厚保駅
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厚保駅 | |
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駅舎(2008年7月) | |
あつ Atsu | |
◄湯ノ峠 (6.0 km) (3.0 km) 四郎ケ原► | |
所在地 | 山口県美祢市西厚保町本郷字猪喰115 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■美祢線 |
キロ程 | 10.2 km(厚狭起点) |
電報略号 | アツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
22人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1905年(明治38年)9月13日[1] |
備考 | 無人駅 |
厚保駅(あつえき)は、山口県美祢市西厚保町本郷字猪喰にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)美祢線の駅である。難読駅の一つ。
歴史
[編集]- 1905年(明治38年)9月13日:山陽鉄道の厚狭駅 - 大嶺駅間開業と同時に設置[1][2]。
- 1906年(明治39年)12月1日:山陽鉄道の国有化により、官設鉄道の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定[1]。大嶺線の所属となる[1]。
- 1924年(大正13年)3月23日:線路名称改定[1]。大嶺線が美禰線(1963年より美祢線と表記[3])の一部となり、当駅もその所属となる[1]。
- 1962年(昭和37年)2月1日:貨物の取り扱いを廃止[4]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[4]。
- 1985年(昭和60年)2月1日:無人駅[5](簡易委託化)となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が継承[3]。
- 2010年(平成22年)7月15日:大雨(平成22年梅雨前線豪雨)による厚狭川氾濫で橋梁や路盤が流失。全線不通となり、営業休止。
- 2011年(平成23年)9月26日:全線開通により、営業再開。
- 2013年(平成25年)4月1日:駅舎を改装、地域交流ステーション開設[6]。
- 2023年(令和5年)7月1日:大雨による厚狭川増水で橋梁や路盤が流出[7]。全線不通となり、営業休止。4日より代行バスが運行開始[8][9]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線で、交換設備を有する地上駅。分岐は片開きになっているが、場内・出発信号機は片方向のみの対応であり、一線スルーではない。
長門鉄道部[10]が管理している無人駅で、駅舎は「厚保 地域交流ステーション」として利用されている[6]。
下りホームに面して待合室(駅舎)がある。互いのホームは跨線橋で結ばれている。
かつては貨物列車が行き違っていたため、ホームが長い。
のりば
[編集]ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | ■美祢線 | 下り | 美祢・長門市方面 |
反対側 | 上り | 厚狭行き |
※案内上ののりば番号は設定されていない。
利用状況
[編集]1日の平均乗車人員は以下の通りである[11]。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均人数 | 備考 |
1999(平成11年) | 84 | [* 1] |
2000(平成12年) | 74 | [* 2] |
2001(平成13年) | 71 | [* 3] |
2002(平成14年) | 63 | [* 4] |
2003(平成15年) | 57 | [* 5] |
2004(平成16年) | 52 | [* 6] |
2005(平成17年) | 55 | [* 7] |
2006(平成18年) | 47 | [* 8] |
2007(平成19年) | 49 | [* 9] |
2008(平成20年) | 49 | [* 10] |
2009(平成21年) | 44 | [* 11] |
2010(平成22年) | 36 | [* 12] |
2011(平成23年) | 51 | [* 13] |
2012(平成24年) | 34 | [* 14] |
2013(平成25年) | 31 | [* 15] |
2014(平成26年) | 30 | [* 16] |
2015(平成27年) | 29 | [* 17] |
2016(平成28年) | 31 | [* 18] |
2017(平成29年) | 31 | [* 19] |
2018(平成30年) | 29 | [* 20] |
2019(令和元年) | 27 | [* 21] |
2020(令和 | 2年)23 | [* 22] |
2021(令和 | 3年)22 | [* 23] |
2022(令和 | 4年)22 | [* 24] |
駅周辺
[編集]駅周辺は美祢市の市域南端部にあたる。駅のすぐ西側を厚狭川が流れ、その西隣では山口県道33号下関美祢線が美祢線に並行している。
バス路線
[編集]この停留所は、駅前ロータリーではなく山口県道33号下関美祢線上にある。そのため、駅から停留所まで行くためには厚狭川を渡る必要がある。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 7号、20頁
- ^ 『運輸開始 官報 第6672号(1905年9月23日)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 7号、21頁
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、296頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “通報”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1985年2月1日)
- ^ a b “地域交流ステーション供用開始”. 広報げんきみね。 (美祢市地域情報課): p. 3. (2013年5月). オリジナルの2021年5月24日時点におけるアーカイブ。 2021年5月24日閲覧。
- ^ “JR美祢線 美祢市の厚狭川で橋と線路が崩落 盛り土も流出”. NHK NEWS WEB. 日本放送協会. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月23日閲覧。
- ^ “橋りょう流され運行できず…JR美祢線の代行バス運行始まる”. TBS NEWS DIG. TBS・JNN NEWS DIG合同会社. 2023年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月23日閲覧。
- ^ “美祢線 代行バスの時刻等のお知らせ”. 西日本旅客鉄道株式会社. 2023年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月23日閲覧。
- ^ データで見るJR西日本2021 - 西日本旅客鉄道 p.94
- ^ 山口県統計年鑑 - 山口県
山口県統計年鑑
[編集]- ^ 平成11年(平成13年刊)
- ^ 平成12年(平成14年刊 定例表補追)
- ^ 平成13年(平成14年刊)
- ^ 平成14年(平成15年刊)
- ^ 平成15年(平成16年刊)
- ^ 平成16年(平成17年刊)
- ^ 平成17年(平成18年刊)
- ^ 平成18年(平成19年刊)
- ^ 平成19年(平成20年刊)
- ^ 平成20年(平成21年刊)
- ^ 平成21年(平成22年刊)
- ^ 平成22年(平成23年刊)
- ^ 平成23年(平成24年刊)
- ^ 平成24年(平成25年刊)
- ^ 平成25年(平成26年刊)
- ^ 平成26年(平成27年刊)
- ^ 平成27年(平成28年刊)
- ^ 平成28年(平成29年刊)
- ^ 平成29年(平成30年刊)
- ^ 平成30年(令和元年刊)
- ^ 令和元年(令和2年刊)
- ^ 令和2年(令和3年刊)
- ^ 令和3年(令和4年刊)
- ^ 令和4年(令和5年刊)
参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 厚保駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道