「長門市駅」の版間の差分
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|よみがな = ながとし |
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|ローマ字 = Nagatoshi |
|ローマ字 = Nagatoshi |
2020年2月14日 (金) 22:44時点における版
長門市駅 | |
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駅舎 | |
ながとし Nagatoshi | |
所在地 | 山口県長門市東深川駅前903-5 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
電報略号 |
ナト シヨ(正明市駅時代) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
378人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)3月23日 |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 | ■山陰本線 |
キロ程 | 599.6 km(京都起点) |
◄長門三隅 (5.1 km) (5.3 km) 黄波戸► | |
所属路線 | ■山陰本線(仙崎支線)** |
キロ程 | 0.0 km(長門市起点) |
(2.2km) 仙崎► | |
所属路線 | ■美祢線** |
キロ程 | 46.0 km(厚狭起点) |
◄板持 (2.7km) | |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 |
長門市駅(ながとしえき)は、山口県長門市東深川駅前にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。事務管コードは▲800701[1]。
概要
長門市の代表駅であり、山陰本線のうち益田駅 - 幡生駅間では数少ない有人駅かつ要衝となる駅である。国鉄時代はここが鉄道管理局の境界(当駅を含む幡生方が広島局、京都方が米子局)だった。
山陰本線を所属線としており[2]、美祢線を加えた2線区が乗り入れる。また、山陰本線については仙崎駅方面への支線(通称:仙崎線)が分岐している。また、当駅が終点となる美祢線は山陰本線仙崎支線と直通運転を行い実質的に一体運用となっており、加えて山陰本線は大半の列車が当駅で運行系統が分割されるなど、都合4方向の路線が当駅を発着することもあって、北浦地区の山陰線では幡生駅に次いで大きな規模を持つ駅となっている。
直営駅であり、駅構内にはJR西日本広島支社長門鉄道部が設置され、山陰本線(益田駅 - 小串駅間および仙崎支線、小串駅構内除く)・美祢線(厚狭駅構内除く全線)の運行・施設管理が行われている。
歴史
- 1924年(大正13年)
- 1928年(昭和3年)12月9日 - 美禰線支線として、当駅から黄波戸駅までが開業する。
- 1930年(昭和5年)5月15日 - 美禰線支線として、当駅から仙崎駅までが開業する。
- 1933年(昭和8年)2月24日 - 当駅から長門三隅方・黄波戸方・仙崎方を、美禰線所属から山陰本線に変更(これをもって山陰本線が全通)され、美禰線は長門湯本方のみとなる。
- 1962年(昭和37年)11月1日 - 長門市駅に改称する。
- 1963年(昭和38年)10月1日 - 美禰線の名称を美祢線に改称する。
- 1974年(昭和49年)4月 - みどりの窓口営業開始[3]。
- 1984年(昭和59年)1月1日 - 貨物取扱を廃止する。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2013年(平成25年)7月28日 - 豪雨災害により線路が被災し、一時益田方面が運休。(奈古駅 - 当駅間については8月4日に運行再開。)
駅構造
2面4線のホームを持つ地上駅(単式・島式の複合型2面3線に加えて、単式の1番のりばの先に切欠ホームの0番のりばがある)で、構内は留置線が多く配置されている。島式の2・3番のりばのは跨線橋で連絡している。1番のりばと2番のりばの間にはホームのない中線があり、列車の待機に使われている。
構内西側にはかつてターンテーブルが残されていた。蒸気機関車の機関区があった名残として運行終了後も40年以上残され、長門が「鉄道のまち」であった象徴とも言える存在であったが、東武鉄道が2017年夏から鬼怒川線でC11形蒸気機関車の運行を開始するのに伴ってJR西日本から東武鉄道へ譲渡され[4]2016年6月に撤去・陸送され、下今市駅へと移設された[5]。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
0 | (使用停止中) | ||
1 | ■山陰本線 | 下り | 滝部・小串・下関方面 |
上り | 奈古・益田方面 | ||
2 | ■美祢線 | 美祢・厚狭方面 | |
■山陰本線 | 仙崎線 | 仙崎行き | |
下り | 滝部・小串・下関方面 | ||
3 | ■山陰本線 | 上り | 奈古・益田方面 |
下り | 滝部・小串・下関方面 | ||
仙崎線 | 仙崎行き | ||
■美祢線 | 美祢・厚狭方面 |
運転系統の境界点のため、発着番線は列車によって変動する。1番のりばは益田方面と下関方面のみ発車が可能(元々1番のりばは配線上美祢線方面からの入線ができない)。2番のりばは下関方面と仙崎方面、美祢線方面の3方向に発車が可能。3番のりばは全方向への発車に対応する。そのため、益田方面と下関方面は主に1・3番のりば、美祢線方面と仙崎方面は主に2・3番のりばで客扱いを行う。しかしあくまで目安であるため、駅掲示の時刻表や駅構内での案内放送による変更がある。
仙崎支線専用となっていた0番のりばには2010年3月12日まで朝の1本のみ発着があった(このほか、仙崎祭り時に臨時列車が運行される場合にも使用されていた)が、翌13日以降は発着列車が一切なくなり、場内・出発信号機の使用も停止されている[6]。
夜間滞泊設定駅である。
-
0、1番線ホーム
-
0番のりばに停車中の列車
-
駅前に保存してある本州最後のSL旅客列車を牽いたD51 812の動輪
-
駅前工事をしている頃の駅舎
-
駅構内 留置線
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 1,200 |
2000 | 1,152 |
2001 | 1,060 |
2002 | 1,028 |
2003 | 916 |
2004 | 867 |
2005 | 778 |
2006 | 753 |
2007 | 707 |
2008 | 700 |
2009 | 685 |
2010 | 635 |
2011 | 631 |
2012 | 557 |
2013 | 566 |
2014 | 486 |
2015 | 456 |
2016 | 432 |
2017 | 403 |
2018 | 378 |
駅周辺
駅舎(改札口)と駅前広場は北側に位置しているが、駅の南北は自由通路(跨線橋)でつながっており、駅南側にも簡易な駅前広場がある。国道191号が駅南を通過し、区画整理も進んでいる。
駅前側(北側)
- 長門市役所
- 長門郵便局
- 山口県道277号長門市停車場線
- 山口県道56号仙崎港線
- 亀山城址(古城山)
駅南側
路線バス
いずれも駅前(北側)から発着。なお、防長交通の一部路線と2018年4月1日よりブルーライン交通は駅南口を経由する。
- 防長交通 - 仙崎・青海大橋方面、長門三隅・大田中央・秋芳洞方面
- サンデン交通 - 長門病院・仙崎・青海島(通・青海・大泊)方面、湯本温泉・俵山温泉・豊田町西市・小月・下関方面
- ブルーライン交通 - 上川西・黄波戸・古市駅・日置・人丸・油谷方面、長門病院・図書館・小浜・白潟・センザキッチン方面
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- ■山陰本線
- ■美祢線・■山陰本線(仙崎支線)
- 但し「○○のはなし」のみは美祢線に入らず、山陰本線下関方面へ向かう
脚注
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年5月号
- ^ 蒸気機関車(SL)復活運転の車両・施設計画概要について(東武鉄道 2016年4月21日)
- ^ “東武鉄道、栃木・日光で転車台設置 SL復活へ着々 “遺産”継承し8月運行へ”. 産経新聞. (2017年2月4日) 2017年3月25日閲覧。
- ^ 「鉄道ジャーナル」2011年1月号 メモワール紀行(19)「鉄道の町」の記憶
外部リンク
- 長門市駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道