呉侑珍
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呉侑珍(オ・ユジン、朝: 오유진、ご ゆうちん、1998年6月11日 - )は、韓国の囲碁棋士。ソウル市出身、韓国棋院所属、九段。プロ女流国手戦優勝2回、穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権優勝など。
経歴
[編集]姉とともに父から囲碁を学び、小学3年の時に許壮会囲碁道場に入る。2010年大韓生命杯子供国手戦3位。2011年アマチュア女流国手戦で準優勝。
2012年初段。2013年アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ女子団体戦に出場し銀メダル、韓国囲碁リーグ楽スターリーグ出場。2014年プロ女流国手戦ベスト4。2014、15年穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権ベスト16。2015年おかげ杯国際新鋭対抗戦女子団体戦優勝、第1回韓国女子囲碁リーグに麟蹄郡チームで出場して10勝2敗で最多勝。2015、16年に女流名人戦で連続挑戦者となるが、いずれも崔精に0-2で敗退。
2016年メジオン杯オープン新人王戦ベスト8、穹窿山兵聖杯優勝、女流国手戦優勝し五段昇段。2016年韓国プロ棋士賞金ランキングで10位に入った(1億4500万ウォン) 国内で女流棋士が賞金だけで1億を越える収入を上げたのは崔精に続き2人目[1]。2018年六段。2019年黄龍士双登杯で4人抜き、七段。2021年八段。同年女流国手戦優勝により昇段し、女流としては5人目の九段となる[2]。2022年呉清源杯優勝。
2018年韓国囲碁リーグに正官庄チームで出場、中国女子囲棋甲級リーグ戦に武漢チームで出場、2023年に山西チームで優勝。韓国囲碁棋士ランキングでは2018年97位、2021年には76位、2024年7月に63位。
タイトル歴
[編集]国際棋戦
- 穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権 2016年
- IMSAエリートマインドゲームズ女子個人戦 2017年
- 呉清源杯世界女子囲碁選手権 2022年
国内棋戦
他の成績
[編集]国際棋戦
- LG杯20周年記念新鋭挑戦者杯 2015年ベスト8
- 穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権 2017年ベスト4、2018年準優勝
- 呉清源杯世界女子囲碁選手権 ベスト8 2019年、2020年、2021年、2024年
- 国手山脈杯国際囲棋戦 2016-17年ペア碁戦優勝(李昌鎬とペア)、2018年ペア碁戦 3位(高尾紳路とペア)
- ペア碁ワールドカップ 2016年3位(崔哲瀚とペア)、2019年準優勝(申眞諝とペア)
- 日中韓ペア碁名人選手権 2017年準優勝(李昌鎬とペア)
- バッカス杯韓・中未来天元戦 2015年 0-2(×羋昱廷、×於之瑩)
- アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ 2013年女子団体戦準優勝
- 黄龍士双登杯世界女子囲棋勝抜戦
- 天台山農商銀行杯世界女子囲棋団体選手権戦
- 湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦 2022年 0-1(×李赫)
- おかげ杯国際新鋭対抗戦
- IMSAエリートマインドゲームズ
- 2016年女子団体戦優勝(○余瑾、×黒嘉嘉、○牛栄子、×曹又尹)
- 2017年女子団体戦優勝
- 2019年女子団体戦優勝
- アジア競技大会 2023年女子団体戦銀メダル
国内棋戦、その他
- 女流名人戦 挑戦者 2015、16年
- 女流棋聖戦 準優勝 2017年
- プロ女流国手戦 準優勝 2019年
- 湖畔杯女子最高棋士決定戦 2022年(第1回)準優勝、2022年(第2回)3位
- IBK企業銀行杯女子囲碁マスターズ 2024年準優勝
- 国際囲碁春香選抜大会プロ春香部 2024年準優勝[3]
- 韓国女子囲碁リーグ
- 2015年(麟蹄降天)10-2(最多勝,MVP)
- 2016年(麟蹄降天)9-5
- 2017年(麟蹄天空下)10-4
- 2018年(扶安コムソ塩)13-3
- 2019年(扶安コムソ塩)8-4
- 2020年(扶安コムソ塩)10-4
- 2021年(順天湾国家庭園)11-3
- 2022年(順天湾国家庭園)9-5
- 2023年(順天湾国家庭園)8-6
- 2024年(扶安赤い夕焼け)10-3
- GGオークション杯女流対シニア連勝対抗戦
- ニュースピムGAM杯女子囲碁最強戦 2022年 0-2(×金恩持、×崔精)
- SG杯ペア碁最強戦 2016年準優勝(金志錫とペア)2018年優勝(金志錫とペア)
- 韓国囲碁リーグ
- 2018年(正官庄皇眞丹)
- 中国全国囲棋選手権戦女子団体戦・中国女子囲棋甲級リーグ戦
- 2015年(中国平煤神馬集団)6-1
- 2016年(中国平煤神馬集団)5-2
- 2017年(武漢晴川学院)6-1
- 2018年甲級(武漢晴川学院)8-1
- 2020年甲級(山西書海路鑫)5-3
- 2021年甲級(山西書海路鑫)
- 2023年甲級(山西書海路鑫)8-1(優勝)
- 2024年甲級(成都銀行)7-2(優勝)
脚注
[編集]- ^ 韓国棋院「이세돌, 8억 넘는 수입으로 2016년 상금왕 올라」2017.1.4
- ^ 韓国棋院「오유진, 최정 꺾고 5년 만에 하림배 여자국수전 우승」2021.11.25
- ^ 韓国棋院「스미레, 한국 이적 후 첫 우승컵 차지」2024.6.10
参考文献
[編集]- 『囲碁年鑑』日本棋院