服部明世
表示
服部 明世(はっとり あきよ、1940年[1][2] - 2014年[3])は、造園系の建設官僚。退官後は(財)都市緑化技術開発機構理事(現:都市緑化機構)・大阪芸術大学環境デザイン学科教授を歴任。
来歴
[編集]京都市出身、両親も京都府出身[2]。洛星高等学校を経て、1964年東京大学農学部卒業[1][2][4]。
1969年建設省入省[5]。1984年建設省都市局公園緑地課建設専門官[6]。
1985年4月から1988年1月まで、大津市助役に出向[7][8]。
建設官僚として公園緑地行政のほか、1990年開催の国際花と緑の博覧会では都市局国際花と緑の博覽会推進室長に就任[9][10][11]。1989年、「健康づくりに関する研究 環境と運動の及ぼす影響について」で造園関係者としては初の医学博士の学位を岐阜大学より取得[12]。
1992年より住宅・都市整備公団理事[13]、緑地部長[1]を歴任。
建設大臣官房審議官を経て、退官[要出典]。
1998年に大阪芸術大学教授に就任。研究テーマは、「芸術活動の心身におよぼす効果に関する研究[14]」など。
『日本の都市公園 その整備の歴史』(「日本の都市公園」出版委員会、インタラクション、2005年)では編集主幹を務めた[要出典]。
その他、都市緑化技術開発機構理事長[15]、国際造園研究センター理事長[3][16]を務めた。
2005年、第17回日本公園緑地協会北村賞を受賞[17]。
脚注
[編集]- ^ a b c 『政界・官庁人事録』東洋経済新報社、1998年[要ページ番号]
- ^ a b c 『本の官庁 その人と組織 建設省国土庁』政策時報社, 1991年[要ページ番号]
- ^ a b 服部明世理事長の急逝を悼む - 国際造園研究センター
- ^ 同窓会 歴代会長・副会長 - ヴィアトール学園洛星同窓会(1994年と1995年の「副会長」に服部の名がある)
- ^ 『官界』第22巻第12号、行政問題研究所, 1996年[要ページ番号]
- ^ 福原成雄「海外における日本庭園 (PDF) 」『大阪芸術大学紀要 藝術20』1997年、pp.75-88(PDF10ページ目)
- ^ 市政当事者表 - Reiki-Base(大津市例規集)
- ^ 『読売年鑑』読売新聞社、1986年[要ページ番号]
- ^ 『時の動き』第33巻、大蔵省印刷局、1989年[要ページ番号]
- ^ 『政府刊行物月報』第33巻、大蔵省印刷局、1989年[要ページ番号]
- ^ 『国際協力』第405号、国際協力事業団、1989年[要ページ番号]
- ^ 『読売ニユース総覧』読売新聞社、1989年[要ページ番号]
- ^ 創造農学研究会の履歴 - 「地球環境」の第22会例会(1995年3月16日)
- ^ 芸術活動の心身におよぼす効果に関する研究 (PDF) - 大阪芸術大学藝術研究所 研究調査報告第6号(平成18年度)
- ^ 財団法人都市緑化技術開発機構活動のご紹介 (PDF) 』(2007年、2ページ目「ごあいさつ」を参照)
- ^ 新理事長の挨拶 - 国際造園研究センター
- ^ 北村賞受賞者一覧 (PDF) - 日本公園緑地協会(2019年12月)
- ^ “春の叙勲、344名を発表/国土交通省”. 不動産ニュース. (2010年4月30日) 2020年5月20日閲覧。
参考文献
[編集]- 宮川竜『政治ハンドブック』No.26、政治新聞、1991年[要ページ番号]
- 『人事興信録』第2部、人事興信所、2009年[要ページ番号]
- 『豊かな都市とすまいを求めて 住宅・都市整備公団10年のあゆみ』住宅・都市整備公団、1991年[要ページ番号]
- 『建設月報』第47巻、1994年[要ページ番号]
- 『日本の都市・住宅・土地』<「月刊政策」臨時増刊 '92>政治月報社、1992年[要ページ番号]