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波号第九潜水艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
艦歴
計画 明治44年度計画[1]
起工 1918年3月28日[1]
進水 1918年7月3日[1]
竣工 1920年4月20日[1]
除籍 1929年4月1日[1]
性能諸元
排水量 基準:480トン 常備:529トン
水中:737トン
全長 58.6m
全幅 5.18m
吃水 3.25m
機関 シュナイダー石油機関2基2軸
水上:2,000馬力
水中:850馬力
速力 水上:16.5kt
水中:10kt
航続距離 水上:10ktで2,050海里
水中:4ktで60海里
燃料
乗員 竣工時定員39名[2]
兵装 短5cm単装高角砲1基
45cm魚雷発射管 艦首2門、水上4門
魚雷8本
備考 安全潜航深度:40m

波号第九潜水艦(はごうだいきゅうせんすいかん)は、日本海軍潜水艦波九型潜水艦(S型)の3番艦。

艦歴

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フランス海軍に売却した第十四潜水艇の代艦として建造が決定し1916年大正5年)12月5日、第十四潜水艇(2代)と命名[3]1918年(大正7年)3月28日、呉海軍工廠で起工[1]。同年7月3日進水。1919年(大正8年)4月1日、第十四潜水艦と改称し[4]1920年(大正9年)4月20日竣工。種別、潜水艦、三等潜水艦に類別[1]1923年(大正12年)6月15日、波号第九潜水艦に改称。1929年昭和4年)4月1日に除籍。

歴代艦長

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※艦長等は『日本海軍史』第9巻・第10巻の「将官履歴」及び『官報』に基づく。

艦長
  • (心得)有本明 大尉:不詳 - 1920年4月30日[5]
  • (心得)荻野仲一郎 大尉:1920年12月1日[6] - 1921年4月1日[7]
  • 白根貞介 少佐:1921年4月1日[8] - 12月1日[9]
  • 舛岡誠太郎 大尉:1921年12月1日[9] -
  • 河野静雄 大尉:不詳 - 1923年2月16日[10]
  • 佐藤勉 大尉:1923年2月16日[10] -
  • 松野省三 少佐:不詳 - 1923年11月10日[11]
  • (兼)石井順三 少佐:1923年12月1日[12] -

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 『日本海軍史』第7巻、382頁。
  2. ^ 大正7年7月8日付、内令第220号。この数字は臨時増置された人員を含まない。
  3. ^ 大正5年12月5日付、内令第267号。
  4. ^ 大正8年3月20日付、達第27号。
  5. ^ 『官報』第2323号、大正9年5月3日。
  6. ^ 『官報』第2501号、大正9年12月2日。
  7. ^ 『官報』第2598号、大正10年4月2日。
  8. ^ 『官報』第2598号、大正10年4月2日。
  9. ^ a b 『官報』第2801号、大正10年12月2日。
  10. ^ a b 『官報』第2561号、大正10年2月17日。
  11. ^ 『官報』第3368号、大正12年11月13日。
  12. ^ 『官報』第3385号、大正12年12月4日。

参考文献

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  • 雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第12巻 潜水艦』光人社、1990年。ISBN 4-7698-0462-8
  • 『写真日本海軍全艦艇史 Fukui Shizuo Collection』資料編、KKベストセラーズ、1994年。
  • 海軍歴史保存会『日本海軍史』第7巻、第9巻、第10巻、第一法規出版、1995年。
  • 勝目純也『日本海軍の潜水艦 - その系譜と戦歴全記録』大日本絵画、2010年。
  • 雑誌「丸」編集部『ハンディ版 日本海軍艦艇写真集20巻』潜水艦伊号・呂号・波号・特殊潜航艇他、光人社、1998年。