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横浜横須賀道路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般国道 自動車専用道路
有料
横浜横須賀道路
国道16号標識
E16 横浜横須賀道路
E16 横浜新道(新保土ヶ谷IC - 狩場IC)
路線延長 36.9 km
制定年 1980年昭和55年)
開通年 1979年(昭和54年) - 2009年平成21年)
起点 神奈川県横浜市保土ケ谷区藤塚町新保土ヶ谷IC
主な
経由都市
逗子市
終点 本線は神奈川県横須賀市馬堀海岸馬堀海岸IC
金沢支線は神奈川県横浜市金沢区並木並木IC
接続する
主な道路
記法
記事参照
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

横浜横須賀道路(よこはまよこすかどうろ、英語: YOKOHAMA-YOKOSUKA ROAD[1])は、神奈川県横須賀市横浜市保土ケ谷区を結ぶ国道16号自動車専用道路有料)である。地域高規格道路の計画路線に指定されている。略称横横道路(よこよこどうろ)、横横。全線が大都市近郊区間の料金水準になっている。

馬堀海岸ICから狩場ICに至る本線釜利谷JCTから並木ICに至る金沢支線が供用中である。

高速道路ナンバリングによる路線番号は後述する国道16号横浜新道(よこはましんどう)も含めて「E16」が割り振られている[2]

国道468号の自動車専用道路として事業中の横浜環状南線釜利谷JCT - 栄IC/JCT - 戸塚IC間は、一般有料道路の路線としては横浜横須賀道路戸塚支線とされている[3]。(ナンバリングは釜利谷JCT - 栄IC/JCT間は「C4」、栄IC/JCT - 戸塚IC間は「E66」)

なお、横浜横須賀道路本線狩場ICから連続して新保土ヶ谷ICに至る国道16号横浜新道もここに併記する。

概要

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国道16号バイパス道路として三浦半島を縦貫する道路で、東日本高速道路管理する道路である。なお、道路標示などでは、「横須賀道路」などと「横」の文字が強調されたり、「横横」などと略記される。

なお、金沢支線のインター番号は全て枝番である。

路線データ

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本線

横浜新道

  • 起点 : 神奈川県横浜市保土ケ谷区狩場町(狩場IC)
  • 終点 : 神奈川県横浜市保土ケ谷区藤塚町新保土ヶ谷IC
  • 距離 : 1.2 km
  • 規格 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80 km/h
  • 車線 : 3+2車線
  • 都市計画道路名:横浜国際港都建設計画道路1・3・2号国道16号バイパス線

金沢支線

  • 起点 : 神奈川県横浜市金沢区釜利谷町釜利谷JCT
  • 終点 : 神奈川県横浜市金沢区並木並木IC
  • 距離 : 4.4 km
  • 規格 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80 km/h
  • 車線 : 6車線(暫定4車線
  • 都市計画道路名:横浜国際港都建設計画道路1・3・1号高速湾岸線

歴史

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開通予定年度

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  • 2025年度 : 横須賀PASIC[25]
  • 未定 : 釜利谷JCT - 並木IC 6車線化[26]

路線状況

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新保土ヶ谷IC - 狩場IC間の正式な有料道路路線名は横浜新道である。逗子ICで逗葉新道、衣笠ICで三浦縦貫道路に接続している。また馬堀海岸ICより先は、東京湾を横断し房総半島に至る東京湾口道路(地域高規格道路 三浦房総連絡道路)と接続する計画があるが、2021年現在は調査も行われていない。

車線・最高速度

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区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度
国道16号
横浜新道
新保土ヶ谷IC - 狩場JCT 5=3+2 70 km/h
本線 狩場JCT - 六ッ川TB 4=2+2
六ッ川TB - 佐原本線TB 80 km/h
佐原本線TB - 馬堀海岸IC 2=1+1
暫定2車線
70 km/h
金沢支線 釜利谷JCT - 並木IC 4=2+2
暫定4車線
80 km/h

道路施設

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本線
  • 円海山トンネル(上り331 m、下り395 m)
    • 港南台IC(港南区) 〜 釜利谷JCT(金沢区)間の磯子区にある。
  • 横浜第一トンネル(95 m)
  • 横浜第二トンネル(92 m)
  • 横浜第三トンネル(131 m)
  • 六浦トンネル(194 m)
  • 東逗子トンネル(348 m)
  • 大山トンネル(391 m)
  • 池田トンネル(662 m)
  • 吉井トンネル(347 m)
金沢支線
  • 能見堂トンネル(325 m)
  • 長浜トンネル(646 m)

ハイウェイラジオ

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  • 六ツ川TB付近(六ツ川TB - 日野IC)[27]
  • 朝比奈IC付近(朝比奈IC - 逗子IC)[27]

通過する自治体

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インターチェンジなど

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  • IC番号欄の背景色がである部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色がである部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。
  • 路線名の特記がないものは市道
  • 全線神奈川県内に所在。

本線

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馬堀海岸IC - 狩場ICの「本線」に、狩場IC - 新保土ヶ谷ICの「横浜新道」が含まれる。記述は、新保土ヶ谷IC → 馬堀海岸ICである。
IC
番号
施設名 接続路線名 起点
から

(km)
備考 所在地
保土ヶ谷バイパスE1 東名 横浜町田八王子方面
新保土ヶ谷IC 国道1号 E83 横浜新道 0.0 東京小田原方面 横浜市 保土ケ谷区
1 狩場IC/JCT 国道1号
首都高速狩場線
1.2
- 六ッ川TB - 3.6 本線料金所 南区
2 別所IC 横浜市道汐見台平戸線 4.4 大型特大車利用不可
3 日野IC 県道21号横浜鎌倉線 8.9 大船駅方面の最寄りIC 港南区
4 港南台IC 環状3号 10.5
4-1 釜利谷JCT E16 金沢支線 12.9 首都高速湾岸線E51 東関東道方面 金沢区
C4 横浜環状南線圏央道
(開通時期未定[28]
E66 戸塚C4 横浜湘南道路
C4 新湘南バイパス方面
5 朝比奈IC 県道23号原宿六ツ浦線 14.7
6 逗子IC 県道24号横須賀逗子線
逗葉新道
20.3 逗子市
7 横須賀IC 県道28号本町山中線 22.5 横須賀市
- 横須賀PA/SIC 横須賀市道坂本芦名線(計画[29] 下り25.6
上り26.1
上り線側のみPAに接続
下り線側は本線直結型[30][31]
2025年度 SIC供用開始予定[25]
8 衣笠IC 県道27号横須賀葉山線
三浦縦貫道路
27.8
9 佐原IC 県道27号横須賀葉山線 29.6 狩場方面出入口
- 佐原本線TB - 本線料金所
10 浦賀IC 県道208号浦賀港線 32.9 狩場方面出入口
11 馬堀海岸IC 国道16号(現道) 34.0
東京湾口道路候補路線
  • 距離は横浜新道新保土ヶ谷ICからの通し。

金沢支線

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IC
番号
施設名 接続路線名 起点
から

(km)
備考
横浜環状南線C4 圏央道)(開通時期未定[28]
4-1 釜利谷JCT E16 横浜横須賀道路本線 0.0
- 釜利谷TB - 本線料金所
- 金沢自然公園IC 0.5 金沢自然公園駐車場専用
一般道との接続なし
4-2 堀口能見台IC 国道16号(現道)方面 2.9 釜利谷方面出入口
4-3 並木IC 国道357号方面 4.2 釜利谷方面出入口
首都高速湾岸線

交通量

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本線

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24時間交通量(台) 道路交通センサス

区間 平成17(2005)年度 平成22(2010)年度 平成27(2015)年度
新保土ヶ谷IC - 狩場IC 129,912 129,948 128,078
狩場IC - 別所IC 54,976 58,988 56,052
別所IC - 日野IC 55,729 55,171 52,295
日野IC - 港南台IC 48,270 51,296 49,075
港南台IC - 釜利谷JCT 49,873 52,199 49,991
釜利谷JCT - 朝比奈IC 42,215 60,729 58,297
朝比奈IC - 逗子IC 49,364 48,958 47,383
逗子IC - 横須賀IC 47,096 48,564 46,832
横須賀IC - 衣笠IC 33,799 33,679 32,018
衣笠IC - 佐原IC 13,921 18,141 17,796
佐原IC - 浦賀IC 調査当時未開通 4,911 5,092
浦賀IC - 馬堀海岸IC 1,830 2,077

(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)

金沢支線

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24時間交通量(台) 道路交通センサス

区間 平成17(2005)年度 平成22(2010)年度 平成27(2015)年度
釜利谷JCT - 堀口能見台IC 29,614 27,394 26,573
堀口能見台IC - 並木IC 26,389 23,484 23,351

(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)

通行料金

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かつては1キロメートル当たりの料金が本線は44円/km、金沢支線は55.31円/kmと、周辺の有料道路と比較して割高となっていたが、2016年4月1日より高速自動車国道大都市近郊区間 29.52円/km と同じ料金水準となり、全線で値下げされた。新保土ヶ谷 - 狩場(国道16号横浜新道)については、料金が徴収されない。

普通車の料金は以下の通り(括弧内は2016年3月31日までの料金)。

  • 狩場 - 横須賀:740円(930円)
  • 狩場 - 馬堀海岸:950円(1440円)
  • 並木 - 馬堀海岸:720円(1230円)

過去の割引

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ETC割引
2009年3月から2016年3月31日まで深夜割引、休日割引が適用されていた。
平日
深夜割引:0時 - 4時 すべての車種:30%割引
土日祝
休日割引:終日 普通車、軽自動車等(二輪車)限定:30%割引
(2014年6月29日までは50%割引)

脚注

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  1. ^ Japan's Expressway Numbering System” (PDF). Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism. 2022年4月4日閲覧。
  2. ^ 「高速道路ナンバリングの導入について」(平成29年2月14日付け国道企第55号)、国土交通省道路局長通知、2017年2月14日
  3. ^ 高速自動車国道北海道縦貫自動車道函館名寄線等に関する協定 別紙8” (PDF). 独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構. 2015年8月7日閲覧。14ページ
  4. ^ 1970年(昭和45年)5月29日日本道路公団公告第26号「南横浜バイパス工事開始公告」
  5. ^ 1973年(昭和48年)4月9日日本通路公団公告第26号「南横浜バイパス(二期)工事開始公告」
  6. ^ 1974年(昭和49年)8月27日日本道路公団公告第64号「南横浜バイパス(一期)一部工事完了公告」
  7. ^ 1979年(昭和54年)12月4日日本道路公団公告第76号「南横浜バイパス(一期)一部工事完了公告」
  8. ^ 1979年(昭和54年)12月4日日本道路公団公告第77号「有料道路「横浜横須賀道路」の料金の額及び徴収期間の公告」
  9. ^ 1981年(昭和56年)3月27日日本道路公団公告第99号「横浜横須賀道路(一期)一部工事完了公告」
  10. ^ 1981年(昭和56年)3月28日日本道路公団公告第101号「有料道路「横浜横須賀道路」の料金の額及び徴収期間の公告」
  11. ^ 1982年(昭和57年)4月6日日本道路公団公告第26号「一般有料道路「横浜横須賀道路(一期)」工事完了公告」
    1982年(昭和57年)4月6日日本道路公団公告第27号「一般有料道路「横浜横須賀道路(二期)」一部工事完了公告」
  12. ^ 1982年(昭和57年)4月7日日本道路公団公告第28号「有料道路「横浜横須賀道路」の料金の額の公告」
  13. ^ 1983年(昭和58年)8月15日日本道路公団公告第40号「一般有料道路「横浜横須賀道路(二期)」工事開始公告」
  14. ^ 1984年(昭和59年)4月25日日本道路公団公告第11号「有料道路「横浜横須賀道路(二期)」工事一部完了公告」
  15. ^ 1984年(昭和59年)4月26日日本道路公団公告第12号「有料道路「横浜横須賀道路」の料金の額の公告」
  16. ^ 1985年(昭和60年)3月29日日本道路公団公告第23号「有料道路「横浜横須賀道路(金沢支線)」工事開始公告」
  17. ^ 1988年(昭和63年)1月1日日本道路公団公告第53号「有料道路「横浜新道」、「第三京浜道路」及び「横浜横須賀道路」の料金の額及び徴収期間の公告」
  18. ^ 1990年(平成2年)3月27日日本道路公団公告第14号「有料道路「横浜横須賀道路(二期)」工事完了公告」
  19. ^ 1990年(平成2年)3月27日日本道路公団公告第15号「有料道路「横浜横須賀道路」の料金の額及び徴収期間の変更公告」
  20. ^ 1991年(平成3年)3月22日日本道路公団公告第12号「有料道路「横浜横須賀道路(金沢支線)」工事一部完了公告」
  21. ^ 1991年(平成3年)3月25日日本道路公団公告第13号「有料道路「横浜横須賀道路」の料金の額及び徴収期間の変更公告」
  22. ^ 2005年(平成17年)9月12日国土交通省告示第989号「土地収用法の規定に基づき事業の認定をした件」
  23. ^ 2006年(平成18年)10月30日東日本高速道路株式会社「高速道路の料金の額及び徴収期間の変更公告」
  24. ^ 2009年(平成21年)3月18日東日本高速道路株式会社「高速道路工事一部完了公告」
  25. ^ a b 横須賀市 スマートIC債務負担期間延長”. 建通新聞 (2020年12月7日). 2021年3月14日閲覧。
  26. ^ 高速道路開通予定年度一覧”. 東日本高速道路株式会社. 2022年3月28日閲覧。
  27. ^ a b ハイウェイラジオ設置箇所一覧(NEXCO東日本エリア)(平成30年3月1日時点)” (PDF). 東日本高速道路. 2021年8月29日閲覧。
  28. ^ a b 神奈川県圏央道連絡調整会議(第3回) 開催結果について” (PDF). 国土交通省関東地方整備局 横浜国道事務所・東日本高速道路株式会社 (2022年8月5日). 2022年8月7日閲覧。
  29. ^ 横横道路横須賀PA スマートIC新設へ 20年度の供用開始目指す タウンニュース横須賀版 2015年7月10日掲載・11日閲覧
  30. ^ スマートインターチェンジの新規事業化・準備段階調査について 国土交通省道路局 2015年6月30日掲載・7月4日閲覧
  31. ^ 横須賀、秦野にスマートIC 国交省が新規事業化 カナロコ 神奈川新聞 2015年7月1日掲載・4日閲覧
  32. ^ 令和2年度全国道路・街路交通情勢調査の延期について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2020年10月14日). 2021年4月27日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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