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2020年2月15日 (土) 04:58時点における版

上川駅
駅舎(2013年8月)
かみかわ
Kamikawa
A42 東雲 (4.5 km)
(37.3 km) 白滝 A45
地図
所在地 北海道上川郡上川町中央町
北緯43度50分55.44秒 東経142度46分0.08秒 / 北緯43.8487333度 東経142.7666889度 / 43.8487333; 142.7666889
駅番号 A43
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 石北本線
キロ程 44.9 km(新旭川起点)
電報略号 ミワ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
190人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1923年大正12年)11月15日
備考 社員配置駅
みどりの窓口
テンプレートを表示
出入口部分近影(2009年7月)
改修前の駅舎(2004年7月)

上川駅(かみかわえき)は、北海道上川郡上川町中央町にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線駅番号A43電報略号ミワ事務管コードは▲122508[1]

概要

上川町の代表駅。大雪山国立公園層雲峡温泉方面への玄関口でもあり、特急「オホーツク」「大雪」・特別快速「きたみ」を含めた全ての旅客列車が停車する。

歴史

1977年の上川駅と周囲約1×1.5km範囲。右が遠軽方面。駅裏旭川方に転車台の残る車庫線を有する。その裏側に営林署の土場が広がっているが、層雲峡森林鉄道が接続していたのは右下遠軽方のカーブの外側に残る土場の方であった。本線のカーブと土場との間に左から右へ接線状に軌道跡が細道となって残っている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

鉄道開通と愛別村からの分村問題がほぼ同時であった大正10年頃、国鉄側は当初「石狩留辺志部」駅と計画していたとされるが、長すぎるのと既に留辺蘂駅があることから新名称を地元で検討した結果、石狩川の上流であることから上川村及び上川駅とする案が決定し、国鉄側もそれに従った。なお、アイヌ語の「ペニウングルコタン」(川上人の村)との関連性が挙げられる事があるが、あくまでこれは偶然の結果であるとしている[6]

駅構造

2面3線の単式・島式複合ホームの地上駅である。跨線橋で連絡している。1番のりば(旭川方面のみ)と3番のりばは折り返しが可能。特急「オホーツク」、特別快速「きたみ」は駅舎に面した1番のりばを使用する。

社員配置駅。みどりの窓口(営業時間:8時00分 - 16時35分)設置。早朝と夕方以降は無人となるが、運転扱いの駅員は終日配置される。自動券売機(稼働時間は窓口営業時間と同じ)が設置されていたが、駅舎改装時に撤去されている。コインロッカーは設置されておらず、みどりの窓口で手荷物一時預かりを行う。

利用状況

  • 2012年(平成24年)- 2016年(平成28年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は165.4人[7]
  • 2013年(平成25年)- 2017年(平成29年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は160.2人[8]
  • 2014年(平成26年)- 2018年(平成30年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は143.2人[9]

駅弁

かつては構内の「明石構内食堂(明石調整所)」で調理された駅弁が構内やホームで立ち売りされており、近隣の養殖場のニジマスやヤマメを使用した「ニジマス姿鮨」や「やまべ(ヤマメ)鮨」が名物であったが、現在は販売を終了している。なお、構内食堂は「食事処角」に店名を変えた後に2005年に店を駅前に移転しており、「喰い処あかし」として営業を続けている。

  • 御弁当
  • 特製御寿司
  • ニジマス姿鮨
  • やまべ鮨

駅周辺

バス路線

道北バスが運行。駅前に位置する「森のテラス・ヌプリ」に上川営業所を設置。窓口と待合所を備え、案内や都市間バスの予約発券を受け付ける。層雲峡温泉方面や旭川駅方面へ運行するほか、共同運行会社を含めて北見市紋別市釧路市帯広市方面への都市間バスを運行する。路線詳細はバス事業者記事を参照。

2013年4月1日より、名称を「上川森のテラス バスタッチ(上川駅前 森のテラスバスタッチ)」に変更するとともに、紋別市方面のみであった都市間バス乗り入れが遠軽町方面を除く各路線に増やされた[11]

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
石北本線
特別快速「きたみ
当麻駅 (A35) - 上川駅 (A43) - 白滝駅 (A45)
普通
安足間駅 (A41) - *東雲駅 (A42) - 上川駅 (A43) - **天幕駅 - (中越信号場) - (上越信号場) - (奥白滝信号場) - **上白滝駅 (A44) - 白滝駅 (A45)
*:一部列車は東雲駅を通過する。
**:打消線は廃駅
当駅 - 白滝駅間は、在来線の定期旅客列車が運行する路線としては、JR最長の駅間になっている[注釈 1]

脚注

注釈

  1. ^ 新幹線も含めれば、北海道新幹線奥津軽いまべつ駅 - 木古内駅間の74.8kmがJR最長の駅間である。

出典

  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。 
  3. ^ 河野哲也「北海道の森林鉄道,殖民軌道」『鉄道ピクトリアル』No.733
  4. ^ 『JR時刻表』1999年4月号
  5. ^ 『JR時刻表』2013年4月号
  6. ^ 上川町史 昭和41年9月発行 P485-486。ペニウングルコタン説は「上川」の提案者である中山修作本人によって否定されている。
  7. ^ "石北線(新旭川・網走間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月9日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月10日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明); 不明な引数|deadlinkdate=が空白で指定されています。 (説明)
  8. ^ "石北線(新旭川・網走間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月19日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月19日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  9. ^ 石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  10. ^ “自然保護官事務所 駅前に移転し開所”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年2月2日)
  11. ^ 都市間バス ダイヤ改正のお知らせ”. 道北バス (2013年3月1日). 2014年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月13日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク