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[[地球 (ドラゴンボール)|地球]]の西エリアにある深い密林に囲まれた、レッド総帥率いるレッドリボン軍の本拠地。司令室のある塔を中心に、見張りの塔や戦闘員の宿舎などが配置されている。いくつかの地区に分割されており、全長は小さな町よりも大きく、各所に大砲や機関銃といった兵器の数々が配備されていて、侵入者が空から接近すると銃弾やミサイルの雨を浴びる。
[[地球 (ドラゴンボール)|地球]]の西エリアにある深い密林に囲まれた、レッド総帥率いるレッドリボン軍の本拠地。司令室のある塔を中心に、見張りの塔や戦闘員の宿舎などが配置されている。いくつかの地区に分割されており、全長は小さな町よりも大きく、各所に大砲や機関銃といった兵器の数々が配備されていて、侵入者が空から接近すると銃弾やミサイルの雨を浴びる。


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: レッドリボン軍の総帥で、右目の眼帯が特徴の赤髪の小男。ドラゴンボールで世界征服を企んでいると思われていたが、実は[[劣等感|コンプレックス]]である低い身長を伸ばすのが目的であり、「世界の支配者はかっこよくならなければならない、世界征服は自軍の軍事力で時間をかければできる」と考えていた。それを知ったブラックに「組織ではなく、個人の私利私欲のために、幾人もの一般兵士を犠牲にした」と強く責められるが、「弱いほうが悪い」と開き直って傲慢な態度をとり続けたために射殺された。
: 総帥で、右目の眼帯が特徴の赤髪の小男。ドラゴンボールで世界征服を企んでいると思われていたが、実は[[劣等感|コンプレックス]]である低い身長を伸ばすのが目的であり、「世界の支配者はかっこよくならなければならない、世界征服は自軍の軍事力で時間をかければできる」と考えていた。それを知ったブラックに「組織ではなく、個人の私利私欲のために、幾人もの一般兵士を犠牲にした」と強く責められるが、「弱いほうが悪い」と開き直って傲慢な態度をとり続けたために射殺された。
: アニメでは[[ネコ]]と[[コウモリ]]を融合させたような凶暴な[[ペット]]を飼っており、画家に椅子に座っている背が高いレッドと、異様に背が低くなっているブラックの肖像画を描かせていた。また原作では悟空と対面していないが、アニメではブルー中隊キャンプの通信で僅かに会話している。
: アニメでは[[ネコ]]と[[コウモリ]]を融合させたような凶暴な[[ペット]]を飼っており、画家に椅子に座っている背が高いレッドと、異様に背が低くなっているブラックの肖像画を描かせていた。また原作では悟空と対面していないが、アニメではブルー中隊キャンプの通信で僅かに会話している。
: 劇場版『[[ドラゴンボール 最強への道]]』では、ブラック参謀とともに悟空の猛攻から脱出し、その後は原作同様ブラックに射殺されるが、額ではなく胸部を撃たれ、ふらついて足場から転落死する展開となっている。デザインはショートヘアーであることと碧眼であること以外は原作と同じ。
: 劇場版『[[ドラゴンボール 最強への道]]』では、ブラック参謀とともに悟空の猛攻から脱出し、その後は原作同様ブラックに射殺されるが、額ではなく胸部を撃たれ、ふらついて足場から転落死する展開となっている。デザインはショートヘアーであることと碧眼であること以外は原作と同じ。
: ゲーム『[[ドラゴンボール3 悟空伝]]』と『[[ファミコンジャンプ 英雄列伝]]』では[[ピッコロ (ドラゴンボール)#ピッコロ大魔王|ピッコロ大魔王]]の部下として登場し、軍を率いプレイヤーの前に立ちはだかる。ゲーム『[[ドラゴンボールオンライン]]』では、歴史改変の影響により[[人造人間 (ドラゴンボール)#未登場|人造人間9号]]として復活している。
: ゲーム『[[ドラゴンボール3 悟空伝]]』と『[[ファミコンジャンプ 英雄列伝]]』では[[ピッコロ (ドラゴンボール)#ピッコロ大魔王|ピッコロ大魔王]]の部下として登場し、軍を率いプレイヤーの前に立ちはだかる。ゲーム『[[ドラゴンボールオンライン]]』では、歴史改変の影響により[[人造人間 (ドラゴンボール)#未登場|人造人間9号]]として復活している。
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: 声 - [[佐藤正治 (声優)|佐藤正治]]
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: アニメではブラック参謀。身長が高い黒人風の男。レッドの補佐だが、自分の身長の低さが際立つことを気にするレッドに近づくなと言われる。レッドリボン軍による世界征服の実現を純粋に強く望んでいる。ドラゴンボールの情報を仕入れたのは彼とのこと。
: アニメではブラック参謀。身長が高い黒人風の男。レッドの補佐だが、自分の身長の低さが際立つことを気にするレッドに近づくなと言われる。レッドリボン軍による世界征服の実現を純粋に強く望んでいる。ドラゴンボールの情報を仕入れたのは彼とのこと。
: レッド総帥を射殺した後「総帥の資格は無い」と罵倒し、自ら総帥となって軍を新しく立て直し、世界の支配者となることを宣言する。その後、窓を破って乗り込んできた悟空に仲間になるよう交渉するが断られ、スーツを脱ぎ捨てて生身で対決するが予想以上の強さに焦りを見せ、今度はバトルジャケットで対抗して強力なミサイルを悟空に撃つが蹴り返されて歯が立たなかった。最期は逃走を図るも悟空の追い討ちの体当たりでバトルジャケットを突き破られ空中で爆死する。
: レッドを射殺した後「総帥の資格は無い」と罵倒し、自ら総帥となって軍を新しく立て直し、世界の支配者となることを宣言する。その後、窓を破って乗り込んできた悟空に仲間になるよう交渉するが断られ、スーツを脱ぎ捨てて生身で対決するが予想以上の強さに焦りを見せ、今度はバトルジャケットで対抗して強力なミサイルを悟空に撃つが蹴り返されて歯が立たなかった。最期は逃走を図るも悟空の追い討ちの体当たりでバトルジャケットを突き破られ空中で爆死する。
: アニメでは悟空が本部に乗り込んできた際、上の階のコントロールパネルを操作して吊り天井を落としたレッドに悟空ごと押しつぶされかけており<ref group="注">割れた窓から脱出していた。</ref>、その恨みもレッドを射殺する要因となっていた。
: アニメでは悟空が本部に乗り込んできた際、上の階のコントロールパネルを操作して吊り天井を落としたレッドに悟空ごと押しつぶされかけており<ref group="注">割れた窓から脱出していた。</ref>、その恨みもレッドを射殺する要因となっていた。
: 『ドラゴンボール 最強への道』でもレッド総帥を射殺し、総帥の権限を奪いバトルジャケットをベースとした巨大ロボットで戦いを挑む。その際、自分が新たに「ブラックリボン軍」を創ることを宣言していた。レッドを殺害した際は原作とは異なり「これからは私が総帥だ」と狂ったように高笑いするなど冷静な一面がなくなっている。また、6つのドラゴンボールを持ってきたブルー将軍に対し顔を歪めたり、彼がミスを犯したため処刑される際にも笑みを浮かべるなど、ブルーとは犬猿の仲である。[[人造人間 (ドラゴンボール)#8号|人造人間8号]]を破壊したうえに「出来損ないの化け物」と嘲笑し、それに激怒した悟空の[[かめはめ波]]でロボットを破壊され爆死した。また、この作品のみ顔のデザインが変わっている。
: 『ドラゴンボール 最強への道』でもレッド総帥を射殺し、総帥の権限を奪いバトルジャケットをベースとした巨大ロボットで戦いを挑む。その際、自分が新たに「ブラックリボン軍」を創ることを宣言していた。レッドを殺害した際は原作とは異なり「これからは私が総帥だ」と狂ったように高笑いするなど冷静な一面がなくなっている。また、6つのドラゴンボールを持ってきたブルー将軍に対し顔を歪めたり、彼がミスを犯したため処刑される際にも笑みを浮かべるなど、ブルーとは犬猿の仲である。[[人造人間 (ドラゴンボール)#8号|人造人間8号]]を破壊したうえに「出来損ないの化け物」と嘲笑し、それに激怒した悟空の[[かめはめ波]]でロボットを破壊され爆死した。また、この作品のみ顔のデザインが変わっている。

2019年1月21日 (月) 05:42時点における版

レッドリボン軍(レッドリボンぐん)は、鳥山明漫画アニメ作品『ドラゴンボール』シリーズに登場する架空の武装組織。

概要

世界征服を狙う悪の軍団。軍全体を複数の各部隊に分けており、総帥命令を受けた幹部たちがそれぞれの隊を指揮して一般兵たちを動かしている。各部隊は派遣地域で現地住民を脅して力仕事などにこき使ったりしている。豊富な資金と強力な軍用兵器を持ち、「世界最悪の軍隊」と恐れられている。警察では対処できず、世界各地にその悪名が知られており、大抵の人は名前を聞いただけで震え上がるほど[注 1]亀仙人いわく「悪の限りを尽くし正義が大嫌いという最低の軍団」。施設や装備品のほとんどに、デフォルメした蝶ネクタイのように結んだ赤いリボンの中に、白抜きでRRと書かれたマークをつけているのが特徴。軍の掟として、任務を果たせなかった者は処刑される。

軍ではパワードガンやバトルジャケットなどの兵器関係だけでなく、人造人間などの人工生命体やロボットも開発している。軍事用の乗り物も開発しており、乗り物という分野においては一般用と軍事用という違いこそあれ、一時期はカプセルコーポレーションと競うほどの生産台数を誇っていたが、性能的な面ではカプセルコーポレーションの製品に軍配が上がる[1]。自軍が保有するドラゴンレーダーは、持ち運びができない程の大型であり、精度はブルマピラフが作った物には及ばず、レーダーに表示はあるものの捜索に難航していた。そうした開発に駆り出された科学者の中には、各地で誘拐、拉致された者[注 2]もいる。

軍の兵器は全てドクター・ゲロが作ったもの[2]。また、ゲロは軍の創設メンバーであり、実質的に軍を操っていた人物でもある[2]

ドラゴンボールを狙って孫悟空らと対立し、戦いを繰り広げる。孫悟空はレッドリボン軍を単身壊滅させたが、のちに軍の科学者であり人造人間を開発したドクター・ゲロによって大事件が巻き起こる。

メンバーの名前は、ほぼ全員が色彩関係で統一されている。

構成

レッドリボン軍本部

地球の西エリアにある深い密林に囲まれた、レッド総帥率いるレッドリボン軍の本拠地。司令室のある塔を中心に、見張りの塔や戦闘員の宿舎などが配置されている。いくつかの地区に分割されており、全長は小さな町よりも大きく、各所に大砲や機関銃といった兵器の数々が配備されていて、侵入者が空から接近すると銃弾やミサイルの雨を浴びる。

レッド
- 内海賢二
総帥で、右目の眼帯が特徴の赤髪の小男。ドラゴンボールで世界征服を企んでいると思われていたが、実はコンプレックスである低い身長を伸ばすのが目的であり、「世界の支配者はかっこよくならなければならない、世界征服は自軍の軍事力で時間をかければできる」と考えていた。それを知ったブラックに「組織ではなく、個人の私利私欲のために、幾人もの一般兵士を犠牲にした」と強く責められるが、「弱いほうが悪い」と開き直って傲慢な態度をとり続けたために射殺された。
アニメではネココウモリを融合させたような凶暴なペットを飼っており、画家に椅子に座っている背が高いレッドと、異様に背が低くなっているブラックの肖像画を描かせていた。また原作では悟空と対面していないが、アニメではブルー中隊キャンプの通信で僅かに会話している。
劇場版『ドラゴンボール 最強への道』では、ブラック参謀とともに悟空の猛攻から脱出し、その後は原作同様ブラックに射殺されるが、額ではなく胸部を撃たれ、ふらついて足場から転落死する展開となっている。デザインはショートヘアーであることと碧眼であること以外は原作と同じ。
ゲーム『ドラゴンボール3 悟空伝』と『ファミコンジャンプ 英雄列伝』ではピッコロ大魔王の部下として登場し、軍を率いプレイヤーの前に立ちはだかる。ゲーム『ドラゴンボールオンライン』では、歴史改変の影響により人造人間9号として復活している。
Zではグレートサイヤマン映画監督ディレクターにレッドとブラックのそっくりな人が登場している。
ブラック
声 - 佐藤正治
アニメではブラック参謀。身長が高い黒人風の男。レッドの補佐だが、自分の身長の低さが際立つことを気にするレッドに近づくなと言われる。レッドリボン軍による世界征服の実現を純粋に強く望んでいる。ドラゴンボールの情報を仕入れたのは彼とのこと。
レッドを射殺した後「総帥の資格は無い」と罵倒し、自ら総帥となって軍を新しく立て直し、世界の支配者となることを宣言する。その後、窓を破って乗り込んできた悟空に仲間になるよう交渉するが断られ、スーツを脱ぎ捨てて生身で対決するが予想以上の強さに焦りを見せ、今度はバトルジャケットで対抗して強力なミサイルを悟空に撃つが蹴り返されて歯が立たなかった。最期は逃走を図るも悟空の追い討ちの体当たりでバトルジャケットを突き破られ空中で爆死する。
アニメでは悟空が本部に乗り込んできた際、上の階のコントロールパネルを操作して吊り天井を落としたレッドに悟空ごと押しつぶされかけており[注 3]、その恨みもレッドを射殺する要因となっていた。
『ドラゴンボール 最強への道』でもレッド総帥を射殺し、総帥の権限を奪いバトルジャケットをベースとした巨大ロボットで戦いを挑む。その際、自分が新たに「ブラックリボン軍」を創ることを宣言していた。レッドを殺害した際は原作とは異なり「これからは私が総帥だ」と狂ったように高笑いするなど冷静な一面がなくなっている。また、6つのドラゴンボールを持ってきたブルー将軍に対し顔を歪めたり、彼がミスを犯したため処刑される際にも笑みを浮かべるなど、ブルーとは犬猿の仲である。人造人間8号を破壊したうえに「出来損ないの化け物」と嘲笑し、それに激怒した悟空のかめはめ波でロボットを破壊され爆死した。また、この作品のみ顔のデザインが変わっている。
ドラゴンボールGT』では、地獄から復活しバトルジャケットでミスター・サタンを追いかけていたが、あっさりとパンに倒される。閻魔宮の前では天国行きを願うブルー将軍に対して、「てめえが天国に行けるぐらいなら俺は神になっている」と悪態をつき、地獄に戻った後はブルーらに加えてナッパと共に行動をとっていた。
クマの兵士
声 - 塩屋浩三
レッドリボン軍本部でレッド総帥とブラック補佐の命令で無線係を指揮し、各部隊へ連絡を取っていた、熊の顔をした将校姿の兵士。

シルバー隊

シルバー大佐
声 - 銀河万丈
レッドリボン軍の幹部のひとりで、劇中ではドラゴンボール捜索隊を指揮していた。コートとチャンピオンベルト風のベルトを着用している。ボクシングが得意で、アニメではプロボクサー数名を一瞬で倒すシーンがある。悟空との対決では、部下より無線連絡を受けた後、違うところへ行くために筋斗雲で移動していた悟空をバズーカ砲で攻撃し、戦闘となる。悟空の腹部への足蹴り一発と、しっぽによる一撃で敗れた。子供の悟空に負けた上、ドラゴンボール(六星球)を奪われる失態からレッド総帥により死刑を言い渡される。その後の消息は不明。
原作ではほとんど活躍することはなかったが、アニメでは悟空と戦うまでに登場シーンが大幅に追加されており、かなりの活躍を見せている。戦闘能力そのものは遠く及ばないながらも、村を打って出た牛魔王を網で封じ込めたり、骨董商(声 - 大竹宏)が差し出した偽のドラゴンボールを見破るなど頭脳的な面を見せ、ピラフ一味の持っていた本物のドラゴンボール(六星球)も奪っている。また、山に火を放つなど性格は非常に残忍であり、プライドも高い。アニメでは悟空に敗れ、レッド総帥により本部に呼び出され処刑を言い渡されるが、それまでの実績や忠誠を訴えた激しい抗議を行って最後まで抵抗した。その際、連行しようとした兵士に「俺に触るな!」と言い残しその場から去って行き、原作と同様その後の消息は不明。

ホワイト隊(マッスルタワー)

ジングル村にある、レッドリボン軍のホワイト将軍が率いる部隊が駐屯している全6層の塔。前線基地なだけに中は罠や迷路などの様々なトラップが用意されており、上階に行くほど階級が高いものが待ち構えている。1階は歩兵、2階は下士官たちがいる控え室になっており、メタリック軍曹がいる3階は部屋の中央に専用の椅子とサイドテーブルが置いてあり、ムラサキ曹長がいる4階は純和風庭園のようになっている。4階と5階の間は迷路になっており、迷路を抜けると5階を通り過ぎて6階に直行する。5階は入口が無く、司令室である6階の落とし穴から落とされる仕組みの隠し部屋で、開閉式の壁の先にはブヨンが待ち構えている。6階には外壁と内壁の間に隠し部屋があり、ここにジングル村の村長が囚われていた。また、スノの母の発言によると、村長を救出しようと乗り込んだ村人が何人か犠牲になったという。アニメでは最後に人造人間8号によって倒壊させられる。
劇場版『最強への道』でのマッスルタワーは牧歌的なレンガ造りの原作版のデザインとは異なっており、さらに巨大で頑丈そうな造りになっている。また原作版のマッスルタワーも『最強への道』に小さくだが登場しており、『DRAGON BALL 大全集』補巻での『最強への道』の監督による説明によると、使わなくなった旧基地と言う説定で登場させたという。

ホワイト将軍
声 - 玄田哲章掛川裕彦(最強への道)
マッスルタワーのボス。マッスルタワーでの指揮を執る。ジングル村の村長を人質に取り、村の男性たちにドラゴンボール探しを強制していた。人造人間8号(ハッチャン)の発言によれば、ドラゴンボールが発見されたら村人たちを皆殺しにしようと考えていた[3]模様。一応格闘技には自信があったようだが、悟空の敵ではなかった[注 4]。村長にパワードガンを突きつけている最中に悟空を脅し、不意撃ちして気絶させてとどめをさそうとしたが、それを見兼ねて激昂した人造人間8号によって遥か遠くまで殴り飛ばされる。その後の消息は不明。
劇場版『最強への道』では容姿が異なっている。悟空と人造人間8号によって倒され、多くの部下とともに警察へ送られる。
メタリック軍曹
声 - 青森伸江川央生(最強への道)
マッスルタワー3階の番人。サングラスをかけた大柄な男だが実は乾電池で動くロボット。悟空に「天下一武道会にでればよかったのに…!」と評される程に悟空を苦戦させるが、長期戦により電池が切れ停止、そのまま放置された。口からミサイルを発射の他、頭が吹き飛んでも行動ができる。
劇場版3作目『摩訶不思議大冒険』では、ミーファン帝国軍の配下として登場。
劇場版『最強への道』では、外見が大きく異なり大柄な黒人男性といった容貌に変更され、サングラスの形なども異なる。
『ドラゴンボールGT』では地獄から復活していたが、あっさりとパンに倒される。地獄ではブルー将軍やブラック補佐、ナッパと行動を共にしていた。
ムラサキ曹長
声 - 青野武飛田展男(『ドクタースランプ』、『ドラゴンボールヒーローズ』)
マッスルタワーの4階を守る忍者。悟空も少々驚くほどの忍耐力を持ち合わせており、数々の忍術を使う。「実体のある分身の術」で悟空を翻弄するが、実は五つ子の長男で弟たちを参戦させていた。悟空が残像拳を使ったときには、本物の分身の術が使えると驚愕していた。愛刀の名前は「名刀笹錦(メイトウササニシキ)」。刀の持ち方は逆手。エイジ715生まれ。35歳[4]。身長172cm、体重61kg[4]。趣味はテニス野球、映画鑑賞、嫌いなものはヘビ。得意技は「忍法はすべてこなす!」とのこと[4]
ホワイト将軍いわく「実力はあるんだがアタマが…」。隠れ身の術を使う際に、両面リバーシブルになっているカモフラージュシートの布の表裏を間違えて星条旗の模様で木に張り付いたり、水遁の術で池の中に隠れている最中、からヤカンを持ち出した悟空に竹筒へ熱湯を流し込まれたり、地上戦で悟空が地面に仕掛けていた如意棒を尻に刺されてあざ笑われたり、庵の中で悟空が投げた手裏剣一枚に対し畳を一枚ずつ使って防いでいたらめくる畳が無くなって額に手裏剣がささるなど、ギャグ描写が多かった。アニメ版では部屋にエロ本を隠していたり、くの一の写真を飾ってあったりとスケベな一面も見られた。人造人間8号の爆弾を取り除くオリジナルストーリー版では、木の模様の布で隠れ身の術をした際に悟空に立ち小便を掛けられたり、氷の湖の上に乗る際にハッチャンの割った氷の部分に乗って湖にはまり出口が分からなくなったり、熊の着ぐるみを着たまま坂を滑り落ちたりと散々な目に遭っている。
命令に従わない人造人間8号の自爆装置を作動させようとしたが、悟空にリモコンを叩き落されて踏み砕かれてジャン拳まで喰らって気絶させられる。原作ではその後の生死は不明だったが、『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』[4]では死亡したとされている。
アニメでは人造人間8号がマッスルタワーを倒壊させたものの奇跡的に生きており瓦礫の下から這い上がった。8号の製作者フラッペ博士を脅迫して2個のドラゴンボール(実際は悟空の弁当おにぎりで、本物のドラゴンボールはスノの家に置きっぱなしだった)を手に入れ、スノーモービルで逃走するが、悟空のかめはめ波で起こった雪崩に巻き込まれる。最後は雪から這い上がった直後に悟空が投げた8号の体内から取り出された自爆装置によって爆死した。
コン、チャ、アカ、アオ[4]
声 - 田中亮一沢木郁也小林通孝、佐藤正治、飛田展男(『ドクタースランプ』)
ムラサキ曹長の五つ子の弟たち。これらの名前は劇中には登場しておらず、『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』[4]で明かされた設定。分身の術の種明かしをした途端、あっさりと悟空に倒されてしまった。
人造人間8号
悟空との戦いで窮地に陥ったムラサキが復活させた人造人間。戦いや悪事を好まない性格。
ブヨン
声 - 松原大典(『天下一大冒険』)
巨大な肉食の怪獣。マッスルタワーの最上階の床にホワイト将軍が仕掛けていた落とし穴により、悟空と人造人間8号(ハッチャン)が落とされた「謎の部屋」とされる5階で飼育されている。アニメでは目の色は黄色で体色はピンク。イボが沢山付いた皮膚をしており、名前の通りブヨブヨした体型で、攻撃方法は鞭のようにしなる尻尾と頭の触角から放つ電撃。また緑色のベロを伸ばして相手を絡め取り、相手を丸呑みすることもできる。そのブヨブヨした体型により悟空のかめはめ波も含めてどんな攻撃もはね返すため、ホワイトの言葉通り「無敵」かと思われたが、一計を案じた悟空により壁を砕き屋外の冷気を流し込まれ、氷漬けになったところをバラバラに砕かれて倒された。
下士官
マッスルタワーの2階にいる兵士たち。帽子と髭を生やした大柄の男(声 - 岡和男)、ナイフを持った金髪の男(声 - 小林通孝)、セータ-を着た黒人風の男(声 - 平野正人)、銃を持ったモヒカン刈りの男(声 - 田中亮一)と全部で4人いるが、悟空にあっという間に敗れる。エポック社の玩具『マッスルタワーの闘い』ではそれぞれポテカロットオニオンパンプと名前が付いている[注 5]。その他にマッスルタワー突入前に悟空が倒したクマの警備兵(声 - 平野正人)はベジタと名付けられている[注 5]

ブルー中隊

ブルー将軍
声 - 古川登志夫島田敏(最強への道)、風間信彦(ドクタースランプ)
エイジ722生まれの、レッドリボン軍唯一のオカマ金髪碧眼の男性。28歳[4]。身長181cm、体重69kg[4]。趣味はカラオケ。嫌いなものは女。得意技はタフなこと[4][5]
茶色のケピ帽と折詰襟のシャツとネクタイと乗馬ズボンを着用している。超能力の使い手で、金縛りの術で悟空とクリリンの動きを封じたりテレキネシスを使い悟空、クリリン、ブルマらを縄で縛っている。亀仙人の下で修行したクリリンを圧倒し、実力で悟空を何度も追い詰めるなど、幹部の中でも活躍シーンは多く戦闘力だけで見れば事実上レッドリボン軍内ではナンバー1の実力者だった[注 6]。また、カメハウスに潜入した際には亀仙人にも「気配すら感じさせなかった、恐ろしい奴」と言わしめた。
部下が鼻糞をほじっていただけで処刑を命じ、アニメでは、その部下が座っていた席を消毒させるといった、かなりの潔癖症。アニメでは鏡で自分に見惚れるなど、ナルシストとしても描かれていた。「レッドリボン軍に女はいらない」と発言しているが、同軍には女性幹部にバイオレット大佐(後述)が存在している。またネズミなどの不潔な物も大の苦手[注 7]。「オカマ」は禁句であり、ブルマとクリリンから言われた際に「言ってはいけないことを言ってしまったわね」と怒っている。「オカマ」とわかる前に面食いのブルマが擦り寄っていたように、外見は二枚目の分類に入る。ブルマとクリリンに卑怯呼ばわりされたのに対しては「いい言葉だわ」と言っている。
ペンギン村にて悟空からドラゴンレーダーを奪うが、則巻アラレに歯が立たず[注 8]、ドラゴンボールは奪うことができなかったため処刑の対象となる。最後のチャンスとして軍の雇った桃白白の実力試しの相手にされるが、超能力を使用する間もなく[注 9]舌だけでこめかみを貫かれ殺される。
劇場版3作目『摩訶不思議大冒険』では、メタリック軍曹同様にミーファン帝国軍の配下として登場し、原作・TV版同様に桃白白と因縁が生まれ、殺された。ただし、皇帝である餃子には純粋な忠誠心を持っており、原作・TV版程の悪党ではない。
劇場版『最強への道』では悟空を気絶させ、(ブルマを見て動けなかったとはいえ)悟空たちの援護に来たヤムチャを裏拳一発で倒している。最期は、ドラゴンボールをレッド総帥の前に持って行くものの1個足りなかったということにより銃殺刑となった。また、階級は大佐に変更されている。ブラック参謀とは折り合いが悪かった様子。
『ドラゴンボールGT』では地獄から復活し、メタリック軍曹などと共に飛行機で暴れまわっていたがパンにあっさり撃墜される。閻魔宮の前ではブラック補佐に天国に行きたい気持ちを語っていた。地獄でブラック補佐やメタリック軍曹、さらにはナッパとも行動を共にしていたところにピッコロと遭遇する。原作で得意だった肉弾戦の描写はない。
ゲーム『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』で登場した際はトランクスヤジロベーを口説こうとして気味悪がられている。また、18号はクリリンに彼のことを聞かされていた。
演じた古川はオカマっぽいキャラで難しい役だったとコメントしている[6]
ドック
声 - 塩屋浩三→郷里大輔
名前はアニメより。ブルー将軍の部下でカメハウス襲撃を担当するB隊の隊長。ちょび髭を生やし丸眼鏡をかけている。体型は背が低く太っており、アニメでブルーから減量するよう注意されている。カメハウスを襲撃するも、亀仙人とランチ(凶暴な人格)により部隊を全滅させられる[注 10]
ブルー中隊隊員たち
虎(声 - 沢木郁也)、鼻糞をほじったために処刑された隊員(アニメではブルー将軍により処刑を命じられ、他の兵士に連行される際に「私には妻も子も」と命乞いをしていたことから妻帯者であったことが示唆されている)、キツネ(声 - 田中亮一)、ワニ、ブルマに痴漢行為をしようとした2人の兵士、潜水艦のカバの水兵、アザラシ兵(声 - 龍田直樹)の水兵などその他のブルー将軍の部下たち。カメハウスを襲ったB隊は亀仙人とランチ(凶暴な人格)に敗れ、ブルー将軍が率いていたA隊は海賊の仕掛けた罠によって全滅した。

イエロー隊

イエロー大佐
声 - 郷里大輔
虎の顔をした動物型地球人。聖地カリンでドラゴンボールを探す命令を受けていたが、ボラが既にドラゴンボール(四星球)を持っていたために抵抗を受け、発見した後もなかなか手に入れることができず、レッドに見切りをつけられる寸前だった。部下がボラに全員倒され、桃白白を差し向けられることをレッドに宣告されると、ウパを人質にしてボラからドラゴンボールを奪おうとするが、訪れた悟空に飛行機から突き落とされた。その後の消息は不明[注 11]
原作やアニメでは1話分しか登場していないが、アニメでは聖地カリンに訪れる前に火山の火口に落ちているドラゴンボールを部下と共に拾うシーンが追加されている。
『ドラゴンボールGT』では地獄から復活する。ブラック参謀、ブルー将軍たちと共に飛行機でサタンを追いかけていたが、パンに撃墜される。あの世に送り返されたとき、プイプイの後ろに並んでいた。

バイオレット隊

バイオレット大佐
声 - 杉山佳寿子
レッドリボン軍には珍しい女性幹部[注 12]。髪の色は菫(すみれ)色で紫っぽい色をしている。ブルー将軍が悟空から奪ったドラゴンレーダーを使い、ドラゴンボールを手に入れた。原作ではわずか2コマの登場だったが、アニメでは登場シーンが大幅に追加されている。軍に忠実な様子だった原作に対し、アニメでは形勢が悪くなるとあっさりレッドリボン軍を裏切るなど忠誠心はない。基本的に冷酷な性格だが、怪我をした小猿を救うなど優しい一面も持つ。
原作では悟空が本部に乗り込んだ後の消息は不明。アニメでは軍の金庫から全財産を盗み出し本部から早々と飛行機で逃亡し、それが本部から逃げ出す兵士を生む引き金となっていた[注 13]。その途中、悟空の救援に向かったブルマたちを乗せた飛行機とすれ違っていた。それ以降の動向は描かれていない。
劇場版『最強への道』では戦闘機で出動するが、悟空に撃墜される。

カッパー隊

カッパー将軍
レッドリボン軍の幹部のひとり。バイオレット大佐がドラゴンレーダーを引き渡す予定だったが、その直後に悟空が本部を襲撃。名前のみの登場に終わった。カッパーは、赤銅色を指す。

ブラウン隊

レッドリボン軍で一番早くドラゴンボール(六星球)を見つけた隊員が所属していた部隊。アニメでは、六星球をめぐってピラフ一味、悟空との三つ巴の戦いとなった際に本部からシルバー隊への援軍として送り込まれた。

関連人物

桃白白
レッドリボン軍に雇われた殺し屋。
フラッペ博士、ハスキー
上記2名はアニメオリジナルの登場人物である。
ドクター・ゲロ
人造人間シリーズ(1号〜20号)の開発者。自らを人造人間20号に改造する。

兵器・装備品など

詳細は「ドラゴンボールの道具#レッドリボン軍」を参照

テーマソング

レッドリボンアーミー
歌: Wonderland Gang/作詞: 吉田健美/作曲: いけたけし/編曲: 田中公平
アニメ48話にて挿入歌として使用された。
燃えるハートで〜レッドリボン軍をやっつけろ〜
歌: Wonderland Gang/作詞: 吉田健美/作曲: いけたけし/編曲: 山本健司
アニメ65話にて挿入歌として使用された。曲名や歌詞などから正確には悟空側からのテーマソングである。

その他

  • レッドリボン軍編序盤に登場する「マッスルタワー」の“敵を倒して上のフロアへ登って行く”コンセプトとして、鳥山のインタビューで当時よくやっていたというファミリーコンピュータゲーム『スパルタンX』があげられている[7]。また鳥山は魔人ブウ編において、「マッスルタワーのような闘いをもう一度やりたかった」という理由で6つの階層から成り立つバビディの宇宙船を登場させた[8]
  • 『最強への道』では、レッドリボン軍本部やマッスルタワーなどのデザインなどが大きく変更されている。
  • ゲーム『ドラゴンボールオンライン』ではレッドリボン軍にあこがれている集団「レッドパンツ団」が登場する。開発当初の名称はレッドズボン団の予定だったが日本国外では通じないということでパンツになり、さらに鳥山明の修正によりズボンではなくブリーフをはいている設定になった[9]

脚注

注釈

  1. ^ アニメでは、田舎ののどかな村のペンギン村の警官である空豆タロウにまでその名が知れ渡っていて恐れられている。
  2. ^ アニメにおけるフラッペ博士など。
  3. ^ 割れた窓から脱出していた。
  4. ^ アニメでは隙をついて弱点の尻尾を捕まえて振り回すなど、一時は優勢に立っていた。
  5. ^ a b エポック社の玩具『マッスルタワーの闘い 1、2階 悟空対下士官』の箱および『マッスルタワーの闘いDX』の箱裏面に記載がある。
  6. ^ レッドやブラックも一目置いており、ブルーが桃白白に簡単に殺害された際は驚いていた。
  7. ^ アニメではアラレにウンチを突き付けられた際、「私は女とウンチが大嫌いなのよ!」と語り、女嫌いな故、オボッチャマンに一目惚れしたり、『ドクタースランプ』ではクリキントンになびいていた。
  8. ^ リメイク版『ドクタースランプ』では、原作と同じくアラレには歯が立たず、偶然落下した「バーバーそらまめ」でモヒカン刈りにされてしまい、ドラゴンボールで叶える願いをレッドリボン軍の野望である世界征服より、髪を元に戻すことを最優先にする。
  9. ^ アニメでは使用しているが全く通じなかった。
  10. ^ 1人の隊員だけ負傷を免れ、こっそり逃げようとしたところを亀仙人に見つかり「(倒された兵士は)邪魔だから連れて帰れ」と言われた。
  11. ^ ドラゴンボールSD』では生存し、天下一武道会に向けて修行中の悟空と再戦。その後、レッドリボン軍の壊滅を知り、改心している。
  12. ^ 『ドラゴンボールSD』では、作者のオオイシナホの「ブルー将軍の発言から、女性に見えるが実は男性ではないか」という推測のコメントもされていた。
  13. ^ 原作でも、一般兵が逃げ出すシーン自体はある。

出典

  1. ^ 渡辺彰則編「世界にはばたくカプセルコーポレーション」 『ドラゴンボール大全集 第7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、 203頁。
  2. ^ a b 「DRAGON BALL 龍球問答 鳥山明先生がお答え!!」『DRAGON BALL フルカラー 人造人間・セル編 1巻』集英社、2014年4月9日、223頁。
  3. ^ 鳥山明『DRAGON BALL 第6巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1987年3月15日、ISBN 4-08-851836-5、96頁。
  4. ^ a b c d e f g h i 週刊少年ジャンプ特別編集「徹底全激闘史 男の履歴書」『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』集英社、1987年12月1日、雑誌29939-12/1、38・41頁。
  5. ^ 渡辺彰則編「第3章 キャラクター事典」『ドラゴンボール大全集 第7巻』105頁。
  6. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「天下一声優陣 其之一 ピッコロ役 古川登志夫」『テレビアニメ完全ガイド「DRAGONBALL」〜天下一伝説〜』102-105頁。
  7. ^ 渡辺彰則編「鳥山明的超会見」『ドラゴンボール大全集 第2巻』集英社、1995年8月9日、ISBN 4-08-782752-6、283-264頁。
  8. ^ 渡辺彰則編 「乗り物の章 宇宙船〔宇宙船〕」『ドラゴンボール大全集 第4巻』集英社、1995年10月9日、ISBN 4-08-782754-2、143頁。
  9. ^ “4Gamer.net ― 「ドラゴンボールオンライン」で,あらゆる垣根を跳び越えたい――NTLディレクター 高宮孝治氏インタビュー”. 4Gamer.net. (2009年12月15日). http://www.4gamer.net/games/038/G003825/20091204066/ 2016年2月21日閲覧。