水船17号型
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水船17号型 | |
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水船23号 | |
基本情報 | |
艦種 | 310トン型水船 |
就役期間 | 1988年 - 現在 |
同型艦 | 10隻 |
前級 | 水船11号 |
次級 | 最新 |
要目 | |
排水量 | 載貨重量310t |
全長 | 37.7m |
最大幅 | 6.8m |
深さ | 3.6m |
吃水 | 2.7m |
主機 | いすゞUM6SD1Tディーゼルエンジン×2基 |
出力 | 360馬力 |
速力 | 9ノット |
水船17号型(英語: YW-17 class yard water)は、海上自衛隊の第1種支援船。公称船型は310トン型水船。「みずぶね」と訓読みする。
概要
[編集]錨泊中の艦艇への真水補給、補給物資の供給を主眼として、各基地の港務隊や、大型艦の係留設備を持たない基地分遣隊などに配備されている。油船203号型をベースに真水搭載仕様としたものであり、真水タンク、給水ポンプ2基、ポンプ用動力、ホースなどを装備し、船尾に2.3トンの補給物資を搭載できるスペースを有する。新規就役・修理艦艇へ補給するため造船所に赴いたり、渇水や災害時には災害派遣任務を行うことを想定し、各種法定装備、居住区、フライヤーなどの器具も備えた簡易調理室、食堂、洗面所等を設けており、近海航洋性を有する。船内には空調設備も有するほか、珍しい点としては明かり取りの天窓が食堂に備えられている。また、満載航行時に波が打ち込み船体が沈降することを防ぐため、船首にブルワークを備える[1]。
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後方から見た水船20号及び22号。
同型船一覧
[編集]# | 船名 | 造船所 | 起工 | 竣工 | 配属 退役船は除籍 |
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YW-17 | 水船17号 | 四国ドック | 1988年 | 1988年9月27日 | 2022年1月21日[2] |
YW-18 | 水船18号 | 前畑造船鉄工 / 前畑造船 | 1989年2月10日 | 1989年7月28日 | 2022年7月29日[3] |
YW-19 | 水船19号 | 1992年7月23日 | 1992年12月2日 | 佐世保港務隊 (佐世保基地) | |
YW-20 | 水船20号 | 1994年3月10日 | 1994年9月20日 | 呉港務隊 (呉基地) | |
YW-21 | 水船21号 | 1996年11月12日 | 1997年3月14日 | 横須賀港務隊 (横須賀基地) | |
YW-22 | 水船22号 | 臼杵造船所 | 1996年9月 | 1997年3月6日 | 呉港務隊 (呉基地) |
YW-23 | 水船23号 | 前畑造船 | 1999年 | 2000年3月21日 | 舞鶴港務隊 (舞鶴基地) |
YW-24 | 水船24号 | 横須賀港務隊 (横須賀基地) | |||
YW-25 | 水船25号 | 警固屋船渠 | 2021年 | 2022年1月21日[2] | 大湊港務隊 (大湊基地) |
YW-26 | 水船26号 | 2022年 | 2022年7月29日[4] | 佐伯基地分遣隊 (佐伯基地)[4] |
参考文献
[編集]- ^ イカロス出版 2022, pp. 55.
- ^ a b 海人社 2022, pp. 143–144.
- ^ 海上自衛隊呉地方総監部【公式】 [@jmsdf_krh] (2022年8月5日). "令和4年7月29日(金)、呉港務隊のYW18が、船長による呉警備隊司令への任務完遂報告の後除籍となりました。". X(旧Twitter)より2022年8月7日閲覧。
- ^ a b 海上自衛隊呉地方総監部【公式】 [@jmsdf_krh] (2022年8月5日). "令和4年7月29日(金)、呉で就役したYW26(警固屋船渠(呉市)建造)が佐伯基地分遣隊に配属されました。". X(旧Twitter)より2022年8月7日閲覧。
- 月刊 世界の艦船 1979年1月号増刊
- 自衛隊装備カタログ 1981年版
- MAMOR vol.85
- 『世界の艦船2022年1月号』海人社〈月刊世界の艦船〉、2021年11月、176頁。
- 海人社編集部(編)「海上自衛隊・海上保安庁 艦船の動向」『世界の艦船』第975号、海人社、2022年5月、143-144頁。
- 菊池雅之(編)「特集 地方隊を行く第2回 舞鶴地方隊」『Jships』第106号、イカロス出版、2022年10月、55頁。
関連項目
[編集]- 油船25号型 - 艦艇燃料用油船。本船型と比べひと回り大型。
- 油船203号型 - 航空燃料用油船。この型から水船用に変更したものが本船型である。
- 海上自衛隊艦艇一覧#支援船