梶谷善久
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梶谷 善久(かじたに よしひさ、1911年3月28日 - 1990年9月3日)は、日本のジャーナリスト。新聞記者、評論家。
人物
[編集]大阪府出身。大阪商科大学(現大阪市立大学)卒。1937年(昭和12年)朝日新聞社入社、1942年(昭和17年)ジャワ島特派員。1949年(昭和24年)全朝日新聞労組委員長となり、1950年(昭和25年)レッドパージで解雇され裁判に訴え、勝訴・復職した。
朝日新聞では社会部、外報部、調査研究室、朝日ジャーナルなどに勤務。1966年(昭和41年)朝日新聞社を退職。
その後は文化学院、青山学院大学で講師を勤めた[1]ほか、アジア問題の評論などを書く。国際日本協会編集長、日朝文化交流協会理事長。
著書
[編集]- 『南の経済・北の経済 世界をゆるがす低開発諸国』ダイヤモンド社 1964
- 『石も黙っていられない マスコミの裏側の10年間』労働旬報社 1965
- 『ベトナム戦争と日本の労働者』労働旬報社 1965
- 『クーデターの内幕 アジアをねらうCIA』1966 潮新書
- 『RE作戦 ロータリー・エンジン 国際技術戦争の苦闘と栄光のドラマ』ぺりかん社 1967
- 『怒らず焦らず恐れず 太田垣士郎伝』ぺりかん社 1967
- 『読者にとって新聞とはなにか』ダイヤモンド社 1967
- 『世界を考える 国際政治・経済70の常識』ダイヤモンド社 1968
- 『マツダロータリー作戦 ロータリーエンジン開発の記録』ぺりかん社 1968
- 『アジアを歩く見る考える』国際日本協会 1970
- 『現代アジア入門』第三文明社1972レグルス文庫
- 『日本をとりまく19億人 もっとアジアを知ろう』朝日ソノラマ 1974 海外取材シリーズ
- 『歴史を変えたユダヤ人 栄光と悲惨の民族』地産出版 1975
- 『聖と俗塔と広場の思想』玉川大学出版部 1979 玉川選書
- 『ビジネスマンのための国際感覚を鍛える』二月社 1979
- 『塔と広場への旅』泰流社 1983
- 『誤診/誤判/誤報』恒和出版 1988
- 『「大」韓航空機事件とマスコミ』大平出版社 1988 アジアナウ
- 『日本とアメリカは朝鮮で何をしたか』柘植書房 1990
共編著
[編集]翻訳
[編集]- J.ローランド『ラザフォード 原子の開拓者』中村誠太郎、吉村幸子共訳 鱒書房 1956
- ミシェル・レイ『わたしのベトナム戦記』1968 タイムライフブックス
- 『エドガー・スノー著作集 1.極東戦線』筑摩書房 1973 のち叢書
- ダニエル・エルズバーグ『ベトナム戦争報告』筑摩書房 1973
- J.L.B.スミス『生きた化石 シーラカンス発見物語』恒和出版 1981
脚注
[編集]- ^ 梶谷善久『出身県別 現代人物事典 西日本版』p852 サン・データ・システム 1980年
参考
[編集]- デジタル版日本人名大事典:梶谷善久