大中山駅
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(大中山仮乗降場から転送)
大中山駅 | |
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駅舎(2017年8月) | |
おおなかやま Ōnakayama | |
◄H73 桔梗 (2.1 km) (3.4 km) 七飯 H71► | |
所在地 | 北海道亀田郡七飯町大中山1丁目2 |
駅番号 | ○H72 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線 |
キロ程 | 10.4 km(函館起点) |
電報略号 | オウ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
92人/日(降車客含まず) -2013年- |
開業年月日 | 1946年(昭和21年)12月1日 |
備考 | 無人駅[1] |
大中山駅(おおなかやまえき)は、北海道亀田郡七飯町大中山1丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はH72。電報略号はオウ。事務管理コードは▲140104[2]。
歴史
[編集]長年当地には住民から駅設置の要望があり、それが汲まれる形で臨時乗降場が設置されたのが始まりである[3]。
年表
[編集]- 1946年(昭和21年)12月1日:国有鉄道函館本線の大中山仮乗降場(局設定)として開業[3][4]。旅客のみ取扱い。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1950年(昭和25年)1月15日:旅客駅に昇格し大中山駅となる[5][3][4][2]。荷物扱い開始[5]。
- 1954年(昭和29年)7月:駅長官舎が竣工[3]。
- 1962年(昭和37年)9月4日:当駅を含む函館本線桔梗駅 - 七飯駅間が複線化[6]。前日に現下りホームが竣工し跨線橋設置[3]。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる。
- 1991年(平成3年)12月:駅舎改築[7]。
- 1992年(平成4年)4月1日:簡易委託廃止、完全無人化。
- 2007年(平成19年)10月1日:JR北海道の駅が駅ナンバリングを実施[9]。
- 2013年(平成25年)
- 2016年(平成28年)3月26日:北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅間開通に伴い、当駅を含む函館本線の五稜郭駅 - 新函館北斗駅間が電化(交流20,000 V・50 Hz)。
- 2024年(令和6年)3月16日:ICカード「Kitaca」の利用が可能となる[11][12][13]。
駅名の由来
[編集]当駅の所在する地名より。当地にはもともと、村内を流れる大川から名づけられた大川村と、1858年(安政5年)当時の箱館奉行所の開拓係・中島辰三郎の名字からつけられた中島村があり、その2村が合併の折、村名を大中山村としたことに由来する[14]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する複線区間の地上駅[1]。転轍機を持たない棒線駅となっている。互いのホームは両ホーム北側を結んだ跨線橋で連絡している[15]。かつては木造駅舎があった。
Kitaca対応自動改札機(磁気化券利用不可)で七飯駅管理(夜間連絡先は五稜郭駅)の無人駅。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■函館本線 | 上り | 函館方面 |
2 | 下り | 新函館北斗・森方面 |
-
旧駅舎(2009年9月)
-
待合室(2017年8月)
-
ホーム(2017年8月)
-
跨線橋(2017年8月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員(人) | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1949年(昭和24年) | 97,694 | (267.7) | [3] | ||
1950年(昭和25年) | 144,624 | (396.2) | |||
1951年(昭和26年) | 162,040 | (442.7) | |||
1952年(昭和27年) | 164,188 | (449.8) | |||
1953年(昭和28年) | 181,960 | (498.5) | |||
1954年(昭和29年) | 179,212 | (491.0) | |||
1955年(昭和30年) | 190,789 | (521.3) | |||
1956年(昭和31年) | 197,990 | (542.4) | |||
1957年(昭和32年) | 197,875 | (542.1) | |||
1958年(昭和33年) | 191,125 | (523.6) | |||
1959年(昭和34年) | 190,055 | (519.3) | |||
1960年(昭和35年) | 171,020 | (468.5) | |||
1961年(昭和36年) | 148,996 | (408.2) | |||
1962年(昭和37年) | 146,589 | (401.6) | |||
1963年(昭和38年) | 153,507 | (419.4) | |||
1964年(昭和39年) | 159,165 | (436.1) | |||
1965年(昭和40年) | 169,861 | (465.4) | |||
1966年(昭和41年) | 156,861 | (429.8) | |||
1967年(昭和42年) | 151,191 | (413.1) | |||
1968年(昭和43年) | 158,285 | (433.7) | |||
1969年(昭和44年) | 143,857 | (394.1) | |||
1970年(昭和45年) | 137,637 | (377.1) | |||
1971年(昭和46年) | 121,741 | (332.6) | |||
1972年(昭和47年) | 125,240 | (343.1) | |||
1973年(昭和48年) | 127,936 | (350.5) | |||
1974年(昭和49年) | 155,350 | (425.6) | |||
1975年(昭和50年) | 440 | [16][注 1] | 以下、『七飯町史 続刊』を出典とする数値はすべて概数。 | ||
1976年(昭和51年) | 470 | ||||
1977年(昭和52年) | 470 | ||||
1978年(昭和53年) | 448 | [17] | |||
1979年(昭和54年) | 450 | [16][注 2] | |||
1980年(昭和55年) | 440 | ||||
1981年(昭和56年) | 440 | ||||
1982年(昭和57年) | 420 | ||||
1983年(昭和58年) | 420 | ||||
1984年(昭和59年) | 400 | ||||
1985年(昭和60年) | 400 | ||||
1986年(昭和61年) | 390 | ||||
1988年(昭和63年) | 190 | ||||
1989年(平成元年) | 170 | ||||
1990年(平成 | 2年)170 | ||||
1992年(平成 | 4年)260 | 1日平均乗降客数334人[18]≒1日平均乗車人員167人とするデータもあり。 | |||
1993年(平成 | 5年)240 | ||||
1994年(平成 | 6年)220 | ||||
1995年(平成 | 7年)160 | ||||
1996年(平成 | 8年)140 | ||||
1997年(平成 | 9年)120 | ||||
1998年(平成10年) | 110 | ||||
1999年(平成11年) | 110 | ||||
2017年(平成29年) | 136.2 | [19] | |||
2018年(平成30年) | 129.2 | [20] |
駅周辺
[編集]- 国道5号 - 桔梗駅付近から七飯駅まで続く赤松並木が有名で「赤松街道」と呼ばれ[21]、日本の道百選である
- 七飯大川インターチェンジ - 函館新道
- 七飯町役場大中山出張所
- 函館中央警察署七飯南駐在所
- 大中山郵便局
- 新函館農業協同組合(JA新はこだて)大中山支店
- 七飯町立大中山小学校
- 七飯町立大中山中学校
- 株式会社ジェイデバイス函館地区(旧:ルネサス北日本セミコンダクタ本社・函館工場 - ルネサスエレクトロニクス子会社)
- 七飯町健康センターアップル温泉-当駅から徒歩約15分
- 横津岳登山口
- 横津岳国際スキー場跡
- 函館バス・大沼交通「大中山」停留所
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、19頁。
- ^ a b 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、214頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b c d e f 七飯町 編『七飯町史』七飯町、1976年11月2日、881-883頁 。2023年7月29日閲覧。
- ^ a b 今尾恵介 編『日本鉄道旅行地図帳 1号 北海道』新潮社、2008年、26頁。ISBN 978-4-10-790019-7。
- ^ a b 大蔵省印刷局(編)「日本国有鉄道公示 第2号」『官報』第6895号、国立国会図書館デジタルコレクション、1950年1月9日。
- ^ 北海道鉄道百年史 下巻、P56 及び巻末年表。
- ^ a b c 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行
- ^ 鉄道公報 昭和59年10月13日(土曜日) 第10482号
- ^ 『駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブ 。2014年9月6日閲覧。
- ^ “フォトトピックス【新しくなった大中山駅!】”. 北海道七飯町. 2021年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月7日閲覧。
- ^ 『2024年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年12月15日。オリジナルの2023年12月15日時点におけるアーカイブ 。2023年12月15日閲覧。
- ^ 『2024(令和6)年3月ICカードKitacaエリアを拡大します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年12月13日。オリジナルの2023年12月13日時点におけるアーカイブ 。2023年12月13日閲覧。
- ^ 『ICカードKitacaエリアを拡大します! ~2024年春、函館・旭川各エリアでKitacaサービスを開始します~』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2022年9月14日。オリジナルの2022年9月14日時点におけるアーカイブ 。2022年9月14日閲覧。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、4頁。ASIN B000J9RBUY。doi:10.11501/12068975 。
- ^ 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)36-37ページより。
- ^ a b 『七飯町史 続刊』七飯町、2001年6月、592頁。doi:10.11501/9572278 。
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、803頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、36‐37頁。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ “函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2019年8月2日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
- ^ “函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2020年8月25日). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
- ^ 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)12-13ページより。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大中山|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company