日本大学ラグビー部
原語表記 | 日本大学保健体育審議会ラグビー部→日本大学競技スポーツ部ラグビー部 |
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クラブカラー | 黒、ピンク |
愛称 | ハリケーンズ、ニチダイ |
創設年 | 1928年 |
監督 | 窪田幸一郎, 稲田仁(ヘッドコーチ) |
所属リーグ | 関東大学ラグビーリーグ戦グループ1部 |
公式サイト | |
http://www.nurfc.net/ |
日本大学保健体育審議会ラグビー部(にほんだいがくほけんたいいくしんぎかいラグビーぶ、Nihon Univ Rugby Football Club)は、関東大学ラグビーリーグ戦グループ1部に所属する日本大学のラグビー部。略称は日大(にちだい)。愛称はハリケーンズ。
概要
[編集]関東大学ラグビーリーグ戦創設の中心となったチームの一つであり、これまで、関東大学ラグビーリーグ戦優勝3回、大学選手権では4度ベスト4に進出している。
1928年に創部。
大学選手権が始まる前の1960年度に学生王者として、日本選手権の前身である日本協会招待NHK杯争奪ラグビー大会に出場した経験を持つ。
1967年、関東大学リーグ戦の発足に伴ってリーグ戦グループに加盟。
2007年、2部で優勝するとともに入替戦にも勝利し、1部に復帰。
2014年、1部リーグ7位となり、入替戦に敗れて3度目の2部降格。
2015年、2部で全勝優勝。入替戦にも勝利し1部に復帰。このシーズンは川松真一朗ヘッドコーチ代行が指揮を執った。加藤HCは任期満了で退任。
2016年シーズンは中野克己ヘッドコーチ。
2017年シーズンは中野監督体制。
2018年に創部90年を迎えた。
2019年シーズンはリーグ戦2位。大学選手権ベスト8。
2020年シーズンはリーグ戦3位。大学選手権に2年連続で出場し、初戦となった3回戦の福岡工業大学戦は108対0で勝利。準々決勝の明治大学戦は34対7で敗れ、2年連続のベスト8。
2021年シーズンはリーグ戦2位。大学選手権に3年連続で出場し、初戦となった3回戦の日本体育大学戦は41対22で勝利。準々決勝の京都産業大学戦は26対27で敗れ、3年連続のベスト8。
2022年、日本代表元主将菊谷崇が1シーズンのみヘッドコーチに就任[2][3]。
2023年、総監督に川松真一朗、監督に窪田幸一郎、ヘッドコーチに稲田仁を配する[4]。
タイトル
[編集]- 関東大学ラグビーリーグ戦 : 3回
- 1976、1977、1985
- 関東大学ラグビー対抗戦 : 2回(1967年脱退。対抗戦が分裂以前[1966年度以前]の成績)
- 1955、1960
- 全国大学ラグビーフットボール選手権大会 : 0回(出場15回)
- 日本協会招待NHK杯争奪ラグビー大会(日本ラグビーフットボール選手権大会の前身): 0回
- 準優勝:1回(1960)
- ※年は全て年度。
戦績
[編集]近年のチームの戦績は以下のとおり。
年度 | 所属 | 順位 | 大学選手権 | 監督(HC) |
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2005 | 1部 | 6位 | 重田勇夫 | |
2006 | 1部 | 8位 | ※入替戦 不戦敗[5] 拓殖大学 2部降格 | 重田勇夫 |
2007 | 2部 | 3位 | ※入替戦 21-10 立正大学 1部昇格 | 重田勇夫 |
2008 | 1部 | 4位 | 1回戦 0-59 東海大学 | 重田勇夫 |
2009 | 1部 | 8位 | ※入替戦 38-22 埼玉工業大学 1部残留 | 加藤尋久 |
2010 | 1部 | 6位 | 加藤尋久 | |
2011 | 1部 | 6位 | 加藤尋久 | |
2012 | 1部 | 5位 | セカンドステージ敗退 | 加藤尋久 |
2013 | 1部 | 5位 | セカンドステージ敗退 | 加藤尋久 |
2014 | 1部 | 7位 | ※入替戦 24-30 専修大学 2部降格 | 加藤尋久 |
2015 | 2部 | 1位 | ※入替戦 28-17 山梨学院大学 1部昇格 | 加藤尋久
川松(代行) |
2016 | 1部 | 8位 | ※入替戦 40-35 山梨学院大学 1部残留 | 中野克己 |
2017 | 1部 | 6位 | 中野克己 | |
2018 | 1部 | 5位 | 中野克己 | |
2019 | 1部 | 2位 | 準々決勝 14-57 早稲田大学 | 中野克己 |
2020 | 1部 | 3位 | 準々決勝 7-34 明治大学 | 中野克己 |
2021 | 1部 | 2位 | 準々決勝 26-27 京都産業大学 | 中野克己 |
2022 | 1部 | 4位 | 中野克己,菊谷崇 | |
2023 | 1部 | 6位 | 窪田幸一郎, 稲田仁 | |
2024 | 1部 | 7位 | ※入替戦 41-29 専修大学 1部残留 | 窪田幸一郎, 稲田仁 |
主な在籍選手
[編集]- 四宮勇斗(主将、FL /京都成章高)
- ジョアペ・ナコ(副主将、CTB /大分東明高)
- 西岡昴(FWリーダー、HO /石見智翠館高)
- 三良煕三郎(BKリーダー、CTB /佐賀工業高)
- 後藤翔大(SO、7人制日本代表 /佐賀工業高)
主な出身者
[編集]- 福田廣 - (SH、近鉄選手及び監督)
- 山口良治 - (FL、日本代表、日大中退につき途中退部し、その後日体大 → 高等学校保健体育教諭、京都市立伏見工業高等学校ラグビー部監督 / 若狭農林高出身)
- 戸嶋秀夫 - (FB、日本代表、秋田市役所 → 東芝府中 / 金足農高出身)
- 立川政則 - (PR・HO、日本代表、ワールド / 花園高出身)
- 中村航 - (FL、日本代表、日大中退につき途中退部し、その後リコー → 大東大 → 東京ガス → 三洋電機 / 相模台工高出身)
- 松本圭史 - (No8、東芝府中 → 日本大学ラグビー部 → 日川高出身)
- 鷲谷正直 - (FL・No.8、日本代表、トヨタ自動車ヴェルブリッツ / 天理高出身)
- 龍啓之助 - (No8、リコー → 整形外科医師 / 日大二高出身)
- 沢木敬介 - (FB・CTB、日本代表、サントリーサンゴリアス / 秋田経法大付高出身)
- 元吉和中 - (PR、日本代表、サントリーサンゴリアス / 日大藤沢高出身)
- 北條純一 - (WTB、日本代表、サントリーサンゴリアス / 盛岡工高出身)
- 日原大介 - (SO、東芝府中ブレイブルーパス / 日川高出身)
- 南方誠支 - (2000年度主将CTB、日本IBMビッグブルー / 西陵商業高出身)
- 今利貞政 - (CTB、ヤマハ発動機ジュビロ / 天理高出身)
- 窪田幸一郎 - (WTB、日本代表、NECグリーンロケッツ / 日川高出身)
- 阪上義和 - (2002年度主将CTB、大阪府警察ラグビー部 / 報徳学園高出身)
- 加井雄一 - (HO、サントリーフーズサンデルフィス / 天理高出身)
- 川松真一朗 - (LO、平尾プロジェクト、U21日本代表育成選手、現東京都議会議員/都立両国高出身)
- 武井敬司 - (SO・FB・WTB、日本代表、NECグリーンロケッツ / 日大藤沢高出身)
- 津田健太朗 - (2003年度主将FL・No.8、ワールドファイティングブル / 報徳学園高出身)
- 河野好光 - (SO・CTB、リコーブラックラムズ / 日川高出身)
- 藤原誠 - (SH・WTB・FB、釜石シーウェイブスRFC / 盛岡工高出身)
- ルイ・ラターヘーパエア - (LO、ヤクルト → 釜石シーウェイブスRFC)
- 金川禎臣 - (SO・CTB、宗像サニックスブルース / 福山誠之館高出身)
- タウファ統悦 - (2004年度主将FL・No.8、日本代表、近鉄ライナーズ / トゥポ高出身)
- 手塚洋成 - (PR、クボタスピアーズ / 國學院栃木高出身)
- 北島健次 - (2005年度主将HO、大阪府警察ラグビー部 / 報徳学園高出身)
- 松下馨 - (WTB・FB、日本代表、ヤマハ発動機ジュビロ → トヨタ自動車ヴェルブリッツ / 報徳学園高出身)
- 高橋英明 - (PR、リコーブラックラムズ / 黒沢尻工高出身)
- 藤原丈嗣 - (FB・WTB、サントリーサンゴリアス / 関西高出身)
- 大山貴弘 - (2006年度主将HO、九州電力キューデンヴォルテクス / 東福岡高出身)
- 安井慎太郎 - (CTB、三菱重工相模原ダイナボアーズ / 湘南工科大附高出身)
- 馬渕武史 - (2008年度主将LO・FL、リコーブラックラムズ / 所沢北高出身)
- ピエイ・マフィレオ - (WTB、日本代表、7人制日本代表、PSIコストカッツ / トゥポ高出身)
- 三友良平 - (CTB、キヤノンイーグルス / 深谷高出身)
- 原岡賢 - (2009年度主将CTB、三菱重工相模原ダイナボアーズ / 仙台育英高出身)
- 仲村慎祐 - (LO、日本代表、サントリーサンゴリアス / 報徳学園高出身)
- 豊田大樹 - (2010年度主将PR、近鉄ライナーズ / 近大附属高出身)
- 中村正寿 - (SH、リコーブラックラムズ / 東福岡高出身)
- 細田佳也 - (FL、7人制日本代表、NECグリーンロケッツ / 飯田高出身)
- タリフォラウ・タカウ - (2011年度主将LO・PR、ホンダヒート / トゥポ高出身)
- 小川高廣 - (2012年度主将SH、7人制日本代表、東芝ブレイブルーパス / 東福岡高出身)
- 高野祐史 - (2013年度主将FL、東京ガスラグビー部 / 國學院久我山高出身)
- 下地大朋 - (SO、神戸製鋼コベルコスティーラーズ / 尾道高出身)
- 四ノ宮マイケル - (CTB、トンガ7人制代表、釜石シーウェイブスRFC → NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)
- 庵奥翔太 - (PR・HO、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス / 常翔啓光学園高出身)
- 中島涼介 - (2017年度主将、FL/No.8、ヤクルトレビンズ / 常翔啓光学園高出身)
- 古谷亘 - (PR、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 / 佐野日大高出身)
- 孫昇己 - (LO、クボタスピアーズ / 大阪朝鮮高出身)
- 竹澤正祥 - (FL、日野レッドドルフィンズ / 明和県央高出身)
- 森本潤 - (PR、三菱重工相模原ダイナボアーズ / 常翔啓光学園高出身)
- アサエリ・サミソニ - (HO、東芝ブレイブルーパス / 目黒学院高出身)
- 藤村琉士 - (HO、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス / 京都成章高出身)
- 長谷銀次郎 - (FL、清水建設ブルーシャークス / 御所実業高出身)
- フレイザー・クワーク - (CTB、三重ホンダヒート /開志国際高出身)
- 趙誠悠 - (FL、No.8、三菱重工相模原ダイナボアーズ /大阪朝鮮高出身)
- 山内開斗 - (PR、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 /佐賀工業高出身)
- シオネ・ハラシリ - (PR・No.8、横浜キヤノンイーグルス /目黒学院高出身)
- 坂本駿介 - (PR、日本大学大学院⇒三菱重工相模原ダイナボアーズ /三本木農業高出身)
- テビタ・オト - (LO、クリタウォーターガッシュ昭島 /トンガカレッジアテレ出身)
- 広瀬龍二 - (CTB、日野レッドドルフィンズ /日川高)
- 鷲谷太希 - (FL、中国電力レッドレグリオンズ /天理高)
- 饒平名悠斗 - (SO、三重ホンダヒート /コザ高)
- ナサニエル・トゥポウ(CTB・No.8、NECグリーンロケッツ /マリストブラザーズハイスクール
- 岩上龍 - (CTB、花園近鉄ライナーズ /目黒学院高出身)
- 普久原琉 - (FB、横浜キヤノンイーグルス /コザ高出身)
- 水間夢翔 - (WTB、日野レッドドルフィンズ /佐賀工業高出身)
- 林琉輝 - (HO、東芝ブレイブルーパス東京 /日本大高)
- イオセファツ・マレコ - (LO・FL、東芝ブレイブルーパス東京 /レウルモエガフォカレッジ)
- 佐川奨茉 - (2023年度主将、No.8、三菱重工相模原ダイナボアーズ /佐野日大高)
- 齋藤史哉 - (SH、ルリーロ福岡 /佐賀工業高)
- 井上風雅 - (FL、ルリーロ福岡 /東福岡高)
- 春野星翔 - (PR、東京ガスラグビー部 /日本大高)
- 清田勇貴 - (LO・FL、JR九州サンダース /東海大福岡高)
※なお大野均(LO、日本代表、東芝ブレイブルーパス)は、当部ではなく福島県郡山市に所在する工学部のラグビー部出身。
所在地
[編集]- 日本大学ラグビー部
- 日本大学稲城グラウンド
脚注
[編集]- ^ 日本大学ラグビー部不祥事の件について
- ^ 新ヘッドコーチ就任のご報告
- ^ “代表主将、多国籍まとめる大役 11年主将の菊谷氏に聞く―ラグビーW杯日本代表(時事通信)”. Yahoo!ニュース. 2023年8月25日閲覧。
- ^ “日本大学ラグビー部”. 日本大学ラグビー部のオフィシャルサイト. 2023年8月25日閲覧。
- ^ 部の不祥事でリーグ戦残り試合および最下位に伴う入れ替え戦を辞退したため。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 日本大学ラグビー部
- 日本大学ラグビー部 (@Hurricanes_NU) - X(旧Twitter)
- 日本大学ラグビー部 (@hurricanes.nurfc) - Instagram
- インターネットさくら組(日本大学ラグビー部黙認サイト)