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女性作家シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

女性作家シリーズ』(じょせいさっかシリーズ)は、角川書店から発行された日本の女性著作家別の選集である。監修は河野多惠子大庭みな子佐藤愛子および津村節子。キャッチコピーは「いつもそばに置きたい、わたしの文学」。

概要

[編集]
  1. 野上弥生子 円地文子 幸田文 - 海神丸、山姥、森(抄)(野上弥生子)、女坂、源氏物語私見(円地文子)、みそっかす(抄)、黒い鋸、おんな十二カ月、建てる、音(幸田文)
  2. 平林たい子 林芙美子 - 或る夜、桐の花、嘲る、施療室にて、うた日記、こういう女、人の命、秘密、自伝的交友録・実感的作家論(抄)(平林たい子)、放浪記 第一部、風琴と魚の町、晩菊、夜猿(林芙美子)
  3. 佐多稲子 大原富枝 - キャラメル工場から、くれない、女の宿、疵あと、時に佇つ(佐多稲子)、ストマイつんぼ、婉という女、鬼のくに、壁紙を貼る女(大原富枝)
  4. 宇野千代 瀬戸内寂聴 - おはん、刺す、生きて行く私(抄)(宇野千代)、鬼の栖、蘭を焼く(瀬戸内寂聴)
  5. 網野菊 芝木好子 中里恒子 - 金の棺、さくらの花、一期一会(網野菊)、青果の市、洲崎パラダイス、青磁砧、ルーアンの木陰(芝木好子)、乗合馬車、鎖、歌枕(中里恒子)
  6. 森茉莉 由起しげ子 萩原葉子 - 恋人たちの森、枯葉の寝床、父の帽子(抄)(森茉莉)、本の話、女中ッ子(由起しげ子)、天井の花-三好達治抄、父・萩原朔太郎(抄)(萩原葉子)
  7. 佐藤愛子 田辺聖子 - ソクラテスの妻、加納大尉夫人、オンバコのトク、マドリッドの春の雨、淑女失格(抄)(佐藤愛子)、感傷旅行、ジョゼと虎と魚たち、雪の降るまで、当世てっちり事情、二階のおっちゃん、夢笛(田辺聖子)
  8. 杉本苑子 永井路子 - 終焉(杉本苑子)、大きな迷子、炎環(永井路子)
  9. 河野多惠子 大庭みな子 - 幼児狩り、不意の声、骨の肉(河野多惠子)、三匹の蟹、寂兮寥兮、ろうそく魚、むかし女がいた(抄)、詩篇(大庭みな子)
  10. 曾野綾子 津村節子 - 讃美する旅人、この悲しみの世に在って(曽野綾子)、白百合の崖、遺言(津村節子)
  11. 平岩弓枝 向田邦子 - 鏨師、御宿かわせみ(抄)、日本の女天の花地の星(抄)(平岩弓枝)、父の詫び状(抄)、思い出トランプ(抄)、あ・うん(抄)(向田邦子)
  12. 山崎豊子 有吉佐和子 - 暖簾、死亡記事(山崎豊子)、地唄、華岡青洲の妻(有吉佐和子)
  13. 三浦綾子 宮尾登美子 - 母、孤独のとなり(抄)(三浦綾子)、連、櫂(第一部)、卯の花くたし、菊籬(宮尾登美子)
  14. 竹西寛子 倉橋由美子 高橋たか子 - 往還の記、鶴、兵隊宿(竹西寛子)、パルタイ、ヴァージニア、白い髪の童女(「反悲劇」より)、磁石のない旅(抄)(倉橋由美子)、昔の街、人形愛、病身、遠く、苦痛の谷を歩いている時(高橋たか子)
  15. 三枝和子 林京子 富岡多惠子 - 儀式、野守、江口水駅、愛に関する男の責任(三枝和子)、祭りの場、三界の家(林京子)、丘に向ってひとは並ぶ、冥途の家族、立切れ、芻狗、「女のことば」と「国のことば」、詩篇 静物 ほか(富岡多惠子)
  16. 吉田知子 森万紀子 吉行理恵 加藤幸子 - 無明長屋、お供え(吉田知子)、単独者、密約(森万紀子)、記憶のなかに、小さな貴婦人、迷路の双子、詩篇(吉行理恵)、海辺暮らし、夢の壁、翡翠色のメッセージ(加藤幸子)
  17. 安西篤子 山本道子 岩橋邦枝 木崎さと子 - 張少子の話(安西篤子)、累卵、黒鳥(安西篤子)、ベティさんの庭、喪服の子、詩篇(山本道子)、干拓地の春、伴侶、浮橋(岩橋邦江)、青桐、梅花鹿(木崎さと子)
  18. 夏樹静子 皆川博子 森瑤子 - 足の裏、秘められた心中、一瞬の魔(夏樹静子)、情事、イヤリング、別れの予感(抄)(森瑶子)、巫女、景清、化蝶記(皆川博子)
  19. 津島佑子 金井美恵子 村田喜代子 - 草の臥所、水府、黙市、夢の記録(津島佑子)、くずれる水、洪水の前後、あかるい部屋のなかで、詩篇(金井美恵子)、鍋の中、真夜中の自転車、耳の塔(村田喜代子)
  20. 干刈あがた 高樹のぶ子 林真理子 高村薫 - プラネタリウム、ウホッホ探険隊、女の印鑑(干刈あがた)、光抱く友よ、水脈(抄)(高樹のぶ子)、星影のステラ、最終便に間に合えば(林真理子)、地を這う虫、犬の話、棕櫚とトカゲ、みかん(高村薫)
  21. 山田詠美 増田みず子 松浦理英子 笙野頼子 - ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー、Jay - Walk(山田詠美)、死後の関係、一人家族(増田みず子)、葬儀の日、ナチュラル・ウーマン(松浦理英子)、虚空人魚、イセ市、ハルチ、下落合の向こう(笙野頼子)
  22. 中沢けい 多和田葉子 荻野アンナ 小川洋子 - 海を感じる時、箱の蓋、犬を焼く(中沢けい)、かかとを失くして、犬婿入り(多和田葉子)、うちのお母んがお茶を飲む、笑うボッシュ、雪国の踊子(荻野アンナ)、完璧な病室、妊娠カレンダー(小川洋子)
  23. 現代秀作集 - 遅い目覚めながらも(阿部光子)、百円の安眠(池田みち子)、オンリー達(広池秋子)、やまあいの煙(重兼芳子)、緋の記憶(仁木悦子)、モッキングバードのいる町(森禮子)、過越しの祭(米谷ふみ子)、恋忘れ草(北原亞以子)、ネコババのいる町で(瀧澤美恵子)、四国山(梅原稜子)、ミモザの林を(岩阪恵子)、石女(澤田ふじ子)、声の娼婦(稲葉真弓)、蜘蛛(栗本薫)、妖花(杉本章子)、かずきめ(李良枝)、さ蕨(山本昌代
  24. 現代詩歌集 - 新川和江中村苑子馬場あき子、河野多恵子