「古畑任三郎」の版間の差分
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古畑任三郎の登場人物 に一部転記 2006年3月9日 (木) 14:37 |
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<td>死者からの伝言</td> |
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<td>動く死体</td> |
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<td>[[堺正章]]</td> |
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<td>笑える死体</td> |
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<td>殺しのファックス</td> |
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<td>[[笑福亭鶴瓶]]</td> |
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<td>汚れた王将</td> |
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<td>米沢八段<BR/>[[棋士]]</td> |
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<td>[[坂東三津五郎|坂東八十助]]</td> |
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<td>ピアノ・レッスン</td> |
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<td>殺人リハーサル</td> |
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<td>殺人特急</td> |
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<td>殺人公開放送</td> |
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<td>黒田清<BR/>[[霊能力者]]</td> |
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===第2シリーズ=== |
===第2シリーズ=== |
2006年3月9日 (木) 14:53時点における版
ドラマ |
『古畑任三郎』(ふるはたにんざぶろう)はフジテレビ系列で放送されていた同局を代表する大人気テレビドラマ作品。および、同ドラマの主人公である刑事の名前。脚本は三谷幸喜。主演の田村正和にとって初の刑事ドラマでもある。現在、あわせて42回(ただし、第37回と第38回は前後編構成、第25回は総集編であるため、正確に言えば本編40エピソード+総集編1エピソード)が放送されている。
第1シリーズのみ、正式タイトルが『警部補 古畑任三郎』だったが、これは「古畑任三郎」という物々しい名前が「刑事らしくなく、時代劇だと誤解されるのではないか」という配慮から行われた措置である。ドラマが広く認知された第2シリーズ以降は、『警部補』を取った『古畑任三郎』になっているが、1999年の新春スペシャルのタイトルは『古畑任三郎vsSMAP』、2006年の新春スペシャルのタイトルは『古畑任三郎 FINAL』となっている(ただしオープニングのタイトルロゴは「vsSMAP」以外は、第1シリーズから一貫して『古畑任三郎』のみである)。
放送データ
シリーズ | 合計 | 平均視聴率 | 放映日 |
---|---|---|---|
第1シリーズ | 全12回 | 14.2% | 1994年4月13日~1994年6月29日 |
第2シリーズ | 全10回 | 28.8% | 1996年1月10日~1996年3月13日 |
第3シリーズ | 全11回 | 27.4% | 1999年4月13日~1999年6月22日 |
スペシャル | 計8回 | 24.8% | 下記を参照のこと |
総集編 | 全1回 | 22.6% | 1996年4月9日 |
概要
ドラマ様式
本作は、『刑事コロンボ』で知られる倒叙と言われる形式で、物語が進行していく。これは、犯行の様子をまず見せておき、刑事の古畑任三郎が真犯人とのやりとりや、様々な証拠から容疑を固め、最後に自供に追い込むというパターンである。視聴者は「誰が真犯人なのか?」という興味ではなく、「真犯人をどうやって追い詰めるか?」と言う点に目が向けられることになる。そのため放送の前半に犯人役及び犯行シーンが公開される(第40回はこの例外であり、倒叙を逆手に取ったような物語構成となっている)。
この他にも随所に、コロンボを意識したところが見受けられる。しかし、古畑はスタイリッシュでスマートな刑事であり、コロンボの容姿とはかけ離れている。
なお、解決編突入前に古畑が視聴者に向かって語りかけるシーンは、1975年にアメリカNBCで作成されたTVドラマ『エラリー・クイーン』を模したものである。また、犯人役も普段は1回限りのゲスト出演や、殺人犯役をあまりしない役者が起用されることも話題のひとつとなった。
放映
1999年6月22日の第3シリーズ最終回時には、翌週に『GTOスペシャル』が放送される予定であったことから、古畑は解決編突入前に「来週はGTOスペシャルをお送りする予定です。」と予告・宣伝をしていた(ただし、再放送では局によっては次に再放送する番組をその台詞にあわせてテロップで出すなどの形をとっていた)。三谷バグのひとつにも数えられる。
番組の好評さから、2000年以降、一部地域のみ、何度も再放送されているが第17回のみはジャニーズ事務所が「肖像権」に厳しいことから放送されていない。
2006年のSPをもっていったんファイナルとなったが、放送終了から10日以上たった現在でも、公式BBSにはたくさんのファンからの「終わらないで」と復活を願う意見がたえない。中には、本作の第1シリーズが始まった時期の前後に生まれたとされる小学生までもが書き込んでおり、それだけ本作が幅広い年齢に世間に浸透していたのであろう。
パロディ等
第10回(第1シリーズ)の犯人役である小堺一機(もともと小堺は田村のモノマネで定評があった)をはじめ、古畑のものまねをする者も多い。ちなみに漫画『金田一少年の事件簿』でも、金田一少年が古畑のまねをしているカットがある(FILE 15「魔術列車殺人事件」)。鈴井貴之も「占畑任三郎〈うらはたにんざぶろう〉」というパロディドラマを作っている。
田村のモノマネをしていたとんねるずの石橋貴明による「新畑任三郎〈あらはたにんざぶろう〉(『とんねるずのみなさんのおかげです』)」では、1999年1月3日の正月スペシャル「古畑任三郎 vs SMAP」放送に合わせてパロディ「新畑任三郎 vs 野猿」を放送していた(『とんねるずのみなさんのおかげでした』)。
また、第17回(第2シリーズ)・第26回の犯人役である木村拓哉による「古畑拓三郎〈ふるばたけたくさぶろう〉(『SMAP×SMAP』)」では、三谷幸喜が脚本を書いた回もあり、第37回・第38回(第3シリーズ)の犯人役の江口洋介や、今泉役の西村雅彦が出演した回もあった。
主な登場人物
その他の登場人物、詳細については『古畑任三郎の登場人物』を参照のこと。
- 古畑任三郎(田村正和)
- 警視庁刑事部捜査一課の刑事で、階級は警部補。第3シリーズでは55歳。しつこく容疑者につきまとい、卓越した推理力と犯人の裏をかく誘導尋問で、いくつもの事件を解決に導いている切れ者。血を見ると眩暈をおこし、拳銃はもたないなどコロンボとの共通点も多い。
- 今泉慎太郎(西村雅彦)
- 階級は巡査。古畑の部下で、いい"いじめ相手"。第41回の時点で45歳。かなりおっちょこちょいな性格で、ほとんど捜査の役に立たないが、今泉の無意味な行動が事件解決のヒントをもたらすことも多々あり、古畑にはある意味で認められている。
- 西園寺守(石井正則)
- 第3シリーズから登場した刑事。古畑も一目置く有能な部下の小男で、事件解決に必要なデータ収集を一手に引き受け古畑をサポートする。「普通」の感覚を持ち合わせた人物だが、『古畑』的登場人物の側面もしっかり併せ持っている。
- 向島音吉(小林隆)
- 古畑を「最高の刑事」と敬愛する巡査。古畑が現場に到着すると、よく声をかけて貰えるものの、名前をなかなか覚えてもらえない(第24回でやっと覚えてもらったが、東国原姓になっても向島君と呼ばれ続けてしまった)。イチローとは異母兄弟になる。
仕掛け
本作には「遊び」とも言える仕掛けが、随所に散りばめられている。これは、コメディが得意な脚本家三谷幸喜によるところがある。
- アヴァンタイトル
- 番組の冒頭、黒い背景をバックに古畑が立ち、その回のキーワードや関連する話を披露する。これで視聴者がどこに注目すべきかのヒントが示される。
- 赤い洗面器の男の話
- 第11回「さよなら、DJ」を皮切りに、第21回・第25回・第38回・第39回など、シリーズを通して語られる小話。最後のくだりになると、なんらかの理由によって中断されてしまうため、いまだ古畑や視聴者にオチは知らされないまま(三谷幸喜によると、オチは用意されているとのこと)である。なお、この小話は『王様のレストラン』などの他の三谷作品にもしばしば登場する。ちなみに、第39回ではスペイン語で途中まで語られていた。詳細については、「赤い洗面器の男」を参照。
- 他の回との繋がり
- 以前放送した話の後日談などが台詞に挟まれることがある。1話完結のドラマではあまり多用されない手法だが、本作では頻繁に使われている。
- 登場人物の名前
- 毎回登場する犯人をはじめとして、登場人物の名前は既存の推理小説の登場人物や実在する人物の名前をもじったものが多い。マニアになると、これを探すのも楽しみのひとつとなっている。また、劇中に使われる関連する言葉にも元ネタが存在することがある。それらの例として、「古畑」「今泉」「東国原」「西園寺」の頭文字を取ると「古今東西」となる点などが挙げられる。名前の他にも、古畑の誕生日はホームズと同じだったり、第12回「最後のあいさつ」はホームズ作品のタイトル「最後の挨拶」に由来するなど、設定上でも遊びが随所に見られる。
- 「古畑任三郎」という名前は、東京都世田谷区、国道246号の池尻交差点角にある「古畑病院」の看板と、『笑っていいとも!』で俳優の時任三郎(ときとう さぶろう)が、よく「とき にんざぶろう」と間違えられる、と語ったことに由来する。脚本の三谷がそれぞれを見た際に着想を得、命名した。
- 他の三谷作品との繋がり
- 本作と同じ三谷幸喜作品とのリンクが頻繁に見られる。中川淳一(鹿賀丈史) は、三谷脚本のドラマ『振り返れば奴がいる』の登場人物であり、中浦たか子(桃井かおり)は三谷の映画初監督作品『ラヂオの時間』に顔を見せ、赤い洗面器の男の話をしていた。また、南大門昌男(山城新伍)、二葉鳳翆(山口智子)の元には『王様のレストラン』の「ベル・エキップ」から花が贈られ、フェアな殺人者では前にも度々登場したバリトンホテルが舞台。登場作品(第15回セリフ、第22回、第27回)
- ライオンのパラドックス
- 二本松の出した、有名な論理学の問題。
- ライオンに捕まってしまった旅人が命乞いをすると、「ワシの考えていることを当てられたら、食わずに逃がしてやろう」とライオンが言いました。さて、旅人は何と言えば、危機から脱することができるでしょうか?
- 「あなたは私を食べようと思っていますね?」と旅人は答え、窮地を脱出できました。
- ライオンが旅人を食べようと思っていたら、自分の考えていることを当てられたから、約束にしたがって食べることができません。ライオンが食べる気がなければ、やはり食べません。結局、ライオンは自分の言葉につじつまを合わせるために、旅人が食べられなくなるパラドックスです。
- 事件の発生順序
- 事件の発生順序は、必ずしもテレビで放映される順序と一致しない。このことは、登場人物のささやかな会話や向島音吉巡査の苗字の変遷、SMAP事件の話、小石川ちなみの事後状況などから伺うことができる。ちなみにVHS・DVDに収録される順序はほぼ、放映順に従っている(VHSはテープの容量の関係上、若干順序が異なる)。
- ちなみちゃんの思い出
- 記念すべき、シリーズ第1回の犯人である少女漫画家の小石川ちなみ(中森明菜)は、第2シリーズ以降も語り草となり、ストーリーの随所でその逸話が語られている。
- 彼女は、やり手の弁護士・小清水潔(明石家さんま、第14回の犯人)の弁護により無罪判決を受け、結婚してアトランタで幸せな生活をしているという後日設定がなされている。古畑を結婚式に呼んだり、アメリカに招待したり(第23回はちなみを訪ねた帰途でのエピソードである)と懇意にしており、ほかにも彼女の愛犬・万五郎は古畑の友人・安斎亨(津川雅彦、第32回のゲスト)に預けられ、第1回目の事件の舞台となった山荘「ボーズヘッド荘」は古畑が借りて使用している。
- そして、完結編である第42回では大野もみじ(松嶋菜々子)によく似た女性として古畑が彼女の半生を語るなど、劇中で語られる古畑との関わりは多い。犯人役としては一番待遇が良く、どうして彼女だけ幸せな後日談を与えたのかについては紛れもなく脚本の三谷幸喜が、小石川ちなみを演じた中森明菜の“大ファン”という理由によるもの。
放送の概要
詳細については『古畑任三郎の犯人』を参照のこと。
第1シリーズ
本作の記念すべき第1シリーズ。タイトルは『警部補 古畑任三郎』として放送された。本作の基本的な設定が出来たシリーズと言える。部下の今泉慎太郎は、古畑の助手的な役割が強い。また、第8回は三谷幸喜が脚本を務めた『振り返れば奴がいる』の続編的要素をかね合わせた内容になっている。余談ではあるが、第11回で今泉が走り回るシーンの撮影時に西村雅彦は38度の高熱を出してしまっていたが、それを全く感じさせずに走り回るシーンを撮影した。なお、この頃は今泉に「慎太郎」の名前がクレジットされていない。今泉のキャラクターが最もバランスのとれたシリーズでもある(後のシリーズは極端に今泉を馬鹿キャラに描いてしまったため、ファンの間ではかなり不評である。三谷幸喜の設定ミスのひとつに数えられる)。特に第3回時点での今泉はごく普通の刑事であり、第5回では古畑に頼らず死亡推定時刻を導き出したり、頼りないが、刑事としての一般的教養は持ってるという感じであった。
また、三谷幸喜、プロデューサーの関口静夫、監督の河野圭太が古畑DVD(「すべて閣下の仕業」)のコメンタリーで語っているが、初めて撮影されたのは実際の放送順では第3回の古手川祐子編である。クランクインは1993年の12月で、4月スタートの新番組としてはこれは異例の早さである。メイン監督は星護だったが、星監督が当時別番組(「幕末高校生」)を担当していたため、初回を撮影したのは河野圭太だった。記念すべき放送第一回目の中森明菜編は制作順では第4回目で、星監督にとっては笑福亭鶴瓶編に続く2本目である(かつて鶴瓶自身は「パペポTV」内で自身の出演した「殺しのファックス」が1話になる可能性もあったが放送されなかったと語っている)ちなみに、放送第一回の古畑が小石川ちなみの屋敷で電話を借り署へ電話するシーンで、「幡随院の取調べは明日にしてください」と言っていることから、中森明菜編よりも先に鶴瓶編を製作していたことが垣間見れる。
放送開始の1994年4月から警察官の制服が変更されたのだが、裏番組の『はぐれ刑事純情派』が早速同月開始のシリーズから新型制服を登場させていたのに対し、この第1シリーズでは制服警官は一貫して旧型制服を着用していた。撮影時期の問題もあったのだろうがリアルな警察ものを作るつもりはない、という制作側の意思表示ともとれる。
通算回 | サブタイトル | ゲスト | 放送日 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
第1回 | 死者からの伝言 | 中森明菜 | 1994年 4月13日 |
14.4% | |
第2回 | 動く死体 | 堺正章 | 1994年 4月20日 |
13.8% | ストーリー上では最初の事件 |
第3回 | 笑える死体 | 古手川祐子 | 1994年 4月27日 |
12.9% | 唯一、解決編直前にCMが入らなかった回 |
第4回 | 殺しのファックス | 笑福亭鶴瓶 | 1994年 5月4日 |
12.4% | |
第5回 | 汚れた王将 | 坂東八十助 | 1994年 5月11日 |
16.3% | 小説版未収録 |
第6回 | ピアノ・レッスン | 木の実ナナ | 1994年 5月18日 |
13.4% | |
第7回 | 殺人リハーサル | 小林稔侍 | 1994年 5月25日 |
13.0% | 小説版未収録 |
第8回 | 殺人特急 | 鹿賀丈史 | 1994年 6月1日 |
16.6% | |
第9回 | 殺人公開放送 | 石黒賢 | 1994年 6月8日 |
14.8% | 小説版では、古畑との対決がない |
第10回 | 矛盾だらけの死体 | 小堺一機 | 1994年 6月15日 |
15.2% | |
第11回 | さよなら、DJ | 桃井かおり | 1994年 6月22日 |
15.1% | |
第12回 | 最後のあいさつ | 菅原文太 | 1994年 6月29日 |
12.3% |
第2シリーズ
タイトルを『古畑任三郎』に改めてのレギュラー放送。芳賀が捜査に参加するようになって、今泉はどちらかというとドジさが強調されるようになってしまった。ファンの間では、第2シリーズは古畑任三郎の絶頂期だと言われている。また第一回目の明石家さんま編は実際の撮影順では1本目ではなく、沢口靖子編が初回でクランクインは1995年10月である。
通算回 | サブタイトル | 犯人・職業 | 役者 | 放送日 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
第14回 | しゃべりすぎた男 | 小清水潔 弁護士 |
明石家さんま | 1996年 1月10日 |
25.4% | 放送時間の拡大版 |
第15回 | 笑わない女 | 宇佐美ヨリエ 学院教諭、寮長 |
沢口靖子 | 1996年 1月17日 |
20.8% | |
第16回 | ゲームの達人 | 乾研一郎 医師 |
草刈正雄 | 1996年 1月24日 |
22.7% | |
第17回 | 赤か、青か | 林功夫 大学助手 |
木村拓哉 | 1996年 1月31日 |
26.1% | |
第18回 | 偽善の報酬 | 佐々木高代 脚本家 |
加藤治子 | 1996年 2月7日 |
26.6% | 凶器が解決編まで明かされなかった回 |
第19回 | VSクイズ王 | 千堂謙吉 学習塾経営者、クイズ王 |
唐沢寿明 | 1996年 2月14日 |
26.0% | |
第20回 | 動機の鑑定 | 春峯堂のご主人 古美術商 |
澤村藤十郎 | 1996年 2月21日 |
24.3% | |
第21回 | 魔術師の選択 | 南大門昌男 クラブ経営者、元奇術師 |
山城新伍 | 1996年 2月28日 |
27.8% | |
第22回 | 間違われた男 | 若林仁 雑誌編集者 |
風間杜夫 | 1996年 3月6日 |
26.5% | |
第23回 | ニューヨークでの出来事 | のり子・ケンドール 小説家夫人 |
鈴木保奈美 | 1996年 3月13日 |
26.9% | 無罪・事件風景なし |
第24回 | しばしのお別れ | 二葉鳳翆 華道家 |
山口智子 | 1996年 3月27日 |
34.4% | SP |
第3シリーズ
西園寺と花田が参加して初のレギュラーシリーズ。西園寺の登場によって今泉の存在は完全にお笑い担当になった。視聴者からの葉書(ただし、実際に視聴者から送られてきた葉書ではない)を読む、古畑が全く捜査に参加しないなど、今までの本作におけるお約束的な流れを破壊する実験的な話があるのが特徴。ちなみに括弧内のサブタイトルは放映時に新聞のラテ欄に表記されていたもの。
通算回 | サブタイトル | 犯人・職業 | 役者 | 放送日 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
第27回 | 黒岩博士の恐怖 | 黒岩健吾 監察医 |
緒形拳 | 1999年 4月6日 |
25.6% | SP |
第28回 | 若旦那の犯罪 | 気楽家雅楽 落語家 |
市川染五郎 | 1999年 4月13日 |
25.5% | |
第29回 | その男、多忙につき (忙しすぎる殺人者) |
由良一夫 メディアプランナー |
真田広之 | 1999年 4月20日 |
24.5% | |
第30回 | 灰色の村 (古畑、風邪をひく) |
荒木嘉右衛門 雛形村村長 |
松村達雄 | 1999年 4月27日 |
22.1% | |
第31回 | 古畑、歯医者へ行く (アリバイの死角) |
金森晴子 歯科医師 |
大地真央 | 1999年 5月4日 |
26.0% | |
第32回 | 再会 (古い友人に会う) |
安斎亨 官能小説家 |
津川雅彦 | 1999年 5月11日 |
27.8% | シリーズ中、唯一 未遂で終わる事件 |
第33回 | 絶対音感殺人事件 | 黒井川尚 常任指揮者 |
市村正親 | 1999年 5月18日 |
24.6% | |
第34回 | 哀しき完全犯罪 | 小田嶋さくら 囲碁棋士 |
田中美佐子 | 1999年 5月25日 |
23.7% | |
第35回 | 頭でっかちの殺人 (完全すぎた殺人) |
堀井岳 化学研究所所員 |
福山雅治 | 1999年 6月1日 |
26.2% | |
第36回 | 追いつめられて (雲の中の死) |
臺修三 西洋美術研究家 |
玉置浩二 | 1999年 6月8日 |
23.8% | 事故、身分詐称 |
第37回 | 最も危険なゲーム (最後の事件)前編 |
日下光司 他 動物愛護団体SAZ |
江口洋介 他 | 1999年 6月15日 |
23.2% | 前後編 |
第38回 | 最も危険なゲーム (最後の事件)後編 |
日下光司 他 動物愛護団体SAZ |
江口洋介 他 | 1999年 6月22日 |
28.3% | 前後編 |
スペシャル
単発的に放送される。通常は1時間の放送時間だが、スペシャルでは2時間以上にわたる長編になる。シリーズの始めまたは終わりに放送されたスペシャルについては、そのシリーズを参照。
第39回は、第26回と同様に番組冒頭で三谷幸喜による解説が入る予定であったが、時間枠の都合上カットされた。その部分は後に発売されたDVDには収録されている。
第40回は、放送まで犯人が明かされない趣向であったが、三谷幸喜本人にそのような意思は無く、朝日新聞に自身が連載しているエッセイ「ありふれた生活」の中で犯人を明かしている。
第40回の裏番組では、同じ三谷幸喜脚本のNHK大河ドラマ『新選組!』の続編(NHK大河ドラマでは史上初)『新選組!! 土方歳三 最期の一日』が放送された。なお、視聴率はこの回(第40回)は21.5%だったのに対し『土方歳三~』は9.8%と振るわず、これに関してフジテレビ側は「調整が間に合わなかった」と謝罪している。三谷ファン泣かせな編成となってしまった。
通算回 | サブタイトル | 犯人・職業 | 役者 | 放送日 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
第13回 | 笑うカンガルー | 二本松晋 数学者 |
陣内孝則 | 1995年 4月12日 | 18.8% | 初めて、海外が舞台となった回 |
第26回 | 古畑任三郎 vs SMAP | SMAP(架空) アイドルグループ |
SMAP | 1999年 1月3日 | 32.3% | 西園寺が初登場 冒頭で三谷幸喜が解説 |
第39回 | すべて閣下の仕業 | 黛竹千代 特命全権大使 |
松本幸四郎 | 2004年 1月3日 |
20.0% | 今泉が唯一登場しない作品 西園寺も登場していない |
第40回 | 今、甦る死 | 堀部音弥 パン製造工場経営者 天馬恭平 郷土資料館館長 |
藤原竜也 石坂浩二 | 2006年 1月3日 | 21.5% | 音弥の役職は、専務→副社長→社長 |
第41回 | フェアな殺人者 | イチロー(架空) メジャーリーガー |
イチロー | 2006年 1月4日 |
27.0% | 向島とイチローは、 異母兄弟 |
第42回 | ラスト・ダンス | 加賀美京子 (大野もみじ・大野かえで) 脚本家、双子 |
松嶋菜々子 (二役) | 2006年 1月5日 |
29.6% | 犯人、被害者共に 一人二役 |
総集編
第2シリーズ終了後に放送された特別編。古畑が突如として消息を絶ち、刑事仲間や第24回までの犯人たちにインタビューしてその行方を追うというストーリーを軸にした総集編である。インタビュー場面は新たに撮りおろしされたものだが、古畑役の田村の撮りおろしのシーンはない。
番組のラストで古畑は、小石川ちなみの別荘の地下室に、今泉の不注意によって数日間閉じ込められていたところを発見されるが、チョコレートを持っていたのでなんとか一命はとりとめた(余談だが、この地下室は第1回の事件現場でもある)。
通算回 | サブタイトル | 犯人・職業 | 役者 | 放送日 | 視聴率 | 備考 |
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第25回 | 消えた 古畑任三郎 |
今泉慎太郎 巡査 |
西村雅彦 | 1996年 4月9日 |
22.6% | 事故(過失) |
巡査・今泉慎太郎
本作の番外編として、今泉を主人公として作られた10分番組。
第1シリーズ第12回で尺に数分の余りが出たので、研究室での今泉と桑原技官のやりとりを加えたところ好評だったため、第2シリーズとあわせて制作され、本編が放映された直後の深夜にオンエアされた。第12回のときの桑原はマッドサイエンティストの趣が強かったが、第2シリーズ以降の桑原は性格が明るくなり、今泉より年下(学年は同じ)という設定になった。
第3シリーズでは制作されなかったものの、2004年のスペシャル「すべて閣下の仕業」のときに復活した。しかし、桑原技官役の伊藤俊人が死去していたため、今泉・西園寺・向島・花田兄の四人となった。
なお、この作品で古畑任三郎のテーマとして番組の冒頭に流れている音楽が「今泉君を讃える歌」と言う古畑作詞の曲であることが明かされる。(この曲は西村雅彦の「DECO」というアルバムにも収録されている)
通算回 | 放送回 | サブタイトル | 放送日 |
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第1回 | 第14回 | 帰って来た慎太郎の巻 | 1996年1月10日 |
第2回 | 第15回 | 慎太郎怒るの巻 | 1996年1月17日 |
第3回 | 第16回 | 慎太郎名推理の巻 | 1996年1月24日 |
第4回 | 第17回 | ライバル登場の巻 | 1996年1月31日 |
第5回 | 第18回 | 慎太郎危機一髪の巻 | 1996年2月7日 |
第6回 | 第19回 | まいったぜ慎太郎の巻 | 1996年2月14日 |
第7回 | 第20回 | 負けるな慎太郎の巻 | 1996年2月21日 |
第8回 | 第21回 | フニャフニャ慎太郎の巻 | 1996年2月28日 |
第9回 | 第22回 | 箱入り慎太郎の巻 | 1996年3月6日 |
第10回 | 第23回 | 慎太郎逆襲の巻 | 1996年3月13日 |
第11回 | 第24回 | さらば慎太郎の巻 | 1996年3月27日 |
第12回 | 第39回 | 大空の怪事件 | 2004年1月3日 |
スタッフ
- 脚本:三谷幸喜
- 音楽:本間勇輔
- CG:岩下みどり、TEGICO
- 企画:石原隆、斉藤秋水、鈴木専哉
- プロデュース:関口静夫、矢吹東、柳川由起子
- 演出:星護、河野圭太、松田秀知、鈴木雅之、佐藤祐市
- 制作:フジテレビ、共同テレビ
放送局
- フジテレビ (新作)および(再放送)
- FNS各局 (新作)および(再放送)
- CS フジテレビ721 (再放送)
参考書籍
- 古畑任三郎-殺人事件ファイル 扶桑社 ISBN 4-594-01470-4
- 古畑任三郎1(上記の文庫版) 扶桑社 ISBN 4-594-01933-1
- 古畑任三郎2(上記の文庫版) 扶桑社 ISBN 4-594-01964-1
- 第1シリーズの小説版。今泉慎太郎が出ていないなど本編とは若干の違いがある。なお、スペシャル版を含む第2シリーズ以降の作品は、筆者の三谷幸喜の意向により小説化の予定はない。
- 古畑任三郎大事典 扶桑社 ISBN 4-594-02109-3
- 警部補 古畑任三郎 1st DVD-BOX
- 古畑任三郎 2nd season DVD-BOX
- 古畑任三郎 3rd season DVD-BOX
- 古畑任三郎 すべて閣下の仕業
オリジナルサウンドトラック
- 警部補 古畑任三郎
- 古畑任三郎 サウンドトラック Vol.2
- 古畑任三郎 サウンドトラック Vol.3
- 古畑任三郎 リミックス
- 古畑任三郎 サウンドトラックベスト
- DECO(西村雅彦)
関連項目
外部リンク
- フジテレビ・古畑公式サイト
- 広報ページ:古畑任三郎(フジテレビ721)
前番組: 夏子の酒 |
警部補 古畑任三郎(第1シリーズ) フジテレビ水曜劇場 |
後番組: お金がない! |
前番組: 正義は勝つ |
古畑任三郎(第2シリーズ) フジテレビ水曜劇場 |
後番組: メトロポリタンジャーニー (バラエティ番組) |
前番組: 救命病棟24時(第1シリーズ) |
古畑任三郎(第3シリーズ) フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ |
後番組: 小市民ケーン |