「加賀温泉駅」の版間の差分
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|画像説明 = 仮設駅舎 西口 |
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|よみがな = かがおんせん |
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2020年2月15日 (土) 04:56時点における版
加賀温泉駅* | |
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仮設駅舎 西口 | |
かがおんせん Kagaonsen | |
◄大聖寺 (4.1 km) (3.2 km) 動橋► | |
所在地 | 石川県加賀市作見町ヲ58 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■北陸本線 |
キロ程 | 134.3 km(米原起点) |
電報略号 |
オセ クミ(作見駅時代) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,169人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1944年(昭和19年)10月11日 |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 * 1970年に作見駅から改称。 |
加賀温泉駅(かがおんせんえき)は、石川県加賀市作見町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅である。
概要
当駅は加賀市の中心駅・代表駅で、加賀市内では最も優等列車が停車する駅となっている。
当駅を起点とし、各観光地への路線バス網が展開されている。
歴史
開業当初は作見駅(さくみえき)という、普通列車しか停車しない小駅に過ぎなかったが、隣接する動橋駅と大聖寺駅が片山津温泉・山代温泉・山中温泉の各地元を巻き込み特急停車をめぐって激しい争奪戦を繰り広げた[2]ため、これを沈静化する目的で両者の中間にあるこの駅に特急列車を集約して停車することとなり、駅名を改称して周辺の温泉地の玄関口となった(急行列車についても基本的にはこの駅に集約されたが、一部の列車は大聖寺駅にも引き続き停車した)。
沿革
- 1943年(昭和18年)10月1日 - 国有鉄道北陸本線の大聖寺駅 - 動橋駅間に、作見信号場(さくみしんごうじょう)として開設。
- 1944年(昭和19年)10月11日 - 駅に昇格、作見駅(一般駅)が開業。
- 1963年(昭和38年)1月1日 - 貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)。
- 1970年(昭和45年)
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2017年(平成29年)
駅構造
島式ホーム2面4線を持ち、待避設備を有する地上駅である。駅舎から各ホームへは連絡通路で接続している。なお、ホームは2階にある。
駅構内にはみどりの窓口・有人改札口・発車標・化粧室などがある。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | ■北陸本線 | 上り | 福井・大阪・米原方面 | |
3・4 | ■北陸本線 | 下り | 金沢・富山方面 | 富山方面は金沢駅で北陸新幹線に乗換 |
北陸新幹線は在来線駅南側に相対式ホーム2面2線と中央に通過線2線を有する高架駅として計画されている。新幹線駅デザインは「格子」のイメージをデザインに決定している[9]。
ギャラリー
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旧駅舎
-
ホーム
駅弁
現在の販売業者である高野商店は元は福井県の今庄駅の駅弁業者であった。北陸トンネルの開通で大聖寺に移転したのち、作見の加賀温泉への改称と特急停車により駅弁の需要が生じたため、当時の国鉄の勧めで当駅に移転した。駅の裏側に社屋がある。主な駅弁は下記の通り[10]。
- 加賀彩々
- 柿の葉ずし
- 焼きさば寿し
利用状況
「石川県統計書」と「加賀市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1994年 | 2,858 |
1995年 | 3,018 |
1996年 | 2,900 |
1997年 | 2,746 |
1998年 | 2,592 |
1999年 | 2,470 |
2000年 | 2,444 |
2001年 | 2,464 |
2002年 | 2,398 |
2003年 | 2,380 |
2004年 | 2,314 |
2005年 | 2,252 |
2006年 | 2,236 |
2007年 | 2,200 |
2008年 | 2,142 |
2009年 | 2,031 |
2010年 | 1,952 |
2011年 | 1,929 |
2012年 | 1,926 |
2013年 | 1,943 |
2014年 | 1,911 |
2015年 | 2,229 |
2016年 | 2,215 |
2017年 | 2,169 |
駅周辺
- 片山津温泉、山代温泉、山中温泉、加賀橋立温泉への玄関口となっている。
- abio city(アビオシティ)加賀(駅前、平和堂が核テナントとなっているショッピングセンター)
- 2000年代に入り飲食店、コンビニエンスストア、CDショップなどの出店が相次いだ。
- 駅の北側には巨大な観音像が建っていて、加賀温泉に向かう車窓からも確認することができる。これは1980年代後半のバブル期に作られた仏教的テーマパーク「ユートピア加賀の郷」の一つでホテルや遊園地などが設けられていたが、運営会社「関西土地建物」の倒産によって施設は休業した。2009年に大阪市内の会社と織田無道が宗教法人 豊星寺として経営に参画し、ホテル業を再開していたが従業員への給与不払い問題等を起こし廃業[11]。ただし、観音像とそれらに付随する施設は、豊星寺が管理する観音院加賀寺として運営[12]され、内部を見学することができる(2014年現在休業中)。
バス路線
- 温泉山中線(加賀温泉駅 - 山代温泉 - 山中温泉 - 栢野)
- 温泉片山津線(加賀温泉駅 - 富塚 - 片山津温泉 - 富塚 - 加賀温泉駅)
- 温泉大聖寺線(加賀温泉駅 - 中央公園口 - 大聖寺駅前 - 加賀交流プラザさくら
- 吉崎線 (加賀温泉駅 - イオン加賀の里店前 - 大聖寺駅前 - (加賀交流プラザさくら) - 吉崎 - 塩屋)
吉崎線は従来、山中温泉 - 大聖寺駅 - 塩屋の系統だったが、通しで運行するバスは存在せず、大聖寺駅前(一部の便は加賀市民病院(加賀市医療センター開院に伴い2016年4月加賀看護学校前に改称)、大聖寺実業高校前)から山中温泉(または山代温泉東口)へ向かう便と、塩屋へ向かう便があったが、2015年3月のダイヤ改正で系統分割を行い、後者を加賀温泉駅まで延長。
なお、以前当駅から出ていた粟津温泉行は小松駅から数本運行されている。廃止路線における今後の動き(コミュニティバス化など)については未定。過去には大聖寺、加賀市民病院へ向かうバスも乗り入れていた。
高速バス
- ブルーライナー加賀四湯号(昼行) 米原経由、大阪梅田・天王寺行
- ブルーライナー北陸便(夜行) 京都・長岡京経由、大阪梅田・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン行
- 中日本ツアーバス
- 東京駅・東京ディズニーランド行
観光向けバス
- 日本海観光バス
- 加賀周遊バス「キャンバス」
隣の駅
※特急「サンダーバード」「しらさぎ」「ダイナスター」「おはようエクスプレス」「おやすみエクスプレス」(うち、「サンダーバード」は一部通過)の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。
建設中の路線
脚注
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ 当時は現在のように特急を短い間隔で停めることは避けられており、当駅改称直前こそ特急「雷鳥」と「しらさぎ」の全てが動橋駅と大聖寺駅の両駅に停車していたが、当時の常識からいうとこれは例外中の例外であった。
- ^ a b 北日本新聞 1970年10月2日付朝刊14面より
- ^ 交通年鑑 昭和46年度版
- ^ "北陸線(大聖寺駅~金沢駅間)IRいしかわ鉄道線、城端線(高岡駅~新高岡駅間)4月15日ICOCAサービスご利用開始~石川と富山がICOCAでつながる~" (PDF) (Press release). 西日本旅客鉄道/IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道. 31 January 2017. 2019年5月25日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月1日閲覧。
- ^ "交通ICカード「ICOCA」の利用範囲拡大等について" (PDF) (Press release). あいの風とやま鉄道. 31 January 2017. 2019年5月25日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月1日閲覧。
- ^ “加賀温泉駅 仮駅舎使用開始について”. 西日本旅客鉄道 (2017年4月26日). 2017年4月27日閲覧。
- ^ “北陸本線の加賀温泉駅が仮駅舎に…新幹線工事の一環 5月23日から”. Response. (株式会社イード). (2017年4月26日) 2017年4月29日閲覧。
- ^ “北陸新幹線6新駅のデザイン決まる ホームやコンコースのイメージ”. 福井新聞ONLINE (福井新聞社). (2019年4月17日). オリジナルの2019年4月22日時点におけるアーカイブ。 2019年5月4日閲覧。
- ^ 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社、2017年、286頁。
- ^ 「住職」織田無道氏、給与不払い 73メートル観音像の加賀・豊星寺 改装費も入金せず北國新聞、2009年11月15日
- ^ [1]北国新聞、2012年4月8日