コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

東京羽田ヴィッキーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東京羽田ヴィッキーズ
Tokyo Haneda Vickies
愛称 ヴィッキーズ
所属リーグ 日本の旗 Wリーグ
創設年 1972年
チーム史 荏原製作所女子
バスケットボール部
(1971年 - 1990年)
荏原製作所
ハローヴィッキーズ
(1990年 - 2001年)
荏原製作所
エバラヴィッキーズ
(2001年 - 2007年)
エバラヴィッキーズ
(2007年 - 2013年)
羽田ヴィッキーズ
(2013年 - 2017年)
東京羽田ヴィッキーズ
(2017年 - )
本拠地 東京都大田区
アリーナ
大田区総合体育館
収容人数 4,012人
チームカラー ブルー
 
運営法人 一般社団法人羽田ヴィッキーズ女子バスケットボールクラブ
代表者 髙野稔
ヘッドコーチ 萩原美樹子
公式サイト 公式ウェブサイト
ホームのジャージ
チームカラー
ホーム
アウェイのジャージ
チームカラー
アウェイ
テンプレートを表示
羽田ヴィッキーズ女子バスケットボールクラブ
Haneda Vickies Women's Basketball Club
創立者 松村清一
団体種類 一般社団法人
設立 2013年
所在地 東京都大田区羽田4丁目2番10号
星陽ビル
法人番号 4010805001964 ウィキデータを編集
起源 荏原製作所女子バスケットボール部
主要人物 代表理事 髙野稔
活動地域 日本の旗 日本・東京都
活動内容 バスケットボールの普及
ウェブサイト http://vickies.jp
テンプレートを表示

東京羽田ヴィッキーズ(とうきょうはねだヴィッキーズ、: Tokyo Haneda Vickies)は、東京都を拠点に活動する女子バスケットボールチーム[1]。運営法人は一般社団法人羽田ヴィッキーズ女子バスケットボールクラブ。「ヴィッキーズ」とはVictorius(勝利)、Intensity(激しさ)、Courage(勇気)、Knowledge(知恵)、Integrity(誠実さ)、Energy(活動力)、Strength(力強さ)の頭文字から取った造語で、荏原製作所の社内公募によって決められた[1]。1971年に荏原製作所女子バスケットボール部として創設され、2013年から2017年までは羽田ヴィッキーズとして活動していた。現在はWリーグに所属している。

東京都で唯一のWリーグ所属プロバスケットボールクラブ[1]であり、運営法人の所在地は東京都大田区。企業チームの多いWリーグの中で地域密着型のプロチームとして地域活動やクリニックを積極的に行っている。また、2012年に「大田区観光PR特使」に任命されており、観光PR特使としては初のスポーツ分野からの選出。2022年で11期連続となる[2]

歴史

[編集]
  • 1972年、佐久間道博の情熱が発端となり荏原製作所の実業団チームとして創部される。当初は関東実業団リーグの1部と2部で活動。
  • 1990年、荏原グループに後援会が発足し、チーム強化が始まる。チーム名を「荏原製作所ハローヴィッキーズ」とする。
  • 2001年、WJBLに新規入会。チーム名を「荏原製作所エバラヴィッキーズ」に変更し、丸山健治が初代ヘッドコーチに就任。
  • 2004年、坂根茂がヘッドコーチに就任。
  • 2005年、モントリオール五輪代表の桑田健秀(大田区出身)がヘッドコーチに就任。
  • 2007年、チーム名を「エバラヴィッキーズ」に変更。
  • 2008年、チャレンジ!おおいた国体バスケットボール競技に東京都代表として出場し優勝を飾る。
  • 2012年、WJBL再編に伴いWリーグ所属に。これに伴い運営母体「一般社団法人羽田ヴィッキーズ女子バスケットボールクラブ」が設立される。2012年シーズンは「エバラヴィッキーズ」としてリーグに参加。[3]外山英明がヘッドコーチ就任。
  • 2013年、チーム名を「羽田ヴィッキーズ」に改称。実業団から大田区をホームタウンとするプロクラブに移管。なお、荏原製作所はメインスポンサーとして引き続き支援をしている。元金沢総合高校監督の星澤純一がヘッドコーチ就任。
  • 2015年、元男子日本代表の古田悟がヘッドコーチに就任。[4]
  • 2017年、第18回Wリーグで、クラブ史上初の二桁勝利をあげ、プレーオフに進出した[5]。チーム名を「東京羽田ヴィッキーズ」に改称[6]。前山形ワイヴァンズHCの棟方公寿がヘッドコーチ就任[7]
  • 2018年、本橋菜子がクラブ史上初の日本代表に選出され、FIBA ワールドカップに出場。
  • 2019年、第20回Wリーグでクラブ史上二度目のプレーオフ進出とクラブ史上初のプレーオフでの勝利を達成。最終順位はクラブ史上最高の6位。
  • 2019年、9月24日~29日までインドバンガロールで開催された「FIBA 女子アジアカップ 2019」にて女子日本代表チームが大会4連覇。東京羽田ヴィッキーズより代表選出された本橋菜子が、平均17点を挙げて得点王、平均5本でアシスト王のリーダーズ2部門でトップに立ち、オールスター5とともにMVPを受賞。
  • 2021年、3月元女子日本代表の萩原美樹子がヘッドコーチ就任。
  • 2021年、7月27日~8月8日、東京オリンピックに本橋菜子が日本代表として出場。準優勝し銀メダルを獲得。

成績

[編集]
年度 リーグ レギュラーシーズン プレイオフ 最終結果 皇后杯
順位
2001-02 W1リーグ 3 2 13 6位 ---
2002-03 4 4 8 5位 ---
2003-04 5 1 11 4位 ---
2004-05 6 5 7 3位 ---
2005-06 7 6 10 3位 --- 2回戦
2006-07 8 11 5 2位 --- 1回戦
2007-08 9 8 8 3位 --- 3回戦
2008-09 10 8 8 3位 --- 2回戦
2009-10 11 11 5 2位 --- 3回戦
2010-11 12 7 9 3位 --- 3回戦
2011-12 13 10 6 3位 --- 3回戦
2012-13 Wリーグ 14 5 17 11位 --- 11位 2回戦
2013-14 15 4 29 11位 --- 11位 2回戦
2014-15 16 2 28 10位 --- 10位 3回戦
2015-16 17 3 17 9位 --- 9位 3回戦
2016-17 18 10 17 8位 QF敗退 8位 2回戦
2017-18 19 9 24 10位 --- 10位 4回戦
2018-19 20 8 14 8位 QF敗退 6位 4回戦
2019-20 21 5 11 8位 中止 8位 4回戦
2020-21 22 3 14 東5位 --- --- 2回戦
2021-22 23 6 16 9位 --- 9位 4回戦
2022-23 24 7 19 11位 --- 11位 4回戦
2023-24 25 8 18 10位 --- 10位 4回戦
  • F:ファイナル、SF:セミファイナル、QF:クォーターファイナル、SQF:セミクォーターファイナル

※19-20、20-21シーズンはコロナ感染症により一部試合が中止となる。

獲得タイトル

[編集]

国体:優勝1回(2008年)

個人賞

[編集]

選手とスタッフ

[編集]

現行ロースター

[編集]
選 手 スタッフ
Pos # 名前 年齢 身長  体重 出身
PF 2 森美麗 20 (2004/4/16) 1.80 m (5 ft 11 in) 68 kg (150 lb) アメリカ合衆国の旗 桜花学園高等学校 
SF 3 岡田真那美 26 (1998/04/29) 1.74 m (5 ft 9 in) 68 kg (150 lb) 日本の旗 愛知学泉大学 
PF 6 星澤真 キャプテン 29 (1995/10/19) 1.82 m (6 ft 0 in) 72 kg (159 lb) 日本の旗 松蔭大学 
SG 7 洪潤夏 32 (1992/5/13) 1.78 m (5 ft 10 in) 68 kg (150 lb) 日本の旗 東京医療保健大学 
PG 10 軸丸ひかる 27 (1997/11/26) 1.68 m (5 ft 6 in) 59 kg (130 lb) 日本の旗 白鷗大学 
PG 12 本橋菜子 31 (1993/10/10) 1.64 m (5 ft 5 in) 55 kg (121 lb) 日本の旗 早稲田大学 
C 13 穴澤冴 24 (2000/08/08) 1.83 m (6 ft 0 in) 74 kg (163 lb) 日本の旗 筑波大学 
PG 15 吉田沙織 27 (1997/5/29) 1.57 m (5 ft 2 in) 53 kg (117 lb) 日本の旗 名古屋学院大学 
SG 17 千葉歩 28 (1996/8/4) 1.67 m (5 ft 6 in) 59 kg (130 lb) 日本の旗 専修大学 
SF 22 加藤優希 27 (1997/2/3) 1.79 m (5 ft 10 in) 65 kg (143 lb) 日本の旗 桜花学園高等学校 
SG 25 津村ゆり子 29 (1995/11/1) 1.72 m (5 ft 8 in) 63 kg (139 lb) 日本の旗 東京医療保健大学 
SF 31 高原春季 25 (1999/3/13) 1.73 m (5 ft 8 in) 66 kg (146 lb) 日本の旗 大阪薫英女学院中学校・高等学校 
SF 74 水野菜穂 30 (1994/10/6) 1.71 m (5 ft 7 in) 67 kg (148 lb) 日本の旗 東京医療保健大学 
C 77 栗林未和 26 (1998/8/26) 1.88 m (6 ft 2 in) 86 kg (190 lb) 日本の旗 札幌山の手高等学校 
ヘッドコーチ
萩原美樹子
アシスタントコーチ
岩下桂太

歴代ヘッドコーチ

[編集]
  1. 丸山健治
  2. 坂根茂
  3. 桑田健秀
  4. 外山英明
  5. 星澤純一
  6. 古田悟
  7. 棟方公寿
  8. 萩原美樹子

過去の主な所属選手

[編集]

ユニフォーム

[編集]

ホームゲーム

[編集]

チームが所在する大田区の大田区総合体育館の他、東京都内各所[1]、関東近郊(富津市、港区、練馬区、八王子市、藤沢市)などでもホームゲームを開催する。2014年まで大森スポーツセンターも使用していた。練習場所は荏原製作所の工場敷地内にあった「畠山記念体育館」をホームコートとしていたが、工場移転に伴い2010年1月を以って取り壊され、以降は近隣の「つばさ総合高校」「蒲田女子高校」の施設を借りて練習を行っていたが、2013年10月より「ヤマトフォーラム」(荏原製作所羽田工場跡地の羽田クロノゲート内)をメインの練習場としている。

マスコット

[編集]
  • ヴィッキーちゃん

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]