「山口一郎 (歌手)」の版間の差分
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2016年10月17日 (月) 14:07時点における版
山口一郎 | |
---|---|
基本情報 | |
出生名 | 山口一郎 |
生誕 | 1980年9月8日(44歳) |
出身地 | 日本 北海道小樽市 |
学歴 | 札幌第一高等学校卒業 |
ジャンル |
ロック ポップス(J-POP) |
職業 | ミュージシャン |
担当楽器 |
ボーカル ギター |
活動期間 | 2007年 - |
レーベル |
BabeStar Label (2007年 - 2008年) ビクターエンタテインメント (2009年 - 2015年 ) NF Records (2015年-) |
事務所 | ヒップランドミュージック |
共同作業者 | サカナクション |
山口一郎(やまぐち いちろう、1980年9月8日 - )は、日本のロックバンド・サカナクションのボーカリスト兼ギタリスト。北海道出身。
概要
北海道小樽市生まれ、北海道小樽市出身。札幌第一高等学校卒業。血液型はO型。
サカナクションのほぼ全ての楽曲の作詞と作曲を行っている。サカナクションのメンバーの中でリーダー的存在で、フロントマンである。稀に、本名の「一郎」の他「一路」の表記も使用する。本人曰く、音楽を始めるきっかけは、文学だとも言っており[1]、曲作りにおいて言葉を重要視している。
両親は小樽の富岡でメリーゴーランドという喫茶店を営んでいた[2]。 父は岐阜県出身で後に小樽に移住。小樽運河保存活動に携わったことをきっかけに、小樽市議会議員を3期12年にわたって務めた。
実家の喫茶店で流れている音楽を聴き、友部正人らフォーク歌手のライブを見るうちに影響を受け、家にあるフォークギターを弾き始めた。最初にコピーした楽曲はイルカの「なごり雪」だったという。
自身の音楽の始まりはフォークソングと語っており、その過程でクラフトワークやYMO、ビートルズやサイモン&ガーファンクルに出会ったと発言している[3]。
影響を受けたアーティストにレイ・ハラカミ[4]を挙げている。デビュー前、レコード店(HMV)でアルバイトをしていた時に、レイ・ハラカミの曲が店頭に流れてきて、それをきっかけに電子音楽に振り切ろうと思ったからである[5]。
2015年11月1日放送の『情熱大陸』の中で、2010年に右耳に突発性難聴を発症したことを公表。右耳がほとんど聞こえない状態だったが最近は低い音なら聞こえるようになったと語っている[6]。
来歴
- メジャーデビュー以前
-
- 実家の喫茶店でライブを行っていたフォーク歌手のライブに影響を受け、実家にあったフォークギターを弾きはじめる。
- 17歳のときに山口は、レコード会社・ビクターの育成枠に組み込まれる。
- 山口が札幌第一高等学校の同級生である岩寺らと結成していたバンド、ダッチマンが解散。
- 2007年
-
- 山口が岩寺らと組んでいたバンドが、メジャーデビューするに当たり、サポートメンバーとして参加していた、草刈愛美、岡崎絵美、江島啓一が正式にメンバーとして加入し、サカナクションを結成。アルバムGO TO THE FUTUREで、当時ビクターエンタテインメントの傘下レーベルであったBabeStar Labelからメジャーデビュー。
- 2009年
-
- ビクターエンタテインメントへ移籍。
- 2010年
-
- 『Magic Time』、2012年には『Moment』(TBSロンドンオリンピック2012のテーマソング)』の2曲をSMAPへ楽曲提供をする。
- 2011年
- 2012年
-
- SCHOOL OF LOCK!のコーナーである、ARTIST LOCKS!内の『サカナLOCKS!』で音学の講師として曜日レギュラー出演をはじめる。
- 2013年
-
- 大晦日、サカナクションとして第64回NHK紅白歌合戦に出場し、『ミュージック』を演奏。
- 2014年
- 2015年
-
- 「ホーリーダンス」で初めてのミュージック・ビデオの監督を務める[7]。
- 8月23日、NHK-FMにおいて、『サカナクション・山口一郎 Night Fishing Radio』にてパーソナリティーを担当。「30年後―音楽の未来へ」をテーマに、ゲストを迎えてトークをした[8]。
- 以前から交友のある電気グルーヴのドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』で映画初出演を果たす[9]。
- 8月24日、スペースシャワーTVにて山口が選曲したミュージックビデオを放送するという内容の番組、「MUSICIAN'S SELECT~selected by 山口一郎(サカナクション)~」が放送される[10]。
- 9月30日、ライブやイベントなどで以前から交流のあったアパレルブランド・ANREALAGEの2016年春夏パリコレクションにサウンドディレクションとして参加[11]。
- 11月1日、山口に密着したドキュメンタリー番組、TBS系列全国ネット「情熱大陸」に出演[6]。
- 2016年
人物
身長は168cmで、体型は非常に細身である。好物はグミであり[12]、サケノサカナの第6回の放送時にコーラ餅グミを紹介したところ、販売元の株式会社明治からコーラ餅グミやその姉妹品がボックスで贈られた(贈られてきた現物の写真が山口のTwitterで公開された)。
釣りがとても好き[2]で、オリンピックの種目に釣りがあったら音楽をやってなかった、というほど。特に夜釣りを好み、自身の作品やレーベルに「ナイトフィッシング」の名前を冠している。 また、親の影響により、俳句や詩を愛読しており、俳人では寺山修司や種田山頭火を、詩人では吉本隆明や石原吉郎を好んでおり、文学性の高い歌詞のルーツとなっている。
山口おすすめの小説は、安部公房の『カンガルー・ノート』、パウロ・コエーリョの『アルケミスト - 夢を旅した少年』の二冊である。
父親が大ファンということもあり、物心ついたころから中日ドラゴンズファンである。また、自身の誕生日でもある2011年9月8日の中日対巨人戦(ナゴヤドーム)では始球式を行った。
以前は喫煙者であったが、2013年の10月から禁煙をしている。[13]
『サケノサカナ』で共演して以来、星野源と親交が深い。2013年3月8日放送の『RADIPEDIA 星野源復活生放送SP』では飛び入りで出演した。現在は、夜のテレビジョンで共演中。 また、MUSICA初代編集長である、鹿野淳とも親交が深く、MUSICAでは二人でのコーナーが掲載されるほどである。 建築インテリアデザイナーの片山正通に対し、「僕の人生を変えてくれた1人。」と話すほどであり、共にフランスへ旅行へ行くほどの熱い友情で結ばれている。片山の50歳の誕生日会では、個人の催し物では珍しい、サカナクションとしてのライブを行った。
出演
映画
ラジオ
- サカナLOCKS!(2012年-、木曜23:05頃 - 23:27頃 TOKYO FM SCHOOL OF LOCK!内ARTIST LOCKS!)
- 「サカナクション・山口一郎 “NIGHT FISHING RADIO”」(2015年8月23日 23時30分 - 翌8月24日 3時、NHK-FM[8])
- TOKYO NIGHT FISHING(2015年1月20日、2月17日、3月16日 20時00分 - 21時00分、InterFM897[14])
テレビ
- NFパンチ (2015年12月-、毎月第2・第4金曜23:00 - 23:30 - スペースシャワーTV[10])
- 「MUSICIAN'S SELECT~selected by 山口一郎(サカナクション)~」(2015年8月25日 深夜24時(翌8月26日0時) - 8月25日 深夜26時(翌8月26日1時)、スペースシャワーTV[10])
- 情熱大陸(2015年11月1日 23時00 - 23時30、TBS系列[6])
- タモリ倶楽部 (2016年3月4日、3月11日 24時20分 - 24時50分、テレビ朝日系列[6])
CM
- サッポロビール生ビール黒ラベル「大人エレベーター」(2016年)
- au×HAKUTO MOON CHALLENGE 「僕らはみんな宇宙兄弟だ。」(2016年)
その他
Ustream番組
- 「サカナクション グッドナイト・プラネタリウム」(ナレーター、2015年12月1日 - 2016年9月4日、コニカミノルタプラネタリウム"満天"in Sunshine City[15])
イベント
作品
サカナクションの作品についてはサカナクション#作品を参照のこと。
PV
- 「ホーリーダンス」(監督)
参加作品
リリース日 | 曲名 | 収録された作品 | |
---|---|---|---|
2010年7月21日 | Magic Time | SMAP『We are SMAP!』 | 作詞・作曲 |
2010年6月23日[16] | kimino-me | Base Ball Bear『CYPRESS GIRLS』 | ゲストボーカル |
2011年6月15日 | こどなの階段 | 南波志帆「こどなの階段」 | 作曲 |
2012年8月1日 | Moment | SMAP「Moment」 | 作詞・作曲 |
出典・参考文献
- ^ 『THE SONGWRITERS 佐野元春×山口一郎』。
- ^ a b サカナクション:ボーカルの山口一郎に聞く「大きなお山のマイノリティーでいたい」、まんたんウェブ、2012年9月1日。
- ^ PLAZAインタビュー ロック・バンド サカナクション「山口一郎さん」、PLAZA INTERVIEW
- ^ 『MUSICA』FACT、2010年1月号、90頁。
- ^ 日本テレビ系番組ZIP! 2013年3月19日放送より
- ^ a b c d “サカナ山口 難聴で「右耳聞こえない」”. デイリースポーツ (2015年11月2日). 2015年11月1日閲覧。
- ^ “サカナクション、釣りをテーマにした山口一郎初監督「ホーリーダンス」MV公開”. BARKS (2015年7月24日). 2015年8月9日閲覧。
- ^ a b “サカナクション・山口一郎、「30年後―音楽の未来へ」ラジオ特番オンエア”. RO69 (2015年8月24日). 2015年8月24日閲覧。
- ^ a b “電気グルーヴ、映画の予告編公開。砂原良徳、山口一郎らの証言も”. RO69 (2015年8月14日). 2015年8月24日閲覧。
- ^ a b c “サカナクション山口がMV流しまくるスペシャ番組”. ナタリー (2015年8月24日). 2015年8月24日閲覧。
- ^ a b “【レポート】「アンリアレイジ」2016年春夏パリ パリコレ3回目は全員参加型 スマホで撮ると全く違う服が映るコレクション”. INFASパブリケーションズ (2015年11月2日). 2015年11月2日閲覧。
- ^ 『サケノサカナ』第6回放送より
- ^ 2014年7月27日サカナクション Blu-ray&DVD「SAKANATRIBE 2014」リリース記念Ustより
- ^ サカナクション 山口一郎、ラジオ『TOKYO NIGHT FISHING』を3ヶ月連続OA
- ^ “東京都・池袋でサカナクションコラボのプラネタリウム! 名曲がサラウンド化”. マイナビニュース (2015年10月9日). 2015年11月2日閲覧。
- ^ “Base Ball Bear×サカナ山口コラボ曲、早くも配信決定”. ナタリー (June 21, 2010). January 21, 2016閲覧。