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「日本中央競馬会」の版間の差分

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{{基礎情報 会社
{{Infobox Sport governing body
|assocname= 日本中央競馬会
| 社名 = 日本中央競馬会
|abbrev = Japan Racing Association
| 英文社名 = Japan Racing Association
| ロゴ = Japan Racing Association logo.svg
|logo = Japan_Racing_Association_logo.svg
| ロゴサイズ = 150px
|sport = [[中央競馬]]
| 画像 = HIBIYA FORT TOWER.jpg
|founded = [[1954年]][[9月16日]]
| 画像サイズ = 200px
|aff = [[日本プロスポーツ協会]]
| 画像説明 = 日本中央競馬会本部([[日比谷フォートタワー]])
|headquarters = [[東京都]][[港区 (東京都)|港区]]
| 種類 = [[日本中央競馬会法]]に基づく[[特殊法人]]
|chiefexec = [[土川健之]]
| 市場情報 =
|replaced = [[農林省]]競馬部
| 略称 = JRA
|prevfounded = [[1947年]][[9月7日]]
|url = jra.jp
| 国籍 = {{JPN}}
| 本社郵便番号 = 105-0003
|countryflag= JPN
| 本社所在地 = [[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[西新橋]]一丁目1番1号<ref name="gaiyo">{{Cite web|和書|url= http://company.jra.jp/0000/gaiyo/index.html|title= JRAの概要について|publisher= 日本中央競馬会|accessdate=2015-12-10}}</ref>
|countryflag2=
| 本社緯度度 = 35
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| 本社N(北緯)及びS(南緯) = N
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| 設立 = [[1954年]][[9月16日]]<ref name="gaiyo" />
| 業種 = 9050
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| 資本金 = 49億2412万9千円<ref name="gaiyo" />
| 発行済株式総数 =
| 売上高 = 3兆1364億7529万円<br/>(2021年事業年度、事業収益)<ref name="財務諸表2021">{{PDFlink|[https://jra.jp/company/about/financial/pdf/zaimu03.pdf 令和3事業年度財務諸表]}} - 日本中央競馬会、2023年1月22日閲覧</ref>
| 営業利益 =
| 経常利益 = 821億5992万円<br/>(2021年事業年度)<ref name="財務諸表2021"/>
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| 総資産 = 1兆2239億円<br/>(2021年事業年度)<ref name="財務諸表2021"/>
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| 所有者 = [[日本国政府]]
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| 主要部門 =
| 主要子会社 =
| 関係する人物 =
| 外部リンク = {{Official URL}}
| 特記事項 =
}}
}}
'''日本中央競馬会'''(にっぽんちゅうおうけいばかい<ref>{{Cite web|和書|title=日本中央競馬会法(競馬用語辞典) JRA|url=https://www.jra.go.jp/kouza/yougo/w183.html|website=www.jra.go.jp|accessdate=2021-07-07}}</ref>、Japan Racing Association、[[略語|略称]]:'''JRA''')は、[[競馬法]](昭和23年法律第158号)により競馬を行う団体として、[[農林水産大臣]]の監督を受け<ref>日本中央競馬会法第31条、日本中央競馬会定款第1条・第2条</ref>、[[日本国政府]]が資本金の全額を出資する[[特殊法人]]である<ref>日本中央競馬会法第4条、日本中央競馬会定款第4条</ref>。
[[ファイル:Japanracingassociation.jpg|thumb|250px|right|日本中央競馬会本部]]

'''日本中央競馬会'''(にっぽんちゅうおうけいばかい)は、[[競馬]]の健全な発展を図って[[ウマ|馬]]の改良増殖その他畜産の振興に寄与するため、[[競馬法]](昭和23年法律第158号)により競馬を行う団体として[[1954年]]に設立された[[法人]]である([[日本中央競馬会法]]第1条・第2条、日本中央競馬会定款第1条・第2条)。[[農林水産大臣]]の監督を受け(日本中央競馬会法第31条、日本中央競馬会定款第1条・第2条)、政府が資本金の全額を出資する[[特殊法人]]である(日本中央競馬会法第4条、日本中央競馬会定款第4条)。
監督する部局は、[[農林水産省]][[畜産局]]競馬監督課。すなわち、日本中央競馬会は農林水産省の[[外郭団体]]である。


== 概要 ==
== 概要 ==
[[File:Japanracingassociation.jpg|thumb|200px|right|旧本部(旧:[[ウインズ新橋]])(2015年7月移転)]]
[[ファイル:JRA fund support.jpg|thumb|180px|日本中央競馬会が資金の一部を協力する道路工事]]
[[File:Roppongi Hills1.jpg|thumb|200px|right|旧本部(六本木ヒルズゲートタワー)(2021年8月移転)]]
日本中央競馬会は競馬法に規定する[[中央競馬]]を開催するとともに[[競走馬]]の育成や[[騎手]]の養成などを行い、中央競馬を開催する[[競馬場]]・トレーニングセンター・競走馬の育成場などの施設を保有する。日本中央競馬会を監督する部局は、農林水産省生産局畜産部競馬監督課である。世界最大の馬券売り上げを誇り、毎年3,000億円以上を国庫に納入し畜産の振興や社会福祉へ役立てられている。
[[File:JRA fund support.jpg|thumb|200px|日本中央競馬会が資金の一部を協力する道路工事 (2009年撮影)]]
日本中央競馬会は[[競馬]]の健全な発展を図って[[ウマ|馬]]の改良増殖その他畜産の振興に寄与するため<ref>{{Cite web|和書|title=JRAの概要 JRA |url=https://jra.jp/company/about/outline/ |website=jra.jp |access-date=2023-07-02}}</ref>、[[1954年]]に設立された<ref>[[日本中央競馬会法]]第1条・第2条、日本中央競馬会定款第1条・第2条</ref>。


競馬法に規定する[[中央競馬]]を全国10か所の[[中央競馬#競馬場一覧|競馬場]]で開催し、あわせて[[競走馬]]の育成や、[[競馬学校]]での[[騎手]]・[[厩務員]]の養成などを行い、中央競馬を開催する[[競馬場]]・トレーニングセンター・競走馬の育成場などの施設を保有している。世界最大の馬券売上げを誇り{{refnest|group="†"|1つの団体の馬券売上げを比較したデータが存在するかは不明である。しかし国別馬券売上げで1999年には世界シェアで39.6%を記録<ref>IFHA『国際競馬統括機関連盟』パリ会議資料・「日本中央競馬会・地方競馬全国協会について」平成17年10月3日 農林水産省 レポートから</ref>、当時から世界の競馬売上げの3割を日本が占めていた。直近の資料<ref>「世界の競馬および生産統計」ジャパン・スタッドブック・インターナショナル</ref>によれば、2012年馬券売上げの第1位は日本で270億ユーロ、次いで2位が英国の116億ユーロ、3位が豪州の112億ユーロ、以下フランス、香港、米国(84億ユーロ)と続く。日本の世界シェアは28.4パーセントで、これは2003年当時と変わらない数字である。この日本の売上げの9割近くをJRAが占めていて、英国と豪州の国全体の売上げを足してやっとJRAに肩を並べる数字となる。}}、2019年には約3205億円(第1国庫納付金・第2国庫納付金の合計)を[[国庫]]に納入{{refnest|1986年に2000億円を超えて以降、89年に3000億円を超えて翌90年に一気に4000億円に達し、以後90年代は4000億円台をキープし、1996年に最高額の4749億円を記録したが、やがて2000 - 2005年は3000億円台、2006年から2000億円台に下降した。2010 - 2012年は2500億円を割り込んだが、2013年に2553億円に戻った<ref name="事業報告書">{{PDFLink|[http://company.jra.jp/0000/keiei/keiei02/pdf02/houkoku25-1.pdf 平成25事業年度 事業報告書]}} - 日本中央競馬会、2014年8月24日閲覧</ref><ref>{{PDFLink|[http://company.jra.jp/0000/keiei/keiei02/pdf03/zaimu25.pdf 平成25事業年度 財務諸表]}} - 日本中央競馬会、2014年8月24日閲覧</ref><ref>{{PDFLink|[http://company.jra.jp/0000/gaiyo/g_22/g_22_01.pdf 売得金額・総参加人員]}} - 日本中央競馬会、2014年8月24日閲覧</ref>。|group="†"}}し畜産の振興や社会福祉へ役立てられている。
略称の「'''JRA'''」は、英文表記の「Japan Racing Association」の頭文字を取ったもの。以前は「'''NCK'''(Nippon Chuo Keiba-kai<ref group="†">Nippon Central Keiba Associationとする場合もある</ref>の略)」という略称で[[1987年]]に現在の略称へ変更されたが、[[電話投票]]等の口座振替で一部銀行では「NCK」と表示される。
* 所在地:[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[西新橋]]一丁目1番1号(日比谷フォートタワー){{refnest|group="†"|[[2015年]][[7月31日]]に[[西新橋]]1-1-19(旧本部事務所ビル)から[[六本木]]6-11-1の[[六本木ヒルズ]]ゲートタワーに移転。2021年8月18日に現在地へ移転<ref>{{Cite web|和書|url=http://company.jra.jp/7403/press/201507/201507311505.pdf |title=JRA本部の住所変更について|publisher=日本中央競馬会|date=2015-07-31|accessdate=2016-02-24}}</ref>。}}<ref>日本中央競馬会法第3条第1項、日本中央競馬会定款第3条</ref>
* 資本金:49億2412万9000円
* 売得金<ref group="†">馬券売上額から除外等による返還分を除いた金額。</ref>:3兆2539億0707万6200円(2022年、前年比105.3%)<ref name="売得金額・総参加人員2022"/><ref group="†">最も売得金が高かったのは1997年で4兆円に達した。4兆円台はこの年のみであった。</ref>
** 売得金の約70 - 80%が法定上の払戻金(法定[[控除率]]20 - 30%)<ref group="†">競馬会の裁量で馬券の式別毎に(法定控除率の範囲内で)控除率を設定している。</ref>{{refnest|group="†"|name="premium"|「[[JRAプラス10]]」・「[[JRAプレミアム]]」といった競馬会独自の施策による払戻金への上乗せ金額は競馬会の運営費から賄われるが、2019年の上乗せ実績はJRAプラス10で約33.1億円<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jra.go.jp/kouza/plus10/result.html |title=JRAプラス10 これまでの実績|publisher=日本中央競馬会|accessdate=2021-07-31}}</ref>、JRAプレミアムで約31.6億円<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jra.go.jp/kouza/premium/result.html |title=JRAプレミアム 過去の結果|publisher=日本中央競馬会|accessdate=2021-07-31}}</ref>の計約65億円と売得金<ref name="income2019">{{Cite web|和書|url=https://race.sanspo.com/keiba/news/20191229/etc19122905000001-n1.html |title=JRA全日程終了|publisher=サンケイスポーツ|date=2019-12-29|accessdate=2021-07-31}}</ref>に対する比率では約0.2%にすぎない。}}、約10%が第一国庫納付金として支払われ、それらの剰余金が競馬会の運営費<ref group="†" name="premium" /><ref group="†">この運営費に使われて最終的に剰余金となる金額の50%は国庫補助金として納付される(第二国庫納付金)。</ref>となる。
* 総参加人員:1億9680万2493人{{refnest|group="†"|海外競馬を含まない<ref name="事業報告書2021"/>。}}(2022年、前年比110.5%)<ref name="売得金額・総参加人員2022">{{PDFlink|[https://www.jra.go.jp/company/about/outline/growth/pdf/g_22_01.pdf 売得金額・総参加人員]}} - 日本中央競馬会、2023年1月22日閲覧</ref>
*国庫納付金:3463億7642万8351円(2021年)<ref name="事業報告書2021"/>
*職員数:1,779人(2021年末)<ref name="事業報告書2021"/>


略称「'''JRA'''」は、英称「Japan Racing Association」から頭文字を取ったもの。以前は「'''NCK'''(Nippon Chuo Keiba-kai<ref group="†">Nippon Central Keiba Associationとする場合もある。</ref>の略)」を使用しており、[[1987年]]にJRAに変更された<ref group="†">[[電話投票]]等の口座振替で一部銀行では「NCK」と表示される。</ref>。シンボルマークは[[榮久庵憲司]]がデザインし、健康的・一般的なイメージの緑色の配色で線と線の間を空け開かれたイメージとした<ref>Designer Interview 榮久庵憲司 JRAイメージアップ計画 - 日本のロゴ(成美堂出版2007年)128頁</ref>。
日本中央競馬会が主催するレースの[[賞金]]は世界的に見て高水準である。国際的に一部高額なレースとしては[[アラブ首長国連邦]]の[[ドバイワールドカップ]]と[[凱旋門賞]]があるものの、平均的に見れば日本中央競馬会が主催する[[重賞]]競走・一般競走の賞金は非常に高い(2010年現在の最高額は[[ジャパンカップ]]の2億5,000万円)。[[日本馬主協会連合会|馬主団体]]と呼ばれる[[馬主]]の団体の運営費を日本中央競馬会が持っている。これは「[http://www.jra.go.jp/keiba/calender/program/ippan/ippan08.html 競走協力金]」と呼ばれ、各レースの上位3頭の馬主が所属する馬主協会に支給される。


日本中央競馬会が主催する競走の[[賞金]]は、世界の中でも[[アラブ首長国連邦]](UAE)と並んで高い部類である{{refnest|G1の賞金総額ではUAEに大きく離されているが、それでも3位グループのカナダ・オーストラリアとは3倍の開きがある。グレード(グループ)競走全体の平均ではUAEとほぼ並んで約70万ドル<ref>{{PDFLink|[http://www.tjcis.com/pdf/icsc14/EndMaterial2014.pdf IFHA(国際競馬統括機関連盟)Purse Comparison 各国の賞金の比較]}} - 2014年8月23日閲覧。</ref>。|group="†"}}。日本中央競馬会の場合は世界最大の馬券売上げが高水準の賞金を支えている。
== 所在地 ==

[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[西新橋]]一丁目1番19号([[ウインズ新橋]]を併設)に置かれている(日本中央競馬会法第3条第1項、日本中央競馬会定款第3条)。
[[馬主]]の団体である[[日本馬主協会連合会]]の運営費も日本中央競馬会が負担している。これは「{{PDFlink|[https://www.jra.go.jp/keiba/program/2020/pdf/bangumi_ippan.pdf 競走協力金]}}」と呼ばれ、各レースの上位3頭の馬主が所属する馬主協会に支給される。


== 沿革 ==
== 沿革 ==
=== 前史 ===
[[1923年]]に競馬法が制定されて、各地で競馬を開催する主催団体として認められた競馬倶楽部が設立され、やがてそれら11競馬倶楽部が合体して[[1936年]]に設立された日本競馬会が、当時7競馬場に下賜されていた帝室御賞典(天皇賞)を受け継ぎ、東京競馬倶楽部が創設した東京優駿(日本ダービー)に加えて横浜農林省賞典4歳呼馬(皐月賞)、京都農林省賞典4歳呼馬(菊花賞)、中山4歳牝馬特別(桜花賞)、阪神優駿牝馬(オークス)を創設した。そして戦後も日本競馬会のもとで競馬が運営されたが、GHQの独占禁止法に抵触するとの見解から[[1948年]]に日本競馬会は解散して農林省畜産局が直営するいわゆる[[国営競馬]]へ移行された。しかし競馬を直接国が運営するという世界でも例がない形態にやがて、対日講和条約が成立して占領期間が終了する前後から[[国営競馬]]の存在が問題視されるようになった。
[[1923年]]に競馬法が制定され、各地で競馬を開催する主催団体として認められた競馬倶楽部が設立され、やがてそれら11競馬倶楽部が合体して[[1936年]]に設立された[[日本競馬会]]が、当時7競馬場に下賜されていた[[帝室御賞典]]([[天皇賞]]の前身)を受け継ぎ、東京競馬倶楽部が創設した東京優駿([[日本ダービー]])に加えて横浜農林省賞典4歳呼馬([[皐月賞]])、京都農林省賞典4歳呼馬([[菊花賞]])、中山4歳牝馬特別([[桜花賞]])、阪神優駿牝馬([[優駿牝馬|オークス]])を創設した。


そして戦後も日本競馬会のもとで競馬が運営されたが、GHQの独占禁止法に抵触するとの見解から、[[1948年]]に日本競馬会は解散し、農林省畜産局が直営するいわゆる[[国営競馬]]へ移行された。しかし、競馬を直接国が運営するという形態にやがて異論が出るようになり、[[日本国との平和条約|サンフランシスコ講和条約]]が成立して、占領期間が終了する1951年前後から、[[国営競馬]]の存在が問題視されるようになった。
この動きに合わせて[[1951年]]に全国馬主協会連合会、軽種馬生産農業協同組合、日本馬事協会、全日本調教師騎手会などが政府に民営移管の陳情書を提出し、翌年[[1952年]]に政府内に[[農林水産大臣|農林大臣]]の諮問機関として競馬制度審議委員会が設置された。この委員会の委員52名の中には中村勝五郎(中山馬主協会会長)、永田雅一(東京馬主協会副会長)、栗林友二(全国馬主連合会会長)、安井誠一郎(東京都知事及び全国公営競馬協議会会長)、安田伊左衛門(元日本競馬会理事長)、河野一郎(日本畜産会会長)、正力松太郎(関東レースクラブ取締役会長)等々のメンバーが揃い、主に競馬施行主体の性格及び組織、競馬施行主体の数と統制、納付金、競馬場の数と開催回数、監督機構とその内容、施設の国有財産の処理、そして地方競馬についてを民営移管の重要な問題点として多くの意見が出され論議された。この委員会では地方競馬について意見が分かれて結局最終的な結論を出すには至らなかったが、国営競馬の速やかな民営化、その施行主体は公共性の強い単一の特殊法人でという点では一致した結論が出ていた。<ref>「競馬大全」著者 池田孝一郎 52P~53P 1988年12月発行 廣済堂出版 著者は元TBSアナウンサーで、数多くの競馬実況を担当して1978~1986年に「JNNスポーツデスク」のキャスターを務める。</ref>


=== 設立の経緯 ===
そして政府内でこの競馬制度審議委員会での議論を基調に1年余りをかけて成案の検討を進めて日本中央競馬会法案を作成し、[[1954年]]5月29日に衆議院本会議で可決、5月31日に参議院本会議で修正案が可決、6月2日に衆議院で参議院の修正に同意する形で法案が成立した。<ref>「競馬大全」 54P </ref>
この動きに合わせて[[1951年]]に全国馬主協会連合会、軽種馬生産農業協同組合、日本馬事協会、全日本調教師騎手会などが政府に民営移管の陳情書を提出し、翌年[[1952年]]に政府内に[[農林水産大臣|農林大臣]]の諮問機関として競馬制度審議委員会が設置された。この委員会の委員52名の中には中村勝五郎(中山馬主協会会長)、[[永田雅一]](東京馬主協会副会長)、[[栗林友二]](全国馬主連合会会長)、[[安井誠一郎]](東京都知事及び全国公営競馬協議会会長)、[[安田伊左衛門]](元日本競馬会理事長)、[[河野一郎]](日本畜産会会長)、[[正力松太郎]](関東レースクラブ取締役会長)などのメンバーが揃い、主に競馬施行主体の性格および組織、競馬施行主体の数と統制、納付金、競馬場の数と開催回数、監督機構とその内容、施設の国有財産の処理、そして地方競馬についてを民営移管の重要な問題点として多くの意見が出され論議された。この委員会では地方競馬について意見が分かれて結局最終的な結論を出すには至らなかったが、国営競馬の速やかな民営化、その施行主体は公共性の強い単一の特殊法人でという点では一致した結論が出ていた<ref>「競馬大全(52P - 53P)」廣済堂出版、著:池田孝一郎、1988年12月発行</ref>。


そして政府内でこの競馬制度審議委員会での議論を基調に1年あまりをかけて成案の検討を進めて日本中央競馬会法案を作成し、[[1954年]]5月29日に衆議院本会議で可決、5月31日に参議院本会議で修正案が可決、6月2日に衆議院で参議院の修正に同意する形で法案が成立した<ref>「競馬大全(54P)」</ref>。
ここに[[日本中央競馬会法]]が[[1954年]][[7月1日]]に公布されて、7月14日に設立委員が農林大臣によって任命された。この設立委員は、競馬制度審議委員会議長であった荷見安(日本銀行政策委員)、谷田俊二郎(西日本馬主協会会長)、永田雅一、安田伊左衛門、河野一之(大蔵省事務次官)、東畑四郎(農林省事務次官)の6名で、9月10日に初代理事長に安田伊左衛門が任命され、[[9月16日]]に農林省畜産局から施行を引き継ぐ形で日本中央競馬会が設立し、9月25日に中央競馬が東京と京都競馬場で華やかにスタートした。 <ref>「競馬大全」 54P~55P </ref>

{{要検証範囲|
ここに[[日本中央競馬会法]]が[[1954年]][[7月1日]]に公布されて、7月14日に設立委員が農林大臣によって任命された。この設立委員は、競馬制度審議委員会議長であった荷見安(日本銀行政策委員)、谷田俊二郎(西日本馬主協会会長)、永田雅一、安田伊左衛門、[[河野一之]]([[財務事務次官|大蔵事務次官]])、[[東畑四郎]](農林事務次官)の6名で、9月10日に初代理事長に安田伊左衛門が任命され、[[9月16日]]に農林省畜産局から施行を引き継ぐかたちで日本中央競馬会が設立し、9月25日に中央競馬が東京と京都競馬場で華やかにスタートした<ref>「競馬大全(54P~55P)」</ref>。
*1955年  「日本中央競馬会の国庫納付金等の臨時特例に関する法律」公布。翌年から5年間毎年2回の臨時競馬を開催して、その分の国庫納付金が免除されて主にスタンド他の施設改修や厩舎の復旧や改築の資金に充てた。

*1956年  「特例法競馬」の開催で中山競馬場のスタンドが改築されて、それに付随して第2代有馬頼寧理事長が新装なった中山競馬場のメインレースとして「中山グランプリ」競走(翌年から有馬記念)を提唱して開催。日本短波放送による競馬実況中継開始。
=== 設立後の歩み ===
*1957年  騎手のヘルメット着用及び帽色を枠ごとの色に統一(当時は6枠制)。トータライザーを設置
{{See|中央競馬#歴史}}
*1958年  福島・札幌競馬場を改築。
*1960年  宝塚記念創設。スターティングゲートにウッド式発馬機が使用される。東京競馬場にダートコース設置。
*1963年  8枠制での連勝複式馬券発売。
*1964年  場内テレビでオッズや馬体重を発表。馬券発売機も登場。
*1965年  新潟競馬場が22年ぶりに再開。
*1966年  トータリゼータ・システムが完成。中山競馬場にダートコース設置。
*1967年   春の厩務員ストが長期化。シンザン以降の競馬ブームで観客増に対応してダービーを完全前売り制にして入場制限。翌年から他の競走にも実施される。
*1968年  東京競馬場のスタンド改築工事が完成。この工事のためダービーが7月7日に開催。
*1969年  栗東トレーニングセンターが完成し、中京・阪神競馬場からの移動が始まる。年間の競馬場入場者総数が1000万人を超える。
*1971年  活馬の輸入自由化に伴い、持込み馬が外国産馬と同じ取扱いとなる。京都競馬場にダートコース設置。年末に馬インフルエンザが関東地区で猛威をふるい、年末最終週から翌年2月末まで関東での競馬が中止。
*1972年  前年末のインフルエンザ禍で、春のクラシック競走が大幅に遅れて、7月にオークス・ダービーを開催。有馬記念の馬券売上げが初めて100億円を超える。
*1973年  中央競馬と地方競馬の指定交流競走が初めて行われる。
*1974年  厩務員ストが長びき、皐月賞が3週間近く遅れる。この年から前年のハイセイコーブームで採用されたシード(単枠指定)制が実施される。阪神競馬場にダートコース設置。
*1975年  年間競馬場総入場者数が14,898,794人を記録。
*1976年  エリザベス女王杯創設。電話投票を設置。
*1978年  美浦トレーニングセンターが完成。
*1980年  京都競馬場のスタンド改築工事が完成。
*1981年  国際招待競走ジャパンカップ創設。
*1982年  馬事公苑白井分苑に競馬学校開校。
*1984年  重賞競走にグレード制を導入し距離体系を確立。安田記念をG1競走として、新たにマイルチャンピオンシップを創設。顕彰馬選定委員会を設けて「競馬の殿堂」入りの10頭を選出。
*1985年  栗東トレーニングセンターに坂路馬場が出来て、その後改築工事を行い、1991年に完成。
*1989年  栗東トレーニングセンターに初のウッドチップコースが完成。
*1990年  日本ダービーに競馬場入場者総数が196,517人を記録。札幌競馬場に芝コースを設置。中山競馬場のスタンド改築工事が完成。スプリンターズステークスがG1競走に昇格。
*1991年   JRA競馬博物館がオープン。阪神競馬場新スタンド工事が完成。
*1992年  美浦トレーニングセンターにウッドチップコースが完成。
*1993年   美浦トレーニングセンターに坂路コースが完成。
*1994年   京都競馬場に新スタンド工事完成。外国人騎手に短期免許交付制度スタート。
*1996年   中央競馬初の女性騎手デビュー。高松宮杯がG1競走に昇格。新たに秋華賞創設。
*1999年  小倉競馬場スタンド改築工事完成。
*2001年   競走馬の年齢表記を満年齢に変更。
*2003年  新潟競馬場新スタンド完成。馬場拡張に伴い左回り外コースを設置。地方所属騎手が中央競馬騎手免許に合格。
*2006年  阪神競馬場の馬場拡張に伴う改造工事が竣工。右回り外コースを設置。新たにヴィクトリアマイル創設。
*2007年  美浦トレーニングセンターにニューポリトラックコースを導入。
*2009年  栗東トレーニングセンターにニューポリトラックコースを導入。
*2010年  函館競馬場スタンド改築工事完成。
*2012年  中京競馬場新スタンド完成。馬場も拡張。
|date=2014年8月}}


== 組織 ==
== 組織 ==
[[2007年]]、特殊法人改革の一環で[[競馬法]]が改正された。同法の改正前までJRAの運営を監視・指揮する機関(役員会にあたる組織)は「理事会」が務めていた。法の改正、役員組織の上部に位置する新たな最高意思決定機関として、「政府によって外部から選ばれたメンバー」で構成される「経営委員会」が置かれることとなった([[日本放送協会]](NHK)にも、経営委員会が置かれている)
[[2007年]]までJRAの運営を監視・指揮する機関(役員会にあたる組織)は「理事会」が務めていた。しかし特殊人改革一環で[[競馬法]]が改正されて、役員組織の上部に位置する新たな最高意思決定機関として、「政府によって外部から選ばれたメンバー」で構成される「経営委員会」が置かれることとなった。


=== 経営委員会 ===
=== 経営委員会 ===
* 日本中央競馬会には経営委員会が置かれている日本中央競馬会法第8条の2、日本中央競馬会定款第6条の2)。経営委員会では経営の基本方針及び目標その他業務運営の重要事項を決定する日本中央競馬会法第8条の3、日本中央競馬会定款第6条の3)
* JRAには経営委員会が置かれている<ref>日本中央競馬会法第8条の2、日本中央競馬会定款第6条の2</ref>。経営委員会では経営の基本方針及び目標その他業務運営の重要事項を決定する<ref>日本中央競馬会法第8条の3、日本中央競馬会定款第6条の3</ref>
* 経営委員会は委員6人及び理事長で組織され、農林水産大臣が任命する日本中央競馬会法第8条の4第1項・第8条の5、日本中央競馬会定款第6条の4第1項
* 経営委員会は委員6人及び理事長で組織され、[[農林水産大臣]]が任命する<ref>日本中央競馬会法第8条の4第1項・第8条の5、日本中央競馬会定款第6条の4第1項</ref>
* 委員長は委員の互選により選任され、経営委員会の会務を総理する日本中央競馬会法第8条の4第2項・第3項、日本中央競馬会定款第6条の4第2項・第3項
* 委員長は委員の互選により選任され、経営委員会の会務を総理する<ref>日本中央競馬会法第8条の4第2項・第3項、日本中央競馬会定款第6条の4第2項・第3項</ref>
* 委員の任期は3年で、補欠の委員の任期は前任者の残任期間である日本中央競馬会法第8条の6第1項、日本中央競馬会定款第6条の5第1項。委員は再任されることができる日本中央競馬会法第8条の6第2項、日本中央競馬会定款第6条の5第2項
* 委員の任期は3年で、補欠の委員の任期は前任者の残任期間である<ref>日本中央競馬会法第8条の6第1項、日本中央競馬会定款第6条の5第1項</ref>。委員は再任されることができる<ref>日本中央競馬会法第8条の6第2項、日本中央競馬会定款第6条の5第2項</ref>
** 2022年9月1日現在の委員<ref>{{Cite web|和書|title=【JRA】日本中央競馬会経営委員会委員を発表 |url=https://hochi.news/articles/20220901-OHT1T51055.html |website=スポーツ報知 |date=2022-09-01 |access-date=2022-09-01 |language=ja}}</ref>
*** 片山雅文
*** [[小林栄三]]
*** [[酒井順子]]
*** 田島優子
*** 眞鍋昇
*** 山西健一郎


=== 役員 ===
=== 役員 ===
* 日本中央競馬会には役員として理事長(1人)、副理事長(1人)、理事(10人以内)、監事(3人以内)が置かれる日本中央競馬会法第9条、日本中央競馬会定款第7条
* JRAには役員として理事長(1人)、副理事長(1人)、理事(10人以内)、監事(3人以内)が置かれる<ref>日本中央競馬会法第9条、日本中央競馬会定款第7条</ref>
* 理事長は農林水産大臣が任命する日本中央競馬会法第11条第1項、日本中央競馬会定款第8条第1項。理事長は競馬会を代表するとともに業務を総理する日本中央競馬会法第10条第1項、日本中央競馬会定款第9条第1項。理事長は経営委員会にも加わる。任期は3年である日本中央競馬会定款第10条第1項
* 理事長は農林水産大臣が任命する<ref name="名前なし-1">日本中央競馬会法第11条第1項、日本中央競馬会定款第8条第1項</ref>。理事長は競馬会を代表するとともに業務を総理する<ref>日本中央競馬会法第10条第1項、日本中央競馬会定款第9条第1項</ref>。理事長は経営委員会にも加わる。任期は3年である<ref name="名前なし-2">日本中央競馬会定款第10条第1項</ref>
* 副理事長は経営委員会の同意を得て理事長が任命する日本中央競馬会法第11条第2項、日本中央競馬会定款第8条第2項。副理事長は理事長の補佐や事務の掌理等を行う日本中央競馬会法第10条第2項、日本中央競馬会定款第8条第2項。任期は3年である(日本中央競馬会定款第10条第1項)
* 副理事長は経営委員会の同意を得て理事長が任命する<ref name="名前なし-3">日本中央競馬会法第11条第2項、日本中央競馬会定款第8条第2項</ref>。副理事長は理事長の補佐や事務の掌理等を行う<ref>日本中央競馬会法第10条第2項、日本中央競馬会定款第8条第2項</ref>。任期は3年<ref name="名前なし-2"/>
* 理事は経営委員会の同意を得て理事長が任命する(日本中央競馬会法第11条第2項、日本中央競馬会定款第8条第2項)。理事は理事長び副理事長の補佐や事務を掌理等を行う日本中央競馬会法第10条第3項。任期は2年である(日本中央競馬会定款第10条第2項
* 理事は経営委員会の同意を得て理事長が任命する<ref name="名前なし-3"/>。理事は理事長および副理事長の補佐や事務を掌理等を行う<ref>日本中央競馬会法第10条第3項</ref>。任期は2年<ref name="名前なし-4">日本中央競馬会定款第10条第2項</ref>
* 監事は農林水産大臣が任命する(日本中央競馬会法第11条第1項、日本中央競馬会定款第8条第1項)。監事は業務の監査を行う日本中央競馬会法第10条第4項、日本中央競馬会定款第8条第5項。任期は2年である(日本中央競馬会定款第10条第2項)
* 監事は農林水産大臣が任命する<ref name="名前なし-1"/>。監事は業務の監査を行う<ref>日本中央競馬会法第10条第4項、日本中央競馬会定款第8条第5項</ref>。任期は2年<ref name="名前なし-4"/>

==== 歴代理事長 ====
=== 歴代理事長 ===
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!代!!氏名!!就任時期!!備考
!代!!氏名!!就任時期!!備考
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|[[渡五郎 (農務官僚)|渡邊五郎]]<ref name="50年史-6"/>||1990 - [[1995年]]<ref name="50年史-6"/>
|[[渡五郎 (農務官僚)|渡邊五郎]]<ref name="50年史-6"/>||1990 - [[1995年]]<ref name="50年史-6"/>
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|[[濱口義曠]]<ref name="50年史-6"/>||1996 - [[1999年]]<ref name="50年史-6"/>||rowspan="2"|&nbsp;
|[[浜口義曠|濱口義曠]]<ref name="50年史-6"/>||1996 - [[1999年]]<ref name="50年史-6"/>||rowspan="2"|&nbsp;
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|[[土川健之]]||2007 - ||初の生え抜き
|[[土川健之]]||2007 - [[2014年]]||初の生え抜き
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|[[後藤正幸]]||2014 - [[2023年]]||
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|[[吉田正義]]<ref>[https://www.jra.go.jp/news/202309/090803.html  日本中央競馬会理事長の任命]日本中央競馬会、2023年9月8日配信・閲覧</ref>||2023年 - ||
|}
|}


=== 運営審議会 ===
=== 運営審議会 ===
* 日本中央競馬会には運営審議会が置かれている日本中央競馬会法第16条第1項、日本中央競馬会定款第14条第1項。運営審議会では理事長の諮問に応じて、業務執行に関する重要事項を調査審議する日本中央競馬会法第16条第2項、日本中央競馬会定款第14条第2項
* JRAには運営審議会が置かれている<ref>日本中央競馬会法第16条第1項、日本中央競馬会定款第14条第1項</ref>。運営審議会では理事長の諮問に応じて、業務執行に関する重要事項を調査審議する<ref>日本中央競馬会法第16条第2項、日本中央競馬会定款第14条第2項</ref>
* 運営審議会は理事長が農林水産大臣の認可を受けて任命した10人の委員で組織される日本中央競馬会法第17条第1項・第2項、日本中央競馬会定款第15条第1項。任期は2年である日本中央競馬会定款第15条第2項
* 運営審議会は理事長が農林水産大臣の認可を受けて任命した10人の委員で組織される<ref>日本中央競馬会法第17条第1項・第2項、日本中央競馬会定款第15条第1項</ref>。任期は2年である<ref>日本中央競馬会定款第15条第2項</ref>
**2024年10月1日現在の委員<ref>{{Cite web|和書|title=日本中央競馬会運営審議会委員の任命 |url=https://jra.jp/news/202309/091601.html |date=2023-09-16 |accessdate=2024-09-16 |language=ja-JP}}</ref>
***西川賢([[日本馬主協会連合会]] 会長)
***[[武豊]]([[日本騎手クラブ]] 会長)
***[[手塚貴久]]([[日本調教師会]] 会長)
***古川雅且(日高軽種馬農業協同組合 代表理事組合長)
***大西洋([[日本空港ビルデング]] 取締役副社長)
***[[佐藤藍子]](俳優)
***[[鈴木淑子]](競馬ジャーナリスト)
***土川健之(元JRA 理事長)
***[[蓮見恭子]](小説家)
***宮下真理子(日本画家)
***本川一善(元JRA 副理事長)<ref>{{Cite web|和書|title=日本中央競馬会運営審議会委員の任命 |url=https://jra.jp/news/202410/100101.html |date=2024-10-01 |accessdate=2024-10-01 |language=ja-JP}}</ref>


== 運営 ==
=== 裁定委員会 ===
* 競馬開催期間外に発生した事由に関する処分を議定する<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=裁定委員会(競馬用語辞典) JRA|url=https://www.jra.go.jp/kouza/yougo/w309.html|website=www.jra.go.jp|accessdate=2021-04-08}}</ref>。
業務内容は[[競馬]]の施行や[[勝馬投票券|馬券]]の発売のみならず、[[競走馬]]の研究、競馬に関する広報活動(その一環として「[[優駿]]」の発行や[[JRA賞]]の制定)なども行っている。
* 競馬開催中に発生した事由に関する処分は[[裁決委員]]の権限において行われるのが通常だが、30日を超える処分の必要があると裁決委員が認める場合には裁定委員会が議定する<ref name=":0" />。
* 競馬開催中に発生した事由に関して裁決委員の権限において行われた処分について、[[日本中央競馬会競馬施行規程|競馬施行規程]]第150条又は第154条に基づき不服申立てがなされた場合には裁定委員会がこれを裁定する<ref name=":1">{{Cite web|和書|title=裁定委員会外部委員の委嘱(4月7日(水曜)付) JRA|url=https://www.jra.go.jp/news/202104/040701.html|website=www.jra.go.jp|accessdate=2021-04-08}}</ref>。
* 裁定委員会は副理事長・[[理事|常任理事]]及び[[理事]]・[[理事|理事長]]が指名する参与および技術参事役・審判部長・[[トレーニングセンター]]([[栗東トレーニングセンター|栗東]]・[[美浦トレーニングセンター|美浦]])の各公正室長・外部委員(競馬のレースに関する専門的な知識や経験のある人から、理事長が委嘱。)で構成される<ref name=":0" />。
** 2023年6月20日現在の外部委員<ref>{{Cite web|和書|title=裁定委員会外部委員の委嘱 JRA |url=https://jra.jp/news/202306/061901.html |website=jra.jp |access-date=2023-06-21 |language=ja}}</ref>
*** 内谷武司 - [[地方競馬全国協会]]公正部長(2023年4月7日から<ref>{{Cite web|和書|title=裁定委員会外部委員の委嘱 |url=https://s.keibabook.co.jp/news/detail/75597 |website=競馬ブック |access-date=2023-06-21 |language=ja}}</ref>)
*** [[岡部幸雄]] - 元[[中央競馬]][[騎手]](2009年6月20日から<ref>{{Cite web|和書|title=岡部幸雄氏が不服審理委の外部委員 - 競馬ニュース : nikkansports.com|url=https://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20090609-504460.html|website=www.nikkansports.com|accessdate=2021-04-08}}</ref>)
*** [[桑島孝春]] - 元[[地方競馬]][[騎手]](2017年6月20日から<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2017/06/17/kiji/20170616s00004048572000c.html|website=www.sponichi.co.jp|accessdate=2021-04-08|title=JRA、桑島孝春氏に裁定委員会外部委員を委嘱}}</ref>)
***[[田所秀孝]] - 元[[中央競馬]][[調教師]](2021年6月20日から<ref name=":2">{{Cite web|和書|title=JRA裁定委員会外部委員 新たに元調教師の田所秀孝氏 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル |url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2021/06/18/kiji/20210618s00004048367000c.html |website=スポニチ Sponichi Annex |accessdate=2021-06-18 |language=ja}}</ref>)


=== 開催執務委員 ===
日本中央競馬会の運営は公正さが求められるため[[競馬法]]、[[日本中央競馬会法]]などの法律により厳しく定められている。
* 競馬を開催するために必要な委員として、政令で定められている<ref>{{Cite web|和書|title=開催執務委員(競馬用語辞典) JRA|url=https://www.jra.go.jp/kouza/yougo/w16.html|website=www.jra.go.jp|accessdate=2021-04-08}}</ref>。
** 委員長
** 副委員長
** [[裁決委員]]
** 走路監視委員
** 決勝審判委員
** ハンデキャップ作成委員
** 検量委員
** 発走委員
** 馬場取締委員
** 獣医委員
** 整理委員
** 総務委員
** 情報管理委員
** 広報委員
** 施設委員
** 勝馬投票委員
** 来場促進委員


== 業務 ==
中央競馬は週末、休日開催が原則で年間36回288日開催。
[[中央競馬]]の施行や[[勝馬投票券|馬券]]の発売、競馬の公正確保、[[競走馬]]の研究、競馬に関する広報活動(テレビCMの放映や各種メディアでの競走の開催告知のほか、広報誌「[[優駿]]」の発行や[[JRA賞]]の制定)などの業務を行っている(2021年<ref name="事業報告書2021">{{PDFLink|[https://jra.jp/company/about/financial/pdf/houkoku03.pdf 令和3事業年度 事業報告書]}} - 日本中央競馬会、2023年1月22日閲覧</ref>)。
* [[中央競馬]]の開催
** 開催回数:36回
** 開催日数:288日
** 開催競馬場:10場
** 入場人員:72万2670人(2020年度比 72.9%)
** 総参加人員<ref group="†">何らかの形で馬券を購入した人数の述べ総数。</ref>(海外競馬を含まない):1億7810万8494人(2020年度比 106.6%)
* 馬主・競走馬・[[勝負服_(競馬)|服色]]の登録。
** 馬主登録:JRA所属2,672名、国際関係2名、地方関係22名
** 競走馬登録:JRA所属8,890頭、国際関係3頭、地方関係54頭
** 服色登録:JRA所属2,026件、国際関係2件
* [[調教師]]及び[[騎手]]の免許
** 調教師免許:JRA所属192名、国際関係2名、地方関係47名
** 騎手免許:JRA所属139名、国際関係2名、地方関係10名、短期1名
* 競走馬の育成
** 市場購買馬(2歳馬75頭及び1歳馬74頭)を[[日高育成牧場]]及び[[宮崎育成牧場]]において育成
** JRA生産馬(当歳馬9頭、2歳馬9頭及び1歳馬9頭)を日高育成牧場において生産育成研究を目的として育成
* 騎手の養成・訓練
** [[競馬学校]]<ref group="†">3年制の騎手課程と半年間の[[厩務員]]課程がある。</ref>において養成。在校生25名、卒業8名。
* その他、競馬の健全な発展を図るための必要な業務
** 競馬振興事業
** 畜産振興事業
** 払戻金への上乗せ、競走馬生産振興業務への交付金の交付、認定競馬活性化計画補助業務への交付金の交付


日本中央競馬会はり上の75%にあたる当たり券の配当と国庫納付金や経費を支払った後の余剰金で畜産振興事業を実施しているが、畜産振興を名目とした[[2008年]]度交付金の99%以上が所管の農林水産省OBが役員を務める法人に渡ったことが判明している<ref>[http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032901000087.html 交付金の99%超が天下り法人へ 中央競馬会の畜産振興] [[共同通信]] [[2010年]][[3月29日]]</ref>。
日本中央競馬会の運営公正さが求められるため、[[競馬法]]・[[日本中央競馬会法]]などの法律によ厳しく定められている。日本中央競馬会は、投票券売上の75%にあたる的中券の配当([[控除率]]25%)、[[国庫]]納付金や経費を支払った後の余剰金で畜産振興事業を実施しているが、畜産振興を名目とした[[2008年]]度交付金の99%以上が農林水産省の[[天下り]]が役員を務める[[法人]]に渡ったことが判明している<ref>[https://web.archive.org/web/20100408230746/http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032901000087.html 交付金の99%超が天下り法人へ 中央競馬会の畜産振興] - [[共同通信]][[2010年]][[3月29日]]</ref>。


== 主な施設 ==
== 主な施設 ==
* 本部([[東京都]][[港区 (東京都)|港区]])<ref>{{Cite web|和書|url=https://jra.jp/company/about/outline/organization/ |title=JRAの概要 組織図 |accessdate=2023-11-04 |publisher=Japan Racing Association}}</ref>
** 関西広報室([[大阪府]][[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]][[堂島浜]] [[アクア堂島]]NBFタワー19階)
** 海外駐在事務所:[[パリ]]・[[ロンドン]]・[[ニューヨーク]]・[[香港]]・[[シドニー]]
* [[競馬場]]
* [[競馬場]]
** [[中央競馬#競馬場一覧]]を参照。
** [[中央競馬#競馬場一覧]]を参照。
161行目: 251行目:
** [[栗東トレーニングセンター]]([[滋賀県]][[栗東市]])
** [[栗東トレーニングセンター]]([[滋賀県]][[栗東市]])
* [[競馬学校]]([[千葉県]][[白井市]])
* [[競馬学校]]([[千葉県]][[白井市]])
* [[競走馬総合研究所]] ([[栃木県]][[宇都宮市]])
* [[競走馬総合研究所]]([[栃木県]][[下野市]])
* [[事公苑]]([[東京都]][[世田谷区]])
** 競走リハビリテーションセンター([[福島県]][[いわき市]])
** 生産育成研究室([[北海道]][[浦河郡]][[浦河町]])
* [[JRA競馬博物館]](東京都[[府中市 (東京都)|府中市]]・[[東京競馬場]])
* [[馬事公苑]](東京都[[世田谷区]])
** 馬事公苑宇都宮事務所(栃木県[[宇都宮市]])
* [[JRA競馬博物館]](東京都[[府中市 (東京都)|府中市]]・[[東京競馬場]]敷地内)
* [[横浜競馬場|根岸競馬記念公苑]]・[[馬の博物館]]([[神奈川県]][[横浜市]][[中区 (横浜市)|中区]])
* [[横浜競馬場|根岸競馬記念公苑]]・[[馬の博物館]]([[神奈川県]][[横浜市]][[中区 (横浜市)|中区]])
* [[日高育成牧場]]([[北海道]][[浦河郡]][[浦河町]]
* [[日高育成牧場]](北海道浦河郡浦河町)
* [[宮崎育成牧場]]([[宮崎県]][[宮崎市]])
* [[宮崎育成牧場]]([[宮崎県]][[宮崎市]])
* [[Gate J.]]
* [[Gate J.]]
** SHINBASHI(東京都[[港区 (東京都)|港区]][[新橋 (東京都港区)|新橋]]JRA新橋分館内)
** TOKYO(東京都港区西新橋・日比谷フォートタワー内)
** OSAKA([[大阪府]][[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]][[梅田]][[ウインズ梅田]]内)
** OSAKA(大阪府大阪市[[北区 (大阪市)|北区]][[梅田]] [[ウインズ梅田]]内)
* [[VIESTA]]([[宮城県]][[仙台市]][[青葉区 (仙台市)|青葉区]]・熊本県熊本市中央区)
* [[三木ホースランドパーク]]([[兵庫県]][[三木市]])

== テレビ番組 ==
* [[日経スペシャル ガイアの夜明け]] 優駿の叫び 存続か廃止か 揺れる地方競馬(2005年1月18日、テレビ東京)<ref>[https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview050118.html 優駿の叫び 存続か廃止か 揺れる地方競馬] - テレビ東京 2005年1月18日</ref>。


== 広告・PR ==
== 広告・PR ==
=== JRA年間キャンペーン ===
=== JRA年間キャンペーン ===
[[中央競馬]]に対する年間通じた広告として出演者([[2001年|2001]]・[[2012年|2012]][[2014年]]を除く)とキャッチコピーを定めて[[テレビ]]、[[ラジオ]]、[[新聞]]、[[ポスター]]など多岐にわたる広告を行っている。[[競馬の競走格付け|GI級]][[競馬の競走|競走]]の開催の直前にはそのGI級競走の告知の内容となる。
[[中央競馬]]に対する年間通じた広告として出演者([[2001年|2001]]・[[2012年|2012]] - [[2014年]]を除く)とキャッチコピーを定めて[[テレビ]]、[[ラジオ]]、[[新聞]]、[[ポスター]]など多岐にわたる広告を行っている。[[競馬の競走格付け|GI級]][[競馬の競走|競走]]の開催の直前にはそのGI級競走の告知の内容となる。


<!-- 下記の表はJRA発表に従う http://jra.jp/news/200711/113002.html -->
<!-- 下記の表はJRA発表に従う http://jra.jp/news/200711/113002.html -->
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![[1990年]]
![[1990年]]
|rowspan="2"|[[柳葉敏郎]]<ref name="50年史-269"/><br />[[賀来千香子]]<ref name="50年史-269"/>||rowspan="2"|好奇心100%の競馬です。<ref name="50年史-269"/>||rowspan="2"|ターゲットは若年層と女性層<ref name="50年史-269"/>。
|rowspan="2"|[[柳葉敏郎]]<ref name="50年史-269"/><br />[[賀来千香子]]<ref name="50年史-269"/>||rowspan="2"|好奇心100%の競馬です。<ref name="50年史-269"/>||rowspan="2"|ターゲットは若年層と女性層<ref name="50年史-269"/>。CMソングは[[沢田知可子]]「Live On The Turf」(1990年)
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![[1991年]]
![[1991年]]
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![[1992年]]
![[1992年]]
|rowspan="2"|[[高倉健]]<ref name="50年史-269"/>||rowspan="2"|あなたと話したい競馬があります。<ref name="50年史-269"/>||
|rowspan="2"|[[高倉健]]<ref name="50年史-269"/>||rowspan="2"|あなたと話したい競馬があります。<ref name="50年史-269"/>||CMソングは[[伊豆田洋之]]「夢のふるさと」。
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![[1993年]]
![[1993年]]
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![[2001年]]
![[2001年]]
|style="white-space:nowrap"|馬キャラクター<ref name="50年史-269"/>||競馬が、キミを呼んでいる。<ref name="50年史-269"/>||ターゲットは若年層<ref name="50年史-269"/>。声優は[[草なぎ剛|草彅剛]]、[[香取慎吾]]、[[PUFFY]]、[[前田亘輝]]、[[ユースケ・サンタマリア]]、[[華原朋美]]、[[篠原ともえ]]、[[近藤真彦]]、[[中澤裕子]]。他に[[井川遥]]が出演。
|style="white-space:nowrap"|馬キャラクター<ref name="50年史-269"/>||競馬が、キミを呼んでいる。<ref name="50年史-269"/>||ターゲットは若年層<ref name="50年史-269"/>。声優は[[草彅剛]]、[[香取慎吾]]、[[PUFFY]]、[[前田亘輝]]、[[ユースケ・サンタマリア]]、[[華原朋美]]、[[篠原ともえ]]、[[近藤真彦]]、[[中澤裕子]]。他に[[井川遥]]が出演。
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![[2002年]]
![[2002年]]
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![[2014年]]
![[2014年]]
| ||LOVE, HOLIDAY. ||JRA60周年記念CM。CMソング([[LOVE, HOLIDAY. |同題]])は[[TOKIO]]。作詞・作曲:[[長瀬智也]]
| ||LOVE, HOLIDAY. ||JRA60周年記念CM。CMソング([[LOVE, HOLIDAY. |同題]])は[[TOKIO]]。作詞・作曲:[[長瀬智也]]
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![[2015年]]
|rowspan="2"|[[永山瑛太|瑛太]]<br />[[有村架純]]<br />[[笑福亭鶴瓶]]<ref group="†">瑛太、有村はCM初出演、鶴瓶は19年ぶりのCM出演。</ref>||rowspan="2"|あなたの競馬が走り出す。<ref>[https://web.archive.org/web/20150101161533/http://www.jra.go.jp/news/201412/122904.html 2015年ブランドCM 「あなたの競馬が走り出す。」を放映!]日本中央競馬会 2014年12月30日閲覧{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref><ref>[http://www.jra.go.jp/news/201512/122402.html 2016年ブランドCM 「あなたの競馬が走り出す。」を放映!]日本中央競馬会 2015年12月25日閲覧</ref>||rowspan="2"|以降は[[#JRAブランド広告|ブランド広告]]と共有。
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![[2016年]]
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![[2017年]]
|rowspan="6"|[[松坂桃李]]<ref group="†" NAME="asadora">全員が[[連続テレビ小説|朝ドラ]]出演経験者。(作品順に『[[おひさま (テレビドラマ)|おひさま]]』([[2011年]]・土屋①・中川①)→『[[梅ちゃん先生]]』([[2012年]]・松坂①)→『[[ごちそうさん (2013年のテレビドラマ)|ごちそうさん]]』([[2013年]] - [[2014年]]・高畑①)→『[[花子とアン]]』([[2014年]]・土屋②)→'''『[[まれ]]』'''([[2015年]]・'''土屋'''③・柳楽①)→'''『[[とと姉ちゃん]]』'''([[2016年]]・'''高畑'''②)→'''『[[わろてんか]]』'''([[2017年]] - [[2018年]]・松坂②・'''葵'''①)→『[[なつぞら]]』([[2019年]]・中川②)※太字の作品と人名は、主演作および主演女優、人名の後ろの丸数字は、朝ドラ出演回数。)</ref><ref group="†" NAME="kyouen">松坂と柳楽は『[[ゆとりですがなにか]]』([[2016年]]レギュラー・[[2017年]]SPドラマ)、松坂と高畑は『[[軍師官兵衛]]』([[2014年]])、松坂と土屋は『[[図書館戦争 (実写作品)|図書館戦争]]』(SPドラマ、映画版・[[2015年]])、土屋と柳楽は『[[まれ]]』([[2015年]])、土屋と中川は『[[今夜は心だけ抱いて]]』([[2014年]])、葵と松坂は『[[わろてんか]]』([[2017年]]-[[2018年]])で共演。</ref><br />[[柳楽優弥]]<ref group="†" NAME="asadora"/><ref group="†" NAME="kyouen"/><br />[[高畑充希]]<ref group="†" NAME="asadora"/><ref group="†" NAME="kyouen"/><ref group="†" NAME="asadora_heroine">女性出演者全員が[[連続テレビ小説|朝ドラ]]ヒロイン経験者。(作品順に、土屋:『[[まれ]]』([[2015年]])、高畑:『[[とと姉ちゃん]]』([[2016年]])、葵:『[[わろてんか]]』([[2017年]] - [[2018年]])</ref><br />[[土屋太鳳]]<ref group="†" NAME="asadora"/><ref group="†" NAME="kyouen"/><ref group="†" NAME="asadora_heroine"/><br />
以下は[[2019年]]より参加。<br />
[[中川大志 (俳優)|中川大志]]<ref group="†" NAME="asadora"/><ref group="†" NAME="kyouen"/><br />[[葵わかな]]<ref group="†" NAME="asadora"/><ref group="†" NAME="kyouen"/><ref group ="†" NAME="asadora_heroine"/>
|rowspan="2"|HOT HOLIDAYS!友情、愛情、ケイバ場!||
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![[2018年]]
|他に[[横山裕]]、[[錦戸亮]]、[[村上信五]]([[関ジャニ∞]])、[[尼神インター]]が出演。
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![[2019年]]
|rowspan="3"|HOT HOLIDAYS!ケイバ場が、あるじゃない?||他に[[武田真治]]が出演。
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!rowspan="2"|[[2020年]]
|同年2月下旬以降[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)|新型コロナウイルス感染症の流行]]に伴い中央競馬が無観客開催となったため、4月頃から展開を見合わせた。<br>10月の[[凱旋門賞]]のPR素材で約半年ぶりに展開、以降のCMは競馬場ではなく、カフェをイメージした室内セットでの収録に切り替えている。
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|馬術競技応援CM「TOGETHER! もっと、高く、美しく。」総論篇に松坂、土屋が出演。
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![[2021年]]
|HOT HOLIDAYS!あたらしい週末。
|11月開催の[[ジャパンカップ]]のCMで、スタンドに観客を入れないかたちながらも1年7カ月ぶりに競馬場での収録が行われた。
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![[2022年]]
|rowspan="3"|[[長澤まさみ]]<ref group="†" name=umaca>長澤は[[2023年]][[4月]]から導入予定の[[JRA-UMACA]]ポイントサービスのPR大使を兼任([https://jra.jp/news/202302/021302.html JRA-UMACAのPR大使に長澤まさみさんが就任])</ref><br>[[見上愛]]<br />
以下は[[2023年]]より参加。<br />
[[佐々木蔵之介]]<ref>[https://www.jra.go.jp/news/202212/121202.html 2023年のJRA年間プロモーションも「HERO IS COMING.」]日本中央競馬会、2022年12月12日閲覧</ref>
|rowspan="3"|HERO IS COMING.
|rowspan="3"|
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![[2023年]]
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![[2024年]]
|}
|}
* 2001年はほかに「GO! JRAジョッキーキャンペーン」として[[ナインティナイン]]が起用され、[[岡村隆史]]が新人騎手で[[矢部浩之]]が記者という設定で出演したCMが製作された(ほかに[[和田竜二]]、[[河内洋]]らが出演)。放送、CMソングは[[ゆず (音楽グループ)|ゆず]]の『3カウント』。

* 2001年はほかに「GO! JRAジョッキーキャンペーン」として[[ナインティナイン]]が起用され、[[岡村隆史]]が新人騎手で[[矢部浩之]]が記者という設定で出演したCMも製作された(ほかに[[和田竜二]]、[[河内洋]]らが出演)。放送、CMソングは[[ゆず (音楽グループ)|ゆず]]の『3カウント』。
* 2011年の「[[WIN5]]」のCMでは、11月公開の映画『[[ステキな金縛り]]』とのコラボレーションで主演の[[深津絵里]]、監督の[[三谷幸喜]]が出演。
* 2011年の「[[WIN5]]」のCMでは、11月公開の映画『[[ステキな金縛り]]』とのコラボレーションで主演の[[深津絵里]]、監督の[[三谷幸喜]]が出演。
* 2012年は4月から「SMART!JRA」と題し<ref name="jra20120412">{{Cite web|date=2012-04-12|url=http://jra.jp/news/201204/041201.html|title=JRAニュース「『SMART!JRA』〜AKBのガチ馬〜がスタート」|language=日本語|publisher=日本中央競馬会|accessdate=2012-09-25}}</ref>、アイドルグループの[[AKB48]]<ref name="jra20120412" />、アニメーション映画の『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』<ref>{{Cite web|date=2012-06-14|url=http://jra.jp/news/201206/061402.html|title=JRAニュース「JRA×ヱヴァンゲリヲン新劇場版〜JRA補完計画〜がスタート!」 |language=日本語|publisher=日本中央競馬会|accessdate=2012-09-25}}</ref>といった各種エンターテイメントとのコラボレーション企画を展開した。
* 2012年は4月から「SMART!JRA」と題し<ref name="jra20120412">{{Cite web|和書|date=2012-04-12|url=http://jra.jp/news/201204/041201.html|title=JRAニュース「『SMART!JRA』〜AKBのガチ馬〜がスタート」|language=日本語|publisher=日本中央競馬会|accessdate=2012-09-25}}</ref>、アイドルグループの[[AKB48]]<ref name="jra20120412" />、アニメーション映画の『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』<ref>{{Cite web|和書|date=2012-06-14|url=http://jra.jp/news/201206/061402.html|title=JRAニュース「JR|–A×ヱヴァンゲリヲン新劇場版〜JRA補完計画〜がスタート!」 |language=日本語|publisher=日本中央競馬会|accessdate=2012-09-25}}</ref>といった各種エンターテイメントとのコラボレーション企画を展開した。
* 年間キャンペーンは基本的に1〜2年で変わることが多いが、『HOT HOLIDAYS!』シリーズ(2017年〜2021年)や『CLUB KEIBA』シリーズ(2008年〜2011年)のように長期間にわたって展開される場合もある。


=== JRAブランド広告 ===
=== JRAブランド広告 ===
293行目: 428行目:
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!2007年
!2007年
|今日も私の好きな馬が走っています。||[[レミオロメン]]||[[茜空]](8月まで)/[[Wonderful & Beautiful|リズム]](9月より)||なし
|今日も私の好きな馬が走っています。||[[レミオロメン]]||[[茜空 (曲)|茜空]](8月まで)/[[Wonderful & Beautiful|リズム]](9月より)||なし
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!2008年
!2008年
302行目: 437行目:
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!2010年
!2010年
|想いを乗せて、吹く風がある。||[[ラムジ (歌手)|ラムジ]]||ユメオイビト||なし
|想いを乗せて、吹く風がある。||[[ラムジ (音楽ユニット)|ラムジ]]||ユメオイビト||なし
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!rowspan="2"|2011年
!rowspan="2"|2011年
|最後の10完歩<ref group="†">2001年版を[[ハイビジョン]]化したもの</ref>||小田和正||woh woh||なし
|最後の10完歩<ref group="†">2001年版を[[ハイビジョン]]化したもの</ref>||小田和正||woh woh||なし
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|(主要GI<ref group="†">春秋の[[天皇賞]]・[[皐月賞]]・[[東京優駿]]・[[安田記念]]・[[宝塚記念]]・[[菊花賞]]・[[ジャパンカップ]]・[[有馬記念]]の9競走。施行1週間前から放映だったが有馬記念のみ3週間前から放映。</ref>時に使用)||[[T・レックス|T-REX]]||[[20センチュリー・ボーイ|20th century boy]]||なし
|(主要GI<ref group="†">[[天皇賞()]]・[[天皇賞(秋)]]・[[皐月賞]]・[[東京優駿]]・[[安田記念]]・[[宝塚記念]]・[[菊花賞]]・[[ジャパンカップ]]・[[有馬記念]]の9競走。施行1週間前から放映だったが有馬記念のみ3週間前から放映。</ref>時に使用)||[[T・レックス|T-REX]]||[[20センチュリー・ボーイ|20th century boy]]||なし
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!rowspan="3"|2012年
!rowspan="3"|2012年
|最後の10完歩<ref group="†">前年より続投</ref>||rowspan="2"|小田和正||woh woh||なし
|最後の10完歩{{#tag:ref|前年より続投。|group="†"|name="repeat"}}||rowspan="2"|小田和正||woh woh||なし
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|次の夢へ<ref group="†">2000年放送の「21世紀へ」の一部変更版<!--情報源:http://www.jra.go.jp/topics/koukoku/#150th-->。登場馬は30秒版が[[ワカタカ]]・[[シンザン]]・[[ハイセイコー]]・[[オグリキャップ]]・[[ヴィクトワールピサ]]。60秒版は前述の5頭に加え、[[セントライト]]・[[テンポイント]]・[[シンボリルドルフ]]・[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]。</ref>||19の頃||なし
|次の夢へ<ref group="†">2000年放送の「21世紀へ」の一部変更版<!--情報源:http://www.jra.go.jp/topics/koukoku/#150th-->。登場馬は30秒版が[[ワカタカ]]・[[シンザン]]・[[ハイセイコー]]・[[オグリキャップ]]・[[ヴィクトワールピサ]]。60秒版は前述の5頭に加え、[[セントライト]]・[[テンポイント]]・[[シンボリルドルフ]]・[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]。</ref>||19の頃||なし
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|[[The LEGEND#2012年|The WINNER]](主要GI<ref group="†">2011年の9競走に加え[[高松宮記念 (競馬)|高松宮記念]]・[[桜花賞]]・[[優駿牝馬]]・[[スプリンターズステークス]]・[[エリザベス女王杯]]・[[マイルチャンピオンシップ]]を加えた15競走。エリザベス女王杯のCMは女王即位60周年を記念する特別版。</ref>時に使用)||???||???||なし
|[[The LEGEND#2012年|The WINNER]](主要GI<ref group="†">2011年の9競走に加え[[高松宮記念 (競馬)|高松宮記念]]・[[桜花賞]]・[[優駿牝馬]]・[[スプリンターズステークス]]・[[エリザベス女王杯]]・[[マイルチャンピオンシップ]]を加えた15競走。エリザベス女王杯のCMは女王即位60周年を記念する特別版。</ref>時に使用)||(競走によって異なる)||(競走によって異なる)||なし
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!rowspan="2"|2013年
!rowspan="2"|2013年
|[[エマズウィッシュ物語]]||小田和正||[[かなた (小田和正の曲)|かなた]]<ref>2014年[[7月2日]]発売の小田のアルバム『[[小田日和]]』にも収録されているが、アルバムでは漢字表記の『彼方』になる。</ref>||なし
|[[エマズウィッシュ物語]]||小田和正||[[かなた (小田和正の曲)|かなた]]<ref group="†">2014年[[7月2日]]発売の小田のアルバム『[[小田日和]]』にも収録されているが、アルバムでは漢字表記の『彼方』になる。</ref>||なし
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|[[The LEGEND]](主要GI<ref group="†">[[フェブラリーステークス]]・桜花賞・天皇賞(春)・東京優駿(日本ダービー)・宝塚記念・スプリンターズステークス・菊花賞・天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念の10競走。日本ダービーでは80回を記念する特別版も放映。</ref>時に使用)||[[小山田圭吾|コーネリアス]]他<ref group="†">フェブラリーステークスでは[[小山田圭吾|コーネリアス]]、桜花賞では[[バッファロー・ドーター]]、天皇賞(春)では[[モーサム・トーンベンダー]]、日本ダービー通常版では[[浅井健一]]、日本ダービー特別版では[[BREAKERZ]]、日本ダービー「7197頭分の1」版では[[倉持明日香]]の『[[いつもそばに]]』、宝塚記念では[[PE'Z]]の『The Legend』、スプリンターズステークスでは[[北嶋徹|TK]]、菊花賞では[[avengers in sci-fi]]、天皇賞(秋)では[[HiGE|髭]]、ジャパンカップでは[[WHITE ASH]]の『Casa blanca』、有馬記念では[[Dragon Ash]]の『Lily』を使用している。</ref>|| - ||なし
|[[The LEGEND]](主要GI<ref group="†">[[フェブラリーステークス]]・桜花賞・天皇賞(春)・東京優駿(日本ダービー)・宝塚記念・スプリンターズステークス・菊花賞・天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念の10競走。日本ダービーでは80回を記念する特別版も放映。</ref>時に使用)||[[小山田圭吾|コーネリアス]]他<ref group="†">フェブラリーステークスでは[[小山田圭吾|コーネリアス]]、桜花賞では[[バッファロー・ドーター]]の『The Legend』、天皇賞(春)では[[モーサム・トーンベンダー]]、日本ダービー通常版では[[浅井健一]]、日本ダービー特別版では[[BREAKERZ]]、日本ダービー「7197頭分の1」版では[[倉持明日香]]の『[[いつもそばに]]』、宝塚記念では[[PE'Z]]の『The Legend』、スプリンターズステークスでは[[北嶋徹|TK]]の『Kalei de Scope』、菊花賞では[[avengers in sci-fi]]の『Superstar』、天皇賞(秋)では[[HiGE|髭]]、ジャパンカップでは[[WHITE ASH]]の『Casa blanca』、有馬記念では[[Dragon Ash]]の『Lily』を使用している。</ref>|| - ||なし
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!2014年
!2014年
|[[The LEGEND#The GI story(2014年)|The GI story]](主要GI時に使用)|||なし||なし||[[竹野内豊]]
|[[The LEGEND#The GI story(2014年)|The GI story]](主要GI<ref group="†">桜花賞・皐月賞・天皇賞(春)・東京優駿(日本ダービー)・宝塚記念・スプリンターズステークス・菊花賞・天皇賞(秋)・エリザベス女王杯・ジャパンカップ・[[チャンピオンズカップ (中央競馬)|チャンピオンズカップ]]・有馬記念の12競走。</ref>時に使用)|||なし||なし||[[竹野内豊]]
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!rowspan="2"|2015年
|あなたの競馬が走り出す。([[#JRA年間キャンペーン|年間キャンペーン]]と共有)||[[いきものがかり]]||[[FUN! FUN! FANFARE!|マイステージ]]||[[永山瑛太|瑛太]]、[[有村架純]]、[[笑福亭鶴瓶]]
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|夢の第11レース<ref group="†">登場(出走)馬は内枠から[[サイレンススズカ]]・[[メジロマックイーン]]・[[ウオッカ (競走馬)|ウオッカ]]・[[トウカイテイオー]]・[[スペシャルウィーク]]・[[テイエムオペラオー]]・[[アグネスタキオン]]・オグリキャップ・[[エルコンドルパサー]]・シンボリルドルフ・[[ナリタブライアン]]・[[キングカメハメハ]]・[[ミスターシービー]]・ディープインパクト・[[エアグルーヴ]]・[[ブエナビスタ (競走馬)|ブエナビスタ]]・[[ダイワスカーレット]]・[[オルフェーヴル]]。レースシーンは各馬のキャラクターを反映した選出となっている。2016〜2021年度も引き続き実施した。</ref>||なし||なし||なし
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!rowspan="2"|2016年
|あなたの競馬が走り出す。(年間キャンペーンと共有)<ref group="†" name="repeat" />||いきものがかり||[[超いきものばかり〜てんねん記念メンバーズBESTセレクション〜|いこう]]||瑛太、有村架純、笑福亭鶴瓶
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|a beautiful race<ref>[http://www.jra.go.jp/news/201610/103004.html ブランド広告「a beautiful race」放送決定!]日本中央競馬会、2016年12月25日閲覧</ref><ref group="†">2017〜2020年度も引き続き実施した。</ref>||[[松任谷由実]]||AVALON||現役騎手が出演
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!2017年
|rowspan="2"|HOT HOLIDAYS!友情、愛情、ケイバ場!(年間キャンペーンと共有)<ref>[http://www.jra.go.jp/news/201612/122701.html 2017年プロモーションCM「HOT HOLIDAYS!」を放送します!]日本中央競馬会、2016年12月27日閲覧</ref>||rowspan="5"|[[木村カエラ]]||rowspan="5"|[[HOLIDAYS (木村カエラの曲)|HOLIDAYS]]||rowspan="2"|[[松坂桃李]]、[[柳楽優弥]]、[[高畑充希]]、[[土屋太鳳]]
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!2018年
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!2019年
|rowspan="2"|HOT HOLIDAYS!ケイバ場が、あるじゃない?(年間キャンペーンと共有)||rowspan="3"|松坂桃李、柳楽優弥、高畑充希、土屋太鳳、[[中川大志 (俳優)|中川大志]]、[[葵わかな]]
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!2020年
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!rowspan="2"|2021年
|HOT HOLIDAYS!あたらしい週末。(年間キャンペーンと共有)<ref>{{Cite news|title=JRA、来年のプロモーションも「HOT HOLIDAYS!」松坂桃李、高畑充希ら6人も|url=https://hochi.news/articles/20201214-OHT1T50168.html|newspaper=[[スポーツ報知]]|publisher=[[報知新聞社]]|date=2020-12-14|accessdate=2020-12-14}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=2021年も「HOT HOLIDAYS!」|url=https://www.jra.go.jp/news/202012/121402.html|work=2020年12月|website=JRAニュース|publisher=日本中央競馬会|date=2020-12-14|accessdate=2020-12-14}}</ref>
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|あしたのために、競馬はある。<ref group="†">2022年度以降も実施しており、2023年度も継続中。</ref>||[[すぎやまこういち]](GIファンファーレ篇)<br>[[辻井伸行]](社会貢献活動篇)||東京・中山GI競走ファンファーレ(GIファンファーレ篇)<br>あしたのために(社会貢献活動篇)||自転車を漕ぎながら、ファンファーレを鼻歌で歌う新人女優(芸名:未確認)(GIファンファーレ篇)<ref>なお、ファンファーレを作曲したすぎやまこういちも[[カメオ出演]]している。</ref>
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!2022年
|rowspan="2"|HERO IS COMING.(年間キャンペーンと共有)<ref group="†">CM登場馬はウオッカ(「震撼させたHERO」)・サイレンススズカ(「孤高のHERO」)・[[ロードカナロア]](「電撃のHERO」)・[[ステイゴールド (競走馬)|ステイゴールド]](「愛されたHERO」)・オグリキャップ(「時代を変えたHERO」)・ディープインパクト(「衝撃のHERO」)。30秒版はロードカナロアが未登場で、オグリキャップとディープインパクトを「時代を変えたHERO」としている。<!--CM配信で確認--></ref>
|rowspan="2"|[[安室奈美恵]]
|rowspan="2"|[[Hero (安室奈美恵の曲)|Hero]]
|[[長澤まさみ]]、[[見上愛]]
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!rowspan="2"|2023年
|長澤まさみ<ref group="†" name=umaca/>、見上愛、[[佐々木蔵之介]]
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|今日、わたしの物語が走ります。<ref group="†">全編アニメーションによるCM。2024年度も継続中。</ref><ref>{{Cite web|和書|title=新ブランドCM「今日、わたしの物語が走ります。」公開中|url=https://www.jra.go.jp/news/202301/010303.html|work=2023年1月|website=JRAニュース|publisher=日本中央競馬会|date=2023-01-03|accessdate=2023-01-03}}</ref>||[[Aimer]]||crossovers||下記は声の出演。<br/>[[石川由依]]、[[小清水亜美]]、[[鈴木真之介]]、[[鈴代紗弓]]、[[田中啓太郎]]、[[長谷川育美]]、[[花守ゆみり]]、[[前野智昭]]
|-
!rowspan="2"|2024年
|HERO IS COMING.(年間キャンペーンと共有)
|安室奈美恵
|Hero
|長澤まさみ、見上愛、佐々木蔵之介
|-
|未来へ、走り続ける。<ref>[https://www.jra.go.jp/news/202312/122802.html  JRA70周年ブランドCM「未来へ、走り続ける。」]日本中央競馬会、2023年12月28日配信・閲覧</ref>||[[星野源]]||一瞬||
|}
|}


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=== インターネット上でのキャンペーン ===
=== インターネット上でのキャンペーン ===
2010年以降、公式サイトまたは特設サイトにおいて以下のゲームコンテンツを公開している。
2010年以降、公式サイトまたは特設サイトにおいて以下のゲームコンテンツを公開している。
* [[CINEMA KEIBA/JAPAN WORLD CUP]]<ref name="walker">{{Cite web|date=2011-12-18|url=http://news.walkerplus.com/2011/1218/2/|title=美人天才騎手のエピソード解禁! JRAに話題の「ウマドンナ」開発裏話を聞いてみた|work=Walkerplus|publisher=[[角川マガジンズ]]|language=日本語|accessdate=2011-12-18}}</ref>
* [[CINEMA KEIBA/JAPAN WORLD CUP]]<ref name="walker">{{Cite web|和書|date=2011-12-18|url=https://www.walkerplus.com/article/26789/|title=美人天才騎手のエピソード解禁! JRAに話題の「ウマドンナ」開発裏話を聞いてみた|work=Walkerplus|publisher=[[角川マガジンズ]]|language=日本語|accessdate=2021-09-30}}</ref>
** 2010・2011年実施。インタラクティブ要素のある短編CG作品。
** 2010・2011年実施。インタラクティブ要素のある短編CG作品。
* [[優木まおみ]]とデート体験!わたしをウマくリードして<ref name="walker" />
* [[優木まおみ]]とデート体験!わたしをウマくリードして<ref name="walker" />
374行目: 553行目:
* [[My sweet ウマドンナ 〜僕は君のウマ〜]]<ref name="walker" />
* [[My sweet ウマドンナ 〜僕は君のウマ〜]]<ref name="walker" />
** 2011年12月より実施。
** 2011年12月より実施。
* 進撃のジャパンカップ<ref name=japan>{{Cite web|和書|date=|url=https://gigazine.net/news/20131118-shingeki-jra-shingekinojapancup/|title=進撃の巨人とJRAがコラボして「進撃のジャパンカップ」が開幕、オリジナルムービー&ゲームがカオスなことに|publisher=GIGAZINE|accessdate=2015-06-06}}</ref>・進撃の有馬記念<ref name=arima>{{Cite web|和書|date=|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1312/11/news106.html|title=「進撃の有馬記念」開幕 巨人の驚異的なまくりに逃げ切れるか!|publisher=ねとらぼ|accessdate=2015-06-06}}</ref>
* 進撃のジャパンカップ・進撃の有馬記念
** 2013年実施。『[[進撃の巨人]]』とのコラボレーション。
** 2013年実施。『[[進撃の巨人 (アニメ)|進撃の巨人]]』とのコラボレーション<ref name=japan/><ref name=arima/>
* ダービー無双<ref name=muso>{{Cite web|和書|date=|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1405/25/news010.html|title=JRA×戦国無双4がコラボ 武将と名馬で「ダービー無双」|publisher=ねとらぼ|accessdate=2015-06-06}}</ref>
* ダービー無双
** 2014年実施。『[[戦国無双4]]』とのコラボレーション。
** 2014年実施。『[[戦国無双4]]』とのコラボレーション<ref name=muso/>
* 日本スモウダービー<ref name=sumou>{{Cite web|和書|date=|url=https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20150525086/|title=JRAと日本相撲協会のコラボ「日本スモウダービー」が期間限定で公開|publisher=4Gamer.net|accessdate=2015-06-06}}</ref>
** 2015年実施。[[日本相撲協会]]とのコラボレーション<ref name=sumou/>。
* Japan Sumo Cup(ジャパンスモウカップ)<ref>[https://web.archive.org/web/20151121040248/http://www.jra.go.jp/news/201511/111701.html JRA×公益財団法人日本相撲協会×株式会社カプコン「ジャパンスモウカップ」が開幕します!] - 日本中央競馬会、2015年11月24日閲覧</ref>
** 2015年実施。[[日本相撲協会]]・[[カプコン]](「[[ストリートファイター (ゲーム)|ストリートファイター]]」)とのコラボレーション。
* お馬のフチ子と日本ダービー<ref>[http://jra.jp/news/201605/051801.html JRA×コップのフチ子「お馬のフチ子と日本ダービー」がスタート!] - 日本中央競馬会、2016年5月18日閲覧</ref>
** 2016年実施。[[コップのフチ子]]とのコラボレーション。
* 走れ!おう松さん<ref>[https://web.archive.org/web/20161013144848/http://www.jra.go.jp/news/201610/101302.html 『JRA×おそ松さん』コラボレーション企画「走れ!おう松さん」がスタート!] - 日本中央競馬会、2016年10月13日閲覧</ref>
** 2016年実施。[[おそ松さん]]とのコラボレーション。
* シン・アリマ<ref>[http://www.jra.go.jp/news/201612/121302.html 『JRA×シン・ゴジラ』コラボレーション企画 「シン・アリマ」がスタート!],日本中央競馬会,2016年12月13日</ref>
** 2016年実施。[[シン・ゴジラ]]とのコラボレーション。
* うまぷよ<ref>[http://www.jra.go.jp/news/201708/081701.html JRA×パズルゲーム「ぷよぷよ」コラボレーション企画 『うまぷよ』がスタート!],日本中央競馬会,2017年8月17日{{リンク切れ|date=2021年3月}}</ref>
** 2017年実施。[[ぷよぷよ]]とのコラボレーション。
*うまのフレンズ<ref>[https://web.archive.org/web/20171227211517/http://umabi.jp/kemono-friends/ ウマのフレンズ | Umabi - 今度の休みは、うまびより。],日本中央競馬会,2017年12月27日(アーカイブ)
</ref>
**2017年実施。[[けものフレンズ]]とのコラボレーション。
*新日本プロレスケイバ
**2017年・2019年実施。[[新日本プロレス]]とのコラボレーション。
*ポプテピ記念・ポプテピ記念2
**2017年・2019年実施。[[ポプテピピック]]とのコラボレーション<ref>[https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1804/25/news137.html これはクソウマ娘 JRAと「ポプテピピック」がコラボ、観客席をポプ子とピピ美が埋め尽くし競馬場はもうダメ] ねとらぼ・2018年4月25日・2018年6月26日閲覧</ref>。
*ゲゲゲのケイバ
**2018年実施。[[ゲゲゲの鬼太郎]]とのコラボレーション。
*SERVANT/KEIBA
**2018年実施。[[Fate/stay night (アニメ)|Fate/stay night]]とのコラボレーション<ref>{{Cite web|和書|url=http://jra.jp/news/201811/112203.html|title=JRA×劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」スペシャルWebコンテンツ『SERVANT/KEIBA』公開!|accessdate=2018-11-22|publisher=JRA}}</ref>。
*有馬戦士ガンダム
**2018年実施。[[機動戦士ガンダム]]とのコラボレーション<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.jra.go.jp/news/201812/121305.html|title=有馬記念スペシャル企画「有馬戦士ガンダム」スタート!!|accessdate=2018-12-13|publisher=JRA}}</ref>。
*ぐでぐでケイバ・ぐでうまのぐでぐでピクニック
**2018年・2019年実施。[[ぐでたま]]とのコラボレーション<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.jra.go.jp/news/201810/100401.html|title=JRA×ぐでたまのスペシャルWEBコンテンツ「ぐでぐでケイバ」オープン!|accessdate=2019-12-21|publisher=JRA}}</ref>。ぐでぐでピクニックは[[新潟競馬場]]・[[京都競馬場]]・[[東京競馬場]]・[[阪神競馬場]]・[[函館競馬場]]でオリジナルフードとドリンクの販売とフォトスポットを実施。
*ルパンTHE有馬
**2019年実施。[[ルパン三世]]とのコラボレーション<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/201911/30188061.html|title=『ルパン三世』×JRAのコラボ企画“ルパンTHE有馬”が11月29日より開催!|accessdate=2019-12-01|publisher=ファミ通.com}}</ref>。
*Fate/Grandprix Order-絶対競馬戦線アリマニア-
**2019年実施。[[Fate/Grand Order]]とのコラボレーション<ref>{{Cite web|和書|url=https://mantan-web.jp/article/20191204dog00m200074000c.html|title=FGO:テレビアニメ「絶対魔獣戦線バビロニア」とJRAがコラボ|accessdate=2019-12-05|publisher=MANTANWEB}}</ref>。
* A.B.C-Zの馬チャレ☆<ref>{{Cite web|和書| url = https://natalie.mu/music/news/373926 | title = A.B.C-Z、競馬の楽しみ方伝えるWebコンテンツ「A.B.C-Zの馬チャレ☆」公開| date = 2020-04-03| website = 音楽ナタリー| publisher = ナターシャ| accessdate = 2020-05-05}}</ref>、A.B.C-Zの馬チャレ☆2<ref>{{Cite web|和書| url = https://natalie.mu/music/news/400664 | title = 「A.B.C-Zの馬チャレ」第2弾がJRA運営サイトで公開、A.B.C-Z冠番組とコラボも| date = 2020-10-15| website = 音楽ナタリー| publisher = ナターシャ| accessdate = 2020-11-21}}</ref>
**2020年実施。第1弾は4月-7月、第2弾は10月より。[[A.B.C-Z]]とのコラボレーション。
*ウルトラアリマ
**2020年実施。[[ウルトラシリーズ|ウルトラマンシリーズ]]とのコラボレーション<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/202012/07210766.html|title=JRAと『ウルトラマン』がコラボ! ゼットン、バルタン星人などウルトラ怪獣たちがジョッキーとしてレースに出走|accessdate=2023-08-06|publisher=ファミ通.com}}</ref>。
*にゃんこ大戦争
**2021年に2回実施。1回目は10月15日から10月31日<ref>{{Cite web|和書|url = https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000306.000036495.html | title = 「にゃんこ大戦争」×「JRA」コラボイベント開催のお知らせ | accessdate = 2021-01-04}}</ref>、2回目は12月20日から12月26日<ref>{{Cite web|和書|url = https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000328.000036495.html | title = 「にゃんこ大戦争」×「JRA」コラボイベント開催!週末には有馬記念ステージも登場! | accessdate = 2021-01-04}}</ref>。[[にゃんこ大戦争]]とのコラボレーション。
*マツケンアリマ66
**2021年実施。[[松平健]]が歌う「[[マツケンサンバ]]」とのコラボレーション<ref>{{Cite web|和書|title=有馬記念を松平健と楽しむ「マツケンアリマ66」なぜ誕生? 未経験者へ「もっと身近に」...JRAに聞く舞台裏|url=https://www.j-cast.com/2021/12/21427599.html|website=J-CAST ニュース|date=2021-12-21|accessdate=2021-12-22|language=ja}}</ref>。


=== マスコット・キャラクター ===
=== マスコット・キャラクター ===
JRAでは1989年より「[[ターフィー]]」を公式マスコットキャラクターとして採用している。競馬場内やウインズで来客を迎えたりすることなどをおもな役目としている。2004年にデザインを一新し、2003年の[[有馬記念]]開催当日に引継式が行われた。新デザインは[[サンリオ]]が行い、その見た目の和やかさはさらに増長された。
JRAでは1989年より「[[ターフィー]]」を公式マスコットキャラクターとして採用している。競馬場内やウインズで来客を迎えたりすることなどをおもな役目としている。2004年にデザインを一新し、2003年の[[有馬記念]]開催当日に引継式が行われた。新デザインは[[サンリオ]]が行い、その見た目の和やかさはさらに増長された。


競馬場ごとのキャラクターとしては中山競馬場の「ナッキー」(1985年11月から)<ref>{{Cite journal|和書|year=1986|month=1|page=160|title=中央競馬NEWSPLAZA『中山のシンボルマーク“ナッキー”誕生』|journal=[[優駿]]|publisher=日本中央競馬会}}</ref>、中京競馬場の「ペガスター」(2012年から)<ref>{{Cite web|date=2011-11-27|url=http://jra.jp/news/201111/112703.html|title=JRAニュース「新スタンド愛称は「ペガサス」に!その他重大発表が!!【中京競馬場】」|publisher=日本中央競馬会|language=日本語|accessdate=2011-11-30}}</ref>がある。また期間限定で起用されたキャラクターには以下のものがある。
競馬場ごとのキャラクターとしては中山競馬場の「ナッキー」(1985年11月から)<ref>{{Cite journal|和書|year=1986|month=1|page=160|title=中央競馬NEWSPLAZA『中山のシンボルマーク“ナッキー”誕生』|journal=[[優駿]]|publisher=日本中央競馬会}}</ref>、中京競馬場の「ペガスター」(2012年から)<ref>{{Cite web|和書|date=2011-11-27|url=http://jra.jp/news/201111/112703.html|title=JRAニュース「新スタンド愛称は「ペガサス」に!その他重大発表が!!【中京競馬場】」|publisher=日本中央競馬会|language=日本語|accessdate=2011-11-30}}</ref>がある。また期間限定で起用されたキャラクターには以下のものがある。
* くぼ君<ref>{{Wayback|date=20060715235009|url=http://jra.jp/hokkaido/kubo/index.html|title=アイブラブ夏ケイバ「くぼ君の部屋」(日本中央競馬会)}}</ref><ref>{{Cite web|date=2006-07-13|url=http://blog.jra.jp/racecourse/2006/07/post_9a0d.html|title=「はくぼ競馬」で「くぼ君」復活!|work=競馬場だより|publisher=日本中央競馬会|language=日本語|accessdate=2011-11-28}}</ref>(函館競馬場・札幌競馬場の薄暮競走。2005・2006年)
* くぼ君<ref>{{Cite web|和書|url=http://jra.jp/hokkaido/kubo/index.html |title=アイブラブ夏ケイバ「くぼ君の部屋」(日本中央競馬会) |accessdate=2011-11-28 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20060715235009/http://jra.jp/hokkaido/kubo/index.html |archivedate=2006-07-15 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|date=2006-07-13|url=http://blog.jra.jp/racecourse/2006/07/post_9a0d.html|title=「はくぼ競馬」で「くぼ君」復活!|work=競馬場だより|publisher=日本中央競馬会|language=日本語|accessdate=2011-11-28}}</ref>(函館競馬場・札幌競馬場の薄暮競走。2005・2006年)
* センニ・ミヤキネン(中京競馬場、2006年)
* センニ・ミヤキネン(中京競馬場、2006年)
* 長井千米太&サウザンド・ロボ<ref>{{Cite web|url=http://zariganiworks.co.jp/works/oem.html|title=お仕事紹介 OEM事業部|work=|publisher=ザリガニワークス|language=日本語|accessdate=2012-04-24}}</ref>(新潟競馬場、2006年)
* 長井千米太&サウザンド・ロボ<ref>{{Cite web|和書|url=http://zariganiworks.co.jp/works/oem.html|title=お仕事紹介 OEM事業部|work=|publisher=ザリガニワークス|language=日本語|accessdate=2012-04-24}}</ref>(新潟競馬場、2006年)
* 白鳥家の人々<ref>{{Cite web|date=2010-10-02|url=http://www.jra.go.jp/news/201010/100202.html|title=伝説に逢いにいく。京都競馬。【第5回京都競馬開催日イベント】|publisher=日本中央競馬会|language=日本語|accessdate=2011-11-28|quote=京都競馬場オリジナルキャラクター『白鳥家の人々』ご紹介!!}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://ameblo.jp/shiratorike/|title=白鳥家の人々のブログ|language=日本語|accessdate=2011-11-28}}</ref>(京都競馬場、2010年)
* 白鳥家の人々<ref>{{Cite web|和書|date=2010-10-02|url=http://www.jra.go.jp/news/201010/100202.html|title=伝説に逢いにいく。京都競馬。【第5回京都競馬開催日イベント】|publisher=日本中央競馬会|language=日本語|accessdate=2011-11-28|quote=京都競馬場オリジナルキャラクター『白鳥家の人々』ご紹介!!}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://ameblo.jp/shiratorike/|title=白鳥家の人々のブログ|language=日本語|accessdate=2011-11-28}}</ref>(京都競馬場、2010年)


=== 提供番組(競馬関連番組以外) ===
=== 提供番組 ===
;放送中(一社提供)
; 現在
* [[新春スポツスペシャル箱根駅伝]]([[日本テレビ放送|日本テレ]]系列、第86回以降の中継スポンサー)
*[[美食ファンファ]](フジテレビ・[[関西テレビ放送|カンテレ]] 毎週木曜 21:54 - 22:00)
*[[週末はウマでしょ!]](フジテレビ 毎週金曜 22:52 - 23:00)
* [[FNNスーパーニュース]]([[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列、ただし[[北海道文化放送]]など一部地域のローカル枠での提供)
*[[土曜名馬座]]([[テレビ東京]] 毎週土曜 21:54 - 22:00)
* [[カスペ!]](同系列、前半ローカル枠での提供)
*[[鈴木淑子の地球は競馬でまわってる]]([[日経ラジオ社|ラジオNIKKEI第1放送]] 毎週金曜 20:00 - 20:30)
* [[東日本女子駅伝]](同系列・[[福島テレビ]]制作)
;複数社提供
* [[開運!なんでも鑑定団]]([[テレビ東京]]系列)
*[[サッポロビール新春スポーツスペシャル箱根駅伝]]([[日本テレビ放送網|日本テレビ]] 毎年1月2日、1月3日)
* [[PRIME NEWS]]([[BSフジ]])

* [[もしもツアーズ]]([[福井テレビジョン放送|福井テレビ]]ローカルでの提供)
;過去の提供番組
* JRAウェザーリポート([[テレビ北海道]])
* [[ネプリーグ]]([[テレビ西日本]]ローカルでの提供
*[[TVチャンピオン]](テレビ東京
*フジテレビ・カンテレ 木曜21時台ミニ番組枠
* [[ペケ×ポン]]([[富山テレビ放送|富山テレビ]]ローカルでの提供)
**[[馬と翔る日]](2006年10月 - 2007年9月)※フジテレビのみ放送
; 過去
**[[馬の王子様]](第2期、2010年10月 - 2013年3月)
* [[TVチャンピオン2]](テレビ東京系列)
**[[ウマイハナシ]](2013年4月 - 2016年3月)
* [[メガスポ!]](同系列)
**[[となりの新選組]](2016年4月 - 8月)
* [[ポケモン☆サンデー]](同系列)
**[[ふらり松尾芭蕉]](2016年11月 - 2017年12月)
* [[空から日本を見てみよう]](同系列)
**[[ウマラテ]](2018年1月 - 2019年12月)
* [[NEWS23]]([[TBSテレビ|TBS]]系列)
**ザ・ホースマン笑(2019年11月 - 2022年3月)※2019年12月までは火曜夜に放送
* [[森田一義アワー 笑っていいとも!]](同系列、ただしローカル枠での提供)
*たしなみLady(フジテレビ)
*乗馬Labo(2020年、フジテレビ)
*恋愛マルシェ(2020年10月 - 2022年9月、[[BSフジ]])
*お台場馬術部(2021年1月 - 9月、フジテレビ)
*[[The best time 〜音楽×競馬が紡ぐ記憶〜]](2021年10月 - 2023年6月《休止期間あり》、フジテレビ)
*[[Horse Eye きっとウマくいく]](2022年4月 - 9月、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]])
*赤坂ケイバ探偵(2022年4月 - 12月、TBSテレビ)
*ウマビト探訪(2023年4月 - 9月、TBSテレビ)
*ドラム馬JOB大冒険(2023年10月 - 12月、TBSテレビ)

=== 公式映像の配信 ===
JRAの公式映像は、有料の[[衛星放送]]・[[グリーンチャンネル]]{{refnest|group="†"|基本は有料であるが、月曜日・金曜日にあらかじめ競馬の日程が組まれるか、代替競馬が行われる日ならびに[[2020年]]の[[新型コロナウィルス]]発生時に、[[無観客試合|無観客競馬]]が行われたころは終日無料放送を行っている。また[[2021年]][[7月]]から、[[スカパー!]]向けのBS放送については土曜・日曜の午前中の競走(9時-13時)にかぎり無料放送を行っている<ref>[https://www.greenchannel.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/05/oshirase_20210531_2.pdf BS グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」 無料放送の変更および視聴料の引き下げのお知らせ]</ref>}}、ならびに無料放送の[[日本BS放送|BS11]]([[BSイレブン競馬中継]])などで配信されているが、[[2023年]][[3月25日]]以後、中央競馬の全開催日・全競馬場・全レースのライブ映像を配信する。特別な会員手続きや利用料は一切不要で、パソコン・タブレット、スマートフォンから視聴できるようになっている。レース以外のオッズ・関連情報などの映像は提供しない。なお、これに先駆け同[[2月25日]]から[[3月19日]]の中央競馬全開催日に、配信するレース数は限定されるが、実証試験配信を実施する<ref>[https://www.jra.go.jp/news/202212/121205.html JRAレース動画のネットライブ配信]</ref>。


== 主な関連企業 ==
== 主な関連企業 ==
414行目: 644行目:
* [[日本馬匹輸送自動車]] - 競走馬輸送業務
* [[日本馬匹輸送自動車]] - 競走馬輸送業務
* [[競馬セキュリティサービス]] - 施設警備業務
* [[競馬セキュリティサービス]] - 施設警備業務
* 日本スターティング・システム株式会社 - 発走業務
* 日本スターティング・システム - 発走補助業務
* [[グリーンチャンネル]]
* [[グリーンチャンネル]] - 競馬・馬事文化・農林水産業等に関するTV・インターネット放送事業
* 競馬共助会 - 競馬場内の売店運営、競馬関係者の福利厚生事業など
* 馬事文化財団 - 馬の博物館及びポニーセンター・JRA競馬博物館・Gate J.の展示管理運営


== JRA柔道部 ==
== JRA柔道部 ==
JRAの[[柔道]]部は日本の実業団柔道における[[名門]]の1つである。競馬開催日には柔道部所属職員を中心に場内警備に当たる姿を見ることができる。おもな出身選手は以下のとおり
JRAの[[柔道]]部は日本の実業団柔道におけるチームの1つである。

* [[小川直也]]([[バルセロナオリンピック]]柔道95kg超級[[銀]]メダリスト、全日本柔道選手権優勝6回)
おもな出身選手は以下のとおり。
* [[瀧本誠]]([[シドニーオリンピック]]柔道81kg級[[金]]メダリスト)
* [[小川直也]]([[バルセロナオリンピック]]柔道95kg超級銀メダリスト、全日本柔道選手権優勝6回)
このほか[[中村義博]]、[[賀持道明]]、[[秀島大介]]といった有力選手も活躍した。
* [[瀧本誠]]([[シドニーオリンピック]]柔道81kg級金メダリスト)
* [[原沢久喜]]([[リオデジャネイロオリンピック]]柔道100kg超級銀メダリスト)
* [[ベイカー茉秋]]([[リオデジャネイロオリンピック]]柔道90kg超級金メダリスト)
* [[影浦心]]
このほか[[中村義博]]、[[賀持道明]]、[[秀島大介]]といった有力選手が活躍した。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}

=== 注釈 ===
{{Reflist|group=†|2}}

=== 出典 ===
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== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
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|ref = 日本中央競馬会50年史
|ref = 日本中央競馬会50年史
}}
}}

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group=†}}

=== 出典 ===
{{Reflist|2}}


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[中央競馬]]
* [[中央競馬]]
* [[日本中央競馬会法]]
* [[地方競馬全国協会|地方競馬全国協会(NAR)]]
* [[地方競馬]]
* [[地方競馬]]
* [[ダートグレード競走]]
* [[地方競馬全国協会]]
* [[ばんえい競走]]
* [[日本プロスポーツ協会]]
** [[JRAジョッキーDay]]
* [[ファイト (テレビドラマ)|ファイト]]([[日本放送協会|NHK]][[連続テレビ小説]]。撮影協力)
* [[日本モーターボート競走会]]
* [[DREAM競馬]]→[[競馬BEAT|KEIBA BEAT]](1社提供をしている。また[[2005年]]以降は、制作局のひとつである[[テレビ西日本]]における番組関連イベントの共同主催者となっている)
* [[JKA]]
* [[名馬一覧]](サラブレッド以外の歴史上の名馬)
* [[JRA MUSIC TURF]]([[ベイエフエム|bayfm]]で放送していたJRA提供番組)
* [[JRAサウンドコース]]([[エフエム大阪|FM OSAKA]]、[[エフエム愛知|FM AICHI]]で放送していたJRA提供番組)


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
{{Commonscat|Japan Racing Association|日本中央競馬会}}
{{Commonscat|Japan Racing Association|日本中央競馬会}}
* [http://jra.jp/ 公式サイト]
* [https://jra.jp/ JRA日本中央競馬会]
* [https://japanracing.jp/en/ Horce Racing in Japan] {{en icon}}
** [http://company.jra.jp/ JRA 企業情報トップページ]
** [http://japanracing.jp/ Horce Racing in Japan - JRA英語版公式サイト]
* [https://jra-fun.jp/ JRA FUN - JRA公式競馬エンタメサイト]
* [https://umajo.jra.jp/ ウマにときめく、とっておきの週末。 UMAJO]
※日本語版公式サイトのアドレスは「 http://www.jra.go.jp/ 」でも可
* {{Facebook|jra|Facebook JRA公式アカウント}}
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<!--/* [http://clubkeiba.jp/index.html マイCLUB KEIBA]/--->


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[[Category:日本中央競馬会の人物|*にほんちゆうおうけいはかい]]
[[Category:東京都港区の組織]]
[[Category:新橋]]

2024年11月9日 (土) 08:04時点における最新版

日本中央競馬会
Japan Racing Association
日本中央競馬会本部(日比谷フォートタワー)
日本中央競馬会本部(日比谷フォートタワー
種類 日本中央競馬会法に基づく特殊法人
略称 JRA
本社所在地 日本の旗 日本
105-0003
東京都港区西新橋一丁目1番1号[1]
北緯35度40分13.0秒 東経139度45分10.5秒 / 北緯35.670278度 東経139.752917度 / 35.670278; 139.752917座標: 北緯35度40分13.0秒 東経139度45分10.5秒 / 北緯35.670278度 東経139.752917度 / 35.670278; 139.752917
設立 1954年9月16日[1]
業種 サービス業
法人番号 5010405002453 ウィキデータを編集
代表者 理事長 吉田正義
資本金 49億2412万9千円[1]
売上高 3兆1364億7529万円
(2021年事業年度、事業収益)[2]
経常利益 821億5992万円
(2021年事業年度)[2]
純利益 711億6084万円
(2021年事業年度)[2]
純資産 1兆1336億円
(2021年事業年度)[2]
総資産 1兆2239億円
(2021年事業年度)[2]
従業員数 1,779人(2021年末)[3]
所有者 日本国政府
外部リンク jra.jp ウィキデータを編集
テンプレートを表示

日本中央競馬会(にっぽんちゅうおうけいばかい[4]、Japan Racing Association、略称JRA)は、競馬法(昭和23年法律第158号)により競馬を行う団体として、農林水産大臣の監督を受け[5]日本国政府が資本金の全額を出資する特殊法人である[6]

監督する部局は、農林水産省畜産局競馬監督課。すなわち、日本中央競馬会は農林水産省の外郭団体である。

概要

[編集]
旧本部(旧:ウインズ新橋)(2015年7月移転)
旧本部(六本木ヒルズゲートタワー)(2021年8月移転)
日本中央競馬会が資金の一部を協力する道路工事 (2009年撮影)

日本中央競馬会は競馬の健全な発展を図っての改良増殖その他畜産の振興に寄与するため[7]1954年に設立された[8]

競馬法に規定する中央競馬を全国10か所の競馬場で開催し、あわせて競走馬の育成や、競馬学校での騎手厩務員の養成などを行い、中央競馬を開催する競馬場・トレーニングセンター・競走馬の育成場などの施設を保有している。世界最大の馬券売上げを誇り[† 1]、2019年には約3205億円(第1国庫納付金・第2国庫納付金の合計)を国庫に納入[† 2]し畜産の振興や社会福祉へ役立てられている。

  • 所在地:東京都港区西新橋一丁目1番1号(日比谷フォートタワー)[† 3][15]
  • 資本金:49億2412万9000円
  • 売得金[† 4]:3兆2539億0707万6200円(2022年、前年比105.3%)[16][† 5]
    • 売得金の約70 - 80%が法定上の払戻金(法定控除率20 - 30%)[† 6][† 7]、約10%が第一国庫納付金として支払われ、それらの剰余金が競馬会の運営費[† 7][† 8]となる。
  • 総参加人員:1億9680万2493人[† 9](2022年、前年比110.5%)[16]
  • 国庫納付金:3463億7642万8351円(2021年)[3]
  • 職員数:1,779人(2021年末)[3]

略称「JRA」は、英称「Japan Racing Association」から頭文字を取ったもの。以前は「NCK(Nippon Chuo Keiba-kai[† 10]の略)」を使用しており、1987年にJRAに変更された[† 11]。シンボルマークは榮久庵憲司がデザインし、健康的・一般的なイメージの緑色の配色で線と線の間を空け開かれたイメージとした[20]

日本中央競馬会が主催する競走の賞金は、世界の中でもアラブ首長国連邦(UAE)と並んで高い部類である[† 12]。日本中央競馬会の場合は世界最大の馬券売上げが高水準の賞金を支えている。

馬主の団体である日本馬主協会連合会の運営費も日本中央競馬会が負担している。これは「競走協力金 (PDF) 」と呼ばれ、各レースの上位3頭の馬主が所属する馬主協会に支給される。

沿革

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前史

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1923年に競馬法が制定され、各地で競馬を開催する主催団体として認められた競馬倶楽部が設立され、やがてそれら11競馬倶楽部が合体して1936年に設立された日本競馬会が、当時7競馬場に下賜されていた帝室御賞典天皇賞の前身)を受け継ぎ、東京競馬倶楽部が創設した東京優駿(日本ダービー)に加えて横浜農林省賞典4歳呼馬(皐月賞)、京都農林省賞典4歳呼馬(菊花賞)、中山4歳牝馬特別(桜花賞)、阪神優駿牝馬(オークス)を創設した。

そして戦後も日本競馬会のもとで競馬が運営されたが、GHQの独占禁止法に抵触するとの見解から、1948年に日本競馬会は解散し、農林省畜産局が直営するいわゆる国営競馬へ移行された。しかし、競馬を直接国が運営するという形態にやがて異論が出るようになり、サンフランシスコ講和条約が成立して、占領期間が終了する1951年前後から、国営競馬の存在が問題視されるようになった。

設立の経緯

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この動きに合わせて1951年に全国馬主協会連合会、軽種馬生産農業協同組合、日本馬事協会、全日本調教師騎手会などが政府に民営移管の陳情書を提出し、翌年1952年に政府内に農林大臣の諮問機関として競馬制度審議委員会が設置された。この委員会の委員52名の中には中村勝五郎(中山馬主協会会長)、永田雅一(東京馬主協会副会長)、栗林友二(全国馬主連合会会長)、安井誠一郎(東京都知事及び全国公営競馬協議会会長)、安田伊左衛門(元日本競馬会理事長)、河野一郎(日本畜産会会長)、正力松太郎(関東レースクラブ取締役会長)などのメンバーが揃い、主に競馬施行主体の性格および組織、競馬施行主体の数と統制、納付金、競馬場の数と開催回数、監督機構とその内容、施設の国有財産の処理、そして地方競馬についてを民営移管の重要な問題点として多くの意見が出され論議された。この委員会では地方競馬について意見が分かれて結局最終的な結論を出すには至らなかったが、国営競馬の速やかな民営化、その施行主体は公共性の強い単一の特殊法人でという点では一致した結論が出ていた[22]

そして政府内でこの競馬制度審議委員会での議論を基調に1年あまりをかけて成案の検討を進めて日本中央競馬会法案を作成し、1954年5月29日に衆議院本会議で可決、5月31日に参議院本会議で修正案が可決、6月2日に衆議院で参議院の修正に同意する形で法案が成立した[23]

ここに日本中央競馬会法1954年7月1日に公布されて、7月14日に設立委員が農林大臣によって任命された。この設立委員は、競馬制度審議委員会議長であった荷見安(日本銀行政策委員)、谷田俊二郎(西日本馬主協会会長)、永田雅一、安田伊左衛門、河野一之大蔵事務次官)、東畑四郎(農林事務次官)の6名で、9月10日に初代理事長に安田伊左衛門が任命され、9月16日に農林省畜産局から施行を引き継ぐかたちで日本中央競馬会が設立し、9月25日に中央競馬が東京と京都競馬場で華やかにスタートした[24]

設立後の歩み

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組織

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2007年までJRAの運営を監視・指揮する機関(役員会にあたる組織)は「理事会」が務めていた。しかし特殊法人改革の一環で競馬法が改正されて、役員組織の上部に位置する新たな最高意思決定機関として、「政府によって外部から選ばれたメンバー」で構成される「経営委員会」が置かれることとなった。

経営委員会

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  • JRAには経営委員会が置かれている[25]。経営委員会では経営の基本方針及び目標その他業務運営の重要事項を決定する[26]
  • 経営委員会は委員6人及び理事長で組織され、農林水産大臣が任命する[27]
  • 委員長は委員の互選により選任され、経営委員会の会務を総理する[28]
  • 委員の任期は3年で、補欠の委員の任期は前任者の残任期間である[29]。委員は再任されることができる[30]

役員

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  • JRAには役員として理事長(1人)、副理事長(1人)、理事(10人以内)、監事(3人以内)が置かれる[32]
  • 理事長は農林水産大臣が任命する[33]。理事長は競馬会を代表するとともに業務を総理する[34]。理事長は経営委員会にも加わる。任期は3年である[35]
  • 副理事長は経営委員会の同意を得て理事長が任命する[36]。副理事長は理事長の補佐や事務の掌理等を行う[37]。任期は3年[35]
  • 理事は経営委員会の同意を得て理事長が任命する[36]。理事は理事長および副理事長の補佐や事務を掌理等を行う[38]。任期は2年[39]
  • 監事は農林水産大臣が任命する[33]。監事は業務の監査を行う[40]。任期は2年[39]

歴代理事長

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氏名 就任時期 備考
1 安田伊左衛門[41] 19541955年[41]
2 有馬頼寧[41] 1955 - 1957年[41] 在任のまま死去
3 酒井忠正[41] 1957 - 1962年[41]  
4 石坂弘[41] 1962 - 1966年[41]
5 清井正[41] 1966 - 1972年[41]
6 大澤融[41] 1972 - 1978年[41]
7 武田誠三[41] 1978 - 1981年[41]
8 内村良英[41] 1981 - 1985年[41]
9 澤邊守[41] 1985 - 1990年[41]
10 渡邊五郎[41] 1990 - 1995年[41]
11 京谷昭夫[41] 1995・1996年[41] 在任のまま死去
12 濱口義曠[41] 1996 - 1999年[41]  
13 高橋政行 1999 - 2007年
14 土川健之 2007 - 2014年 初の生え抜き
15 後藤正幸 2014 - 2023年
16 吉田正義[42] 2023年 -

運営審議会

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裁定委員会

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  • 競馬開催期間外に発生した事由に関する処分を議定する[49]
  • 競馬開催中に発生した事由に関する処分は裁決委員の権限において行われるのが通常だが、30日を超える処分の必要があると裁決委員が認める場合には裁定委員会が議定する[49]
  • 競馬開催中に発生した事由に関して裁決委員の権限において行われた処分について、競馬施行規程第150条又は第154条に基づき不服申立てがなされた場合には裁定委員会がこれを裁定する[50]
  • 裁定委員会は副理事長・常任理事及び理事理事長が指名する参与および技術参事役・審判部長・トレーニングセンター栗東美浦)の各公正室長・外部委員(競馬のレースに関する専門的な知識や経験のある人から、理事長が委嘱。)で構成される[49]

開催執務委員

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  • 競馬を開催するために必要な委員として、政令で定められている[56]
    • 委員長
    • 副委員長
    • 裁決委員
    • 走路監視委員
    • 決勝審判委員
    • ハンデキャップ作成委員
    • 検量委員
    • 発走委員
    • 馬場取締委員
    • 獣医委員
    • 整理委員
    • 総務委員
    • 情報管理委員
    • 広報委員
    • 施設委員
    • 勝馬投票委員
    • 来場促進委員

業務

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中央競馬の施行や馬券の発売、競馬の公正確保、競走馬の研究、競馬に関する広報活動(テレビCMの放映や各種メディアでの競走の開催告知のほか、広報誌「優駿」の発行やJRA賞の制定)などの業務を行っている(2021年[3])。

  • 中央競馬の開催
    • 開催回数:36回
    • 開催日数:288日
    • 開催競馬場:10場
    • 入場人員:72万2670人(2020年度比 72.9%)
    • 総参加人員[† 13](海外競馬を含まない):1億7810万8494人(2020年度比 106.6%)
  • 馬主・競走馬・服色の登録。
    • 馬主登録:JRA所属2,672名、国際関係2名、地方関係22名
    • 競走馬登録:JRA所属8,890頭、国際関係3頭、地方関係54頭
    • 服色登録:JRA所属2,026件、国際関係2件
  • 調教師及び騎手の免許
    • 調教師免許:JRA所属192名、国際関係2名、地方関係47名
    • 騎手免許:JRA所属139名、国際関係2名、地方関係10名、短期1名
  • 競走馬の育成
    • 市場購買馬(2歳馬75頭及び1歳馬74頭)を日高育成牧場及び宮崎育成牧場において育成
    • JRA生産馬(当歳馬9頭、2歳馬9頭及び1歳馬9頭)を日高育成牧場において生産育成研究を目的として育成
  • 騎手の養成・訓練
  • その他、競馬の健全な発展を図るための必要な業務
    • 競馬振興事業
    • 畜産振興事業
    • 払戻金への上乗せ、競走馬生産振興業務への交付金の交付、認定競馬活性化計画補助業務への交付金の交付

日本中央競馬会の運営は公正さが求められるため、競馬法日本中央競馬会法などの法律により厳しく定められている。日本中央競馬会は、投票券売上の75%にあたる的中券の配当(控除率25%)と、国庫納付金や経費を支払った後の余剰金で、畜産振興事業を実施しているが、畜産振興を名目とした2008年度交付金の99%以上が、農林水産省の天下りが役員を務める法人に渡ったことが判明している[57]

主な施設

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テレビ番組

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広告・PR

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JRA年間キャンペーン

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中央競馬に対する年間を通じた広告として出演者(20012012 - 2014年を除く)とキャッチコピーを定めてテレビラジオ新聞ポスターなど多岐にわたる広告を行っている。GI級競走の開催の直前にはそのGI級競走の告知の内容となる。

出演者 キャッチコピー 特記事項
1988年 小林薫[60] そういう、競馬が大好きです。[60] サブキャッチとして「GREENSPIRIT,JRA」[60]
1989年 見るたび新しい競馬です。[60]
1990年 柳葉敏郎[60]
賀来千香子[60]
好奇心100%の競馬です。[60] ターゲットは若年層と女性層[60]。CMソングは沢田知可子「Live On The Turf」(1990年)。
1991年
1992年 高倉健[60] あなたと話したい競馬があります。[60] CMソングは伊豆田洋之「夢のふるさと」。
1993年 他に裕木奈江が出演。
1994年 真田広之[60]
時任三郎[60]
中井貴一[60]
あなたがいるから、競馬は楽しい。[60]  
1995年
1996年 本木雅弘[60]
鶴田真由[60]
ひとりひとりに、競馬はうれしい。[60] ターゲットは若年層[60]
1997年 サブキャッチとして「どうなる競馬'97」[60]。ターゲットは若年層[60]
1998年 木村拓哉[60] キミの夢はここにある。[60] サブキャッチとして「EVERGREEN,JRA」[60]。ターゲットは若い男女[60]
1999年 走れ、JRA[60]
2000年 緒形拳[60]
松嶋菜々子[60]
私を楽しむ(それが競馬)。[60]
2001年 馬キャラクター[60] 競馬が、キミを呼んでいる。[60] ターゲットは若年層[60]。声優は草彅剛香取慎吾PUFFY前田亘輝ユースケ・サンタマリア華原朋美篠原ともえ近藤真彦中澤裕子。他に井川遥が出演。
2002年 小林薫[60]
永瀬正敏[60]
妻夫木聡[60]
GOOD LUCK![60]
2003年 明石家さんま[60] サプライズ![60] サブキャッチとして「JRAサプライズ!キャンペーン2003」[60]。他にジミー大西佐藤江梨子らが出演。
2004年 サプライズ!![60]
そして、次の名場面へ。[60]
サブキャッチとして「JRAサプライズ!!キャンペーン2004」、「ありがとう50周年ANNIVERSARY」[60]。他にユンソナが出演。
2005年 中居正広 大人をでっかく楽しむ時〜BIG TIME
2006年 BIG TIME.
〜競馬でうれしいのが、いちばんうれしい。〜
他に井崎脩五郎が出演。
2007年 織田裕二 FEEL LIVE  
2008年 佐藤浩市
大泉洋
小池徹平
蒼井優
CLUB KEIBA
2009年 他に岡部幸雄が出演。
2010年 他に光浦靖子上島竜兵大島優子篠田麻里子小嶋陽菜ルー大柴マツコ・デラックスが出演。
2011年 桐谷健太
吉高由里子
佐藤健
他に蒼井優、井崎脩五郎が出演。
2012年 近代競馬 150th ANNIVERSARY 日本の近代競馬発祥150年記念事業のCM。
2013年 (エマズウィッシュ物語を主点に置いたため、行われず)
2014年 LOVE, HOLIDAY. JRA60周年記念CM。CMソング(同題)はTOKIO。作詞・作曲:長瀬智也
2015年 瑛太
有村架純
笑福亭鶴瓶[† 16]
あなたの競馬が走り出す。[61][62] 以降はブランド広告と共有。
2016年
2017年 松坂桃李[† 17][† 18]
柳楽優弥[† 17][† 18]
高畑充希[† 17][† 18][† 19]
土屋太鳳[† 17][† 18][† 19]

以下は2019年より参加。
中川大志[† 17][† 18]
葵わかな[† 17][† 18][† 19]

HOT HOLIDAYS!友情、愛情、ケイバ場!
2018年 他に横山裕錦戸亮村上信五関ジャニ∞)、尼神インターが出演。
2019年 HOT HOLIDAYS!ケイバ場が、あるじゃない? 他に武田真治が出演。
2020年 同年2月下旬以降新型コロナウイルス感染症の流行に伴い中央競馬が無観客開催となったため、4月頃から展開を見合わせた。
10月の凱旋門賞のPR素材で約半年ぶりに展開、以降のCMは競馬場ではなく、カフェをイメージした室内セットでの収録に切り替えている。
馬術競技応援CM「TOGETHER! もっと、高く、美しく。」総論篇に松坂、土屋が出演。
2021年 HOT HOLIDAYS!あたらしい週末。 11月開催のジャパンカップのCMで、スタンドに観客を入れないかたちながらも1年7カ月ぶりに競馬場での収録が行われた。
2022年 長澤まさみ[† 20]
見上愛

以下は2023年より参加。
佐々木蔵之介[63]

HERO IS COMING.
2023年
2024年
  • 2001年はほかに「GO! JRAジョッキーキャンペーン」としてナインティナインが起用され、岡村隆史が新人騎手で矢部浩之が記者という設定で出演したCMが製作された(ほかに和田竜二河内洋らが出演)。放送、CMソングはゆずの『3カウント』。
  • 2011年の「WIN5」のCMでは、11月公開の映画『ステキな金縛り』とのコラボレーションで主演の深津絵里、監督の三谷幸喜が出演。
  • 2012年は4月から「SMART!JRA」と題し[64]、アイドルグループのAKB48[64]、アニメーション映画の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版[65]といった各種エンターテイメントとのコラボレーション企画を展開した。
  • 年間キャンペーンは基本的に1〜2年で変わることが多いが、『HOT HOLIDAYS!』シリーズ(2017年〜2021年)や『CLUB KEIBA』シリーズ(2008年〜2011年)のように長期間にわたって展開される場合もある。

JRAブランド広告

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上記の中央競馬の告知を行うJRA年間キャンペーンとは別に、競馬の素晴らしさをイメージした広告を行っている。

キャッチコピー 楽曲者 CMソング 出演者
2000年 それぞれの競馬がある。 小田和正 woh woh19の頃 なし
2001年 また、次の競馬へ。 風の街 なし
最後の10完歩 woh woh なし
2002年 (なし)
2003年 競馬に逢えて、よかった。 ゴスペラーズ めぐる想い なし
2004年 そして、次の名馬面へ 街角 -on the corner- なし
2005年 人が馬を愛すように、馬も人を愛している。 一青窈 ハナミズキ/影踏み なし
2006年 競馬が教えてくれたこと イム・ヒョンジュ 序曲 なし
2007年 今日も私の好きな馬が走っています。 レミオロメン 茜空(8月まで)/リズム(9月より) なし
2008年 Touch,your heart. 平井堅 写真 なし
2009年 空と、芝の、あいだに。 熊木杏里 雨が空から離れたら なし
2010年 想いを乗せて、吹く風がある。 ラムジ ユメオイビト なし
2011年 最後の10完歩[† 21] 小田和正 woh woh なし
(主要GI[† 22]時に使用) T-REX 20th century boy なし
2012年 最後の10完歩[† 23] 小田和正 woh woh なし
次の夢へ[† 24] 19の頃 なし
The WINNER(主要GI[† 25]時に使用) (競走によって異なる) (競走によって異なる) なし
2013年 エマズウィッシュ物語 小田和正 かなた[† 26] なし
The LEGEND(主要GI[† 27]時に使用) コーネリアス[† 28] - なし
2014年 The GI story(主要GI[† 29]時に使用) なし なし 竹野内豊
2015年 あなたの競馬が走り出す。(年間キャンペーンと共有) いきものがかり マイステージ 瑛太有村架純笑福亭鶴瓶
夢の第11レース[† 30] なし なし なし
2016年 あなたの競馬が走り出す。(年間キャンペーンと共有)[† 23] いきものがかり いこう 瑛太、有村架純、笑福亭鶴瓶
a beautiful race[66][† 31] 松任谷由実 AVALON 現役騎手が出演
2017年 HOT HOLIDAYS!友情、愛情、ケイバ場!(年間キャンペーンと共有)[67] 木村カエラ HOLIDAYS 松坂桃李柳楽優弥高畑充希土屋太鳳
2018年
2019年 HOT HOLIDAYS!ケイバ場が、あるじゃない?(年間キャンペーンと共有) 松坂桃李、柳楽優弥、高畑充希、土屋太鳳、中川大志葵わかな
2020年
2021年 HOT HOLIDAYS!あたらしい週末。(年間キャンペーンと共有)[68][69]
あしたのために、競馬はある。[† 32] すぎやまこういち(GIファンファーレ篇)
辻井伸行(社会貢献活動篇)
東京・中山GI競走ファンファーレ(GIファンファーレ篇)
あしたのために(社会貢献活動篇)
自転車を漕ぎながら、ファンファーレを鼻歌で歌う新人女優(芸名:未確認)(GIファンファーレ篇)[70]
2022年 HERO IS COMING.(年間キャンペーンと共有)[† 33] 安室奈美恵 Hero 長澤まさみ見上愛
2023年 長澤まさみ[† 20]、見上愛、佐々木蔵之介
今日、わたしの物語が走ります。[† 34][71] Aimer crossovers 下記は声の出演。
石川由依小清水亜美鈴木真之介鈴代紗弓田中啓太郎長谷川育美花守ゆみり前野智昭
2024年 HERO IS COMING.(年間キャンペーンと共有) 安室奈美恵 Hero 長澤まさみ、見上愛、佐々木蔵之介
未来へ、走り続ける。[72] 星野源 一瞬

JRA制定前のキャッチフレーズ

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キャッチフレーズ テーマ
1954 - 1964年 明るく楽しい中央競馬[60] 新生中央競馬のイメージ[60]
1965 - 1969年 楽しさは一家そろって中央競馬[60] レジャーとしての競馬[60]。一般公募[60]
1970 - 1973年 新しい心の世界が発見できるフィーリングスポーツ[60] 健全娯楽としての競馬[60]
1974 - 1977年 Enjoy&Study。競馬は遊びの一つです。遊びの主役はあなたです。[60] 馬と人の文化[60]
19781979年 遊び・・・・心豊かに。[60]
1980年 人、馬、われら仲間[60] 競馬文化の強調[60]
1981年 マイフレンド、マイサラブレッド。サラブレッドが競馬が身近になった。[60]
1982年 WEEKEND CHALLENNGER. サラブレッドと新鮮な週末にチャレンジしよう。[60] 競馬入場者の減少対策[60]
1983年 ひらめき族は、THE KEIBA[60] ヤング層をターゲット[60]
1984年 今年は、KEIBAが面白い[60] 番組体系の変化・強い馬づくり・競走馬の美しさをアピール[60]
1985年 いま、KEIBAが面白い[60]
19861987年 人と馬の300年ロマン[60] イギリスを舞台に、競馬の伝統文化を強調[60]

インターネット上でのキャンペーン

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2010年以降、公式サイトまたは特設サイトにおいて以下のゲームコンテンツを公開している。

マスコット・キャラクター

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JRAでは1989年より「ターフィー」を公式マスコットキャラクターとして採用している。競馬場内やウインズで来客を迎えたりすることなどをおもな役目としている。2004年にデザインを一新し、2003年の有馬記念開催当日に引継式が行われた。新デザインはサンリオが行い、その見た目の和やかさはさらに増長された。

競馬場ごとのキャラクターとしては中山競馬場の「ナッキー」(1985年11月から)[96]、中京競馬場の「ペガスター」(2012年から)[97]がある。また期間限定で起用されたキャラクターには以下のものがある。

  • くぼ君[98][99](函館競馬場・札幌競馬場の薄暮競走。2005・2006年)
  • センニ・ミヤキネン(中京競馬場、2006年)
  • 長井千米太&サウザンド・ロボ[100](新潟競馬場、2006年)
  • 白鳥家の人々[101][102](京都競馬場、2010年)

提供番組

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放送中(一社提供)
複数社提供
過去の提供番組

公式映像の配信

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JRAの公式映像は、有料の衛星放送グリーンチャンネル[† 35]、ならびに無料放送のBS11BSイレブン競馬中継)などで配信されているが、2023年3月25日以後、中央競馬の全開催日・全競馬場・全レースのライブ映像を配信する。特別な会員手続きや利用料は一切不要で、パソコン・タブレット、スマートフォンから視聴できるようになっている。レース以外のオッズ・関連情報などの映像は提供しない。なお、これに先駆け同2月25日から3月19日の中央競馬全開催日に、配信するレース数は限定されるが、実証試験配信を実施する[104]

主な関連企業

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  • JRAファシリティーズ - 出馬表などの印刷 競走馬用ゼッケンの製作など(旧 共栄商事)
  • 中央競馬ピーアール・センター - 機関誌「優駿」やDVDソフトなどの制作・販売、場内映像システムの運用
  • JRAシステムサービス - JRAシステムの開発・運用(旧:日本トータリゼータ)、JRA-VANなど各種情報サービス・カードの提供(旧:ターフ・メディア・システム)、機器リース業務(旧:日本レーシングリース)
  • 日本馬匹輸送自動車 - 競走馬輸送業務
  • 競馬セキュリティサービス - 施設警備業務
  • 日本スターティング・システム - 発走補助業務
  • グリーンチャンネル - 競馬・馬事文化・農林水産業等に関するTV・インターネット放送事業
  • 競馬共助会 - 競馬場内の売店運営、競馬関係者の福利厚生事業など
  • 馬事文化財団 - 馬の博物館及びポニーセンター・JRA競馬博物館・Gate J.の展示管理運営

JRA柔道部

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JRAの柔道部は日本の実業団柔道におけるチームの1つである。

おもな出身選手は以下のとおり。

このほか中村義博賀持道明秀島大介といった有力選手が活躍した。

脚注

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注釈

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  1. ^ 1つの団体の馬券売上げを比較したデータが存在するかは不明である。しかし国別馬券売上げで1999年には世界シェアで39.6%を記録[9]、当時から世界の競馬売上げの3割を日本が占めていた。直近の資料[10]によれば、2012年馬券売上げの第1位は日本で270億ユーロ、次いで2位が英国の116億ユーロ、3位が豪州の112億ユーロ、以下フランス、香港、米国(84億ユーロ)と続く。日本の世界シェアは28.4パーセントで、これは2003年当時と変わらない数字である。この日本の売上げの9割近くをJRAが占めていて、英国と豪州の国全体の売上げを足してやっとJRAに肩を並べる数字となる。
  2. ^ 1986年に2000億円を超えて以降、89年に3000億円を超えて翌90年に一気に4000億円に達し、以後90年代は4000億円台をキープし、1996年に最高額の4749億円を記録したが、やがて2000 - 2005年は3000億円台、2006年から2000億円台に下降した。2010 - 2012年は2500億円を割り込んだが、2013年に2553億円に戻った[11][12][13]
  3. ^ 2015年7月31日西新橋1-1-19(旧本部事務所ビル)から六本木6-11-1の六本木ヒルズゲートタワーに移転。2021年8月18日に現在地へ移転[14]
  4. ^ 馬券売上額から除外等による返還分を除いた金額。
  5. ^ 最も売得金が高かったのは1997年で4兆円に達した。4兆円台はこの年のみであった。
  6. ^ 競馬会の裁量で馬券の式別毎に(法定控除率の範囲内で)控除率を設定している。
  7. ^ a b JRAプラス10」・「JRAプレミアム」といった競馬会独自の施策による払戻金への上乗せ金額は競馬会の運営費から賄われるが、2019年の上乗せ実績はJRAプラス10で約33.1億円[17]、JRAプレミアムで約31.6億円[18]の計約65億円と売得金[19]に対する比率では約0.2%にすぎない。
  8. ^ この運営費に使われて最終的に剰余金となる金額の50%は国庫補助金として納付される(第二国庫納付金)。
  9. ^ 海外競馬を含まない[3]
  10. ^ Nippon Central Keiba Associationとする場合もある。
  11. ^ 電話投票等の口座振替で一部銀行では「NCK」と表示される。
  12. ^ G1の賞金総額ではUAEに大きく離されているが、それでも3位グループのカナダ・オーストラリアとは3倍の開きがある。グレード(グループ)競走全体の平均ではUAEとほぼ並んで約70万ドル[21]
  13. ^ 何らかの形で馬券を購入した人数の述べ総数。
  14. ^ 3年制の騎手課程と半年間の厩務員課程がある。
  15. ^ J-PLACEは地方競馬の施設を利用し、各地方競馬主催者が発売業務を受託している。
  16. ^ 瑛太、有村はCM初出演、鶴瓶は19年ぶりのCM出演。
  17. ^ a b c d e f 全員が朝ドラ出演経験者。(作品順に『おひさま』(2011年・土屋①・中川①)→『梅ちゃん先生』(2012年・松坂①)→『ごちそうさん』(2013年 - 2014年・高畑①)→『花子とアン』(2014年・土屋②)→まれ2015年土屋③・柳楽①)→とと姉ちゃん2016年高畑②)→わろてんか2017年 - 2018年・松坂②・①)→『なつぞら』(2019年・中川②)※太字の作品と人名は、主演作および主演女優、人名の後ろの丸数字は、朝ドラ出演回数。)
  18. ^ a b c d e f 松坂と柳楽は『ゆとりですがなにか』(2016年レギュラー・2017年SPドラマ)、松坂と高畑は『軍師官兵衛』(2014年)、松坂と土屋は『図書館戦争』(SPドラマ、映画版・2015年)、土屋と柳楽は『まれ』(2015年)、土屋と中川は『今夜は心だけ抱いて』(2014年)、葵と松坂は『わろてんか』(2017年-2018年)で共演。
  19. ^ a b c 女性出演者全員が朝ドラヒロイン経験者。(作品順に、土屋:『まれ』(2015年)、高畑:『とと姉ちゃん』(2016年)、葵:『わろてんか』(2017年 - 2018年
  20. ^ a b 長澤は2023年4月から導入予定のJRA-UMACAポイントサービスのPR大使を兼任(JRA-UMACAのPR大使に長澤まさみさんが就任
  21. ^ 2001年版をハイビジョン化したもの。
  22. ^ 天皇賞(春)天皇賞(秋)皐月賞東京優駿安田記念宝塚記念菊花賞ジャパンカップ有馬記念の9競走。施行1週間前から放映だったが有馬記念のみ3週間前から放映。
  23. ^ a b 前年より続投。
  24. ^ 2000年放送の「21世紀へ」の一部変更版。登場馬は30秒版がワカタカシンザンハイセイコーオグリキャップヴィクトワールピサ。60秒版は前述の5頭に加え、セントライトテンポイントシンボリルドルフディープインパクト
  25. ^ 2011年の9競走に加え高松宮記念桜花賞優駿牝馬スプリンターズステークスエリザベス女王杯マイルチャンピオンシップを加えた15競走。エリザベス女王杯のCMは女王即位60周年を記念する特別版。
  26. ^ 2014年7月2日発売の小田のアルバム『小田日和』にも収録されているが、アルバムでは漢字表記の『彼方』になる。
  27. ^ フェブラリーステークス・桜花賞・天皇賞(春)・東京優駿(日本ダービー)・宝塚記念・スプリンターズステークス・菊花賞・天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念の10競走。日本ダービーでは80回を記念する特別版も放映。
  28. ^ フェブラリーステークスではコーネリアス、桜花賞ではバッファロー・ドーターの『The Legend』、天皇賞(春)ではモーサム・トーンベンダー、日本ダービー通常版では浅井健一、日本ダービー特別版ではBREAKERZ、日本ダービー「7197頭分の1」版では倉持明日香の『いつもそばに』、宝塚記念ではPE'Zの『The Legend』、スプリンターズステークスではTKの『Kalei de Scope』、菊花賞ではavengers in sci-fiの『Superstar』、天皇賞(秋)では、ジャパンカップではWHITE ASHの『Casa blanca』、有馬記念ではDragon Ashの『Lily』を使用している。
  29. ^ 桜花賞・皐月賞・天皇賞(春)・東京優駿(日本ダービー)・宝塚記念・スプリンターズステークス・菊花賞・天皇賞(秋)・エリザベス女王杯・ジャパンカップ・チャンピオンズカップ・有馬記念の12競走。
  30. ^ 登場(出走)馬は内枠からサイレンススズカメジロマックイーンウオッカトウカイテイオースペシャルウィークテイエムオペラオーアグネスタキオン・オグリキャップ・エルコンドルパサー・シンボリルドルフ・ナリタブライアンキングカメハメハミスターシービー・ディープインパクト・エアグルーヴブエナビスタダイワスカーレットオルフェーヴル。レースシーンは各馬のキャラクターを反映した選出となっている。2016〜2021年度も引き続き実施した。
  31. ^ 2017〜2020年度も引き続き実施した。
  32. ^ 2022年度以降も実施しており、2023年度も継続中。
  33. ^ CM登場馬はウオッカ(「震撼させたHERO」)・サイレンススズカ(「孤高のHERO」)・ロードカナロア(「電撃のHERO」)・ステイゴールド(「愛されたHERO」)・オグリキャップ(「時代を変えたHERO」)・ディープインパクト(「衝撃のHERO」)。30秒版はロードカナロアが未登場で、オグリキャップとディープインパクトを「時代を変えたHERO」としている。
  34. ^ 全編アニメーションによるCM。2024年度も継続中。
  35. ^ 基本は有料であるが、月曜日・金曜日にあらかじめ競馬の日程が組まれるか、代替競馬が行われる日ならびに2020年新型コロナウィルス発生時に、無観客競馬が行われたころは終日無料放送を行っている。また2021年7月から、スカパー!向けのBS放送については土曜・日曜の午前中の競走(9時-13時)にかぎり無料放送を行っている[103]

出典

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参考文献

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関連項目

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外部リンク

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