名鉄観光サービス
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本社の入居する住友生命名古屋ビル | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | 名鉄観光、MWT |
本社所在地 |
日本 〒450-8577 愛知県名古屋市中村区名駅南2-14-19 住友生命名古屋ビル8階 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 4180001033060 |
事業内容 | 旅行業、国際貨物業など |
代表者 | 代表取締役社長 岩切 道郎 |
資本金 | 1億円 |
売上高 |
533億2,700万円 (2024年3月期)[1] |
営業利益 |
20億1,600万円 (2024年3月期)[1] |
経常利益 |
20億2,100万円 (2024年3月期)[1] |
純利益 |
△10億4,600万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
124億7,100万円 (2024年3月期)[1] |
主要株主 | 名古屋鉄道(100%(間接所有43.9%を含む)[2]) |
外部リンク | http://www.mwt.co.jp |
特記事項:観光庁長官登録旅行業第55号 1961年(昭和36年)4月1日は創立日であり[3]、当法人(名鉄観光サービス (3代))の設立日ではない。 同日は名鉄観光サービス株式会社 (2代)の設立日である[4]。 |
名鉄観光サービス株式会社(めいてつかんこうサービス)は、愛知県名古屋市中村区に本社を置く名鉄グループの旅行会社。「名鉄観光」の通称を用いて店舗展開を行っている。
企業概要
[編集]国内旅行、海外旅行のツアー及び国際貨物事業を主たる業務としている。店舗は全国に展開しており、旅行部門では山形県、栃木県、鳥取県、山梨県、福井県を除く42都道府県で旅客支店(登録店舗)101ヵ所(2018年(平成30年)1月現在)を有している。国際貨物部門は、社内の名鉄国際貨物カンパニーのもと国際貨物支店21ヵ所、海外事務所10カ所を有している[3]。
沿革
[編集]- 1953年(昭和28年)
- 1959年(昭和34年)10月 - ワールド・ワイド・トラベル・リミテッドを株式会社名鉄航空サービスと改名する[5]。
- 1960年(昭和35年)3月 - 株式会社名鉄共栄社を名鉄観光サービス株式会社 (初代)と改称する[5]。
- 1961年(昭和36年)4月 - 名鉄観光サービス株式会社 (初代)が名鉄産業株式会社に商号変更するとともに、観光・広告・写真部門が分社され名鉄観光サービス株式会社 (2代)が発足する[5][4]。当社ではこの日を創立日としている[3]。
- 1962年(昭和37年)
- 4月 - 全国主要都市に営業所を設立。現在は45都道府県に進出。
- 8月 - 旅行斡旋業登録運輸省一般第55号をうける[5]。
- 1964年(昭和39年)7月 - 国鉄(現・JR)団体券受託販売を開始する。
- 1966年(昭和41年)5月 - 名鉄観光サービス株式会社(2代)が広告部門を残し株式会社名鉄エージェンシーに商号変更するとともに、旅行部門が分割の上で株式会社名鉄航空サービスへ合併し、総合旅行業の名鉄観光サービス株式会社(3代)が発足する[5][4]。
- 1971年(昭和46年)6月 - 航空貨物新IATA代理店認可。
- 1972年(昭和47年)9月 - 碧海観光サービス株式会社を傘下に収める[5]。
- 1973年(昭和48年)11月 - 航空貨物部門の海外ネット網づくりの第一歩としてシカゴに駐在事務所を開設する。
- 1979年(昭和54年)10月 - ロサンゼルスに駐在事務所を開設する。
- 1981年(昭和56年)5月 - ニューヨークに駐在事務所を開設。
- 1982年(昭和57年)6月 - 中国国際旅行総牡(中国の旅行会社)と業務提携。
- 1983年(昭和58年)5月 - 国鉄(現・JR)の普通乗車券の発売を開始する。
- 1985年(昭和60年)10月 - 国内企画商品オンライン予約システム「マックス」稼働開始。
- 1986年(昭和61年)
- 1988年(昭和63年)4月 - 甲府営業所開設。全国全県ネットワーク完成。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)5月 - 名鉄エクスプレスコーポレーションUSA(MEC・USA)ホノルル支店を分離独立、ハワイ名鉄INC.を設立。
- 1992年(平成4年)1月 - 組織改正により、営業所を支店に、営業本部を支社と改称する。
- 1996年(平成8年)11月 - 株式会社めいかん企画が子会社として設立[5]。
- 2000年(平成12年)
- 4月 - 創立40周年を迎える。
- 同月 - 新コンピュータシステム「PRIMO」が本格稼働する。
- 4月 - 創立40周年を迎える。
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)12月 - 愛・地球博の入場販売管理業務を受注する。
- 2003年(平成15年)3月 - ISO9001を認証取得。旅行サービス全般では業界初。
- 2009年(平成21年)4月16日 - 地球の歩き方T&Eと留学事業において業務提携。
- 2011年(平成23年)4月 - 創立50周年。
- 2013年(平成25年)5月 - JATAツアーオペレーター品質認証取得。
- 2014年(平成26年)1月 - プライバシーマーク取得。
- 2015年(平成27年)1月 - 海外旅行新予約システム「旅pad」が本格始動。
- 2016年(平成28年)3月 - 台湾事務所開設。
- 2022年(令和4年)1月 - 碧海観光サービス株式会社と株式会社めいかん企画を吸収合併[5]。
- 2022年(令和4年)4月 - 名鉄国際貨物カンパニーを名鉄ワールドトランスポート株式会社へ分社[5]。
関連会社
[編集]- 名鉄トラベルUSA
- 名鉄エクスプレスコーポレーションUSA
- 香港百勝旅運有限公司
不祥事
[編集]- 2019年(令和元年)8月、同社苫小牧支店が北海道苫小牧市内の小学校の修学旅行の手配ミスをしてバスが来ず、修学旅行が中止(延期)になった[6][7][8]。
- 2023年(令和5年)10月、国の新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金(雇調金)を247万円不正受給していたと発表した。従業員が休業したり教育訓練を受けたりした際に受け取れる助成金だが、実際には社員らが出勤していたという。厚生労働省愛知労働局から5月、不正の疑いがあると指摘を受け、社内を調査。その結果、雇調金などを受けた2020年4月~22年4月、中部地方の1支店で働く社員6人分の計144件が不正と判断し、愛知労働局に申告した。休業予定日に実際には出勤したのに、勤務表では出勤扱いにしていなかったという[9]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e 名鉄観光サービス株式会社 第85期決算公告
- ^ 名古屋鉄道第155期(218.4.1-2019.3.31)有価証券報告書p8
- ^ a b c “会社情報”. 名鉄観光サービス. 2022年12月1日閲覧。
- ^ a b c 会社概要 | 会社情報 | 株式会社 電通 名鉄コミュニケーションズ 2022年12月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “沿革”. 名鉄観光サービス. 2022年7月1日閲覧。
- ^ “待ちわびた修学旅行、バスは来ず 旅行会社ミスで延期 苫小牧”. 北海道新聞. (2019年8月30日) 2019年9月6日閲覧。
- ^ “修学旅行バス来ず…延期 手配ミスで業者謝罪 苫小牧・若草小/北海道”. 毎日新聞. (2019年8月31日) 2019年9月6日閲覧。
- ^ “バス来ず修学旅行延期に 旅行会社手配ミスを謝罪/北海道”. 産経新聞. (2019年8月30日) 2019年9月6日閲覧。
- ^ “名古屋鉄道グループの旅行会社が不正受給 雇用調整助成金247万円”. 朝日新聞デジタル. (2023年10月11日) 2023年12月17日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 名鉄観光サービス(株)【公式】 (@MWT_Travel) - X(旧Twitter)