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ニュースズームアップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
朝のファンファーレから転送)

ニュースズームアップは、TBSラジオの『森本毅郎・スタンバイ!』内で月曜 - 金曜7:00 - 7:25に放送されているヘッドラインニュース・解説番組である。

1985年4月に『鈴木くんのこんがりトースト』が始まるまでは、1968年に始まった『サラリーマンニュースショー 朝のファンファーレ』という独立番組だった。長年日産自動車と日産グループ(日産グループ各社・日産東京販売会社グループ)が提供し、これは番組名が『ニュースズームアップ』に変更された1999年まで続いた。

土曜日は少なくとも『土曜日です おはよう大沢悠里です(1972年4月15日 - 1979年3月31日)』から、『山田二郎の土曜だワッショイ!(1979年4月7日 - 1988年4月9日)』、『土曜ニュースプラザ→中村尚登 ニュースプラザ(1988年4月16日 - 2008年9月27日)』の時代にはフロート番組として放送していた。

概要

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単独番組「朝のファンファーレ」の時代は、「ニュースパーソナリティ」が番組の全体の進行と解説(コメンテーター)を兼業し、ニュースの原稿読みについては当日の朝番(あるいは前夜からの宿直番)のアナウンサーが読み上げていた。

番組は当初7時40分までだったが、1981年10月からは8時までに拡大し、この時からコンプレックス形式の3部構成に移行した。

コンプレックスになってからは、「朝のファンファーレ」本編25分と中盤の15分間は山本文郎が担当していた「一口ゼミナール」、7時40分以降は日産自動車以外のスポンサーが協賛するコーナーで、桝井論平が担当していた「アクションタイム」(1981年10月 - 1984年10月)→中村欣資(なかむら よしすけ、元JNNバンコク支局長)が担当していた「おはようデスク」(1984年10月 - 1985年3月)が放送され、実質的に分割されるような体になっていた。

当時の「朝のファンファーレ」パートのテーマ曲にはFrank Chacksfield『Waltzing Bugle Boy』が使われていた。フロート番組化されてからは、「ニュースパーソナリティ」はコメンテーターに専念し、ニュースの原稿読みはメインパーソナリティかアシスタントのアナウンサーが読み上げるようになっており、現在の『森本毅郎・スタンバイ!』ではアシスタントの遠藤泰子がニュースを読み上げ、曜日コメンテーターがニュース解説をする。

2012年3月まではほぼ平日『森本毅郎・スタンバイ!』のOPでこのコーナーで取り上げるニュースに対してリスナーからあれこれボイスという形で意見を募集し、コーナー内で森本毅郎から5人程度の意見を発表され、抽選で番組QUOカードが当たる企画を行っていた。基本は関東地方のリスナーの意見が主に紹介されており、時によって近県の山梨県長野県新潟県などのリスナーからの意見も紹介された。現在は2か月(偶数月)に一度TBSラジオスペシャルウィークの週はあれこれボイスを復活させており、その他の日は不定期で行うようになった。[1]

途中に交通情報天気予報を内包している。なお、コメンテーターは『スタンバイ!』の1コーナー「タケローニューススクランブル」(7:40ごろ)及び「スタンバイトークファイル」(8時20分頃)にも出演する。

タイトルコールは2022年4月22日まで宮内鎮雄、4月25日からは小笠原亘(TBSアナウンサー)による。

オープニング部分・ニュースヘッドライン部分のBGMは2022年4月22日までDavid Hewsonの楽曲「Market leader」を番組用に一部編集したものを使用していた。(1998年発売のBeatspeakに収録。)

なお年末年始は森本・遠藤とも正月休みを取るため通常の「ニュースズームアップ」とはせず、森本と全出演者が勢ぞろいした討論会「ズームアップコメンテーター座談会」(事前収録)を開催する。因みに2015年 - 2016年の時は森本自身、腰の手術で不在だった為、森本不在で全出演者のみだったこともあった。

朝のファンファーレ時代の構成

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(1984年頃)

ここから一部を除き7:40まで日産自動車・日産グループ一社提供
  • ニュースレーダー
  • 通勤・レジャー情報(提供:月桂冠
  • ニュースレーダー・コラム
  • 7:25 一口ゼミナール(山本文郎)
  • 交通情報、気象現況
ここから日産自動車以外のスポンサー提供
  • 7:40 アクションタイム(桝井論平)
    主にスポーツニュースを、スポーツ紙の記事を基に桝井が講談調で伝えたもの
    おはようデスクになってからは、スポンサーはそのままで、「今朝の現場」に改題され、一般紙の記事からもカバーするようになる

コメンテーター

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  • 月曜日:山田恵資時事通信社解説委員。2015年10月5日 - ) ※それまでは不定期出演。かつて『話題のアンテナ 日本全国8時です』の火曜日ゲスト(2013年4月2日 - 2014年7月1日)→月曜日ゲスト(2014年7月7日 - 2015年9月29日)に出演していた。
  • 火曜日:酒井綱一郎(ジャーナリスト、日経BP取締役。番組内では肩書きは紹介されない。2001年4月10日 - ) ※かつては木曜日を担当していた(2000年10月5日 - 2001年4月5日)。なお2019年12月27日放送では金曜コメンテーターの伊藤洋一と曜日交換にて担当した。
  • 水曜日:伊藤芳明(毎日新聞特別論説顧問。木曜日担当:2001年4月12日 - 2003年5月1日、2003年7月3日 - 2004年6月10日、2020年4月1日 - )※降板後『話題のアンテナ 日本全国8時です』に2017年4月4日 - 2020年3月24日まで出演。2020年4月1日からは16年ぶりに水曜日担当として復帰する。2021年6月23日放送分は伊藤自身お休みだった為、月曜コメンテーター、山田恵資が代理出演し、6月30日放送分は金曜コメンテーター、伊藤洋一が出演された。
  • 木曜日:渋谷和宏作家経済ジャーナリスト、元日経ビジネスアソシエ編集長。2021年1月7日 - )※2004年6月から不定期出演を経て、月曜日(2006年11月13日 - 2015年9月28日)→水曜日(2015年10月7日 - 2020年3月25日)。なお伊藤芳明が2020年8月12日から2週連続夏休みの為、卒業後久々に出演した。これまで「森本毅郎・スタンバイ!」では森本が不在の際に随時番組MCも経験していた。
  • 金曜日:伊藤洋一(金融アナリスト・経済ジャーナリスト。1998年10月2日 - )※なお2019年12月24日放送では火曜コメンテーターの酒井綱一郎と曜日交換にて担当した。

その他

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過去のコメンテーター

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1999年以降に降板

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  • 岩見隆夫:木曜日担当(1990年4月 - 1991年10月10日)→火曜日担当(1991年10月15日 - 1995年9月26日)→木曜日担当(1995年10月12日 - 2000年9月28日)
  • 朝比奈豊:月曜日担当(1997年4月7日 - 1999年9月27日)→火曜日担当(1999年10月5日 - 2001年3月26日)
  • 水木楊:月曜日担当(1994年4月6日 - 1995年3月27日)→土曜日担当
  • 小林収日経MJ部長):月曜日担当(1999年10月4日 - 2001年3月25日)
  • 中井良則(毎日新聞編集局次長):木曜日担当(2004年6月17日 - 8月5日)※当時木曜日担当だった伊藤芳明の代理で出演。
  • 岸井成格(毎日新聞特別編集委員):月曜日担当(2001年4月2日 - 2006年1月3日)※2005年末 - 2006年初頭の「ズームアップコメンテーター座談会」で卒業した。
  • 渡部恒雄三井物産戦略研究所 国際情報部経済・産業分析室 主任研究員):月曜日担当(2006年2月6日 - 11月6日)
  • 五阿弥宏安読売新聞 編集委員・論説委員):土曜日担当
  • 丸山伸一(同上):土曜日担当
  • 鈴木穣東京新聞 特報部デスク):土曜日担当
  • 嶌信彦(ジャーナリスト):火曜日(1990年4月 - 1991年10月8日)→木曜日(1991年10月17日 - 1995年9月28日)→火曜日(1995年10月10日 - 1999年9月28日)→水曜日(1999年10月6日 - 2015年9月29日)担当。 ※その後『話題のアンテナ 日本全国8時です』の火曜日に2015年10月6日 - 2017年3月28日まで出演していた。2017年3月28日のみ火曜日コメンテーター酒井綱一郎と共に「ニュースズームアップ」→「話題のアンテナ 日本全国8時です(嶌のみ)」→「スタンバイトークファイル」に出演し、27年の出演に幕を閉じた。
  • 山縣裕一郎東洋経済新報社代表取締役会長。2003年5月28日 - 6月26日、2004年8月12日 - 2020年12月24日)※かつては土曜日にも出演経験しており、2001年から不定期出演も伊藤芳明が急遽降板し、繋ぎで中井良則が代理出演していた。2020年12月31日放送分の「コメンテーター座談会」が対談形式としてリモート出演したのが最後となり、正式に卒業した。

1999年までに降板 ※「朝のファンファーレ」時代

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単独番組時代のニュースパーソナリティー

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毎回冒頭に「おはようサラリーマン諸君!!今日のニュースパーソナリティーは藤原弘達です」と挨拶していた

脚注

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  1. ^ しかし全ての話題を当コーナーで紹介するのではなく、スポーツスタンバイ、現場にアタック、ニューススクランブル、トークファイルでも紹介される時もある。
  2. ^ 2020年3月27日までは「ニュースズームアップ」とは別のコメンテーターが担当していた

外部リンク

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