新北捷運三鶯線
三鶯線 | |
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基本情報 | |
現況 | 建設中 |
国 | 台湾 |
所在地 | 新北市土城区・三峡区・鶯歌区 |
種類 | 中運量 |
路線網 | 新北捷運 |
起点 | 頂埔駅 |
終点 | 鶯桃福徳駅(第1期) |
駅数 | 12駅(第1期) |
所有者 |
新北市政府捷運工程局(第1期) 桃園市政府捷運工程局(第2期) |
運営者 | 新北捷運公司 |
路線構造 | 高架 |
車両基地 | 三峡機廠 |
使用車両 | ドライバーレス・メトロ |
路線諸元 | |
路線距離 | 14.29km |
閉塞方式 | CBTC(Communication Based Train Control System) |
保安装置 | ATO |
停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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三鶯線(さんおうせん、正体字: 三鶯線、サンインシェン、英文表記: Sanying Line)は台湾新北市土城区の頂埔駅と同市の三峡区・鶯歌区を結ぶ計画中の捷運路線。路線総延長は14.29km。
概要
[編集]台湾の全国平均より高い人口増加率を続けている鉄道空白地帯の三峡区・鶯歌区を既存鉄道路線に接続して台北都心部への所要時間短縮を図り、また国立台北大学周辺のアクセス改善を目的として計画された。
全線が中運量の高架式捷運路線として建設されるため、高運量規格の土城線との直通はできないが、起点の頂埔駅で土城線、途中の鶯歌駅で台鉄縦貫線と接続、将来的には延伸先で桃園捷運が計画中の桃園捷運緑線とも連絡する構想である。
第1期区間として、頂埔駅 - 鶯桃福徳駅間14.29km・12駅を2016年起工、2024年ごろの開業を予定している。第1期区間の計画案が中央政府で承認され、総事業費約505億台湾ドル(中央政府187億、新北市318億)で入札を終え、建設された。
第2期区間は総事業費122億台湾ドルで鳳鳴国中駅から3.7km・2駅を延伸し、桃園捷運緑線大湳駅(仮称)に連絡する路線[1]。初期の手続きは新北市政府が代行するものの、桃園市政府が整備主体となって[2]、2027年ごろの開業を目指して計画が始動した[3]。
歴史
[編集]1期区間
[編集]- 2000年3月 - 台北市政府捷運工程局がフィジビリティスタディ(以下、F/S)着手[4]。
- 2003年2月 - 計画案作成着手[4]。
- 2005年7月25日 - 交通部審査通過せず[4]。(その後三峡区が進めていた台北大学周辺道路計画も取り込んで計画案を再提出も、大衆捷運法4条の規定により、新北市の管轄となる。)
- 2006年
- 2011年12月2日 - 当路線を雁行する三鶯線先導公車(台北客運981路線)を開設。
- 2012年
- 2013年
- 5月24日 - 環保署が環境評価承認(新北市政府交通局に対し)[4]。
- 11月 - 総合計画案起草に着手
- 2014年
- 2015年
- 2016年
- 4月28日 - 12日に締め切られた入札に『シーメンス・現代ロテム・中華工程連合』、『アンサルドSTS・日立製作所・栄工工程連合』、『ボンバルディア・工信工程連合』の3グループが応札するも、台湾側ゼネコンの工信工程が入札資格を満たしていないことで落選したことに対し、異議申し立てを行い、他2グループもそれに反論したため、入札を再延期[7]。
- 5月16日 - 日立・アンサルドSTS・台湾ゼネコンの栄工工程3社連合が栄工工程連合が総額339.5億元で第1段階区間の土木・機電工程における優先交渉権を獲得[8]。(日立が車両、アンサルドSTSが信号システム、栄工工程が土木部門の主幹事を担当するターンキー契約。)
- 6月21日 - 日立連合が新北市政府捷運工程局と正式契約[9]。
- 7月21日 - 起工[10]。
- 2017年
- 2020年6月9日 - 2駅の駅名変更(LB03挖子→長寿山)と副駅名追加(LB05に三峡広行宮)公告[12]
将来
[編集]- 2023年
- 12月 - (1期)完工予定
- 2024年 - (1期)開業予定
2期延伸計画
[編集]車両
[編集]台北捷運環状線と同じく日立レール(当時は日立レールイタリア)製の無人運転に対応した2両1編成の無人運転対応小型車両。台北捷運の文湖線を除く既存路線より小型となる。29編成が導入される。2018年に車体デザインを決めるインターネット投票が行われ、ライトブルーと白のツートンカラーが採用されることになった[18]。2019年末、市政府が所在する板橋駅の市民広場でスペインから輸送された実寸大のモックアップが展示された[19]。
駅一覧
[編集]桃園市内の駅名は未確定で、中・英文駅名はすべて仮称。
段階 | 駅番号 | 駅名 | 駅間 キロ |
営業 キロ |
接続路線 | 所在地 | |||
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日本語 | 繁体字中国語 | 英語 | |||||||
第一期 | LB01 | 頂埔駅 | 頂埔站 | Dingpu | - | 0.0 | 台北捷運:板南線(土城線) | 新北市 | 土城区 |
LB02 | 媽祖田駅 | 媽祖田站 | Mazutian | ||||||
LB03 | 長寿山駅 | 長壽山站 | Changshoushan | 三峡区 | |||||
LB04 | 横渓駅 | 橫溪站 | Hengxi | ||||||
LB05 | 龍埔駅 (三峡広行宮) |
龍埔站 (三峽廣行宮) |
Longpu (Sanxia Guangxing Temple) |
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LB06 | 三峡駅 (国家教育研究院) |
三峽站 (國家教育研究院) |
Sanxia (National Academy for Educational Research) |
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LB07 | 台北大学駅 (恩主公医院) |
臺北大學站 (恩主公醫院) |
National Taipei University (En Chu Kong Hospital) |
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LB08 | 鶯歌車站 | 鶯歌車站 | Yingge Station | 台湾鉄路管理局:縦貫線 | 鶯歌区 | ||||
LB09 | 陶瓷老街駅 | 陶瓷老街站 | Ceramics Old Street | ||||||
LB10 | 国華駅 | 國華站 | Guohua | ||||||
LB11 | 永吉公園駅 | 永吉公園站 | Yongji Park | ||||||
LB12 | 鶯桃福徳駅 | 鶯桃福德站 | Yintao Fude | ||||||
第二期 | 大草厝駅 | 大草厝站 | Dacaocuo | 桃園市 | 八徳区 | ||||
大湳駅 | 大湳站 | Danan | 桃園捷運:■緑線(航空城線) |
脚注
[編集]- ^ 桃園市政府交通局捷運工程處-捷運綠線”. 2016年3月閲覧。 “
- ^ “自來水公司八德服務站揭牌 鄭文燦盼續推捷運及各項建設”. 台灣好新聞 黃家柔 (2016年4月26日).
- ^ 桃園市議會第1屆第2次定期會市長施政報告”. 2015年10月5日閲覧。 “
- ^ a b c d e f g h i j k 捷運興建中路網 > 三鶯線 > 路線說明 - ウェイバックマシン(2016年10月28日アーカイブ分)
- ^ “台北メトロ三鶯線、実現に向け一歩前進 内閣での審議へ”. フォーカス台湾. (2015年4月21日)
- ^ 捷運路線 > 興建中路線 > 【三鶯線】 > 路線說明 - ウェイバックマシン(2018年1月6日アーカイブ分)
- ^ “〈台北都會〉捷運三鶯線340億統包決標 延期惹議”. 自由時報. (2016年4月30日)
- ^ “三鶯捷運系統統包工程招標案 榮工團隊得標”. 中国時報. (2016年5月16日)
- ^ “台湾・新北市 三鶯線建設プロジェクトを受注”. 日立製作所公式プレスリリース. 2016年6月21日閲覧。
- ^ 3環3線沒動工?新北駁林全:眼見為憑”. 中国時報 (2017年3月25日). 2019年8月26日閲覧。 “
- ^ “捷運三鶯線車站命名完成 12站名全都露”. 三立新聞網. (2017年7月13日) 2019年5月26日閲覧。
- ^ 公告「三鶯線捷運系統計畫」車站站名更名及加註。”. 新北市政府捷運工程局 (2020年6月9日). 2020年7月4日閲覧。 “
- ^ 市長施政報告”. 桃園市議會. 2015年12月23日閲覧。 “
- ^ 桃園市議會第1屆第3次定期會”. 桃園市政府. 2016年3月閲覧。 “
- ^ “捷運三鶯延伸八德段審查通過 將送行政院續審”. 大紀元. (2019年5月22日)
- ^ 捷運三鶯線延伸桃園八德段 國發會審查通過”. 中国時報 (2019年8月26日). 2019年8月26日閲覧。 “
- ^ 捷運三鶯線延伸八德可行性研究 行政院正式核定”. 自由時報 (2019年11月13日). 2019年11月14日閲覧。 “
- ^ “日立製車両導入の新北メトロ三鶯線 車体デザイン決まる/台湾”. フォーカス台湾. (2018年4月21日)
- ^ “三鶯線搶先體驗!1:1模型車變雪橇現身新北耶誕城”. 新頭殼 newtalk. (2019年12月15日)