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2016年11月6日 (日) 07:38時点における版

EPO
出生名 佐藤 永子
別名 宮川 榮子(結婚後の本名)
生誕 (1960-05-12) 1960年5月12日(64歳)
出身地 日本の旗 日本東京都
ジャンル J-POP
職業 シンガーソングライターセラピスト
活動期間 1980年 -
公式サイト eponica.net EPO公式サイト

EPO(エポ、本名:宮川 榮子(みやがわ えいこ)、旧名および出生名:佐藤 永子1960年5月12日 - )は、日本シンガーソングライター東京都立松原高等学校卒業。東京女子体育大学中退。高校の先輩に清水信之、後輩に佐橋佳幸渡辺美里がいる。

略歴

芸名の由来は子供時代のあだ名[1]

東京都出身。大学在学中からセッションボーカルとして活躍。その頃に竹内まりやのシングル「SEPTEMBER」のコーラス&コーラスアレンジを担当し、大滝詠一作曲のサントリーレモンのCMソングとして作られた「大きいのが好き」のボーカルを担当。同曲のコーラスはシャネルズ(後のラッツ&スター)で、後に『NIAGARA CM SPECIAL』に収録された後、「大瀧詠一 Song Book 1 大瀧詠一 作品集 Vol.1」にEPO WITH シャネルズのアーティスト名で収録される。なお、CMソングは未使用だった。

1980年3月21日、シュガー・ベイブのカバー曲『DOWN TOWN』(作詞:伊藤銀次、作曲:山下達郎、編曲:林哲司清水信之)でデビュー。1980年代半ば「RCA三人娘」の一角として、竹内まりや、大貫妙子と並び称された。竹内の独身最後のアルバム「portrait」にもバックグラウンドボイスとして参加している。デビュー以来現在まで、オリジナル作品だけでなくテレビコマーシャルや番組の主題歌なども提供し、多くのヒット曲がある。過去には雑誌のグラビアに水着で登場した経験もあったり、[2]体育大学に在籍したこともあってレコード会社対抗運動会で当時の所属レコード会社、RVC代表として活躍したこともあった。

フジテレビ系のバラエティ番組オレたちひょうきん族』のエンディングテーマにデビューシングル『DOWN TOWN』が採り上げられた縁から、同番組のタケちゃんマンのテーマ曲「THE TAKECHANマン(タケちゃんマンの歌)」の作曲(佐藤エポ子名義)と番組のアイキャッチを手掛けた。番組に出演したこともあったが、当時はこの番組に出演することが精神的にも苦痛だったことを後に明かしている。そのため、同番組の「ひょうきんベストテン」では笑顔ではなく淡々と歌っていた。

1983年資生堂のキャンペーンソングとして発表した「う、ふ、ふ、ふ、」が大ヒット。同曲はポップソングとして完成度が高く、資生堂キャンペーン期間の終了後もたびたび別の商品のCMソングとして採用され、EPOを代表する一曲となった。しかし、それによって固定された“ポップシンガー”のイメージが一時期は重荷でもあったと、本人が後年語っている。なお翌1984年には、高見知佳に提供した「くちびるヌード」も続けて資生堂キャンペーンソングに使用されヒット。後にEPOもアルバムで「くちびるヌード・咲かせます」としてセルフカバーした。

1990年代、一時ヴァージン・レコードと契約してイギリスに住み、アルバム『FIRE & SNOW』、シングル2作品をリリースし、その後帰国。ショーロ・クラブと出会い、彼らの持つブラジル音楽のエッセンスも吸収するとともに、コマーシャリズムと距離を置いた、よりオリジナリティにあふれた作品を送り出している。

セラピストの資格を持つ。最近では音楽をベースにした、障害者・老人・子供向けのワークショップの開催や心理カウンセリングを行うなど、音楽の世界にとどまらない多様な活動を積極的に行っている。

2008年12月、催眠療法などをともに行っている、俳優兼セラピスト・宮川雅彦(みやかわまさひこ)と入籍したとコンサートで告白した。

2010年、資生堂のCMソングとして、土岐麻子に「Gift 〜あなたはマドンナ〜」を提供。「EPO×資生堂、黄金の80年代のタッグをもう一度」という意図に応えたもの[3]。この曲は「桑田佳祐が選ぶ今年の名曲ベスト10」(「桑田佳祐のやさしい夜遊び」2011年12月10日放送分)第1位に選ばれた[4]

ディスコグラフィー

シングル

発売日 タイトル
1 1980年3月21日 DOWN TOWN/クラクション
2 1980年11月21日 Park Ave.1981/ポップ・ミュージック2nd
3 1982年5月21日 Girl in me(Single Version)/身代りのバディー
4 1982年10月20日 土曜の夜はパラダイス/うわさになりたい
5 1983年2月5日 う、ふ、ふ、ふ、/無言のジェラシー
6 1984年3月5日 恋はハイ・タッチ-ハイ・テック/くちびるヌード・咲かせます
7 1985年3月15日 私について/モダン・ロマンス
8 1985年4月21日 COMPACT-CLUB(12inch Single)
9 1985年8月5日 音楽のような風/擬似恋人達の夜
10 1985年11月20日 12月のエイプリル・フール/じょうずな不良のしかた
11 1986年3月21日 渚のモニュメント/すてきなジェニー
12 1986年6月20日 太陽にPUMP!PUMP!/ナーヴァス
13 1986年11月1日 アレイ・キャッツ(Single Version)/Middle Twenties
14 1987年3月10日 DOWN TOWNラプソディー/恋のアンビバレンス
15 1987年6月25日 黒い瞳のガールフレンド/TRY TO CALL
16 1987年9月24日 夢見ちゃいなタウン/(BACKING TRACKバージョン)
17 1987年10月21日 三番目の幸せ/いつか
18 1988年8月10日 サマー・ギフト(夏の約束/FREESTYLE MEDLEY)
19 1988年12月16日 白い街 青い影/きゅんと
20 1989年3月21日 ふたりのDestiny/You're the only one
21 1989年7月21日 Everybody Knows/Take Another Look/(12inch club mix)
22 1989年11月21日 ふたりのメロディー/Super Natural
23 1990年1月31日 エンドレス・バレンタイン/チクタク/(Extended Club Mix)
24 1990年8月26日 LIFE IN TOKYO(Radio Mix)/(The Douraku Mix)/How Come
25 1991年2月6日 恋のひとひら
26 1991年6月21日 星になれなかった涙
27 1992年5月20日 百年の孤独
28 1992年8月5日 ねえ、こんなこと考えたことある
29 1992年11月11日 ある朝、風に吹かれて
30 1993年10月20日 きっと -光のありか-/遠い窓 近い窓
31 1995年9月6日 星の舟歌
32 1996年7月19日 希望のバスに乗って
33 1997年10月24日 聖き彼の人
34 1998年1月14日 Wonderful Life
35 1998年5月1日 寂しくならない別れの言葉
36 1999年4月21日 Memories
37 1999年12月1日 12月のエイプリル・フール
38 2002年3月27日 さとうきび畑
39 2006年7月22日 we can
40 2007年8月24日 風と海と空と
41 2012年4月18日 スマイル プレイヤーズ

企画シングル

  • THE TAKECHANマン -タケちゃんマンの歌-(ひょうきんストリートBAND)/DOWN TOWN(1982年、規格品番:RHS-59)

アルバム

発売日 タイトル
1 1980年3月21日 DOWN TOWN
2 1980年11月21日 GOODIES
3 1981年9月21日 JOEPO 〜1981 KHz
4 1982年5月21日 う・わ・さ・に・な・り・た・い
5 1983年4月5日 VITAMIN E・P・O
6 1984年2月21日 HI・TOUCH-HI・TECH
7 1985年3月21日 HARMONY
8 1986年6月5日 PUMP! PUMP!
9 1987年4月21日 GO GO EPO
10 1987年12月5日 POP TRACKS
11 1988年8月21日 FREE STYLE
12 1989年7月21日 Super Natural
13 1991年3月6日 FIRE & SNOW
13 1991年7月21日 FIRE & SNOW (INTERNATIONAL VERSION)
14 1992年9月16日 Wica
15 1994年3月9日 VOICE OF OOPARTS
16 1995年9月27日 UVA
17 1997年4月9日 DANCE
18 1998年3月11日 Soul Kitchen
19 1999年6月16日 peach
20 2001年7月21日 air
21 2009年7月8日 AQUA NOME
22 2013年12月4日 Sacred Note~神聖な覚え書き~
23 2015年9月16日 愛を~LOVE IS ON~

その他のアルバム

発売日 タイトル
ベスト 1984年7月21日 THE BEST STATION JOEPO 1980-1984
ベスト 1986年12月5日 The very best of EPO
ライブ 1989年3月21日 sparks
ベスト 1989年12月10日 THE BALLADS
ベスト 1990年11月21日 CM TRACKS
ベスト 1991年11月1日 SINGLE TRACKS
ベスト 1992年12月21日 THE BEST 1980-1990
セルフカバー 1993年2月24日 epo Works
ベスト 1994年12月7日 KAWI 〜唄の谷〜
ベスト 1999年6月23日 epocha 1980-1986
ベスト 1999年12月1日 TRAVESSIA EPO'S BEST 1980-1999
ベスト 2011年12月7日 GOLDEN☆BEST The Best 80's Director's Edition
放送日 タイトル
1 1987年8月9月 バナナ村に雨がふる
2 1993年10月11月 琥珀の魔法

主なタイアップ

シングルレコードB面の『ポップ・ミュージック 2nd.』の原曲は、TBSラジオパックインミュージックジングルに使用された
  • 『恋の・マ・ジ・ッ・ク・モ・ー・メ・ン・ト』 (1982) (蒲田阪急プラザCMソング)※未発売
  • 『土曜の夜はパラダイス』 (1982.10.21) (フジテレビ「オレたちひょうきん族」エンディング)
  • う、ふ、ふ、ふ、』 (1983.02.05) (資生堂'83春キャンペーンソング)
  • 『音楽のような風』 (1985.08.05) (日本ビクタービデオテープDYNAREC CMソング)CMに本人も出演
  • 『渚のモニュメント』 (1986.03.21) ('86 ビクタービデオテープ CMソング )
  • 『ステキなジェニー』 (タカラジェニーCMソング)
  • 『太陽にPUMP! PUMP!』 (1986.06.21) (日本コカ・コーラコカ・コーラCMソング)
  • 『Middle Twenties』 (日産自動車ラングレーCMソング)
  • 『恋のアンビバレンツ』 (JT日本たばこ CMソング)
  • 『TRY TO CALL』 (KDD(現KDDI) CMソング)
  • 『夢見ちゃいなタウン』 (1987.09.24) (伊勢丹 キャンペーンソング)
  • 『三番目(みっつめ)の幸せ』 (1987.10.21) (花王ソフィーナCMソング)
  • 『Everybody knows』 (1989.07.21) (ヤクルトビフィールCMソング)
  • 『百年の孤独』 (1992.05.20) (日本テレビ「ワンダーゾーン」エンディングテーマ)
  • 『ある朝、風に吹かれて』 (1992.11.11) (フジテレビ系ドラマ、木曜劇場「わがままな女たち」の主題歌)
  • 『きっと -光のありか-』 (1993.10.20) (TBC CM ソング)
  • 『遠い窓 近い窓』 (朝日新聞 CM ソング)
  • 『星の舟歌』 (1995.09.06) (和歌山県美里町(現・紀美野町)が舞台)
  • 『希望のバスに乗って』 (1996.07.19) (さくらんぼテレビジョン オープニング使用曲)
  • 『ワンダフルライフ』 (1998.01.14) (サントリーホップスCMソング)
  • 『寂しくならない別れの言葉』 (1998.05.02) (NTV系スペシャルドラマ「星に願いを」(主演:明石家さんま) 主題歌)
  • 『Memories』 (1999.04.21) (TBS「はなまるマーケット」エンディングテーマ)
  • 『涙のクラウン』(フジテレビ「オレたちひょうきん族」エンディング)
  • 『Harmony』(JRAイメージソング)
  • 『風のそらみみ』 (2007.04.25) (NHKアニメ「風の少女エミリー」エンディングテーマ)

カバー曲

提供曲

作詞

作曲

作詞・作曲

出演中のラジオ番組

テレビ番組

脚注

  1. ^ 友人が「えいこ」と呼ぼうとしたときに、舌がもつれてえいこえぽと発音したことがきっかけ。
  2. ^ 『GORO』1982年12月09日24号など。
  3. ^ ナタリー - Power Push 土岐麻子 2013年2月13日閲覧
  4. ^ 楽器.me 2013年2月13日閲覧

関連人物・グループなど

外部リンク