同心暁蘭之介
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(暁蘭之介から転送)
同心暁蘭之介 | |
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ジャンル | 時代劇 |
原作 | 笹沢左保 |
企画 |
白川文造 佐々木太郎 |
脚本 |
山野四郎 白井更生 田上雄 山浦弘靖 中村勝行 杉本容子 石堂淑朗 関口三郎 和久田正明 岡田光治 田村多津夫 |
監督 |
高橋繁男 西山正輝 手銭弘喜 林伸憲 小俣尭 小山幹夫 |
出演者 |
杉良太郎 岡田英次 青木義朗 高品格 赤塚真人 うえだ峻 笠原明 高田大三 若杉透 伊東四朗 清水由貴子 香野なつみ 稲田ゆみ子 伴淳三郎 島田正吾 |
音楽 | 渡辺岳夫 |
エンディング | 「飛翔」(歌:杉良太郎) |
言語 | 日本語 |
製作 | |
製作総指揮 | 杉良太郎 |
プロデューサー |
能村庸一 矢島進 |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
音声形式 | モノラル / シネテープ |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1981年10月8日 - 1982年9月16日 |
放送時間 | 木曜21:00 - 21:54 |
放送枠 | フジテレビ木曜夜9時枠時代劇 |
放送分 | 54分 |
回数 | 45回 |
特記事項: 16mmフィルム |
『同心暁蘭之介』(どうしんあかつきらんのすけ)は、笹沢左保の原作で「週刊サンケイ」1981年8月13日号から1982年3月18日号まで連載された小説。
及びそれを映像化して1981年(昭和56年)10月8日から1982年(昭和57年)9月16日にフジテレビ系列で毎週木曜日の21時から21時54分に放映された連続時代劇。全45回。
フジテレビ木曜21時枠時代劇路線の最終作。
概要
[編集]文化・文政期の江戸北町奉行・小田切土佐守の配下で定廻り同心の暁蘭之介が、手先や与力・榊原主計、臨時廻り同心の同僚・斉藤典膳らと共に、町を脅かす各種犯罪の探索に当たる。
暁ら町奉行所の定廻り同心は、将軍の御成り先でさえ正装でなくてもよい「御成先御免」の着流しで、朱房の十手を携帯、髷は銀杏に結っていたが、これは彼らにのみ許された資格であった。
本作はセットや小道具などの細部にこだわりが見られ、十手も時代考証に基づき再現された真鍮製銀流し十手を用い、腰に差すのではなく、懐中に忍ばせるなどの細やかな配慮も見られる。
御用提灯も正面に御用とだけ記したそれっぽいものではなく、火袋上部に模様、正面に所属、左右に御用の文字を配するなどの再現性も高い。
尚、黒紋付羽織の家紋は視認性を重視し、本来の家紋サイズより大きい劇用のものが用いられ、岡っ引が房付十手を腰に差して捜査にあたるなど、時代劇としての妥協も見られる。
キャスト
[編集]- 暁蘭之介…杉良太郎 北町奉行所・定廻り同心。
- ストイックな性格で、当時の同心は小さな犯罪に目を瞑る代わりに袖の下を受け取ったり、商家や町名主から付け届けを受け取るのが慣習になっていたが、彼は決して受け取らない。その為、暁家はいつも家計が苦しく、ちょっとした小銭にも苦労する羽目になっている。八丁堀同心の中で一番の強者で、柔術と剣術の腕前は他の同心が倒される様な相手でも倒してしまう腕前の持ち主。
- 原作では志津という妻がいた。
- 暁から給金を貰えない事でいつもボヤいている。十手術など、戦闘能力は低いが、情報の収集能力などは高い。 原作では既婚者。
- 伊之助…赤塚真人 蘭之介配下の下っ引
- 辰吉の弟分。
- おりき…清水由貴子 蘭之介宅の住み込み女中
- 暁家の苦しい家計を切り盛りする女丈夫で、戦闘力は辰吉や伊之助より高い。蘭之介に想いを寄せており、暁家に女人が来訪すると嫉妬心を剥き出しにする。
- 鏑木蔵人…青木義朗 北町奉行所・定廻り同心
- 容疑者や参考人等に苛烈な態度で臨む場合が多く、彼らを強引に連行して拷問にかけることもしばしば。一方で自分よりかなり高い身分の出身の妻を貰った為、彼女には尻に敷かれている。暁をライバル視しているが、いつも後塵を拝している。
- 斎藤典膳…高品格 北町奉行所・定廻り同心。原作では臨時廻り同心。
- 金に汚く、袖の下を貰って罪人を逃がしたりなど、あくどい事もやる。
- 結果、自分の命を危なくすることもあった。
- 原作では鏑木蔵人と足して二で割ったような性格。
- 弥吉…うえだ峻 斎藤典膳配下の下っ引。原作では蘭之介配下の下っ引。
- 暁には一目も二目もおいている与力。困難な任務や、裏のある捜査などは暁に直接依頼、命令する事もある。
- 暁を信頼する奉行。御定法を超えた困難な事件には暁に特命を与えたり、幕府の幕閣にうまく話を通したりして、暁を助ける事もある。
キャスト
[編集]スタッフ
[編集]- 原作:笹沢左保
- 製作・原案:杉良太郎
- 企画:白川文造(フジテレビ)、佐々木太郎
- プロデューサー:能村庸一(フジテレビ)、矢島進
- 脚本:山野四郎、白井更生、田上雄、山浦弘靖、中村勝行、杉本容子、石堂淑朗、関口三郎、和久田正明、岡田光治、田村多津夫
- 監督:高橋繁男、西山正輝、手銭弘喜、林伸憲、小俣尭、小山幹夫
- 撮影:西山誠
- 美術:鳥居塚誠一
- 編集:香園稔
- 調音:豊田博
- 音響効果:宮田塙
- 選曲:小原孝司
- 音楽監修:浜圭介
- 音楽(オープニングテーマ):渡辺岳夫
- 主題歌(エンディングテーマ):「飛翔」(作詞:保富康午、作曲:浜圭介、編曲:竜崎孝路、唄:杉良太郎)
- ナレーター:小林清志
- 殺陣:村上豪(大内剣友会)
- 企画協力:富士企画
- 時代考証:名和弓雄
- 合気道指導:養神館
- 小道具:高津装飾美術
- 舞台装置:美建興業
- 現像:東京現像所
- スタジオ:国際放映
- 衣裳協力:京都ウエダカン、愛染
- 製作:杉友プロダクション、フジテレビ
放映リスト
[編集]話数 | サブタイトル | 放送日 |
---|---|---|
1 | 同心の泣いた日 | 1981年 10月8日 |
2 | 明日なき逃亡 | 10月15日 |
3 | 再会 | 10月22日 |
4 | 地獄のお告げ | 10月29日 |
5 | 根なし草の女 | 11月5日 |
6 | 遠い国から来た女 | 11月12日 |
7 | 折り鶴が飛んだ | 11月19日 |
8 | 忍びの殺人剣 | 11月26日 |
9 | 闇に哀しみの花が散った | 12月3日 |
10 | 殺し講もうで | 12月10日 |
11 | 旗本斬り | 12月17日 |
12 | 密会の女 | 12月24日 |
13 | 姑ごろし | 1982年 1月7日 |
14 | 父子十手 | 1月14日 |
15 | さすらいの青春 | 1月21日 |
16 | 寄場破り | 1月28日 |
17 | 殺しを見た女 | 2月4日 |
18 | 母子鳥いつの日 | 2月11日 |
19 | 仇討浪人うらみ花 | 2月18日 |
20 | 地獄の沙汰 | 2月25日 |
21 | 切腹 | 3月4日 |
22 | 恐怖の町 | 3月11日 |
23 | まぼろしの女 | 3月18日 |
24 | 神を売った男 | 3月25日 |
25 | ひと質 | 4月8日 |
26 | 片腕の女 | 4月15日 |
27 | 悪女の子守唄 | 4月22日 |
28 | 俺は生き証人 | 5月6日 |
29 | 死の花嫁行列 | 5月13日 |
30 | 消えた花嫁 | 5月20日 |
31 | 殺人鬼に罠をかけろ | 5月27日 |
32 | 別れの歌 | 6月3日 |
33 | 女賊が泣いた大川端 | 6月10日 |
34 | 怨みの錦絵 | 6月17日 |
35 | 八丁堀は大騒ぎ | 6月24日 |
36 | 殺しの影 | 7月1日 |
37 | お姫様がいっぱい | 7月8日 |
38 | 葵小僧始末 | 7月15日 |
39 | 黒い罠 | 7月22日 |
40 | 火祭り変化 | 8月5日 |
41 | 姫の命五千両 | 8月19日 |
42 | 忍びの女 | 8月26日 |
43 | 小さな恋人 | 9月2日 |
44 | 通り魔 | 9月9日 |
45 | 同心哀話 | 9月16日 |
欠番扱い
[編集]44話を放送しないケースがある。
前後番組
[編集]フジテレビ系列 木曜21時台 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
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