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2016年11月18日 (金) 06:55時点における版
北島 健二 | |
---|---|
別名 | 健ちゃん、ケニー |
生誕 | 1958年7月20日(66歳) |
出身地 | 日本 東京都世田谷区 |
ジャンル |
ロック J-POP ハードロック ヘヴィメタル |
職業 | ギタリスト |
担当楽器 | ギター |
活動期間 | 1979年 - |
共同作業者 |
原田真二&クライシス FENCE OF DEFENSE 水樹奈々/cherry boys PEARL |
公式サイト | kitajima kenji official website |
北島 健二(きたじま けんじ、1958年7月20日 - )は、 東京都世田谷区出身のギタリスト、ミュージシャン。愛称は「健ちゃん」、「ケニー(KENNY)」。FODではメンバーが同年代のせいか「健ちゃん」、PEARLやcherry boysなど他の場面では「ケニー」が多いようである。
経歴
実家は魚屋。小学校5年のとき兄の影響でギターを始める。東京都立大学附属高等学校出身。高校の先輩に向谷実、うじきつよし、同級生に織田哲郎がいる(ちなみに織田哲郎は高校時代に北島のギターを聞いて、ギタリストになることを断念したという)。
19歳の時、音楽事務所ビーイングに所属し、プロギタリストとしての活動を開始。1979年、舘ひろし&セクシーダイナマイツのメンバーを皮切りに、織田哲郎、長戸秀介(長戸大幸の弟)と WHY を結成。1979年EPICソニーよりアルバム『WHY』でデビュー。シングル1枚、アルバム1枚リリースし解散。1981年には、日本コロムビアよりソロアルバム「反逆のギター戦士」を発売。WHY解散後は、スタジオ・ミュージシャンとして(主に浜田麻里、アン・ルイス、尾崎豊、亜蘭知子等)数多くのセッション、レコーディングをこなす。
1985年、同様にスタジオミュージシャンとして活躍していたベーシスト西村麻聡、ドラマー山田わたると FENCE OF DEFENSE を結成し、1987年6月21日、EPICソニーよりシングル「フェイシア」、アルバム「FENCE OF DEFENSE」でデビュー。その後、同じギタリストの葉山たけしに織田哲郎のサポートミュージシャン及びビーイング入りを勧める。
1987年には、ヤマハよりオリジナルカスタムメイドギターKK-1のプロトタイプが制作され、1990年に一般向けに市販される。その傍ら、数多くのライブ、レコーディングに参加。1997年には田村直美の再結成PEARLにトニー・フランクリンやカーマイン・アピスらと共に参加。楽曲提供。
2003年より水樹奈々のライブバンド「cherry boys」参加、楽曲提供。
TM NETWORKのデビュー初期の頃からライブのサポートメンバーとして参加していたが、後に自身のライフワーク優先のために、後任としてB'zの松本孝弘をTM NETWORKに紹介した。ドラムにも興味があるようで、FENCE OF DEFENSE III 2235 ZERO GENERATIONのレコーディング(収録はされていない)[1]や、水樹奈々のライブ、LIVE MUSEUMでは自身の敬愛するレッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムの影響そのままのフレーズを叩いた。(曲はHeaven Knows) [2]。
自身の哲学
楽器に対してロマンや幻想を一切抱かないタイプと語っている。ヴィンテージギターには一切興味がないという。アナログ、デジタルということにも全くこだわっていない。面白いもの、良いものがあれば値段、質に関係なくどんどん使うという。プロになる前に購入し、80年代に廃盤になっているボスのグラフィックイコライザー「GE-10」は30年経った今でも使用している。
但し、アンプに関してはこだわりがあり、エフェクターが搭載されているものを好まない。主にマーシャルを使用しているが、アンプで歪ませたりは原則せず、常にクリーンの状態で、「過大入力でアンプに無理をさせる(「BOSS ユーザーズグループマガジンVOL.3」より)」状態で、足元のエフェクターにて音を作っている。
使用機材
(近年のアイテムはライブ会場で視認、あるいは「Player」誌2009年12月号P180-182参照の上で記述。)
- エレクトリックギター:ヤマハARTが製作したシグニチャー・モデルを主に使用している。
- ヤマハ・MG-M Custom Pro (Blue)(メインギター)
- 1994年頃、当時のヤマハのリペア担当者が何度かライブに足を運んだ際、「こういう素材を組み合わせたら北島さん好みの音になるのでは」と、市販には無いオリジナルの組み合わせで勝手に制作されたギターで、試しに使ってみたらかなり感触がよく、現在に至るまでメインギターとして使用されている。本人はボディの色が気に入ってないらしく、塗りなおそうと思っていたらしいが、手間がかかることと音色が変わってしまう可能性がある為、そのままになっている。12フレットのポジションマークに"KEN"のインレイがある事から、通称YAMAHA MG-KENとも呼ばれている。(MG-Mの末尾のMは松本の頭文字で、松本孝弘モデルのMG-M Customがベースである事がわかるが仕様は異なり、ボディーカラー、エボニー指板、ゴールドパーツ等ど見た目だけでも大きな違いがある。指板の変更はサウンド特性にも影響があり、本来なら北島のために仕様を変更して制作されたこのモデルは、MG-Mシリーズとは別物であると言っても過言ではない。)
- ヤマハ・SG-Proto type(RS)
- ヤマハ・AES-920(Black gray)
- ヤマハ・KK-1(Cherry Red)北島健二シグネチャモデル
- ヤマハ・PACIFICA 912J(FB)
- ヤマハ・PACIFICA 12 Strings(FBL)
- フェンダー・ストラトキャスター・アメリカン・クラシック (Black Holoflake)
- ギブソン・レスポール・カスタム
- ヤマハ・MG-M Custom Pro (Blue)(メインギター)
- アコースティックギター:ヤマハ・CPX、オベーションADAMAS 1881-NBS。
- アンプ:マーシャル・JCM800 2203(ヘッド)、JCM2000 Triple Super Lead TSL 60(ヘッド)、ローランド・JC-120
- エフェクター:ボス・GT-8,10、FULLTONE・OCD(オーバードライブ)、ZOOM・G2.1u(2009年FENCE OF DEFENSEソロライブで使用)、Proco・RAT(ディストーション系、FENCE OF DEFENSE活動休止前のメインディストーション)
- アコースティックギター用プリアンプ:ヤマハ・AG-STOMP
- イコライザー:ボス・GE-10
- ワウペダル:ボス・V-WAW
ディスコグラフィ
ソロアルバム
- 「ZODIAC(反逆のギター戦士)」(1981年5月25日発売)
- 「A CRIMINAL AESTEETICS(ギター犯罪美学)」(1982年2月25日発売)
- 「WILD FLOWeR」(1999年1月25日発売)
- 「Guitar_Pure」(2001年10月24日発売)
その他
- HEAVY METAL GUITAR BATTLE Vol.1(松本孝弘&松川敏也&北島健二&橘高文彦)(1985年4月21日発売)
- EARLY TAKES(北島健二&松本孝弘)(1987年5月21日発売、1995年3月24日再発)
- 祭囃子〜ゲームトリビュート「天外魔境II 卍MARU メインテーマ」(1998年5月21日発売)
バンド活動
- 原田真二&クライシス
- WHY
- 織田哲郎 & 9th IMAGE - 松井常松(元BOØWY)、古村敏比古もこのメンバーだった。
- FENCE OF DEFENSE
- TM NETWORK - 同じくFODの西村・山田も、北島とは別にサポートとして参加。
- PEARL
- gom
- HARD ROCKS
- cherry boys
楽曲提供曲
- 織田哲郎 & 9th IMAGE 「She's ゴーン」
- WHY 「春・秋」
- スピニッヂ・パワー 「BUSINESSMAN」
- 一色ゆかり 「メイビートゥナイト」
- 三原じゅん子 「切り裂かれたウエディングドレス」、「EVIL MIND」、「I CAN'T BE AN ANGEL」、「I'M JENNY」
- 江崎秀一 「汗をとばして」
- アン・ルイス 「HEART BEAT」、「SIREN」
- 早瀬ルミナ 「LIKE THE FALLIN' RAIN」
- 中森明菜 「NIGHTMARE」
- PEARL 「Harvest Moon」、「I Will〜君が輝くままに」、「Everybody Tears〜すべての矛盾を愛せ〜」、「CANDLE LIGHT」、「DUSTY ROAD」
- 水樹奈々 「It's in the bag」
- MAKOTO 「MYK=II」、「あなたの甘い情報操作DE」、「ワライタケシンドローム」、「CRY FOR THE MOON」、「DISAPPEAR」、「I WANNA FLY」、「IF POSSIBLE」、「PAIN」、「PARTIR HUIT」、「TIME RESET」、「VOICE THE」
- 相川七瀬 「あなたの温度」
レコーディング参加作品
- access
- 亜蘭知子
- 亜蘭知子
- 『色彩感覚』
- 『浮遊空間』
- 『MIND GAMES』
- 岡村靖幸
- 『yellow』
- LUVandSOUL
- 奥井雅美
- 『CUTIE』
- 尾崎豊
- 織田哲郎
- 甲斐よしひろ
- 『ストレート・ライフ』
- 『カオス』
- 角松敏生
- 『GOLD DIGGER〜with true love〜』「Move Your Hips All Night Long」
- 河合その子
- 『シエスタ』「ささやくロッキング・チェアー」「向い風とかくれんぼ」
- 『MODE DE SONOKO』「避暑地のアンニュイ」
- 吉川晃司
- globe
- 『maniac』
- 沢田研二
- 『単純な永遠』
- CHAGE and ASKA
- TM NETWORK
- とんねるず
- 『キャニオン初』「マスカレードパーティー」
- 中島みゆき
- 野村宏伸
- 『NO PRESSURE』「バニシング・ポイント」「サイレント・ストーム」「サマー・エンド」
- 浜田麻里
- 『Lunatic Doll〜暗殺警告』
- 『Romantic Night』
- 『MISTY LADY』全曲
- 樋口宗孝 (LOUDNESS)
- 『DESTRUCTION 〜破壊凱旋録〜』「JET FIGHTER」「PRAYER」「DISTRACTION」
- 久松史奈
- 『oasis』「BABY GIRL」「Wedding Kiss」「光と影」
- 氷室京介
- 『MISSING PIECE』
- MAKOTO(真箏)
- 『MAKOTO』
- 『to be or not』
- 水樹奈々
- 『DREAM SKIPPER』「BE READY!」「still in the groove」「What cheer?」「JET PARK」「New Sensation」
- 『ALIVE & KICKING』「ミラクル☆フライト」「Take a shot」「cherish」「It's in the bag」「Abilities」
- 『HYBRID UNIVERSE』「ETERNAL BLAZE」
- 「POP MASTER」
- 三原じゅん子
- 『セクシー・ナイト』
- 渡辺美奈代
- 『アルファルファ』「うさぎの耳」「少しおませな恋」「雪の帰り道」「リルケの栞」
- 『ホッピング』「Heart DE Motion」
- フジテレビ
- 『プロ野球ニュース』 テーマ曲
他多数
ライブ参加
- TM NETWORK
- 『TMN 4001 DAYS GROOVE』(1994年)
- 『TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR “NETWORK”』(2004年)
- 『TM NETWORK -REMASTER- at NIPPON BUDOKAN 2007』(2007年)
- 『TM NETWORK PLAY SPEEDWAY and TK HITS!!』(2008年)
- 『ALL THAT LOVE-give&give-』(2012年)
- 水樹奈々
- 『LIVE SENSATION』(2003年)
- 『LIVE SKIPPER COUNTDOWN』(2003年〜2004年)
- 『LIVE SPARK』(2004年)
- 『LIVE RAINBOW』(2004年〜2005年)
- 『Animelo Summer Live 2005』(2005年)
- 『LIVE ROCKET』(2005年)
- 『LIVEDOM BIRTH』(2006年)
- 『Animelo Summer Live 2006』(2006年)
- 『LIVE UNIVERSE』(2006年)
- 『LIVE MUSEUM』(2007年)
- 『Animelo Summer Live 2007』(2007年)
- 『LIVE FORMULA』(2007年〜2008年)
- 『LIVE FIGHTER BLUE×RED SIDE』(2008年)
- 『LIVE FEVER』(2009年)
- 『LIVE DIAMOND』(2009年)
- 『LIVE GAMES〜RED STAGE〜』(2010年)
- 『LIVE ACADEMY』(2010年)
- 『Animelo Summer Live 2010』(2010年)
- 『LIVE GRACE -ORCHESTRA-』(2011年)
- 『LIVE JOURNEY』(2011年)
- 『LIVE CASTLE -QUEEN'S NIGHT-』(2011年)
- 『LIVE UNION』(2012年)
- 『LIVE GRACE 2013 -OPUS II-』(2013年)
他多数
関連人物・グループ
- FENCE OF DEFENSE
- PEARL
- TM NETWORK
- T-SQUARE
- cherry boys
- 明石昌夫
- 生沢佑一
- 織田哲郎
- 松本孝弘 (B'z)
出典
- ^ a b 『2235 ZERO GENERATION』ソニー・マガジンズ、1988年。
- ^ 渡辺格「渡辺格〜Life In The Slow Lane〜」2007年6月14日。(参照:2009年6月27日)