となる「Fight The Blues」の全国のラジオ放送およびUSENでのオンエアがスタートした<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/5749|title= 宇多田ヒカル、アルバム収録曲をラジオで先行OA|date= 2008/02/27|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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{{雑多な内容の箇条書き|section=1|date=2010年11月}} |
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{{出典の明記|section=1|date=2010年11月}} |
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前作『[[ULTRA BLUE]]』から約1年9ヶ月ぶりのリリース。ジャケットはMITSUOが撮影。 |
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宇多田は、前作『[[ULTRA BLUE]]』の制作後に、「今まで以上に繕っていないこと」や、「自分のことを初めて見せた自分」に気付いたという<ref name="ロキノン" /><ref name="点">{{Cite|author = 宇多田ヒカル |title = 点 -ten-|publisher = U3music|date = 2009|pages = 212-226|isbn = 9784930774224}}</ref>。そして今作『HEART STATION』では、意識的に「今の素のままの自分が作品で届けられること」「作品から『私』を感じてもらえること」を目指した<ref name="点" />。また、その制作に際して、「ポップで、あまり凝ってなく、楽に聴ける感じ」のものをつくるべく、「やわらかくてシンプルな曲作り」を意識したとのこと<ref name="ロキノン" />。その中で、童謡「[[ぼくはくま]]」を制作したことが大きなきっかけとなっており、「非常に自由になった気がした」とインタビューで語った<ref name="ロキノン" />。その後の「[[Flavor Of Life]]」や「[[Prisoner Of Love]]」の制作でも、「素直な曲作り」を心がけたという<ref name="ロキノン" />。 |
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CDと配信用の音源では別々のマスタリングを施しており、CDには[[テッド・ジェンセン]]、配信にはトム・コインをマスタリングエンジニアとして起用している。これはそれぞれの視聴環境において、できるだけオリジナル音源に近い音質を提供したいという意向からである<ref>[https://tower.jp/article/news/2008/03/04/100012525 宇多田ヒカルの新作『HEART STATION』は、CDと音楽配信でそれぞれ別マスタリングを採用することが発表に]</ref>。 |
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宇多田は、今作について「潔いアルバム」だと言い、またそのタイトル『HEART STATION』について、「これまで余分にあった繕っていたものがすごく少なくて、心の底から一直線という感じでポン!と出したものが多い |
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予約購入者先着特典で「宇多田ヒカルB2サイズ オリジナル・ポスター」が付属する(店頭などに掲示されている告知用ポスターと同デザイン)。 |
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から、そういう覚悟も含めてこのタイトルで伝わればいいかな、と思って名付けた」と語った<ref name="点" />。 |
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アルバムジャケットはMITSUOが撮影。宇多田はこのジャケットについて、自身のブログで、「気持ち的には、悩める少年っぽく」だったと語った<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/5305|title= ヒカルの視線に釘付け!「HEART STATION」PV完成|date= 2008/02/04|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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== リリース == |
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『HEART STATION』は、2008年3月19日に、[[日本]]では[[EMIミュージック・ジャパン]]によって、[[台湾]]では{{仮リンク|Gold Typhoon|en|Gold Typhoon}}によってリリースされた。前作『[[ULTRA BLUE]]』から約1年9ヶ月ぶりのリリースとなる。全13曲が収録されており、CDには歌詞が載ったブックレットが付属した。同月29日に[[韓国]]で、4月8日には[[北アメリカ]]でもリリースされた。これで今作は、宇多田にとって前作『ULTRA BLUE』に次いで北アメリカでリリースされた2作目のアルバムとなった<ref>{{Cite web |url= https://www.animenewsnetwork.com/hai-fidelity/2008-06-17|title= Hai Fidelity Hikaru Utada: Heart Station|date= 2008/06/17|work= ANIMENEWSNETWORK|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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本作から2年後の2010年に人間活動と称して活動休止を宣言。さらに2年あまりが経った2013年、所属していた[[EMIミュージック・ジャパン]](旧東芝EMI)が[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサルミュージック]]に吸収合併されたため、宇多田はEMIから移管された[[Virgin Music|Virgin Records]]へ移籍。EMIからのオリジナル・アルバムのリリースはこれが最後となった(本来のラストアルバムは2010年のベストアルバム『[[Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2]]』である)。 |
本作から2年後の2010年に人間活動と称して活動休止を宣言。さらに2年あまりが経った2013年、所属していた[[EMIミュージック・ジャパン]](旧東芝EMI)が[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサルミュージック]]に吸収合併されたため、宇多田はEMIから移管された[[Virgin Music|Virgin Records]]へ移籍。EMIからのオリジナル・アルバムのリリースはこれが最後となった(本来のラストアルバムは2010年のベストアルバム『[[Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2]]』である)。 |
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== 制作、録音 == |
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今回も、前作『[[ULTRA BLUE]]』に引き続き、ほとんどの楽曲の編曲やプログラミングまでを宇多田自身が手掛けている。また、「[[Flavor Of Life]]」のバラード・バージョンと「[[ぼくはくま]]」には、これまでにも宇多田の作品に関わってきた冨田謙やAlexis Smithが編曲で参加している。 |
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収録曲の詳細は先行シングルの「[[HEART STATION/Stay Gold]]」の発売日に公開された<ref>[https://tower.jp/article/news/2008/02/20/100012381 宇多田ヒカルのニュー・アルバム『HEART STATION』の収録曲が公開に]</ref>。今回は従来のようにインタールード曲がラストの1曲前に位置しておらず、新たにボーナストラックが収録されている。また、1作目から常にアルバムの1、2曲目をシングル曲で構成していたのが(『[[DEEP RIVER#解説|DEEP RIVER]]』を参照)、本作では異なっている。 |
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シングル曲がある程度リリースされたところで、アルバム制作に本腰を入れ始めた最初のほうに制作したのが、「Fight The Blues」だった<ref name="点" />。時期的には、シングル「[[Beautiful World/Kiss & Cry]]」(2007年8月29日リリース)の直後で、そこで素直なものが書けたことにより、その後の曲も「すらすらと書くことができた」と語った<ref name="点" />。また、アルバム『[[DEEP RIVER]]』制作時に最後に作った楽曲が「Deep River」だったことから、「暗いまま終わるのは絶対イヤだ」「最後にイケイケなアップテンポのダンス・ナンバーを作りたい」と思い、「Celebrate」を制作したという<ref name="点" />。 |
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今作では、CDと配信用の音源では別々のマスタリングを施しており、CDには、デビューアルバム『[[First Love (宇多田ヒカルのアルバム)| First Love]]』から宇多田の作品に関わってきた[[テッド・ジェンセン]]を、配信にはトム・コインをマスタリングエンジニアとして起用している。これはそれぞれの視聴環境において、できるだけオリジナル音源に近い音質を提供したいという意向からである<ref>[https://tower.jp/article/news/2008/03/04/100012525 宇多田ヒカルの新作『HEART STATION』は、CDと音楽配信でそれぞれ別マスタリングを採用することが発表に]</ref>。 |
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== 音楽性 == |
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ほぼ全曲打ち込み主体となっており、[[ヒップホップ]]と[[ハウス]]を練り込んだようなビートの粘りや、細部まで徹底しつつナチュラルさを残す音像への配慮なども指摘されている<ref>{{Cite web |url= https://tower.jp/item/2372087/HEART-STATION|title= HEART STATION|work= TOWER RECORDS ONLINE|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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今回は従来のようにインタールード曲がラストの1曲前に位置しておらず、新たにボーナストラックが収録されている。また、1作目から常にアルバムの1、2曲目をシングル曲で構成していたのが(『[[DEEP RIVER#解説|DEEP RIVER]]』を参照)、本作では異なっている。 |
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宇多田の作品に多く関わっているプロデューサーの三宅彰は、これまでの4枚のアルバムは誰に向けて書いたのか具体的に見える曲が多かったが、今作は顔の見えない不特定多数の人に向いているように感じると述べた。これを踏まえた上で宇多田は10代の頃は内面に向かいがちだったが、20代半ばになり社会と自分というものを結び付けられるようになったのではないかと語った<ref name="wp1">2008年4月号「[[日経エンタテインメント!]]」([[日経BP社]])</ref>。 |
宇多田の作品に多く関わっているプロデューサーの三宅彰は、これまでの4枚のアルバムは誰に向けて書いたのか具体的に見える曲が多かったが、今作は顔の見えない不特定多数の人に向いているように感じると述べた。これを踏まえた上で宇多田は10代の頃は内面に向かいがちだったが、20代半ばになり社会と自分というものを結び付けられるようになったのではないかと語った<ref name="wp1">2008年4月号「[[日経エンタテインメント!]]」([[日経BP社]])</ref>。 |
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== 楽曲 |
=== 楽曲 === |
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; Fight The Blues |
; Fight The Blues |
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: ドラマ以外のテレビ番組のタイアップが付いた形となり、このようなタイアップがつくのはデビューシングル「[[Automatic/time will tell|Automatic/time will tell]]」以来約9年ぶりである。また、先行配信された「This is Love」を除けば、アルバム曲にタイアップが付くのは初めてとなった<ref>[[宇多田ヒカル#タイアップ一覧|タイアップ一覧]]</ref>。 |
: ドラマ以外のテレビ番組のタイアップが付いた形となり、このようなタイアップがつくのはデビューシングル「[[Automatic/time will tell|Automatic/time will tell]]」以来約9年ぶりである。また、先行配信された「This is Love」を除けば、アルバム曲にタイアップが付くのは初めてとなった<ref>[[宇多田ヒカル#タイアップ一覧|タイアップ一覧]]</ref>。 |
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: アルバム発売前の3月3日より有線・ラジオでのO.A.解禁と同時に着うた、着信ムービーの配信もスタート。着信ムービーに使用されている映像は、本人出演のオリジナル映像となっている。タイトルは「前作の『[[ULTRA BLUE]]』を越える」という意図も込められている<ref name="wp1"/>。19thシングル「[[Beautiful World/Kiss & Cry|Beautiful World/Kiss & Cry]]」後に制作し、アルバム曲で一番初めに作った曲である<ref>[http://music.goo.ne.jp/special/utada_080319/index.html 宇多田ヒカル「HEART STATION」特集] goo音楽</ref>。「憂鬱と戦え」というストレートなメッセージを表現したという。プロデューサーに「前作の『ULTRA BLUE』をいきなり蹴散らしていく感じがいい」といわれ1曲目となった<ref name="wp2">[http://i.listen.jp/st/sp/sp/419/#2 音楽ダウンロードサイトリッスジャパン スペシャルページ]</ref>。 |
: アルバム発売前の3月3日より有線・ラジオでのO.A.解禁と同時に着うた、着信ムービーの配信もスタート。着信ムービーに使用されている映像は、本人出演のオリジナル映像となっている。タイトルは「前作の『[[ULTRA BLUE]]』を越える」という意図も込められている<ref name="wp1"/>。19thシングル「[[Beautiful World/Kiss & Cry|Beautiful World/Kiss & Cry]]」後に制作し、アルバム曲で一番初めに作った曲である<ref>[http://music.goo.ne.jp/special/utada_080319/index.html 宇多田ヒカル「HEART STATION」特集] goo音楽</ref>。「憂鬱と戦え」というストレートなメッセージを表現したという。プロデューサーに「前作の『ULTRA BLUE』をいきなり蹴散らしていく感じがいい」といわれ1曲目となった<ref name="wp2">[http://i.listen.jp/st/sp/sp/419/#2 音楽ダウンロードサイトリッスジャパン スペシャルページ]</ref>。 |
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; Flavor Of Life -Ballad Version- |
; Flavor Of Life -Ballad Version- |
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: 2007年[[7月18日]]には[[EMI|英EMI]]が、音楽配信数の総計で700万ダウンロードを突破しデジタルシングル売上世界1位となったと発表<ref>[http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/07/19/16391.html 宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」、デジタルシングル売上で世界一に]、インプレス、2007年7月19日。</ref>。2007年年間ランキング2位にもなっている。 |
: 2007年[[7月18日]]には[[EMI|英EMI]]が、音楽配信数の総計で700万ダウンロードを突破しデジタルシングル売上世界1位となったと発表<ref>[http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/07/19/16391.html 宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」、デジタルシングル売上で世界一に]、インプレス、2007年7月19日。</ref>。2007年年間ランキング2位にもなっている。 |
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; Kiss & Cry |
; Kiss & Cry |
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: 宇多田本人曰く「シングルよりアルバムで聴いたほうが良い」と述べている<ref name="wp2"/>。 |
: 宇多田本人曰く「シングルよりアルバムで聴いたほうが良い」と述べている<ref name="wp2"/>。 |
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; Gentle Beast Interlude |
; Gentle Beast Interlude |
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: もともとは次の曲「Celebrate」のイントロとして存在していた曲だったが、周囲の助言もありインスト曲として独立させた。アルバムのインターミッション的なインタールードになったという。タイトルは「Celebrate」の歌詞、『優しい瞳を持つ化け物』から取ったもの。歌入れは最後の最後に行い、アルバムにおける最後の作業となった。20thシングル「HEART STATION」のイントロが一部使用されている<ref name="wp3">[[CD&DLでーた|CDでーた]](2008年4月号)</ref>。 |
: もともとは次の曲「Celebrate」のイントロとして存在していた曲だったが、周囲の助言もありインスト曲として独立させた。アルバムのインターミッション的なインタールードになったという。タイトルは「Celebrate」の歌詞、『優しい瞳を持つ化け物』から取ったもの。歌入れは最後の最後に行い、アルバムにおける最後の作業となった。20thシングル「HEART STATION」のイントロが一部使用されている<ref name="wp3">[[CD&DLでーた|CDでーた]](2008年4月号)</ref>。 |
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; Celebrate |
; Celebrate |
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: 「Gentle Beast Interlude」と繫がっているが、宇多田の楽曲でこのような物は初めてのことである{{要出典|date=2010年11月}}。本タイトル確定前の仮タイトルは「'''やけくそ'''」。5日で作曲から歌入れまですべての作業を終え、本人曰く、曲の制作にかかった時間はおそらく過去最短とのこと<ref name="wp2"/>。とにかくイケイケでおしゃれなアップテンポのダンス曲をイメージに、歌詞を日本のヒップホップ系アーティストなどを意識した<ref>2008年3月23日放送回『[[Music Lovers]]』(日本テレビ)出演時より</ref>。この楽曲は、ノリノリの曲で本人も気に入っている{{要出典|date=2010年11月}}ようだが、締め切り間際だったその日、宇多田は温めていた別のバラードを作成していた<ref name="wp3"/>。しかし辛気臭くなりその曲をボツにし、急いで書き上げたのがこの曲である<ref name="wp3"/>。 |
: 「Gentle Beast Interlude」と繫がっているが、宇多田の楽曲でこのような物は初めてのことである{{要出典|date=2010年11月}}。本タイトル確定前の仮タイトルは「'''やけくそ'''」。5日で作曲から歌入れまですべての作業を終え、本人曰く、曲の制作にかかった時間はおそらく過去最短とのこと<ref name="wp2"/>。とにかくイケイケでおしゃれなアップテンポのダンス曲をイメージに、歌詞を日本のヒップホップ系アーティストなどを意識した<ref>2008年3月23日放送回『[[Music Lovers]]』(日本テレビ)出演時より</ref>。この楽曲は、ノリノリの曲で本人も気に入っている{{要出典|date=2010年11月}}ようだが、締め切り間際だったその日、宇多田は温めていた別のバラードを作成していた<ref name="wp3"/>。しかし辛気臭くなりその曲をボツにし、急いで書き上げたのがこの曲である<ref name="wp3"/>。 |
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; Prisoner Of Love |
; Prisoner Of Love |
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: コード進行や始めの部分は5thシングル「[[Wait&See 〜リスク〜]]」に限りなく近いという。曲調としては前にも何回か作ったことがあり、その為この手の曲はしばらく敬遠していたが、久しぶりに作る気になったのがこの曲である。元々は英語詞のセカンドアルバム収録用のものとして制作されだした。しかし本人が「やっぱり日本語でやりたいと思った」ことから、日本語詞がつけられ、本作収録にいたっている<ref name="wp3"/>。英語詞をつける際はキレのある歌詞を選んでいたが、日本語にするときには、のっぺりしたものにならないよう意識して書き、重いドロドロした曲調にならないよう、黒人的な歯切れのいいアレンジや歌い方にしたという。また、この歌を初めて通して聴いたときには久しぶりに宇多田自身思わずウルッときてしまったという。初めは恋愛の曲にしようとしていたが、ドラマのタイアップが来るかもしれないから友情とも恋愛とも取れる歌詞にしてほしいとの要望があり、非常に難しかったと語っている<ref name="wp4">宇多田ヒカル『点-ten-』2009年3月19日発行(222ページ)</ref>。「[[Flavor Of Life|Flavor Of Life -Ballad Version-]]」とこの曲は生音のストリングスを使用しているが、このレコーディング風景の写真を自身の日記で載せている。ちなみに、20thシングル「HEART STATION」と同様、この曲と「Celebrate」は歌詞をファミリーレストランで、3,4時間程度で書き上げた<ref name="wp4"/>。 |
: コード進行や始めの部分は5thシングル「[[Wait&See 〜リスク〜]]」に限りなく近いという。曲調としては前にも何回か作ったことがあり、その為この手の曲はしばらく敬遠していたが、久しぶりに作る気になったのがこの曲である。元々は英語詞のセカンドアルバム収録用のものとして制作されだした。しかし本人が「やっぱり日本語でやりたいと思った」ことから、日本語詞がつけられ、本作収録にいたっている<ref name="wp3"/>。英語詞をつける際はキレのある歌詞を選んでいたが、日本語にするときには、のっぺりしたものにならないよう意識して書き、重いドロドロした曲調にならないよう、黒人的な歯切れのいいアレンジや歌い方にしたという。また、この歌を初めて通して聴いたときには久しぶりに宇多田自身思わずウルッときてしまったという。初めは恋愛の曲にしようとしていたが、ドラマのタイアップが来るかもしれないから友情とも恋愛とも取れる歌詞にしてほしいとの要望があり、非常に難しかったと語っている<ref name="wp4">宇多田ヒカル『点-ten-』2009年3月19日発行(222ページ)</ref>。「[[Flavor Of Life|Flavor Of Life -Ballad Version-]]」とこの曲は生音のストリングスを使用しているが、このレコーディング風景の写真を自身の日記で載せている。ちなみに、20thシングル「HEART STATION」と同様、この曲と「Celebrate」は歌詞をファミリーレストランで、3,4時間程度で書き上げた<ref name="wp4"/>。 |
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; テイク 5 |
; テイク 5 |
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: 本人曰く、「一番へんちくりんな曲」。「Celebrate」の1つ前に完成した曲{{要出典|date=2010年11月}}なのだが、あまりにへんちくりんな曲に仕上がってしまったので、最後の曲は明るくポップな曲にしたいという気持ちが「Celebrate」に現れたという。前作『ULTRA BLUE』収録の「海路」のレコーディング前に「こんな変な曲でいいのか」と思ったことから「違うもの」を模索し、制作された曲。ところがアルバムには結果的に「海路」が収録されたためボツになり、今作のアルバム制作佳境にいたって「ネタも尽きてきたし、あれやろう」ということで完成された。 |
: 本人曰く、「一番へんちくりんな曲」。「Celebrate」の1つ前に完成した曲{{要出典|date=2010年11月}}なのだが、あまりにへんちくりんな曲に仕上がってしまったので、最後の曲は明るくポップな曲にしたいという気持ちが「Celebrate」に現れたという。前作『ULTRA BLUE』収録の「海路」のレコーディング前に「こんな変な曲でいいのか」と思ったことから「違うもの」を模索し、制作された曲。ところがアルバムには結果的に「海路」が収録されたためボツになり、今作のアルバム制作佳境にいたって「ネタも尽きてきたし、あれやろう」ということで完成された。 |
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: 『ULTRA BLUE』の時点ではバックトラックしか作っておらず、インストゥルメンタル曲でも良かったというほどそのトラックが気に入っていたのだが、歌自体を乗せるのが難しく、歌詞も普通の歌詞ではない、文学的な詩のようなものにしたという。歌ってみても歌いにくく、初めは聴いてみても凄く変な曲だと思ったが、何度か聴いていくうちに慣れてきてこれはこれでいいと思えるようになったとのこと。曲の終わりは、「このぐらいしないと、『ぼくはくま』に繋がらない」と、特に曲の流れを意識したようで、意図的にスパッと演奏が終わるという衝撃的なラストとなっている。また、[[宮沢賢治]]の「[[銀河鉄道の夜]]」みたいにしたかった、と本人は語っている<ref name="wp2"/>。 <!-- |
: 『ULTRA BLUE』の時点ではバックトラックしか作っておらず、インストゥルメンタル曲でも良かったというほどそのトラックが気に入っていたのだが、歌自体を乗せるのが難しく、歌詞も普通の歌詞ではない、文学的な詩のようなものにしたという。歌ってみても歌いにくく、初めは聴いてみても凄く変な曲だと思ったが、何度か聴いていくうちに慣れてきてこれはこれでいいと思えるようになったとのこと。曲の終わりは、「このぐらいしないと、『ぼくはくま』に繋がらない」と、特に曲の流れを意識したようで、意図的にスパッと演奏が終わるという衝撃的なラストとなっている。また、[[宮沢賢治]]の「[[銀河鉄道の夜]]」みたいにしたかった、と本人は語っている<ref name="wp2"/>。 <!-- |
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余談だが、[[女優]]の[[上野樹里]]のお気に入りの曲である(そのことを知った宇多田曰く、「本物のファンだ」と思ったとのこと)。-->タイトルについては、自身の5枚目のアルバム、自身における「テイク5」という意味。また、この曲を制作する頃から精神的に疲労や乱れがたまり、やさぐれてきたとのこと。 |
余談だが、[[女優]]の[[上野樹里]]のお気に入りの曲である(そのことを知った宇多田曰く、「本物のファンだ」と思ったとのこと)。-->タイトルについては、自身の5枚目のアルバム、自身における「テイク5」という意味。また、この曲を制作する頃から精神的に疲労や乱れがたまり、やさぐれてきたとのこと。 |
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; ぼくはくま |
; ぼくはくま |
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: [[童謡]]であり、この曲をアルバムに収録した理由について、この曲をきっかけに心境が『'''[[ULTRA BLUE]]'''』から『'''HEART STATION'''』へと変化したから、と述べている<ref name="wp3"/>。 |
: [[童謡]]であり、この曲をアルバムに収録した理由について、この曲をきっかけに心境が『'''[[ULTRA BLUE]]'''』から『'''HEART STATION'''』へと変化したから、と述べている<ref name="wp3"/>。 |
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; 虹色バス |
; 虹色バス |
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: 宇多田いわく、レトロ感を出したかった曲。アナログ的な曲は今まであまりやりたがらなかったのだが、この曲はかわいい感じを出したかったと述べている。アルバム制作の期間で最も元気で、調子が上がっていたときに作られた。自身のブログで虹に関する日記を書いたときに思いついたのがこのタイトルである。[[ビートルズ]]っぽい、とも語っており、子供の頃の思い出などを振り返り、懐かしい感じで作ったという<ref name="wp2"/>。 |
: 宇多田いわく、レトロ感を出したかった曲。アナログ的な曲は今まであまりやりたがらなかったのだが、この曲はかわいい感じを出したかったと述べている。アルバム制作の期間で最も元気で、調子が上がっていたときに作られた。自身のブログで虹に関する日記を書いたときに思いついたのがこのタイトルである。[[ビートルズ]]っぽい、とも語っており、子供の頃の思い出などを振り返り、懐かしい感じで作ったという<ref name="wp2"/>。 |
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== プロモーション == |
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予約購入者先着特典で「宇多田ヒカルB2サイズ オリジナル・ポスター」が付属する(店頭などに掲示されている告知用ポスターと同デザイン)。 |
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=== テレビ出演 === |
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*『[[HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP]]』(2008/02/18、2008/03/31、[[フジテレビ]]) |
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*:[[2月18日]]出演時は、リリース前の新曲「[[HEART STATION/Stay Gold|Stay Gold]]を披露。[[3月31日]]は、特番「HEY!HEY!HEY!生のお台場春一番スペシャル!!」に出演<ref group="注">この時宇多田は、生出演中に「Mステの特番初めてで」と言って場を凍らせた</ref>。ドラマ主題歌でアルバムからシングルカットされた「[[Prisoner Of Love]]」を歌唱した。 |
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*『[[ミュージック・ステーション]]』(2008/02/22、2008/04/04、[[テレビ朝日]]) |
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*:[[2月22日]]出演時は、リリースしたばかりの新曲でアルバム表題曲の「[[HEART STATION/Stay Gold|HEART STATION]]」を歌唱<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/5541|title= 「Mステ」に宇多田、ELT、平井堅など7組出演|date= 2008/02/18|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>。[[4月4日]]出演時は、「Prisoner Of Love」を歌唱した。 |
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*『[[音楽戦士 MUSIC FIGHTER]]』(2008/02/22、[[日本テレビ]]) |
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*:新曲「HEART STATION」を披露<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/5545|title= いきものがかりが「音楽戦士」でマル秘トークを連発|date= 2008/02/18|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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*『[[COUNT DOWN TV]]』(2008/02/23、[[TBSテレビ|TBS]]) |
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*:新曲「HEART STATION」を披露した<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/5548|title= 「CDTV」で宇多田ヒカル、Superflyが新曲披露|date= 2008/02/20|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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*『[[うたばん]]』(2008/02/28、TBS) |
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*:「宇多田ヒカルデビュー10周年SP」と銘打たれ、「TBS番組秘蔵映像」や「共演者からの豪華メッセージ」が紹介された。番組では、「Stay Gold」を披露した<ref>{{Cite web |url= https://talkerordoer.com/idol/%E4%B8%AD%E5%B1%85%E6%AD%A3%E5%BA%83%E3%81%A8%E5%AE%87%E5%A4%9A%E7%94%B0%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%B2%B4%E9%87%8D%E3%81%AA%E5%85%B1%E6%BC%94-%EF%BC%9C%E5%AE%87%E5%A4%9A%E7%94%B0%E3%83%92/|title= 中居正広と宇多田ヒカルの貴重な共演集|date= 2018/07/15|work= 芸能人の共演集|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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*『[[森田一義アワー 笑っていいとも!]]、[[テレフォンショッキング]]』(2008/02/29、フジテレビ) |
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*:俳優[[酒井敏也]]からの紹介を受けてのもの。酒井と宇多田は、女優の[[田中美里]]を介しての飲み仲間という。宇多田は「おみやげ」にニューアルバムのポスターを持参した<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/5760|title= 明日金曜日の「いいとも」に宇多田ヒカルが登場|date= 2008/02/28|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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*『[[Music Lovers]]』(2008/03/23、日本テレビ) |
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*:宇多田ヒカルがレコーディングを行っているスタジオに女性ファンのみを招待して行った、プレミアムライブの模様をオンエア<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/6095|title= 宇多田ヒカルの女性ファン限定スタジオライブを放送|date= 2008/03/17|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>。番組では、ニューアルバムから「Fight The Blues」、「[[Flavor Of Life|Flavor Of Life∼balled version∼]]」、「Celebrate」の3曲を披露。後日、その日に時間の都合でオンエアできなかった「[[ぼくはくま]]」が、ノーカットで紹介された<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/6210|title= 「Music Lovers」総集編で過去の名ライブを再び紹介|date= 2008/03/25|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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=== インタビュー === |
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[[ROCKIN'ON JAPAN]]2008年5月号の表紙巻頭に7年ぶりに登場。ニューアルバムについてのインタビューが掲載された<ref>{{Cite web |url= http://www.bmshop.jp/cgi-bin/bms/item.cgiitem_id=ja0805&ctg_id=utada&page=1|title= rockin on JAPAN 2008年05月 宇多田ヒカル|work= BACK NUMBER|accessdate=2020/10/17}}</ref>。また、2008年3月9日には、[[スペースシャワーTV]]のマンスリーアーティストのスペシャルプログラム「V.I.P.」に出演。リリース前のニューアルバムについてのインタビューを中心に60分間にわたって[[音楽評論家]]の[[鹿野淳]]とトークした<ref>{{Cite web |url= https://web.archive.org/web/20080302001344/http://www.spaceshowertv.com/program/special/vip_6.html|title= V.I.P.─宇多田ヒカル─|work= SPACE SHOWER TV|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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== 批評家の反応 == |
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アルバム『HEART STATION』は、複数のメディアや批評家から概ね高い評価を得ている。 |
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ライターの兵庫慎司は[[ROCKIN'ON JAPAN]]にて、「『どう生きるか』の本質だけをここまでシビアに、嘘がなく、淡々と、かつポップに描ける音楽家は宇多田ヒカルしかいない」と称賛。また、それらの言葉が、「国民的なポップシンガー」により、日本全国津々浦々まで広まっていく「J-POP」として世に放たれている事実はとても重要だと付け加えた<ref name="ロキノン">{{Cite journal|author = 兵庫慎司|title = 宇多田ヒカル、新作のすべてを語る!|journal = ROCKIN'ON JAPAN|volume = 22|issue = 8|page = 51|publisher = 株式会社ロッキング・オン|date = 2008 }}</ref>。 |
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[[ローリング・ストーン|ローリング・ストーン・ジャパン]]は、「クールなトラックと芸術的なコーラス・ワークのクオリティは極められ、言葉はどんどん自由に人々の心の隙間に入り込む独創性を帯びた」と指摘。「喪失感と終わらない孤独のなかで得た強さと新たなるピュアネスが闘志を貫くポップ・ミュージック」であると評価した<ref>{{Cite web |url= https://rollingstonejapan.com/articles/detail/31199?n=1&e=1191|title= HEART STATION|date= 2008/03/10|work= Rolling Stone Japan 編集部|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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また、同作の収録内容について疑問も寄せられた。[[ジャパンタイムズ]]のダニエル・ロブソンは、既にリリースされた楽曲がアルバムに7曲も入っていることについて、「既発シングルで満たされたアルバムは宇多田だけではないが、この日本の音楽業界の慣習に疑問を感じる」とコメント。「[[ぼくはくま]]」や2曲の別バージョンの「[[Flavor Of Life]]」が、アルバムの憂鬱な空気間を完全に壊してしまっているとも指摘した<ref>{{Cite web |url= https://www.japantimes.co.jp/culture/2008/04/04/music/cd-reviews/utada-hikaru-heart-station/#.V2IXTPl97IV|title= Utada Hikaru "Heart Station"|date= 2008/04/04|work= the japan times|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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== 受賞 == |
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*[[日本ゴールドディスク大賞]] |
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*:ベスト10アルバム<ref>{{Cite web |url= https://www.golddisc.jp/award/23/Prize_3.html|title= 第23回 日本ゴールドディスク大賞 アルバム賞|work= 日本レコード協会|accessdate=2020/10/17}}</ref> |
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*[[CDショップ大賞]] |
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*:入賞<ref>{{Cite web |url= http://www.cdshop-kumiai.jp/taisho/archive/01-2009/|title= 第1回CDショップ大賞2009 受賞作品|work= 全日本CDショップ店員組合|accessdate=2020/10/17}}</ref> |
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== チャート成績 == |
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『HEAR STATION』は、発売1週目で48.0万枚を売上げ、[[オリコンチャート|オリコン]]の3/31付週間アルバムランキングで初登場1位を獲得。[[1月30日]]に発売された[[倖田來未]]の『Kingdom』の42.1万枚を上回り、2008年発売の作品として最高の初動売上を記録した。宇多田のアルバムで最も低い初動セールスとはなったものの、これで宇多田のアルバム1位は6作連続、オリジナル作品では1stアルバムから5作連続となり、歴代3位タイ記録となった<ref name="オリコン週間">{{Cite web |url= https://www.oricon.co.jp/news/53138/full/|title= 【オリコン】宇多田ヒカル、08年No.1スタートで6作連続1位!|date= 2008/03/25|work= ORICON NEWS |accessdate=2020/10/17}}</ref>。同年に創設されたばかりの[[Billboard JAPAN]]の「TOP ALBUMS SALES」でも首位スタートとなった<ref>{{Cite web |url= http://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=top_albums&year=2008&month=03&day=31|title= Top Albums Sales 2008/03/31 付け|work= Billboard JAPAN|accessdate=2020/10/17}}</ref>。2週目には売り上げは13.6万枚にまで落ちたが、その後安定したセールスを維持し、10週連続でオリコンアルバムチャートTOP10入りを記録。発売から2か月もたたないうちにミリオンヒットを達成した。これで宇多田はデビュー以来のすべてのアルバムでミリオンセールスを記録したことになる。また、アルバム収録楽曲のデジタル配信累計が1500万ダウンロードを突破したことも報じられた<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/7068|title= 宇多田ヒカル「HEART STATION」早くもミリオン達成|date= 2008/05/23|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>。(7月には2000万ダウンロードに到達<ref>{{Cite web |url= https://natalie.mu/music/news/8092|title= 宇多田ヒカル、最新アルバム&配信音源が大ヒット|date= 2008/07/03|work= 音楽ナタリー|accessdate=2020/10/17}}</ref>) |
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『HEART STATION』は、オリコンの年間アルバムランキングで女性アーティストのオリジナルアルバムとしてはトップとなる5位に登場。[[タワーレコード]]の「2008TOP40セラーズ」のアルバム部門では2位(オリジナルアルバムとしては1位)を記録した<ref>{{Cite web |url= https://web.archive.org/web/20090216023141/http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfLayoutB.jsp?DISP_NO=003209|title= 2008TOP40セラーズ|work= @TOWER.JP|accessdate=2020/10/17}}</ref>。また、[[iTunes]] Japanが発表した「年間トップアルバムチャート」で年間首位を獲得した<ref>{{Cite web |url= https://web.archive.org/web/20081216135835/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081203-00000376-bark-musi|title= 2008年、「iTunes Store」で最もダウンロードされた楽曲が発表|date= 2008/12/03|work= Yahoo!Japanニュース|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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同作は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]のiTunesのアルバムチャートで、当時日本人アーティスト最高位となる58位に登場した<ref>{{Cite web |url= https://web.archive.org/web/20110810110743/http://utada-online.net/blog/?p=265#comments|title= US itunes chart|work= U.BLOG|accessdate=2020/10/17}}</ref>。また2008年12月には、[[日本レコード協会]]によりミリオン認定をうけた<ref>{{Cite web |url= https://www.riaj.or.jp/f/data/cert/gd.html |title=2008年 ミリオン認定作品一覧|work= RIAJ|accessdate=2020/10/17}}</ref>。 |
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== 収録曲 == |
== 収録曲 == |
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#:18thシングル。こちらが本来のオリジナル。 |
#:18thシングル。こちらが本来のオリジナル。 |
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==チャート== |
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== 外部リンク == |
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*[http://www.emimusic.jp/hikki/heartstation/ 宇多田ヒカル「HEART STATION」SPECIAL SITE] |
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===デイリー、週間、月間=== |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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=== 注釈 === |
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=== 出典 === |
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== 外部リンク == |
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*[http://www.utadahikaru.jp/music/album/title_11.html 作品紹介ページ HEART STATION] |
*[http://www.utadahikaru.jp/music/album/title_11.html 作品紹介ページ HEART STATION] |
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*[http://www.emimusic.jp/hikki/heartstation/ 宇多田ヒカル「HEART STATION」SPECIAL SITE]{{リンク切れ|date=2020年10月}} |
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2020年11月13日 (金) 05:12時点における版
『HEART STATION』 | ||||
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宇多田ヒカル の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
2006年1月 - 2008年2月(シングル曲含む) 文化村スタジオ EMIミュージック・ジャパン・スタジオ | |||
ジャンル |
J-POP[1] ダンス・ポップ[1] アート・ポップ[1] | |||
時間 | ||||
レーベル |
EMIミュージック・ジャパン (現:Virgin Records) | |||
プロデュース |
宇多田ヒカル 三宅彰 宇多田照實 | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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宇多田ヒカル アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988006214842 | ||||
『HEART STATION』収録のシングル | ||||
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『HEART STATION』(ハート・ステーション)は、2008年3月19日に発売、同年3月26日に音楽配信開始された宇多田ヒカルの5thアルバム。
背景
2007年10月23日、宇多田は自身のウェブサイトを更新し、日本語のアルバムと英語のアルバムを同時に制作していることを明かした[2]。2008年1月15日、自身5枚目となるニューアルバムを同年3月19日にリリースすることを発表[3]、同月28日にはアルバムタイトルも発表された[4]。2月20日、20thシングルとなる「HEART STATION/Stay Gold」のリリースと同時にニューアルバムの収録内容が明かされた[5]。アルバム発売に先駆け3月3日より、アルバムのリード曲となる「Fight The Blues」の全国のラジオ放送およびUSENでのオンエアがスタートした[6]。
宇多田は、前作『ULTRA BLUE』の制作後に、「今まで以上に繕っていないこと」や、「自分のことを初めて見せた自分」に気付いたという[7][8]。そして今作『HEART STATION』では、意識的に「今の素のままの自分が作品で届けられること」「作品から『私』を感じてもらえること」を目指した[8]。また、その制作に際して、「ポップで、あまり凝ってなく、楽に聴ける感じ」のものをつくるべく、「やわらかくてシンプルな曲作り」を意識したとのこと[7]。その中で、童謡「ぼくはくま」を制作したことが大きなきっかけとなっており、「非常に自由になった気がした」とインタビューで語った[7]。その後の「Flavor Of Life」や「Prisoner Of Love」の制作でも、「素直な曲作り」を心がけたという[7]。
宇多田は、今作について「潔いアルバム」だと言い、またそのタイトル『HEART STATION』について、「これまで余分にあった繕っていたものがすごく少なくて、心の底から一直線という感じでポン!と出したものが多い から、そういう覚悟も含めてこのタイトルで伝わればいいかな、と思って名付けた」と語った[8]。
アルバムジャケットはMITSUOが撮影。宇多田はこのジャケットについて、自身のブログで、「気持ち的には、悩める少年っぽく」だったと語った[9]。
リリース
『HEART STATION』は、2008年3月19日に、日本ではEMIミュージック・ジャパンによって、台湾ではGold Typhoonによってリリースされた。前作『ULTRA BLUE』から約1年9ヶ月ぶりのリリースとなる。全13曲が収録されており、CDには歌詞が載ったブックレットが付属した。同月29日に韓国で、4月8日には北アメリカでもリリースされた。これで今作は、宇多田にとって前作『ULTRA BLUE』に次いで北アメリカでリリースされた2作目のアルバムとなった[10]。
本作から2年後の2010年に人間活動と称して活動休止を宣言。さらに2年あまりが経った2013年、所属していたEMIミュージック・ジャパン(旧東芝EMI)がユニバーサルミュージックに吸収合併されたため、宇多田はEMIから移管されたVirgin Recordsへ移籍。EMIからのオリジナル・アルバムのリリースはこれが最後となった(本来のラストアルバムは2010年のベストアルバム『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2』である)。
制作、録音
今回も、前作『ULTRA BLUE』に引き続き、ほとんどの楽曲の編曲やプログラミングまでを宇多田自身が手掛けている。また、「Flavor Of Life」のバラード・バージョンと「ぼくはくま」には、これまでにも宇多田の作品に関わってきた冨田謙やAlexis Smithが編曲で参加している。
シングル曲がある程度リリースされたところで、アルバム制作に本腰を入れ始めた最初のほうに制作したのが、「Fight The Blues」だった[8]。時期的には、シングル「Beautiful World/Kiss & Cry」(2007年8月29日リリース)の直後で、そこで素直なものが書けたことにより、その後の曲も「すらすらと書くことができた」と語った[8]。また、アルバム『DEEP RIVER』制作時に最後に作った楽曲が「Deep River」だったことから、「暗いまま終わるのは絶対イヤだ」「最後にイケイケなアップテンポのダンス・ナンバーを作りたい」と思い、「Celebrate」を制作したという[8]。
今作では、CDと配信用の音源では別々のマスタリングを施しており、CDには、デビューアルバム『 First Love』から宇多田の作品に関わってきたテッド・ジェンセンを、配信にはトム・コインをマスタリングエンジニアとして起用している。これはそれぞれの視聴環境において、できるだけオリジナル音源に近い音質を提供したいという意向からである[11]。
音楽性
ほぼ全曲打ち込み主体となっており、ヒップホップとハウスを練り込んだようなビートの粘りや、細部まで徹底しつつナチュラルさを残す音像への配慮なども指摘されている[12]。
今回は従来のようにインタールード曲がラストの1曲前に位置しておらず、新たにボーナストラックが収録されている。また、1作目から常にアルバムの1、2曲目をシングル曲で構成していたのが(『DEEP RIVER』を参照)、本作では異なっている。
宇多田の作品に多く関わっているプロデューサーの三宅彰は、これまでの4枚のアルバムは誰に向けて書いたのか具体的に見える曲が多かったが、今作は顔の見えない不特定多数の人に向いているように感じると述べた。これを踏まえた上で宇多田は10代の頃は内面に向かいがちだったが、20代半ばになり社会と自分というものを結び付けられるようになったのではないかと語った[13]。
楽曲
- Fight The Blues
- ドラマ以外のテレビ番組のタイアップが付いた形となり、このようなタイアップがつくのはデビューシングル「Automatic/time will tell」以来約9年ぶりである。また、先行配信された「This is Love」を除けば、アルバム曲にタイアップが付くのは初めてとなった[14]。
- アルバム発売前の3月3日より有線・ラジオでのO.A.解禁と同時に着うた、着信ムービーの配信もスタート。着信ムービーに使用されている映像は、本人出演のオリジナル映像となっている。タイトルは「前作の『ULTRA BLUE』を越える」という意図も込められている[13]。19thシングル「Beautiful World/Kiss & Cry」後に制作し、アルバム曲で一番初めに作った曲である[15]。「憂鬱と戦え」というストレートなメッセージを表現したという。プロデューサーに「前作の『ULTRA BLUE』をいきなり蹴散らしていく感じがいい」といわれ1曲目となった[16]。
- Flavor Of Life -Ballad Version-
- 2007年7月18日には英EMIが、音楽配信数の総計で700万ダウンロードを突破しデジタルシングル売上世界1位となったと発表[17]。2007年年間ランキング2位にもなっている。
- Kiss & Cry
- 宇多田本人曰く「シングルよりアルバムで聴いたほうが良い」と述べている[16]。
- Gentle Beast Interlude
- もともとは次の曲「Celebrate」のイントロとして存在していた曲だったが、周囲の助言もありインスト曲として独立させた。アルバムのインターミッション的なインタールードになったという。タイトルは「Celebrate」の歌詞、『優しい瞳を持つ化け物』から取ったもの。歌入れは最後の最後に行い、アルバムにおける最後の作業となった。20thシングル「HEART STATION」のイントロが一部使用されている[18]。
- Celebrate
- 「Gentle Beast Interlude」と繫がっているが、宇多田の楽曲でこのような物は初めてのことである[要出典]。本タイトル確定前の仮タイトルは「やけくそ」。5日で作曲から歌入れまですべての作業を終え、本人曰く、曲の制作にかかった時間はおそらく過去最短とのこと[16]。とにかくイケイケでおしゃれなアップテンポのダンス曲をイメージに、歌詞を日本のヒップホップ系アーティストなどを意識した[19]。この楽曲は、ノリノリの曲で本人も気に入っている[要出典]ようだが、締め切り間際だったその日、宇多田は温めていた別のバラードを作成していた[18]。しかし辛気臭くなりその曲をボツにし、急いで書き上げたのがこの曲である[18]。
- Prisoner Of Love
- コード進行や始めの部分は5thシングル「Wait&See 〜リスク〜」に限りなく近いという。曲調としては前にも何回か作ったことがあり、その為この手の曲はしばらく敬遠していたが、久しぶりに作る気になったのがこの曲である。元々は英語詞のセカンドアルバム収録用のものとして制作されだした。しかし本人が「やっぱり日本語でやりたいと思った」ことから、日本語詞がつけられ、本作収録にいたっている[18]。英語詞をつける際はキレのある歌詞を選んでいたが、日本語にするときには、のっぺりしたものにならないよう意識して書き、重いドロドロした曲調にならないよう、黒人的な歯切れのいいアレンジや歌い方にしたという。また、この歌を初めて通して聴いたときには久しぶりに宇多田自身思わずウルッときてしまったという。初めは恋愛の曲にしようとしていたが、ドラマのタイアップが来るかもしれないから友情とも恋愛とも取れる歌詞にしてほしいとの要望があり、非常に難しかったと語っている[20]。「Flavor Of Life -Ballad Version-」とこの曲は生音のストリングスを使用しているが、このレコーディング風景の写真を自身の日記で載せている。ちなみに、20thシングル「HEART STATION」と同様、この曲と「Celebrate」は歌詞をファミリーレストランで、3,4時間程度で書き上げた[20]。
- テイク 5
- 本人曰く、「一番へんちくりんな曲」。「Celebrate」の1つ前に完成した曲[要出典]なのだが、あまりにへんちくりんな曲に仕上がってしまったので、最後の曲は明るくポップな曲にしたいという気持ちが「Celebrate」に現れたという。前作『ULTRA BLUE』収録の「海路」のレコーディング前に「こんな変な曲でいいのか」と思ったことから「違うもの」を模索し、制作された曲。ところがアルバムには結果的に「海路」が収録されたためボツになり、今作のアルバム制作佳境にいたって「ネタも尽きてきたし、あれやろう」ということで完成された。
- 『ULTRA BLUE』の時点ではバックトラックしか作っておらず、インストゥルメンタル曲でも良かったというほどそのトラックが気に入っていたのだが、歌自体を乗せるのが難しく、歌詞も普通の歌詞ではない、文学的な詩のようなものにしたという。歌ってみても歌いにくく、初めは聴いてみても凄く変な曲だと思ったが、何度か聴いていくうちに慣れてきてこれはこれでいいと思えるようになったとのこと。曲の終わりは、「このぐらいしないと、『ぼくはくま』に繋がらない」と、特に曲の流れを意識したようで、意図的にスパッと演奏が終わるという衝撃的なラストとなっている。また、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」みたいにしたかった、と本人は語っている[16]。 タイトルについては、自身の5枚目のアルバム、自身における「テイク5」という意味。また、この曲を制作する頃から精神的に疲労や乱れがたまり、やさぐれてきたとのこと。
- ぼくはくま
- 童謡であり、この曲をアルバムに収録した理由について、この曲をきっかけに心境が『ULTRA BLUE』から『HEART STATION』へと変化したから、と述べている[18]。
- 虹色バス
- 宇多田いわく、レトロ感を出したかった曲。アナログ的な曲は今まであまりやりたがらなかったのだが、この曲はかわいい感じを出したかったと述べている。アルバム制作の期間で最も元気で、調子が上がっていたときに作られた。自身のブログで虹に関する日記を書いたときに思いついたのがこのタイトルである。ビートルズっぽい、とも語っており、子供の頃の思い出などを振り返り、懐かしい感じで作ったという[16]。
プロモーション
予約購入者先着特典で「宇多田ヒカルB2サイズ オリジナル・ポスター」が付属する(店頭などに掲示されている告知用ポスターと同デザイン)。
テレビ出演
- 『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(2008/02/18、2008/03/31、フジテレビ)
- 2月18日出演時は、リリース前の新曲「Stay Goldを披露。3月31日は、特番「HEY!HEY!HEY!生のお台場春一番スペシャル!!」に出演[注 1]。ドラマ主題歌でアルバムからシングルカットされた「Prisoner Of Love」を歌唱した。
- 『ミュージック・ステーション』(2008/02/22、2008/04/04、テレビ朝日)
- 2月22日出演時は、リリースしたばかりの新曲でアルバム表題曲の「HEART STATION」を歌唱[21]。4月4日出演時は、「Prisoner Of Love」を歌唱した。
- 『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』(2008/02/22、日本テレビ)
- 新曲「HEART STATION」を披露[22]。
- 『COUNT DOWN TV』(2008/02/23、TBS)
- 新曲「HEART STATION」を披露した[23]。
- 『うたばん』(2008/02/28、TBS)
- 「宇多田ヒカルデビュー10周年SP」と銘打たれ、「TBS番組秘蔵映像」や「共演者からの豪華メッセージ」が紹介された。番組では、「Stay Gold」を披露した[24]。
- 『森田一義アワー 笑っていいとも!、テレフォンショッキング』(2008/02/29、フジテレビ)
- 『Music Lovers』(2008/03/23、日本テレビ)
- 宇多田ヒカルがレコーディングを行っているスタジオに女性ファンのみを招待して行った、プレミアムライブの模様をオンエア[26]。番組では、ニューアルバムから「Fight The Blues」、「Flavor Of Life∼balled version∼」、「Celebrate」の3曲を披露。後日、その日に時間の都合でオンエアできなかった「ぼくはくま」が、ノーカットで紹介された[27]。
インタビュー
ROCKIN'ON JAPAN2008年5月号の表紙巻頭に7年ぶりに登場。ニューアルバムについてのインタビューが掲載された[28]。また、2008年3月9日には、スペースシャワーTVのマンスリーアーティストのスペシャルプログラム「V.I.P.」に出演。リリース前のニューアルバムについてのインタビューを中心に60分間にわたって音楽評論家の鹿野淳とトークした[29]。
批評家の反応
アルバム『HEART STATION』は、複数のメディアや批評家から概ね高い評価を得ている。
ライターの兵庫慎司はROCKIN'ON JAPANにて、「『どう生きるか』の本質だけをここまでシビアに、嘘がなく、淡々と、かつポップに描ける音楽家は宇多田ヒカルしかいない」と称賛。また、それらの言葉が、「国民的なポップシンガー」により、日本全国津々浦々まで広まっていく「J-POP」として世に放たれている事実はとても重要だと付け加えた[7]。
ローリング・ストーン・ジャパンは、「クールなトラックと芸術的なコーラス・ワークのクオリティは極められ、言葉はどんどん自由に人々の心の隙間に入り込む独創性を帯びた」と指摘。「喪失感と終わらない孤独のなかで得た強さと新たなるピュアネスが闘志を貫くポップ・ミュージック」であると評価した[30]。
また、同作の収録内容について疑問も寄せられた。ジャパンタイムズのダニエル・ロブソンは、既にリリースされた楽曲がアルバムに7曲も入っていることについて、「既発シングルで満たされたアルバムは宇多田だけではないが、この日本の音楽業界の慣習に疑問を感じる」とコメント。「ぼくはくま」や2曲の別バージョンの「Flavor Of Life」が、アルバムの憂鬱な空気間を完全に壊してしまっているとも指摘した[31]。
受賞
- 日本ゴールドディスク大賞
- ベスト10アルバム[32]
- CDショップ大賞
- 入賞[33]
チャート成績
『HEAR STATION』は、発売1週目で48.0万枚を売上げ、オリコンの3/31付週間アルバムランキングで初登場1位を獲得。1月30日に発売された倖田來未の『Kingdom』の42.1万枚を上回り、2008年発売の作品として最高の初動売上を記録した。宇多田のアルバムで最も低い初動セールスとはなったものの、これで宇多田のアルバム1位は6作連続、オリジナル作品では1stアルバムから5作連続となり、歴代3位タイ記録となった[34]。同年に創設されたばかりのBillboard JAPANの「TOP ALBUMS SALES」でも首位スタートとなった[35]。2週目には売り上げは13.6万枚にまで落ちたが、その後安定したセールスを維持し、10週連続でオリコンアルバムチャートTOP10入りを記録。発売から2か月もたたないうちにミリオンヒットを達成した。これで宇多田はデビュー以来のすべてのアルバムでミリオンセールスを記録したことになる。また、アルバム収録楽曲のデジタル配信累計が1500万ダウンロードを突破したことも報じられた[36]。(7月には2000万ダウンロードに到達[37])
『HEART STATION』は、オリコンの年間アルバムランキングで女性アーティストのオリジナルアルバムとしてはトップとなる5位に登場。タワーレコードの「2008TOP40セラーズ」のアルバム部門では2位(オリジナルアルバムとしては1位)を記録した[38]。また、iTunes Japanが発表した「年間トップアルバムチャート」で年間首位を獲得した[39]。
同作は、アメリカのiTunesのアルバムチャートで、当時日本人アーティスト最高位となる58位に登場した[40]。また2008年12月には、日本レコード協会によりミリオン認定をうけた[41]。
収録曲
全作詞・作曲・編曲:宇多田ヒカル(特記以外)
- Fight The Blues (4:10)
- HEART STATION (4:36)
- 20thシングル。レコード会社直営♪CMソング。
- Beautiful World (5:17)
- 19thシングル。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のテーマソング。
- Flavor Of Life -Ballad Version- (5:25)
- 編曲:ストリングスアレンジ:宇多田ヒカル&富田謙・編曲:Alexis Smith、ストリングスアレンジ:山本拓夫
- 18thシングル「Flavor Of Life」のカップリング。
- TBS系列ドラマ『花より男子2(リターンズ)』のイメージソング及び挿入歌。
- Stay Gold (5:14)
- 20thシングル。アジエンス新CMソング。
- Kiss & Cry (5:06)
- Gentle Beast Interlude (1:13)
- インスト。「Celebrate」と繋がっている。
- Celebrate (4:26)
- Prisoner Of Love (4:46)
- テイク 5 (3:42)
- ぼくはくま (2:23)
- 編曲:冨田謙&宇多田ヒカル
- 17thシングル。
- 虹色バス (5:50)
- Flavor Of Life [Bonus Track] (4:46)
- 18thシングル。こちらが本来のオリジナル。
チャート
デイリー、週間、月間
|
年間
|
認定とセールス
国/地域 | 認定 | 認定/売上数 |
---|---|---|
日本 (RIAJ) | ミリオン | 1,011,373 |
* 認定のみに基づく売上数 |
脚注
注釈
- ^ この時宇多田は、生出演中に「Mステの特番初めてで」と言って場を凍らせた
出典
- ^ a b c “HEART STATION By 宇多田ヒカル [Hikaru Utada]”. RYM. 2020年10月19日閲覧。
- ^ “コムギ” (2007年10月23日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “宇多田ヒカル、ニューアルバムは3月19日発売”. 音楽ナタリー (2020年1月15日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “宇多田ヒカルの新作タイトルは「HEART STATION」に決定”. 音楽ナタリー (2020年1月28日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “宇多田ヒカル5thアルバムはヒット作満載の13曲”. 音楽ナタリー (2008年2月20日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “宇多田ヒカル、アルバム収録曲をラジオで先行OA”. 音楽ナタリー (2008年2月27日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ a b c d e 兵庫慎司 (2008). “宇多田ヒカル、新作のすべてを語る!”. ROCKIN'ON JAPAN (株式会社ロッキング・オン) 22 (8): 51.
- ^ a b c d e f 宇多田ヒカル (2009), 点 -ten-, U3music, pp. 212-226, ISBN 9784930774224
- ^ “ヒカルの視線に釘付け!「HEART STATION」PV完成”. 音楽ナタリー (2008年2月4日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “Hai Fidelity Hikaru Utada: Heart Station”. ANIMENEWSNETWORK (2008年6月17日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ 宇多田ヒカルの新作『HEART STATION』は、CDと音楽配信でそれぞれ別マスタリングを採用することが発表に
- ^ “HEART STATION”. TOWER RECORDS ONLINE. 2020年10月17日閲覧。
- ^ a b 2008年4月号「日経エンタテインメント!」(日経BP社)
- ^ タイアップ一覧
- ^ 宇多田ヒカル「HEART STATION」特集 goo音楽
- ^ a b c d e 音楽ダウンロードサイトリッスジャパン スペシャルページ
- ^ 宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」、デジタルシングル売上で世界一に、インプレス、2007年7月19日。
- ^ a b c d e CDでーた(2008年4月号)
- ^ 2008年3月23日放送回『Music Lovers』(日本テレビ)出演時より
- ^ a b 宇多田ヒカル『点-ten-』2009年3月19日発行(222ページ)
- ^ “「Mステ」に宇多田、ELT、平井堅など7組出演”. 音楽ナタリー (2008年2月18日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “いきものがかりが「音楽戦士」でマル秘トークを連発”. 音楽ナタリー (2008年2月18日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “「CDTV」で宇多田ヒカル、Superflyが新曲披露”. 音楽ナタリー (2008年2月20日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “中居正広と宇多田ヒカルの貴重な共演集”. 芸能人の共演集 (2018年7月15日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “明日金曜日の「いいとも」に宇多田ヒカルが登場”. 音楽ナタリー (2008年2月28日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “宇多田ヒカルの女性ファン限定スタジオライブを放送”. 音楽ナタリー (2008年3月17日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “「Music Lovers」総集編で過去の名ライブを再び紹介”. 音楽ナタリー (2008年3月25日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “rockin on JAPAN 2008年05月 宇多田ヒカル”. BACK NUMBER. 2020年10月17日閲覧。
- ^ “V.I.P.─宇多田ヒカル─”. SPACE SHOWER TV. 2020年10月17日閲覧。
- ^ “HEART STATION”. Rolling Stone Japan 編集部 (2008年3月10日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “Utada Hikaru "Heart Station"”. the japan times (2008年4月4日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “第23回 日本ゴールドディスク大賞 アルバム賞”. 日本レコード協会. 2020年10月17日閲覧。
- ^ “第1回CDショップ大賞2009 受賞作品”. 全日本CDショップ店員組合. 2020年10月17日閲覧。
- ^ “【オリコン】宇多田ヒカル、08年No.1スタートで6作連続1位!”. ORICON NEWS (2008年3月25日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “Top Albums Sales 2008/03/31 付け”. Billboard JAPAN. 2020年10月17日閲覧。
- ^ “宇多田ヒカル「HEART STATION」早くもミリオン達成”. 音楽ナタリー (2008年5月23日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “宇多田ヒカル、最新アルバム&配信音源が大ヒット”. 音楽ナタリー (2008年7月3日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “2008TOP40セラーズ”. @TOWER.JP. 2020年10月17日閲覧。
- ^ “2008年、「iTunes Store」で最もダウンロードされた楽曲が発表”. Yahoo!Japanニュース (2008年12月3日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ “US itunes chart”. U.BLOG. 2020年10月17日閲覧。
- ^ “2008年 ミリオン認定作品一覧”. RIAJ. 2020年10月17日閲覧。