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「恩賜上野動物園」の版間の差分

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[[1950年代]]に、[[コウテイペンギン]]などの飼育が行われた。以来[[1970年代]]頃まで、南極産ペンギンを飼育する数少ない動物園の1つであった。
[[1950年代]]に、[[コウテイペンギン]]などの飼育が行われた。以来[[1970年代]]頃まで、南極産ペンギンを飼育する数少ない動物園の1つであった。


[[1936年]]、園内から[[ヒョウ|クロヒョウ]]が逃げ出し、[[特別警備隊 (警視庁)|警視庁の特別警備隊]]が出動する騒ぎとなった([[上野動物園クロヒョウ脱走事件|上野動物園黒ヒョウ脱走事件]])。この事件は[[阿部定事件]]、[[二・二六事件]]とあわせて「昭和11年の三大事件」<ref>[http://web.archive.org/web/20110917074631/http://www.bunkanken.com/archive/news/commu_news41.html <文化環境研究所 News> 第41号](2011年9月17日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>と呼ばれている。このヒョウは排水溝に隠れていたところを捕獲されたが、後の[[戦時猛獣処分|戦時中における園飼育動物の殺害決定]]にはこの事件が影響したといわれている<ref>上野動物園([[1982年]])、本編。</ref>。
[[1936年]]、園内から[[ヒョウ|クロヒョウ]]が逃げ出し、[[特別警備隊 (警視庁)|警視庁の特別警備隊]]が出動する騒ぎとなった([[上野動物園クロヒョウ脱走事件|上野動物園黒ヒョウ脱走事件]])。この事件は[[阿部定事件]]、[[二・二六事件]]とあわせて「昭和11年の三大事件」<ref>[http://web.archive.org/web/20110917074631/http://www.bunkanken.com/archive/news/commu_news41.html <文化環境研究所 News> 第41号](2011年9月17日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>と呼ばれている。このヒョウは排水溝に隠れていたところを捕獲されたが、後の[[戦時猛獣処分|戦時中における園飼育動物の殺害決定]]にはこの事件が影響したといわれている<ref>上野動物園([[1982年]])、本編。</ref>。


[[ジャイアントパンダ]]、[[オカピ]]、[[コビトカバ]]と[[世界三大一覧|世界三大珍獣]]が飼育されている。
[[ジャイアントパンダ]]、[[オカピ]]、[[コビトカバ]]と[[世界三大一覧|世界三大珍獣]]が飼育されている。

2017年9月4日 (月) 14:17時点における版

恩賜上野動物園
Ueno zoo
恩賜上野動物園
施設情報
愛称 上野動物園
専門分野 総合
所有者 東京都
管理運営 東京動物園協会
2011~2015年度指定管理者
園長 土居利光
頭数 3264頭(2008年3月時点)[1]
種数 508種(2008年3月時点)[1]
開園 1882年3月20日
所在地 110-8711
東京都台東区上野公園9-83
位置 北緯35度43分3秒 東経139度46分17秒 / 北緯35.71750度 東経139.77139度 / 35.71750; 139.77139座標: 北緯35度43分3秒 東経139度46分17秒 / 北緯35.71750度 東経139.77139度 / 35.71750; 139.77139
アクセス

正門
上野駅東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ))
京成上野駅京成電鉄

池之端門
根津駅(東京メトロ)
公式サイト 東京ズーネット
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東京都恩賜上野動物園(とうきょうとおんしうえのどうぶつえん)は東京都台東区上野公園の上野恩賜公園内に在る東京都立動物園。通称・上野動物園

概要

開園は1882年3月20日(日本で最も早い)。開園時には農商務省、その後宮内省東京市[2]東京都建設局が所管、現在は指定管理者制度により公益財団法人東京動物園協会が管理する。

上野恩賜公園内にあり、上野駅(公園口)から徒歩5分の場所にゲートがある。敷地は西園と東園に分かれており、両園を結ぶ都営モノレール(上野懸垂線)は日本初のモノレールである。

スマトラトラニシローランドゴリラ等の希少動物をはじめ、500種あまりの動物を飼育している。この飼育動物の種類は、日本で東山動植物園(550種)に次いで多い。

ホッキョクグマ

日本一の入園者数を記録する動物園である。旭川市旭山動物園が月間入園者数で上回る月もあるものの、年間入園者でみると当園が日本1位である。ただし、2006年度では上野動物園が350万人であったのに対し、旭山動物園は304万人(前年比98万人増)、また、2008年度は後述のパンダの死亡の影響等もあり、約290万人にまで急減。旭山動物園が約277万人となり、差が急激に縮まっている[3]

1990年代以降は、多摩動物公園で行われたような、飼育環境をできるだけ自然な状態に近づける取り組みが行われている。スマトラトラのコーナーでは密林の雰囲気が演出されている。また、同コーナーにはトラが泳げる水槽がある。

多摩動物公園、井の頭自然文化園等の都立動物園とともに「ズーストック計画」(動物保管計画)を実施。この計画により、恩賜上野動物園で飼育していたライオン1991年に多摩動物公園に移され、ライオンがしばらく不在となった。しかし来場者の要望に応え、2002年3月27日からは横浜市よこはま動物園ズーラシアから貸与を受けて、インドライオン(メス)を公開している。

1950年代に、コウテイペンギンなどの飼育が行われた。以来1970年代頃まで、南極産ペンギンを飼育する数少ない動物園の1つであった。

1936年、園内からクロヒョウが逃げ出し、警視庁の特別警備隊が出動する騒ぎとなった(上野動物園黒ヒョウ脱走事件)。この事件は阿部定事件二・二六事件とあわせて「昭和11年の三大事件」[4]と呼ばれている。このヒョウは排水溝に隠れていたところを捕獲されたが、後の戦時中における園飼育動物の殺害決定にはこの事件が影響したといわれている[5]

ジャイアントパンダオカピコビトカバ世界三大珍獣が飼育されている。

施設・動物一覧

東園
ニシローランドゴリラ
西園
アミメキリン
形態展示 - ケープペンギン

歴史

昭和3年(1928年)のオットセイ池
1938年(昭和13年)以前のゾウ
都営上野懸垂線

関連人物

脚注

  1. ^ a b 東京都恩賜上野動物園 TOKYOおでかけガイド
  2. ^ a b c d e f g h i j 週刊ポスト2012年5月25日号 21-25頁
  3. ^ “パンダいない上野動物園、入園300万人割れ 08年度”. 朝日新聞. (2009年4月2日) 
  4. ^ <文化環境研究所 News> 第41号(2011年9月17日時点のアーカイブ
  5. ^ 上野動物園(1982年)、本編。
  6. ^ a b c d e f 石田戢, 2000.上野動物園, 東京公園文庫16, 東京都公園協会
  7. ^ 日本初「河馬初めて来る」明治44年5月18日東京日日新聞『日本全国諸会社役員録. 第回』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  8. ^ Starving the elephants; Asia-Pacific Journal, 38-3-09, 2009
  9. ^ 上野動物園公式Twitter
  10. ^ パンダブーム  - NHKニュース(動画・静止画) NHKアーカイブス
  11. ^ 上野動物園、地震による被害無し-福島からカワウソの受け入れも予定”. 上野経済新聞. 2012年1月5日閲覧。
  12. ^ 上野動物園のカバの「サツキ」“被災死””. スポーツニッポン. 2011年4月23日閲覧。
  13. ^ ジャイアントパンダの赤ちゃん誕生! - UENO-PANDA.JP
  14. ^ シンシンの子が死亡しました - UENO-PANDA.JP
  15. ^ 東京上野と台湾新竹、日台“最古の動物園”が人材育成などで連携へ
  16. ^ 川口幸男, 2010.鯉淵研報(26): 44-48
  17. ^ 人生のセイムスケール”. 2012年6月5日閲覧。

参考文献

  • 上野動物園『上野動物園百年史』東京都生活文化局広報部都民資料室、1982年。 NCID BA83150467 

関連項目

外部リンク

  • 東京ズーネット(公益財団法人東京動物園協会が運営する都立動物園の情報サイト)
  • UENO-PANDA.JP(公益財団法人東京動物園協会が運営する上野動物園のジャイアントパンダ情報提供サイト)